2011/02/27

ミニミニワインアンケート:ワイン選びのポイントは?

ワイン選びって楽しいけど、難しいですよね。

みなさんにワイン選びのポイントを聞いてみました。

【質問】

ワイン選びのポイントは?

【回答】

■■■■■■■ 自分の好み 7 (70%)
□□□□■■■ 雑誌・評論家の意見 3 (30%)
□□□□□□□ ラベルなど見た目 0 (0%)
□□□□□□□ 店員・サイトの説明 0 (0%)


ちょっと母数が少なかった事もありますが、みなさん自分の好みで選んでいるようです。

ワインを飲み慣れている人が多いのか、店員やECサイトの説明で選ぶ、って人はいませんでした。

私は時々、ラベルで買ったりするのですが、音楽でいう「ジャケ買い」優先って人も少ないみたいですね。

ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー レ・ゼキサゴナル ピノ・ノワール 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)グルナッシュ60% シラー30% ムールヴェードル10%(仏:ローヌ地方:AOCコトー・デュ・トリカスタン:08)\1680
(2)ピノ・ノワール(仏:ロワール地方:VDQSサン・プルサン:08)\1627
(3)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(4)サンジョヴェーゼ85%、カナイオーロ・ネッロ10%、マルヴァジア・ネラ5%(伊:トスカーナ州:DOCGキアンティ・コッリ・セネージ:08)\1250
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー レ・ゼキサゴナル ピノ・ノワール 2008【外観】
明るく透明感のあるルビー色。
若さを感じる色調。
輝きがある。
透明感が高く、底までハッキリ見える。
粘性は弱め。

【香り】
フレッシュな赤い果実。
ミネラル。
グラスを回すとなめし革。
カラメル。
香りは弱めで、上品。
グリーン系のスパイスの印象もあり。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ライトからミディアムボディ。
フレッシュで軽い口当たりながら、ボディはしっかりした印象。
酸味は柔らかいが、しっかり効いている。
タンニンは弱めで細かく、渋味は弱い。
アルコール度は意外と高そう。
余韻は長めに続く。

【判定】
底までハッキリ見える、高い透明感。
ほぼ、ピノ・ノワール。

香りはイチゴのような赤いフレッシュな果実香が中心。
そこに、ピノ・ノワールらしい、なめし革や、スパイスの印象もあり。
ただ、サンジョヴェーゼもまだ残る。

味わいは、軽めながらしっかりしたボディ。
味の深みもある。

サンジョヴェーゼの特徴の、紹興酒のようなオリエンタルスパイスの要素は無いので、ブルゴーニュかロワールのピノ・ノワールで絞る。

全体の印象は、ブルゴーニュっぽくはない。
何というか、甘さの印象があって、ブルゴーニュよりはフルーティな感じ。
チャーミングで親しみやすさがある。
渋味が少ないのも、その要因の一つかも。

ファイナルアンサーで、ロワールのピノ・ノワール
で、ピンポン

ロワールらしい、優雅でチャーミングな味わいです。

【総評】
ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー レ・ゼキサゴナル ピノ・ノワール 2008
Les Hexagonales Pinot Noir 2008

フランス:ロワール地方:VDQSサン・プルサン
※サン・プルサンはAOCに格上げになったみたいですね
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

伊勢丹で、1680円で購入。

人によっては水っぽいと思うくらいの、軽さですが、味の深みや余韻があって、じわっと美味しいピノ・ノワールです。

ブルゴーニュのピノ・ノワールよりも、優しい感じでしょうか。
いやー、これ、春っぽくていいかも。

今日の晩ご飯は鶏の味噌焼き。

軽いので合うかと思ったら、味噌に合わなかったみたい。
香りに華やかさがあるからでしょうか?和食には合わせにくそうです。
パンのような酵母の印象があるので、それも原因かもしれません。

まあ、無理に和食に合わせる必要はありまえんが・・・

カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
やはり軽さが評価の低いポイントみたい。
あまり好みじゃなかったみたいで、はっきり、美味しくない、って言ってました。

ロワールのワインって難しいですよね。

ブランドでも、ボルドーやブルゴーニュには負けるし、軽くて明るい色あいのワインが多いので、ニューワールドの力強くて安いワインと真っ向勝負すると不利だし。

でもこのワインは、じっくりと飲むと美味しいワインです。

最初はニューワールドタイプの、飲みやすさ優先のワインかと思いましたが、後半の方が良くなってきました。
旨みが強いというか、じっくり味わえる美味しさがありますね。

個人的には、これは一人で1本開けられるタイプです。
飲みやすいし、軽いし、美味しいし。

フランスでは、春はロワール、なんですってね。
これから暖かくなってくるシーズン、ロワールワインをちょっと飲んでみたいですね。

シャトー・サン・プレニャン 2005(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)グルナッシュ60% シラー30% ムールヴェードル10%(仏:ローヌ地方:AOCコトー・デュ・トリカスタン:08)\1680
(2)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(3)サンジョヴェーゼ85%、カナイオーロ・ネッロ10%、マルヴァジア・ネラ5%(伊:トスカーナ州:DOCGキアンティ・コッリ・セネージ:08)\1250
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(5)グルナッシュ、シラー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:05)\1040

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・サン・プレニャン 2005【外観】
フチまでしっかり黒い、濃いガーネット。
色はほとんど黒で、フチだけ薄くルージュ。
少し落ち着いた印象。
透明感はほとんどなく、底はまったく見えない。
粘性は高め。

【香り】
濃縮感のある黒い果実。
グリルした肉、あるいは煮込んだ肉、のような感じ?
バラのようなフローラル。
グラスを回してもあまり印象が変わらない。
茎っぽい青い印象。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
強くて辛いアタック。
酸味はしっかりしているが、タンニンがさらに強い。
舌全体が乾くような強い渋味。
アルコール度は高そう。
ボディはあまり強くなく、少し力が無い感じ?
余韻は少し続く。

【判定】
とても濃い外観はニューワールドの印象。
香りは、カベルネ・ソーヴィニヨンのスモーキーなグリーン香。
飲み口はとても強いタンニンと、思ったより弱いボディ。
残糖ではない、甘みを感じる。
チリカベが一番の候補だが、シラーも、サンジョヴェーゼも怪しい。
グラスを横にしてフチの色味を見るとやはり若い感じ。

ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

ラングドックでした。

【総評】
シャトー・サン・プレニャン 2005
Chateau Saint Pregnan 2005

フランス:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー

リカーランドトップで、1040円で購入。
 
いやまったく、ネタバレしてみると、やっぱりカベルネ・ソーヴィニヨンじゃないですね。

グルナッシュらしい、ちょっと収斂性のある酸味と、オリエンタルスパイスのような熟成感を持ってます。

タンニンが強いので、しっかりした強い品種のイメージがありますが、口当たりは、ほんのり柔らかさを持ってます。
ちょっとタンニンが強すぎてバランスが悪い感じですが、食事と合わせるとまた変わってきそうです。

今日の晩ご飯は、中にゆで卵の入ったミートローフ。
カジュアルな味わいなので、軽めの肉料理に良く合います。

時間がたつと少しマイルドになってきました。
柔らかいフルーティさがあって飲みやすいですね。

最初に感じた強い渋味もアクセントになってきた?

カミさんに値段を聞いたら1680円。
バランスが良くて、強さもある、だそう。

コストパフォーマンスは高いと思います。

プランス・デ・グラヴィエール ソーヴィニヨン・ブラン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:07)\798
(4)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)
(5)シャルドネ(米:カリフォルニア州:NV)\380

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

プランス・デ・グラヴィエール ソーヴィニヨン・ブラン 2007【外観】
少しオレンジがかった、中庸な黄色。
若い感じだが、色味は少しオレンジ色が入っている。
透明で健全、輝きは強め。
粘性は弱い。

【香り】
熟れたリンゴ。
蜜。
白い花のような印象。
グラスを回すと、少し酸化したリンゴのような、酸っぱい香り。
グリーン系のハーブ。
香りは強めで、重いが、ちょっと酸化した印象。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
やや酸化したギスギス感のあるアタック。
酸味は強く、収斂性があり、キツめ。
アルコールが少し浮いた感じ。
ボディは中くらいで、あまり膨らみはない。
あと味にお酢のような酸の印象が残る。
余韻は短い。

【判定】
オレンジがかった外観からは、2005年シャルドネあたりが候補。

香りは、酸化をイメージさせるリンゴ。
スモーキーな重い感じもあって、シャルドネっぽい?
いや、この感じはボルドーブラン。

味わいは、酸味が中心で、さらに酸化している印象が強い。
ボディは中肉中背だが締まった感じ。
どちらかというとソーヴィニヨン・ブラン。

花粉症で鼻が利かないが、再度確認すると、やはりボルドーっぽいソーヴィニヨン・ブランの印象。

ファイナルアンサー、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

ボルドーブランタイプの、ソーヴィニヨン・ブランです。

【総評】
プランス・デ・グラヴィエール ソーヴィニヨン・ブラン 2007
Prince des Gravieres Sauvignon Blanc 2007

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、798円で購入。

ちょうど酸化しかかった、くらいの熟成感です。
2007年なので、もう4年前ですね。
この価格帯のワインにはちょっと厳しい熟成期間になってます。

カミさんに価格を聞いたら、680円。
ちょっと酸化してる感じが、評価低かったみたい。
しかもちょっと水っぽい、らしいです。

でも飲み進むとそれほど気にならないかな。

ワインだけでまとまってないのが、逆に料理にもよく合うかもしれません。

今日の晩ご飯は、中にゆで卵が入ってるミートローフとポテトサラダ。

ミートローフも問題ありませんが、ゆで卵とポテトサラダを合わせたものに良く合いました。

悪くないワインだとは思うのですが、このコンディションだとちょっと酸っぱいですね。

2011/02/26

日本ソムリエ協会 関東支部例会 ソムリエ座談会 デギュスタシオン編

 
社団法人 日本ソムリエ協会 平成23年度 関東支部 第1回例会
ソムリエ座談会 デギュスタシオン編

日時:平成23年2月23日(水)15:30~17:30
場所:グランドプリンスホテル高輪

久しぶりに、ソムリエ協会のセミナーに行ってきました。

ソムリエ協会機関誌で連載している「ソムリエ座談会」の公開セミナーです。
日本を代表する4人が一度に集まってのセミナーで、しかもテーマが「ワインテイスティング」。
しっかり勉強しようと、意気込んで行ってきました。


■豪華な講師陣!

