2008/05/30

カステル カンブラス 白 NV

カステル カンブラス 白 NV
CASTEL Cambras Blanc NV
カステル カンブラス 白 NV ボトル ラベル
フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、ユニ・ブラン

テスコエクスプレスで、2本よりどり1050円、1本あたり525円で購入。

【外観】
やや淡い中庸な黄色。
グリーンの色味がやや強い。
明るく、健全で輝きを感じる。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
柑橘系のフルーツの印象と、梨やモモのようなやや甘い印象。
ミネラル。
グリーンっぽく、ややスモーキーなソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマも強く感じる。

【味わい】
まろやかな飲み口で、やや甘い印象がある。
酸味もおとなしく、ややネクターのようなとろみ感。
最初はややアルコールのアタックが強く感じたが、時間とともにこなれてくる。
ただ、後味がどんよりとしていて、スッキリ感や爽やかさが無い。

【総評】
外観はとても健全な印象で期待させます。
香りもソーヴィニヨン・ブランらしい香りがあり、さらに期待が高まります。
でも一口のんで、「ん?」って感じ。

なんだかどんよりとしてるんですよね。
ちょっと甘い印象と、酸味がややおとなしいのと、アルコールの印象が強いところでしょうか。
そうそう、ひと昔前の日本のワインがこんな感じでしたね。

とろみのある、柔らかい味わいなのですが、ちょっと後味にカルピスのようなエグミが残ります。
決して悪くは無いのですが、我が家的にはちょっとリピートしないタイプのワインですね。

2008/05/28

サンライズ カルメネール 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\950
・ピノ・タージュ(南アフリカ)\880
・カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー)\880
・シラー、サンソー、グルナッシュ(仏:ヴァン・ド・ターブル)\840

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンライズ カルメネール 2007 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観。
深い透明感は感じられるが、底はまったく見えない。
色合いは赤味が強く、特にフチには強い赤味がある。
粘性は強く、脚が多く現れ、なかなか消えない。
雫に色素が残り、タンニンが溶けきれていない印象。

【香り】
カラメルのような香ばしい香り。
濃縮感のある果実香。
ややグリーンっぽいスパイス。
ヴァニラのような甘いニュアンスもある。
ほんのり動物香があり、なめし革くらいの印象。
ただ、グラスを回すとやや生っぽい、ムスクのような動物香に変わる。
香りは厚く、複雑性を感じる。

【味わい】
香りの印象よりはずっと軽い、フルーティな味わい。
ミディアムボディくらいの印象がある。
甘さもあり、酸味も効いていて、爽やかさを感じる。
まろやかな口当たりで、渋みは少ない。

【判定】
濃い外観からは、オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンとチリのカルメネールが候補。
フチに強いマゼンタの印象があり、オーストラリアかな、って感じ。

香りは強く、複雑性がある。
植物的か動物的かという判断では、やや植物的な印象が強い。
カベルネ・ソーヴィニヨンは茎をイメージさせるグリーンっぽい印象があるが、それを少し感じる。
カルメネールは、スパイシーでフルーティなメルローという認識だけど、それもありそうな感じ。

飲み口は、意外とあっさり、すっきりしている。
渋みもあまりなく、スムーズ。
フルーティさと、甘い印象があり、カルメネールかなという印象。

トータルでは、新世界ワインであることはまず間違いないだろう。
ピノ・タージュはスパイシーなピノ・ノアールという印象なので、今回は外れる。
フランスのヴァン・ド・ターブルもまず違う。
カベルネ・ソーヴィニヨンとカルメネールに絞られるが、これといって決定打が無い。

香りの印象はカベルネ・ソーヴィニヨンなんだよなー。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

いつも2つまで絞って、間違えます・・・

【総評】
サンライズ カルメネール 2007
SUNLISE CARMENERE 2007

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カルメネール

ジャスコで、880円で購入。

このワイン、濃厚さと軽やかさがなかなか良いバランスです。
フルーティなんですが、ベタベタした甘さは無くて、すっきりしてます。
香りも、厚みと複雑性があって、それなりに楽しめます。
新世界のモダンなワインの印象です。
妙に赤くて、雫にタンニンが残ってグラスが汚れるところはやや安っぽさを感じますが、この価格帯では文句は言えませんね。

