2009/09/29

マンズ 有機ワイン シャルドネ NV(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)リースリング(豪:南オーストラリア州:07)\1050
(3)シャルドネ、マスカット(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\980
(4)シャルドネ(国産:アルゼンチンの輸入ワイン使用:NV)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

マンズ 有機ワイン シャルドネ NV
【外観】
やや淡い、グリーンがかったレモンイエロー。
若々しい印象。
表面に黒い浮遊物。
何ものかは不明。
粘性はやや高く、脚が長く残る。
ディスクは普通。

【香り】
熟した果実香。
柑橘系。
発酵香。
ややスモーキー。
グラスを回しても印象変わらず。
香りは弱めで、力が無い。

【味わい】
やや残糖を多めに感じるセック。
フレッシュで爽やかなアタック。
酸は柔らかいが、後味に残りジューシーな印象。
ほどよいボリューム感と、均整の取れたバランス。
アルコール度はそこそこしっかりしている。

【判定】
若々しい外観から、03のアリゴテは消える。
色は淡いので、リースリングが怪しい。
香りはシャルドネっぽい。
煙っぽさのある熟成した果実香。
リースリングのヴァラエタルアロマである、ペトロール香は感じない。
味わいは、やや甘さを感じるセック。
ニューワールドの印象。
ヴァン・ド・ペイはちょっと違いそう。
シャルドネもアルゼンチンなので、ここで2択になる。
やや温度が上がってきて、香りが出てきたが、やはりリースリングの印象は無い。
というかシャルドネの印象。

ファイナルアンサーで、シャルドネ。
で、ピンポン

ようやくシャルドネが分かってきたか・・・

【総評】
マンズ 有機ワイン シャルドネ NV
MANNS WINES Yuki Wine Chardonnay NV

国産:アルゼンチンの輸入ワイン使用
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、880円で購入。(参考小売価格:950円)

有機栽培したアルゼンチンのシャルドネを使用した、国産ワイン。
なんか・・国産って感じの甘さがあります。

でも昔の国産ワインのようなバランスの悪さは無く、クリーンで飲みやすいワインです。
値段もお手頃ですね。

今日の晩御飯は、鶏のフリッター風のグリル。
小麦粉つけてソテーしてます。

スパイシーソルトをつけると、ワインの甘さが浮いてしまって合いません。
テリヤキソースだと甘い要素がシンクロしていい感じ。

このワイン、やっぱり和食を狙っていますね。
この微妙な甘さは煮物やテリヤキに合いそうです。

サトイモなんかも合いそうですね。

さつまいもの天ぷらがあったので合わせてみました。
ワインの甘さがさつまいもの甘さを吸収して、ぼそぼそな感じになってしまいますが、基本的には馴染みますね。

プチトマトに合わせてみると、トマトの酸味と甘みに、ワインが完全に消されてしまいます。
チーズとか入ると良くなりそうですが。

そうそう、これはきっと、焼き鳥のタレに合いますね。
居酒屋ワインって感じでしょうか。

なんというか、キレイなフルーツ感なんですよね。
フレッシュな果汁を飲んでいるようなイメージ。
クリーンな印象も際立ってますね。

国産ワインっぽいんですが、ちょっとステージアップした感じでしょうか。
家庭の和食に合いそうな感じは、なかなかおすすめです。

2009/09/27

デュオ・ミティーク ロゼ 2008

デュオ・ミティーク ロゼ 2008
DUO MYTHIQUE ROSE 2008
デュオ・ミティーク ロゼ 2008
フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シラー、グルナッシュ

リカーランドトップで、特売980円で購入。(参考小売価格:1100円)

【外観】
やや明るめのキレイなピンク色。
ほんのりサーモンピンクだが、サクラ色の印象。
粘性は中庸。
脚はうっすら長く残る。
フチに向かって無色になり、ディスクとしてはやや厚め。

【香り】
赤系と黒系が混ざっているような果実香。
モモやベリー系果実。
グラスを回すと発酵香。
ミネラルの印象やややヴェジェタルな印象もある。
温度が低いせいか、香りは弱め。

【味わい】
とてもライトな味わい。
白ワインに近い印象。
セックながら、やや残糖を感じる。
酸味が強く、後味に苦味も残る。
クリーンな印象ですっきりしている。
アルコール度はやや強く感じる。
かなり軽く、やや水っぽさもある。

【総評】
スーパーライトな、白ワインに近いロゼですね。

フレッシュで軽くて、きれいな飲み口です。
ランチくらいに合いそうなボリューム感。
色もきれいなので、お休みのランチにピッタリ。

後味にやや炭酸のような印象というか、エグミのようなものが残りますね。

でもとにかく軽い。

繊細なバランスを保っているので、軽さも1つの要素なんですが、人によっては軽すぎると感じるかもしれませんね。

特に料理に合わせる時にはちょっと気を使った方がいいかも。

今日はしゅうまいだったのですが、イマイチ。

しゅうまいって、貝柱を入れるので、純粋な豚肉料理じゃないんですよね。

でも、とても素直なワインで、飲んでて気持ちいい感じです。
爽やかな風を感じるとでも言いましょうか。(なんじゃそれ)

このワイン、外で飲むといいかな。

これからの爽やかな季節にはアウトドアで飲むのがオススメですね。
バーベキューには合わないかもしれませんが、お弁当持って、ピクニック、なんて最高かも。

手造りハムのサンドイッチなんて、とても合いそうですねー。

見た目も素敵で、さらに名前も「神秘のワイン(二重奏)」ですからね。
話題にはことかきませんね。

さらに詳しい情報はサッポロビールのHPで。
http://www.sapporobeer.jp/wine/mythique/

※サッポロビールサイトより引用
「ラ・キュベ・ミティークの魅力を身近に感じてほしい」という思いから、デュオ・ミティークは誕生しました。その名が意味するのは、香りと味わいの“二重奏(デュオ)”。地中海の陽光をたっぷりと浴びた2つのぶどう品種をブレンドすることで、ラングドック地方のテロワール(気候・土壌)をわかりやすく表現しています。よりカジュアルに、さまざまなシーンで楽しめる、新しいスタイルのキュベ・ミティークです。
南仏特有のぶどう品種2つのブレンドから生まれる、フレッシュで果実味豊かな味わい。そして、地中海沿岸の大地がもたらすスパイシーなハーブ香。飲みやすく家庭料理との相性も良いので、普段の食卓で気軽にお楽しみください。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/inoue-sakaya/10000941/

※サイトより引用
南仏の太陽をいっぱいに浴びた2種類ぶどう品種からつくられたワインを絶妙にブレンド。フレッシュで果実味豊かな味わいが楽しめる新しいミティークです。

2009/09/26

シャトー・クーティネル 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(4)ネグレット60%、ガメイ20%、シラー10%、マルベック10%(仏:南西地方:オート・ガロンヌ地区:フロントン:05)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・クーティネル 2005
【外観】
小さな気泡が多く見られる、濃いガーネット。
フチの赤味は強いが、意外と色は落ち着いている。
粘性は弱く、ディスクは極薄い。
透明感はほとんど無い。

【香り】
イチゴ。
キャンディ。
発酵途中のイメージ。
炭酸のニュアンス?
果汁の印象?
ヌーボーのような印象がある。
グラスを回すと発酵香、イーストのような印象が強くなる。
なめし革も。
少しおいて、フローラルな印象。
もう少し置くと、やや悪臭系の麝香のようなイメージ。

【味わい】
残糖少なめのセックだが、フルーツ感が強いので最初甘く感じる。
酸味が強く、タンニンは控えめ。
ボディは軽く、ミディアムボディくらい。
アルコールはそこそこ。
余韻はほとんどなく、後味はジューシーさがありながら、やや乾く。

【判定】
とにかく小さな気泡が多く見られるのが特徴。
発酵途中のような印象。
香りはイチゴやキャンディが感じられ、ガメイ独特のなめし革香もある。
味わいも、ガメイ独特の収斂性のような印象。
外観はとっても濃いので、ガメイらしくないが、香りと味わいはガメイ。

で、よく見るとガメイが入っているワインが2つ。

ブルゴーニュのガメイかと思っていたが、ひょっとして南西地方のネグレット?
ブルゴーニュのガメイはこんなに濃くないだろう。
しかもピノ・ノワールも入ってるし。
さらにブルゴーニュは2000年なので、熟成感が全然違う。
そうなると南西地方のネグレットか。

ファイナルアンサーで、ネグレット60%、ガメイ20%、シラー10%、マルベック10%
で、ピンポン

さすがにブルゴーニュのガメイではこの濃さは出ません。

【総評】
シャトー・クーティネル 2005
Chateau Coutinel 2005

フランス:南西地方:オート・ガロンヌ地区:フロントン
アルコール度:12%
ブドウ品種:ネグレット60%、ガメイ20%、シラー10%、マルベック10%

町田の蔵家さんで、1080円で購入。

いわゆる、グローバルスタンダードのワインではなく、しっかり癖のある、個性的なワインです。
収斂性があって酸っぱい感じ。
どこで作っても同じようなワインと違って、しっかりと個性を主張しています。

