(2)ピノ・ノワール、ガメイ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュ・パストゥグランAC:08)\1460
(3)グルナッシュ60%、シラー20%、カリニャン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:08)\1449(6本セット@997円で購入)
(4)ガルナッチャ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\1050(6本セット@997円で購入)
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい外観の濃いガーネット。
色はほとんど黒で、フチは青味がかったバイオレット。
透明感はほとんど無く、底はまったく見えない。
粘性はやや強く、脚が長めに残る。
【香り】
凝縮感のある黒い果実。
ブルーベリージャムくらい。
果実香が主体で、かすかにスパイス、焦げ臭がある。
グラスを回すと、動物香と、逆にフレッシュな印象も出てくる。
炭酸のような印象と、フレッシュな果実。
白や、ロゼのような感じ?
赤ワインとしてはちょっと珍しい印象。
【味わい】
残糖を感じるちょっと甘みのあるセック。
口当たりはフルーティでフレッシュ。
ミディアムからフルボディ。
アルコール度は高い。
酸味はフレッシュでしっかりしている。
タンニンは細かく、舌の真ん中あたりが乾く感じ。
後味は乾く。
余韻は少し続く。
【判定】
若々しく、濃い色調は、2009年のガルナッチャが怪しい。
香りはフルーツ香中心。
それほど強くなく、グリーン系のハーブ香がある。
2008年のローヌも怪しいが、シラーやカリニャンが入っているかがポイントになる。
飲み口はフルーティでフレッシュ。
味わいはシンプルで、単一品種の印象。
しかもとってもニューワールドチックで、コート・デュ・ローヌのイメージではない。
ファイナルアンサーで、2009年のガルナッチャ
で、ピンポン
とってもニューワールドなスペインワインです。
【総評】
カンポス・デ・ルス ガルナッチャ 2009
CAMPOS DE LUZ GARNACHA 2009
スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ガルナッチャ
ワインショップ ソムリエの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
参考価格は1050円。
飲みやすいワインです。
フルーティでフレッシュだけど、ジュースっぽくは無い。
口当たりはマイルド。
今日の晩ご飯は焼肉。
合わせるとちょっとフルーツ感と甘さが気になります。
黒毛和牛のもも肉がなかなか美味しかったので、焼肉のタレじゃなくて、塩コショウで焼いてみましたが、やっぱり甘さが浮いてしまいます。
焼肉のタレだけだと、相性はいいんですけど。
おつまみのスモークチーズと、ビーフジャーキーにも合わせてみましたが、なんだか合いません。
チョコレートとか、レーズンみたいな、甘いものの方が合いそう。
いやほんとに、飲めば飲むほど甘さが強くなります。
もちろん赤玉ポートワインみたいな甘さではありませんが、微妙な甘さがちょっと気になってきますね。
モダンなワインはサービス精神満点で、フルーティで誰にでも好かれる、飲みやすいものを提供しますが、それを美味しいと思うかどうかは、飲む人の好みの問題になってきますね。
実はこの間行ってきたワインセミナー。
フランスの5つの地域の素晴らしいワインがたくさんあったのですが、どれも没個性で、飲んでてちょっと冷めてしまいました。
生産地もブドウ品種も違うのに、みんな同じ方向性なんですよね。
ワインは流行り廃りで味わいが大きく変わるので、きっとまた振り戻しがあると思うのですが、愛すべき欠点、みたいなものを持っているワインが、実は一番心に響くような気がします。
■楽天ショップへのリンク
ペニンガイド五ツ星★[2009]カンポス・デ・ルス ガルナッチャ 税込 1,050 円 送料別
※サイトより引用
このワインは、スペインで素晴らしい数々のワインを世界に送り出すことをコンセプトにした「VINERGIA(ヴィネルジア)」のボデガス・エステバン・マーティンが造る、お求めやすい価格で出される高品質ワイン。
このヴィネルジアは、優れたスペインの伝統的なブドウ品種を、低価格で世界に紹介したいという思いから、様々なブランドワインを造り出すことを目的としたプロジェクトを元に2005年に設立。
日本ではまだほとんど知られていませんが、そのコストパフォーマンスの良さは、スペインの厳格なワイン評価 「ペニンガイド」にてお墨付き!五ツ星★★★★★獲得!
また、イギリスの「ソムリエワインアワード」でも銀メダルと好成績の、期待の新星です!
0 件のコメント:
コメントを投稿