2012/02/29

ビンス・パドロ クンブラニィ・ブランコ NV(ブラインドテイスティング:外す)

ビンス・パドロ クンブラニィ・ブランコ NV
(1)ファランギーナ100%(伊:カンパーニャ州:DOCサンニオ・ファランギーナ:10)\1480くらい (6本セット@664円で購入)
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:中央渓谷地方:DOマウレ・ヴァレー:10)\840
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:09)\500くらい (6本セット@664円で購入)
(4)マカベオ、アイレン(スペイン:タラゴナ地域:NV)\480

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや厚い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:グレープフルーツ、レモン、火打石、硫黄
香りの印象:開いている、若々しい、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:なめらかな、スムーズな
バランス:まろやかな、力強い
苦味:コク(深み)を与える、控えめ
アルコール:やや軽め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュな)

【評価】
シンプル、フレッシュ感を楽しむ

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
若々しくて淡い外観からは、2010年のソーヴィニヨン・ブラン。

香りはグレープフルーツに青草香があり、ソーヴィニヨン・ブランの印象。

飲み口は、超ライトで、ワンコインレベル。
甘みを残したニューワールドタイプ。
ただ、飲み口はちょっとソーヴィニヨン・ブランっぽくない。

マカベオ、アイレンの線も考えられるが、全体的な印象はやはり、ソーヴィニヨン・ブラン。

ファイナルアンサーで、500円のソーヴィニヨン・ブラン
で、ブー

マカベオ、アイレンの方でした。

【総評】
ビンス・パドロ クンブラニィ・ブランコ NV
CUMBRANY BLANCO NV

スペイン:タラゴナ地域
アルコール度:13%
ブドウ品種:マカベオ、アイレン

リカーランドトップで、480円で購入。

ネタバレしてみると、ソーヴィニヨン・ブランのような押しの強さはありません。
もうちょっと控えめで、大人しい感じですね。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
「そこそこ美味しい。」という評価でした。

とっても軽くて、水っぽいくらいなのですが、フルーツ感や口あたりが嫌味が無く、スッキリと飲みやすくまとまっています。
ちょっと強めの酸味と後味に残る苦味が、キュッと締めてる感じでしょうか。

ワインだけでも、スイスイ飲める感じ。
デイリーワインにはちょうどいいかも。

今日の晩御飯はイカ団子。
イカをすりつぶして、揚げたものです。

イカって味が強すぎて、ワインに意外と合わない食材ですよね。
合わせてみると、やっぱりイカに負けてしまいますが、でも後から追いついて、一生懸命顔を出す、みたいな、健気な合い方をします。
力では負けるけど、一生懸命フォローしてくれる感じ?

朝食用の揚げパンがあったので、合わせてみると、苦味が強くなってしまってイマイチ。
でもパンと合わせると、ワインはしっくり落ち着きますね。

もやしの炒めものとか、チンジャオロースとか、いろいろ合わせてみても、かなり幅広く合います。

ワインがちゃんと受け止めてる感じがあっていいですね。

平日に気軽に食事合わせるにはちょうどいい感じで、480円はお買い得だと思います。

2012/02/28

スタイルワン オミレン 白 NV (2012年購入)

スタイルワン オミレン 白 NV
スタイルワン オミレン 白 NV
Style ONE Omilen White NV

アルゼンチン:メンドーサ
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン

サンクスで、500円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:黄色味の強いイエロー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄め
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、少し成熟した、よく熟した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:パイナップル、バナナ、硫黄、火打石、ミネラル、バター
香りの印象:開いている、第1アロマが強い、若々しい

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊かな
酸味:爽やかな、シャープな
バランス:厚みのある、ふくよかな、力強い
苦味:コク(深み)を与える
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)

【評価】
豊か、濃縮し、力強い

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【総評】
しっかりした味わいのワンコインワインです。

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランという、力強い品種がブレンドされているので、ビンビン強さを感じますが、口あたりは意外と柔らか。

酸味は尖っていて、苦味はやや強め、バランスはちょっと崩れてる感じがしますが、トータルでは一定の品質感がを持っています。

でも、何でしょう、ちょっと抜けたような飲みくち?
何か足りない感じですね。

今日の晩御飯は冷凍のカルボナーラと、ツナコーンサラダ。
ドレッシングは、焙煎ごま味。

クリーム系のパスタはバッチリ合います。
ワインのボリューム感がフワッと出てきて、良い感じですが・・・
でもなんか、ちょっと足りない感じ?

やっぱり、何か抜けてる感じなんですよね。

ワインをちょっと冷やしてみましたが、何か足りない感は抜けません。

ツナコーンサラダと合わせると、キャベツの苦味とちょっとケンカします。
でもまあ、そこそこ合うかな。

食事が終わって、試しにピーナッツチョコに合わせてみると、力のあるワインなので、そこそこ対抗出来る感じです。
ナッツの香りにも、チョコレートにも合うみたいですね。

ピーナッツチョコだとワインのヌケ感をフォローしてくれますが、正統な合い方ではありませんね。

まあ、500円のワインとしては頑張っている方ではないでしょうか。

■関連リンク(サークルKサンクスのワイン)


2012/02/26

レ・プティット・ジャメル グルナッシュ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

レ・プティット・ジャメル グルナッシュ 2009
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ州:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)グルナッシュ・ブラン(仏:地理的表示無し:09)\945
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:中央渓谷地方:DOマウレ・ヴァレー:10)\840
(4)マカベオ、アイレン(スペイン:タラゴナ地域:NV)\480

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:パイナップル、バナナ、レモン、白い花、バター、ヴァニラ、ミネラル
香りの印象:開いている、若々しい、第1アロマが強い、木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊かな
酸味:なめらかな
バランス:ふくよかな、厚みのある、力強い
苦味:コク(深み)を与える
アルコール:やや強め
余韻:長い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)

【評価】
成熟度が高く、豊か、濃縮し、力強い

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
外観は、輝きも強く、しっかり熟した色の濃さもある。
2008年、2009年あたりの印象。

香りはそれほど強くないが、しっかりとしたフルーツ感と、ヴァニラの印象が上品にまとまっている。
ちょっと高そう、って感じ。

味わいは、やさしい口あたりに上質なフルーツ感。
ほんのり甘さがあって、柔らかい。
品種のイメージはグルナッシュ。
ブルゴーニュというよりはローヌ的なまとまり。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン
で、ピンポン

これは美味しいですね~。

【総評】
レ・プティット・ジャメル グルナッシュ 2009
Les Petites Jamelles Grenache 2009

フランス:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン

伊勢丹で、945円で購入。

ネクターのようなとろっとした、魅惑的な口あたりから、いろいろなフルーツがとても可愛らしくまとまっている、女子会向けワインですね。
ワインをあまり飲まない人も、これは美味しいって言うのではないでしょうか。

品質感も良くて、3000円台のプイィ・フュイッセとちょっと迷ったほどです。
ボリューム感とか力強さが無いので、やはり1000円台のイメージですが、1500円くらいでも十分通用する感じ?
ただ、第1印象があまりに良いので、これから崩れてくるのでは、とちょっと心配。

カミさんに感想と価格感を聞いたら、「これは美味しいね、880円」という評価。
美味しいと言いながら、割と低めの価格感。

確かに美味しいけど、高そうでは無いですね。

今日の食事は、かに玉。
ワインには明らかに合わない食事ですが、このワイン、ちょっと甘みとフルーツ感が邪魔します。

コストコのプレーンなパンに合わせてみると、ほんのり甘みがフィット。
パスタとか、ピザのようなカジュアルな食事にはよく合うかもしれません。

ワインだけで、十分美味しく飲めるタイプなので、食事が終わっても大丈夫ですね。

最初の印象からほとんど変わらず、モモのような、甘い果実感をもった味わいが続きます。

コストパフォーマンスの高い、美味しいワインだと思います。

2012/02/25

アナケナ ピノ・ノワール 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

アナケナ ピノ・ノワール 2010
(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、サンソー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCジゴンダス:07)\3480
(2)シラー、グルナッシュ、カリニャン、その他(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール:08)\1220
(3)プティ・ヴェルド(スペイン:地中海地方:DOフミーリャ:07)\1040
(4)ピノ・ノワール(チリ:DOセントラル・ヴァレー:10)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:紫がかった、ルビー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや薄い
粘性:やや弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:キャンディ、ブルーベリー、ブラックベリー、干しプラム、メントール、タバコ、血液、燻製肉、シダ、シナモン、樹脂、甘草
香りの印象:還元状態にある、木樽からのニュアンス、第2アロマが強い

