(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ブランAC:07)\1080
(3)マカベオ50%、シャルドネ50%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:08)\1050(6本セット@949円で購入)
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\1000(6本セット@949円で購入)
(5)マカベオ(スペイン:ムルシア州:イエクラDO:09)\598
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい印象の、輝きのあるイエロー。
非常に輝きが強く、濃淡の差が激しい。
ややグリーンっぽいようなベージュっぽいような微妙な色調。
生産年は2~3年前くらいのイメージ。
粘性はやや強め。
【香り】
豊かで強い香り。
リンゴのような酸のイメージ。
ヴァニラ。
濃厚なクリームの印象。
グラスを回すと南国系のフルーツ。
フローラル。
グリーン系スパイス。
【味わい】
口に含むとスーっと消える、上質な口当たり。
ほのかに残糖を感じるセック。
酸味はやや収斂性を伴なう、主張のあるタイプ。
かすかに苦みがあるが、後味はキレイ。
上品な酸味が最後まで残り、ジューシーな余韻。
とても軽く感じるが、アルコール度は強そう。
柔らかい酸味を感じるアタックから、じわっと広がりながらキレイに消えていき、アフターはジューシーさが残る。
飲み進むとややエグ味が残る。
【判定】
非常に強い輝きは高品質なワインをイメージさせる。
香りは本格的。
ブルゴーニュのシャルドネ、あるいはボルドーブランをイメージさせる。
高貴品種を、しっかり樽を使って熟成させている印象。
味わいは、グランヴァンの持っている、キレイに消えてしまうタイプ。
ボディはそれほどボリューム感は無いが、品質は高い。
シャルドネの3本に絞られるが、すべてフランス。
マコン・ヴィラージュと、ボージョレ・ブラン、ヴァン・ド・ペイ・ドック。
軽い口当たりで、消えるような上品さは、私の好きな、ルイ・ラトゥールをイメージさせる。
価格のイメージも2000円弱のブルゴーニュ。
ファイナルアンサーで、シャルドネ マコン・ヴィラージュ
で、ピンポン
ルイ・ラトゥールのワインは、相変わらす上質です。
【総評】
ルイ・ラトゥール マコン・ヴィラージュ シャムロワ 2007
Louis Latour MACON-VILLAGES CHAMEROY 2007
フランス:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ
リカーランドトップで、1575円で購入。
久しぶりに、美味しいブルゴーニュのシャルドネです。
でも気になる部分もちょっとあります。
リンゴのような、酸化をイメージさせる印象があって、ちょっとアリゴテっぽい?
不味くは無いのですが、ランク的にはちょっと下に感じますね。
とはいえ、ルイ・ラトゥールのワインなので、軽いながらも素晴らしいバランスの良さでまとまっています。
でもとてもクリアな味わい。
香りは複雑で深みがあるけど、飲み口はスッキリ。
カミさんに価格を聞いたら、1890円。
多分普通に買ったらこのワインはそのくらいなんですよね。
今回はワケありで安く買いましたが。
バゲットにキューブチーズを乗せて合わせたら、ピッタリ合いました。
収斂性を感じる酸味とか、ちょっと悪臭系の要素を含んだ香りも、ちょっと懐かしい雰囲気があって、最近の良い子ちゃんワインとは違います。
個性と主張、伝統を感じさせますね。
ただ美味しいだけじゃない、飲み手の顔色を見ない、ポリシーを持ったワイン。
そうそう、深みのあるテイストがチーズなどの発酵食品にもよく合うんですよね。
どっしり落ち着いた、というよりは、ちょっとヤンチャな印象のある、ルイ・ラトゥールでしょうか。
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