阿部 誠 氏
2002年 第3回全日本最優秀ソムリエコンクール優勝

石田 博 氏
1996年 第1回全日本最優秀ソムリエコンクール優勝
1998年 第2回全日本最優秀ソムリエコンクール優勝
2000年 第10回世界最優秀ソムリエコンクール第3位

佐藤 陽一 氏
2005年 第4回全日本最優秀ソムリエコンクール優勝

中本 聡文 氏
1996年 SOPEXA主催第9回全国ソムリエ最高技術賞コンクール優勝

この4名が公開ブラインドテイスティングするんだから、スゴイ企画です。


■個性豊かな、日本を代表するトップソムリエ

仕切りタイプの石田ソムリエ。

マイペースでちょっとボケキャラ?が出る阿部ソムリエ。
数日前に退院したばっかりだそうです。大丈夫?

ダンディで、知識豊富な佐藤ソムリエ。

ちょっとオカマぽっくて、場を和ませようとする中本ソムリエ。

機関誌の紙面だけでは分からない、各ソムリエのキャラクターが身近に感じられて、とっても楽しい対談でした。


■公開のブラインドテイスティングで、講師も真剣!?

白2つ、赤2つの、計4つのワインのブラインドテイスティング。

各ワイン持ち回りで、一人のソムリエが答えを知っていて、テイスティングの進行を仕切る、というシステムで進みました。

外観の印象、香りの印象、味わいの印象をそれぞれのソムリエに聞いて、最後にワインを特定してもらう、という流れです。

各ソムリエ、人の話もそっちのけで、真剣にブラインドテイスティングしてました。


■公開ブラインドテイスティングの目的

一つのワインを多くの人で飲み、意見を交換する場が重要、という事で今回のブラインドテイスティングを企画されたそうです。

何が正しい、ではなく、どう解釈して、人とどう意見が違うのか、を理解することが大切とのこと。

同じワインを味わって、トップソムリエがどう表現するかを聞く機会って、なかなか無いですからね。


■ソムリエの使う用語

ソムリエの使っている用語って、感性で表現されてるわけではありません。

ソムリエとしての訓練をしてきたものが、ワインの特徴を共有するためのものです。
味わいや香りを、正確に人に伝えるためにあるものなんですね。

なので、一般の人が使うコメントとは違って当たり前で、プロじゃない人は、自分の感じたものを素直に表現すればいいと言ってました。

「スーボワ」を例に出してましたが、時にトップソムリエは、生産者と話しあって、そのワインに「スーボワ」を使っていいのか、他の表現の方がいいのか、検討をするそうです。

でも「スーボワ」という表現は絶対的な基準があるわけでは無いので、一般の人が「スーボワ」と感じたらそれを素直に表現すればいい、というのが佐藤ソムリエの意見でした。

もし、ソムリエと同じ言葉を使いたいのであれば、やはり専門の訓練を行う事が必要だそうです。

トップソムリエでも、海外のソムリエのコメントを読んでボキャブラリーを増やす事や、最近の流行など、常に勉強を怠らないようです。


■意地悪な選択のワインに、トップソムリエも苦戦?

主要品種が出るのかと思いきや、意外な変化球で、ソムリエも苦戦してました。

<白ワイン1>

※各ソムリエのコメントをまとめてみました

透明感がある、艶やか、グリーンっぽい、粘性は中程度、健全な外観、グレーのトーン。

(のっぺりした)ミネラル、青りんご、柑橘、熟した、オレンジ、シロップ、フレッシュ、アロマは強くない、セルフィーユ。

グレーの印象、香り控え目、水分量が多い、なめらか、グリセロールの甘み、あと味に塩味、ドライながら控え目、アルコール強くない、堤防で口を開けて、潮風を受けた感じ。

ニュートラルな印象で、この手のワインが一番困る、ってタイプ。

各ソムリエ、可能性のあるタイプをいくつか上げていき、最終的に答えたのは以下の通り。

阿部氏:ミュスカデ シュールリー 2009
佐藤氏:ミュスカデ シュールリー 2009
中本氏:ソアヴェ

正解:ブルゴーニュ・アリゴテ ルイ・ジャド 2008

これは私もミュスカデかと思ってました。
アリゴテ、って答えが出たときは、会場で、おおって声が上がってましたので、ほとんどの人はアリゴテとは思って無かったのでは。

佐藤ソムリエは、最初の選択肢でアリゴテが出てましたが、まさかアリゴテが出てくるとは思ってなかったのでしょうね。

<白ワイン2>

色の黄色味が強い、濃い、輝きは十分、澄んでいる、健全

くぐもった香り、濃縮感がある、熟成度が高い、濃密だが広がらず、控え目、ゴールデンデリシャス、ピーチ
甘さのある、リンゴの蜜、アロマティック品種ではない、豊かさのある香り、ブドウの熟成度が高いけど上品、花の印象、黄色い花、黄色い果実、太陽、カリン、黄色のリンゴ、ヨーグルト、バニラビスケット、モダンな醸造方法、若めのワイン、ココナッツ、カサブランカ。

良い造り、スキがない、ボリューム強め 整っている、テクニカルな印象が強い、風土やブドウ品種の特性が出てない、アルコール度は14%くらい。

全員:シャルドネのニューワールド、中本氏は日本もあり。

答え:シャルドネ カリフォルニア ソノマ 2008

<赤ワイン1>

輝きあり、やや淡いルビー、透明感中程度、紫が残っている粘性は薄め、自然なにごり。

ゼラニウム、バラ、すみれ、青い香り、赤い果実。

土ぽい、埃っぽい、潰したブラックベリー、ブラッディ(血の印象)、酸化熟成が進んだ感じ、お茶のような渋味、スパイシー、華奢、後半アルコールの膨らみあり、有機・ビオのニュアンス、還元香がほとんどない、SO2亜硫酸の印象もない。

石田氏:カベルネ・フラン、ソーミュール2006~2007
阿部氏:カベルネ・フラン
中本氏:カベルネ・フラン、シノン2007~2008

正解:シノン 2007

これはさすがでしたね。
このワイン自然農法で造られているワインだそうですが、中本氏が最初に指摘した、自然なにごり、が重要なポイントなんですね。
昔は「にごり」はマイナスポイントでしたが、最近のワインは、有機栽培などの影響もあって、マイナス要素ではないようですね。
逆に「不自然な透明感」って言葉も出てました。

<赤ワイン2>

濃いルビー、黒み、コントロールされた醸造の印象、艶がありしっかりしている、色素量は少ない、透明感がある。

ブドウの個性が無い、花、スパイス、個性的でカベルネやメルローではない、ブルーベリー、ブラックベリー
黒っぽいイメージ、単一品種、酸化のニュアンスがなく還元的、黒胡椒ではないスパイシー、オリエンタルスパイス、黒い果実、クラシカルな昔ながらの醸造法、ぼたんの花、樽、開いてはないが閉じてる感じでもない、品種の個性を活かした丁寧なつくり、フェルメ、色素量の多い黒い果実のイメージ。

甘い果実、充実した果実ではっきりしている、渋味に収斂性がある、酸も広がる、舌を中心に渋味が残る、アルコールは強くない、甘み、口の中を拭き取られたような渋味、コナコナしてるドライ、アルコールが強すぎずまとまっている、アルコールのボリューム感が中心、残糖ではないトータルなバランス(酸、アルコール、グリセロール)の甘み。

途中でヒントとして、マセラシオン・カルボニックと通常の醸造をアッサンブラージュしている、手摘みと機械摘みをまぜているという解説あり。

石田氏:ローヌのシラー、あるいはグルナッシュ?
阿部氏:マルベック?
佐藤氏:カオール?

正解:リオハ テンプラニーリョ50%、ガルナッチャ50%。

ワイン自体に品種の個性を感じるタイプでもなく、伝統的なスペインの印象でもなく、なんでこのワインを選んだの?って空気が満ち満ちてましたね。


■二度と無い!? 貴重なセミナーでした

最後のテイスティングが終わった後に、もうブラインドテイスティングでのセミナーはやりません、って石田氏が宣言!

確かに、ブラインドテイスティングは、各ソムリエの持っている素晴らしい情報を伝える、という部分ではあまり効果的ではなかったかも?

ブドウの品種や醸造方法を知った上での、佐藤氏のコメントは素晴らしいものでした。

「にごり」一つとっても、ワインの素性を知っている上での解説と、ブラインドテイスティングで「にごり」を推理する、という点では、コメントが全然違ってきます。

とはいえ、トップソムリエがブラインドテイスティングで苦戦する姿は、とても貴重な体験でした。

阿部ソムリエの「最初の印象が大体正しくて、考え込むと深みにハマって外しちゃうんだよねー。」って一言には、「そうそう!」なんて、とても親近感を感じてしまいました。

今回のセミナーで、自分のテイスティングコメントのズレが分かったのも大きな収穫でしたね。

花の香りの一部を、果実の香り、と捉えていたり、ブラッディとケミカルを混同してたり、いまだに還元香が自分の中ではいまだにモヤモヤしていまが・・・

それにしても、セミナーでのソムリエのコメントに、動物系の要素がほとんど出てこないんですよね。
私は頻繁に使ってしまうのですが、ここの差も気になるポイントです。

またこのような機会があったら、是非参加したいと思います。

2011/02/24

アズダ エクストラ・スペシャル サウスアフリカン ピノタージュ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(2)グルナッシュ、シラー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:05)\1040
(3)ピノタージュ(南アフリカ:WOコースタル・リージョン:08)\680
(4)品種不明(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:06)\598

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アズダ エクストラ・スペシャル サウスアフリカン ピノタージュ 2008【外観】
少し落ち着いた、濃いルビー。
深い透明感があり、底が何となく見える程度。
濁りを感じる。
色味は黒っぽく落ち着いている。
2007~2006年くらいの印象。
粘性はやや弱め。

【香り】
ドライフラワー。
なめし革。
鉄サビのような印象。
フルーティは少ない。
グラスを回すと少し生っぽい動物香になる。
青っぽい茎のようなグリーン香。
香りはそれほど強くないが、やや刺激的。
硫黄の印象も強め。

【味わい】
残糖をを少し感じるセック。
ライトからミディアムボディ。
甘みを感じる、フルーティなアタック。
酸味は後からしっかり効いてくる。
タンニンは控え目で、舌の真ん中が少し乾く感じ。
アルコール度は低め。
軽い飲み口で、価格は安そうだが、しっかりとした品種のイメージ。
余韻は少し続く。

【判定】
落ち着いた少し透明感のある外観からは、2005年グルナッシュ、シラーか、2006年ボルドー。

香りの印象は、花の印象や、茎っぽいグリーン香はボルドー。
でもグルナッシュ、シラーも可能性はある。

飲み口は軽くて低価格なワインのイメージ。
しっかりした辛さもあり、伝統産地の印象。
軽いながらも、しっかりした芯があって、ブドウ品種はカベルネ、メルローの印象。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

