2009/10/11

ドメーヌ・ド・ムーリーヌ メルロー ノン・フィルトレ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(4)メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー:07)\1180

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ド・ムーリーヌ メルロー ノン・フィルトレ 2007
【外観】
濃く、深い透明感のある、ガーネット。
底がうっすらと見えるくらいの透明感。
色味は落ち着いているが小さな気泡が多く見られる。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
濃縮感のあるフルーツと動物香。
ベジェタルな印象もある。
なめし革のようなケミカルな印象も。
単純に硫黄の匂いかな。
グラスを回すと動物香と、ヴェジェタルなグリーンっぽいスパイス香が強くなる。
相変わらずケミカル臭はある。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセックで、やや強いアタック。
アルコール度は高く、後味にアルコールのニュアンスが残る。
ボディは、ミディアムくらい?
酸味はしっかりしていて、タンニンは大人しい。
ただ飲み終わったあとはやや乾く印象。

【判定】
濃い色調から、ガメイは消え、ボルドータイプの3つになる。
香りは動物香、ヴェジェタル、ケミカル。
印象はカベルネ・ソーヴィニヨンの茎っぽさがある。
ややキツメの口当たりもカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。
ドライでミディアムボディなので、チリよりはフランス。
ボルドーに絞られるが、何かちょっと不出来なワインな印象。
ケミカル臭は強いし、ボディのバランスもあまり良くない感じ。
価格の感じでは、ヴァン・ド・ペイのメルローくらいなのだが、香りも飲み口の印象もメルローとはちょっと違う。
大手のメーカーが二酸化硫黄をバンバン放り込んで造ったボルドーって印象?

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン(ボルドー)
で、ブー

ひえぇ・・メルローでした・・

【総評】
ドメーヌ・ド・ムーリーヌ メルロー ノン・フィルトレ 2007
Domain de Moulines Merlot Vin non Filtre 2007

フランス:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー

リカーランドトップで、1180円で購入。

自信を持ってカベルネ・ソーヴィニヨンと言い放ったのに、メルロー・・
フルーツの要素が少なくて、グリーン系のスパイスの印象が強いので、メルローっぽく無いんですが、メルローもシラーとかに間違える事がありますね。

時間が経つと、ちょっとメルローらしさが出てきました。

それほどフルーティさはなく、辛口なワインです。
ややケミカルな香りが気になりますが、トータルでは美味しくまとまっているワインだと思います。

ちょっと素っ気無い感じがあって、好みが分かれるところかもしれませんね。

食事と一緒の方が活きるような気がしますが、合わせる料理がピンときません。

なかなか扱いの難しいワインですが、コストパフォーマンスは高いと思います。

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