【味わい】
アタック:やや弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:シャープな強さのある
バランス:心地良い、軽い
タンニン分:控えめ、サラサラした
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュな)、樽の影響が強い

【評価】
軽くて、カジュアル、気軽に楽しむ

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
底がハッキリ見えるくらいの透明感で、明るいルビー。
この中では、ピノ・ノワール。

香りは樽の影響が強い、ちょっと前のニューワールドタイプ?
キャンディの印象もあって、ガメイっぽい。
なめし革やドライフラワーのような感じはピノ・ノワール。

飲み口は超ライト。
深みがなくて、キャンディっぽい香りが残って、ちょっと不出来なワイン。

ニューワールドの安いピノ・ノワールって感じ。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

軽くて、樽臭い、ピノ・ノワールです。

【総評】
アナケナ ピノ・ノワール 2010
Anakena Pinot Noir 2010

チリ:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、880円で購入。

とにかく樽臭いのが、イマイチ。

カミさんに価格感を聞いたら、「ピノ・ノワールだからねー、1380円。」と意外と高め。
確かに、ピノ・ノワールで、880円ってのは破格値かもしれませんね。

でもチリの品種表示は、原産地呼称ワイン(DO)で、75%入っていればいいので、25%は何が入ってるか分かりませんね。
でもピノ・ノワールに混ぜるとしたら、ガメイくらい?
チリでガメイを栽培してるとは思えないし。。

ネットで調べてみると、このワインはピノ・ノワール100%みたいですね。
http://www.anakenawines.cl/single/pinot.php

今日の晩御飯は鶏のトマト煮込み。
トマトを活かした、ナチュラルな味付けです。

合わせてみると、軽さが丁度いいですね。
樽臭さもあまり気になりません。

カミさん的には結構好みだったみたい。
ドライでソリッドな感じがいいのかも。

軽さの中に、ピノ・ノワールらしい複雑性、のようなのものありますね。

最後まで還元状態みたいな硬さがありましたが、樽臭さはだんだん気にならなくなってきました。

すごくいい訳じゃないけど、コストパフォーマンスは高めではないでしょうか。

ギュリヴェール ブラン 2010(ブラインドテイスティング:外す)

ギュリヴェール ブラン 2010
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ州:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)ソーヴィニヨン・ブラン100%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:10)\2100
(3)グルナッシュ・ブラン(仏:地理的表示無し:09)\945
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:中央渓谷地方:DOマウレ・ヴァレー:10)\840

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸、やや淡い
ディスク:やや薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル、小さな気泡が見られる
外観の印象:若い、軽い、やや熟成した

【香り】
豊かさ:やや軽め
特徴:リンゴ、シードル、レモン、白バラ、酵母
香りの印象:開いている、落ち着いた、第2アロマが強い

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:シャープな、尖った
バランス:スリムな、ドライな
苦味:軽い
アルコール:やや軽め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティー(やや熟成した)

【評価】
軽いが熟成感を持っている

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【判定】
少しオレンジかがったベージュっぽい外観。
それほど年数の経ったものは無いので、これは果実自体が過熟していたのかも。
あるいは、保管のコンディションが悪かった?

香り、酸化をイメージさせる、リンゴやシードルが強め。
ちょっと傷みかけ?みたいな感じ。
ボルドーブランでよくあるが、今回のボルドーは2000円超なので、さすがに違うだろう。
シャンパーニュのような酵母の印象が強く、シュール・リーのイメージ。

味わいはライトで、口あたりがキツめ。
やはり酸化しているような印象がある。
品種自体には力が無さそう。
この中では3年経っている、グルナッシュ・ブランかな?

ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン
で、ブー

な、なんと、2100円のボルドー・ブラン??

【総評】
ギュリヴェール ブラン 2010
Gulliver Bordeaux Blanc 2010

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン100%

伊勢丹で、2100円で購入。

カミさんの感想は、「酸っぱい、1280円。」

これは、オールドタイプのボルドー・ブランですね。
最近のモダンなタイプとはまったく違います。

重くて、鈍調で、クリーンな印象は無く、我慢して飲むようなタイプ。
最近の、フレッシュでクリーンなワインに慣れている人は、「これ傷んでる?」って思うでしょうね。

でも、何でしょうか・・・

ちょっと懐かしい感じがあって、マニアックなうれしさがありますね。
そうそう、昔のボルドー・ブランって、こんな味だったよね~、みたいな。
私のような、変態ワインラバーの琴線に触れるものがあるのではないでしょうか。

単にこれ、管理が悪くて傷んでる?という疑惑もありますが、もう少し飲み進むと分かるでしょう。

あー、でも、この酸っぱい感じ。
飲み手を突き放すような、嫌なら飲むな、みたいな感じが、懐かしいですね。
昔の白ワインってこんなのばっかでしたね。

酸化したリンゴ感と酵母のオリのような香りが何とも言えない、クセを醸しだしています。
どんどんハマってきてる。
このマズイ感じがいいですねー。

今日の晩ご飯はチキンのトマト煮込みだったのですが、とっても良く合いました。
食事に合わせると、マイナスポイントが消えて、しっかりした白ワインが顔を出します。

やはり、食事と合わせるのが一番いいみたい。

割とどんな食事でも美味しく合わせられそうですが、ホントにポテンシャルを引き出す食事は難しいかもしれません。

いいワインだと思うのですが、ちょっと気難しさがありますね。

たくさんワインを飲んでる人には、良さが発見できるかもしれません。

2012/02/24

ビニャ・ソエ 白 2010 (二回目)

ビニャ・ソエ 白 2010
ビニャ・ソエ 白 2010
VINA ZOE BLANCO 2010

スペイン:アラゴン州:カリニェーナDO
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ビウラ(マカベオ)

肉のハナマサで、特売448円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、イエロー、グレー
濃淡:淡い
ディスク:やや薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:リンゴ、洋梨、レモン、火打石、硫黄、ミネラル
香りの印象:開いている、若々しい、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:シャープな、強い
バランス:スリムな、溌剌とした
苦味:軽い
アルコール:やや軽め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュな)

【評価】
シンプル、フレッシュ感を楽しむ

【供出温度】
7度以下、8-10度

【グラス】
小ぶり

【総評】
とってもライトな飲みくちで、フレッシュなフルーツ感。
味わいはドライで、スレンダー。

最初はアロマティックな、モモやマスカットのような香りがありましたが、すぐに飛んで、ミネラル感が強くなってきました。

今日の晩御飯は、冷凍のピラフとナゲット。

味の濃い冷凍食品と一緒に飲むと、サッパリしてくれるので、グイグイ飲んじゃいます。
ビール替わりになる感じ?

酸味が強くて、ちょっと酸化気味なくらいだけど、それがいいのかも。

でも食事が無いとちょっとキツイですね。

飲み口は軽くて薄いんだけど、アルコール度はしっかりあって、ちょっと飲みくちが荒い感じです。
あまり、人には勧められないかも?

しかも、温まるとちょっとゴム臭もある?

おつまみで、ミックスナッツと合わせてみると、マイナスポイントが気にならなくなります。
いかにも伝統産地のテーブルワインって感じでしょうか。

グラスが空になると、燻製香のようなスモーキーさが残って、ちょっと人工的な印象もあります。

まあ、あれこれ文句は言いましたが、ワンコインとしては納得して飲めるレベルだと思います。

■前回飲んだ感想
ビニャ・ソエ 白 2010

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2012/02/22

ビンス・パドロ クンブラニィ・ティント NV(ブラインドテイスティング:当てる)

ビンス・パドロ クンブラニィ・ティント NV
(1)シラー、グルナッシュ、カリニャン、その他(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール:08)\1220
(2)カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー:DOマウレ・ヴァレー:11)\598
(3)ガルナッチャ、ボバル(スペイン:タラゴナ地域:NV)\480

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:弱め
色調:少し落ち着いたルージュの、ガーネット
濃淡:やや淡い
ディスク:やや厚い
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:軽めの、やや熟成感のある

【香り】
豊かさ:軽め
特徴:ブルーベリー、干しぶどう、血液、燻製肉、樹脂
香りの印象:開いている、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽い
酸味:刺激的
バランス:軽くて、カジュアル
タンニン分:強め、刺激的
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュな)

【評価】
フレッシュさを、カジュアルな感覚で楽しむ

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
黒っぽく、落ち着いた色調で、透明感のある外観。
底が見える程度の透明感なので、コルビエールとカルメネールは多分違う。

