2009/10/31

モントグラス クアトロ レゼルバ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)メルロー主体、カベルネ・ソーヴィニヨン(日本:長野県:小布施:07)\1995
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(3)メルロー100%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC<サンテミリオン>:05)\1390
(4)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モントグラス クアトロ レゼルバ 2007
【外観】
透明感をほとんど感じない濃さの、黒っぽいガーネット。
ほぼ黒で、フチは色味の強いマゼンタ。
ディスクは薄く、粘性は中程度。
脚が多く現れるがすぐに消える。
透明感はほとんど無く、底は見えない。

【香り】
濃厚な、濃縮された果実。
タバコの葉のような焦げ臭。
フレッシュな果実感もある。
グラスを回してもあまり印象が変わらないが、焦げ臭は強めになる。
ややケミカル臭もあり。

【味わい】
やや残糖を感じる、ほんのり甘さのあるセック。
ボリューム感があり、アルコールが強い。
酸味はしっかりあり、タンニンも強め。
飲み終わった後に舌の表面が乾く印象。
ボリューム感はあるが、フルーティさも強い。
タンニンが強く後味に苦味が残る。

【判定】
透明感をほとんど感じない外観からはチリのカベルネ・ソーヴィニヨン。
香りも濃縮感が強く、焦げ臭も強めで、チリカベの印象。
味わいも甘さを感じて、アルコール度も高く、さらにフルーティさがあるのでこれまたチリカベ。
複数の品種がブレンドされているような複雑性のある香りもしっかりある。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック
で、ピンポン

チリカベらしい味わいですが、よくまとまっています。

【総評】
モントグラス クアトロ レゼルバ 2007
MONTGRAS QUATRO 2007

チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック

リカーランドトップで、1680円で購入。

強くて重くてフルーティなタイプですが、しっかりした完成度を感じるワインです。

軽めのワイン好きな人にはちょっと重く感じると思いますが、バランスが良く、香りに複雑性があって、フルーティさがすっきりしているので、飲みやすいのでは。

今日の晩御飯は残念ながら、おでん。

牛すじが合うかと思ったけど、撃沈。

当たり前だけど、おでんに合うわけがないですね。

サラミがあったけど、やっぱり合いません。

食事と合わせるときはしっかりした肉料理でしょうか。
やや主張の強いワインなので、料理によってはケンカするかもしれませんが。

結構、甘い印象がありましたが、飲み進むと強さが出てきます。
辛口で強い感じ。

まあ、アルコール度が14.5%もあるとそりゃ強いわ。
しかし14.5%って、そんなにアルコール度の高いワインってあまり無いですね。

でも悪い印象はありません。
強さとフルーティさが最後まで続きます。

メドックのグラン・クリュでさえ、フルーティさを求める昨今、まさに現代的なテイストのワインなのではないでしょうか。

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このモントグラスの新ワインは、4品種、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、マルベック30%、シラー25%、カルメネーレ15%の比率の研究、 さらに新樽の比率や、収量、熟成などの基礎的な割合を徹底研究し、2000円以内でおさまる価格で高級志向のワインを創りだしました。
ボトルデザインや、ラベルデザインも全て一流、高級をコンセプトにしており、きわめてエレガントな印象を与えています。
味わいは、突出するものをすべて排除した、初心者からマニアまで誰にでも満足して飲めるように作られており、『エレガント』という言葉がぴったりなワインです。
世界中の人が飲みやすいワインと感じられるはずです。
香りから最後まで、一貫した調和を感じることができます。

2009/10/28

モン・ジョリ 赤 NV

モン・ジョリ 赤 NV
Mon Joli Rouge NV

モン・ジョリ 赤 NV
フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11%
ブドウ品種:不明

タイのスワンナプーム国際空港のファミリーマートで、420バーツ(約1200円)で購入。

実はタイのワインかと思って間違って買ってしまいました・・とほほ。

【外観】
落ち着いた色調の、明るいルビー色。
やや黒っぽい色味で、ほんのりとオレンジがかっている。
小さな気泡が多く見られるが、発泡してる?
タイの人は甘いものが好き、という言葉が頭をよぎる。
ひょっとして甘口の赤?

【香り】
落ち着いたスパイス香。
甘い印象は無い。
上品な雰囲気を持っている。
ただ、香りは弱め。
グラスを回すと少しなめし革のような印象。
ほんのりと悪臭系もある?
果実香は黒いベリー系。

【味わい】
残糖をやや多く感じるセック。
酸化していて、チカラが落ちている印象。
ライトボディで、酸味は弱い。
タンニンも弱く、水増ししたような飲み口。
バランスは悪い。
妙な甘さがあり、後味にややタンニンを感じる。
アルコール度は低い。

【総評】
日本だと500円以下のテーブルワインの印象。
420バーツで買ったので、日本円にすると1200円くらい。
とんでもなく高い買い物をしてしまいました・・・とほほ。
カミさんに飲ませたら、相当ひどい評価が聞けそうです。

変なバランスなんですけど、飲みなれてくると案外ありかも、って思ってきました。

少なくとも痛んではないですね。
ちょっと酸化してるかと思いましたが。

今日の晩御飯はすき焼き風の肉豆腐。

甘さのある料理なので、ほんのりとしたワインの甘さがちょうど合います。
牛肉だとちょっと負けますが、でも結構いい感じ。

豆腐だとワインの味もちょっと主張して力関係が逆転しますが、良く合います。

もう一品は大根サラダ。
マヨネーズであえてます。

普通の赤だと大根の苦味とケンカしますが、このワインはそれほど相性が悪くありませんね。

とはいえ・・・

人に薦められるようなクオリティーではないかな。

みなさん、タイへの旅行の際には間違えないように、お気をつけください。

2009/10/25

酒の勝鬨(かちどき)金賞受賞ワイン5本セット[送料無料]4980円

酒の勝鬨の金賞受賞ワイン5本セット[送料無料]4980円
酒の勝鬨の金賞受賞ワイン5本セット[送料無料]4980円、届きました。

ダンボールは、グレープフルーツジュースのものを流用しているみたいですが、サイズは普通のワインが6本入る大きさと同じ。

中は6本の仕切りで別れていて、底には大きなプチプチ、それぞれのビンも緩衝材に巻いてあり、安心感のある梱包です。

ボトルやラベルの状態もまずまず。

ボトルに傷のあるものがありましたが、まあ普通の範囲。
ラベルはみんなキレイでした。

保存状態も良かったように感じます。

すべて出して並べてみると、平均996円には見えませんね。
ちょっと風格を感じます。

(1)シャトー・ド・ヴィルクール
 ボルドーAC ヴィナリー・インターナショナル・チャイナ2005金賞受賞
 ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

(2)ドメーヌ・サン・ジャン・メルロー
 ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァール<南仏プロバンス>
 パリ農業コンクール2008金賞受賞
 ブドウ品種:メルロー

(3)エクセレンス・ダメデ・コート・デュ・リュベロン
 ローヌ地方、コート・デュ・リュベロンAC
 パリ農業コンクール2007金賞受賞
 ブドウ品種:シラー、グルナッシュ、カリニャン

(4)テル・デュ・ルヴァン
 ローヌ地方、コート・デュ・ヴァントゥー
 オランジェワインコンクール2007金賞受賞
 ブドウ品種:シラー、グルナッシュ

(5)ヴィーニュ・ルラック デュラス&カベルネ
 ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・タルヌ<南西地方>
 シェッドウェスト・ワインコンクール2007金賞受賞
 ブドウ品種:デュラス、カベルネ・ソーヴィニヨン

楽しみですね~。
一気に空けたいくらい。

飲んだらまたレポートします。

2009/10/24

ドメーヌ・オベール・エ・パメラ・ド・ヴィレーヌ  ブーズロン 2003

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)アルバリーニョ、シャルドネ(スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO:05)\1680
(3)ソーヴィニヨン・ブラン80%、セミヨン20%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1390
(4)ビウラ、ベルデホ(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン州:ビノ・デ・ラ・テイエラ:07)\1090