あれ~、ピノタージュ・・・

【総評】
アズダ エクストラ・スペシャル サウスアフリカン ピノタージュ 2008
ASDA EXTRA SPECIAL SOUTH AFRICAN PINOTAGE 2008

南アフリカ:WOコースタル・リージョン
アルコール度:14%
ブドウ品種:ピノタージュ

西友で、680円で購入。

甘みはあるのですが、いわゆるニューワールド的な、残糖の甘さじゃない印象があり、ボルドーと間違えてしまいました。

ピノタージュって、スパイシーなピノ・ノワール、ってイメージなのですが、確かにこのドライフラワーとなめし革はピノ・ノワールの特徴かも。

カミさんに値段を聞いたら、780円。
ほぼ正解ですね。

今日の晩ご飯は、すき焼き風の肉豆腐。

取り置きしてあったのをレンジで温めたので、お肉はビーフジャーキー状態・・・
でもこれが実に良く合いました。

醤油の香りや、みりんの甘さが、ちょうどいい感じ。

このワイン、牛肉に良く合いそうです。
赤味の固まりをグリルしたやつとか良く合いそう。

ほんのりとした甘みが優しくて、でもちょっと本格的な印象もあって、おうちで気軽に飲むにはいいですね。

甘い感じがあるので、アルコール度はそこそこ高そうな印象でしたが、14%もあるとは思いませんでした。
バランスがいいんでしょうね。

肉に合いそうで、気軽に飲めるタイプなので、野外でバーベキューなんていいかもしません。

でも、アルコール度が高いので、すぐに酔っちゃうかもね。

■関連リンク(ASDAワイン)

2011/02/20

ミニミニワインアンケート:花粉症のシーズン、ワインは飲む?

今年の花粉飛散量は、去年の10倍と言われてますね。

花粉症患者にとっては、気の重い季節が到来です。

鼻もつまるし、香りもよく分からないし、アルコールが入ると症状が悪化したりして、ワインを飲むのも大変なんですよね。

そんな辛い花粉シーズンの、ワインの楽しみ方を聞いてみました。

【質問】

花粉シーズンのワインは?

【回答】

■■■■■■■■ 花粉症じゃない 8 (80%)
■■□□□□□□ 薬のんで、飲む 2 (20%)
□□□□□□□□ ちょっと控える 0 (0%)
□□□□□□□□ 飲まない 0 (0%)


おおっと。

回答してくれた人は、ほとんど花粉症じゃない・・・ホントかな?
花粉症じゃない事にしてる、って人も入っているような気がしてなりません・・・

「花粉症じゃない」以外は、「薬のんで、飲む」が2人。
「ちょっと控える」「飲まない」はゼロ。

ワイン飲みの気合を感じますね。

え~っと、一応追記しておきますが、薬を飲んでるときにアルコールは控えた方がいいです。

花粉症の薬を飲んでる時期に、ワイン飲みたい人は、お医者さんに相談してみることをオススメします。

シャトー・ド・ボー・リヴァージュ 2000(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(2)サンジョヴェーゼ85%、カナイオーロ・ネッロ10%、マルヴァジア・ネラ5%(伊:トスカーナ州:DOCGキアンティ・コッリ・セネージ:08)\1250
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(4)メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%(フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・シューペリュール:00)\1080
(5)グルナッシュ、シラー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:05)\1040

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ド・ボー・リヴァージュ 2000【外観】
フチにオレンジが差している、落ち着いた色調の、濃いルビー。
熟成感を感じる、少しレンガっぽくなった色あい。
深い透明感があるが、底はギリギリ見えないくらい。
粘性は弱め。

【香り】
ドライフラワー。
ドライフルーツ。
煮詰めた果実。
プルーン。
かすかに還元香。
スモーキーなグリーン香。
グラスを回すと、生っぽい動物香。
麝香のような、悪臭系の印象が立ってくる。
これからどんどん印象が変わってきそう。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ミディアムボディ。
ライトでマイルドなアタック。
酸味はやや収斂性を伴った感じだが、酸化してる感じは無い。
タンニンは良く溶けていて、マイルド。
口の中でジワッと広がる印象。
余韻は細く続く。

【判定】
熟成感のある外観。
2000年ボルドーか、2005年のラングドック。

香りはしっかり熟成したボルドーのイメージ。
ドライフラワーの中にスミレのような華やかさもある。

味わいも少し上質な熟成したボルドー。
卵白のような滑らかさも感じられる。

ファイナルアンサーで、2000年ボルドー
で、ピンポン

この価格とは思えない、上質感を感じます。

【総評】
シャトー・ド・ボー・リヴァージュ 2000
Chateau de Beau Rivage 2000

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・シューペリュール
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%

リカーランドトップで、1080円で購入。

2000年のボルドーって、飲むの初めてかも。

本来高いはずのビンテージが、1080円??
という訳で全然期待してなかったこのワイン。

ダメもとで買ったので、期待はしてませんでしたが、意外と美味しい?

カミさんに価格感を聞いたら、1780円。

さすがに2000年のボルドーが1080円で売ってるとは思ってなかったみたいですね。

でもカミさんの評価は散々で、すでに酸っぱく感じて、ダメみたいです。

確かにグラスに注いで、ちょっと時間が経つと、急に酸っぱくなってきます。
元々力のあるワインでは無いみたいで、10年超の熟成には耐えられなかったみたい。

でもこのワイン、酸っぱいんだけど、悪くないんですよね。

今日の晩ご飯は、煮込みハンバーグのチーズ乗せ。
なかなかいい感じで合いました。

食後にチーズに合わせてみましたが、パルミジャーノ・レジャー、コンテ、ストリングチーズ、それぞれに良く合います。

ワインだけで飲むと、ちょっと酸化してたり、下り坂な感じが気になりますが、食事と合わせるとあまり気になりませんね。

なにしろこの価格なので、文句は言えません。
コストパフォーマンスも高く、熟成感も、いろいろな意味で楽しめました。

アズダ エクストラ・スペシャル ガヴィ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(2)アレッサンドリア(伊:ピエモンテ州:DOCGガヴィ:09)\850
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:07)\798
(4)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)
(5)シャルドネ(米:カリフォルニア州:NV)\380

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アズダ エクストラ・スペシャル ガヴィ 2009【外観】
グリーンがかった、少し淡いイエロー。
色あいはシンプルな印象で、若々しい。
輝きは強めで、硬質感のある輝き。
粘性は弱め。

【香り】
熟した果実香。
スモーキー。
カリン。
グリーンっぽいハーブ。
グラスを回すと、クリームっぽさが出てくる。
香りは弱めでだが、厚みをもっている印象。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
辛くて、ちょっと思いアタック。
アルコールは強そう。
酸味はしっかりしているが、まろやか。
後味にエグ味が残る。
苦みも強め。
余韻は少し続く。

【判定】
若々しい外観でグリーンっぽい色調は、2008年、2009年くらいの印象。

香りはややスモーキーで、熟した果実香がシャルドネの印象。
ただ、時間とともに香りが変わってきて、ラムネのようなというか、お菓子の香料のような印象が出てきた。
イタリアのイメージ。

味わいは、しっかりした辛さとアルコール度。
超低価格ワインの印象ではない。

残糖も少なく、伝統産地のイメージ。

さらに、甘みの少ない、ドライでフレッシュな感じはイタリアワインでよくあるパターン。

ファイナルアンサーで、ガヴィ
で、ピンポン

アズダワインらしい、辛くて、クラシックな印象ですね。

【総評】
アズダ エクストラ・スペシャル ガヴィ 2009
ASDA EXTRA SPECIAL GAVI 2009

イタリア:ピエモンテ州:DOCGガヴィ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:アレッサンドリア

西友で、850円で購入。

軽くて、ちょっと水っぽいのですが、ワインとしてはしっかりしてる印象ですね。

スレンダーな、ボディでスッキリした味わいですが、やや後味にエグ味が残って、重い感じ。

少し冷えてる方が美味しく飲めるタイプですね。

晩ご飯はハンバーグだったので、食後にチーズに合わせてみました。

パルミジャーノ・レッジャーノだと、微妙に咬み合わない印象。
塩気が少なくて、油脂分の多いコンテだと、マッチしました。

ついでにチョコレートに合わせてみると、意外と合いました。
赤ワインよりも合いますね、フルーツとチョコを合わせたような感じです。
ただ、ワインの個性はまったく消えて、ただの引き立て役になります。

カミさんの価格感は、780円。
後味が水っぽいので安く感じる、とのこと。

悪くありませんが、特別良い、って感じでもないですかね。
コストパフォーマンスは高いと思いますが、リピートするかというと、微妙かも。

■関連リンク(ASDAワイン)

2011/02/19

トーレス サングレ・デ・トロ ロゼ 2009

 
トーレス サングレ・デ・トロ ロゼ 2009トーレス サングレ・デ・トロ ロゼ 2009
TORRES SANGRE DE TORO ROSE 2009

スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ガルナッチャ、カリニャン

リカーランドトップで、980円で購入。

【外観】
鮮やかなルージュ色の、濃いロゼ。
色味は黒っぽくて、赤味が強い。
薄い赤ワイン、くらい。
フチは透明で、ディスクは少し厚め。
フルーツゼリーのような輝きがある。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
アセロラ。
カラメル。
フローラル。
少しオリエンタルスパイス。
炭酸の印象。
石灰のようなミネラル。
香りはそれほど強く、爽やかさがある。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
強めの口当たり。
フレッシュでフルーティ。
アルコール度が高く、辛さがある。
酸味はしっかりとほどよく効いている。
かすかにタンニンがあり、赤ワインに近い印象。
アルコールの影響か、少し重さを伴った甘みを感じる。
余韻は少し続く。

【総評】
しっかりした、力強さのあるロゼですね。
第一印象は、タヴェルのイメージ?

カミさんに価格感を聞いたら、1480円。
2000円もするような上質感は無いけど、1000円は超えてる力強さはある、って感じです。

今日の晩ご飯は、さわらの味噌焼き。
魚の中でも、脂がのってて、ワインに合わせやすいメニュー。

でも、合わせてみると、ワインの辛さと料理の塩気がケンカして合いませんでした。
強さのあるロゼって、合わせる料理が難しいですよね。

しかもこのワイン、辛いのに甘い、みたいな、料理に合わせにくいバランスなんですよね。

ロゼは中華料理に合う、とよく言われますが、このワインに合う中華は思い浮かびません・・・

強さがあって、わりと本格的な味わいなので、ピザとかパスタのようなカジュアルな食事も合わなさそう。

ロゼと豚肉は良く合いますが、シンプルにロースハムのステーキとか合いそうですね。
ソーセージも、本格的なものだったら合うかも。

飲み進むとワインだけでも美味しく飲めます。
ほんのりと感じる甘みがいい感じですね。

しっかりした、コストパフォーマンスの高いロゼだと思います。

ちなみに、サングレ・デ・トロって、闘牛のマスコットがぶら下がっているのが目を引きますが、このロゼにぶら下がっているのは、寝転がったウシ・・・
トーレス サングレ・デ・トロ ロゼ 2009
ロゼって、南でバカンスってイメージがありますが、闘牛もバカンス中ってこと?

