2009/09/12

コノスル カルメネール ヴァラエタル 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)
(4)カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コノスル カルメネール ヴァラエタル 2008
【外観】
かなり濃い、赤味の強い黒のガーネット。
フチはピンクでボディは黒。
底はまったく見えない。
ディスクは薄く、粘性は強め。

【香り】
濃厚な果実香。
カシス。
焦げ臭。
腐葉土。
ヴェジェタル。

【味わい】
フルボディ。
やや残糖を感じる、ほんのり甘いセック。
アルコール度は相当強い。
酸味もしっかりしているが、タンニンは穏やか。
フルーティで濃厚な味わい。
余韻は、少し続く。

【判定】
相当濃い外観からはチリの3本が残る。
若々しさがあり、色味は単調。
イメージとしては単一品種。
フチのピンク色はチリカベの印象。
香りは濃厚果実でヴェジェタルな印象はまさにチリカベ。
味わいも濃縮感いっぱいでチリカベ。
でもカルメネールという選択肢も残っている。
カルメネールだとメルローに近い印象だと思われる。

改めて香りを嗅ぐとややオリエンタルスパイスのような独特な香りがある。
やや土着品種のようなイメージ。
味わいもフルーティさが強く、タンニンもカベルネ・ソーヴィニヨンの強さが無い。
そうなると、これはカルメネールか?

ファイナルアンサーで、カルメネール
で、ピンポン

おお、すごい当たった、ソムリエみたい。

【総評】
コノスル カルメネール ヴァラエタル 2008
Cono Sur Carmenere 2008

チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カルメネール

ワイナリー和泉屋の通販で、6本セット4180円、1本あたり697円で購入。

このワイン、濃いサンジョヴェーゼみたいですね。

独特な紹興酒っぽいような香りと、収斂性を感じる酸味。
当たった事を喜んでいるけど、ネタバレしてみると、当たらないとマズイんじゃない、ってくらい違う。
良かった、当てられて。

悪いワインでは無いのですが、香りも飲み口も、やや重苦しさを感じます。
あまりグラスが進みません。

いままでのカルメネールの印象は、スパイシーなメルローって感じでしたが、今回の印象は濃いサンジョヴェーゼ。

なんか妙にずれているようなバランスなんですよね。
何がひっかかるんだろう?

などと、言いながら・・・
地道に1本開いてしまいました。

カミさんにも「おいしい」と、大分飲まれました。

ワインとしての完成度は高いと思います。
ただ、品種の特徴で好みが分かれるって感じ?

逆に言うと品種の個性がちゃんと出ている、という事でしょうか?
その点では素晴らしいですね。

カルメネールの個性を感じるという点は、いいワインかもしれません。

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