2011/02/13
アズダ エクストラ・スペシャル シラーズ 2009(ブラインドテイスティング:外す)
(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(3)メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%(フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・シューペリュール:00)\1080
(4)シラーズ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\780
(5)ピノタージュ(南アフリカ:WOコースタル・リージョン:08)\680
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
非常に若々しい色調の、濃いガーネット。
色はほとんど黒で、フチは青味の強いヴァイオレット。
かなり青っぽく、出来たての印象。
透明度はほとんど無い。
粘性は中庸で、脚が多く現れて、早めに消える。
【香り】
濃縮感のある果実香。
ブルーベリー。
香りは強めで、ボリューム感がある。
やや鼻をつく、刺激的な印象。
グラスを回すと生っぽい動物香。
グリーン系のスパイスもある。
温度が低いせいか、フルーツ香が中心のシンプルな印象。
【味わい】
残糖を少し感じるセック。
フレッシュ感のあるフルーティなアタック。
フルボディ。
酸味は強めで、フレッシュ。
タンニンも強めで、後味に強い渋味と、苦みが残る。
強いボディで、しっかりした味わい。
余韻は長めに続く。
【判定】
ほとんど黒に近くて、紫っぽいフチの印象は、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンか、シラーズ。
両方とも、2009年。
2008年のピノタージュも可能性あり。
香りは、濃厚なフルーツ香が中心で、ニューワールドの印象。
グリーンっぽさはカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。
味わいは、甘みを残した、ニューワールドタイプ。
シラーズはフランスだが、シラーではなく、シラーズっていう時点で、ニューワールドテイストをイメージさせる。
全体的な印象はチリカベ。
香りの印象も、スモーキーなグリーン香があって、カベルネ・ソーヴィニヨン。
ほぼチリカベだが、ピノタージュとシラーズの可能性を探る。
ピノタージュはスパイシーなピノ・ノワールって感じで、なめし革とかドライフラワーの印象がある事が多い。
これは少なくともピノ・ノワールっぽさは無い。
シラーズはスパイシーさと、飲み口の甘みが特徴的。
このワインは残糖の甘みで、品種がもっている甘みじゃなさそう。
ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー
なんと、シラーズでした。
【総評】
アズダ エクストラ・スペシャル シラーズ 2009
ASDA EXTRA SPECIAL SHIRAZ 2009
フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ
西友で、780円で購入。
飲んだ瞬間にアズダワインっぽいな~、って思ったのですが、全体の印象があまりにチリカベだったので、外してしまいました。
それと、フチの色はシラーズっぽかったんですよね。
青味の強い紫なんですよね。
香りは産地の特徴なのか、香木のような香りがあって、ネタバレして飲んでみても、やっぱりカベルネ・ソーヴィニヨンっぽいんですよね。
それにしてもアズダワインって、なんというか、強さを持っているワインが多いですよね。
しっかりしてるというか、硬派な感じというか。
今日の晩ご飯はチキンステーキ。
塩コショウで焼いただけで合わせると、焼き目の香ばしさとマッチします。
ちょっとワインが強いですが、でもいい感じ。
和風の醤油味のソースをかけると、ワインが浮いてしまいますね。
肉の味が薄れるからかな。
ワインだけで飲んでると、強くて、辛い感じなので、何かツマミが欲しくなります。
パルミジャーノがあったので、パンにのせて焼いて合わせてみると、予想以上に合いました。
ワインが飲みやすくなって、優しくフルーティな感じになります。
時間とともに美味しくなってきましたね。
最後の1杯は、意外とスッキリした飲み口に。
良いワインですね、しっかりしてます。
コストパフォーマンスはとても高いと思います。
■関連リンク(ASDAワイン)
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