ネグレットはまた、馴染みの無い品種ですね。

ネットで調べると、フランス南西地方の固有品種で、品質は高いけど病気に弱いとのこと。
(参考:Biblio-wineさん http://www.bibliowine.jp/)

あまり品質が高い・・・という印象でもないような?
ガメイとサンジョヴェーゼを合わせたような感じなんですが・・

んん?
ちょっと温度が上がってきたら、だんだんまろやかな口当たりになってきました。

うーん、これは結構美味しいかも。

アルコール度も低い印象でしたが、結構効いて来ます。

第一印象は、やや意固地で人を受け付けない感じでしたが、だんだん打ち解けてきました。
なんだ結構、いいやつじゃん、みたいな。

このワイン、どんどん無くなりますね。
美味しいです。

今日の晩御飯は麻婆豆腐だったのですが、良くも悪くも無い感じ。

酸味が強くて、収斂性があるので、トマトソース系の料理に合いそうな気がします。

ラベルの印象では、かなり重い感じを受けるのですが、味わいはもう少しライトで、フレッシュな印象があって、ちょっとギャップを感じます。

クラシックなワインを好きな人にはおすすめでしょうか。

2009/09/25

プルポ アスール ブランコ NV(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)ソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1180
(3)パロミノ80%、ソーヴィニヨン・ブラン20%(スペイン:ガリシア州:ヴィノ・デ・メサ:NV)\980
(4)シャルドネ(国産:アルゼンチンの輸入ワイン使用:NV)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

プルポ アスール ブランコ NV
【外観】
淡く、白っぽい、レモンイエロー。
キラキラした輝きがある。
若い印象。
コルクの欠片あり。(スクリューキャップが消える)
粘性はやや強い。

【香り】
スモーキー。
ミネラル。
梨くらいの果実感。
グラスを回すと発酵香が強くなる。
香りは弱めで、繊細。

【味わい】
フレッシュで果実感の強い口当たり。
ほんのり残糖を感じるセック。
酸味は強く、後味はジューシー。
ボディはか細い感じだが、芯はありそう。
アフターでアルコールの印象が少し出る。
余韻は短い、というかほぼ無し。
あとから果汁を足したような、果実感がある。

【判定】
コルクが浮いている点で、シャルドネが消える。
若々しさで、アリゴテが消える。
ボルドーかスペインだが、外観の印象はスペイン。
ただ、香りはやや複雑で、ボルドーがやや浮上。
でも香りは細く、やや低価格ワインの印象。
また、果実の印象もフランスというよりはスペイン。
やや野趣なブドウ品種のイメージ。
飲み口はほぼテーブルワイン。
ニューワールドチックなフルーツ感。
少なくともボルドーでは無い。

ファイナルアンサーで、パロミノ80%、ソーヴィニヨン・ブラン20%
で、ピンポン

とっても軽いんですが、バランスよくまとまっています。

【総評】
プルポ アスール ブランコ NV
Pulpo Azul Blanco NV

スペイン:ガリシア州:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:11%
ブドウ品種:パロミノ80%、ソーヴィニヨン・ブラン20%

町田の蔵家さんで、980円で購入。

すいすいすいすい、どんどん無くなるワインです。
ホントにジュースみたい。

でもベタベタした甘さは無く、フレッシュで、バランスがいいワインです。
軽いので、一口でぐいっと飲んでしまいますね。
ワイングラスよりもゴブレットが似合いそうです。

ちょっと水で割った?ってくらい軽いですが、なかなか良い水で割ってます。(割ってないって)

万人受けする美味しさですね。
強いワインが好きな人には薦められませんけど。

ちょっと後味に苦味もあって、グレープフルーツの印象です。
でもとてもクリアに洗練されてます。

このワイン、ラベルの絵がタコなんですが、名前もプルポ(たこ)アスール(青い)と魚介テイストいっぱいです。

味もいかにも魚介類に合いそうなんですが、今日、うちにある魚介類は、西京焼き・・・
残念ながら味噌漬けの魚には合いません。

週末なので、レトルトのカルボナーラも用意してみましたが、これには良く合います。

といっても、口をフレッシュにしてくれる、という程度の合い方ですね。

ちなみにお店にあったPOPによると・・・
料理:タコのマリネ等タコのお料理、白身魚料理、魚介・野菜のフリット、前菜全般。
ノート:ほのかに麦わらがかった淡い黄色。上品で軽快な柑橘系の果実のアロマと、奥にフェンネルを感じます。しっかりとした酸があり、余韻には爽やかなハーブのニュアンスが残ります。軽快で新鮮、フルーティな白ワインです。

さすがにプロのコメント。

フェンネルって、ウイキョウ(茴香)の事ですね。
グリーン系のハーブですが、特徴はと言われると良く分かりません。
中国でも使われるので、ちょっとオリエンタルな印象なのでしょうか?

もっとスパイスの勉強をしないとダメダメです。

それにしてもこのワイン美味しいですね。

ラベルは可愛いのですが、ちょっと安っぽくて、お土産にするにはちょっと迷うところです。
でも、数本あるうちの1本であれば、受ける事間違いなしですね。

飲んだときに、「ちょっとフェンネルの香りが・・・」といえばもうバッチリ!
でもその前に、フェンネルについて調べておきましょう。

2009/09/22

コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)ネグレット60%、ガメイ20%、シラー10%、マルベック10%(仏:南西地方:オート・ガロンヌ地区:フロントン:05)\1080
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008
【外観】
濃く、黒っぽい色調のガーネット。
透明感はほとんど無く、底は見えない。
フチはピンク色で、若々しさがある。
ディスクはほぼ無いが粘性は高め。
小さな気泡が少し見られる。

【香り】
濃厚で煮詰まった果実香。
タバコの葉。
黒系のスパイス。
焦げ臭。
グラスを回すと生っぽい動物香。
香りは分厚く、重い。

【味わい】
残糖をあまり感じないセック。
酸味が強く、アルコール度も強い。
全体的に強めのアタック。
それでいて、フルーティ。
タンニンは控えめでわずかに舌に感じる程度。
後味は酸味が残りジューシーさがある。
余韻は短い。

【判定】
濃く、黒っぽい外観ながら、若々しさを感じる。
ネグレットの05あたりはちょっと違うかも。
香りは厚く、濃く、スパイシー。
いわゆるチリカベの印象。
濃厚フルーティ。
味わいは以外と残糖が少なく、辛口な印象。
ここで、フランスの2本がやや気になる。
ただ、全体の濃い印象はニューワールド。
あとは複数の品種がアッサンブラージュされているかどうかと、価格帯。
カベルネ・ソーヴィニヨンの単一品種の方は700円弱、かたや1680円。
倍以上違う。
色味のシンプルで、飲み口も単調な印象なので、複数の品種が入っている感じではない。
ボリューム感、まとまりもやや低価格の印象。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン単一品種
で、ピンポン

コノスルのカベルネ・ソーヴィニヨンです。いけますね。

【総評】
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008
Cono Sur Cabernet Sauvignon 2008

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ワイナリー和泉屋の通販で、6本セット4180円、1本あたり697円で購入。

何となく、コノスルっぽさが分かってきたような・・・

甘さはしっかりと抑えられていて、ボリューム感がありながら、飲み口は軽やか。
ややヒンヤリとした印象があります。
この、ヒンヤリとした飲み口が実はなかなか好感度が高いんですね。

あくまで、低価格でカジュアルなワインですが、納得感というか、満足感があります。
安いから我慢しようみたいな部分がありません。
今日はあえてコノスルが飲みたい、みたいな1つのジャンルとしての完成度を感じますね。

ボルドーの真似じゃなくて、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンというジャンルで、完成度を高めた感じ。

フレッシュ、フルーティで、濃縮感があります。
重くなりがちなチリカベを、クールな印象にまとめている点が素晴らしいですね。

コストパフォーマンスも高く、オススメです。

■関連情報(コノスルのワイン)

2009/09/21

トールホース ピノタージュ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(4)ピノタージュ(南アフリカ:WOウエスタン・ケープ:08)\780

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トールホース ピノタージュ 2008
【外観】
濃く、深い透明感のある、黒っぽいガーネット。
濃い色調ながら、底がぎりぎり見えるくらいの透明感がある。
色味は黒っぽく、やや落ち着いた印象。
ディスクは薄いが、粘性はやや強い。

【香り】
濃縮感のある果実香。
タバコの葉。
黒系スパイス。
やや動物香。
グラスを回すと、不思議と香りが少なくなる?
少し時間をおいて、なめし革のような動物香。

【味わい】
セックながら、残糖を多く感じる甘さがある。
フルーティで、ボリューム感のある味わい。
フルボディだが、酸味とフルーティさで、フレッシュな飲み口。
フルーツ中心の味わい。
タンニンは控えめ。
余韻は短く、後味はジューシー。
アルコール度は強そうだけど、あまり前面に出てこず、フレッシュ感が強い。

【判定】
濃い外観ながら、深い透明感がある。
チリのカベルネでは無さそう。
香りは、スパイス香が強い。
濃縮感があり、シラーっぽい香り。
ただ、なめし革の印象とスパイス香で、ピノ・タージュの線が濃厚。
飲み口の甘さはまさにニューワールド。
フルーツボンバー系。
軽くて飲みやすいまとまりは低価格のニューワールドワイン。
再び、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンが候補に浮上。
ヴェジェタルな印象もあり、カベルネ・ソーヴィニヨンもありそうな感じ・・・
ちょっと迷うが、やはり第一印象でいくか。