2011/02/16

テスコ コルビエール 赤 NV(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%(フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・シューペリュール:00)\1080
(2)ピノタージュ(南アフリカ:WOコースタル・リージョン:08)\680
(3)カリニャン、グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:AOCコルビエール:NV)\599
(4)品種不明(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:06)\598

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

テスコ コルビエール 赤 NV【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色はほとんど黒に近いが、フチは若さを感じるヴァイオレット。
透明感はほとんど無いが、底光りするような輝きがある。
フチは薄く透明部分がある。
粘性は中庸。

【香り】
凝縮感のある果実香。
なめし革。
スパイス。
フレッシュな果実のイメージもある。
グラスを回すと香りが飛んで無くなる?
還元香のような印象だけぼんやり残る?

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
フレッシュで、ちょっと素っ気ない飲み口。
ライトからミディアムボディ。
酸味は強くで、ややトゲトゲしい。
タンニンは柔らかく、大人しめ。
アルコール度は低めで、ちょっとぶどうジュースのような感じ。
余韻はほとんどない。

【判定】
若々しい外観から2000年のボルドーは消える。

香りの印象は、シラーやグルナッシュ。
なめし革の印象とスパイスの感じはピノタージュもあり。

味わいは残糖が少ないドライな印象は伝統産地の印象。
南アフリカっぽくはない。

かなりライトで、テーブルワインクラスの印象。

AOCのボルドーもコルビエールも、普通に考えると違うのだが、今回相当安いワインなので、可能性は十分にある。

逆にピノタージュだったらもっと力強そう。

これだけ軽いと、ボルドーかコルビエールか、判定は難しい。

少しクールな印象のある飲み口と、メルローっぽい細かいタンニン、がボルドーをイメージさせる。

ファイナルアンサーで、ボルドー 2006
で、ブー

見事に外れて、コルビエール。
よくよく考えると5年前のワインって事はなかったな。

【総評】
テスコ コルビエール 赤 NV
TESCO CORBIERES ROUGE NV

フランス:ラングドック・ルーション地方:AOCコルビエール
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カリニャン、グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー

テスコエクスプレスで、599円で購入。

かなり荒っぽい飲み口のテーブルワイン。
AOCワインって感じではありませんね。

良いところもチラホラあるのですが、欠点の方が上回ってる感じでしょうか。

飲み口にヒンヤリしたクールな印象があって、飲み口もスッキリしてる、って点は良いポイント。

でも、香りが悪いのが最大の欠点で、微妙にカビっぽいような感じがあります。
コルクじゃなくてプラスチック栓なので、ブショネでは無いと思うのですが。

あとは、飲み口が荒っぽくて、パサパサな感じとか、ワインに成りきってなくてジュースっぽい感じとか。

これは完全に、食事と一緒に飲むワインですね。

今日の晩ご飯は普通のカレー。
馴染まないんだけど、邪魔しない、みたいな合い方ですね。
サッパリしてくれるという点では良く合います。

でもやっぱり、飲み進んでも香りが気になりますね。
還元香なのかな。
傷んでる感じではありません。

低価格とはいえ、あまり、リピートしたいワインではありません。

笛吹川流域の地ワイン 新酒2010

 
笛吹川流域の地ワイン 新酒2010笛吹川流域の地ワイン 新酒2010 500ml

日本:山梨県:甲府市玉諸(たまもろ)地区笛吹川流域
アルコール度:12%
ブドウ品種:甲州

セブンイレブンで、ワゴンセール490円で購入。(元値は1200円くらい)

【外観】
クリームっぽい色あいの、淡いイエロー。
外観は無色に近いが、ほんのりアイボリーのような色味がある。
輝きは大人しい。
粘性は弱め。

【香り】
アルコール臭。
酵母の印象。
柑橘系のフルーツ。
グラスを回すと、少し熟した果実香。
セメダインっぽいケミカル。
香りは弱めで、ややアルコールやケミカルの印象が強い。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
ライトボディ。
酸味は強めでサバサバしている。
アルコールの印象が浮いている。
ケミカル香も、少し口に残る。
後味は苦みが残るが、爽やかさやフレッシュな感じは少ない。
ちょっと荒っぽく、雑な感じがある。
余韻は少し続く。

【総評】
去年の新酒なので、そのあたりを割り引いて考えないといけませんが、それでもちょっと完成度がイマイチ。

香りはグレープフルーツの印象が良く出てて、頑張ってる感じがあるが、アルコールが浮き気味で、昔の発展途上だった

日本のワインを思い起こさせる。

しかもケミカルなセメダインみたいな香りがあって、あまりグイグイ飲みたくない感じ?

店頭のワゴンセールで買ったこともあり、少し温度が高かったので、少し冷蔵庫で冷やしてみます。

あー、このセメダインみたいな感じ、白の新酒に良くある香りですね、思い出しました。

今日の晩ご飯はコンビニのボンゴレビアンコ。
組み合わせとしては悪くありません。

力関係も程よい感じ。

ワインもだんだん、飲みやすくなってきました。

気がつくとグイグイいってますね。
温度が低めの方がやっぱり飲みやすいです。

しかし、アルコール感と、セメダイン香は相変わらず。

国産の白の新酒って、基本的には甘くてフルーティ、フレッシュジュースみたいなタイプをイメージしますが、これは本格的なジャンルを狙ってる感じがします。

なんだか、新酒じゃない方が良かったんじゃない、って感じ。
良さはあるんだけど、無理して新酒にしてるような。

甲州って、意外と新酒に合わなのかもしれませんね。

■関連情報(ボージョレ・ヌーヴォー/ヌーヴォー)

2011/02/13

ミニミニワインアンケート:バレンタインに贈りたい(欲しい)ワインは?

 
いよいよ明日はバレンタイン!

いろいろなドラマが待っているんでしょうね!
私はもう、すっかり、なんにも関係なくなってますが・・・

バレンタインにワインを贈るのは少数派みたいですが、定番ワインの中で、どのワインが人気があるのか、みなさんにちょっと聞いてみました。

【質問】

バレンタインワイン、贈りたい(欲しい)のは?

【回答】

■■■■■■■ カロン・セギュール 7 (58%)
□□□□■■■ ドン・ペリニヨン 3 (25%)
□□□□□□■ バニュルス 1 (8%)
□□□□□□■ サン・タムール 1 (8%)


やっぱり、1位はカロン・セギュール。

ボルドーのグラン・クリュは、ずっと高値が続いてて、なかなか飲めませんでしたが、最近の円高でちょっと買えそうな感じになってきましたね。

でもやはり、特別な日じゃないと飲めないワインです。
こんなものをもらった日にゃ!ホワイトデーのお返しは・・・おお、恐ろしい。

2位はドン・ペリニヨン。
言わずと知れた、シャンパーニュ最高峰のワイン。
特に日本で人気があるみたいですが、最近、アンディ・ウォーホル カラーラベルが出て、話題になりました。

3位は同点で、バニュルスと、サン・タムール。

個人的には、この中ではサン・タムールが一番欲しいかも。

マルセル・ラピエールのジュリエナスがものすごく美味しかったので、是非、サン・タムールも飲んでみたいんですよね。
誰かくれないかな・・

バニュルスは酒精強化の甘口赤ワインで、最もチョコレートに合うと言われてるワイン。
年に一回くらい、美味しいショコラと一緒にいただきたいものです。

それではみなさん、素敵なバレンタインをお過ごしください。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・カロン・セギュール[2000] 税込 15,645 円 送料別

ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2002 アンディ・ウォーホル カラーラベル ギフトボックス 21,000円 (税込) 送料別

天然甘口赤ワイン 【シャプティエ】バニュルス 天然甘口 自然派デザートワイン 税込 2,380 円 送料別

サンタムール[2006]マルセル・ラピエール 税込 3,129 円 送料別

アズダ エクストラ・スペシャル サウスアフリカン シュナンブラン 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(3)アレッサンドリア(伊:ピエモンテ州:DOCGガヴィ:09)\850
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:07)\798
(5)シュナン・ブラン(南アフリカ:コースタル・リージョン:WOパール:10)\550

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アズダ エクストラ・スペシャル サウスアフリカン シュナンブラン 2010【外観】
わずかにグリーンがかった、中庸な濃さのレモンイエロー。
色あいは、単調で、濃淡はあまり無い。
輝きは強めで、ギラギラしている。
粘性はやや強めで、脚があとからゆっくりと降りてくる。

【香り】
蜜やシロップのような甘い印象。
熟した果実。
パイナップルのような南国の果実。
クリーム。
フローラルやハーブの印象も混ざり、上質感がある。
香りはそれほど強くないが、厚みがある。

【味わい】
残糖を多めに感じる、セック。
やや辛口、くらいかも。
濃厚なフルーツ感のあるアタック。
ボディはちょっと軽い。
酸味はしっかりしているが、マイルド。
苦みがあり、爽やかさを感じる。
後味に独特の果実感が残る。
熟れた果実のような印象?
余韻は少し続く。

【判定】
若々しくて、輝きが強い。
この段階ではほぼみんな候補。

香りは、南国系のフルーツが中心。
ただ、複雑で上品な印象があり、ちょっと高い価格帯か。
シャルドネが一番近い感じ。

味わいは、厚みのある濃厚なフルーツ感だが、ややボディが軽め。
アルコール度も低そう。
少し後味もエグ味が残って、あまり飲み口に上質感は無い。
甘さが強い感じは、シュナン・ブラン。

シュナン・ブランってあまり飲まないんですが、ちょっと熟したような強い果実香と、苦み、が特徴って記憶してます。
大体合ってる感じなんですが・・・

んん、でもソツ無くまとまっている感じが、気になる。

シャルドネは価格帯の印象も合わないし、シャブリなので、まず違う。
ソーヴィニヨン・ブランも違うし、ガヴィって感じでもない。

そうなると、リースリングかシュナン・ブラン。
全然、ペトロール香はしないし、やっぱりリースリングは違うか。

ファイナルアンサーで、シュナン・ブラン
で、ピンポン

普通、これだけ迷うと外す事が多いけど、何とか当たった・・

【総評】
アズダ エクストラ・スペシャル サウスアフリカン シュナンブラン 2010
ASDA EXTRA SPECIAL SOUTH AFRICAN CHENIN BLANC 2010

