2010/11/03

ユーア・ツリー A.O.C.コート・デュ・ローヌ 白 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(2)グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\1320
(3)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ブランAC:07)\1080
(4)マカベオ50%、シャルドネ50%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:08)\1050(6本セット@949円で購入)
(5)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\1000(6本セット@949円で購入)

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ユーア・ツリー A.O.C.コート・デュ・ローヌ 白 2007
【外観】
輝きのある、強い色調のイエロー。
わずかにグリーンがかっていて、グレーっぽい。
強い輝きがある。
色調は複雑で、深い部分と浅い部分で濃度が違う。
粘性は弱い。

【香り】
甘い蜜。
南国の果実。
ヴァニラ。
ミネラル。
張りのある強めの香り。
グラスを回すとハーブ、クリーム。
上質感のある印象。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
フルーティで強いアタック。
酸味は控え目だが、強い苦みがある。
夏みかんのような苦み。
ボディはスレンダーながら、芯が強い感じ。
余韻は少し続く。

【判定】
複雑で強い輝きがあり、シャルドネと他の品種のブレンドが怪しい。
ローヌも候補か。

香りは上質で、シャルドネ以外の品種の印象がある。
樽熟成の印象も。

味わいは特徴のある苦み。

夏みかんのような強い苦みがあるが、品種の特定は出来ない。
苦みは強いものの、後味はキレイに消える。
オーガニックのようなスッキリ感。

飲めば飲むほどシャルドネっぽく無くなる。
程良く力の抜けた感じがローヌっぽい。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ
で、ピンポン

これは良いオーガニックですね。

【総評】
ユーア・ツリー A.O.C.コート・デュ・ローヌ 白 2007
YOUR TREE COTES DU RHONE BLANC 2007

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ

リカーランドトップで、1320円で購入。

強い苦みで好みが分かれるかもしれませんが、ローヌのオーガニックらしい味わい。
後味がとてもキレイです。

あれ?
ラベルを確かめたらこれオーガニックじゃない?
なぜかこれはオーガニックだとばかり思っていたけど、ラベルがオーガニックっぽいから?

オーガニックを拠り所にして当てたのに、オーガニックじゃ無いなんて・・・

アルコール度は結構高いんですが、飲み口はそれを感じさせません。

強い輝きがアルコール度の高さをイメージさせるのですが、飲むとあっけないような軽やかさ。

もちろん、芯の強さがあるので、水っぽいような軽さでは無いのですが、すーっと体に消えていって、後味はスッキリなんですよね。

でも何杯か飲んでると、予想以上に酔っ払います。
結構危ない系のワインかも。

割と素っ気ないタイプのワインなので、このあたりは好き嫌いがあるかもしれません。

コッテリ系の白が好きな人はダメでしょうね。
フルーティでジューシーなワインが好きな人にも、ちょっとタイプが違うかも。
辛くて素っ気ないんですよね。

カミさんに価格を聞いたら、「このワイン、いまいちだよね。680円。」
なんとまあ、結構悪い評価。

飲んだときにアルコール感が強くて、広がりがなくて、後味が水っぽい、というのがカミさんの感想。
想像以上に低い評価ですね。

ちなみにこのワイン環境配慮型の商品で、1本購入で、インドネシアなどで新しい木が1本植林されるそうです。
ラベルデザインもナチュラル感を出しているのですが、イマイチ美味しそうじゃありません。

カミさんの低評価も、ラベル含めて見た目が影響してるかもしれませんね。

個人的には好きなタイプなんですが、人によっては合わないかも。

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