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・オベール・エ・パメラ・ド・ヴィレーヌ  ブーズロン 2003
【外観】
やや濃い、色味の強いレモンイエロー。
少し緑がかった色身の強い黄色。
色味は均等でムラが無い。
インクで色をつけたような印象。
輝きがあり、粘性はやや強い。

【香り】
カリンや柑橘系のフルーツ。
ミネラルや酵母の印象。
グリーンっぽいハーブ。
熟成の感のある独特な香り。
やや煮詰まったような、ちょっと酸化しているような。
グラスを回すと重さがどんどん支配的になる。
樽熟成の影響か、タバコの葉のような印象もある。


【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
だけど、アルコール度が強く、甘さを感じる。
しっかりしたボディだが、ふくらみは無い。
太い芯があるような、男っぽい印象。
酸味はあまり強くないが、バランスよくある。
苦味も強めで、飲み終わったあとに苦味がちょっと支配的に感じる。
後味はアルコールが強く、乾くような印象。

【総評】
着色したような黄色。
少なくともアリゴテやボルドーでは無さそう。
単調でムラのない外観は、単一品種のような感じも受ける。
香りはちょっと独特な香りを含んでいる。
そう、シェリーのような印象。
多分、スペインのどちらかになると思うが、見分けるポイントは価格とビンテージ、それにブドウ品種。
ちょっと熟成感を感じるので、05のアルバリーニョ、シャルドネが候補。
価格の印象でも1500円越えの印象。
品種でいくと、シャルドネが入っているかどうかだが、ボディの力強さにシャルドネを感じる。

ファイナルアンサーで、アルバリーニョ、シャルドネ
で、ブー

ひぇ~、アリゴテでした・・

【総評】
ドメーヌ・オベール・エ・パメラ・ド・ヴィレーヌ  ブーズロン 2003
DOMAINE A. ET P. DE VILLAINE Bouzeron 2003

フランス:ブルゴーニュ:ブーズロンAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:アリゴテ

リカーランドトップで、1880円で購入。

いつもの事ながら、ネタバレしてみるとアリゴテ以外に考えられない味わい。
リンゴの印象が強いんですよね。
しかも剥いて時間がたった、酸化したリンゴ。
ブーズロンのアリゴテって、飲む度に印象が違うんですが、この03は、いかにもアリゴテっぽい味わいです。

最初は酸化して重いような印象でしたが、時間が経つと、すっきりとアリゴテらしい味わいになります。

アリゴテって実に個性的な味わいを持っていますが、うまく引き出すととても美味しいワインになりますね。

酸味がゴリゴリしてるっているか、やっぱリンゴの酸味なんですよね。

こういった飲み進むとどんどん美味しくなるワインってのは本当にいいワインですね。
ブーズロンのアリゴテは本当に外しませんね。

2009/10/18

小布施ワイナリー ノーラベル 自家消費用ワイン 辛口 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)アルバリーニョ、シャルドネ(スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO:05)\1680
(3)品種不明(日本:長野県:小布施:08)\1260
(4)リースリング(豪:南オーストラリア州:07)\1050

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

小布施ワイナリー ノーラベル 自家消費用ワイン 辛口 純国産ワイン 2008 ヴァン ド ターブル ド ジャポン
【外観】
ややグリーンがかったやや明るめのレモンイエロー。
わずかに濁りがある?
ワインが冷たく、グラスが曇っているので、いまいち分からない。
輝きがあり、キラキラとした印象。
粘性はわりと強めで、脚が長く残る。

【香り】
南国系のフルーツ香。
パッションフルーツ?
香りは弱めで、少し生っぽい香りが混ざってる?
グラスを回すと、酵母のような印象が強くなる。
ご飯のような匂いというか、食べ物のような匂いというか。
かすかにハーブ香。

【味わい】
残糖をやや多めに感じるセック。
酸味はしっかりしている。
少しネクターを思わせるとろりとした口当たり。
アルコール度はしっかりありそう。
爽やかさやすっきり感は少なく、やや鈍調で、穏やかな飲み口。
余韻はわずかに残る。

【判定】
品種不明の小布施のワインは、恐らく濁りがある。
ワインに濁りがあればそこで決定。
でも今回は明確な濁りは感じない。
色合いは若さを残しているので、03のアリゴテは消える。
香りの印象では、少なくともリースリングでは無い(と思う)。
飲み口も穏やかでやや鈍調なので、まず違うだろう。
そうなると消去法で、スペインのアルバリーニョ、シャルドネ。
何となくイタリアワインっぽい香りのまとまりなんだけど、スペインというのもありそう。
アルバリーニョの特徴が分からないが、洋ナシやモモのような果実感が、グローバル品種とちょっと違う雰囲気を出しているのでは。

ファイナルアンサーで、アルバリーニョ、シャルドネ
で、ブー

なんと小布施のワインでした。

【総評】
小布施ワイナリー ノーラベル 自家消費用ワイン 辛口 純国産ワイン 2008 ヴァン ド ターブル ド ジャポン
Obuse Winery No label Wine for captive use Dry 2008 Vin de Table Vin de Table de Japon

日本:長野県:国産ブドウ使用
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明

小布施ワイナリーで、1260円で購入。

日本のワインとは思いませんでした。
香りの段階ではやや酵母の印象が強く、日本のワインっぽい感じがあったのですが、飲み口はしっかりとしていて、イタリアかスペインって印象を受けましたね。

このワインは無清澄なので、酵母の沈殿物があるのですが、それが旨みを出しているようです。
その酵母の香りが、最初に感じた、生っぽい、食べ物っぽい感じだと思います。
そこで気が付かないとダメですねー。

もちろん、高品質なワインっていう感じではありまえせんが、朴訥とした、味わい深さがあります。
ワイナリーで買ってきたから特にナチュラルな感じを受けますね。

でもそんな事はお構いなしのカミさんは、「カルピスっぽい後味が嫌い。新酒っぽい。」と辛口評価。

まあ、洗練されて完成されたワインでは無いので、ワイナリー直売の無清澄、生瓶詰めの味わいを楽しむタイプでしょうかね。
そうそう、どぶろくのような感じとでもいいましょうか。

それにしても日本のワインによく感じるこの日本酒っぽさは何なのでしょうか。
酵母の問題?

このワインは鍋ものに合いそうですねー。
今日の中華のソースの白菜に良く合ってました。
トリの水炊きなんかいいのでは。

食事に合わせるとますます日本酒っぽさが強くなるのですが、なるほど、「ヴァン ド ターブル ド ジャポン」です。

※裏ラベルの記述
小布施ワイナリー ノーラベル 自家消費用ワイン 辛口 純国産ワイン 2008 ヴァン ド ターブル ド ジャポン

2008年の小布施ワイナリーは千円台の商品が夏を前にすべて完売してしまったため、この自家用「ノーラベル」ワインを特別に発売することにしました。
イタリアの田舎みたいですね(笑)。
ノーラベルは小布施ワイナリー自家消費用ワインとしてボトリングした白ワインです。
表のラベルがないので「ノーラベル」という名前なのです。
小布施の白はすべて欧州系ワイン葡萄で造られています。
その底辺の白ワイン「ソガペールエフィス ブラン」でも選ばれしワインのみがボトリングされます。
そこから漏れたワインが自家消費用ワインとなるのです。
マロラクティック醗酵による熟成と穏やかな酸化熟成により柔らかい味わいがお楽しみいただけます。
カジュアルな雰囲気の中でご家庭用としてご利用ください。
<注意>
ご贈答などの御利用には遠慮していただきますようお願いいたします。
このワインは無清澄化、生瓶詰めしてしているため、酵母の沈殿物がございます。
品質に問題はございませんのでご安心してお召し上がり下さい。

