2006/10/29

ブラインドテイスティング シノン(カベルネ・フラン) 外す

・シノン(ヴァル・ド・ロワール)
・カベルネ・ソーヴィニヨン(米)
・ボルドー(メルロ主体)
・コート・デュ・ローヌ 赤(グルナッシュorシラーズ)
の4本のうちから1本空けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
やや明るめの色調、透明感もあり、紫っぽい印象。
なんとなく、カベルネ・ソーヴィニヨンをイメージさせる
アルコール度はあまり高くなさそう

【香り】
最初に、ジャムのような強い果実香
メルロ?と傾くも
第二アロマ、第三アロマでやや動物っぽい癖のある香りがする。
いわゆるボルドースタイルのワインでは無いと判断し、
メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンを候補から外す

【味わい】
ソフトなアタックで酸味もほどほど、収斂性が強い。
タンニンはあくまでソフトだけど、口に残る渋みが強い。
アルコールもやや強めに感じる。
本来なら、ここでローヌかロワールか判断しないとならないところだが、
香りでの判断がゆらぎ、カベルネ・ソーヴィニヨンを候補に戻す。

というのも、ローヌの印象ではないし、
カベルネ・フランは品種としての印象を持っていなし、
といった理由で、何を選らんでいいか分からず、本筋ではない瑣末な部分での判断になってしまう。

ややスパイシーな香りにひっかかり、
アメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンを選択

で、ファイナルアンサーで「カベルネ・ソーヴィニヨン(米)」?

で、「ブー」

応えは、「シノン」でした。

【反省点】

アメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンなんて、何度も飲んでいて、
シラーズと間違えるくらい濃くて、スパイス香の強いのが特徴なのに、
なんで?って感じですね。

ボルドーでは明るめの色調のカベルネ・ソーヴィニヨンがあるけど、それはややレアケースなので、色が素直に明るいときは外しましょう。

香りの判断の段階でボルドースタイルを外したのになんで逆戻り?
最初の判断は尊重しましょう。

※ボルドータイプのワインの特徴をもう少し認識しよう
※フルーツの軸、スパイスの軸、などスケールをしっかり持とう

【カベルネ・フラン】

映画「サイド・ウェイ」では、「カベルネ・フランからは偉大なワインが出来ない」というセリフが印象に残りましたが、私の勝手な印象ではやや地味な印象。

色も、香りも、カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノアールの中間のような感じ。

香りも強く、複雑みもあり、味わいもまろやかなんだけど・・・
なんだか華がない?

落ち着いた印象、というのか?

スパイスや、動物香、きのこのような香りはするけど、花の香りの印象が弱いのかな?

ジャムのような果実味と動物のような香りが印象的で、

カベルネ・フランの頂点はやはりシュヴァル・ブランですよね。
一度飲んでみたいものです。

今日、飲んだシノンと共通点を感じるのかな?

ブラインドテイスティング チリ(ソーヴィニヨン・ブラン) 当てる

チリの、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの2本のうち、1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング。

外観
淡い色調に、ややグリーン
これでほぼソーヴィニヨン・ブラン

香り
グリーンというか種の部分というか、青っぽい香りを感じる
ほぼ間違いなくソーヴィニヨン・ブラン

味わい
シャルドネはボディが厚い
ソーヴィニヨン・ブランはボディが痩せ気味
という認識があるが、これは厚みなし

ファイナルアンサーで「ソーヴィニヨン・ブラン」

で、「ピンポン」

先にシャブリを飲んでいたからでは、という疑惑は残る。

飲み進んで
トロピカルフルーツのような甘い香りに変わってくる。
今飲んだら、シュナン・ブランとかヴィオニエとか言ってしまいそう。

未だに決定的なスケールが出来上がっていない。

ブラインドテイスティング シャブリ(ステンレス発酵) 当てる

シャブリと、ヴーヴレの二本のうち、どちらか一つを空けてもらい、ブラインドテイスティング。

外観
薄い黄色にややグリーン。
これでシャブリ?

香り
シャブリ独特の発酵臭
ミネラルというのか
ほぼシャブリ

味わい
酸味が強く、空気を含ませるとややボディも感じる

シュナン・ブランの私の感じている特徴だと、
やや熟した果実の香り、ややハチミツのようなニュアンス
酸味は柔らかく、ネクターのような、とろりとした飲み口。

これに完全に外れているので、
ファイナルアンサーで「シャブリ」

これはさすがに「ピンポン」

ステンレスタンクでの発酵で、やや懐かしい、昔ながらのシャブリのイメージを引き継ぐワイン。

飲み進んで
重油香が強くなる
今、ブラインドテイスティングしたら、間違いなく「リースリング」、って答えるくらい。

それぞれのブドウ品種は、特徴がかぶっている部分がかなり多く、間違いなくシャルドネ、というポイントをまだ見つけられていない。

2006/10/22

ブラインドテイスティング スペイン白 外す

・シャブリ
・チリのシャルドネ
・スペインサングレ・デ・トロ白
の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
淡い色調、ややグレーでグリーンぽい印象もある
粘度は並、って感じ

【香り】
最初の香りがシャブリ特有の発酵臭。
ミネラルっぽいというのか。
フルーツの香りも強く、柑橘系やや熟した感じ、洋ナシくらい。
樽のニュアンスはほとんど無い。
最初の印象でほぼシャルドネに決定。

【味わい】
やや甘い
酸味は少ない
ボディもやや弱い
というところでシャブリを外す

価格的にも1000円代前半のイメージだったので、
おのずとチリのシャルドネに決定

という事でファイナルアンサーは「チリのシャルドネ」

で、「ブー」

なんと、スペイン サングレ・デ・トロでした。

「え~、もっと辛口の印象があったのにー」
と言い訳してみるが、外れはハズレ

改めて飲むと、シャルドネよりもややおとなしい印象。
少し、エーテル臭もする。
ちょっとスモーキーな香りもあるかな。

白ワインの勝率はどんどん下がっていくのでした・・・
ちょっと冷やしすぎかなー、やはり(言い訳)

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