香りは、黒い果実、いわゆるぶどう酒のような印象がある。
なめし革のような印象もあり。
濡れた犬のような動物香もあって、伝統産地のローカル品種の印象。

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ、ボバル
で、ピンポン

これは価格当てでした。

【総評】
ビンス・パドロ クンブラニィ・ティント NV
CUMBRANY TINTO NV

スペイン:タラゴナ地域
アルコール度:13%
ブドウ品種:ガルナッチャ、ボバル

リカーランドトップで、480円で購入。

口あたりは超ライト。
でもタンニンはしっかりしてて、酸っぱい感じの強めの酸味があります。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
軽いけど、美味しい、という評価でした。

今日の晩御飯は、トマトベースのドライカレー。
ワインには合いにくい、目玉焼きが乗ってます。

このワイン、食事と合わせると、ジュースっぽくなりますね。
でも、悪くありません。

ジュースっぽくなっても、食事を邪魔する感じではなく、玉子にもそれほど違和感を感じません。
軽いからか、家庭料理には合わせやすそうです。

わりと素直な味わいなんですが、飲み進むとジュースっぽさが気になってきました。

食事が終わって、カミさんからバレンタインでもらった、メルティキッスに合わせてみると、最初はわりと馴染むのですが、フィニッシュで、カカオパウダーとタンニンがぶつかって、ものすごく苦い後味になってしまって、これはダメ。

うちで焼いた、ベーコンマヨネーズパンに合わせてみると、ジュースと一緒に食べてるみたい。

このワイン、軽いけど、渋みが強くて辛口、後味はフルーティさが残ります。

合わせる食事によっては、渋みではなく、粉薬のような苦味が出てきますね。
気軽にデイリーで、ガバガバ飲むには良さそうですが、アルコール度が意外と高いので、要注意です。

コストパフォーマンスで考えると、ワンコインよりワンランク下の、398円のワインくらいの印象かも。

2012/02/19

シャトー・ラ・オート・カリズィエール ミュスカデ・セーヴェル・エ・メーヌ シュール・リー 2010(ブラインドテイスティング:外す)

シャトー・ラ・オート・カリズィエール ミュスカデ・セーヴェル・エ・メーヌ シュール・リー 2010
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ州:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)ソーヴィニヨン・ブラン100%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:10)\2100
(3)ムロン・ド・ブルゴーニュ(仏:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ:10)\1040
(4)グルナッシュ・ブラン(仏:地理的表示無し:09)\945
(5)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:中央渓谷地方:DOマウレ・ヴァレー:10)\840

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:やや軽め
特徴:洋梨、メロン、桃、マスカット、白い花、ハーブ、ミント
香りの印象:開いている、若々しい、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやかな、弱い
酸味:シャープな、軽い
バランス:スリムな、溌剌とした
苦味:軽い
アルコール:やや軽め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュな)

【評価】
シンプル、フレッシュ感を楽しむ

【供出温度】
7度以下、8-10度

【グラス】
小ぶり

【判定】
若くて、淡い外観。
ミュスカデとか、ソーヴィニヨン・ブランの印象。

香りは、桃などの甘い印象の果実香が中心。
ちょっとイタリアぽい感じ?

ソーヴィニヨン・ブランよりはグルナッシュのイメージ。
シュール・リーの印象があれば、ミュスカデだが、イマイチ感じない。

飲み口は、軽めで穏やか。
バランスは良い感じで、フルーツ感がいい感じに残る。
このフルーツ感はローヌっぽい感じ?

そうなると、やはりグルナッシュか。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン
で、ブー

ミュスカデでした。

【総評】
シャトー・ラ・オート・カリズィエール ミュスカデ・セーヴェル・エ・メーヌ シュール・リー 2010
Chateau La Haute Cariziere Muscadet Sevre et Maine Sur Lie 2010

フランス:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)

リカーランドトップで、1040円で購入。

シュール・リーの印象が判定の分かれ目だったのですが、ネタバレして嗅いでみても、やっぱりあまり感じないんですよね。
フレッシュで、フルーティで、いままでのミュスカデとちょっと違う感じ?

シュール・リーに良くある、シャンパーニュのような酵母感が弱めですが、時間がたって、温度が上がってくるとかすかに感じるようになりました。

このワイン、軽めでドライなので、食事にも合わせやすいですね。

力のない品種を、ライトなまとまりで、チャーミングに仕上げてる、って印象。
とてもバランスが良い感じがします。

カミさんに価格感を聞いたら、980円。
軽いけど、美味しい、という評価。
ちょっとピリピリするね、と言われて気が付きましたが、若干炭酸を含んでる感じですね。

そのあたりはミュスカデらしいのかも。

最近あまりミュスカデ飲んでなかったけど、だんだんモダンな造りに進化してる、って事なのかもしれません。

このワイン、とても素直でクリーンな印象があって、誰にでも美味しいって言われそうな品質感を持ってますね。

美味しいと思います。

2012/02/18

ドメーヌ・デュ・マス・ブラン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

ドメーヌ・デュ・マス・ブラン 2007
(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、サンソー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCジゴンダス:07)\3480
(2)シラー、グルナッシュ、カリニャン、その他(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール:08)\1220
(3)プティ・ヴェルド(スペイン:地中海地方:DOフミーリャ:07)\1040
(4)グルナッシュ40%、カリニャン40%、シラー10%、ムールヴェードル10%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCサン・シニアン:07)\980
(5)ピノ・ノワール(チリ:DOセントラル・ヴァレー:10)\880

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや弱め
色調:紫がかった、ガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:よく熟した、黒っぽい、少し熟成した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:干しプラム、タバコ、血液、燻製肉、丁子、腐葉土、ジビエ、ナツメグ、甘草、チョコレート
香りの印象:落ち着いた(控えめな)、熟成感が現れている

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか、豊かな
酸味:まろやかな
バランス:心地良い、豊満な、流れるような
タンニン分:控えめ、ヴィロードのような
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)、スパイシー

【評価】
成熟度が高く、豊か

【供出温度】
11-14度、15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし、飲む寸前

【判定】
ちょっと落ち着いた感じの、とても濃い外観。
2007年、2008年あたりが候補。

香りは、干しプラムのようなプルーンのようか香り。
サンジョヴェーゼっぽい?

この中ではプティ・ベルド?

飲み口は軽めでやはり熟成感がある。
何となく、ローヌ南部っぽい雰囲気もある。

熟成したシャトーヌフ・デュ・パプっぽい感じもちょっと。

これはグルナッシュかも。

ファイナルアンサーで、2007年のグルナッシュ、カリニャン、シラー、ムールヴェードル
で、ピンポン

2007年にしては随分と熟成感がありますが、管理上の影響もありそう?

【総評】
ドメーヌ・デュ・マス・ブラン 2007
DOMAINE DU MAS BLANC 2007

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCサン・シニアン
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ40%、カリニャン40%、シラー10%、ムールヴェードル10%

リカーランドトップで、ワゴンセール980円で購入。

優しい飲みくちで、熟成感による深い味わいを持っている。

後味にジワッと残るフルーツ感は、シャトーヌフ・デュ・パプをイメージさせる?

深みがあるけど、フルーティって感じがなかなか良い感じです。

香りは個性的で、中華系のスパイスや、和風のダシ?のような印象があるんですよね。

今日の晩御飯は、自家製のチャーシュー。
表面の焼けた、香ばしい部分がとても良く合いました。
ちょっと醤油っぽい感じがあって、和食にも良く合うのでは。

カミさんに価格感を聞いたら、1480円。
ワゴンセールで、980円だったのですが、元値は1500円くらいだったので、まあほぼ正解でしょうか。
でもちょっと、ザラザラした口あたり気になる、とのこと。

食事が終わって、ワインだけになっても、フルーツ感があって美味しく飲めますね。

最初から熟成感が強かったので、あまり印象が変わらないみたいです。

ローヌ南部の、グルナッシュを使った上質ワイン印象で、美味しく、飽きずに飲めますね。
熟成感もいい感じです。

■サン・シニアンのぶどう品種(ソムリエ協会教本より)
主要:グルナッシュ、ラドネ・ペリュ、ムールヴェードル、シラー(主要品種が合計で70%以上、グルナッシュ、ラドネ・ペリュ単独または合計で20%以上、ムールヴェードル、シラー単独または合計で20%以上)補助:カリニャン、サンソー ※主要品種を含む2種類以上のブレンド

■楽天ショップへのリンク
サン・シニアン・ドメーヌ・デュ・マス・ブラン[2007]年限定品・(ベルルー生産者組合元詰)・ヴァル・ドルヴューセレクション・(キュヴェ・ミティークと同じ経営)・AOCサン・シニアン