サンライズは我が家的には信頼の無いブランドだったのですが、これからまた試してみようと思います。

※裏ラベルのコメント
チリNo.1ワイナリー、コンチャ・イ・トロ(Concha y Toro)の大人気ワイン「サンライズ」。
完熟したプラムやチョコレートのような、まろやかな味わいが魅力のこのワインは、チリでしか成功していない希少なぶどう「カルメネール」を100%使って丁寧にしあげた逸品。

なるほど完熟したプラムですね、ふむふむ。
確かに言われるとその通りですね。
チョコレートはやや微妙で、焦げ臭はタバコのような印象があります。

カルメネールの特徴として、今回特に感じるのは、
・フルーティ
・甘い印象
・カベルネ・ソーヴィニヨンのようなグリーン系のスパイス(ちょっとミントっぽくもある)
・渋みが少なく、まろやかな飲み口
でしょうか。

【カミさんのコメント】
このワイン、悪く無いね。
というか良いほうかな。
値段は、650円?(正解は880円)
でも、1000円しないくらいだとお買い得かな。

■楽天ショップへのリンク

http://www.rakuten.co.jp/esakiwine/1023418/1031216/#1074971

※サイトより引用
驚くほど飲み口の柔らかいワイン。完熟したチェリーやプラムの風味、優しい木の香りがほのかに広がります。カルメネールを贅沢に使い仕上げたチリの新しい魅力です。インターナショナル・ワイン・チャレンジ・ロンドン2003で銀賞を受賞しました。

サントリー ワインハウス すっきり白ワイン

サントリー ワインハウス すっきり白ワイン
SUNTORY Wine House (Blanc)
サントリー ワインハウス すっきり白ワイン ボトル ラベル
日本:輸入果汁を使った国産ワイン+輸入ワイン
アルコール度:10.5%
ブドウ品種:不明

ファミリーマートで、425円で購入。

【外観】
かなり淡い黄色。
ちょっとオレンジっぽさがある。
粘性は弱く、小さな気泡が見られる。

【香り】
レモンなどの柑橘系の香り。
ややクリームのような印象。
柑橘系の皮のような香り。
全体に香りは弱く、グラスを回しても変化はあまり無い。

【味わい】
軽く、甘さを感じる飲み口だが、ややトゲのあるアタック。
酸味と別にちょっと強い口当たりがある。
バランスは悪く、バラバラな印象。
複数の飲み物が混ざっているような感じ。
余韻は短く、後味があまり良くない。
苦味というかエグミのようなものが残る。

【総評】
ややまとわりつく甘さ、強いアルコールの印象、昔の日本のワインをイメージさせます。

食事と合わせると、より甘さが強調されますね。
食べ物と合わせるなら、スナック系かな?
それとも和食のみりんの感じに合うのでしょうか。

ちなみに、今日はコンビニのパスタ、コールスロー、ストリングチーズですが、どれもお構いなしで、邪魔もしないし絡まない、って感じです。

ただ、飲み口が軽いのでどんどん無くなりますね。
やっぱり食べ物が合った方が、より進みます。

しかしこのワイン、飲めば飲むほどフルーティな日本酒、という印象になってきます。
ワインっぽくない、というか。。。

おそらく、リピートすることは無いワインですね。

2008/05/25

シュール・レ・サーブル ミュスカ セック 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・ヴィオニエ、ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1400

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シュール・レ・サーブル ミュスカ セック 2007 ボトル ラベル
【外観】
やや淡い黄色。
色味が薄く、少しグレーっぽい。
ほんのりグリーン。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
強いフルーツ香。
マスカット、ややライチ。
パイナップルのような感じもある。
ちょっとミネラル。
甘いフルーツの香りだが、すっきりとしたイメージ。

【味わい】
酸味が強いシャープでフルーティなアタック。
少し甘さを感じるが、すっきりとしている。
やや苦味がのこり、グレープフルーツのような印象がある。
余韻は5~7秒くらいはあるか。

【判定】
外観では、シャブリかミュスカ。
香りはマスカットの香りで、そのままミュスカ?
味わいはフルーティながら、酸味がしっかりとしていてシャープな味わい。
甘い印象がわりと強いので、シャルドネでは無いだろう。

