2007/12/31

ムルソー・レ・ヴィレ・ドゥス ドメーヌ・パリゴ 2000

MEURSAULT Les Vireuils Dessous DOMAINE PARIGOT 2000
ムルソー・レ・ヴィレ・ドゥス ドメーヌ・パリゴ 2000

ムルソー・レ・ヴィレ・ドゥス ドメーヌ・パリゴ 2000 ボトル ラベル
フランス:ブルゴーニュ地域:コート・ド・ボーヌ地区:ムルソーAC
アルコール度:13%

町田の蔵家さんで、4180円で購入。

【外観】
濃い黄色。
輝きがある。
粘性高く、ディスクも厚い。

【香り】
爽やかさのあるフルーツ香。
やや甘い熟した感じがあり、洋ナシ、オレンジジャム、ドライパイナップルって感じ。
ミントのようなハーブ香もある。
すっきりした印象が強いが、その後に厚みのあるカラメルや蜜のような香りが立ってくる。
樽の影響も少し感じるが、それほど支配的ではない。
時間が少し経つと、とても独特なニュアンスで定着する。
ドライフルーツやシナモン、ミントなどを束ねたような印象。
複雑ながらとても香りの印象はすっきりしている。
時間が経つとクリーミーな香りも強くなってきてバランスが良くなる。

【味わい】
基本的にはキレイに消えていくベースがあり、少しエグみが残る。
口に入れたときに、ふわっと消えるとても上質なニュアンスがあるのだけど、他の要因で消えきれない苦味のようなものが若干残る感じ。
苦味がやや強いのかな?
とてもベールが良いのだけど、樽の影響と思われるエグミや収斂性のようなものがあり、ちょっと残念な感じ。
ボディはそれほど広がりや厚みは無く、割と平板な印象。
余韻は長く、かなり長い間印象が残る。

【総評】
ベースはいいワインなんだけど、樽の影響が悪い方向に働いているように感じる。
良い部分と気になる部分が交互に現れて、香りはそれなりに楽しめるんですが、飲み口が痩せた感じなんですよね。ちょっと酸化してるような印象です。
でも、ブリーと合わせるとバッチリ!
食べ物が無いと駄目なタイプなのかもしれませんね。
ブリーと合わせると、とてもすっきり爽やかな印象になります。

2007/12/30

シャトー フェラン セギュール 2003

シャトー フェラン セギュール 2003
Chateau Phelan Segur 2003

シャトー フェラン セギュール 2003 ボトル ラベル
フランス:ボルドー地域:メドック地区:サンテステフ村
アルコール度:13.5%

町田の蔵家さんで、5380円で購入。

【外観】
濃い色調、深い透明感。
黒っぽく落ち着いた紫色。
雫にはタンニンが残って溶けきれていない印象。
粘性は強く、脚が複雑にゆっくり下りてくる。

【香り】
強いスミレの香り。
ボルドーっぽさを主張している。
フルーツはブラック・チェリーからカシス。
焦げ臭もあり、少しカラメルっぽさもある。
香りはとても強く、

【味わい】
なめらかで力強い口当たり。
酸味がしっかりしていて、タンニンも良いバランスで感じる。
余韻はそれほど長くないが、後味はとてもキレイで、ふんわりと夢見心地で香りが残る。
やや辛さと塩味が残る部分でちょっと現実に引き戻される感じ。

【総評】
第一印象はとても良いワイン。
でも飲み進むとやや気になる点が出てきますね。
これって、個人的な感想なのかもしれませんが、雫にタンニンが残ってグラスがだんだん汚れてくるのって、ちょっと安いワインの印象があります。
プピーユの時もそうだったんですが、一般的にはとても評価の高いワインでも、いまいち感銘を受けないというか。
最初の印象はとてもいいんですが、深みがいまいちというか、表層的というか。
なんでしょうねー、難しいですね。
このワインに限っていうと、聡明な感じというか、フィネスというか、繊細さが足りないのかな。
ただ、時間をかけて飲めと蔵家のご主人に言われているので、もう少し時間を置いて様子をみたいと思います。

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開けてから8時間、だんだん良くなってきました。
深みと、フィネスが出てきたように感じます。
開けてから3日飲める、って言われているので、あとは明日飲んでみます。

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開けて24時間。
まだまだ飲める、というか良くなってる?
なめらかで、軽やかで爽やかな、すっきりとした飲み口になってます。
おいしいー。
すーっと入っていく感じ。
ゴルゴンゾーラと合わせると、最高でした。
一晩置いて絶対力が抜けていると思ったんですが、予想外。
しかもデキャンタで置いてあったのに。
これから赤ワインの飲み方が変わってくるかもです。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/wineschool/10000251/

