(1)メルロー主体、カベルネ・ソーヴィニヨン(日本:長野県:小布施:07)\1995
(2)メルロー100%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC<サンテミリオン>:05)\1390
(3)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390
(4)シラー、グルナッシュ(フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ヴァントゥーAC:06)\996(5本セット4980円)
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
深い透明感のある、濃いルビー。
ほとんど黒に近い色調ながら、深い透明感があり、うっすらと底が見える。
フチは色味の強いピンク。
紫がかっていて若々しさを感じる。
粘性は中庸。
ディスクは薄い。
【香り】
フレッシュな果実香。
赤いベリーと黒いベリーが混ざっている印象。
グラスを回すと、焦げ臭と動物香。
落ち着いて、スパイス香。
スパイスも爽やかさを感じるスパイス。
香りは繊細で弱め。
【味わい】
ほとんど残糖を感じないセックながら、フルーティさがあり飲みやすい。
辛口で意外とアルコールを強く感じるが、ボディはミディアムくらい。
タンニンがやや主張している。
酸味はちょっと頼りないが、少し時間をおくと酸味が中心の味わいになる。
全体をまとめる包容力のようなものに欠けて、やや散漫なまとまり。
ちょっと荒っぽい。
余韻は短い。
【判定】
濃い外観ながら透明感があり、濃いピノ・ノワールか、メルローの印象。
香りはフルーツ主体でメルローが候補。
繊細で弱めな香りは日本のメルローが怪しい。
飲み口もやや頼りなく、繊細で、ちょっと水っぽい。
ミディアムボディで、酸味が支配的。
サンジョヴェーゼがあればそれが候補になる感じ。
後味はタンニンが残り、ややエグミが残る。
全体のバランスは力がなく繊細なまとまりで、日本のワインをイメージさせる。
ファイナルアンサーで、メルロー日本
で、ブー!
シラー、グルナッシュでした・・・
【総評】
テル・デュ・ルヴァン 2006
TERRE DU LEVANT 2006
フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ヴァントゥーAC
アルコール度:14%
ブドウ品種:シラー、グルナッシュ
酒の勝鬨の通販で、5本セット4980円、1本あたり996円で購入。
最近外しまくっています・・
品種を完全に間違ってます。
シラー、グルナッシュは色が濃い、と思い込んでましたが、コート・デュ・ヴァントゥーなので、そんなに濃くはないですよね。
しかも、ちょっと力が無いワインなので国産、という何度も外してるパターンにはまりました。
国産ワインが入っているとなかなか難しいです。
ちなみにネタバレして飲んだ感想は、サンジョヴェーゼのイメージ。
グルナッシュは何となくイメージできますが、シラーの要素が分かりません。
やや収斂性のある酸味というか、酸味が支配的というか。
まとまりとしては価格なりな印象で、1000円は超えないかな、って感じ。
しかも口の部分が欠けてました。
何か、今回のワインセット、外れかも・・
前に飲んだやつもちょっと酸化してるイメージがありましたが、これもちょっと怪しい??
まあ、完全に痛んでいるというレベルでは無いので、ワインの個性かもしれません。
ちょっと飲み口に癖があって、今どきの濃厚フルーティというタイプではありません。
昔ながらの個性的な品種を使った感じで、シラー、グルナッシュというよりは、カリニャンとかをイメージさせますね。
今日の晩御飯は自家製ぎょうざ。
お酢の入ったつけダレにつけても、酸味が負けないですね。
意外と合います。
それほど香りも強くなく、どちらかというと地味な味わいなので、家庭の料理に合わせても主張しませんね。
とはいえ、ワインの格としては、ヴァン・ド・ペイくらいの印象を受けてしまいますね。
胸を張っておすすめ出来るようなワインではないかな。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数の多い記事
-
<2017年8月22日> 2016年の二次試験結果発表では、選択項目までは開示されませんでした。 出題された品種のみですので、これはまた別途お知らせします。 どのような選択項目が出されたかは不明ですね~。 大きな変更は無いとは思いますが、最新の情報はワインスクールなどに...
-
ワインのテイスティングの際に、グラスを回す事をスワリングといいます。 グラスを回す方向も、時計回りと反時計回りでいろいろ薀蓄があるようです。 一般的には自分の方向に回す、反時計回りでスワリングするのが良いとされているようです。 万が一ワインが飛び出しても、対面の人にかからないとい...
-
いままで、ワインは飲みきってしまうことが多く、余ったら料理用にして、ワインの保存はあまり気にしていませんでした。 でも最近、年齢とともにワインが多めに残るようになってきたので、ワイン保存のパイオニア、「バキュバン」を購入。 で、ホントに効果があるのか、早速テストしてみました...
-
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2021 Georges Duboeuf Beaujolais nouveau 2021 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.ボージョレ アルコール度:12.5% ブドウ品種:ガメイ 外観は、紫がかった鮮やかな色調で、底がしっか...
-
先日飲んだ、メルシャンのビストロ。 このワイン、ボトルがプラスチックのように軽いんです。 ちょっとびっくりするような軽さなんですが、ボトルが重いほどワインはおいしいなどという俗説があるので、いくつか重さを量ってみました。 手元にあるボトルで調べると、一般的なワインの空瓶の重さは5...
0 件のコメント:
コメントを投稿