ファイナルアンサーで、ミュスカ
で、ピンポン

香りがまんま、マスカットです。

【総評】
シュール・レ・サーブル ミュスカ セック 2007
Sur Les Sables MUSCAT SEC 2007

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:ミュスカ

ル ヴァン ヴィヴァンで、1400円で購入。

フルーツの香りの強さはゲヴュルツトラミネールくらいです。
グラスに入れて少し時間が経つと、強い生姜のような印象が出てきます。
かなり香りが強い、いわゆるアロマティックワインの一種ですね。

ミュスカって、ミュスカデと同じ仲間かと思ってましたが、味も香りも全然違いますね。

ミュスカは、いわゆるマスカットで、普通は甘口のワインになるのですが、これは珍しい辛口です。

やや辛口と裏ラベルに書いてありますが、香りがとてもフルーティで、飲み口も少し甘い印象がありますので、確かに完全な辛口ではありません。

マスカットの香りが強すぎる感がありますが、すっきりとした飲み口で、飲みやすいワインです。

強い香りに好き嫌いはあるかと思いますが、ワインとしては良く出来てるのではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/kbwine/450395/450402/450631/

※サイトより引用
【これはもう驚愕だった!!】BRIO厳選ベスト8!!あの一流ティスターが絶叫!!
甘い香りがフンダン・・・しかもすっきり爽やか!!
南仏の農協が造るまさに搾りたて果汁100%!!
完熟!!史上空前の出来の2005年!!さらにさらに甘い香りが満タン旨すぎる!!
[レ・サーブル・ミュスカ・セック 2007]

2008/05/24

モメサン シラー/ピノ・ノワール 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノワール(豪)\1440
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ)\1260
・シラー70%、ピノ・ノワール30%(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1180

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モメサン シラー/ピノ・ノワール 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観、深い透明感。
底が見えないくらいの濃さ。
フチはやや赤味が強い。
粘性はあり、脚が太く多く現れる。
雫にややタンニンが残る。

【香り】
濃縮感のある果実香。
ジャムっぽい印象。
焦げ臭と少しチョコレートのような印象。
動物香も少し。
そしてとてもスパイシー。

【味わい】
フルーティで酸味があり、口当たりが良く、なめらか。
フルボディで、厚みがある。
余韻はそれほど長くない。

【判定】
濃い色合いと、フチの赤味はシラーっぽい。
香りもいかにもシラーといった、濃縮感のある果実香とスパイス。
味わいもフルーティで甘さを感じる味わい。
典型的なシラーじゃないか。

ファイナルアンサーで、シラー、ピノ・ノアール
で、ピンポン

珍しいセパージュのワインですよねー。

【総評】
モメサン シラー/ピノ・ノワール 2006
MOMMESSIN SHIRAZ PINOT NOIR 2006

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー70%、ピノ・ノワール30%

ジャスコで、1180円で購入。

香りはまさにシラー。
ただし飲み口はややすっきりとしていて、ピノ・ノワールが軽さを出しているような印象です。
ジューシーで、すっきりとしていて、濃縮感も感じられる。
なかなかこれは、考えられたセパージュかもしれませんね。

価格も手頃なので、一度試してみることをおすすめします。

フェアヴァレー シュナン・ブラン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・ヴィオニエ、ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1400
・シュナン・ブラン(南アフリカ)\1260

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

フェアヴァレー シュナン・ブラン 2007 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色、やや濃いめ。
少しグレーで、ややオレンジ気味。
粘性は中程度からやや強め。

【香り】
トロピカルフルーツや、シロップ漬けの果実の甘い香り。
ちょっとミント。
ややミネラル。
モモのような印象もある。

【味わい】
酸味がかなり強い、シャープなアタック。
やや炭酸を含んでいる印象。
ボディはやや厚さを感じるが、それほどのボリューム感ではない。
少し甘い印象がある。

【判定】
外観ではどれも候補。
香りは南国系の甘い印象のフルーツと少し熟した感じ。
ヴィオニエやシュナン・ブランが候補か。
味わいはかなりシャープな酸味が特徴。
でも少し甘さの印象が強い。
今回とても難しいのである程度ヤマカンでいくしかないか。
香りの中にややスモーキーな印象があり、シャルドネっぽい印象が強い。
でも飲み口の甘い印象が強いのでやっぱりシャルドネじゃないかな。
ヴィオニエはもうちょっと果実香に癖があるだろうし、ミュスカはもっとスッキリ系じゃないかな。

ファイナルアンサーで、シュナン・ブラン
で、ピンポン

このブラインドテイスティングは当たらないと思っていたので、ちょっとうれしい。

【総評】
フェアヴァレー シュナン・ブラン 2007
fairvalley CHENIN BLANC 2007

南アフリカ:コスタルリジョン(沿岸地方):パール地区
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シュナン・ブラン(スティーン?)

