2009/11/07

テル・デュ・ルヴァン 2006(ブラインドテイスティング:外す)

(1)メルロー主体、カベルネ・ソーヴィニヨン(日本:長野県:小布施:07)\1995
(2)メルロー100%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC<サンテミリオン>:05)\1390
(3)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390
(4)シラー、グルナッシュ(フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ヴァントゥーAC:06)\996(5本セット4980円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

テル・デュ・ルヴァン 2006
【外観】
深い透明感のある、濃いルビー。
ほとんど黒に近い色調ながら、深い透明感があり、うっすらと底が見える。
フチは色味の強いピンク。
紫がかっていて若々しさを感じる。
粘性は中庸。
ディスクは薄い。

【香り】
フレッシュな果実香。
赤いベリーと黒いベリーが混ざっている印象。
グラスを回すと、焦げ臭と動物香。
落ち着いて、スパイス香。
スパイスも爽やかさを感じるスパイス。
香りは繊細で弱め。

【味わい】
ほとんど残糖を感じないセックながら、フルーティさがあり飲みやすい。
辛口で意外とアルコールを強く感じるが、ボディはミディアムくらい。
タンニンがやや主張している。
酸味はちょっと頼りないが、少し時間をおくと酸味が中心の味わいになる。
全体をまとめる包容力のようなものに欠けて、やや散漫なまとまり。
ちょっと荒っぽい。
余韻は短い。

【判定】
濃い外観ながら透明感があり、濃いピノ・ノワールか、メルローの印象。
香りはフルーツ主体でメルローが候補。
繊細で弱めな香りは日本のメルローが怪しい。
飲み口もやや頼りなく、繊細で、ちょっと水っぽい。
ミディアムボディで、酸味が支配的。
サンジョヴェーゼがあればそれが候補になる感じ。
後味はタンニンが残り、ややエグミが残る。
全体のバランスは力がなく繊細なまとまりで、日本のワインをイメージさせる。

ファイナルアンサーで、メルロー日本
で、ブー!

シラー、グルナッシュでした・・・

【総評】
テル・デュ・ルヴァン 2006
TERRE DU LEVANT 2006

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ヴァントゥーAC
アルコール度:14%
ブドウ品種:シラー、グルナッシュ

酒の勝鬨の通販で、5本セット4980円、1本あたり996円で購入。

最近外しまくっています・・
品種を完全に間違ってます。

シラー、グルナッシュは色が濃い、と思い込んでましたが、コート・デュ・ヴァントゥーなので、そんなに濃くはないですよね。

しかも、ちょっと力が無いワインなので国産、という何度も外してるパターンにはまりました。
国産ワインが入っているとなかなか難しいです。

ちなみにネタバレして飲んだ感想は、サンジョヴェーゼのイメージ。

グルナッシュは何となくイメージできますが、シラーの要素が分かりません。

やや収斂性のある酸味というか、酸味が支配的というか。

まとまりとしては価格なりな印象で、1000円は超えないかな、って感じ。

しかも口の部分が欠けてました。
何か、今回のワインセット、外れかも・・

前に飲んだやつもちょっと酸化してるイメージがありましたが、これもちょっと怪しい??

まあ、完全に痛んでいるというレベルでは無いので、ワインの個性かもしれません。

ちょっと飲み口に癖があって、今どきの濃厚フルーティというタイプではありません。
昔ながらの個性的な品種を使った感じで、シラー、グルナッシュというよりは、カリニャンとかをイメージさせますね。

今日の晩御飯は自家製ぎょうざ。

お酢の入ったつけダレにつけても、酸味が負けないですね。
意外と合います。

それほど香りも強くなく、どちらかというと地味な味わいなので、家庭の料理に合わせても主張しませんね。

とはいえ、ワインの格としては、ヴァン・ド・ペイくらいの印象を受けてしまいますね。

胸を張っておすすめ出来るようなワインではないかな。

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