
ブラインドテイスティングで飲み比べてみました。
【サンプル】
(1)J.P.シェネ ボージョレ・ヌーヴォー 2010 イージーパック 187ml
(2)ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォー 2010 750ml
(3)ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2010 750ml
ちなみに価格ですが、
(1)は、187mlで298円、10mlあたり、15.9円
(2)は、750mlで578円、10mlあたり、7.7円
(3)は、750mlで2280円、10mlあたり、30.4円
この3本を分からないように(A)(B)(C)のグラスに注いでもらい、ブラインドテイスティングで飲み比べ。

【外観】
(A)と(B)は明るい外観で、ほぼ同じ色調と濃さ。
(A)はフチがほぼ無色
(C)がやや濃く、青みが強い。
(C)が一番粘性が強い。
【香り】
(A)はハーブっぽい独特の香りがあってボージョレ・ヌーヴォーらしくない。
(B)はボージョレ・ヌーヴォーらしく、甘みが強い、カラメルやキャンディの印象。
(C)はフルーツキャンディ、砂糖菓子、複雑で深みを持っている。
【味わい】
(A)はライトな口当たりながら、ボージョレ・ヌーヴォーらしくない、薄っぺらい味わい。
(B)は水っぽさを感じるくらいの軽さで、口当たりが荒っぽい。
(C)は辛口だけど、ほんのり甘みを感じる。ライトながら、少し重さを持っている。
【判定】
(A)
香りは、ボージョレっぽくない、グリーン系のハーブ香。
飲み口はライトだが、水増ししたジュースぽい味わいで、人工的な印象が強い。
大量生産の低価格ワインのイメージ。
カジュアルで飲みやすい味わいだが、ワインとしての完成度は低い。
(B)
香りは弱めながら、ボージョレっぽい
飲み口はかなりライトでちょっと水っぽいくらい。
収斂性のある酸味で、ギスギスした口当たり。
かなり低価格の印象。
(C)
ボージョレ・ヌーヴォーとしてはやや濃い色調。
香りはフルーツ、キャンディ、カラメル、フローラルと複雑。
グラスを回すとスパイスの印象や酵母のイメージが出てきて変化を見せる。
味わいは、ほんのりと甘みを感じるライトな口当たりで、旨みがある。
ボージョレ・ヌーヴォーでもワンランク上のイメージ。
<予想>
(A) J.P.シェネ ボージョレ・ヌーヴォー 2010?
(B) ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォー 2010?
(C) ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2010?
【正解】
Cは正解だけど、AとBが逆でした。
(A)ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォー 2010
(B)J.P.シェネ ボージョレ・ヌーヴォー 2010
(C)ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2010
【感想】
ハッキリ言うと、ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォーは買わない方がいいですね。
これはあまり美味しくない。
しかもボージョレ・ヌーヴォーらしくもないし。
大量生産の加工されたワインの印象があって、ちょっと損した気分がします。
J.P.シェネのボージョレ・ヌーヴォーは、ただでさえ軽いボージョレ・ヌーヴォーをさらに軽くしたような印象。
これはイージーパックという点では、メリットがありそうです。
ちょっとだけ飲みたい、って時には良さそう。
ジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーはさすがに良いですね。
でも、いつも思う事ですが、ヴィラージュって余計な重さが気になります。
ジョルジュ・デュブッフの普通のボージョレ・ヌーヴォーの方が美味しいと思うんですよね~。
今年はまだジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヌーヴォーは飲んでないので単純に比較は出来ませんが。
結論としては・・
ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォーはオススメできない。
J.P.シェネのボージョレ・ヌーヴォーは利用シーンによっては活きるかも。
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーは、普通のボージョレ・ヌーヴォーにもう少し深みが欲しい人にオススメ。
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