南アフリカ:コースタル・リージョン:WOパール
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シュナン・ブラン

西友で、550円で購入。

このワイン、いいですね~。
今まで飲んだ南アフリカのシュナン・ブランの中では一番いいんじゃないかって思うくらい。

ブラインドテイスティングの時にかなり迷ったのは、伝統産地のワインのような安定感があってニューワールドっぽく無かった点、なんですよね。

ほんのり甘いのですが、酸味とか苦みのバランスが良くて、センス良く、スッキリとまとまってます。

今日の晩ご飯は残念ながら、ししゃも・・
合うわけがないですね。

カミさんに価格感を聞いてみたら、780円。
あまり高そうじゃないけど、美味しい、って評価。

そうなんですよね、軽くてカジュアルな良さが、このワインのポイントでしょうか。

白なのにアルコール度が13.5%もあって、でもそれを感じさせない軽やかさもスゴイです。

飲み進んでも飽きがこないし、どんどん良くなる感じ。
品質管理がしっかりしてるのか、安心して飲めるワインです。

これはオススメですね。

■関連リンク(ASDAワイン)

アズダ エクストラ・スペシャル シラーズ 2009(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(3)メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%(フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・シューペリュール:00)\1080
(4)シラーズ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\780
(5)ピノタージュ(南アフリカ:WOコースタル・リージョン:08)\680

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アズダ エクストラ・スペシャル シラーズ 2009【外観】
非常に若々しい色調の、濃いガーネット。
色はほとんど黒で、フチは青味の強いヴァイオレット。
かなり青っぽく、出来たての印象。
透明度はほとんど無い。
粘性は中庸で、脚が多く現れて、早めに消える。

【香り】
濃縮感のある果実香。
ブルーベリー。
香りは強めで、ボリューム感がある。
やや鼻をつく、刺激的な印象。
グラスを回すと生っぽい動物香。
グリーン系のスパイスもある。
温度が低いせいか、フルーツ香が中心のシンプルな印象。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
フレッシュ感のあるフルーティなアタック。
フルボディ。
酸味は強めで、フレッシュ。
タンニンも強めで、後味に強い渋味と、苦みが残る。
強いボディで、しっかりした味わい。
余韻は長めに続く。

【判定】
ほとんど黒に近くて、紫っぽいフチの印象は、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンか、シラーズ。
両方とも、2009年。
2008年のピノタージュも可能性あり。

香りは、濃厚なフルーツ香が中心で、ニューワールドの印象。
グリーンっぽさはカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。

味わいは、甘みを残した、ニューワールドタイプ。
シラーズはフランスだが、シラーではなく、シラーズっていう時点で、ニューワールドテイストをイメージさせる。

全体的な印象はチリカベ。

香りの印象も、スモーキーなグリーン香があって、カベルネ・ソーヴィニヨン。

ほぼチリカベだが、ピノタージュとシラーズの可能性を探る。

ピノタージュはスパイシーなピノ・ノワールって感じで、なめし革とかドライフラワーの印象がある事が多い。
これは少なくともピノ・ノワールっぽさは無い。

シラーズはスパイシーさと、飲み口の甘みが特徴的。

このワインは残糖の甘みで、品種がもっている甘みじゃなさそう。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

なんと、シラーズでした。

【総評】
アズダ エクストラ・スペシャル シラーズ 2009
ASDA EXTRA SPECIAL SHIRAZ 2009

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ

西友で、780円で購入。

飲んだ瞬間にアズダワインっぽいな~、って思ったのですが、全体の印象があまりにチリカベだったので、外してしまいました。

それと、フチの色はシラーズっぽかったんですよね。
青味の強い紫なんですよね。

香りは産地の特徴なのか、香木のような香りがあって、ネタバレして飲んでみても、やっぱりカベルネ・ソーヴィニヨンっぽいんですよね。

それにしてもアズダワインって、なんというか、強さを持っているワインが多いですよね。
しっかりしてるというか、硬派な感じというか。

今日の晩ご飯はチキンステーキ。

塩コショウで焼いただけで合わせると、焼き目の香ばしさとマッチします。
ちょっとワインが強いですが、でもいい感じ。

和風の醤油味のソースをかけると、ワインが浮いてしまいますね。
肉の味が薄れるからかな。

ワインだけで飲んでると、強くて、辛い感じなので、何かツマミが欲しくなります。

パルミジャーノがあったので、パンにのせて焼いて合わせてみると、予想以上に合いました。
ワインが飲みやすくなって、優しくフルーティな感じになります。

時間とともに美味しくなってきましたね。
最後の1杯は、意外とスッキリした飲み口に。

良いワインですね、しっかりしてます。

コストパフォーマンスはとても高いと思います。

■関連リンク(ASDAワイン)

シニアワインエキスパート呼称資格認定試験 平成23年度

 
ソムリエ協会から、シニアソムリエ、シニアワインアドバイザー、シニアワインエキスパートの呼称資格認定試験の案内が来ました。

■開催日時

平成23年4月18日(月)
12:50~13:00 オリエンテーション
13:00~15:00 試験

■申込書受付締切り

平成23年3月18日(金)到着分まで

■募集要項取り寄せ方法

配布期間 平成23年1月28日(金)~3月11日(金)
ソムリエ協会ホームページからも申し込み可。
申し込み後5日前後で募集要項を発送。

■受験資格

シニアワインエキスパートについては以下の通り。
・当協会認定のワインエキスパート
・ワインエキスパート資格認定後5年目を迎える方(1996~2006年認定)
・年齢30歳以下の方。
※シニアソムリエ、シニアワインアドバイザーの受験資格は、ソムリエ協会ホームページでご確認ください

■会場

札幌:札幌プリンスホテル
盛岡:ホテルメトロポリタン盛岡 本館
仙台:仙台サンプラザ
東京:グランドプリンスホテル高輪
長野:ホテルメトロポリタン長野
名古屋:アイリス愛知
大阪:ホテル阪急インターナショナル
広島:ホテルグランヴィア広島
高松:全日空ホテルクレメント高松
福岡:ホテルニューオータニ博多
鹿児島:ホテルクレストン鹿児島
那覇:ホテル日航那覇グランドキャッスル
※会場等は変更になる場合がありますので、募集要項で会場をご確認ください

■受験手続きの流れ

1.ファクシミリまたはホームページから募集要項を請求(受験者)
  1月28日(金)~3月11日(金)

2.募集要項を発送(日本ソムリエ協会事務局)

3.受験申し込み(受験者)
  3月18日(金)到着分まで

4.受験票を発送(日本ソムリエ協会事務局)

5.呼称資格認定試験 受験(受験者)
  平成23年4月18日(月)

■受験料

日本ソムリエ協会個人会員(賛助会員は除く) 10,000円(消費税含む)
一般 15,000円(消費税含む)
合格時には、認定登録料20,000円が必要

■試験内容

・筆記試験
 広く飲料に関する知識全般(基本的に最新のソムリエ協会教本より出題)
・デギュスタシオン

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何と!

資格認定後、「5年経過した次の年」と思っていたので、再来年とばかり思っていたら、「5年目を迎える年」なんですね。

2007年に合格した人は、来年から受験資格があります。

これから1年、計画的に勉強していかないと・・・

どうせやるなら、面白く勉強したいですね。

2011/02/12

カヴィロ タヴェルネッロ トレッビアーノ 1000mlパック NV

 
カヴィロ タヴェルネッロ トレッビアーノ 1000mlパック NVカヴィロ タヴェルネッロ トレッビアーノ 1000mlパック NV
CAVIRO TAVERNELLO TOREBBIANO RUBICONE IGT 1000ml NV

イタリア:エミリア・ロマーニャ州:IGTトレッビアーノ・ルビコーネ
アルコール度:11%
ブドウ品種:トレッビアーノ

いただきものなので、価格不明。

【外観】
グリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色あいは単調で、平坦な印象。
淡くてグレーっぽい印象。
輝きはわりとあって、金属質なギラギラした感じ。
粘性は弱め。

【香り】
パイナップルキャンディのような、甘い果実香。
やや人工的な印象がある。
香りは弱めで、軽い。
グラスを回すとさらに弱まる感じ。
ハーブっぽい爽やかさと、ちょっと鼻に刺激的なケミカルな印象も少し。

【味わい】
ほんのり残糖を感じるセック。
かなり軽い口当たり。
水で割ったような印象。
酸味は弱めで、ちょっと頼りない。
後味に少し重さが残る。
苦みも少しあるが、爽やかな印象ではない。
余韻はほぼ無い。

【総評】
ものすごく軽い、イタリアワイン。
輸入ワインを使った国産ワインみたいな、大量生産のデイリーワインって感じがします。

香りはちょっと人工的で、明るくて華やかさを感じるタイプ。
飲み口は、超ライトで、アルコール度も低めです。

バーベキューとかで、暑い日にみんなで外で飲む、なんてシーンが浮かびます。

もらいものなので、価格は不明ですが、フルボトルで500円くらいの印象かな。

軽いので、家庭料理に合わせやすそうですね。

今日の晩ご飯は、自家製の、焼き餃子と水餃子。

焼き餃子に合わせると、口をサッパリしてくれる、ビール的な合い方をします。

水餃子は、白菜も入れて鍋風にして、柚子こしょうでいただきましたが、こちらも問題なし。

デイリーワインとして、いろいろな家庭料理に合わせやすそう。

冷蔵庫で、キンキンに冷やして飲んだ方が美味しいですね。

紙パックで冷蔵庫にも保存しやすいし、これで何日か味わいが持てば、平日用のデイリーワインとしてはいいかもしれません。
いろいろな家庭料理に合いそうです。

量を多く飲むと、ジュースっぽさが気になってきますが、まあデイリーワインとしてはいいかもしれませんね。


サイズは普通の720mlのボトルと同じくらいですね。
紙パックなので、取り扱いが楽で、冷蔵庫のドアポケットにも納まります。

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次の日飲んでみました。

すでに酸っぱい・・・
開封後はずっと冷蔵庫に入れてあったのですが。

でももともと軽いので、酸っぱくなっても、飲めないって感じではありません。

カミさんも、「意外と飲めるじゃん」って言ってました。

シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)グルナッシュ80%、シラー10%、サンソー5%、ムールヴェードル5%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCシャトーヌフ・デュ・パプ:05)\2980
(2)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(4)メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%(フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・シューペリュール:00)\1080
(5)シラーズ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\780