※サイトより引用
1999年に出版されたトマス・ハリスの小説『ハンニバル』を原作にしたアメリカ映画で、『羊たちの沈黙』の続編にあたる。
リドリー・スコット監督で映画化され話題に!
アンソニー・ホプキンス演ずるハンニバル・レクター博士は、希代の美食家!
原作に出てくるワインはペトリュウス、イケム、バタールモンラッシェなど!
その映画の中で登場したのは飛行機の国際線でした。
不味い機内食は喉を通らない美食家のレクター博士!
さて、機内に持ち込んだ食事は、PARIS FAUCHON フォションで、特別に作らせたランチボックス!
それにあわせたワインが、このシャトーフェランセギュールでした。

http://www.rakuten.co.jp/bigbossshibazaki/743768/753800/#815818

※サイトより引用
グラン・クリュに匹敵する品質を持つシャトー。健全な果実味、厚みも程よく、心地よい涼しげな貴品が漂うワインです。

ニコライホーフ イム ヴァインゲビルゲ グリューナーフェルトリーナー フェーダーシュピール 2004

ニコライホーフ イム ヴァインゲビルゲ(グリューナーフェルトリーナー)フェーダーシュピール 2004
NIKOLAIHOF IM WEINGEBIRGE GRUNER VELTLINER FEDERSPIEL 2004

ニコライホーフ イム ヴァインゲビルゲ(グリューナーフェルトリーナー)フェーダーシュピール 2004 ボトル ラベル
オーストリア:ヴァッハウ地域:イム ヴァインゲビルゲ畑
格付け:フェーダーシュピール(カビネットクラス)
アルコール度:不明

町田の蔵家さんで、2880円で購入。

【外観】
中庸な黄色。
艶っぽさあり。
粘性は強そうでディスクは厚いが、脚の印象はさらっとしている。

【香り】
甘いフルーツの香り。
パッションフルーツとかアプリコットくらいかな。
グリーン系のハーブっぽい感じや、菩提樹のようなグリーンっぽいフローラル香の印象もある。
ちょっと時間が経つと、ミントの印象が出てくる。
全体的にはきりっとした凛々しい印象だが、スモーキーさが厚みを出している。
ぺトロール香とソーヴィニヨン・ブランの中間くらいの印象。

【味わい】
酸味が強く、ボディはスレンダー、余韻は短く、軽やかな味わい。
きれいな飲み口で、後味もさらっとしている。
とても軽いのだけど、安っぽさは無い。
秀逸なバランス。

【総評】
ドイツワインをまろやかにしたような感じ?
オーストリア(オーストリー?)のワインというとホイリゲの新酒とか飲んだ事ありますが、普通はあまり飲まないですね。
ほんのりペトロール香のような香りがドイツっぽさを感じさせます。
チーズフォンデュと一緒にいただいたのですが、なかなか良い感じで合ってました。
ちょっと甘さを感じるのですが、後味はすっきり。
酸がかなり印象的に効いています。
香りにも厚みがあって、スマートな飲み口と相まって、時間とともに良さが出てくる感じです。
どういったシーンで合うんでしょうね?
和食に合うような感じでもなくて、すっきり辛口でも無くて、一般的な家庭料理には合わなさそうですね。
どんな料理に合うかいまいち分かりませんが、いいワインですねー。

2007/12/29

シノン ピエール・シェノー 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%(シャトー・オーヴィニョー2003)\2180
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・カベルネ・フラン(シノン)\1380

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シノン ピエール・シェノー 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調、深い透明感。
底がぎりぎり見えるくらい。
紫色の色味が強く、ややマゼンタの感じ。
粘性は強く、ねっとりとした印象。
脚がゆっくりと下りてくる。

【香り】
動物的な印象。
ミネラルなどの鉱物的な印象とやや鉄っぽいイメージ。
なめし革のようなイメージと生っぽい肉のようなイメージがある。
華やかさが無く、重く暗いイメージの香り。
哲学的っていうのか。

【味わい】
酸味がやや強いすっきりとしていてやや収斂性を感じるような飲み口。
すっぱい、って感じなのかな。
ボディのふくらみはなく平板な印象。
余韻も短い。
広がりや深みのようなものは無く、プリミティブでややそっけない飲み口。

【判定】
外観では3つとも可能性あり。
香りは、ややケミカルさを感じる動物香で、重く暗い印象。
個人的な印象ではまさにカベルネ・フランの香り。
味わいも厚みが無く、やや低価格な印象。
シノン以外ではピノ・ノアールが候補だけど、やや印象が違う。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ピンポン

シノンでもやや素朴な印象なタイプ。

【総評】
シノン ピエール・シェノー 2005
CHINON Pierre Chanau 2005

フランス:ロワール地方:シノンAC
アルコール度:13%

ジャスコで、1380円で購入。

どちらかというと古風なシノンなのでしょうか。
やや飲みにくくてすっぱい感じ。
香りは哲学的で深遠な印象なのですが、飲み口は軽くて、少し新酒のようなイメージもあります。
マニアックな感じであまりおすすめ出来ませんが、個人的にはそんなに嫌いじゃないですね。
ただ、1380円ってのはちょっと高いかな。

PS.おいしいチーズと合わせると厚みとかコクが出ておいしくいただけました。

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