2009/10/24

ドメーヌ・オベール・エ・パメラ・ド・ヴィレーヌ  ブーズロン 2003

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)アルバリーニョ、シャルドネ(スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO:05)\1680
(3)ソーヴィニヨン・ブラン80%、セミヨン20%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1390
(4)ビウラ、ベルデホ(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン州:ビノ・デ・ラ・テイエラ:07)\1090

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・オベール・エ・パメラ・ド・ヴィレーヌ  ブーズロン 2003
【外観】
やや濃い、色味の強いレモンイエロー。
少し緑がかった色身の強い黄色。
色味は均等でムラが無い。
インクで色をつけたような印象。
輝きがあり、粘性はやや強い。

【香り】
カリンや柑橘系のフルーツ。
ミネラルや酵母の印象。
グリーンっぽいハーブ。
熟成の感のある独特な香り。
やや煮詰まったような、ちょっと酸化しているような。
グラスを回すと重さがどんどん支配的になる。
樽熟成の影響か、タバコの葉のような印象もある。


【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
だけど、アルコール度が強く、甘さを感じる。
しっかりしたボディだが、ふくらみは無い。
太い芯があるような、男っぽい印象。
酸味はあまり強くないが、バランスよくある。
苦味も強めで、飲み終わったあとに苦味がちょっと支配的に感じる。
後味はアルコールが強く、乾くような印象。

【総評】
着色したような黄色。
少なくともアリゴテやボルドーでは無さそう。
単調でムラのない外観は、単一品種のような感じも受ける。
香りはちょっと独特な香りを含んでいる。
そう、シェリーのような印象。
多分、スペインのどちらかになると思うが、見分けるポイントは価格とビンテージ、それにブドウ品種。
ちょっと熟成感を感じるので、05のアルバリーニョ、シャルドネが候補。
価格の印象でも1500円越えの印象。
品種でいくと、シャルドネが入っているかどうかだが、ボディの力強さにシャルドネを感じる。

ファイナルアンサーで、アルバリーニョ、シャルドネ
で、ブー

ひぇ~、アリゴテでした・・

【総評】
ドメーヌ・オベール・エ・パメラ・ド・ヴィレーヌ  ブーズロン 2003
DOMAINE A. ET P. DE VILLAINE Bouzeron 2003

フランス:ブルゴーニュ:ブーズロンAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:アリゴテ

リカーランドトップで、1880円で購入。

いつもの事ながら、ネタバレしてみるとアリゴテ以外に考えられない味わい。
リンゴの印象が強いんですよね。
しかも剥いて時間がたった、酸化したリンゴ。
ブーズロンのアリゴテって、飲む度に印象が違うんですが、この03は、いかにもアリゴテっぽい味わいです。

最初は酸化して重いような印象でしたが、時間が経つと、すっきりとアリゴテらしい味わいになります。

アリゴテって実に個性的な味わいを持っていますが、うまく引き出すととても美味しいワインになりますね。

酸味がゴリゴリしてるっているか、やっぱリンゴの酸味なんですよね。

こういった飲み進むとどんどん美味しくなるワインってのは本当にいいワインですね。
ブーズロンのアリゴテは本当に外しませんね。

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