ファイナルアンサーで、ピノタージュ
で、ピンポン

ピノタージュって、スパイシーで濃厚なピノ・ノワールって感じなんですよね。

【総評】
トールホース ピノタージュ 2008
Tall Horse PINOTAGE 2008

南アフリカ:WOウエスタン・ケープ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ピノタージュ

リカーランドトップで、780円で購入。

なめし革やドライフラワーのような、ピノ・ノワール的な要素に、シラーのようなスパイシーな要素が混ざっている感じが、ピノタージュの特徴、って勝手に思っています。

今回、リーズナブルなワインなので、ややジュースっぽさが前面に出ていますが、品種の個性としては、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーに劣らない印象があります。

今回、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンはコノスル。
迷いましたが、そこに行かなかったのは、安っぽいから・・・
そういうと身も蓋もありませんが、カジュアルなワインとしては美味しくまとまっています。

ピノタージュって安いワインしか飲んだ事ありませんが、ほぼ外れがありませんね。

このワインもジュースっぽい、カジュアルな飲み口なんですが、嫌味がないので、すいすい飲めちゃいます。

今日はとんかつだったのですが、合わせるとジュースのようになってしまいました。
中濃ソースにからしをつけると、スパイシーさでバランスが取れるのですが、フルーツジュースの印象だけが残る感じです。

甘い印象はありますが、ベタベタした感じでは無いので、そんなに悪くないと思います。

焼肉とか、ハンバーグ、ステーキなんかだと結構合いそうな気がしますね。
あくまで、本格的な感じじゃなくて、カジュアルな合い方ですが。

トールホースはソーヴィニヨン・ブランがいまいちだったのですが、ピノタージュは美味しいですね。

ピノタージュは南アフリカの代表的な品種なので、さすがに外せないって感じでしょうか。

カジュアルで、フルーティで、ちょっと一般的じゃない品種で、アルコール度が強いワインをお探しの人には最適でしょうか。

神の雫 第1巻

神の雫 第1巻
神の雫 (1) (モーニングKC (1422))
作:亜樹 直
画:オキモト シュウ

面白さ : ★★★★☆(4)
資格試験役立ち度 : ★☆☆☆☆(1)
オススメ度 : ★★★★☆(4)

ページ数:212ページ
定価:550円(税込)

ワインブームの火付け役にもなった、超有名な漫画。
ワインの物語性や神秘性を、うまくストーリーに昇華させて、エンターテイメントに仕上げています。
オキモト・シュウさんの絵も繊細でキレイなので、読みごたえがありますね。
試験勉強に疲れたときに気晴らしで読むには最高です。

やや、荒唐無稽な設定や、にわかワインマニアなどを産み出して、ワインのプロから冷ややかに見られている時期もありましたが、ワイン業界への貢献度という点では誰しもが認めるところでしょう。

満を持してテレビドラマにもなりましたが、ちょっとコケちゃいましたね。

第一巻で出てくるワインを、ソムリエ協会の資格試験の視点で解説してみました。


1.Domaine de la Romanee Conti Richebourg

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ リシュブール

ブルゴーニュ地方、コート・ド・ニュイ地区、ヴォーヌ・ロマネ村のグランクリュですね。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティが有名なので、モノポール(ひとつの畑を単独で所有する事)のようなイメージがありますが、そうではありません。
ラ・ターシュとロマネ・コンティの2つが、D.R.C.のモノポールです。
漫画の中でもアンリ・ジャイエのリシュブールが登場します。


2.Chateau Mouton Rothschild

シャトー・ムートン・ロートシルト

ボルドー地区、ポイヤック村の、第一級格付けのグランクリュ。
1855年のパリ万国博覧会の際に制定されて以来、シャトー・ムートン・ロートシルトだけが2級から1級に昇格しています。
昇格された年は、1973年。(ここポイント)
セカンドラベルは、ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト。
ちなみに、ロートシルトってのはドイツ語読みで、フランス読みはロッチルド、英語読みはロスチャイルドですね。
街の酒屋さんによっては、ロッチルドと言う(頑固な)ご主人もいます。
でも、ソムリエ協会的には、ロートシルトで統一しているようです。


3.Chateau mont-Perat

シャトー・モン・ペラ

ボルドー地区、ガロンヌ川右岸地区、プルミエール・コート・ド・ボルドーのA.O.C.ワイン。
プルミエール・コート・ド・ボルドーは、1973年に発行された比較的新しいA.O.Cです。
アントル・ドゥ・メール隣接で、ガロンヌ川を挟んでペサック・レオニャンの向かい側。
赤と白のタイプを生産する事が可能です。


4.Opus One

オーパス・ワン

シャトー・ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロッチルトと、ロバート・モンダヴィの合弁事業として1978年に設立されたワイナリー。
アメリカのカリフォルニア州、ナパ郡、AVAはオークヴィル。
でも、ナパ・ヴァレーといっても間違いじゃないのかな?
アメリカのAVAは入り組んでいるので、なかなか難しいですね。
ナパ・ヴァレーはカベルネ・ソーヴィニヨンが有名な産地で、1976年のパリテイスティングで1位になったスタッグスリープなどがあります。


5.Vosne Romanee Clos Parantoux

ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥ

ブルゴーニュ地方、コート・ド・ニュイ地区、ヴォーヌ・ロマネ村のプルミエ・クリュ(1級畑)。
1級畑まで覚えるのは大変ですが、Vosne Romanee村のプルミエ・クリュは他に、レ・マルコンソール、レ・ボーモン、レ・ゴーディショ、レ・シュショ、クロ・デ・レア、レ・ショームなどがあります。


6.Miani

ミアーニ

北イタリア、フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア州の、多分テーブルワイン。
低収穫で有名。
15haの畑で、7300本しか生産されないそう。
1haあたり、365,000ml、3.65ヘクトリットルって事??
ボルドーのグラン・クリュでも45~50ヘクトリットルくらいあるので、10分の1以下?
ワインの生産量ってhl(ヘクトリットル)で表しますが、1hl=100リットル=100,000mlって事ですね。

2009/09/20

コノスル ゲヴュルツトラミネール ヴァラエタル 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ロワール地方:サンセールAC:07)\2580
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(3)ソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1180
(4)ゲヴュルツトラミネール(チリ:南部:ビオ・ビオ・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コノスル ゲヴュルツトラミネール ヴァラエタル 2008
【外観】
輝きの強い、やや淡い色調のイエロー。
かなり輝きが強く、アルコール度が高そうな印象。
小さな気泡が少し見られる。
フチに向かって透明感が強くなり、フチはほぼ無色。
粘性は強く、ディスクも厚い。

【香り】
強いライチ香。
コショウのようなスパイス香。
白い花の印象もある。
グラスを回すとチーズのような発酵香やミネラルの印象が立ってくる。
アロマティック品種の印象だが、爽やかさを感じる香り。

【味わい】
すっきりとした辛口。
フルーティで爽やか。
やや残糖を感じる甘さがあり、酸味は強い。
アルコール度も高そうだが、バランスが良く、フレッシュ。
後味は酸味が残り、ジューシー。
余韻は短い。

【判定】
透明感が強く、ギラギラとした輝き、蒸留酒かと思うくらい。
小さな気泡もあり、若い印象。
香りは、ゲヴュルツトラミネールそのもので、特徴的なライチ香が最初に入ってくる。
そのほかスパイシーな要素も多い。
飲み口も強烈な酸味でフレッシュ、フルーティ。
独特なエグミもゲヴュルツトラミネール。

ファイナルアンサーで、ゲヴュルツトラミネール
で、ピンポン

ブラインドテイスティングで、ゲヴュルツトラミネールはサービス問題ですね。

【総評】
コノスル ゲヴュルツトラミネール ヴァラエタル 2008
Cono Sur Gewurztraminer 2008

チリ:南部:ビオ・ビオ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール

ワイナリー和泉屋の通販で、6本セット4180円、1本あたり697円で購入。

相変わらずコノスルのゲヴュルツトラミネールは美味しいですね。
安定感抜群で、誰にでも薦められるワインです。

ただ、香りが強烈なので、合う料理は限られます。
前回はたまたまカレーだったのですが、これがなかなかいい感じの合い方でした。

今日の晩御飯は中華で回鍋肉。

ゲヴュルツトラミネールと中華の取り合わせは定評がありますが、実際に合わせるのは初めて。
確かにこの香りの強さ、スパイシーな要素は中華じゃないとワインだけ浮いちゃいますね。

で、実際に回鍋肉に合わせると、料理が完全に負けました。
というか、想像以上にワインの香りが強いですね。

オリエンタルスパイスをバンバン使った、スパイシーな中華じゃないとダメみたい。

麻婆豆腐くらいならいいのかな?
家庭料理だとやっぱりカレーがオススメでしょうか。

まあ、料理に合わなくても、それだけで美味しく飲めるタイプです。

華やかさもあるので、飲み会ワインに最適ですね。

コストパフォーマンスも高く、おすすめワインです。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/tamaki-web/617646/617670/1910656/1914626/#1520274