ル ヴァン ヴィヴァンで、1260円で購入。

クリーンですっきりとした飲み口。
酸味がとても良く効いていて、フレッシュ感を強く感じます。
香りの印象はシャルドネっぽさがありますね。
ただ、シャルドネよりはやや香りも飲み口も甘い印象です。
シュナン・ブラン独特な味わいってのがありますよね、やっぱり。
意外とミネラルの印象が強いです。
ちょっとペトロール香のような感じですね。
飲み口は酸味が強くても、優しさがあります。

ただ、ちょっと甘い印象があるので、家庭の食事に合わせるのがちょっと難しいでしょうか。

今日の晩御飯はパエリア風のピラフと、ブイヤベース。

合わなくは無いのですが、もう少し辛口な方が美味しいかなって感じます。

香りの印象としては、デザートなんですよね。
バターの香りのある、フルーツの焼き菓子のタルトのようなデザートが合いそうな気がします。

香りは複雑で厚みがあって、飲み口はすっきりとしている。
スーッと飲めるとても美味しいワインです。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/kbwine/450524/446677/#455369

※サイトより引用
南アの象徴シュナン・ブランもこれまた凄い
んです。レモンとパイナップルの香りを微かに感じな
がら口に含むとトロッとしたほんのり甘いトロピカルな
果実味は、やはり上質なシュナン・ブランだけが出せる
凄い白。それがなんと880円で満喫できるんです。

ヴィーニュ・デ・ポール ヴァルモン ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー)\880 C
・シラー、サンソー、グルナッシュ(仏:ヴァン・ド・ターブル)\840
・カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\650

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィーニュ・デ・ポール ヴァルモン ルージュ 2006 ボトル ラベル
【外観】
深い透明感のある、濃い外観。
色は黒っぽい紫で、やや落ち着いている。
粘性はわりとあり、脚が多く現れる。

【香り】
濃縮感のあるジャムのような果実香。
やや野性的な動物香。
官能的で生っぽい印象。

【味わい】
ミディアムボディで、セックな味わい。
甘い印象はほとんど無い。
酸味は柔らかいが苦味がやや強い。
余韻は5~6秒くらい。

【判定】
外観ではどれも候補になる。
香りはやや野性的な、荒削りな動物香が主体。
洗練された感じはなく、動物的な印象を感じる。
味わいは、かなりのセック。
甘い印象が無いので、シラーが外れる。
チリもやや怪しい。
ボルドーの印象は無いので、カリニャンか。
ただ、カリニャンと言われても良く分からないので、もう少し検討。
ちょっと野性的な動物香がフランスっぽくなく、でも味わいはフランスぽい。
カルメネールかカリニャンかの二つに絞るが、香りの印象と味わいの印象どちらをとるか。

ファイナルアンサーで、カルメネール
で、ブー

カリニャンでした。

【総評】
ヴィーニュ・デ・ポール ヴァルモン ルージュ 2006
VIGNES DE PAUL VALMONT ROUGE 2006

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%

テスコエクスプレスで、650円で購入。

カルメネールはスパイシーなメルロー、って感じなので、確かに違いますね。
さらにこのセックで、やや荒っぽい辛口はチリではないですねー。

カリニャンの特徴はコクがあり、タンニンが強く、渋い、らしいです。
この独特な強い渋みがカリニャンなのかもしれません。

やや地味な印象で、ちょっと真面目過ぎるイメージがありますが、バランスは良く、とてもコストパフォーマンスが高いと思います。

ブラインドテイスティングを間違えた原因のひとつは、1000円前後の力強さを感じた事ですね。

辛口で食事に良く合うので、デイリーワインとしては上出来でしょうか。

※カミさんのコメント
やや地味な感じがするけど、バランスはいいね。
1200円くらい?
え?650円は安い。お買い得。
ちょっと甘いのが気になるけどね。


えー、私は甘い印象がほとんど無いと思っていたのですが、辛口好きなカミさんはちょっと甘いと感じていたようです。

ホントに味の感じ方は人によって全然違いますね。
難しいものです。

飲み進むと、フルーティでジューシーなイメージが出てきます。

いろいろと表情が変わるので、安いワインですが、楽しめるワインだと思います。

2008/05/21

シャトー デ ノージャン ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%(仏:ボルドーAC)\980
・カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー)\880
・シラー、サンソー、グルナッシュ(仏:ヴァン・ド・ターブル)\840
・カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック\650