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ ルージュ 2005【外観】
少し落ち着いた色調の、濃いガーネット。
透明感はほとんどなく、底はまったく見えない。
色あいはほとんど黒だが、フチは落ち着いたヴァイオレット。
2~3年くらいの熟成の印象?
粘性はやや強めで、脚が後からゆっくり降りてくる。

【香り】
ケミカルな印象の還元香。
青っぽい茎のようなグリーン香。
グラスを回すと、生っぽい動物香。
グリーン香は相変わらず強め。
温度が低いせいもあって、閉じている印象。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
濃厚でフルーティなアタック。
フルボディ。
アルコール度はかなり強め。
酸味はしっかり強め。
タンニンも強く、舌の表面全体が乾くような感じ。
後味は酸味も残るが、少し乾く。
余韻は少し続く。

【判定】
真っ黒な外観は、カベルネ・ソーヴィニヨンかシラーズ。

香りは、グリーン香が強く、カベルネ・ソーヴィニヨンの印象。
ただ、まだ閉じている感じ。

味わいは、濃厚で強め。
しっかりしたボディと強いアルコールは、チリカベの印象。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

なんと、シャトーヌフ・デュ・パプでした。

【総評】
シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ ルージュ 2005
Chateauneuf-du-Pape CLOS DE L'ORATOIRE DES PAPES Rouge 2005

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:AOCシャトーヌフ・デュ・パプ
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:グルナッシュ80%、シラー10%、サンソー5%、ムールヴェードル5%

町田の蔵家さんで、2980円で購入。

ネタばれしてみると確かにこれはグルナッシュですね。

グルナッシュって、なんというか、強いサンジョヴェーゼ、みたいな感じがありますよね。
酸味の感じが似てるというか・・すみません、分かりにくくて。

かなり強いワインなので、デキャンタージュした方が美味しいのかも。

6年前のワインなので、もう少し時間をおかないと開いてこないでしょうね。

今日の晩ご飯は自家製ぎょうざ。

強いワインなので合わないだろうと思いながらも合わせてみると、意外と悪くありません。

熟成した感じが、ちょっと紹興酒のような、オリエンタルスパイスの香りがあって、中華料理によく合いそうです。

カミさんに価格感を聞いてみたら、1480円。
強くてしっかりしてるんだけど、単調な感じがあるので、安い感じがした、とのこと。

確かにブラインドで飲んだ第一印象は、ニューワールドのカジュアルワインでした。

時間が経つと、何となく、良さの片鱗のようなものがチラチラ見えてきましたが、固くてなかなか開いてこないので、思い切って、デキャンタージュしてみました。

デキャンタージュして、時間が経つと、ほんのり甘みが出てきて、マイルドな口当たりに。
シャトーヌフ・デュ・パプらしい感じになってきましたね。

んん、とはいえ・・・

以前飲んだシャトーヌフ・デュ・パプに比べると、やたら強い感じで、柔らかさとか繊細さが無いんですよね~。

後味も乾いて、飲み終わったあとの余韻もイマイチかも・・・
個人的には、あまり好きなタイプではありません。

男らしい、力強いタイプが好きな人向けのワイン?

■重松貿易さんのWebサイトから引用
http://www.shigematsu.jp/p_recommend/3_body.html
「クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ シャトーヌフ・デュ・パプ」を手がけるオジェ カーヴ・ド・パプは1859年の創業。以来、150年近くの長きにわたって、シャトーヌフ・デュ・パプ地区でワイン造りを行っています。
ロラトワールの畑は約20haの広さで、珪酸を含む赤粘土と石灰岩質の土壌でぶどう栽培が行われています。赤ワインに用いられるぶどうの平均樹齢は35年から40年。平均収穫量は1haあたり32hlで、収穫はすべて手摘みで行います。
「シャトーヌフ・デュ・パプ  クロ・ド・ロラトワール」は、2005年ヴィンテージがパーカー・ポイント92点を獲得し、ワイン専門誌「デキャンター」でも過去に4つ星の高評価を得る、同社のフラッグシップ・ワインです。
映画監督のリュック・ベッソン氏、俳優のジャン・レノ氏、ブランド王のフランソワ・ピノー氏ら各界有名人が協同経営し、シェフにはアメリカでライジング・シェフと称されるジャン・ジョルジュ・ヴォンヘリクテン氏を迎え、フランスのみならず世界各国のブルジョア達から注目されているパリの高級レストラン「Market」でも提供されています。

なるほど、1haあたりの収穫量の少なさが、このワインの濃さ、強さになっているんですね。
確かに、ジビエのような、血の味の強い肉料理に、これくらいパワフルなワインを合わせると、肉食系男子(女子)にはたまらないでしょうね。

■楽天ショップへのリンク
クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ [2005] 赤 税込 3,980 円 送料別

フロンテラ シャルドネ 2010

 
フロンテラ シャルドネ 2010フロンテラ シャルドネ 2010
FRONTERA CHARDONNAY 2010

チリ:産地不明
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

セブンイレブンで、698円で購入。

【外観】
少しグリーンがかった、中庸なレモンイエロー。
濃淡の無い、均等な色調。
輝きは弱め。
粘性はやや強い。

【香り】
強い果実香。
オレンジや、パイナップル、カリンなどいろいろ混ざっているような印象。
フローラルな印象。
ミントのような爽やかさもある。
華やかだが、やや人工的な印象もある。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
厚みがあって、フレッシュなアタック。
酸味はフレッシュフルーツの印象。
酸の粒があるような感じ。
ボディはややふっくらしてる。
フレッシュなアタックから、ややボリューム感があり、酸の印象がそのまま最後まで残る。
後味はジューシー。
かすかに苦みがあり、フレッシュさを強めている。
余韻は少し続く。

【総評】
相変わらず安定感のあるワインです。
期待してたとおりの味わい。

安くて美味しいので、ついついアラを探してしまいますね。

普通に飲んだら、なんの文句も無いのではないでしょうか。

豆のサラダに合わせると、ちょっと豆の臭みが気になりました?
なんだろう?

冷凍のカルボナーラ(198円!)に合わせると、ワインがとてもフルーティになります。

このワインの最大のチャームポイントは果実味でしょうか。
フルーティだけど、ジュースっぽさはなく、しっかりワインになってます。

温度高めでも飲めますが、冷やした方がこのワインのキャラクターに合ってる感じですね。

最近、698円ってそんなに安い方ではありませんが、コストパフォーマンスは、十分高いワインだと思います。

■関連情報(フロンテラ)

2011/02/09

アズダ エクストラ・スペシャル ソアーべ・クラシコ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:07)\798
(3)ガルガネーガ90%、トレッビアーノ10%(伊:ヴェネト州:DOCGソアーヴェ・クラシコ:09)\680
(4)シュナン・ブラン(南アフリカ:コースタル・リージョン:WOパール:10)\550
(5)シャルドネ(米:カリフォルニア州:NV)\380

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アズダ エクストラ・スペシャル ソアーべ・クラシコ 2009【外観】
すこし淡い色調の、グリーンがかった、レモンイエロー。
色味は薄く、グレーっぽい。
ディスクは厚めで、フチから無色の幅が広い。
輝きはやや強めで、硬質な輝きがある。
ちいさな気泡がグラスの内側に少し見られる。
粘性は弱め。

【香り】
重みのある、熟した果実香。
スモーキーな印象。
グラスを回すと、少しハーブの印象。
酵母の印象と、クリームっぽさも少し。
香りは弱めで、質素な印象。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
ライトでフレッシュな口当たり。
酸味は強く、少し荒い感じ。
ボディはスレンダーで頼りない。
後味に、アルコールの印象とエグ味が残る。
余韻は短い。

【判定】
淡くて若さを感じる外観からは、2007年ソーヴィニヨン・ブラン以外が候補。

香りの印象はシャルドネ。
スモーキーで重い果実香。

味わいの印象は、ライトで低価格なテーブルワインの印象。
後味もあまり良くなく、アルコールが浮いた感じ。

シュナン・ブランは香りの印象が全然違うので外すと、この中ではカリフォルニアのシャルドネか、ソアーヴェ・クラッシコ。

香りの印象はシャルドネが近かったが、味わいの印象がソアーヴェっぽい気もする。

甘みが無く、素朴で、シンプルな印象の味わい。
そうなると香りも、ガルガネーガ独特の、まだ青い感じのフルーツ?

ファイナルアンサーで、ソアーヴェ・クラッシコ
で、ピンポン

軽いけど、ちょっと口当たりが鈍調な、ソアーヴェですね。

【総評】
アズダ エクストラ・スペシャル ソアーべ・クラシコ 2009
ASDA EXTRA SPECIAL SOAVE CLASSICO 2009

イタリア:ヴェネト州:DOCGソアーヴェ・クラシコ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ルガネーガ90%、トレッビアーノ10%

西友で、680円で購入。

あまりいいバランスじゃないのかな?
全体に軽いんだけど、口当たりが重い、みたいな。

カミさんに値段感を聞いてみたら、600円。
軽くて飲みやすいんじゃない?って感想でした。

確かに料理に合わせて、グイグイ飲むにはちょうどいいワインかもしれません。

冷やした方が飲みやすそうですね。
温度が高めだと、重い感じが気になります。

今日の晩ご飯は、豆腐の精進揚げ、みたいなやつ。

ワインが軽いので、合わなくは無いですが・・・やっぱり、トマト系のピザとかパスタに合わせたいかな。

パンがあったので合わせてみると、生地に少し甘みがあるタイプだったので、ワインが辛く感じました。

気軽に飲むには、悪くないワインですが、じっくり味わうと、アラが見えてきます。

でも680円だと、お買い得感はありますね。

リッチなコッテリ系のワインが好きな人には合わないでしょうね。
素朴で、多少荒っぽいワインでも大丈夫な人は、美味しく飲めるのではないでしょうか。

■関連リンク(ASDAワイン)

2011/02/06

甲斐の宴(白)シャトレーゼ ベルフォーレ ワイナリー NV(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(3)甲州主体(日本:山梨県:NV)\1050
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:07)\798
(5)ガルガネーガ90%、トレッビアーノ10%(伊:ヴェネト州:DOCGソアーヴェ・クラシコ:09)\680

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

甲斐の宴(白)シャトレーゼ ベルフォーレ ワイナリー NV【外観】
かすかにオレンジがかった、薄めのイエロー。
色あいは薄いが、若さのある印象で、かすかにオレンジがかって見える。
輝きは強め。
ディスクは厚めで、フチはほぼ無色。
粘性も高く、脚が長く残る。

【香り】
オレンジ。
お菓子の香料のような甘い香り。
白い花。
カジュアルで華やかさのある印象。
グラスを回すと少し硬質なミネラルの印象が出てくる。

【味わい】
残糖をやや多めに感じる、セック。
マイルドで、フレッシュなアタック。
ボディは軽い。
酸味は強めで、フレッシュな果実のような印象。
アルコール度は意外と高い?
少し水っぽさのある口当たりで、後味にフレッシュジュースの酸のような印象が残る。
余韻は短い

【判定】
淡い色調からは、シャルドネが外れて、オレンジっぽい外観からはソーヴィニヨン・ブランが外れそう。

香りはちょっと香料っぽさがあって、明るく賑やかな印象。
このパターンはイタリアのワインが多い。

味わいは少し甘みがあるところが特徴。
水っぽい軽さがあって、フレッシュジュースが混ざっているような印象もある。

ちょっと、輸入ワインを使った国産ワイン、っぽい?
ワインをブレンドして作ったようなイメージ。

ソアーヴェだったら、もう少し辛口で、ワインとしての芯がしっかりしてるはず。

ファイナルアンサーで、甲州主体の国産ワイン
で、ピンポン

何とも微妙なワイン?