※サイトより引用
朝日新聞beランキングで堂々の1位!
「千円で満足のワイン」として、ランキング一位を獲得した実力折り紙つきのゲヴュルツトラミネール。
ゲヴェルツはドイツ語で“香料・薬味”の意味で、葡萄の皮の渋みと苦味が少々あるのが特徴です。
スパイシーな物、味の濃い料理に相性のいい一本です。

■関連情報(コノスルのワイン)

ドメーヌ・モーリス・ガヴィネ ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ レ・ダム・ユグエット 1999

ドメーヌ・モーリス・ガヴィネ ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ レ・ダム・ユグエット 1999
DOMAINE MAURICE GAVIGNET Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Les Dames Huguette 1999

ドメーヌ・モーリス・ガヴィネ ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ レ・ダム・ユグエット 1999
フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

町田の蔵家さんで、2880円で購入。

【外観】
落ち着いた色合いの明るめのルビー色。
透明感が強く、10年熟成とは思えない輝きがある。
粘性は弱めで、ディスクも薄い。

【香り】
オリエンタルスパイスやドライフラワーの熟成を感じる香り。
香りの厚みはあまりなく、少しとげとげしさを感じる。
グラスを回すとなめし革のような動物香。
スパイシーな要素が多く、複雑な印象。
やや挑戦的というか、あまりフレンドリーな香りではない。

【味わい】
ライトボディ?というくらい軽い飲み口だが、アルコールやボディはしっかりしている。
後味もキレイ。
余韻が細く長く続く。
さらに膨らむ印象。
酸味が強く、やや刺々しいが、すぐに馴染む。
ちょっと小悪魔的?な印象。

【総評】
10年熟成のブルゴーニュにしては格安なのですが、品質は間違いないです。

とても明るい色調で、軽い飲み口なんですが、深い味わいがあります。

ブルゴーニュらしく、第一印象はややそっけないんだけど、飲み終わると沁みる魅力がある、って感じでしょうか。
でも力が無いので、リーデルのブルゴーニュ(700cc)に入れるとワインが飛んでしまいますね。
もうちょっと小ぶりの、キアンティ(370cc)くらいがちょうど良さそう。

力はあまり無いけど、なんか魅力があるんですよね。

なんでしょうね、この引き込まれる感じ。
とげとげしかったり、軽かったり、酸っぱかったりするんですが、飲み終わると、またグラスに手が伸びる。
美味しいんだけど、何が美味しいが分からない、で、また飲みたくなる、って感じでしょうか。

今日の晩御飯は牛のたたきだったのですが、赤味でさっぱりしたお肉には、あまり合いません。

もうちょっと脂分がないと、馴染まない感じ。
かといってステーキって感じでもないし、やっぱり煮込み料理かな。
ビーフのトマト煮込みなんてちょうど良さそうな気がします。

我が家的にはヒットですが、ちょっとマニアックな感じがして、あまり人に薦められないワイン?
でも美味しい事は間違いありません。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/daigen/436855/979478/

※サイトから引用
ドメーヌ・モーリス・ガヴィネは、ニュイ・サン・ジョルジュで5世代続く家族経営のドメーヌ。1920年当時、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の栽培家であったオノレ・ガヴィネによって設立された
ドメーヌ。
そのノウハウと情熱を息子であるモーリス、そして現当主アルノーが引き継ぐブルゴーニュでも極めて高貴な伝統を持つドメーヌの1つ。近年までワイン・ガイド等には一切掲載されず、通のみの知られざるドメーヌだったのですが、『2005年版アシェット・ワイン・ガイド』に満を持して登場。今後、益々注目が集まることは間違いないドメーヌです♪!!
熟成感に溢れ、肉やレザー、ハーブ、腐葉土、タバコなどの香りが現われています。滑らかになったタンニンにほのかに甘みを感じ、タバコやコーヒー、土、レザーなどの印象があります。古きよきブルゴーニュといったワインで、この価格は大変魅力的です!!

2009/09/19

フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ アルベンテ ベネヴェンターノ・ビアンコ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)ファランギーナ、コーダ・ディ・ヴォルペ、フィアーノ(伊:カンパーニア州:06)\1580
(3)シャルドネ(国産:アルゼンチンの輸入ワイン使用:NV)\880
(4)ゲヴュルツトラミネール(チリ:南部:ビオ・ビオ・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ アルベンテ ベネヴェンターノ・ビアンコ 2006
【外観】
ややグリーンがかった、やや濃い目のレモンイエロー。
若々しく、ツヤっぽい輝きがある。
粘性は弱く、小さな気泡が少し見られる。
色はフチと底で色の濃さが違う。

【香り】
蜜のような印象。
白い花。
グラスを回すと強い果実香。
濃厚で、熟した南国系の印象。
ハーブやミネラルなど複雑な印象がある。

【味わい】
強い酸味。
強いアルコール。
セックで残糖はほとんど感じられない。
アルコールの強い印象が残り、後味は少しキツめ。

【判定】
歯の治療あとで、口の中のコンディションが最悪。
香りも味も良く分からないかも。

外観は若々しさがある。
香りは最初弱めだったが、グラスを回すと熟した果実香が強くなる。
これはゲヴュルツトラミネール?
でもちょっと印象が違う。
果実香は複雑で、少し高い価格帯を感じさせる。
飲み口は強い。
アルコールも酸味も強い。
しかも、ドライ。
炭酸の印象もある。
甘さが削ぎ落とされているので、ゲヴュルツトラミネールは違う。
しかもこの味わいはいかにもイタリア。

ファイナルアンサーで、ファランギーナ、コーダ・ディ・ヴォルペ、フィアーノ
で、ピンポン

イタリアっぽいという点で当たりました。

【総評】
フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ アルベンテ ベネヴェンターノ・ビアンコ 2006
ALBENTE BENEVENTANO BIANCO 2006

伊:カンパーニア州:ベネヴェンターノIGT
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ファランギーナ、コーダ・ディ・ヴォルペ、フィアーノ

リカーランドトップで、1580円で購入。

イタリアらしくて、しっかりと美味しいワインです。
すごく漠然としてますが、イタリアワインの白、共通の特徴がありますよね。
炭酸のニュアンスとか、残糖をほとんど感じないドライさとか、モモのような甘い果実香とか。
ドライなんだけど、フルーティさがあって、飲みやすいみたいな。

そういった特徴を持っていながら、やや気品というか、凛とした強さというか、素性の良さを感じるワインです。

上品なんですよね。
香りもとても華やか。
口当たりも優しいです。

塩味だけのポテトの素揚げには良く合いました。

素直な印象なので、素材の味を活かした料理に合いそうですね。

野菜とかも良く合いそう。

ミネラル感もあるので、魚介類も合うでしょうね。

フランスワインのコピーとか、ニューワールドちっくなイタリアワインが多くなっていますが、しっかりイタリアらしさを感じさせる、高品質なワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineparis16/488280/488288/578571/

※サイトより引用
カンパーニャ州でも一番古いブドウ品種の一つ「フェランギーナ」100%の辛口白ワイン。
青リンゴ、バナナ、パイナップルなどを想わせるフルーツ味溢れる香りに、上品で心地よい酸がとっても魅力的なワインです

2009/09/18

ジュナール・シャルドネ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\1180
(3)シャルドネ(国産:アルゼンチンの輸入ワイン使用:NV)\880
(4)ゲヴュルツトラミネール(チリ:南部:ビオ・ビオ・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジュナール・シャルドネ 2007
【外観】
やや淡い、グリーンがかった、中庸なレモンイエロー。
粘性は弱くさらっとしている。
ディスクも薄い。
やや濃淡の差がある色調で、輝きは弱め。

【香り】
熟した果実の香り。
かりん。
洋ナシ。
ミネラル。
発酵香。
白い石のような印象。

【味わい】
酸味がしっかりとした、ボリューム感のある味わい。
セックながら、残糖を感じる甘みがある。
酸味はしっかりとしているがやや荒っぽい口当たり。
余韻は短い。
後味はぶっきらぼうな苦味が残る。

【判定】
若々しい外観なので、03のアリゴテは消える。
香りの印象は熟した果実でミネラリー。
ほぼシャルドネ。
アルゼンチンの輸入ワインを使った国産か、ヴァン・ド・ペイ。
飲み口はボリューム感はあるが、バランスがちょっと崩れた印象。
酸味や甘みのバランスがギクシャクしている。
後味もややそっけない。
人工的とでもいいましょうか。
このドタバタしたまとまりは、あまりいいワインじゃなさそう。