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー デ ノージャン ルージュ 2006 ボトル ラベル
【外観】
透明感のある外観。
明るいルビー色。
グラスの底までハッキリ見える程度。
色味は落ち着いていて、やや黒っぽい紫。
粘性は弱くサラッとしているが、脚はしっかりと立つ。

【香り】
強いなめし革の香り。
張りのある感じで、ちょっとケミカルな印象。
ブラックチェリーくらいの果実香。
枯れたバラの印象。

【味わい】
セックで、ライト。
酸味がしっかりとしていて、タンニンは溶けている印象。
甘い印象はほとんど無い。
余韻は印象的に残るが、基本的には短い。
やや塩味を感じる。

【判定】
かなり明るい外観で、普通に考えるとピノ・ノアールやガメイくらい。
でもどちらも無いので、ヴァン・ド・ターブルか、ヴァン・ド・ペイが候補。

香りは印象的ななめし革の香り。
これもピノ・ノアールっぽい。
複雑に香りが重なっているので、いくつか品種が混ざっている印象。
やや枯れたバラのような印象もあり、ますますピノ・ノアールっぽい。

味わいはライトでセック。
甘い印象が無いので、シラーは外す。
そうなると、カリニャンのヴァン・ド・ペイが一番怪しい。
カリニャンの特徴は全然つかんでいないので、価格帯の印象と消去法で決まりだな。

ファイナルアンサーで、カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%
で、ブー!

なんと、ボルドー・・・ とほほ・・・

【総評】
シャトー デ ノージャン ルージュ 2006
Chateaux de Naujan Rouge 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%

町田の蔵家さんで、980円で購入。

そうそう、大事な事をすっかり忘れてました。
メルローはたまにピノ・ノアールと間違える事がありますね。

このワインは、まさにピノ・ノアールっぽいメルローです。

ちょっと古いタイプの味わいで、いまどきのワインのフルーティさやカジュアルさはありません。
すっきりとしていて飲みやすいのですが、セックで少しゴシックなイメージ?

昔のヨーロッパの映画のような感じとでも言いましょうか。
レンガ造りの建物をイメージさせます。

ちょっとクラシックで、なんだか「男のワイン」ってイメージです。

ワイン自体は良く出来ているので、安心して飲める、落ち着けるワインですね。

軽くて食事が無くても飲めるタイプなので、夜、映画とか見ながら飲むと雰囲気が出そうです。

軽いのでちょっと冷えているくらいの方が美味しいかな。

今日の晩御飯がカレーだったので、無謀にも合わせてみました。

すると、これが意外といける。

ライトボディでワインがあまり主張しないので、破綻が無く、ワインのフルーティさが少し顔をだして、スッキリとまとまります。

口の中を爽やかにしてくれる感じですね。

案外、食事との相性の幅の広いワインかもしれません。
香りも落ち着いているので、家庭料理に合わせやすそうですね。

試しにビーフジャーキーと合わせると、お互いお構いなしって感じで絡みません。
というか、ワインの苦味がやや強調されるかな。

ピスタチオも苦味がケンカします。

マカロニサラダもダメですね。
当たり前か。

冷蔵庫にあったチーズと合わせてみても、いまいちしっくりこない。

このワイン、強いなめし革の香りがありますが、カレーはその香りを隠してしまうので合うんでしょうね。

となると前言撤回で、家庭の食事に合わせるのは難しそうです。
合わせるとしたら、香りの強い肉料理がいいでしょうね。

ともあれ、カミさんと二人であっという間に1本空いてしまいました。

■裏のラベルより引用
14世紀初頭よりノージャン家に受け継がれてきた歴史のあるシャトー、サンテミリオンに程近いアントル・ドゥ・メールはSt.-Vincent de Pertignasに位置します。
45haの畑は大変良く手入れされており、醸造設備は1999年に新設された最新のもの。
ワインは、紫がかったルビー色、木いちごのような赤味果実の香りとピーマン、シナモン、新革やミントの香りが繊細に溶け合っています。
酸とタンニンのバランスは非常に良く、果実味の豊かさが特徴のボルドーワインです。

