2009/10/04

サンセール レ・ヴュー・シェーヌ ギルボー・フレール 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ロワール地方:サンセールAC:07)\2580
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(3)アルバリーニョ、シャルドネ(スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO:05)\1680
(4)シャルドネ、マスカット(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンセール レ・ヴュー・シェーヌ ギルボー・フレール 2007
【外観】
やや色味に複雑性のある、ほんのりグリーンがかった、レモンイエロー。
やや淡い黄色。
フチにむかって無色になるやや複雑性を感じる外観。
粘性は弱くさらっとしている。
ディスクも薄い。
コルクの欠片が浮いていた。

【香り】
南国系のフルーツ。
青草香。
グリーン系のハーブの印象。
グラスを回すとクリーム系の印象。
やや香りは弱いが上品なまとまり。
爽やかなミネラルの印象もある。

【味わい】
強烈な酸味。
やや荒っぽい口当たり。
後味は強い酸味が残る。
ほぼ酸味だけで構成されている印象。
余韻はあまり感じないが、細く続く感じ。
舌が慣れてきても酸味は強い。
ボディはスレンダーで厚みは無い。

【判定】
コルクが浮いている時点で、シャルドネ&マスカットは消える。
あとは、サンセール、アリゴテ、スペイン。
外観はやや複雑性があり、複数の品種がブレンドされている印象。
あまり熟成感は無いので、アリゴテは違うような気もするが、まだ外さない。
香りは弱め。
印象としてはソーヴィニヨン・ブラン。
最初にトロピカルフルーツで、次に青草香。
味わいの印象も北の方のソーヴィニヨン・ブラン。
サンセールって感じだけど、期待値よりやや下?
最近2500円を超えるワインって高級品なんですが、これはちょっと期待外れ?
それを考えると他の選択肢も検討してみる。
酸味からいくとアリゴテは「あり」なんですが、生産年がまず違うのと、ブーズロンってもうちょっと厚みがあったので、これは違いそう。
可能性があるとしたらスペイン。
でも、何度飲んでもソーヴィニヨン・ブランだな。

ファイナルアンサーで、サンセール
で、ピンポン

ちょっと期待外れのサンセール?

【総評】
サンセール レ・ヴュー・シェーヌ ギルボー・フレール 2007
Sancerre Les Vieux Chenes Guilbaud Freres 2007

フランス:ロワール地方:サンセールAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

町田の蔵家さんで、2580円で購入。

カミさんに感想を聞いたら、「このワイン美味しいんじゃない。980円くらい?」だって。
そうなんです、美味しいんですが、ちょっと安い感じ?

サンセールって、それだけで高いんですけどね。

最近には珍しいくらいの酸味が強いワインです。
酸っぱい!って感じ。
リンゴ酸がたっぷり残っているイメージでしょうか。

でもやはり香りには上品さを感じます。
後味もキレイな印象ですね。

飲み進むにつれて美味しくなってきました。
あっという間に1本なくなりそう。

ちょっと頑固な感じがあって、家庭の食事にあわせるのはやや難しそうですね。
干物のみりん干しはアウト。ウインナーやベーコンもいまいち。
野菜だとやや負ける。

やはり、ハーブのしっかりきいた料理が合いそうです。
何が合うかいまいちピンときませんが、すみません。

でもそのままでも、酸っぱいけど、とても美味しいです。

なんか懐かしさを感じる美味しさ。
ちょっと前のシャブリって酸っぱかったよなー、みたいな。

合わせる食事のイメージはわかず、リッチな雰囲気はありませんが、飲めば飲むほど美味しく感じるワインですね。

ちょっと高いけど、いいワインだと思います。

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