※サイトより引用
あの“キュヴェ・ミティーク”で大人気のヴァルドルヴューによる、さらにAOCを限定したセレクション!ドメーヌ・デュ・マス・ブランを生産するベルルー・ワイナリーはサン・シニアン村の北にあります。収穫は手摘みで行われ、南仏特有の葡萄品種から造られたワインをブレンドしています。MAS BLANCは南仏の伝統的な白い家を意味し、ラベルに描かれているオオカミはベルルーの語源と言われるVerluporum(オオカミの春の意)に由来しています。
▼ テイスティングコメント
色は深いパープルカラー、香りは南仏のガリーグの大地に咲く花のスパイス、ココア、コーヒーのニュアンス。口中に含むとたっぷりのボディか感じられ、力強さと滑らかさのバランスのとれた深い味わいのワインです。

グラン・テアトル ソーヴィニヨン 2009(ブラインドテイスティング:外す)

グラン・テアトル ソーヴィニヨン 2009
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ州:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)ソーヴィニヨン・ブラン100%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:10)\2100
(3)ムロン・ド・ブルゴーニュ(仏:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ:10)\1040
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:09)\950
(5)グルナッシュ・ブラン(仏:地理的表示無し:09)\945

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸、やや淡い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:グレープフルーツ、リンゴ、洋梨、レモン、白バラ、火打石、石灰、硫黄、酵母
香りの印象:若々しい、還元状態、樽の影響が少ない

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:爽やかな、シャープな
バランス:ドライな、スリムな、溌剌とした
苦味:穏やかな、コク(深み)を与える
アルコール:やや軽め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュな)、ミネラル感のある

【評価】
シンプル、フレッシュ感を楽しむ

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
若々しく、やや淡めの色づき、でも輝きは強め。
シャルドネ以外が候補になるが、特にソーヴィニヨン・ブランが候補か。

香りは最初還元状態で、開き始めるとグレープフルーツのような爽やかな果実香が中心。
そこに石灰のようなミネラル感がある。
ボルドーの白で、安い方が候補?

味わいはやや軽めの口あたり。
ほんのり甘みがあってフルーティ。
口に含んだ時の硬さみたなものが、ボルドーブランっぽい。
しかもこれはちょっと上質感があって、2000円台のボルドーも候補かも。

後味がスッキリしてて、チャーミングな果実感がとても良い。

樽の影響もだんだん出てきたかも。

しっかりした強さと品質感をもってるから、高い方かな?

ファイナルアンサーで、2100円のボルドー・ブラン
で、ブー

950円のボルドーでした。

【総評】
グラン・テアトル ソーヴィニヨン 2009
GRAND THEATRE SAUVIGNON 2009

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、950円で購入。

リッチ感はないけど、上品な口あたりが、ちょっと高そうな印象を持ってます。

ボルドーのソーヴィニヨン・ブランって感じの味わいですね。
青草香というよりは、石油香に近い感じがあって、香りに重厚感を出してます。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円
グレープフルーツのような感じが美味しいが、微妙に酸化してる感じ?だそうです。

なんでしょうね、この微妙な酸化感がボルドー・ブランらしさでもありますね。

晩ご飯の自家製チャーシューと、マカロニサラダだったのですが、食事には合わせやすそうです。

シンプル、プリミティブな感じで、削ぎ落した美味しさでありながら、香りの厚みやしっかりした味わいで品質感がありますね。

時間が経つと、やや痩せた印象になりますが、十分コストパフォーマンスの高いワインではないでしょうか。

2012/02/16

デル・スール シャルドネ 2011(ブラインドテイスティング:当てる)

デル・スール シャルドネ 2011
(1)ムロン・ド・ブルゴーニュ(仏:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ:10)\1040
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:09)\950
(3)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:DOマウレ・ヴァレー:11)\598
(4)マカベオ、アイレン(スペイン:タラゴナ地域:NV)\480

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、色づきが弱い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:グレープフルーツ、リンゴ、洋梨、モモ、レモン、炒ったアーモンド、バター、ヴァニラ、火打石、硫黄
香りの印象:開いている、木樽の印象

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊かな
酸味:爽やかな、なめらかな
バランス:まろやかな、厚みのある、力強い
苦味:コク(深み)を与える
アルコール:やや強め、ボリューム感のある
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)、ミネラル感のある

【評価】
成熟度が高く、豊か、濃縮し、力強い

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
グレーに近い外観で、かなり強めの輝きは、ミュスカデやソーヴィニヨン・ブランが候補。

香りはしっかりバターリィで、厚みがあり、シャルドネの印象。
スモーク感もシャルドネっぽい。
ただ、樽熟成したボルドーって感じもある。

味わいは残糖を多めに残した、濃厚でフルーティなニューワールドタイプ。
一気にシャルドネが候補になる。
ただ、マカベオ、アイレンというのもまったくは外せない。

かなりボディもしっかりしているので、さすがにマカベオは無いかな。
力を持っているブドウ品種、って感じ。

ファイナルアンサーで、チリのシャルドネ
で、ピンポン

シャルドネらしい、ボリューム感のある味わいです。

【総評】
デル・スール シャルドネ 2011
Del Sur Chardonnay 2011

チリ:セントラル・ヴァレー:DOマウレ・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、598円で購入。

色はとても淡いのですが、輝きも強く、粘性もしっかりしていて、とても500円台のワインとは思えない外観です。
香りもボリュームとバターリィなリッチ感があって、1000円超えてるような印象。

味わいは、カジュアルで、フルーティで、とても飲みやすいですね。

カミさんに価格感を聞いたら、780円。
後味に種のようなエグ味が残るのがちょっと苦手、という評価。

たしかに、フルーツ感と一緒にエグ味もあります。

今日の晩御飯は、鶏の中華風のあんかけ。

ちょっとフルーツ感が強いかなと思ってたけど、しっくりきますね。
程よい感じで、フルーツ感がプラスされるというか。

家庭料理にも合わせやすいみたい。

最初文句言ってたカミさんに、結構飲まれてしまい、あっという間に1本無くなってしまいました。
なんだかんだでいいワインですね。

ソツがなく優等生的ですが、でもアイデンティティがしっかりしてるって感じ。

ラベルが安っぽいのがちょっと損してますね。

このワイン、裏ラベルに怪しいブドウのイラストがあって、何かと思ったら、スマートフォンアプリで情報を取得できるんですね。

モトックスさん提供の「Wine-Link」をインストールして、早速試してみました。

多少暗くてもしっかり読み取ってくれます。

基本情報はしっかりと載っていて、これは便利ですね。
こういうのって、業界標準を決めて、ワインに全部入れたら便利ですよねー。

 

2012/02/14

ビニャ・ソエ 赤 2010(2回目)

ビニャ・ソエ 赤 2010
ビニャ・ソエ 赤 2010
VINA ZOE TINTO 2010

スペイン:アラゴン州:カリニェーナDO
アルコール度:13%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、ガルナッチャ

肉のハナマサで、特売448円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:紫がかった、ガーネット
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄め
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:ブルーベリー、ブラックチェリー、タバコ、シダ、針葉樹、血液、生肉、丁子
香りの印象:開いている、第1アロマが強い 木樽からのニュアンス、落ち着いた(控えめな)

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:シャープで、ややトゲのある印象
バランス:心地良い、軽め
タンニン分:突出した、サラサラとした
アルコール:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュ)

【評価】
軽めのボディで、カジュアルに楽しむ

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
ライトからミディアムボディながら、タンニンが強めで、酸味も強め。
フレッシュでフルーティで、元気の良い感じがあって、好印象です。

今日の晩御飯はコンビニのミートソースパスタ。

合わせると、フルーツ感がジワッと沁みて、良い感じ。
食事の邪魔をしない、ちょうどいいフルーツ感ですね。

というか、タンニンの強さがミートソースの脂分に合うのかも。

カレーにもちょうど合いそうです。
ひき肉系に良さそうですね、何となく。

ドライソーセージに合わせてみると、さすがに、ワインのプライドが顔を出します。
サラミとワインって、合わないですよね~。
サラミが持ってる肉の臭み、みたいなものが強くなるというか。

でもこのワイン、食べ物が無いと、ちょっとタンニンがキツイんですよね。

ロッテ・ガーナ・チョコレートに合わせると、ワインが完全に消えるけど、チョコレート・ボンボンみたいな、ゼリーのような果実感が残ります。
まあ、カジュアルなワインなので、これはこれで悪くありません。