2008/05/18

ヴィラディアナ トレッビアーノ ダブルッツォ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・ヴィオニエ、ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・トレッビアーノ(伊:アブルッツオ州)\880

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィラディアナ トレッビアーノ ダブルッツォ 2006 ボトル ラベル
【外観】
やや淡い黄色で、ややグリーンがかっている。
艶や輝きは少ない。
粘性は弱い。

【香り】
カリンやパイナップルのような南国系の果実の香り。
ちょっとシロップのニュアンス。
ハーブや花のような印象もあり。
シナモンっぽい感じあり。

【味わい】
なめらかで、ライト、ややあと味が水っぽい?
酸味も弱く、力の無い印象。
メリハリが弱いが、軽い方向でまとまっている感じ。
やや苦味が残る。

【判定】
淡い色合いとグリーンっぽさの外観からは、シャルドネかトレッビアーノ。
粘性が弱いので、トレッビアーノが候補か。
香りの印象は、やや南国系のフルーツの印象が強く、イタリアかグヴィオニエ。
飲み口は軽く、やや水っぽく、余韻もほとんど無く、価格的には安い印象。
炭酸をイメージさせるような苦味がイタリアっぽい。
ほぼイタリアなのだが、決定的な要素が無いので、シャブリとヴィオニエの可能性を探るが、ほぼ違うな。

ファイナルアンサーで、トレッビアーノ
で、ピンポン

何となくイタリアっぽいのだけど、トレッビアーノとしての特徴はつかんでません。

【総評】
ヴィラディアナ トレッビアーノ ダブルッツォ 2006
VILLADIANA Trebbiano d'Abruzzo 2006

イタリア:アブルッツォ州:レッビアーノ ダブルッツォDOC
アルコール度:12%
ブドウ品種:トレッビアーノ

ジャスコで、880円で購入。

これはー、ちょっといまいちなワインですね。

全体に力が無くて、やる気を感じないワインです。
最初、バランスがいいかと思いましたが、時間とともにグダグダになってくる印象です。

ラベルはカッコいいんですけどね。
ちなみにカミさんのコメントは・・
このワイン、デイリーワインとしてはいいかもね。
値段は、880円くらい?

値段当てはドンピシャでした。すごい。

確かに悪く無いんですけどね。

グラスに注ぎたては割りとスッキリとしてていけるんですが、グラスに入れた状態で少し時間が経つと、へにゃへにゃになってしまうんですよね。

難しいところです。

飲んでいて気がついたのですが、このワインちょっと全体的な印象が古いワインのイメージなんですよね。
アルコールの印象が前面に出ていいて、フルーティさが少なく、さらに重いイメージがあります。
これは好き嫌いかもしれませんね。

ちなみにこのワインから感じるトレッビアーノらしさは、南国系の果実香にドライな飲み口、さらに後味が炭酸飲料のような感じでしょうか。

2008/05/16

ラ カチャトーラ キュベ・デル・チェンテナリオ(白) NV

ラ カチャトーラ キュベ・デル・チェンテナリオ(白) NV
LA CACCIATORA CUVEE DEL CENTENARIO NV
ラ カチャトーラ キュベ・デル・チェンテナリオ(白) NV ボトル ラベル
イタリア
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・ビアンコ、シャルドネ

リンコスで、845円で購入。

【外観】
やや淡い黄色。
ほんのりグリーンがかっている。
粘性はやや強い。
艶っぽさや輝きはあまり感じられない。

【香り】
シトラス?
白い花?
少しスミレっぽいが、菩提樹って感じかも。
グラスを回すとミントの印象。
かすかにスモーキーさがのぞく。

【味わい】
しっかりした酸味。
シャープな飲み口。
ボディはややふくらみを感じる。
少し炭酸の印象。
余韻は細く長く続くイメージ。
やや苦味がある。

【総評】
ホワイトソースには良く合う。
サラダは千切りキャベツの苦味がバッティングしてちょっとダメ。
カマンベール入りチキンカツは、基本的には合うのですが、カマンベールの苦味がちょっとバッティング。
どうやらこのワインは苦味が軸になっているみたいで、苦味を中和してくれる食事だと良く合います。  
苦味の感じはグレープフルーツのような印象です。
そこにやや炭酸のニュアンスが混ざって、グレープフルーツサワーって感じがしますね。