ファイナルアンサーで、国産シャルドネ
で、ブー

あらま、ヴァン・ド・ペイの方でした。

【総評】
ジュナール・シャルドネ 2007
Jenard Chardonnay 2007

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

スーパーアルプスで、1180円で購入。

あんまり出来のいい感じじゃないですが、決してマズくはありません。
荒っぽいまとまりながら、何となく魅力がありますね。

ちなみに今日の晩御飯はイカ団子。

合わせると、イカの強い香りに負けてしまいます。

コールスローのサラダだと、一体化して存在感が無くなります。

がんもどきは、意外とマッチ。
ちょっと甘い出汁と合うみたいです。

週末なので、パスタを茹でて、レトルトのペペロンチーノにも合わせてみました。
ワインのフレッシュ感がぐっと出ていい感じ。

レトルトの油っぽさをスッキリとしてくれます。

ちなみに、カミさんに値段を答えてもらったら、880円。
そうそう、ブラインドでの印象はちょうどそれくらいでした。

悪くはないけど、それほど特化した魅力もないって感じですね。

2009/09/15

クーパーズ・クリーク ローン・カウリ ソーヴィニヨン・ブラン 2007(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド:イースト・コースト:07)\1199
(2)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\1180
(3)シャルドネ(国産:アルゼンチンの輸入ワイン使用:NV)\880
(4)ゲヴュルツトラミネール(チリ:南部:ビオ・ビオ・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

クーパーズ・クリーク ローン・カウリ ソーヴィニヨン・ブラン 2007
【外観】
ややグリーンがかった、中庸なレモンイエロー。
色合いは中庸。
ほんのりグリーン。
輝きは大人しい。
粘性も中程度。
全部が中庸な感じ。

【香り】
熟した果実香。
カリン。
柑橘系。
火打石。
ミネラル。
発酵香。
シャブリの印象。

【味わい】
ほんのり残糖を感じる甘さを残した辛口。
フルーティ。
酸味はしっかりしている。
飲み口は優しく、ボリューム感がある。
ふっくらとした印象。
アルコール度は控えめで、バランスは良い。
余韻はほのかに続く。

【判定】
すべてが中庸な外観からはシャルドネ。
香りもシャルドネ。
シャブリのような印象。
味わいもボリューム感のあるリッチな印象でシャルドネ。
となると、アルゼンチン産を日本で瓶詰めしたものか、ヴァン・ド・ペイの2択。
トータルのバランスは良く、ヴァン・ド・ペイ?って感じだが、ややまとまりすぎていて、新世界っぽさもある。
ちょっと仮面を被ったような第一印象なので、やっぱり新世界ワインかな。
とても社交的だけど、底が浅い、みたいな。

ファイナルアンサーで、アルゼンチンのシャルドネ
で、ブー

な、なんと、ソーヴィニヨン・ブランでした・・・

【総評】
クーパーズ・クリーク ローン・カウリ ソーヴィニヨン・ブラン 2007
Coopers Creek LONE KAURI SAUVIGNON BLANC 2007

ニュージーランド:イースト・コースト
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、1199円で購入。

あれ~、ネタバレしたとたんに、ソーヴィニヨン・ブランの香り・・・
こりゃダメだ、って感じです。

今日は風向きの関係で、遠くの動物小屋の匂いが漂ってきていて、テイスティングには不利な環境だったことは間違い無いんですけど。(言い訳)

しかし、最初の印象はやや人工的で底の浅いワインかな、って思っていましたが、かなりいい感じです。
飲み物として完成度が高いですね。
そのままでもスイスイ飲めちゃいます。

フルーティさも強いですね。

ただ、このフルーティさが、やや食事との相性を邪魔しそう。

普通の食事に合わせると、ジュースっぽくなるので、デザートや、フルーツ、みたいなものに合うかもしれません。
ファストフード系なら合いそうな気もしますが、香辛料が強いとワインが負けてしまうかも。

香辛料といえば・・・トマトやフルーツの香りの強いカレーなら、結構合うかもしれませんね。

ちなみに、今日の晩御飯は全滅。

ナスの素揚げ、生にんじんの千切り、キノコと豚肉の炒め物、すべてアウト。

生にんじんの千切りは意外と合うかと思いましたが、全然絡みません・・・

それにしてもこのワイン、価格なりな感じはあるのですが、とても飲みやすく美味しいです。

いままでの、ニュージーランドのイメージとはちょっと違いますね。
よりグローバルマーケットを意識した、グローバルワインって感じですが、上品さは保っています。

平日なのに、すぐ1本開いてしまいました。

コストパフォーマンスも高く、リピートしたくなるワインですね。おすすめです。

2009/09/13

トールホース ソーヴィニヨン・ブラン 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド:イースト・コースト:07)\1199
(2)シャルドネ(国産:アルゼンチンの輸入ワイン使用:NV)\880
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(南アフリカ:WOウエスタン・ケープ:08)\780
(4)ゲヴュルツトラミネール(チリ:南部:ビオ・ビオ・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トールホース ソーヴィニヨン・ブラン 2008
【外観】
若々しさのある、グリーンがかったレモンイエロー。
フチに小さな気泡が見られる。
濃さは、中庸からやや淡いくらい。
おちついた輝きがある。
粘性は弱い。

【香り】
柑橘系。
石油香。
グリーン香。
ミネラル。
やや弱いが上品な印象。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
やや弱いボディで、優しい感じ。
悪く言うと水っぽさがある。
膨らみもなく、テーブルワインくらいのボリューム感。
後味に優しい苦味が残る。
余韻はほんのりある感じ。

【判定】
外観の印象では、ソーヴィニヨン・ブラン。
香りの印象もソーヴィニヨン・ブラン。
味わいはやや弱々しさがあるが、でもソーヴィニヨン・ブラン。
ニュージーランドと南アフリカだが、どちらかというと低価格な印象。
素直に選ぶと、南アフリカのソーヴィニヨン・ブランかな。

ファイナルアンサーで、南アフリカのソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

軽いですが、穏やかで飲みやすいワインです。

【総評】
トールホース ソーヴィニヨン・ブラン 2008
Tall Horse Sauvignon Blanc 2008

南アフリカ:WOウエスタン・ケープ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、780円で購入。

軽いまとまりながら、バランスよくまとまっている印象です。

とはいえ、力の無いワインなので、グラスに入れて長く置くと、とたんに酸っぱくなってしまいます。
小さめのグラスで、少しづつ注いで飲むのがいいですね。

悪くは無いけど、あまり個性もありません。

トータルの印象では、600円台のテーブルワインって感じかな~。

そういう点では780円でもちょっと高いかな、って思ってしまいますね。
まあ、個人的な感想ですが。

単一品種ですが、ブレンドされたワインのような印象もありますね。
コロンバールが入っているテーブルワイン、そうそう、リバークレストみたいな感じかなー。

なんとなく「いまいち」感が拭えないんですよね。

飲み進むにつれて、ちょっと気になる点が増えてきます。
付け足したようなオークの印象もちょっと。

あれこれトータルで考えるとやっぱいまいちかな。
我が家的にリピートは無いワインですね。

2009/09/12

コノスル カルメネール ヴァラエタル 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)
(4)カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コノスル カルメネール ヴァラエタル 2008
【外観】
かなり濃い、赤味の強い黒のガーネット。
フチはピンクでボディは黒。
底はまったく見えない。
ディスクは薄く、粘性は強め。

【香り】
濃厚な果実香。
カシス。
焦げ臭。
腐葉土。
ヴェジェタル。

【味わい】
フルボディ。
やや残糖を感じる、ほんのり甘いセック。
アルコール度は相当強い。
酸味もしっかりしているが、タンニンは穏やか。
フルーティで濃厚な味わい。
余韻は、少し続く。

【判定】
相当濃い外観からはチリの3本が残る。
若々しさがあり、色味は単調。
イメージとしては単一品種。
フチのピンク色はチリカベの印象。
香りは濃厚果実でヴェジェタルな印象はまさにチリカベ。
味わいも濃縮感いっぱいでチリカベ。
でもカルメネールという選択肢も残っている。
カルメネールだとメルローに近い印象だと思われる。

改めて香りを嗅ぐとややオリエンタルスパイスのような独特な香りがある。
やや土着品種のようなイメージ。
味わいもフルーティさが強く、タンニンもカベルネ・ソーヴィニヨンの強さが無い。
そうなると、これはカルメネールか?

ファイナルアンサーで、カルメネール
で、ピンポン

おお、すごい当たった、ソムリエみたい。

【総評】
コノスル カルメネール ヴァラエタル 2008
Cono Sur Carmenere 2008

チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カルメネール

ワイナリー和泉屋の通販で、6本セット4180円、1本あたり697円で購入。

このワイン、濃いサンジョヴェーゼみたいですね。

独特な紹興酒っぽいような香りと、収斂性を感じる酸味。
当たった事を喜んでいるけど、ネタバレしてみると、当たらないとマズイんじゃない、ってくらい違う。
良かった、当てられて。

悪いワインでは無いのですが、香りも飲み口も、やや重苦しさを感じます。
あまりグラスが進みません。

いままでのカルメネールの印象は、スパイシーなメルローって感じでしたが、今回の印象は濃いサンジョヴェーゼ。

なんか妙にずれているようなバランスなんですよね。
何がひっかかるんだろう?

などと、言いながら・・・
地道に1本開いてしまいました。

カミさんにも「おいしい」と、大分飲まれました。

ワインとしての完成度は高いと思います。
ただ、品種の特徴で好みが分かれるって感じ?