不況に負けるな!激安ワインセットを選んでみました(その4)。

お金が無いときにはお得なワインセット。
だんだん秋も深まってきましたので、赤ワインのセットをいくつか選んでみました。

お値段と品質のバランスを考えると、1本あたり1000円くらいが狙い目でしょうか。
1000円近いと激安とは言えませんが・・・

(1)金賞受賞ワイン5本セット[送料無料]4980円



ワインコンクールの金賞受賞ワインばかりを集めたセット。
ボルドーからローヌ、南西地方とバラエティに富んでいるところが魅力ですね。

・シャトー・ド・ヴィルクール
 ボルドーAC ヴィナリー・インターナショナル・チャイナ2005金賞受賞

・ドメーヌ・サン・ジャン・メルロー
 ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァール<南仏プロバンス>
 パリ農業コンクール2008金賞受賞

・エクセレンス・ダメデ・コート・デュ・リュベロン
 ローヌ地方、コート・デュ・リュベロンAC
 パリ農業コンクール2007金賞受賞

・テル・デュ・ルヴァン
 ローヌ地方、コート・デュ・ヴァントゥー
 オランジェワインコンクール2007金賞受賞

・ヴィーニュ・ルラック デュラス&カベルネ
 ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・タルヌ<南西地方>
 シェッドウェスト・ワインコンクール2007金賞受賞

なかなかいい組み合わせですね。


(2)最高権威M.W.ガビィさん厳選ボルドー3本セット 2,980円 (税込) 送料込



世界的ワインの権威マスター・オブ・ワインのガビィさんセレクトのワインセット。
白ワインが1本入っています。

・シャトー・ロック・ド・ジャンリス 2006
 (AOCボルドー)
 【仏/ボルドー 赤・コク辛口】
 輸入元希望小売価格(税別) \2,300

・シャトー・スーヴニール 2005
 (ボルドー・シューペリュール)
 【仏/ボルドー 赤・コク辛口】
 輸入元希望小売価格(税別) \1,900

・シャトー・ローレ 2007
 (アントル・ドゥー・メール)
 【仏/ボルドー 白・辛口】
 輸入元希望小売価格 \2,300(税別)

すべて評判の高いボルドー産で、品質は良さそうなのですが、バラエティさが無いところがやや残念。


(3)コンクールでメダル受賞など秀逸ワインばかり!
ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞記念特別3本セット 2,980円 (税込) 送料込



メダル受賞とか、ヴァランドローのテュヌヴァン氏推薦のワインとかのセットです。
ボルドー2本、ローヌ1本で、すべて赤。

・シャトー グラン ルソー 2006
 (AOCボルドー)
 【仏/ボルドー 赤・コク辛口】
 輸入元希望小売価格(税別) 2,000

・シャトー・クロ・ラ・シャペル 2006
 (AOCコート・ド・カスティヨン)
 【仏/ボルドー 赤・コク辛口】
 輸入元希望小売価格(税別) 2,000

・コート・デュ・ローヌ ルージュ 2007
 (ドメーヌ・ド・コリアンソン)
 【仏/ローヌ 赤・コク辛口】
 輸入元希望小売価格 2,300(税別)

悪くはありませんが、ちょっとポイントが弱い感じ?


(4)これぞご家庭の定番!!
爆発的人気赤ワイン3本で2,980円!![送料無料]



・シャトー・ラロッシュ・ボーリュー・キュヴェ・プレスティージュ 2000
 品種:カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー
 産地:フランス-ボルドー地方
 味わい:辛口・ミディアム寄りのフルボディ

・シャトー・サン・ヴィクトール 2007
 品種:シラー、ブロコール、カベルネ・ソーヴィニョン
 産地:フランス-南西地方
 味わい:ミディアム寄りのフルボディ

・フォッシ・ヴィノ・ダ・ターヴォラ・ロッソ NV
 品種:サンジョベーゼ主体、カナイオーロ、ネグロアマーロ
 産地:イタリア-トスカーナ地方
 味わい:ミディアムボディ

ボルドーが目玉みたいですが、あとの2本はどうなのでしょう。
特にヴィノ・ダ・ターヴォラのサンジョヴェーゼはちょっと手を抜いた感じ??

さて・・・

今回はどのワインセットにしましょうか。

んん・・んん・・悩みどころですね。

(1)金賞受賞ワイン5本セット[送料無料]4980円か、2番目の白の入った(2)最高権威M.W.ガビィさん厳選ボルドー3本セット 2,980円 (税込) 送料込が候補かな~。

でもこれから赤ワインの消費量が増える事を考えると、やっぱり赤だけのセットの方がいいかも。

そうなると(2)が消えて、(3)か(4)。
でも(4)は、ヴィノ・ダ・ターヴォラのサンジョヴェーゼがポイント低し。
そうなるとやはり(3)コンクールでメダル受賞など秀逸ワインばかり!ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞記念特別3本セット 2,980円 (税込) 送料込かな。

(1)のワインセットのポイントは、すべて金賞受賞ワインってところ。

ちなみに、単品価格を調べると、880円+1180円+1180円+1180円+1155円=5575円。
セット価格4980円は、割りとお得な感じがします。

(3)のワインはこれと言って目玉が無いのですが、それぞれ単品で買うと、777円+1180円+1000円=2957円?
え?セット価格2980円より安い?
でもご安心を、送料分を考えるとお得なんですね。(フォロー)

と、あれこれ考えると(1)金賞受賞ワイン5本セット[送料無料]4980円で決定でしょうか。

ええい、買ってしまえ。(ポチ)
という事でまた飲んだらレポートします。

2009/10/17

ドゥルト グラン・テロワール ボルドー ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

(1)メルロー主体、カベルネ・ソーヴィニヨン(日本:長野県:小布施:07)\1995
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)メルロー100%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC<サンテミリオン>:05)\1390
(4)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドゥルト グラン・テロワール ボルドー ルージュ 2006
【外観】
濃く、落ち着いた色調のガーネット。
深い透明感はあるが、底は見えない程度。
色味は落ち着いていて、黒っぽい。
ディスクは少しあり、フチの透明感が強い。
粘性は中庸。

【香り】
濃縮感のある甘い果実香。
ロースト臭も少し。
グラスを回すと生っぽい動物香。
酸を感じる、やや鼻につく印象もあり。
少しオリエンタルスパイス。
ドライフルーツのような印象も少し。

【味わい】
酸味の強い、やや口当たりの荒いアタック。
アルコール度は強め。
ボディはミディアム。
やや芯の弱い印象。
酸味は強めだが、やや荒い。
タンニンは後からしっかり効いてきて、舌が乾く印象。
飲んだ後の印象は乾く感じ。
余韻は短い。

【判定】
濃い外観からはピノ・ノワールがやや落ちるが、コルシカ産という事なので、ひょっとすると可能性あり。
色味は落ち着いていて、3~4年前くらいのイメージ。
香りはやや酸が立ったようなイメージ。
フルーツ香主体なので、メルローが怪しい。
ややヴェジェタルな印象もあるので、メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドか。
そうなると、産地当てになる。
日本か、ボルドー。
やや口当たりが甘く、腰が弱い感じは日本?
微妙にバランスが悪い。
んん、この口当たりはやっぱり日本っぽい。

ファイナルアンサーで、小布施メルロー
で、ブー

小布施さんごめんなさい、出来の悪いボルドーでした。

【総評】
ドゥルト グラン・テロワール ボルドー ルージュ 2006
DOURTHE GRANDS TERROIRE BORDEAUX ROUGE 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

スーパーアルプスで、1390円で購入。

出来が悪いワインは日本、と思ってしまうのはもう一昔前の話ですね。
偏見もいいところです。
でも小布施じゃなくて良かった・・・楽しみにしてるので。

多分このワインは出来が悪いのでは無くて、管理が悪かったか、熟成の谷間なのではないでしょうか。
やや酸化しているような印象です。

スーパーアルプスで買うワインって、結構こういったタイプが多いかも。
管理が悪いのかな?

