(1)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:07)\798
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\500
(4)品種不明(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\398
(5)シャルドネ(米:カリフォルニア州:NV)\380
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若さがあるが、少しベージュがかった、中庸なイエロー。
色味はシンプルな黄色。
輝きは弱め。
ディスクも薄く、フチまでしっかり色がある。
粘性は弱め。
【香り】
強い、マスカットのような果実香。
アロマティック品種の印象。
強く嗅ぐと、鼻が痺れるような強さ。
花の香りやミントっぽいハーブの印象もあり、爽やかさもある。
グラスを回してもあまり印象が変わらない。
【香り】
残糖を多く感じる、やや辛口。
強い酸味があり、味の基本になっている。
苦みも強く、グレープフルーツのような、後味に強く残る苦みがある。
ボディは軽め。
後味は酸味より、苦みが強い。
余韻は少し続く。
【判定】
シンプルでベージュっぽい外観は、リースリングかシャルドネのイメージ。
香りは強い果実香。
ゲヴュルツトラミネールのイメージ。
候補の中に入っていたら、間違いなく選んでる。
爽やかなミネラル感もあって、北のイメージがある。
飲み口は、甘い。
やや辛口、というより、やや甘口?って思うくらい。
酸味も苦みも強く、すっかりドイツワインのテイスト。
こうなると他に選択肢は無いかも。
チリの品種不明ワインがあるが、398円という品質感ではない。
ファイナルアンサー、リースリング
で、ブー
おおっと、チリの品種不明ワイン。
【総評】
オチャガビア ヌエヴァルナ ホワイト 2010
OCHAGAVIA Nuevaluna White 2010
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明(※追記参照)
スーパー三和で、398円で購入。
これはゲヴュルツトラミネールですね、きっと。
まさか、低価格のチリワインでこうくるとは思わなかったので、すっかり外されました。
う~ん、このワインのブドウ品種が気になりますね。
398円ワインの中では、まったく違うアプローチで、これはこれでアリかも。
カミさんに値段を聞いたら、880円。
なかなか判断の難しいワインですが、398円とは思えない、という意見。
好みかどうかは別ですが。
まず、かなり甘さのある味わいなので、そこで好き嫌いが分かれるでしょうか。
それからこの強い香り。
ゲヴュルツトラミネールかどうかは分かりませんが、香りが強すぎて、合わせる料理が難しそう。
ゲヴュルツトラミネールの場合だと、中華料理とカレーに合う、って言われてますね。
このワインもちょうどそんな感じです。
今日の晩ご飯は、肉団子と白菜の炒め煮、だったのですが、ラー油をかけるとよく合いました。
料理に、強い香りや味わいがあるくらいが、バランスが取れます。
多分、カレーも合うんじゃないでしょうか。
食事が終わって、ワインだけで飲んでると、ちょっと単調で、飽きてきました。
甘さのあるワインって、それだけで飲んでると、飽きてくるんですよね。
まあ、これは個人的な感想かもしれませんけど。
それから、ちょっと気になる香りも混ざってる気がします。
それほど力のあるワインではないので、グラスに入れて時間が経つと、腰砕けになってしまいます。
でもさすがに、それは低価格ワインでは仕方ないですね。
このワインの最大の欠点は、後味の苦みとかエグ味が強いので、次のグラスに手が伸びにくい、って事でしょうか。
まあ平日に飲むには、逆にいいかも・・
う~ん、これは好みの問題ですが・・・次に買う事はない、気がします。
<※追記>
スーパー三和さんから、ブドウ品種について、返答をいただきました。
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ペドロヒメネス、だそうです。
シェリー以外で、ペドロヒメネスを使っているワインって初めてかも?
なんかちょっと、スゴイですね。
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