裏のラベルによると相性の良い料理は、魚料理全般、とりのささ身、寄せ鍋など、だそうです。

苦味と炭酸を含んでいる感じが独特な個性を出していて、ちょっと気になりますが、トータルではOKでしょうか。

2008/05/14

アントワーヌ・シャトレ キュヴェ・シャトレ・ブラン NV(ブラインドテイスティング:外す)

・トレッビアーノ(伊:アブルッツオ州)\880
・シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、グルナッシュブラン、セミヨン、ユニブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル)\840
・ソーヴィニヨン・ブラン、ユニ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル)\525
・グルナッシュブラン60%、ユニブラン20%、クレレット10%、ソーヴィニヨン・ブラン10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\525

の4本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アントワーヌ・シャトレ キュヴェ・シャトレ・ブラン NV ボトル ラベル
【外観】
淡い黄色。
色味は弱く、ほぼグレーの印象。
粘性は中程度で、脚がうっすらと現れる。

【香り】
やや甘いカリンのような香りと、柑橘系の香り。
少しスモーキーな印象。
炭酸を含んでいるようなイメージもある。
ミネラル。
すっきりとした上品な香りの印象。

【味わい】
かなり強烈な酸味。
余韻は短く、ボディもスレンダーな印象。
すっきりしたあと味で、苦味のようなものは無い。
味の主体はほぼ酸味。
アルコール度も低そう。

【判定】
ほとんど色味がなく、グレーな外観はトレッビアーノっぽい。

香りも炭酸のニュアンスやカリンっぽいフルーツ香がトレッビアーノ?って感じだが、シャルドネもやや候補。
ソーヴィニヨン・ブランの可能性を考えて、ヴァラエタルアロマを探るが、これといってハッキリとした特徴はつかめない。

飲み口は強烈な酸味。
最近、こんな強烈な酸味のワインは珍しい。
ボディのふくらみや余韻はほぼ無く、とてもサバサバした飲み口。
この印象もとてもイタリアっぽさを感じる。

グルナッシュブランはちょっとイメージが違うので、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランに関して再度検証。

少しスモーキーさがあって、シャルドネの印象もあるが、確かトレッビアーノもちょっとスモーキーじゃなかったかな?
ソーヴィニヨン・ブランっぽさもあるが、印象としては弱いので、ここは外す。

ファイナルアンサーで、トレッビアーノ
で、ブー

シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、グルナッシュブラン、セミヨン、ユニブランっていうやつでした。

【総評】
アントワーヌ・シャトレ キュヴェ・シャトレ・ブラン NV
Antoine Chatelet Cuvee Chatelet Blanc NV

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、グルナッシュブラン、セミヨン、ユニブラン

ジュピターで、840円で購入。

強烈な酸味はやはりフランスの特徴かな?
イタリアだったらもう少し柔らかいような気がする。

このワインは、とても酸味が強いですが、それでいて落ち着きがあるというか、しっかりとした構成に支えられているというか、安心感のある印象です。

バランスよくスッキリとまとまっているので、単一品種のワインかと思いました。
こんなにブドウ品種が混ざっていてもキレイにまとまるんですね。

酸味がとてもナチュラルなので、料理の幅も広そうですね。

今日の晩御飯は、大根とゴボウとトリつくねの煮物ですが、絶対合わないだろうと思ったら意外とフィットしました。

魚介類のフライには良く合うでしょうね。
魚の香草焼きなんてもの良さそう。

案外、お寿司なんていいかも。
今度試してみたいですね、結構いけそうな気がします。

普通これだけ多くの品種が混ざっていると、あまったブドウをさばくための在庫処理的なイメージがあるのですが、このワインは完成度を高めるために多くの品種を使ってみました、くらいの印象を感じます。

というか、味のセンスがいいんですね。
ラベルもシンプルでカッコいいし。

また買ってみたいワインですが、ネットで調べると500円台で売っていてちょっとびっくり。
今度はもっと安いところで買おうかな。

アロマ ルージュ NV

アロマ ルージュ NV
Aroma Rouge NV
アロマ ルージュ NV ボトル ラベル
輸入ぶどう果汁(チリ産)を日本で製造
アルコール度:10%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
製造:サッポロワイン