ベースのワインは悪く無さそうなんですよね。

メルローのフルーティさが前面に出た優しくて飲みやすい感じですが、ちょっと気難しい感じもあります。
カベルネ・フランが入っているような印象。

とにかく、やや痛みかけみたいなコンディションなので、評価は避けておきます。

また飲む機会があったらまたレポートします。

ジャン・ドットヴィル ブルゴーニュ・グラン・オルディネール 2000

ジャン・ドットヴィル ブルゴーニュ・グラン・オルディネール 2000
Jean d'Hauteville Bourgogne Grand Ordinaire 2000

ジャン・ドットヴィル ブルゴーニュ・グラン・オルディネール 2000
フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ70%、ピノ・ノワール30%

リカーランドトップで、1200円で購入。

【外観】
落ち着いた色調の、明るいルビー。
黒っぽい色調で、透明感が強く、輝きがある。
ディスクはやや厚めで、複雑な色調。
粘性は中庸。

【香り】
ドライフルーツ。
グミのようなキャンディ香。
ちょっとフレッシュな果実の印象もあり。
グラスを回すと、ブドウの種のような印象もあり。
コンコードというか、北海道の赤ワインのような感じ?

【味わい】
ややジュースっぽいアタック。
残糖が、というよりはフレッシュジュースが混ざっている印象。
微妙にセックとも言えず、なかなか難しい味わい。
多分これを飲んでブルゴーニュと思う人はいないのでは、というくらい、工業的なニュアンスを感じる。
余韻もほぼ無し。

【総評】
9年前のブルゴーニュとは思えない軽さ。
というか熟成感の無さ。
いや、これホントにブルゴーニュ?
って感じのまとまり。

カミさんの反応は、「これどうなの?」。

まあブルゴーニュにもこんなワインがある、ということで。

品種がガメイという点が問題では無さそうです。

あ、何となく分かったのは、数年たったボージョレ・ヌーボーを飲んでいる感じでしょうか。
もちろん痛んではいませんが、新酒が熟成した、というイメージです。

グラスに入れてちょっと時間が経つと、急に酸化したような印象にもなります。

なんだかちょっと不思議なまとまりのワインですね。

2009/10/14

デュオ・ミティーク(白)2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)アルバリーニョ、シャルドネ(スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO:05)\1680
(3)リースリング(豪:南オーストラリア州:07)\1050
(4)シャルドネ、マスカット(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

デュオ・ミティーク(白)2008
【外観】
若々しいがほんのりとオレンジを感じる、中庸なイエロー。
輝きがあり、若々しい印象だが、何となくオレンジっぽさがさしている。
といいながら、グリーンぽさも感じる。
ちょっと複雑な印象。
粘性はやや強く、脚が長く残る。
ディスクもやや厚め。

【香り】
オレンジやパイナップルのような果実香。
南国系で甘い感じ。
スパイシーな要素もある。
アロマティック品種を感じさせる、葡萄そのものの香りもちょっと。
種の部分のようなグリーン系の印象もある。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じる、やわらかい辛口。
ボディは軽めで、すっきりとしている。
アルコールは以外と高そう。
酸味は強めで、後味に残る。
苦味やエグミが飲んだ後に残る。
余韻はわずかに続く。

【判定】
見た目やや複雑な色調なので、単一品種じゃない印象。
若々しいので、03アリゴテ、05アルバリーニョは違うかも。
香りの印象はアロマティック品種。
ずばりマスカット。
葡萄そのものの印象が強い。
飲み口は基本的にはドライ。
軽めのボディで、上品にまとまっている。
伝統産地のまとまり感。

ファイナルアンサーで、シャルドネ、マスカット
で、ピンポン

マスカットの香りは間違えませんね。

【総評】
デュオ・ミティーク(白)2008
DUO MYTHIQUE BlANC 2008

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ、マスカット

リカーランドトップで、特売980円で購入。(参考小売価格:1100円)

シャルドネのフルーティさに、マスカットを上乗せしているような味わい。
マスカットの香りも強いけど、嫌味にならないギリギリの線。
トータルではすっきりと飲みやすくて、いいバランスだと思います。

後味が以外とドライで、ストンと乾くような感じ。
最初はジューシーかと思ったのですが、ちょっと乾く感じはアルコール度のせい?

軽い口当たりなのに、13%もあるんですよね。
そんなにあるとは思えないですが、後味の乾く感じに影響してるのかも。

でも華やかな香りはいいですね。
パーティ向けって感じでしょうか。

万人受けするまとまりだと思います。

このデュオ・ミティーク、ライバルはゲヴュルツトラミネールじゃないでしょうか。
でも華やかさでは、やや負けてる感じかなー。

マスカットって、ちょっと俗っぽい感じがしますよね。
ゲヴュルトラミネールは、花の印象を強く感じるケースがあって、華やかさとともに上品さも感じます。

このワインはカジュアルな印象が強いですね。

今日の晩御飯は鮭のムニエル。
タルタルソースもついてます。

タルタル抜きのムニエルに合わせると、ワインが一生懸命生臭さを消してくれる感じ。
タルタルソースを付けたムニエルだと、ちょっとタマゴでケンカをしながらも、まとめてくれます。
中に入っているピクルスが仲介役みたいですね。

パーティワインと言いながら、家庭の食事にも結構合いそうです。

キャベツのバターソテーに合わせると、ワインがすっかり裏に回って消えてしまいました。
食事に合わせると、以外と主張しませんね。

マスカットが暴れるかと思ったのですが、大人しく馴染んでます。

ひょっとしたらここはゲヴュルツトラミネールより優れているポイントかも。
パーティワインにも、家庭料理のパートナーにもなりますね。

といいながら、飲み進むとマスカット香はちょっと気になります。

食べ物、特にスパイスの効いたものだと途端に気にならなくなるのは、一粒で二度楽しめるような感覚があって、それはそれでいいのかも。

我が家的にリピートするかどうかは微妙なラインですが、パーティ用としては安心して買えるワインだと思います。

2009/10/12

イゲルエラ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)メルロー主体、カベルネ・ソーヴィニヨン(日本:長野県:小布施:07)\1995
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(4)ガルナッチャ(スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:アルマンサDO:08)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

イゲルエラ 2008
【外観】
濃く鮮やかな紫の、若々しいガーネット。
ほとんど黒だが、フチは鮮やかなピンク紫。
ディスクは1ミリも無い感じ。
粘性はやや強めで脚が多く現れる。
輝きがあり、力強さを感じさせる。

【香り】
濃縮感のある果実香。
フレッシュな果実の印象も混ざる。
新酒のような炭酸を含んだフレッシュさを感じる。
グラスを回すと、まさにヌーボーの印象。
キャンディっぽい甘さというか。
香りは薄く、弱い感じ。

【味わい】
ほんのり残糖を感じるセック。
フレッシュ感が強いアタック。
ボディはミディアムで、酸味は強め。
タンニンは控えめだが、意外と主張する。
後味は酸味が支配的でジューシーだが、アルコールの印象も強く残る。
余韻はほとんど無し。

【判定】
濃い外観はほとんどすべてが当てはまる。
ただ、かなり若い印象なので、06のボルドーは違うかも。
香りはヌーボーのような印象で、フルーツ中心、弱め。
ガルナッチャが浮上。
チリのカベルネ・ソーヴィニヨンという印象では無い。
日本のメルローは意外とありかも。
飲み口はフルーツ中心でボディはミディアム。
アルコール度は意外と強そうで、ちょっとバランスが悪い感じ。
価格的には1000円前後。
ほぼガルナッチャだが、日本のメルローがやや気になる。
なんというか、ちょっと不出来なニューワールドワインって印象。
んん、難しい。

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ
で、ピンポン

ふ~、当たった。

【総評】
イゲルエラ 2008
HIGUERUELA 2008

スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:アルマンサDO
アルコール度:13%
ぶどう品種:ガルナッチャ