【総評】
甲斐の宴(白)シャトレーゼ ベルフォーレ ワイナリー NV

日本:山梨県
アルコール度:11%
ブドウ品種:山梨県産甲州種主体、輸入ワイン使用

シャトレーゼで、1050円で購入。

カミさんに値段を聞いたら、1800円。
なんと高評価。

日本の甲州は高い印象があるので、2000円弱くらいするのかな、と思ったそうです。

軽いけど、スッキリと飲みやすく、後味がいいですね。
ジュースっぽく、水っぽいと思うか、人によって意見が分かれそうです。

今日の晩ご飯は、サバの竜田揚げ。

普通、青魚はワインに合いません。
さらに大根おろしを添えて、ワインに厳しくなってます。

さすがに合わないだろうと思って合わせてみると、全然問題なし。

ほんのりとある甘さがいいのか、軽さがいいのか、サバにもよく合います。
焼酎も用意してあったのですが、このワインの方がサッパリして良く合いました。

ワインだけで飲んでると、イマイチ感がありますが、食事と合わせると、なかなかいいポジションに来ますね。

独自のスタンスを持っているので、合わせる食事によっては、活きるワインだと思います。
ほうとうとか、鍋ものにも合いそうです。

ワインとして楽しみたい人には物足りないと思いますが、弱めのワインを、和食に合わせたい、って人にはバッチリではないでしょうか。

ただ、上質な甲州ワインを期待して飲むと、全然印象は違います。
国産ワインで1050円は安いけど、輸入ワインをブレンドしてる点がちょっと残念かも。

シャトレーゼ ワイナリー直送 樽出し<生>ワイン カベルネ・ソーヴィニヨン

 
シャトレーゼ ワイナリー直送 樽出し<生>ワイン カベルネ・ソーヴィニヨン 生産年不明

日本:山梨県:甲斐市
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

シャトレーゼで、瓶代抜きで、720円で購入。

【外観】
若さのある、黒っぽいバイオレットの、濃いガーネット。
色あいは、まだ若さを感じる色調で、少し黒っぽい。
深い透明感があり、底はギリギリ見えないくらいで、底光りしてるような感じ。
粘性は強めで、脚が長く残る。

【香り】
硫黄のようなケミカルな印象がある。
還元香?
少し鼻をつく感じ。
生ワインらしく、生っぽい果実香。
ただ、フレッシュ感よりはマイルドさの方が強い。
グラスを回すとカラメルのような香ばしさが少し出て、カベルネ・ソーヴィニヨンらしいグリーン香が出てくる。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
マイルドで軽めのアタック。
ライトボディ。
酸味は穏やかで、やや頼りない。
タンニンもマイルドで、これもちょっと頼りない。
全体に穏やかで、平和的にまとまっている。
ナチュラルな印象はあって、変なクセは無い。
日本の葡萄酒って感じ。

【総評】
ナチュラル感があって、ライトなまとまり。
ワインとしてはイマイチですが、飲み物としては面白い個性を感じます。

第一印象はいい人、って感じですが、これ、飲み進むと辛くなってきそう。
ジュースっぽいんですよね。
お腹がタプタプになりそうな予感。

いい人過ぎて、面白みがなくて、だんだんつまらなくなる?

食事に合わせるとちょっと印象が変わるかもしれません。

今日の晩ご飯はクリームシチュー。
パルミジャーノを足してバゲットとパスタで合わせてみました。

普通だと、クリームシチューと赤ワインは合いませんが、このワインは軽いせいか、問題なく合いました。

飲み進んでも、最初に感じた、ジュースっぽさもあまり気になりませんね。
逆にとても自然な印象があって、体に良さそうって感じ。

買って1週間目ですが、フレッシュな感じはしっかりとあります。

確かに出来たてをシャトーから分けてもらってるような新鮮なイメージがあって、これはこれでありかも。

激安ワインがスーパーで大量に売られてますが、このワインは、ワイナリー直送だったり、通い瓶だったり、独自のスタンスを持っているので、720円は納得感のある価格だと思います。

ドメーヌ・デ・トゥール ヴァン ド ペイ ヴォークリューズ ブラン 2003(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)クレレット(仏:プロバンス・コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:03)\1380
(3)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(4)甲州主体(日本:山梨県:NV)\1050
(5)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:07)\798

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・デ・トゥール ヴァン ド ペイ ヴォークリューズ ブラン 2003【外観】
わずかにベージュっぽい、濃いイエロー。
色あいは、強い黄色で、ほんのりオレンジぽい。
ディスクは厚めで、フチに向かって、ほぼ無色になる。
粘性は強めで、脚が長く残る。

【香り】
カリン。
ヴァニラ。
果実の蜜。
グラスを回すとクリーム系のこってりした印象。
香りはそれほど強くないが、厚みがあって濃厚なイメージ。
モモなどの実の柔らかい果実のような、甘い印象。
時間とともに、青りんごのような香りも出てきた。

【味わい】
残糖を多めに感じる、やや辛口。
濃厚で、甘さを感じるアタック。
酸味は穏やか。
苦みは強く、後味にかなり残る。
ボディは厚くボリュームがある。
アルコール度は強め。
苦み共に、後味は辛い。
余韻は長めに続く。

【判定】
かなり濃く、ややオレンジがかった外観は、2003年クレレットが候補。

香りは濃厚でフルーティで、クリーミィ。
ただ、独特な香りを持っていて、シャルドネやソーヴィニヨン・ブラン、リースリングでは無さそう。
もちろん、甲州ではない。

味わいは、甘さが特徴。
やや辛口くらいだが、最初のアタックはかなり甘さを感じる。
ただ、後味は苦みが強く、辛い。
あまり飲んだことが無いパターン。

飲んだことが無い、という選択肢では、クレレット。
生産年の印象も近い。

ファイナルアンサーで、クレレット
で、ピンポン

個性的で特徴のあるワインですが、好き嫌いは分かれそう。

【総評】
ドメーヌ・デ・トゥール ヴァン ド ペイ ヴォークリューズ ブラン 2003
DOMAINE DES TOURS VIN DE PAYS DE VAUCLUSE 2003

フランス:プロバンス・コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ
アルコール度:12%
ブドウ品種:クレレット

リカーランドトップで、1380円で購入。

この最初の甘い感じ、どこかで飲んだことがあるんですよね。
一口めは、貴腐ワインっぽい味わいです。

そうそう、セミヨンの感じですね。
ソーテルヌの辛口ワインっぽいのかな?

ただ、後味の苦さが強く、多分これは品種の特徴でしょうね。
醸造や管理の問題で出た苦みではないような気がします。

カミさんに値段を聞いたら、「このワインは難しい、1980円?」とのこと。
確かに1500円は超えて2000円弱くらいのボリューム感、リッチ感を持ってます。

ただ、カミさんは酸化してる感じが気になってました。

甘くて、苦みが強くて、マイナスポイントも多いですが、ちょっと面白い個性を持ってます。

チキンソテーオレンジソース、みたいな、フルーツを使った料理によく合いそう。

最近、日本で売られてるワイン辛口タイプがほとんどなので、こういった、甘い料理に合いそうなワインって珍しいですよね。

一般ウケしないタイプですが、マニアックな人には楽しめるのでは。
ワインとしては、とても良く出来てて、しっかりしてます。

今日の晩ご飯はホワイトシチューだったのですが、ワインの主張が強くて、イマイチ合いませんでした。
パルミジャーノをすりおろして入れてみましたが、それでも料理に負けます。

後味の苦みがクセモノですね。

それにしても、飲めば飲むほど、ジワジワ良さが出てきました。
ワインだけで十分楽しめます。

飲むだけで、海外にトリップしたような感覚を受けるワインって時々ありますが、このワインはそんな感じ。

海外旅行に行って飲んでるような、バーチャルトラベル的な味わい。
ワインを飲むだけで、海外旅行の雰囲気が味わえるなんて、なんてお得なワイン!
(オイオイ・・)

個人的にはとても気に入りました。

ワインってやっぱり、美味しさのタイプがいろいろあって、この味わいの広さにハマってしまうんですね。

2011/02/05

ミニミニワインアンケート:今年のバレンタイン、欲しいのは何?

 
バレンタインにワインを贈るのは少数派?
って事で、ワイン好きな(多分)人に向けて、欲しいものを聞いてみました。

【質問】

今年のバレンタイン欲しいのは?

