2009/09/22

コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)ネグレット60%、ガメイ20%、シラー10%、マルベック10%(仏:南西地方:オート・ガロンヌ地区:フロントン:05)\1080
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\697(6本セット4180円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008
【外観】
濃く、黒っぽい色調のガーネット。
透明感はほとんど無く、底は見えない。
フチはピンク色で、若々しさがある。
ディスクはほぼ無いが粘性は高め。
小さな気泡が少し見られる。

【香り】
濃厚で煮詰まった果実香。
タバコの葉。
黒系のスパイス。
焦げ臭。
グラスを回すと生っぽい動物香。
香りは分厚く、重い。

【味わい】
残糖をあまり感じないセック。
酸味が強く、アルコール度も強い。
全体的に強めのアタック。
それでいて、フルーティ。
タンニンは控えめでわずかに舌に感じる程度。
後味は酸味が残りジューシーさがある。
余韻は短い。

【判定】
濃く、黒っぽい外観ながら、若々しさを感じる。
ネグレットの05あたりはちょっと違うかも。
香りは厚く、濃く、スパイシー。
いわゆるチリカベの印象。
濃厚フルーティ。
味わいは以外と残糖が少なく、辛口な印象。
ここで、フランスの2本がやや気になる。
ただ、全体の濃い印象はニューワールド。
あとは複数の品種がアッサンブラージュされているかどうかと、価格帯。
カベルネ・ソーヴィニヨンの単一品種の方は700円弱、かたや1680円。
倍以上違う。
色味のシンプルで、飲み口も単調な印象なので、複数の品種が入っている感じではない。
ボリューム感、まとまりもやや低価格の印象。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン単一品種
で、ピンポン

コノスルのカベルネ・ソーヴィニヨンです。いけますね。

【総評】
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008
Cono Sur Cabernet Sauvignon 2008

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ワイナリー和泉屋の通販で、6本セット4180円、1本あたり697円で購入。

何となく、コノスルっぽさが分かってきたような・・・

甘さはしっかりと抑えられていて、ボリューム感がありながら、飲み口は軽やか。
ややヒンヤリとした印象があります。
この、ヒンヤリとした飲み口が実はなかなか好感度が高いんですね。

あくまで、低価格でカジュアルなワインですが、納得感というか、満足感があります。
安いから我慢しようみたいな部分がありません。
今日はあえてコノスルが飲みたい、みたいな1つのジャンルとしての完成度を感じますね。

ボルドーの真似じゃなくて、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンというジャンルで、完成度を高めた感じ。

フレッシュ、フルーティで、濃縮感があります。
重くなりがちなチリカベを、クールな印象にまとめている点が素晴らしいですね。

コストパフォーマンスも高く、オススメです。

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