リカーランドトップで、1080円で購入。

第一印象は、ヌーボーライクな、ややバランスの悪いニューワールドワイン。

マセラシオン・カルボニックをイメージさせる香りです。
それなりに華やかな香りがして美味しく飲めるのですが、ヌーボーっぽいワインってちょっと気になりますよね。

無理して造ってるみたいな印象を受けてしまいます。

カミさんに感想を聞いたら、「ちょっと酸味が強くて甘いけど、バランスが良くて飲みやすいんじゃない?1200円くらい?」とのこと。

今日の晩御飯は自家製ソースの煮込みハンバーグ。
トマトが多くて酸味が強いソースでしたが、酸味のバランスはちょうどいい感じ。

でも料理の邪魔もしないけど、歩みよりもしない、って感じでマイペースです。

酸味がかなり強いので合わせる料理が難しそうですね。

やっぱりカジュアルに楽しむワインだと思います。

しっかりしたソツのないワインですが、飲み進んでも変化が無くて、ちょっと単調?
個人的にはあまり好みじゃないかなー。
アルコールも強すぎるし、ちょっと乱暴な感じがします。

■関連リンク

イゲルエラ・ロブレ 2009

■楽天ショップへのリンク

イゲルエラ[2011](赤ワイン)

※サイトより引用
2004年物が、あの辛口ワイン評論家ロバート・パーカー氏から、90点評価をされちゃいました(^O^)v
彼のコメントは…
『この価格で、90点評価は、偉大!』
樹齢60~70年のグルナッシュから造られた、イゲルエラ。
オークを使わず、果実味を前面に引き出したスタイル。
高い樹齢、低収量、そして非のうちどころの無いワイン造りが、密度の高い、ルビーから紫色をした、キルシュ、ブラック・ベリー、スグリ、甘草、スパイシーな香りのブーケを思わせる、ミディアムからフル・ボディのワインを造り出した。
2003年の方が、ややタンニンが強め。
2004年は、まるでフランスの上質なシャトーヌフ・デュ・パプを思わせるような出来で、良くこなれたタンニンと、素晴らしい個性を感じさせる。
スペインのまだ知られていない産地から生まれた、素晴らしい掘り出し物の好例だ。
向こう2~3年で飲むのが良い。
◆ロバート・パーカー氏評:90点
(ロバート・パーカー氏のワイン・アドボケイト159号より抜粋)

小布施ワイナリー訪問

長野旅行のついでに、小布施ワイナリーに行ってきました。
近くまで来たので、運転している友人にお願いして、ちょっと寄り道。

3連休で小布施の街は人も多く賑わってましたが、そこから1~2kmくらい離れた場所がワイナリーです。

駐車場までは看板を頼りにたどり着き、そこから歩いて行ったのですが、それらしき建物が見つからず、迷ってしまいました。

車で通ったおじさんに場所を聞いたらすでに通り過ぎてました。
そんな建物あったっけ?って感じ。

みんな分からないんだよねー、とぼやいてましたが、しょっちゅう聞かれるんでしょうね。


<冨岡建設の隣、緑の屋根がワイナリー つい通り過ぎてしまいます>

<建物の前に来るとやはり存在感があります>

建物の前までたどり着いたら、商売っ気の無いエントランス。
ワインづくりの機械が無雑作に置いてあって、なかなか良い雰囲気です。


<ワイナリー入り口です>


<ここでようやくワイナリーらしい雰囲気が・・>


<ワイン造りの機械がまたいい感じ>

試飲スペースまでの細い通路にはメッセージボードがいくつか置いてあり、期待感が高まりますね。
ちょっとドキドキします。


<とたんにオシャレな雰囲気に>


<試飲スペースの入り口は重厚なドアです>

外の静かさとはうらはらに、中は人も多く、さすがに人気のあるワイナリーって感じでした。
リーズナブルな価格のワインは、無料試飲出来ますが、ランクの高いものは有料試飲になります。
小布施ワイナリーの中でもハイクラスの、プライベートリザーブのメルローがおつまみ付きで1杯500円。
テイスティング用のグラスにしっかり注いでくれるので、じっくり楽しめます。


<特別広くはありませんが、十分なスペース>


<試飲出来る種類は、泡、白、赤、かなりの数があります>


<無料試飲は小さな紙コップですが、有料試飲はテイスティング用のグラスです>

せっかくなので頼んでみましたが(運転手でもないし)今回無理して寄ったので、あまり時間がとれず、ちゃんとテイスティング出来ませんでした。

まだ若々しくフレッシュ、タンニンはまろやかで、フルーティなタイプでしたが、もうひとつ踏み込んだ良さを感じ取る事が出来ず、残念。

もうちょっと時間をかけてテイスティングしたかったですね。

最近緊縮財政なので、とりあえず買っとこうという訳にもいかず、高いワインは断念。
いくつか試飲しましたが、結局買ったのは2本です。
「ノーラベル 自家消費用ワイン 辛口 1260円」と「ソガペールエフィス 2007 メルロ オーディネール 1995円」
意外とリーズナブル。


<ボトルの造りがしっかりしていてキレイ>

白のテーブルワインはラベルも貼ってなく、キャップシールもありません。
いかにもワイナリー専用って感じで、いいですね。
ブドウ品種は分かりません。
もう一つのメルローはカベルネ・ソーヴィニヨンも入っているみたいです。

「ソガペールエフィス」は裏ラベルによると、「自社農場葡萄と国内の優良農家のワイン専用葡萄を選び、ドメイヌ物(自社葡萄産ワイン)に匹敵するワイン造りを目指す部門」だそうです。
ネゴシアン物、って事でしょうか。

それにしてもワイナリー巡りはいいですね。
あの独特な雰囲気の中で飲むワインはまた格別です。

それにしても、なかなか行けない場所なので、やっぱいいワイン買ってくれば良かったかな~と若干後悔してます。

楽天ショップでも売ってますが、やっぱり現地で買った方が安かった・・・ちょっと後悔。
小布施ワイナリー プライベート・リザーブ メルロー2007

買った2本は飲んだらまたレポートします。


写真で壁紙作りました。

2009/10/11

ドメーヌ・ド・ムーリーヌ メルロー ノン・フィルトレ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(4)メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー:07)\1180

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ド・ムーリーヌ メルロー ノン・フィルトレ 2007
【外観】
濃く、深い透明感のある、ガーネット。
底がうっすらと見えるくらいの透明感。
色味は落ち着いているが小さな気泡が多く見られる。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
濃縮感のあるフルーツと動物香。
ベジェタルな印象もある。
なめし革のようなケミカルな印象も。
単純に硫黄の匂いかな。
グラスを回すと動物香と、ヴェジェタルなグリーンっぽいスパイス香が強くなる。
相変わらずケミカル臭はある。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセックで、やや強いアタック。
アルコール度は高く、後味にアルコールのニュアンスが残る。
ボディは、ミディアムくらい?
酸味はしっかりしていて、タンニンは大人しい。
ただ飲み終わったあとはやや乾く印象。

【判定】
濃い色調から、ガメイは消え、ボルドータイプの3つになる。
香りは動物香、ヴェジェタル、ケミカル。
印象はカベルネ・ソーヴィニヨンの茎っぽさがある。
ややキツメの口当たりもカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。
ドライでミディアムボディなので、チリよりはフランス。
ボルドーに絞られるが、何かちょっと不出来なワインな印象。
ケミカル臭は強いし、ボディのバランスもあまり良くない感じ。
価格の感じでは、ヴァン・ド・ペイのメルローくらいなのだが、香りも飲み口の印象もメルローとはちょっと違う。
大手のメーカーが二酸化硫黄をバンバン放り込んで造ったボルドーって印象?