逆に言うと品種の個性がちゃんと出ている、という事でしょうか?
その点では素晴らしいですね。

カルメネールの個性を感じるという点は、いいワインかもしれません。

■関連情報(コノスルのワイン)

2009/09/11

ジャンジャン トライアングル・ドール ルージュ NV(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)
(3)カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)
(4)サンソー主体、カリニャン、グルナッシュ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー:NV)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジャンジャン トライアングル・ドール ルージュ NV
【外観】
透明感のある、やや落ち着いた色合いのルビー。
底まではっきり見える透明感。
色味はやや落ち着いていて、黒っぽい。
粘性は中庸で、小さな気泡がわずかに見られる。
ディスクも薄い。

【香り】
控えめで弱いが、ややとげとげしさのある香り。
ケミカル香の入った動物的な、なめし革のような印象。
果実は黒系。
グラスを回すとケミカルな印象が強くなる。
鉱物質な印象もあり。

【味わい】
ライトからミディアムボディ。
セックで、まろやかな飲み口。
酸味がしっかりあり、全体を引き締めている。
タンニンはほとんど感じない。
軽くて、低価格な印象ながら、バランスは悪くない。
余韻はほとんどなし。
後味は酸味が残りジューシー。

【判定】
明るい外観から、もう残るのはサンソー。
香りの印象も高貴品種のものとは違う、軽くて癖のあるタイプ。
飲み口も伝統産地のテーブルワインの印象。
ドライでアルコール度が低くて、そっけない感じ。
何と言うか、他に選択肢が無い。

ファイナルアンサーで、サンソー、カリニャン、グルナッシュ
で、ピンポン

いいですよ、このワイン。

【総評】
ジャンジャン トライアングル・ドール ルージュ NV
TRIANGLE D'OR ROUGE NV

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:サンソー主体、カリニャン、グルナッシュ

リカーランドトップで、580円で購入。

とても軽やかでバランスよくまとまっています。
500円台としては、トップクラスの品質ですね。

独特な鉄サビのような印象が、このワインの存在感を出していますね。
軽くて、すいすい飲めるんだけど、独特な飲み口で締めているというか。
新世界ワインにはない、伝統産地ならではの味わいを持っています。

家庭料理にも合わせやすいですね、軽い分。

今日は春巻きだったのですが、とても良く合います。
でもしょうゆつけて、ご飯に合わせると、ダメですよね。
(あたりまえか)

フルーティさはあまりなく、サバサバした飲み口なので、そのまま飲んでいるとちょっとそっけない感じになります。

チーズと合わせてみても、そっけなさはあまり変わりません。

なんか社交性が無いというか。

とはいえ、軽くてグイグイ飲めて、家庭料理にも合わせやすいので、買って損はないワインだと思います。
アルコール度も低いので、平日に飲むのに最適ですね。

2009/09/09

サンタ・アナ シャルドネ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\1180
(3)シャルドネ(アルゼンチン:メンドーサ州:08)\780
(4)ゲヴュルツトラミネール(チリ:南部:ビオ・ビオ・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンタ・アナ シャルドネ 2008
【外観】
ややグリーンぽい、深みのある、中庸なイエロー。
色合いに深みがあり、フチにむけて無色になる。
若々しさを感じる外観で、落ち着いた輝きがある。
粘性は中庸で、ディスクは薄め。

【香り】
厚みのある果実香。
カリンくらいの印象。
ややケミカルさと、煙っぽさがある。
グラスを回すと果実香が強くなり、ハーブやミントのような印象も顔を出す。
鉱物質な印象も少し。
香りはすぐに落ち着き、控えめになる。

【味わい】
やや残糖を感じるセック。
ほんのりと甘みを感じる。
酸味は強く、後味はジューシー。
アルコール度は強めで、やや後に残る印象。
苦味があり、爽やかさを出しているが、甘みとアルコールのボリューム感で、ややこってりしたまとまり。

【判定】
やや色味が強めの黄色で、若々しくピチピチしているので、アリゴテは消える。
色味の感じからはシャルドネっぽい。
香りの印象はカリンのようなやや厚みのある果実香とスモーキーさがあり、まさにシャルドネ。
今回シャルドネが2つなので、生産地を当てなくてはならない。
飲み口はやや残糖を感じる、甘さが残るタイプ。
新世界の飲み口。
アルコールのボリューム感があり、グラマーなタイプ。
ややシンプルで単調なイメージもまさにニューワールド。

ファイナルアンサーで、アルゼンチンのシャルドネ
で、ピンポン

典型的な、新世界の(リーズナブルな)シャルドネです。

【総評】
サンタ・アナ シャルドネ 2008
SANTA ANA CHARDONNAY 2008

アルゼンチン:メンドーサ州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティで、780円で購入。

サンタ・アナは安定感のあるブランドですね。
やや、重さと強い苦味が気になりますが、トータルでは全然問題ありません。
グラスに注いだワインがすぐ無くなります。

今日は我が家の定番節約メニュー、おから揚げ。

レシピは秘密・・・っていうか知りません。
おからに何かを混ぜて、揚げてあります。
(すみません・・・)

からし醤油、あるいはゆずこしょうでいただきます。

意外と、おからってワインに合うんですよね。

このワイン、かなりバタ臭いまとまりかと思っていたら、意外と和食でもいけそうですね。

素性がいいというか、飲み口が素直というか、食べ物と合わせると案外主張しません。
から揚げとか、油を使った料理全般で問題ないかも。

からし醤油は問題無かったのですが、ゆずこしょうだと、苦味が倍増、ちょっとつらい感じになります。
ゆずこしょうは焼酎だろ、ってことですね。

そういう点では、ゆずこしょうに合うワインってあるんでしょうかね??

と、ちょっと脱線してしまいましたが、なかなかいいワインです。

個人的には気になるところはあるにせよ、全体のバランスは良くて、コストパフォーマンスは高いです。

カジュアルなファストフードなんかに良く合いそうですね。

2009/09/06

コノスル シラー ヴァラエタル 2008(ブラインドテイスティング:外す)

 
コノスル シラー ヴァラエタル 2008コート・デュ・ローヌの風格を持ったチリワイン。
コノスルの品質は定評がありますが、期待をさらに上回る品質です。
今まで飲んだチリワインの中でも一番美味しいんじゃないか、って思うくらい。
コノスルのワインには魔法がかかっていますね。

【ブラインドテイスティング:ワインリスト】
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)
(3)カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)
(4)シラー(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
鮮やかな紫っぽいピンクがかった、濃いガーネット。
若々しい色合いで、フチは青っぽいピンク。
全体の色は濃く、ほとんど黒に近い。
粘性は強めで、脚が長く残る。

【香り】
ヴェジェタル。
濃厚な果実香。
グラスを回すとやや動物香。
香りは厚みがあり、ボリューム感がある。
グリーン系のスパイスのような印象。
時間とともにスミレのようなフローラルな印象が出てくる。

【味わい】
セックで、残糖はほとんど感じられない。
酸味がしっかりとある。
やや収斂性があり、やや舌が乾くような印象。
アルコール度は強め。
ほとんどフルーティさや甘さはなく、かなりドライで辛口な印象。

【判定】
これは難しいブラインドです。
外観は若々しく、08の印象。
しかもものすごく濃いので多分チリ。
香りはヴェジェタルでカベルネ・ソーヴィニヨンの印象。
ただ飲み口がかなりドライで、伝統産地をイメージさせる。
時間とともにものすごくボルドーっぽくなる。
ややクールさを感じる部分もボルドーっぽい。
というか、価格感は1500円程度の印象?
品種としてはカベルネ・ソーヴィニヨンでほぼ決まりなのだが、チリかボルドーかやや悩みどころ。

悩んで時間が過ぎると、やや香りのボリューム感も落ち着いてくる。

となるとまた別の選択肢が、シラーはともかく、カルメネールはやや怪しい?
いやいや、ここで違う選択肢を広げるとますます混乱するので、その方向はやめよう。

ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

なんと・・シラーでした・・・

【総評】
コノスル シラー ヴァラエタル 2008
Cono Sur Syrah 2008

チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:14%
ブドウ品種:シラー

ワイナリー和泉屋の通販で、6本セット4180円、1本あたり697円で購入。

チリのシラーなので、ついついオーストラリアのシラーズのようなイメージで考えていましたが、このコノスルのシラーはローヌのシラーの印象です。

ローヌのシラーってよくボルドーと間違えるんですが、いやはや、コノスルのコストパフォーマンスには驚かされますね。

まさかチリのシラーが、ローヌタイプとは思いもよらなかったです。脱帽。

これは文句なしに美味しいですね。
ローヌのワインって言って飲ませても分かりませんね。

カミさんに価格感を聞いたら、1980円って言われても分からないくらい、とのこと。

確かにこのくらいの品質の、2500円くらいするローヌがあったような気がします。
最近のローヌのシラーも、コッテリ濃いタイプがありますが、ちょうどそんな感じです。

それにしても飲めば飲むほど、チリっぽく無いですね。

ドライでやや抑え目なアルコール感、ちょっとヒンヤリとした飲み口、フローラルで華やかさのある香り、すべて伝統産地のワインのイメージです。

アルコール度が14%もあるんですよ。
なのにこの軽やかさと暑さを感じない口当たり。
何か魔法がしかけてあるな~、コノスルのワインは。

ワイン飲む方としては、安くて美味しいワインが飲めるのはありがたいですが、ワイン作っている方はたまりませんね、この品質をこの価格で出されると。

かなり本格的なので、家庭の料理に合わせるのはちょっと難しそうですね。
本格的なジビエなんかに合いそうです。

ラム肉くらいなら合うかもしれませんが、もっと血の味の強い素材の方が合いそうな感じ。

まあそれにしても、飲み進んでも全然ボロを出しませんね、このワインはまったく。

また、是非飲みたいと思わせる、超コスパワインです。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/wine/680032/

