2011/02/12

シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)グルナッシュ80%、シラー10%、サンソー5%、ムールヴェードル5%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCシャトーヌフ・デュ・パプ:05)\2980
(2)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(4)メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%(フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・シューペリュール:00)\1080
(5)シラーズ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\780

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ ルージュ 2005【外観】
少し落ち着いた色調の、濃いガーネット。
透明感はほとんどなく、底はまったく見えない。
色あいはほとんど黒だが、フチは落ち着いたヴァイオレット。
2~3年くらいの熟成の印象?
粘性はやや強めで、脚が後からゆっくり降りてくる。

【香り】
ケミカルな印象の還元香。
青っぽい茎のようなグリーン香。
グラスを回すと、生っぽい動物香。
グリーン香は相変わらず強め。
温度が低いせいもあって、閉じている印象。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
濃厚でフルーティなアタック。
フルボディ。
アルコール度はかなり強め。
酸味はしっかり強め。
タンニンも強く、舌の表面全体が乾くような感じ。
後味は酸味も残るが、少し乾く。
余韻は少し続く。

【判定】
真っ黒な外観は、カベルネ・ソーヴィニヨンかシラーズ。

香りは、グリーン香が強く、カベルネ・ソーヴィニヨンの印象。
ただ、まだ閉じている感じ。

味わいは、濃厚で強め。
しっかりしたボディと強いアルコールは、チリカベの印象。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

なんと、シャトーヌフ・デュ・パプでした。

【総評】
シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ ルージュ 2005
Chateauneuf-du-Pape CLOS DE L'ORATOIRE DES PAPES Rouge 2005

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:AOCシャトーヌフ・デュ・パプ
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:グルナッシュ80%、シラー10%、サンソー5%、ムールヴェードル5%

町田の蔵家さんで、2980円で購入。

ネタばれしてみると確かにこれはグルナッシュですね。

グルナッシュって、なんというか、強いサンジョヴェーゼ、みたいな感じがありますよね。
酸味の感じが似てるというか・・すみません、分かりにくくて。

かなり強いワインなので、デキャンタージュした方が美味しいのかも。

6年前のワインなので、もう少し時間をおかないと開いてこないでしょうね。

今日の晩ご飯は自家製ぎょうざ。

強いワインなので合わないだろうと思いながらも合わせてみると、意外と悪くありません。

熟成した感じが、ちょっと紹興酒のような、オリエンタルスパイスの香りがあって、中華料理によく合いそうです。

カミさんに価格感を聞いてみたら、1480円。
強くてしっかりしてるんだけど、単調な感じがあるので、安い感じがした、とのこと。

確かにブラインドで飲んだ第一印象は、ニューワールドのカジュアルワインでした。

時間が経つと、何となく、良さの片鱗のようなものがチラチラ見えてきましたが、固くてなかなか開いてこないので、思い切って、デキャンタージュしてみました。

デキャンタージュして、時間が経つと、ほんのり甘みが出てきて、マイルドな口当たりに。
シャトーヌフ・デュ・パプらしい感じになってきましたね。

んん、とはいえ・・・

以前飲んだシャトーヌフ・デュ・パプに比べると、やたら強い感じで、柔らかさとか繊細さが無いんですよね~。

後味も乾いて、飲み終わったあとの余韻もイマイチかも・・・
個人的には、あまり好きなタイプではありません。

男らしい、力強いタイプが好きな人向けのワイン?

■重松貿易さんのWebサイトから引用
http://www.shigematsu.jp/p_recommend/3_body.html
「クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ シャトーヌフ・デュ・パプ」を手がけるオジェ カーヴ・ド・パプは1859年の創業。以来、150年近くの長きにわたって、シャトーヌフ・デュ・パプ地区でワイン造りを行っています。
ロラトワールの畑は約20haの広さで、珪酸を含む赤粘土と石灰岩質の土壌でぶどう栽培が行われています。赤ワインに用いられるぶどうの平均樹齢は35年から40年。平均収穫量は1haあたり32hlで、収穫はすべて手摘みで行います。
「シャトーヌフ・デュ・パプ  クロ・ド・ロラトワール」は、2005年ヴィンテージがパーカー・ポイント92点を獲得し、ワイン専門誌「デキャンター」でも過去に4つ星の高評価を得る、同社のフラッグシップ・ワインです。
映画監督のリュック・ベッソン氏、俳優のジャン・レノ氏、ブランド王のフランソワ・ピノー氏ら各界有名人が協同経営し、シェフにはアメリカでライジング・シェフと称されるジャン・ジョルジュ・ヴォンヘリクテン氏を迎え、フランスのみならず世界各国のブルジョア達から注目されているパリの高級レストラン「Market」でも提供されています。

なるほど、1haあたりの収穫量の少なさが、このワインの濃さ、強さになっているんですね。
確かに、ジビエのような、血の味の強い肉料理に、これくらいパワフルなワインを合わせると、肉食系男子(女子)にはたまらないでしょうね。

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クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ [2005] 赤 税込 3,980 円 送料別

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