【回答】

■■ ディナー 2 (33%)
■■ ワイン 2 (33%)
□■ 手作りチョコ 1 (16%)
□■ それ以外 1 (16%)


このブログを見に来るのはワインが好きな人だと思いますが、それでもワインがダントツじゃありません。

確かにワインって、贈る方は選ぶのが難しいし、もらう方もリアクションが難しいですよね。

イベントって意味では、ディナーとか、手作りチョコの方が嬉しいかも。

タラマンカ ソーヴィニヨン・ブラン 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(2)ガルガネーガ90%、トレッビアーノ10%(伊:ヴェネト州:DOCGソアーヴェ・クラシコ:09)\680
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\500
(4)シャルドネ(米:カリフォルニア州:NV)\380

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

タラマンカ ソーヴィニヨン・ブラン 2010【外観】
ほぼ無色に近い、淡いレモンイエロー。
色味は日本酒に近いくらいのグレーっぽい淡い色調。
輝きはやや強く、金属質でギラギラした感じ。
粘性は弱め。

【香り】
シュールリーのような酵母の香り。
シャンパーニュっぽくもある。
柑橘系。
グレープフルーツ。
青草香。
グラスを回すと、マイルドな、クリームっぽい香りが出てくる。
炭酸っぽさもある。
香りは弱めだが、イキイキした印象。

【味わい】
ほんのり残糖を感じるセック。
超ライトボディで、やや水っぽい。
酸味はフレッシュで、生のフルーツをイメージさせる。
アルコールは低め。
後味に苦みと酸味が残り、柑橘系の味わいが残る。
余韻は少し続く。

【判定】
ほぼ無色の外観からは、ソーヴィニヨン・ブランかソアーヴェが候補。

香りは青草香とグレープフルーツで、ソーヴィニヨン・ブラン。
かなり典型的なタイプ。

味わいは、かなりライトだが、細身のボディとグレープフルーツのような後味は、ソーヴィニヨン・ブラン。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

とても軽い味わいながら、生粋のソーヴィニヨン・ブランって感じ。

【総評】
タラマンカ ソーヴィニヨン・ブラン 2010
TALAMANCA SAUVIGNON BLANC 2010

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、500円で購入。

最初は、軽くて水っぽい印象でしたが、素直な印象があって、意外と美味しいかも。

カミさんに感想を聞いたら、「水っぽい、398円」とバッサリ。
まあ、第一印象はまさにその通りですね。

今日の晩ご飯は、八宝菜。
軽いせいか、邪魔になりません。

大根のマヨネーズサラダも意外と合いますね。

ワインが主張せずに、裏に回る感じで、家庭料理にもよく合います。

何かに合わせた方が飲みやすいですね。

おつまみの、ナッツや韓国風のり天、にも問題なし。

軽いけどスッキリとバランスよくまとまっていて、食事に合わせやすいのがいいですね。

ソーヴィニヨン・ブランらしい低価格ワイン、としてはいいと思います。

2011/02/01

オチャガビア ヌエヴァルナ ホワイト 2010(ブラインドテイスティング:外す)

(1)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:07)\798
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\500
(4)品種不明(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\398
(5)シャルドネ(米:カリフォルニア州:NV)\380

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

オチャガビア ヌエヴァルナ ホワイト 2010【外観】
若さがあるが、少しベージュがかった、中庸なイエロー。
色味はシンプルな黄色。
輝きは弱め。
ディスクも薄く、フチまでしっかり色がある。
粘性は弱め。

【香り】
強い、マスカットのような果実香。
アロマティック品種の印象。
強く嗅ぐと、鼻が痺れるような強さ。
花の香りやミントっぽいハーブの印象もあり、爽やかさもある。
グラスを回してもあまり印象が変わらない。

【香り】
残糖を多く感じる、やや辛口。
強い酸味があり、味の基本になっている。
苦みも強く、グレープフルーツのような、後味に強く残る苦みがある。
ボディは軽め。
後味は酸味より、苦みが強い。
余韻は少し続く。

【判定】
シンプルでベージュっぽい外観は、リースリングかシャルドネのイメージ。

香りは強い果実香。
ゲヴュルツトラミネールのイメージ。
候補の中に入っていたら、間違いなく選んでる。
爽やかなミネラル感もあって、北のイメージがある。

飲み口は、甘い。
やや辛口、というより、やや甘口?って思うくらい。
酸味も苦みも強く、すっかりドイツワインのテイスト。

こうなると他に選択肢は無いかも。

チリの品種不明ワインがあるが、398円という品質感ではない。

ファイナルアンサー、リースリング
で、ブー

おおっと、チリの品種不明ワイン。

【総評】
オチャガビア ヌエヴァルナ ホワイト 2010
OCHAGAVIA Nuevaluna White 2010

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明(※追記参照)

スーパー三和で、398円で購入。

これはゲヴュルツトラミネールですね、きっと。
まさか、低価格のチリワインでこうくるとは思わなかったので、すっかり外されました。

う~ん、このワインのブドウ品種が気になりますね。

398円ワインの中では、まったく違うアプローチで、これはこれでアリかも。

カミさんに値段を聞いたら、880円。
なかなか判断の難しいワインですが、398円とは思えない、という意見。

好みかどうかは別ですが。

まず、かなり甘さのある味わいなので、そこで好き嫌いが分かれるでしょうか。

それからこの強い香り。
ゲヴュルツトラミネールかどうかは分かりませんが、香りが強すぎて、合わせる料理が難しそう。

ゲヴュルツトラミネールの場合だと、中華料理とカレーに合う、って言われてますね。
このワインもちょうどそんな感じです。

今日の晩ご飯は、肉団子と白菜の炒め煮、だったのですが、ラー油をかけるとよく合いました。
料理に、強い香りや味わいがあるくらいが、バランスが取れます。

多分、カレーも合うんじゃないでしょうか。

食事が終わって、ワインだけで飲んでると、ちょっと単調で、飽きてきました。
甘さのあるワインって、それだけで飲んでると、飽きてくるんですよね。
まあ、これは個人的な感想かもしれませんけど。

それから、ちょっと気になる香りも混ざってる気がします。

それほど力のあるワインではないので、グラスに入れて時間が経つと、腰砕けになってしまいます。
でもさすがに、それは低価格ワインでは仕方ないですね。

このワインの最大の欠点は、後味の苦みとかエグ味が強いので、次のグラスに手が伸びにくい、って事でしょうか。

まあ平日に飲むには、逆にいいかも・・

う~ん、これは好みの問題ですが・・・次に買う事はない、気がします。

<※追記>
スーパー三和さんから、ブドウ品種について、返答をいただきました。
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ペドロヒメネス、だそうです。

シェリー以外で、ペドロヒメネスを使っているワインって初めてかも?
なんかちょっと、スゴイですね。

バレンタインワイン 今年贈るなら?

 
2月に入って、いよいよバレンタイン商戦も本番です。

今年贈って面白そうな、バレンタインワインをチョイスしてみました。
>定番のバレンタインワインはこちらをどうぞ。

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バレンタインデーギフトに!真心ワインセレクション
LOVE・告白ワイン【楽ギフ_包装】税込 3,990 円 送料別




「・・・・・・・・・・・・・・・(汗)。」

ボトルに「好き!」って掘ってある・・・しかも金文字で・・

受け取った人の、ドン引きな表情が容易に想像出来る、秀逸な一品ですね。

中のワインは、ミゲル・トーレス チリ サンタディグナ カベルネ・ソーヴィニヨン、だそうです。
多くの賞も取っていて、安定感のある生産者なので、ハズレは無さそう。

ただ、ワイン自体の価格は1400円くらいなので、ボトル代が相当高いですね。

ウケを狙って贈るか、本気の勝負に出て贈るか!
何しろ、どんなバレンタインワインよりも「熱い」ワインであることは間違いなしです!

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情熱をハートに宿したバレンタイン限定ワイン!!
バレンタイン・スペシャル・カベルネ・ソーヴィニヨン
1,480円 (税込) 送料別




蔵直ワインで有名なヴィノスやまざきのバレンタインスペシャルワイン。
シャルドネもあります。

カリフォルニア州でもトップの産地、ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンが1480円だったらそれだけでちょっとお買い得感がありますね。

ワイン生産者から直接買い付けしてる、ヴィノスやまざきのワインは、品質も安心感があります。

カジュアルなプレゼント、としてはいいチョイスなのではないでしょうか?

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ハピネス・バレンタイン「オーガニックワイン&1粒チョコ~3つの幸せ~」
税込 2,700 円 送料別




イマドキの感じといえば、オーガニック。
オーガニックだから美味しい、ってわけではありませんが、何となく、イメージがいいですね。
ワインに、ソリダルノ社のチョコレートが一粒ついてます。
パッケージングがカワイイんですね、これ。

ワインは、オゥ・トロワ・ボヌール -ドメーヌ・ベレール・ラ・コート-
※サイトより引用
南仏、ローヌ川河口の大湿原・カマルグ自然公園を望む土地に30haの畑を所有。
紀元前からワインが作られている土地です。
畑の半分は樹齢30年以上で、最も若いもので1992年、最も古い物は1930年に植樹されたもの。
樹の根本には適度に雑草が残されています。
こだわりは野生酵母で醗酵させること。

「AB AGRICULTURE BIOLOGIQUE」
フランス政府が1981年に指針を制定し、1985年以来国家によるオーガニックの認定としてこのロゴを使用。
*オーガニック材料を95%以上含むこと
*EU圏内で生産あるいは、加工されたものに限る

フランス語で “3つの幸せ”と言う意味。
このワインを飲む方、造り手、そしてその間をつなぐ人、みんなに幸せが訪れるように、という願いが込められています。
南仏の太陽をいっぱいに浴びて熟したブドウをギュッとワインにしました。プラムやチェリーなどのやわらかな香り。フルーティでコク深く、渋みが穏やかで軽快な後味がすばらしく魅力的です。

しかし、ワインだけだと、1050円。
パッケージングはカワイイけど・・・ちょっと高い?

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ロル・ヴァランタン・ロゼ[2008]Rol Valentin ROSE 税込 1,601 円 送料別



今年っぽいワインといえば、ロゼ。

イオンが、満月ロゼキャンペーンを行ったりして、ジワジワと売り場に増えてきてます。

そのロゼの中でも、とてもバレンタインっぽいのがこのワイン。
天使とハートがモチーフのラベルですが、になっていますが、企画物に良くあるイヤラシさが無いですね。
上品にまとまってます。

ワイン自体も、サンテミリオンの注目の生産者が造っていて、ちょっと飲んでみたいですね。
価格も魅力的です。

※サイトより引用
元プロサッカー選手エリック・プリセット氏が引退後、私財をかけて興した最高品質のスーパー・サンテミリオン。
デビューは95年ながらサンテミリオンの中でも成長著しくシンデレラ・ワインと言っても言いですよね。
ワイナート誌11号での大きく掲載されました。
『テロワールを尊重しながら、一番いい物を引き出したい』というプリセット氏はの理念は、醸造コンサルタントにパヴィ・マカンを手掛けるステファン・ドゥラノンクール氏を迎え最先端の醸造設備を導入しています。
このロゼワインはロル・ヴァランタンでごく僅か生産しているロゼで、市場にはほとんど流通していません!
ロゼワインらしいとってもキレイな色あいが美しく、爽やかなチェリーなどの果実味がバランス良く感じられる辛口のロゼワインです。
余韻にシャトー・ロル・ヴァランタンに共通するような僅かな苦味とスパイシーさがが絶妙のアクセントとなっています。
使用品種:メルロー主体、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン
ラベルには天使とハートをモチーフにしたマークが描かれていて、プレゼントにも最適。
開けやすいスクリューキャップです。

贈る彼がサッカー好きだったら、これいいんじゃないですか。

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