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン(ボルドー)
で、ブー

ひえぇ・・メルローでした・・

【総評】
ドメーヌ・ド・ムーリーヌ メルロー ノン・フィルトレ 2007
Domain de Moulines Merlot Vin non Filtre 2007

フランス:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー

リカーランドトップで、1180円で購入。

自信を持ってカベルネ・ソーヴィニヨンと言い放ったのに、メルロー・・
フルーツの要素が少なくて、グリーン系のスパイスの印象が強いので、メルローっぽく無いんですが、メルローもシラーとかに間違える事がありますね。

時間が経つと、ちょっとメルローらしさが出てきました。

それほどフルーティさはなく、辛口なワインです。
ややケミカルな香りが気になりますが、トータルでは美味しくまとまっているワインだと思います。

ちょっと素っ気無い感じがあって、好みが分かれるところかもしれませんね。

食事と一緒の方が活きるような気がしますが、合わせる料理がピンときません。

なかなか扱いの難しいワインですが、コストパフォーマンスは高いと思います。

2009/10/09

メルシャン ビストロ 赤 NV

メルシャン ビストロ 赤 NV
Mercian Bistro Red NV
メルシャン ビストロ 赤 NV
日本:輸入ぶどう果汁、輸入ワイン使用
アルコール度:11%

グルメシティで、298円で購入。

【外観】
深い透明感のある、やや落ち着いたルビー色。
色は黒っぽく、静かな輝きがある。
ディスクは薄く、粘性も弱い。
フチの部分を見ると、ややタンニンが荒いようも見える。

【香り】
ビスケットやクッキーのような、焼き菓子の印象?
果実香はドライで、生の果実ではない。
焼き菓子に入っているレーズンみたいな印象。
香りは弱く、グラスを回しても印象はほとんど変わらない。

【味わい】
ライトボディ。
かなり水っぽい。
ただ、嫌味な部分は少なく、すいすいと飲める。
酸味はほどよく効いて、軽さをフォローしている。
タンニンはほとんどなく、渋みはわずか。
余韻はほとんど無いが、後味は悪く無い。

【総評】
低価格デイリーワインとしては安定感抜群のメルシャンビストロ。

今日の晩御飯は鶏のから揚げですが、合わせると水のように飲めてしまいます。
口をさっぱりさせてくれるので、なかなか良い感じ。

以前はジュースっぽさが気になったのですが、今回のはそうでもないような?
ワインが変わったのか、舌が変わったのか・・・

前の感想では、ワインのジュース割りみたいな印象だったのですが、今回は薄い赤ワインくらいの感じです。
合わせる食事や、気温、ワインの温度でも大分印象は違うでしょうね。

軽くて家庭料理に合わせやすいという点ではとても良いワインですね。
1~2日くらい置いてもあまり変わらないんじゃないでしょうか。
(でもすぐ1本無くなってしまいますが・・・)

ちょっと冷やしてみると、印象がまた変わってきますね。
やっぱり温度が下がると、ややジュースの印象が強くなります。

飲みやすいという点では、温度低めの方が良いですが、ワインらしさという点では温度高めがおすすめです。
ただ温度高めだと、もったりした印象にもなりますのでご注意を。

オレンジとかレモンとか入れて、サングリア風にしてみても面白いかもしれませんね。
カクテルのベースみたいな感じで楽しめるかもしれません。

アルコール度も低めで、ちょっと健康的な感じがするので、ビールとか焼酎よりヘルシーなのではないでしょうか。

フルボトルで、298円ですからねぇ。
発泡酒や焼酎にも十分対抗できる価格設定です。
デイリーワインとして、日本のワイン文化の底上げをしている、って感じがしますね。

この不況の中での晩酌ワインとしては、他の追随を許さないコストパフォーマンスではないでしょうか。

カミさんも美味しくない、などと言いながら、結構飲んでました。

2009/10/06

プルポ アスール ティント NV(ブラインドテイスティング:外す)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(2)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(3)メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー:07)\1180
(4)テンプラニーリョ90%、グルナッシュ10%(スペイン:ガリシア州:ヴィノ・デ・メサ:NV)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

プルポ アスール ティント NV
【外観】
やや落ち着いた色調の透明感の高いルビー。
底がややはっきり見えるくらいの透明感。
色味は落ち着いていて、やや黒っぽい。
フチにかすかにオレンジを感じるか。
粘性は中くらいで、脚が複雑に現れる。

【香り】
ドライフラワーのような熟成を感じる香り。
果実も干した印象。
グラスを回すとなめし革のような動物香。
オリエンタルスパイスのような印象もある。

【味わい】
ライトな口当たり。
セックでほとんど残糖を感じない。
酸味は柔らかいがやや収斂性を感じる。
深みがあり、余韻が印象的。
後味には上品な酸が残る。
ただ、グラスに注いだあとの酸化の進行がちょっと早いかも。

【判定】
外観は、ガメイか、スペイン。
熟成感があるので、00のブルゴーニュが怪しい。
香りはドライフラワーのような熟成したブルゴーニュの印象。
しかもドライフルーツの合間にややキャンディっぽさが見える。
味わいはライトながら、深みを感じる。
突き放すような個性と、包み込むような包容力が同居している。
これは美味しいぞ。

ファイナルアンサーで、ガメイ、ブルゴーニュ
で、ブー!!!

やっちまいました・・・・スペインでした・・・(汗)

【総評】
プルポ アスール ティント NV
Pulpo Azul Tinto NV

スペイン:ガリシア州:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:12%
ブドウ品種:テンプラニーリョ90%、グルナッシュ10%

町田の蔵家さんで、980円で購入。

これ、人前でリアルにテイスティングしていたら相当恥ずかしい結果になってますね。

でも、熟成感のあるブルゴーニュ(ガメイ)と間違えるほど、このワインは美味しいです。
超コストパフォーマンスです。

これが、ピノ・ノワールだったらまず間違っていないのでしょうが(言い訳)、ガメイの独特の個性とテンプラニーリョ、ガルナッチャの特徴がやや似ているんでしょうね。

しかもこの、軽いんだけど深みがある、みたいなところがとても上質な印象を与えます。

とっても軽いんです。
水みたいに飲めてしまうので、人によっては軽すぎるかもしれません。
でも、美味しいですね~。

平日に飲むには最適ですが、ちょっと贅沢な感じもしてしまいます。(貧乏性か!)

食事にも良く合いますね。
フルーティさが穏やかなのと、ほんのりとした甘みと、オリエンタルスパイスのような香りが、家庭の食事に合う要因みたいです。

最初はかなりセックだと思っていましたが、穏やかな甘みがあって、とても上品。

ちょっとロゼに近い感覚で、中華や豚肉料理にも合いそうな気がします。

いいワインですね。おすすめです。

2009/10/04

サンセール レ・ヴュー・シェーヌ ギルボー・フレール 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ロワール地方:サンセールAC:07)\2580
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(3)アルバリーニョ、シャルドネ(スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO:05)\1680
(4)シャルドネ、マスカット(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンセール レ・ヴュー・シェーヌ ギルボー・フレール 2007
【外観】
やや色味に複雑性のある、ほんのりグリーンがかった、レモンイエロー。
やや淡い黄色。
フチにむかって無色になるやや複雑性を感じる外観。
粘性は弱くさらっとしている。
ディスクも薄い。
コルクの欠片が浮いていた。

【香り】
南国系のフルーツ。
青草香。
グリーン系のハーブの印象。
グラスを回すとクリーム系の印象。
やや香りは弱いが上品なまとまり。
爽やかなミネラルの印象もある。

【味わい】
強烈な酸味。
やや荒っぽい口当たり。
後味は強い酸味が残る。
ほぼ酸味だけで構成されている印象。
余韻はあまり感じないが、細く続く感じ。
舌が慣れてきても酸味は強い。
ボディはスレンダーで厚みは無い。

【判定】
コルクが浮いている時点で、シャルドネ&マスカットは消える。
あとは、サンセール、アリゴテ、スペイン。
外観はやや複雑性があり、複数の品種がブレンドされている印象。
あまり熟成感は無いので、アリゴテは違うような気もするが、まだ外さない。
香りは弱め。
印象としてはソーヴィニヨン・ブラン。
最初にトロピカルフルーツで、次に青草香。
味わいの印象も北の方のソーヴィニヨン・ブラン。
サンセールって感じだけど、期待値よりやや下?
最近2500円を超えるワインって高級品なんですが、これはちょっと期待外れ?
それを考えると他の選択肢も検討してみる。
酸味からいくとアリゴテは「あり」なんですが、生産年がまず違うのと、ブーズロンってもうちょっと厚みがあったので、これは違いそう。
可能性があるとしたらスペイン。
でも、何度飲んでもソーヴィニヨン・ブランだな。

ファイナルアンサーで、サンセール
で、ピンポン

ちょっと期待外れのサンセール?