■ コノスル・ヴァラエタル売れ筋上位6アイテム・6本ワインセット 税込 4,189 円(送料別)

■関連情報(コノスルのワイン)

コノスル メルロー ロゼ ヴァラエタル 2008

コノスル メルロー ロゼ ヴァラエタル 2008
Cono Sur Merlot rose 2008

コノスル メルロー ロゼ ヴァラエタル 2008
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー

ワイナリー和泉屋の通販で、6本セット4180円、1本あたり697円で購入。

【外観】
赤味の強い、やや濃いタイプのロゼ。
色味は黒っぽく、紫っぽい感じで、淡い赤ワイン、クラレットって感じ。
フチは透明感が強く、ディスクはやや厚め。
粘性は中程度。

【香り】
赤系の果実。
ややスモーキー。
やや冷えているので香りが立ってこない。
というかそれほど香りは強くない。
なめし革のような印象もある。

【味わい】
セックながらやや残糖を感じる甘みがある。
穏やかで優しい飲み口。
酸味も大人しい。
ふっくらとしたボリューム感があり、柔らかい。
やや後味にエグミのようなものが残るが、問題なし。
バランスよく、飲みやすい。
ほどよいフルーティさがある。

【総評】
コノスルのロゼ、美味しいですね。
700円程度とは思えない品質です。

温度低めがいいですね。
あたたまってくると、ちょっとどんよりとした印象になります。

今日の晩御飯は、とんかつ。
このワインは良く合いますね。

いままで、とんかつにワインは合わないと思っていましたが、ロゼだと合うのかも。

豚肉料理全般で考えても、ロゼは良さそうです。
和食、中華には良く合いますよね。

ロゼで、この価格この品質は素晴らしいですね。

1000円以内で買えれば、おすすめのワインだと思います。

■関連情報(コノスルのワイン)

2009/09/05

コノスル ヴィオニエ ヴァラエタル 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド:イースト・コースト:07)\1199
(2)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\1180
(3)ゲヴュルツトラミネール(チリ:南部:ビオ・ビオ・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)
(4)ヴィオニエ(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コノスル ヴィオニエ ヴァラエタル 2008
【外観】
わずかにオレンジっぽさを感じる、レモンイエロー。
中庸な黄色で、やや複雑な色調。
フチから底に向かって色味が変化している。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
白い花。
ライチ。
クリーム。
ヴァニラ?
スパイス。
フルーティさが中心だが、スパイスや花の香りなど、複雑な印象。
華やかで、上品なまとまり。

【味わい】
セックながら、やや残糖を感じる、ほのかな甘みがある。
酸味は強く、後味はジューシー。
アルコール度は強めながら、重さはあまり感じない。
フレッシュ感があって、シャープな飲み口。
わずかな苦味が残る。
余韻は長め。

【判定】
複雑な外観からは、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランじゃなさそう、って感じ。

香りは、特徴的なライチ香があるので、ゲヴュルツトラミネール。
ただ、ヴィオニエもまだ怪しい。

飲み口は、シャープで酸味が強い。
ドイツワインっぽい味わいがあり、ほぼゲヴュルツトラミネール。

念のため、ヴィオニエの可能性を探ってみる。
たよりのライチ香が若干怪しい。
コノスルのゲヴュルツトラミネールは、以前一度飲んだ事があるが、そのときもそんなにライチ香は強くなかった印象がある。
というかヴァラエタルアロマを抑えてあるところがコノスルの良さ。
ちょっと飲み口に重さがあって、ひょっとしたらヴィオニエ?って感じもする。
と、あれこれ悩ましいが、決定的なものが無いので、最初の印象で行こう。

ファイナルアンサーで、ゲヴュルツトラミネール
で、ブー

ああ~、ヴィオニエでした・・・

【総評】
コノスル ヴィオニエ ヴァラエタル 2008
Cono Sur Viognier 2008

チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ヴィオニエ

ワイナリー和泉屋の通販で、6本セット4180円、1本あたり697円で購入。

ヴィオニエって印象がぶれるんですが、コンドリューのようなコッテリ系の印象ではなく、これはドイツワインの印象。

そういえば、コノスルって北の印象を感じますね。
寒いところで作られたワインみたい。
ただ、やはりボリューム感みたいなものはゲヴュルツトラミネールというよりはヴィオニエなんでしょうね。

温度が上がってくるとやや重さが出てきます。

でもこのあたりは好き嫌いのレベルでしょうか。

一定の品質はクリアしているので、安心して飲めます。

でも食事に合わせるのはちょっと難しそうですね。

熟した果実のような強いフルーツ香があるので、和食は難しそうですね。

もうちょっと甘いと生ハムとか合いそうですが、パンやチーズといったシンプルな素材に合いそうです。
食事が裏方にまわるような合い方でしょうか。

主役を取りたがるタイプのみたいなので、ワイン中心で考えた方が良さそうですね。

オリーブなんていいかも。
香りが強いおつまみがいいと思います。

やや重さを感じますが、コストパフォーマンスは高いワインです。

■関連情報(コノスルのワイン)

ワイナリー和泉屋のコノスル・ヴァラエタル売れ筋上位6アイテム・6本ワインセット 税込 4,189 円(送料別)

 

■ コノスル・ヴァラエタル売れ筋上位6アイテム・6本ワインセット 税込 4,189 円(送料別)届きました。

見慣れた6本入りダンボールに、和泉屋さんのロゴが大きく印刷されてます。

梱包は丁寧で、1本づつ緩衝材の袋に入れてありました。
底は3重のダンボールが敷いてあって、安心感があります。

ワインを取り出して、並べてみるとなかなか充実感があります。
なんか、とってもいい感じ。

こういった同じブランドで揃えたワインセットってのもいいですね~。

コノスルはデザインもおしゃれなので、並べると見栄えがしますね。

カミさんはラベルを見て、イタリアのワインかと思った、って言ってました。

ビンテージはすべて2008。
この手のワインだったら新鮮な方が美味しいですからね。文句なしです。
ラベルの状態などもとてもキレイでした。

ただちょっとひっかかるのが、「売れ筋上位6アイテム」。

ドラマの神の雫で紹介された、ピノ・ノワールが入ってないぞ。

シャルドネも、ソーヴィニヨン・ブランも入ってなくて、本当に上位6アイテム??
なーんて思ってしまいましたが、このラインアップに全然文句はありません。
逆にシャルドネは入って無い方がいいですね。

■ラインアップ

・ヴィオニエ・ヴァラエタル コノスル(白) 2008
・ゲヴュルツトラミネール・コノスル(白) 2008
・シラー・ヴァラエタル・コノスル(赤) 2008
・カベルネ・ソーヴィニヨン・コノスル(赤) 2008
・カルメネール・ヴァラエタル・コノスル(赤) 2008
・メルロ・ヴァラエタル・ロゼ・コノスル(ロゼ) 2008

すべてチリですが、産地は微妙にバラつきがあるようです。

◇コルチャグア・ヴァレー
カルメネール、シラー、ヴィオニエ

◇ビオ・ビオ・ヴァレー
ゲヴュルツトラミネール

◇セントラル・ヴァレー
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー


ちょっとマニアックなラインアップが、コレクター心をくすぐる、なかなか秀逸なワインセットですね。

また、1本づつ飲んでレポートします。

※ラインアップからそれぞれのレポートにリンクしてあります。

2009/09/04

スエニョ・デル・メディテラネオ・ブランコ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880 B
(2)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\1180 C
(3)シャルドネ(アルゼンチン:メンドーサ州:08)\780 C
(4)マカベオ(スペイン:バレンシア州:ウティエル・レケナDO:08)\750 C

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

スエニョ・デル・メディテラネオ・ブランコ 2008
【外観】
無色に近い淡さの、レモンイエロー。
グレーがかっていて、ややグリーン。
フチに小さな気泡が少し見られる。
粘性はやや高く、脚がゆっくりと降りてくる。
輝きはやや控えめ。

【香り】
バナナ。
南国系のフルーツ。
柑橘系もあり。
グラスを回してもフルーツ香主体のイメージは変わらず。
フルーツジュースくらいの感じ。

【味わい】
香りの印象とは違い、かなりセック。
ドライでシャープな飲み口。
酸味も強く、後味はジューシーで、舌の脇に酸味が残るくらい。
アルコール度は控えめ。
余韻は少し残る。
ほんの少しの苦味があり、爽やかさを出している。