それにしても、品が良いというか、育ちがいいというか、素直な印象のワインですね。
ワンコインの中ではかなり良い方じゃないでしょうか。

軽いタイプなので、濃厚なタイプが好きな人にはダメかもしれませんが、ライトなワインが好きな人にはオススメです。

個人的には、好きなタイプなのですが、ラベルデザインがイマイチなのが、ちょっとマイナスポイントです。

ビニャ・ソエ 赤 2010(1回目)

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2012/02/12

アリス・ホワイト シラーズ 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

アリス・ホワイト シラーズ 2010
(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、サンソー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCジゴンダス:07)\3480
(2)シラー、グルナッシュ、カリニャン、その他(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール:08)\1220
(3)グルナッシュ40%、カリニャン40%、シラー10%、ムールヴェードル10%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCサン・シニアン:07)\980
(4)シラーズ(豪:南東部:10)\780

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ、やや濁った
輝き:強め
色調:紫がかった、ガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した、濃縮感のある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー、メントール、タバコ、シダ、針葉樹、血液、燻製肉、黒胡椒、丁子、シナモン、樹脂
香りの印象:開いている、第1アロマが強い、木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊かな
酸味:なめらかな、円みのある
バランス:心地良い、豊満な
タンニン分:力強い、サラサラとした
アルコール:やや強め
余韻:長い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)、スパイシー

【評価】
濃縮し、力強い

【供出温度】
15-18度

【グラス】
大ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
今回はすべてのワインにシラーが使われているパターン。
生産国と生産年の判定になる。

若々しい外観からは2010年オーストラリアが候補。

香りは華やかさがあって、ひょっとしたらコート・デュ・ローヌやラングドック・ルーシヨンのAOCワインって印象もある。

ただ、とてもシンプルな果実感で、いかにもニューワールドな印象。

味わいは、甘みとフルーツ感を残したニューワールドタイプ。
いたってシンプルなタイプで、カジュアルな味わい。

ファイナルアンサーで、オーストラリアのシラーズ
で、ピンポン

イメージ通りのシラーズです。

【総評】
アリス・ホワイト シラーズ 2010
ALICE WHITE SHIRAZ 2010

オーストラリア:南東部
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ

イオンで、780円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、880円で、ほぼ正解。
オーストラリアのシラーズのイメージ通りの味、という感想でした。

濃厚ジューシータイプで、フルーティさが心地よくて、ワインだけで、どんどん飲んでしまいます。
樽香も嫌味が無くて、いい感じ。

アルコール度高くて、すぐ酔っぱらうので要注意ですね。

今日の晩ご飯は、メンチカツ。

ちょうど合いそうと思っていたら、樽香が強くなったり、甘みやフルーツ感が浮いたりして、意外とフィットしない?
フルーティ過ぎて、普通の家庭の食事に合わせるには難しいかも、って思っていたら、カミさんの話ではソースをたっぷりかけると良く合うという事でした。

このワイン、香りにもちょっと華があって、女性ウケしそう。
パーティ向けですね。ラベルもちょっとカワイイし。

とても飲みやすくて、よくまとまっているのですが、我が家的には、リピートしないタイプです。

もうちょっと不味くても、個性がある方がいいですね。

2012/02/11

キリン ワインスプリッツァ 白

キリン ワインスプリッツァ 白
キリン ワインスプリッツァ 白
KIRIN WINE SPRITZER

日本:リキュール 発泡性(1)
アルコール度:6%

グルメシティで、135円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:グレーかがった、レモンイエロー
濃淡:淡い
ディスク:薄め
粘性:弱い
泡立ち:発泡
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:人工的
特徴:レモン、グレープフルーツ、リンゴ、チューインガム、ラムネ
香りの印象:若々しい、香料的

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱め
酸味:弱め、控えめ
バランス:スリムな、ドライな
苦味:控えめ、弱い
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
人工的、香料の印象

【評価】
シンプル、フレッシュ感を楽しむ

【供出温度】
7度以下

【グラス】
小ぶり

【総評】
とにかく香りが人工的。
グラスに移すとアウトですね。

印象としては完全にチューハイ。

グリーン系の、ハーブのような印象が強めです。

ワインを炭酸で割ったというよりは、チューハイにワインを混ぜたって感じ?

原材料を見ても、ウォッカ入ってますね。
これってワインスプリッツァーって言っていいの???

後味に青っぽいハーブ香が強く残って、だんだん気になってきました。
エグ味も強いかな。

カミさんに飲ませたら、「なにこれ?うわっ私これダメ!いらない。」でした。

ワインだと思って飲むと、完全に裏切られます。

ワイン風味でも無いし?
普通にチューハイだと思って飲んだほうがいいですね。

ちなみに香りが強すぎて、食事に合わせるのも難しそうです。
我が家的には、リピートする事は無いでしょう・・

■その他のワインスプリッツァー

シュシュ ピンク NV <ワインスプリッツァー>

ラウル・クラージェ マコン・ルージュ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

ラウル・クラージェ マコン・ルージュ 2009
(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、サンソー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCジゴンダス:07)\3480
(2)シラー、グルナッシュ、カリニャン、その他(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール:08)\1220
(3)ガメイ、ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCマコン:09)\1050
(4)シラーズ(豪:南東部:10)\780

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:輝きのある
色調:紫がかった、ルビー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや薄い
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:》ブルーベリー、血液、燻製肉、シナモン、樹脂、ナツメグ、甘草
香りの印象:落ち着いた(控えめな)、開いている、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:軽い、穏やか、スムーズ
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか、弱め
酸味:やや尖った感じ
バランス:軽い、しっかりしている
タンニン分:控えめ
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュな)、スパイシー

【評価】
シンプル、フレッシュ

【供出温度】
11-14度、15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
かなり明るい外観、ガメイやピノ・ノワールくらい。

香りは鉄や血液、なめし革の、ピノ・ノワールの印象。
干しぶどうのようなガメイっぽさもある。

味わいはライトでドライ。
甘みは少なく、シャープで、伝統産地の味わい。

ファイナルアンサーで、ガメイ、ピノ・ノワール
で、ピンポン

これはさすがに分かりますね。

【総評】
ラウル・クラージェ マコン・ルージュ 2009
Raoul Clerget Macon Rouge 2009

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCマコン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ、ピノ・ノワール

伊勢丹で、1050円で購入。

かなりライトな口あたりながら、しっかり旨みがあって、さらに芯の強さがあります。
ワインだけで飲んでると辛さが気になってきて、何か欲しくなるタイプですね。

ブルゴーニュらしいというか、伝統的な味わいで、サービス精神が少ない、頑固な印象。

今日のメニューは、チキンソテーの照り焼きソース。

力のバランスは、程良い感じだけど、照り焼きの甘みとワインの辛さにややギャップを感じました。
かなり辛口で、香りも華やなタイプなので、洋食の方が合いそうですね。

ドライカレーとか、香辛料を効かせたチキンのソテーとか合うのかな?
牛肉の煮込みとかも合いそうです。

食事が終わって、ワインだけで飲んでると。ややツライ感じ。

おつまみのレーズンに合わせると、完全にワインが負けるけど、フルーツ感と甘みをプラスしてくれて意外と美味しいです。
ピーナッツは油脂分とワインが馴染まず、なんかダメ。

全体的にみると、それほどコストパフォーマンスが高い感じではありませんが、このワインみたいに、1000円そこそこでブルゴーニュらしい味わいが楽しめるワインは少ないのでは。

そういう点では、とてもお買い得なワインだと思います。

2012/02/10

ドゥニ・シャルパンティエ ブルゴーニュ・シャルドネ 2009

ドゥニ・シャルパンティエ ブルゴーニュ・シャルドネ 2009
ドゥニ・シャルパンティエ ブルゴーニュ・シャルドネ 2009
DENIS CHARPENTIER BOURGOGNE CHARDONNAY 2009

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

肉のハナマサで、980円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:》グレープフルーツ、リンゴ、洋梨、炒ったアーモンド、バター、ヴァニラ
香りの印象:開いている、木樽の印象

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊かな
酸味:爽やかな、なめらかな
バランス:まろやかな、厚みのある、力強い
苦味:穏やかな、コク(深み)を与える
アルコール:やや強め、ボリューム感のある
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)

【評価】
成熟度が高く、豊か、濃縮し、力強い

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【総評】
しっかりとしたボディ。
なめらかな口当たり。
バランスもよく、とっても良くまとまってます。