【総評】
サンセール レ・ヴュー・シェーヌ ギルボー・フレール 2007
Sancerre Les Vieux Chenes Guilbaud Freres 2007

フランス:ロワール地方:サンセールAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

町田の蔵家さんで、2580円で購入。

カミさんに感想を聞いたら、「このワイン美味しいんじゃない。980円くらい?」だって。
そうなんです、美味しいんですが、ちょっと安い感じ?

サンセールって、それだけで高いんですけどね。

最近には珍しいくらいの酸味が強いワインです。
酸っぱい!って感じ。
リンゴ酸がたっぷり残っているイメージでしょうか。

でもやはり香りには上品さを感じます。
後味もキレイな印象ですね。

飲み進むにつれて美味しくなってきました。
あっという間に1本なくなりそう。

ちょっと頑固な感じがあって、家庭の食事にあわせるのはやや難しそうですね。
干物のみりん干しはアウト。ウインナーやベーコンもいまいち。
野菜だとやや負ける。

やはり、ハーブのしっかりきいた料理が合いそうです。
何が合うかいまいちピンときませんが、すみません。

でもそのままでも、酸っぱいけど、とても美味しいです。

なんか懐かしさを感じる美味しさ。
ちょっと前のシャブリって酸っぱかったよなー、みたいな。

合わせる食事のイメージはわかず、リッチな雰囲気はありませんが、飲めば飲むほど美味しく感じるワインですね。

ちょっと高いけど、いいワインだと思います。

Pen ワイン選び最強の法則


Pen (ペン)ワイン選び最強の法則。 2009年 10/1号 [雑誌]


雑誌「Pen」でワイン特集をやっていたので、買ってみました。
ワイン選びの12のキーワードで構成されてます。



1.国産で選ぶ

山崎ワイナリー小布施ワイナリー都農ワインタケダワイナリーが紹介されてます。
写真もキレイで、文章も丁寧。
それぞれのページ数は少ないけど、ワイナリーに行きたくなりますね。

2.醸造家で選ぶ

エリック・ボワスノ氏テルモ・ロドリゲス氏楠田浩之氏が紹介されてます。
ボルドー、スペインのリオハ、ニュージーランドの日本人ですね。
超有名な醸造家ではありませんが、しっかりと実績のある人たちです。

3.デザインで選ぶ

デザイン性の高いラベルのワインが特集されてます。
お馴染みのワインもいくつかありますね。

4.オーストリアで選ぶ

ワイングート・ヴィーニンガー、ワイングート・フレッド・ロイマー、ワイングート・エアヴィン・サバティ、ワイングート・テメントが紹介されてます。
オーストラリアではなく、オーストリア。
なぜオーストリア?って感じですが、ビオディナミ発祥の地という事で注目されているそうです。

5.チャートで選ぶ

アメリン&ウィンクラー博士による気候区分チャート、ぶどう品種と産地別のチャート、性格判断チャート、の3つがあります。
気候区分のチャートはどちらかというとただの説明記事。
品種と産地別のチャートは、なるほど、という部分とちょっと疑問な部分もあります。

6.ストーリーで選ぶ

シャトー・シュヴァル・ブランシャトー・コス・デストゥルネルシャトー・ムートン・ロートシルト、などの逸話が紹介されています。
タイユヴァンでのサルヴァドール・ダリの逸話は本当なのだろうか?
連れてきた黒豹に、シャトー・シュヴァル・ブランを口移しで飲ませたらしいです・・・

7.セカンドで選ぶ

なかなか素敵なセレクトです。
でもみんなセカンドでもお高いですね。
レ・ブランティエール・デュ・オー・ブリオン、ちょっと欲しくなりました。

8.晩のおかずで選ぶ

ドミグラスソースのハンバーグ、日本そば、刺し身、豚の生姜焼きなど、家庭の料理を意識したメニューのチョイスはなかなかいい感じ。
「そうそう、これ絶対合う!」ってのと、「ホントに合うの?」というものがあります。
とくに気になるのが、刺し身とピノ・ノワールの組み合わせ。
機会があったら試してみたいと思います。

9.つまみで選ぶ

ちょっとニヤっとさせる、面白い組み合わせがありますね。
面白い企画だと思います。
キムチにロゼ、試してみたいと思います。

10.お題で選ぶ

まあ、お遊び企画です。

11.お値打ち感で選ぶ

お馴染みのワインと、ちょっと興味深いワインがありますね。
価格も1000円台から、20,000円超まで。
ワイン選びの参考になると思います。

12.通のいる店で選ぶ

カーヴ ド リラックス、ザ・ワイン、アサヒヤワインセラー、イーエックス・セラーなど、著名なワインショップが並んでいます。
あらためて紹介されると、ちょっと行ってみたくなりますね。

あと、特集記事として、「そこが知りたい!ワインの不思議」、「ワインの国から届いた、最新情報」があります。


内容は予想以上に充実してます。
600円はお買い得ではないでしょうか。

2009/10/03

デュオ・ミティーク 赤 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー:07)\1180
(4)シラー、グルナッシュ(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

デュオ・ミティーク(赤)2008
【外観】
濃い鮮やかな赤紫色のガーネット。
深い透明感があり、底がなんとなく見えるくらい。
ほとんど黒に見えるがフチの色は鮮やか。
若々しさを感じる赤紫。
ディスクは薄く、フチギリギリまで色素がある。
粘性はやや強く、脚が多く現れるがわりと早く消える。

【香り】
濃い、濃縮感のあるプラムのような果実香。
タバコの葉。
やや生っぽい動物香。
スパイスの要素もある。
グラスを回してもあまり印象が変わらず、濃縮感のあるフルーツ香が強くなる。

【味わい】
濃厚なフルーツの印象が強い、フレッシュ感のある飲み口。
フルボディで、アルコールも強い。
甘さを感じるが残糖は少なく、アルコール度が強い事が甘さになっていると思われる。
酸味はしっかりしているが、タンニンは柔らかく、まろやかな口当たり。
ただ、アルコールが強いせいか、後味はやや乾く印象。
余韻はやや長めに続く。
後味に収斂性を感じる。

【判定】
見た目はチリカベ。
ニューワールドの印象。
香りはフルーツ中心で濃厚なニューワールドテイスト。
強い焦げ臭もやや荒っぽさがある。
トータルでは、複雑性があり、しっかりしている印象。
味わいは、甘さを感じる、やはりニューワールドテイスト。
フルーツ感の強さもチリカベっぽい。

ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

なんと、シラー、グルナッシュでした。

【総評】
デュオ・ミティーク(赤)2008
DUO MYTHIQUE ROUGE 2008

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラー、グルナッシュ

リカーランドトップで、特売980円で購入。(参考小売価格:1100円)

ミティークの弟分、デュオ・ミティークです。
ニューワールドチックなヴァン・ド・ペイですが、ネタバレしてみると、ややキャンディのような甘い印象もあります。
ちょっとヌーボーみたい?

でも相変わらず、ネタバレしたあとでもニューワールドテイスト。
フルーツ中心の味わいですね。
品種の特徴というよりは、醸造・熟成の要素を多く感じて、やや人工的に作り上げられたようなイメージでしょうか。
なんとなく、マーケティングの匂いを感じますね。

今日は焼肉だったのですが、カルビだと負け、豚ロースはダメ、骨付きの鶏肉が一番合う感じ?

