(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)アルバリーニョ、シャルドネ(スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO:05)\1680
(3)リースリング(豪:南オーストラリア州:07)\1050
(4)シャルドネ、マスカット(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\980
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しいがほんのりとオレンジを感じる、中庸なイエロー。
輝きがあり、若々しい印象だが、何となくオレンジっぽさがさしている。
といいながら、グリーンぽさも感じる。
ちょっと複雑な印象。
粘性はやや強く、脚が長く残る。
ディスクもやや厚め。
【香り】
オレンジやパイナップルのような果実香。
南国系で甘い感じ。
スパイシーな要素もある。
アロマティック品種を感じさせる、葡萄そのものの香りもちょっと。
種の部分のようなグリーン系の印象もある。
【味わい】
ほんのりと残糖を感じる、やわらかい辛口。
ボディは軽めで、すっきりとしている。
アルコールは以外と高そう。
酸味は強めで、後味に残る。
苦味やエグミが飲んだ後に残る。
余韻はわずかに続く。
【判定】
見た目やや複雑な色調なので、単一品種じゃない印象。
若々しいので、03アリゴテ、05アルバリーニョは違うかも。
香りの印象はアロマティック品種。
ずばりマスカット。
葡萄そのものの印象が強い。
飲み口は基本的にはドライ。
軽めのボディで、上品にまとまっている。
伝統産地のまとまり感。
ファイナルアンサーで、シャルドネ、マスカット
で、ピンポン
マスカットの香りは間違えませんね。
【総評】
デュオ・ミティーク(白)2008
DUO MYTHIQUE BlANC 2008
フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ、マスカット
リカーランドトップで、特売980円で購入。(参考小売価格:1100円)
シャルドネのフルーティさに、マスカットを上乗せしているような味わい。
マスカットの香りも強いけど、嫌味にならないギリギリの線。
トータルではすっきりと飲みやすくて、いいバランスだと思います。
後味が以外とドライで、ストンと乾くような感じ。
最初はジューシーかと思ったのですが、ちょっと乾く感じはアルコール度のせい?
軽い口当たりなのに、13%もあるんですよね。
そんなにあるとは思えないですが、後味の乾く感じに影響してるのかも。
でも華やかな香りはいいですね。
パーティ向けって感じでしょうか。
万人受けするまとまりだと思います。
このデュオ・ミティーク、ライバルはゲヴュルツトラミネールじゃないでしょうか。
でも華やかさでは、やや負けてる感じかなー。
マスカットって、ちょっと俗っぽい感じがしますよね。
ゲヴュルトラミネールは、花の印象を強く感じるケースがあって、華やかさとともに上品さも感じます。
このワインはカジュアルな印象が強いですね。
今日の晩御飯は鮭のムニエル。
タルタルソースもついてます。
タルタル抜きのムニエルに合わせると、ワインが一生懸命生臭さを消してくれる感じ。
タルタルソースを付けたムニエルだと、ちょっとタマゴでケンカをしながらも、まとめてくれます。
中に入っているピクルスが仲介役みたいですね。
パーティワインと言いながら、家庭の食事にも結構合いそうです。
キャベツのバターソテーに合わせると、ワインがすっかり裏に回って消えてしまいました。
食事に合わせると、以外と主張しませんね。
マスカットが暴れるかと思ったのですが、大人しく馴染んでます。
ひょっとしたらここはゲヴュルツトラミネールより優れているポイントかも。
パーティワインにも、家庭料理のパートナーにもなりますね。
といいながら、飲み進むとマスカット香はちょっと気になります。
食べ物、特にスパイスの効いたものだと途端に気にならなくなるのは、一粒で二度楽しめるような感覚があって、それはそれでいいのかも。
我が家的にリピートするかどうかは微妙なラインですが、パーティ用としては安心して買えるワインだと思います。
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