【判定】
淡い色合いで、若々しく、やや輝きが控えめ、という点では、マカベオ。
03のアリゴテは消える。
香りはかなり強いフルーツ香。
ブドウ品種がもっている香りなのか、発酵由来の香りなのか不明。
バナナは発酵由来と聞いた事もある。
特徴的なフルーツ香なので、シャルドネでは無いだろう。
飲み口はかなりセック。
アルコール度は低く、伝統産地のバランス。
ここまでくるとマカベオしか残らない。
ややシェリーっぽくもある。

ファイナルアンサーで、マカベオ
で、ピンポン

このワイン、白もなかなか良いですね。

【総評】
スエニョ・デル・メディテラネオ・ブランコ 2008
Suenos del mediterraneo Blanco 2008

スペイン:バレンシア州:ウティエル・レケナDO
アルコール度:13%
ブドウ品種:マカベオ

リカーランドトップで、750円で購入。

すっきりとして飲みやすいワインです。
フルーティさがありながら、ベタベタした甘さはありません。
ドライでフルーティ、って感じ。

アルコール度に関しては、印象とまったくちがって、13%。
白としてはかなり高いですが、飲んだ感じでは12%以下。


ところが飲み進むと、とってつけたような焦げ臭が出てきます。

樽の影響なのかどうか分かりませんが、ちょっと気になりますね。

せっかく美味しく飲んでいるのに、余計なものがあとから付いてくるって感じ。

今日の晩御飯は鶏のケチャップ炒め。
タマネギ、キノコが一緒に炒めてあります。

口をリフレッシュさせてくれる、という点では問題なく合いますね。

しかも焦げ臭が気にならなくなります。

今日は週末なので、パスタを茹でてレトルトのアラビアータを作ってみました。

辛さをフルーティさで緩和してくれるという、とても相性のいい合い方をしますね。
なかなか美味しいです。

香りが強いので、和食にはちょっと合わないかもしれませんが、わりと許容範囲の広いワインだと思います。

コストパフォーマンスは高いワインですね。

2009/09/02

スエニョ・デル・メディテラネオ・ティント 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(3)ボバル60%、テンプラニーリョ40%(スペイン:バレンシア州:ウティエル・レケナDO:08)\750
(4)サンソー主体、カリニャン、グルナッシュ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー:NV)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

スエニョ・デル・メディテラネオ・ティント 2008
【外観】
黒っぽく、濃いガーネット。
とても深い透明感があるが、底は見えないくらい。
フチはタンニンが溶けきれてないような、色素が見えるような印象。
フチの色味は紫っぽいピンク。
粘性は強めで、脚が後からゆっくりと降りてくる。

【香り】
濃縮感のある果実香。
グリーン系のハーブ。
タバコの葉。
グラスを回すと生っぽい動物香。
香りは厚みがあって重い。

【味わい】
思いのほかフレッシュな飲み口。
酸味はしっかりしていて、ジューシー。
フルーティさも強い。
タンニンもしっかりしている。
ボディは、軽めのフルボディって感じ。
タンニンは舌の表面に残る。

【判定】
濃い外観から、ガメイは消える。
チリが有力。
香りの印象はカベルネ・ソーヴィニヨン。
濃厚さもチリカベのイメージ。
ただ味わいはやや軽め。
フルーティさが強く、ややジュースっぽい。
ボバル、テンプラニーリョという、スペインローカルな印象よりも、グローバル品種の印象が強い。
生産年でいくと、07より08って感じの若々しさ。
価格帯でいくと、1000円弱。
そうなるとスペイン。
んん、難しい。
ちなみにコルクのかけらが浮いていた時点で、スクリューキャップのヴァン・ド・ペイは消えている。
軽いカジュアル飲み口で、時間が立つとやや腰が砕けて、ボリューム感も薄れてくる。
これは安い方かな。

ファイナルアンサーで、ボバル、テンプラニーリョ
で、ピンポン

ニューワールドタイプのスペインワインです。

【総評】
スエニョ・デル・メディテラネオ・ティント 2008
Suenos del mediterraneo Tinto 2008

スペイン:バレンシア州:ウティエル・レケナDO
アルコール度:13%
ブドウ品種:ボバル60%、テンプラニーリョ40%

リカーランドトップで、750円で購入。

カジュアルに楽しむにはとてもいいワインです。
素直に美味しい、って感じるタイプ。
食事なしでグイグイいけそうですね。

ニューワールドタイプなのですが、アルコール度を低めに感じます。
13%あるとは思えないライトさ。

今日の晩御飯は、鶏の中華風甘酢の煮込みだったのですが、甘酢とワインの甘さがシンクロしてなかなか良い感じ。
ポテトのグリルも案外OK。
オニオンのサラダに合わせても、そこそこ問題なし。

料理を引き立てはしませんが、邪魔はしないって感じの合い方です。
フルーティだけど、甘さがほとんど無いってのがいいんでしょうね。

一番合いそうなのは・・・なんでしょうね。
肉系も合いそうですが、ピザとか、ラザニアとか、トマトソース系のだといいのかな?
後味をリフレッシュしてくれるタイプなので、油系の料理は何でもいけそうです。

飲み会やパーティにもってこいですね。

何ともいえない美味しさがあって、ついついグラスに手が伸びてしまいます。
華やかさがあるんですね、このワイン。

そうそう、ちょっとヒンヤリとした飲み口も好印象なんです。

また飲んでみたいと思わせるワインですね。
とてもいいと思います。

不況に負けるな!激安ワインセットを選んでみました(その3)。

日に日に生活が苦しくなってくる今日この頃。
気が付くと、ワインを買うおこづかいが残ってない!
なんて事も多くなりました・・・

そんな時は、福袋感覚でお得にワインを買える、激安ワインセット!

今回3度目ですが、前2回はなかなかのヒットでしたね。
また良さそうなセットをチョイスしてみました。


■【第79弾】販売実績が物語るっ!味わいに妥協なしっ!!厳選&お手頃6本セット
税込3,980円(送料込)



・アンリ・ラヴィーニュNV(泡・白)フランス
・トーレ・アギラ・ブランコ 2007(白)スペイン
・クンプリード・テンプラニーリョ 2008(赤)スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ
・トキ・アンディーノ 2008 カベルネ・ソーヴィニヨン(赤)チリ
・ロワイヤル・レッドNV ヴァン・ド・ターブル(赤)
・トーレ・アギラ・ティント 2007(赤)スペイン

1本あたり633円と激安セットです。

目玉は、フランスのスパークリングと、スペインのヴィノ・デ・ラ・ティエラ(ヴァン・ド・ペイクラス)。
安くて美味しいワインが多いスペインが中心になっている点も好印象。
ただ赤ワイン比率が高いので、白ワイン消費率の高い我が家ではちょっとマイナスポイントです。


■ コノスル・ヴァラエタル売れ筋上位6アイテム・6本ワインセット
税込 4,189 円(送料別)




・ヴィオニエ・ヴァラエタル コノスル
・ゲヴェルツトラミネール・コノスル
・シラー・ヴァラエタル・コノスル
・カベルネ・ソーヴィニヨン・コノスル
・カルメネール・ヴァラエタル・コノスル
・メルロ・ヴァラエタル・ロゼ・コノスル

きたきた!!
これいいですね!

コノスルはチリでもトップクラスの人気がある生産者ですね。
私も何度か飲みましたが、とても丁寧に作られた感じがあります。

ラベルのセンスもいいしね。
送料を入れると1本あたり800円弱。
1つめのセットに比べるとやや高いですが、品質を考えるとリーズナブルかな。

ビンテージが明記されていないのですが、売れ残りで2004年以前のものだったりすると、ちょっと劣化しているかもしれませんね。
でも写真を見る限り、2007年以降の生産年のようなので大丈夫そう。

これはなかなかいいかも。


■【送料無料】1本当たり664円!こだわりテーブルワイン6本セット【第3弾】
税込3,980円(送料込)



・ディマジュリア シャルドネ(白)
・ウヴィカ ヴァン・ド・ペイ メルロ(赤)
・ピッチーニ ロッソ(赤)
・ピッチーニ ビアンコ(白)
・ディマジュリア カベルネ・ソーヴィニヨン(赤)
・シードル ブリュット(泡:白)

このセットの目玉は、マケドニアのワイン。
マケドニアのワインって飲んだ事あったっけ?というかマケドニアってどこ?
という、話題性十分なところでしょうか。

それと、もう1つの目玉がシードル。
これもなかなかマニアックなチョイスですね~。

ちゃんとしたシードルって随分飲んでませんね。
ちょっと魅力かも。

さてさて、どのワインセットにしましょうか。

んん・・

んん・・・

改めて、3つのワインセットをチェックしてみると、コノスルのロゼにとっても惹かれます。

コノスルのロゼって、売り場では見かけないですね。
これ飲みたいかも。

やっぱりコノスルかな。

残り3セットなので、買っちゃえー!

というわけで、今回買ったのは■ コノスル・ヴァラエタル売れ筋上位6アイテム・6本ワインセット 税込 4,189 円(送料別)

クール便の送料が750円くらいかかるので、なんだかんだで5000円?
1本あたり800円越えるので、激安ワインセットとは言えないかな。

でも来るのが楽しみ。
またレポートします。

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