口をフレッシュにしてくれる、という点ではバッチリ問題ありません。

ただ、食事に合わせると、ちょっとジュースっぽい感じが強くなります。

そのまま楽しんだり、軽いオードブルくらいが良さそうですね。
とにかくカジュアルな印象が強いワインです。

飲み進んでも、嫌な要素は出てきません。
この価格帯のワインの中では安定感のあるひとつではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/tabuchi-shuho/0102fra000055/

※サイトより引用
南仏の太陽をいっぱいに浴びた2種類ぶどう品種からつくられたワインを絶妙にブレンド。
フレッシュで果実味豊かな味わいが楽しめる新しいミティークです。
デュオは2重奏の意。南仏の代表的な2つの葡萄品種シラー、グルナッシュの絶妙なデュオが楽しめるワイン。まろやかな口あたりで飲みやすく、日常の料理にも合わせやすいワインです。
手頃な価格で開けやすいスクリューキャップ採用。もっと気軽に楽しんで頂きたいミティークです。
パッケージは日本向けオリジナルデザインです。

2009/10/02

セデュイール ボルドー ブラン 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)ソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1180
(3)リースリング(豪:南オーストラリア州:07)\1050
(4)シャルドネ、マスカット(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

セデュイール ボルドー ブラン 2008
【外観】
やや緑がかった、淡いレモンイエロー。
若々しい外観で、輝きは大人しい。
粘性は弱く、さらっとしている。
ディスクは薄い。

【香り】
強いフルーツとハーブの香り。
南国系フルーツや蜜のような印象。
ヴァニラやクリーム系の香りも強い。
グラスを回すと、スパイシーな印象が出てくる。
香りは複雑で、マロラクティック発酵の印象や新樽熟成、複数の品種のブレンドのイメージ。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味は強い。
フレッシュで、爽やかだが、ドライなので、やや硬質な印象。
フルーツの印象はあまり強くない。
アルコールはやや強い。
後味は酸味が残り、ジューシー。

【判定】
淡い外観からはリースリング。
でも香りが全然違う。
香りはボルドー。
複雑な要素が混ざっている。
味わいはかなりのセックで、ここでもボルドー。
若々しさがあるので、03のアリゴテは完全に消える。
可能性があるとしたら、シャルドネ、マスカットのブレンド。
少なくともマスカットの印象は感じない・・・が、最初に感じた強いヴァラエタルアロマはマスカットのものかも?
もう飛んでしまいましたが。
樽の影響を感じる、ヴァニラのニュアンスが強く、やや青草のようなグリーン系の爽やかさもあり、やはりここはボルドーではなかろうか。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

久々にボルドーブランって感じのワインです。

【総評】
セデュイール ボルドー ブラン 2008
Seduire Bordeaux Blanc 2008

仏:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%

町田の蔵家さんで、1180円で購入。

このワイン、バリューボルドーに選ばれていますが、なるほどって感じ。
香りに厚みがあって、飲み口がすっきりしてます。
ボルドーブランに良くある、やや渋酸っぱいような収斂性もちょっと感じますね。

本格的なボルドーブランなのですが、やや生真面目な印象というか、余裕が無いというか、飲んでいるうちにちょっと疲れてきました。
真面目な人とずっとしゃべっているような感じでしょうか。

もうちょっと遊びの部分があってもいいんじゃない?って感じ。

でも何だか、その印象がちょっと懐かしい、温故知新といった感じもあります。
決して悪いワインでは無いので、その個性も受け入れてしまえば、とても美味しくいただけますね。

カミさんの意見は、「美味しいんっだけど、ちょっと単調な気がする、980円くらい?」。

しっかりしたいいワインなんですが、微妙に魅力に乏しい感じがするのでしょうか。

輸入元のドウシシャさんのサイトを見ると、「ボルドー№1のヒットメーカーで醸造責任者を務めるイザベル・クストー氏が日本の愛好家の為に造ったワインです。」とありますね。
http://www.doshisha-liquor.jp/wine/item/log/eid93.html
※サイトより引用
緑がかった輝かしい黄色。香りは柑橘系の爽やかさと熟したトロピカルなフルーツのニュアンスさえ感じられます。非常にインパクトがあり、また樽からくるバニラ香などが感じられ非常に複雑味のある香りです。濃厚でボリューム感にあふれた味わいは、余韻も長くフレッシュ感もあふれています。

まさにそんな感じです。
価格も安いので、ボルドーブラン好きな人は一度試してみる価値はあるのではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452051/452061/458269/841486/

※サイトより引用
厳選された葡萄を更に選果。スキン・コンタクトを十分に行い、オークの新樽にて発酵を行います。木樽で発酵を行うことにより、柑橘系の爽やかさとトロピカルフルーツやバニラのフレーバーも加わり、ボリューム感のあるフレッシュな余韻のあるワインとなっています。生ガキやチキンソテー、ソースを使った魚料理にとても良く合います。

2009/10/01

楽園ワイン(白)NV

楽園ワイン(白)NV
RAKUEN WINE WHITE NV
楽園ワイン(白)NV
日本:輸入ぶどう果汁・輸入ワイン使用
アルコール度:12%
ブドウ品種:メーカーサイトによるとマスカット
https://onikoroshi.co.jp/wine.html

グルメシティで、98円で購入。

【まずはストローで】
あたりまえですが、ストローで飲むと、外観も香りも分かりません。

いきなり味わいがきます。
そのあと鼻の奥に香りが上がってきて、ああワインだ、って感じになります。

ワインというよりは果汁入りのお酒を飲んでいるような印象でしょうか。
ボディは軽めですが、やや酸化したような印象が重さを感じさせます。
ストローで飲むと、1本くらいすいすい飲んでしまいそうですね。
飲みやすいです。

【外観】
グラスに移してみました。

180mlありますので、350mlのシャルドネグラスだと半分くらいまで入ります。
テイスティング用グラスだと2杯分くらいありますね。

色はやや濃い目の黄色。
ちょっと着色したような強めの色合いです。
小さな気泡が多く見られま、やや炭酸を含んでいるようです。
粘性はやや高く、あとから脚が下りてきます。

【香り】
やや、お酢のような香りを感じます。
あとは酵母の香り。

ワインというよりは、日本酒に近い印象でしょうか。
香りは弱く、やや刺激的な印象です。
ワインとしてはダメな香りの分類でしょうね。

【味わい】
残糖が多く、やや甘口といった感じ。

ストローで飲んだときはこんなに甘く感じなかったのが不思議です。
グラスで飲むと、甘さを強く感じます。

酸味はキリッとしている反面、やや酸化している印象が残ります。
バランスは悪く無いのですが、やはりワインライクな飲み物という感じ。
というか、2日くらい置いたワインって感じ?

【総評】
ひょっとして、この紙パックってのがワインの保存に適してないのでは?
と思わせる、ちょっと痛んだ印象のワインです。

カミさんに飲ませたら、「なにこれ?痛んだワイン?」って言ってました。

紙パックのワインだとバラすと、「やっぱりストローで飲まないとダメなんじゃない。」だって。

確かにこのワイン、ストローで飲むと案外いけるんですよね。

グラスに入れると、この酸化したような香りがアウトですが、飲み口は結構大丈夫なんですよね。
ワインというより、アルコール飲料としてですが。

180mlで100円くらいという価格設定はとっても魅力的。
バッチリはまるシーンがありそうな気がします。
電車の中とかかな。

イメージとしては、ローカル線のボックス席で、チーズ入りのかまぼこをかじりながら、チューチュー吸う、って感じ?

新しいワインの楽しみ方を広げるという点ではいい商品だと思いますね。

まあ酸化したワインが苦手な人はやめた方がいいと思いますが・・・

【補足】
バンバンジーサラダの鶏肉、アジの干物、に合わせてみたら撃沈しました。
食事に合うイメージがつかめません。
やっぱりチーかま?

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