高いワインの印象ではありませんが、嫌味が無く、とても素直で飲みやすい感じ。
無理せずにまとめてるような印象でしょうか。

やさしく穏やかなアタックから、ふわっとボディが膨らみ、チャーミングな果実感が広がって、爽やかさのある少し苦味が残るフィニッシュ。

1000円のワインとしては、文句の付け所が無い感じですね。

若干、ラベルが安っぽい感じはあるものの、キャップシールの鉛の厚みとか、ボトルの造りとかは、ワンランク上の感じがします。

今日の晩ご飯は、コンビニのカルボナーラパスタ。
このワイン、クリーム系の料理にピッタリ合います。

食事と合わせると、ほんのり甘みとフルーツ感が強く出てきますが、邪魔するような印象ではありません。

週末に開けても十分な品質ですね。
1500円クラスの印象があります。

食事が終わって、柿ピーのピーナッツに合わせたら、イマイチ。
双方の苦味が強くなりますね。
塩が合わない原因みたい。

わさび柿ピーの柿の種の方に合わせたら、完全にわさびに負けてしまいました。

ハートチョコに合わせると、ワインの主張はなくなるけど、チョコレート・ボンボンみたいな美味しさはあって、これは悪くないですね。
あまり勧められない合わせ方ですが。

これはちゃんと食事に合わせて飲むレベル感のワインですね。

ワインだけで飲み進むと、ちょっと苦味が強くなってきました。
リッチ感とか、スムーズ感がちょっと減ってくる?

香りは相変わらず、クリームとかバターの印象が強めで、品質感を持ってます。

肉のハナマサって、安いワインがたくさんあるので、その中では高い価格帯で手の出しにくいワインですが、コストパフォーマンスは高いと思います。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2012/02/07

ヴィニッシモ サンジョヴェーゼ NV(ブラインドテイスティング:外す)

ヴィニッシモ サンジョヴェーゼ NV
(1)シラー、グルナッシュ、カリニャン、その他(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール:08)\1220
(2)サンジョヴェーゼ(伊:エミーリア・ロマーニャ州:IGTルビコーネ:NV)\780
(3)シラーズ(豪:南東部:10)\780
(4)ガルナッチャ、ボバル(スペイン:タラゴナ地域:MV)\480

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:赤味のあるルージュ、ルビー
濃淡:淡い
ディスク:薄い
粘性:中庸
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:イチゴ、キャンディ、血液、燻製肉、シナモン、樹脂、硫黄
香りの印象:還元状態、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少ない
酸味:なめらかな、スムーズな、弱め
バランス:軽い
タンニン分:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュな)、ミネラル感のある?

【評価】
シンプル、カジュアルに楽しむ

【供出温度】
10-15度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
相当明るいルビー色。
濃いロゼに近いくらい。
この中ではサンジョヴェーゼ?

香りはライトな印象で、キャンディっぽさがあるが、なめし革のような厚みもちょっとある。
グラスを回すと、ややスパイシーさも出てくる。

アタックは、超ライト。
アルコール度も、タンニンも超ライト。
完全なブラインドで飲んだら、多分、輸入ワインを使った国産ワインって答えるだろうって感じ。

価格感的には480円。
でもスペインかな~、ってちょっと迷うところ。

でもこれ、ややワインとしては、ギリギリアウトな感じなので、やはり価格で選択かな。

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ、ボバル
で、ブー

サンジョヴェーゼの方でした。

【総評】
ヴィニッシモ サンジョヴェーゼ NV
Vinissimo Sangiovese NV

イタリア:エミーリア・ロマーニャ州:IGTルビコーネ
アルコール度:12%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ主体

リカーランドトップで、780円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
何かジュースみたい、って感想。

ちなみに私の価格感では、500円以下です。

これ、半分ジュースなんですよね~。

すっきり飲みやすいバランスで仕上がっていて、飲み物としての品質感はありますね。
とても優しい飲みくちで、スムーズに喉を通る感じがあって、後味もスッキリしています。

アルコールに弱い人とか、渋みが苦手な人は、飲みやすくていいかもしれません。

でもとても人工的なんですよね。
工場で造られたワインって感じ?

今日の晩御飯は、豚肉とポテトのカレー味炒め。
合わせると、ジュースと一緒に食べてるみたいな印象になります。

まあ、それはそれで悪くないのですが、やっぱワインじゃない感じ・・

マヨネーズであえた大根のサラダがあったので試しに合わせてみると、赤ワインとは思えないくらい、問題ありません。
料理との相性はあまり考えなくても大丈夫なタイプですね。

サントリーのサイトで調べると、「イタリアNo.1のワインメーカー、「カヴィロ社」が、日本の食卓向けに特別に造ったワイン。」だそうです。

それで、国産ワイン的な味わいなんですね・・・納得。
日本の国産ワインの文化を、海外に輸出していいのでしょうか。

カヴィロ社の人たちが、日本人はワイン分かってねーなー、なんて影で言ってないか、心配ですね。

ワインとしてイマイチな上に、コストパフォーマンスもイマイチ。
今どきこの味わいで、780円はさすがに高いですね。

我が家的には、このワイン、リピートしないタイプです。

2012/02/05

サントリージャパンプレミアム リースリング・フォルテ 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

サントリージャパンプレミアム リースリング・フォルテ 2010
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ州:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)山梨県産リースリング・フォルテ(日本:山梨県:甲斐市:10)\1490
(3)ムロン・ド・ブルゴーニュ(仏:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ:10)\1040
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:09)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、グレーかがった、レモンイエロー
濃淡:淡い
ディスク:やや薄め
粘性:やや弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:レモン、グレープフルーツ、リンゴ、菩提樹
香りの印象:若々しい、開いている、控えめ

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱め
酸味:シャープな、爽やかな
バランス:スリムな、溌剌とした、ドライな
苦味:控えめ、穏やか
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュな)、ミネラル感のある

【評価】
シンプル、フレッシュ感を楽しむ

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり

【判定】
ほとんど色味の無いグレーっぽい外観。
若々しさはあるので、リースリング・フォルテか、ムロン・ド・ブルゴーニュ。

香りはレモンやグレープフルーツの柑橘系の爽やかな印象が中心。
シュール・リーの印象はほとんど感じられない。
甲州にかなり近い印象。

味わいは、ドライでシャープ。
甘みはほとんどなく、強い酸味。
ボディは軽めで、最近の日本の高品質ワインのイメージ。

ファイナルアンサーで、リースリング・フォルテ
で、ピンポン

甲州とリースリングのハイブリッドって感じですね。

【総評】
サントリージャパンプレミアム リースリング・フォルテ 2010
SUNTORY JAPAN PREMIUM RIESLING FORTE 2010

日本:山梨県:甲斐市
アルコール度:12%
ブドウ品種:山梨県産リースリング・フォルテ100%

リカーランドトップで、1490円で購入。

リースリング・フォルテってサントリーの開発品種なんですね。

※サントリーのサイトから引用
日本固有のぶどう品種である「甲州三尺」と、欧州系品種「リースリング」の交配により誕生した、サントリーの開発品種「リースリング・フォルテ」。
「リースリング」の成熟の遅さ、収量の低さ、不安定である欠点を改良する目的で生み出されました(1983年品種登録)。
繊細な特徴を最大限いかすため、樽は使用せず、醗酵・熟成ともタンクのみで仕上げました。
ごくごく淡い黄色。少し緑~青みがかった色合い。香りのボリュームは控えめながら どこか心魅かれる香り。レモンピールや白い花を連想させる香りもあります。 軽やかで爽やかな飲み心地です。

甘みはほとんどなくて、ドライで、シャープな飲みくちですが、後味はスッキリとキレイに消えて、心地よい飲みくちです。

カミさんに価格感を聞いたら、「日本のワインって高いんだよね、1890円。」という感想。
軽い中にも力強さがあるので、ちょっと高めの印象があるかも。

今日の晩御飯は、サーモンフライと、ポテトサラダ。

レモンを絞ったような爽やかな合い方で、力のバランスもちょうどいい感じです。
ポテトサラダにも良く合いました。

和食というよりは、家庭の洋食に合いそうな感じですね。
やはり、甲州よりはヨーロッパの品種に近い印象です。

このワイン、ボディもスレンダーで、アルコール度もそれほど高くないのですが、ドライで強めの飲みくちです。
ワインだけで飲んでると、ちょっとツライ感じ。
何か欲しくなります。

