2009/09/05

コノスル ヴィオニエ ヴァラエタル 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド:イースト・コースト:07)\1199
(2)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\1180
(3)ゲヴュルツトラミネール(チリ:南部:ビオ・ビオ・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)
(4)ヴィオニエ(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コノスル ヴィオニエ ヴァラエタル 2008
【外観】
わずかにオレンジっぽさを感じる、レモンイエロー。
中庸な黄色で、やや複雑な色調。
フチから底に向かって色味が変化している。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
白い花。
ライチ。
クリーム。
ヴァニラ?
スパイス。
フルーティさが中心だが、スパイスや花の香りなど、複雑な印象。
華やかで、上品なまとまり。

【味わい】
セックながら、やや残糖を感じる、ほのかな甘みがある。
酸味は強く、後味はジューシー。
アルコール度は強めながら、重さはあまり感じない。
フレッシュ感があって、シャープな飲み口。
わずかな苦味が残る。
余韻は長め。

【判定】
複雑な外観からは、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランじゃなさそう、って感じ。

香りは、特徴的なライチ香があるので、ゲヴュルツトラミネール。
ただ、ヴィオニエもまだ怪しい。

飲み口は、シャープで酸味が強い。
ドイツワインっぽい味わいがあり、ほぼゲヴュルツトラミネール。

念のため、ヴィオニエの可能性を探ってみる。
たよりのライチ香が若干怪しい。
コノスルのゲヴュルツトラミネールは、以前一度飲んだ事があるが、そのときもそんなにライチ香は強くなかった印象がある。
というかヴァラエタルアロマを抑えてあるところがコノスルの良さ。
ちょっと飲み口に重さがあって、ひょっとしたらヴィオニエ?って感じもする。
と、あれこれ悩ましいが、決定的なものが無いので、最初の印象で行こう。

ファイナルアンサーで、ゲヴュルツトラミネール
で、ブー

ああ~、ヴィオニエでした・・・

【総評】
コノスル ヴィオニエ ヴァラエタル 2008
Cono Sur Viognier 2008

チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ヴィオニエ

ワイナリー和泉屋の通販で、6本セット4180円、1本あたり697円で購入。

ヴィオニエって印象がぶれるんですが、コンドリューのようなコッテリ系の印象ではなく、これはドイツワインの印象。

そういえば、コノスルって北の印象を感じますね。
寒いところで作られたワインみたい。
ただ、やはりボリューム感みたいなものはゲヴュルツトラミネールというよりはヴィオニエなんでしょうね。

温度が上がってくるとやや重さが出てきます。

でもこのあたりは好き嫌いのレベルでしょうか。

一定の品質はクリアしているので、安心して飲めます。

でも食事に合わせるのはちょっと難しそうですね。

熟した果実のような強いフルーツ香があるので、和食は難しそうですね。

もうちょっと甘いと生ハムとか合いそうですが、パンやチーズといったシンプルな素材に合いそうです。
食事が裏方にまわるような合い方でしょうか。

主役を取りたがるタイプのみたいなので、ワイン中心で考えた方が良さそうですね。

オリーブなんていいかも。
香りが強いおつまみがいいと思います。

やや重さを感じますが、コストパフォーマンスは高いワインです。

■関連情報(コノスルのワイン)

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