カミさんの感想は、「不味くはないけど、面白みもない。」でした。
確かに、しっかり造られている印象はありますが、ちょっと余裕が無いというか。

合わせる食事によっては、グッと良くなるワインだと思いますので、やはりどういったシーンで飲むかがポイントになりそうですね。

■楽天ショップへのリンク

サントリー・ジャパン・プレミアム・品種シリーズ・山梨県産100%“リースリング・フォルテ”[2010]年・登美の丘ワイナリー 税込 1,606 円 送料別

※サイトより引用
世界を感動させる”日本ワイン”を。日本独自のぶどう「品種」や日本を代表するぶどう「産地」の可能性を追求した、国産ぶどう100%のワインシリーズです。
日本ワインはどこまで美味しくなれるか、そして世界において、どこまでユニークな個性を発揮し得るか。厳選した上質な国産ぶどう100%でつくる一つ上の贅沢。それが「ジャパンプレミアム」シリーズです。
ごくごく淡い黄色。少し緑~青みがかった色合い。香りのボリュームは控えめながらどこか心魅かれる香り。レモンピールや白い花を連想させる香りもある。
軽やかで爽やかな飲み心地。エレガントで、引き締まった酸を持つワイン。辛口ながらわずかに甘みを感じる味わい。少し冷やしめにして楽しむのがポイント(8-10℃)。
キリッとした酸が特徴のため、素材をそのまま活かした料理に合います。例えば、お刺身や焼き鳥の塩など。

■その他のジャパンプレミアムシリーズ

サントリージャパン・プレミアム メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
サントリー ジャパンプレミアム甲州 2009

2012/02/04

シャトー・ピュイグロー 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

シャトー・ピュイグロー 2007
(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、サンソー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCジゴンダス:07)\3480
(2)メルロー60%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、マルベック5% (仏:ボルドー地方:AOCボルドー・コート・ド・フラン:07)\2350
(3)シラー、グルナッシュ、カリニャン、その他(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール:08)\1220
(4)メルロー51%、カベルネ・ソーヴィニヨン43%、シラー4%、グルナッシュ2%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\900
(5)シラーズ(豪:南東部:10)\780

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや弱め
色調:紫がかった、ガーネット
濃淡:濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:よく熟した、濃縮感のある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、ブラックベリー 、ブラックチェリー、メントール、シダ、針葉樹、血液、肉、黒胡椒、スミレ、樹脂
香りの印象:開いている、第2アロマが強い

【味わい】
アタック:穏やか、スムーズ
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか、豊か
酸味:なめらかな、スムーズな
バランス:肉厚な、力強い
タンニン分:力強い
余韻:長い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)、スパイシー

【評価】
成熟度が高く、豊か、濃縮し、力強い

【供出温度】
15-18度

【グラス】
大ぶり

【デカンタージュ】
必要なし、飲む直前

【総評】
若々しさのある外観で、ディスクも薄く、雫に色素が残る感じは、低価格なニューワールドの印象。
生産年は2009年くらい?

香りはスミレの香りも華やかな、ボルドータイプ。
コート・デュ・ローヌも可能性あり。
ただ、あまり複雑な要素も無いので、2000円超の2本は違うだろう。
そうなるとコルビエールかヴァン・ド・ペイ・ドック。

味わいは、すっきりクールでまろやか。
ちょっと高いボルドーみたい?

これはひょっとして、ボルドー?

ドライで、甘みが少ないので、シラー系は違いそう。

ファイナルアンサーで、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベックのボルドー
で、ピンポン

温度が低いので、香りがイマイチ開いてないですが、上質感のある味わいです。

【総評】
シャトー・ピュイグロー 2007
Chateau Puygueraud 2007

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・コート・ド・フラン
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー60%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、マルベック5%

リカーランドトップで、2350円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、「口あたりはいいけど、香りはイマイチ、でも高そうなので2480円」とのこと。
確かに外観と香りは安い感じを受けるのですが、口あたりはとても上品です。

香りが開かないので、ボトル半分ほどをデキャンタージュしてみました。
さらに口あたりは良くなりましたが、香りは相変わらず閉じた感じ。

全部デキャンタージュしたら、一気に酸化したりするかもしれないので、ひとまず半分だけ。

デキャンタージュのおかげか、じわじわと香りは良くなってきました。
グラスも大ぶりのボルドータイプにチェンジ。

このワイン、ジビエのような、干し肉のような独特な個性を持っています。
家庭料理ではこのワインを満足させるメニューは難しいでしょうねー。

とはいえ、モダンなタイプのボルドーなので、ワインだけでも十分美味しく飲めますね。
グラスが空になっても、チョコレートっぽい、香ばしい香りが残ります。

ただ、デキャンタージュについては、時間が経つと、酸化した、酸っぱい印象が強くなってきたので、ボトルから大ぶりなグラスに注いで、そこで開かせる方が安全かもしれません。

今日の晩御飯は自家製の煮込みハンバーグ。
ソースはトマトベース。

合わせるとワインのフルーツ感が活きてきて、バランスもちょうどいい感じ。
家庭のハンバーグでも良く合いましたね。
合わせる料理の幅が広そうな、懐が広い感じです。

グラスがどんどん進んで、デキャンタージュしたものが無くなったので、ボトルから飲んでみたらやっぱり固い感じ。
底の広いデキャンタじゃなくて、スリムな形のカラフェに移して飲むといいのかな。

ちなみに、次の日にグラスに残っていたワインは、華やかさがグッと出てて、完全に香りは開いていました。

このワイン、悪くないけど、ものすごくいいって感じじゃないんですよね。
というか、なかなかベストなコンディションに持っていけない感じというか。

ちょっと難しいワインって印象ですね。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・ピュイグロー[2007]年・ニコラ・ティエポン・AOCコート・ド・フラン 税込 2,079 円 送料別

※サイトより引用
ワインスペクテーター誌2009年3月31日号で2006年が驚異の90点獲得!リアルワインガイドで2005年が高評価89点獲得!!あのル・パンやパヴィ・マカンのティエンポンファミリーが造る人気ワイン!ヒュー ジョンソン氏をして「樽の中で熟成させたワインは驚くほど優秀」と言わしめ、ロバートパーカー氏には選りすぐられた「お値打ち」に挙げられています!
『ティエンポン父子は1983年にシャトーピュイグローを購入し、ボルドーコート・ド・フランを復興させた。ボディとアルコールに富み、よくコントロールされた樽香があり、長熟の可能性を秘めたワインでアペラシオンの基準となっている。ワインの質は安定しており、さらに近年のヴィンテージはレベルが高い。サンテミリオンの多くの高級シャトーと対抗できる』ル・クラスマンより

チャペル・ダウン バッカス・リザーブ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

チャペル・ダウン バッカス・リザーブ 2005
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ州:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)バッカス(英:イングランド南東部:05)\2400
(3)山梨県産リースリング・フォルテ(日本:山梨県:甲斐市:10)\1490
(4)ムロン・ド・ブルゴーニュ(仏:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ:10)\1040
(5)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:09)\950

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:黄金色のイエロー
濃淡:濃い
ディスク:厚め
粘性:弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:しっかりしている、よく熟した、成熟度が高い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:グレープフルーツ、リンゴ、パイナップル、バター、ヴァニラ、火打石
香りの印象:開いている、樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:シャープな、爽やかな
バランス:厚みのある、力強い
苦味:穏やかな、コクを与える
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)

【評価】
成熟度が高い、凝縮し力強い、豊か

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
かなり濃い外観。
熟成感があるので、2005年くらいが候補。

香りの印象は、ミントやメントールのような印象が特徴的。
複数のフルーツの印象があるが、ミネラルやハーブの印象の方が強め。
あまり飲んだことが無いタイプ。

味わいは、力の弱い品種を、しっかり造った感じ?
品種の特徴よりは、樽の影響などが強め。
価格は高そう。

この中では、飲んだことが無い、イギリスのワインかな?

ファイナルアンサーで、バッカス
で、ピンポン

リースリングみたいな感じ?でしょうか。

【総評】
チャペル・ダウン バッカス・リザーブ 2005
CHAPEL DOWN BACCHUS RESERVE 2005

イギリス:イングランド南東部
アルコール度:12%
ブドウ品種:バッカス

ワインショップ西村の通販で、2400円で購入。

第一印象はリッチなシャルドネ系かと思いましたが、時間が経つとシャープな印象が強くなってきました。
ドイツのリースリングの印象が近いでしょうか?

種部分の印象とか、ちょっとマスカットっぽさがあって、フレッシュな白ぶどうの印象も残っています。

丁寧に造られた感じで、バランスも良くて、個性もありますね。

カミさんに価格感を聞いたら、1680円。
後味にエグ味と香料臭さが残るのがイヤ、という散々な評価・・

確かにこれは、カミさんの嫌いなタイプのワインかも。
ドイツワインに良くある、ブドウの種のようの香りと、エグ味がありますね。

グラスに少なくなると、石油っぽいミネラル感が出てきます。
やっぱり、リースリングっぽい感じです。

フルーティな感じではないのですが、オレンジっぽい、甘みのある果実香がふっと顔を出します。
今風じゃない、クラシックな印象で、なかなか評価が難しいですね。

時間が経つと、ペトロール香とか、鼻を突く感じが強くなってきました。
ちょっとクセが強いかな~。

・・・で、余ったワインを次の日にも飲んでみました。

まだまだ大丈夫、というか美味しくなってる?
リッチ感があって、いい感じです。

アルザスの良いワインって感じでしょうか。

最近、このくらい石油香のあるものは飲んでませんが、重厚感があっていいですね。

世界のワインが、だんだんフルーティな方向になってますが、これは伝統的なおいしいワインをいただいたって感じです。

しっかり個性をもった、気持ちのこもったワインではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

【イングリッシュ・ワイン】チャペル・ダウンバッカス・リザーブ2005(白ワイン) 2,500円 (税込) 送料別

※サイトより引用
このワインが作られているのは、イギリス南東部のケントにある、English Wines Group(Chapel Down Winery)。
シングル・ヴィンヤードのぶどうから造られたキュベ、もしくはより選った上質のキュベを特別に瓶詰めした逸品。ハーブやナッツ、ブラックカラントの風味があり、オレンジのような落ち着いた柑橘系のニュアンスが心地良く感じられます。熟成後も楽しみなワインです。
【生産者】English Wines Group
【受賞】The English & Welsh Wine of the year competition トロフィー受賞

2012/02/03

アズダ エクストラ・スペシャル シチリア産 フィアーノ 2010(ブラインドテイスティング:外す)

アズダ エクストラ・スペシャル シチリア産 フィアーノ 2010
(1)バッカス(英:イングランド南東部:05)\2400
(2)山梨県産リースリング・フォルテ(日本:山梨県:甲斐市:10)\1490
(3)ムロン・ド・ブルゴーニュ(仏:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ:10)\1040
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:09)\950
(5)フィアーノ(伊:シチリア州:IGTシチリア:10)\700

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかったイエロー
濃淡:やや濃い
ディスク:厚め
粘性:強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、しっかりしている、熟成した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:グレープフルーツ、リンゴ、洋梨、炒ったアーモンド、バター、ヴァニラ、火打石、硫黄
香りの印象:開いている、樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:爽やか、なめらか
バランス:厚みのある、力強い
苦味:穏やかな、コクを与える
アルコール:やや強め、ボリューム感のある
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)

【評価】
成熟度が高い、凝縮し力強い

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
若くて、力強い外観。
グレーっぽさがある。
この中では2009年のソーヴィニヨン・ブラン?

香りは豊かでリッチな印象。
樽の影響もあり、シャルドネ風。
グリーン香よりも酵母の印象が強め?
ミュスカデがやや浮上。

味わいは爽やかな口あたりながら、ボリューム感がある。
ソーヴィニヨン・ブランというよりはミュスカデっぽい。

ただ温度が極端に低めだったので、もう少し温度が上がるのを待つ。

何というか、粉っぽいというか、ミネラルっぽいというか、独特な香りはミュスカデの印象。

ファイナルアンサーで、ムロン・ド・ブルゴーニュ
で、ブー

おっと、イタリアのフィアーノでした。

【総評】
アズダ エクストラ・スペシャル シチリア産 フィアーノ 2010
ASDA EXTRA SPECIAL FIANO CICILIA 2010

イタリア:シチリア州:IGTシチリア
アルコール度:13%
ブドウ品種:フィアーノ

西友で、700円で購入。

すっかり忘れてたけど、このイタリアはASDAワインでした。
もっと軽くてカジュアルな印象を想像してたけど、しっかり重くて、辛くて、伝統的で、本格的な印象。

しかもブドウの特長が良く出てるような気がします。

強めのバランスだけど、素直な感じなんですよね。
とても安心感があります。

今日の晩御飯は恵方巻き。
玉子焼きとかんぴょうとカニ、きゅうり、等々が入ってます。

どうせ合わないだろうって思っていたら、意外と問題なし。
というかカンピョウや玉子焼きの甘さとワインのフルーツ感がシンクロして、良い感じ。

ビールより合うかも。。

豆まきの豆に合わせてみたら、これはアウトでした。
苦味と辛みが強くなる感じ。

カミさんに価格感を聞いたら、「このワイン価格のイメージが掴みづらいけど・・・780円」とかなり近い感じ。
食事にあわせないと、ワインだけだとちょっとキツイ、という評価。

フルーティさが抑えめで、辛さが強いので、ワインだけで飲んでると、ヘビーな印象がありますね。

ワインだけだとチビチビ飲む感じです。

残ってたヒレかつにバジルを振ってみて、バジルとんかつにして合わせてみると、あんまり合わない。
何も無いよりはいいかな、程度の相性。
何にでも合うってわけでは無さそうです。

このワインで使っているフィアーノって品種ですが、あまり馴染みがないですね。
ソムリエ協会教本で調べてみると・・

※ソムリエ協会教本のフィアーノの記述
古代ローマ時代からのぶどうで、古くはApianum(蜂蜜)と言った。新鮮なワインの他に、熟成タイプのワインを造る。

西友のASDAワインページでは以下のような紹介文があります。
力強い果実の強さが感じられます。グースベリーと新鮮なトウガラシの香りが交じり合っており、ベースには熟したトロピカルフルーツの味わいが感じられます。
バランスのとれたワインで、フレッシュでさわやかな酸味があります。
大変上品な味わい。パッションフルーツ、レモン、完熟リンゴのような香りが楽しめます。シーフード料理、シーザーサラダなどに良く合います。

確かに、蜂蜜のちょっとクセのある甘さを感じる香りがあって、ピーナッツくらいの軽めのナッツの香りが特徴的でしょうか。
あとは、ちょっとフローラルな印象とか、揮発性のあるユーカリオイルのような、メントールっぽさとか、松脂っぽさのような印象があって、個性的で面白いですね。

シャルドネやソーヴィニヨン・ブランのような、グローバル品種だけ飲んでるとこういった面白いテイストに会えませんね。

好みの問題はあるかもしれないけど、とてもいいワインだと思います。

■関連リンク(ASDAワイン)

2012/02/02

ワイン&デイズ フェスティバル 赤 NV

ワイン&デイズ フェスティバル 赤 NV
ワイン&デイズ フェスティバル 赤 NV
WINE & DAYS FESTIVAL ROUGE NV

日本:輸入ぶどう果汁・輸入ワイン使用
アルコール度:11%
ブドウ品種:不明

ファミリーマートで、398円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:ルージュ、黒みを帯びた、ルビー
濃淡:淡い
ディスク:薄い
粘性:弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、明るい、

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:イチゴ、硫黄、樹脂、乾燥肉
香りの印象:閉じている、第一アロマが強い

【味わい】
アタック:軽い
甘み:残糖の甘み
酸味:なめらかな、スムーズな
バランス:ライト
タンニン分:弱め
余韻:やや軽い

【フレーヴァー】
フルーティー、人工的

【評価】
ライトで、気軽に楽しむ

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
超ライトな国産ワイン。

でも、とてもスッキリとまとまっていて、それなりに美味しいですね。

タンニンはほとんど無い感じ。
ロゼワイン程度のタンニン。

アルコール度も低く、スイスイと飲めます。
喉を潤す感じでしょうか。

今日の晩御飯はコンビニのミートソースパスタ。
とても良く合います。
コンビニのパスタに、ちょうど良く合う感じ。

サッパリしてくれる合い方ですね。

アルコール度が低くて、飲みくちが軽いので、ジュースみたいに、おなかタプタプになるかと思ったらそうでもないです。

おつまみで買った、ビーフジャーキーに合わせてみると、ワインが完全に負けるけど、なんとなくフォローしてくれるような合い方をします。
途中は負けても、最後はワインが出てくる、みたいな。

ピーナッツチョコに合わせると、最初逃げまわって、最後に出てきて自慢する、みたいな合い方?

良くも悪くも国産ワインって感じですね。
ただ、コストパフォーマンスは高いと思います。

あれこれ批判もある輸入果汁やワインを使った国産ワインですが、一つのスタイルとして確立してきたような味わいの進歩を感じますね。

この価格だったらまた買うかも。

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