デイリーヤマザキで、525円で購入。

【外観】
やや透明感のある外観。
しっかり底が見える程度。
彩度が強く、マゼンタが強い。
粘性はやや強く、脚がしっかりと立つ。
タンニンは溶けきれてなく、雫にタンニンが残る。

【香り】
香りは弱い。
やや還元的な雰囲気のある、ケミカルな印象の強いなめし革。
キャンディっぽい人工的な果実香。

【味わい】
甘い。
ジュースみたい。
ただ、すっきりとはしている。
酸味はやや強い。
渋みはほぼ無い。
ほぼ、ぶどうのカクテル。

【総評】
ワインとしては、いまいちでしょうか。

ただ、飲み物としてはわりといけるので、カクテルっぽい飲み口が嫌いじゃない人にはいいかも。

甘い飲み口なので、料理とは合わせにくいかと思いきや、和食には意外と合いそうです。
砂糖と醤油を使った味付けは割と合うんじゃないかな。

でもこのワインはスナック菓子が一番合いそうですね。

味わいはほぼカクテルで、ちょっとボージョレ・ヌーボーのようなキャンディっぽい香りもあります。
香りはとても弱く、ちょっと水っぽい印象を受けます。

これ、3分の1くらいは発酵してない果汁が混ざってますよね、きっと。

2008/05/12

ヴァンリッシュ(赤)NV(ブラインドテイスティング:当てる)

・メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%(仏:ボルドーAC)\980
・カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー)\880
・シラー、サンソー、グルナッシュ(仏:ヴァン・ド・ターブル)\840
・カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\650
・カベルネ・ソーヴィニヨン(仏原産、日本で瓶詰め)\550

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
ヴァンリッシュ(赤)NV ボトル ラベル
【外観】
濃い外観ながら深い透明感がある。
底がぎりぎり見えるか見えないか、って感じ。
黒っぽい紫で、フチはやや赤みが強い。
粘性はやや強く、脚が長い間残る。
タンニンは溶けきれていない印象で、雫に色素が残る。

【香り】
黒系でも、やや軽い感じのフルーツ香。
香りは全体に弱い。
グラスを回すとなめし革くらいの動物香。
茎をイメージさせるグリーンっぽさもある。
少しだけスパイスを感じる。

【味わい】
ライトボディだが、セックな飲み口。
余韻もとても短く、ボディも薄い感じ。
軽やかにまとまっていて、バランスは良い。
人工的な印象などもなく、すっきりと飲みやすくまとまっている。
酸味はほどほど、タンニンもほどほど。

【判定】
雫に色素が残る感じは、やや安いワインか。
香りの印象も弱く、ヴァン・ド・ターブル、ヴァン・ド・ペイ・ドック、日本瓶詰め、あたりが怪しい。

特徴としては、なめし革くらいの動物香で、やや茎っぽさがある。
香りの構成はボルドーっぽさもあり、メルローっぽさも感じられる。
スパイシーさや、濃縮感のある果実香などは無く、シラーじゃ無いみたい。

飲み口は香りの印象通りのライトボディ。
ここで、カリニャンのヴァン・ド・ペイか、日本瓶詰めのカベルネ・ソーヴィニヨンに絞る。
カリニャンの香りは分からないので、カベルネ・ソーヴィニヨンかどうかが判断ポイントとなる。

なめし革くらいの動物香の印象が強くやや違うような気もするが、かすかなグリーン香が合っているような気もする。
全体的にはとても硬派な、硬く辛いまとまりなので、これはやはりカベルネ・ソーヴィニヨンかな。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

おお、当たると思わなかった。

【総評】
ヴァンリッシュ(赤)NV
Vin Riche Vin Rouge NV

フランス原産:日本で瓶詰め
輸入者:サッポロワイン
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体

リカーランドトップで、550円で購入。

このワインとても軽いですが、すっきりとした辛口でなかなか良いですね。

甘さやフルーティさが控えめなので、料理にも合わせやすそうな感じがします。

と思って、晩御飯の豚肉の肉団子、サラミソーセージ、ビーフジャーキー、チーズのノルベジア、に合わせてみましたが、どれもいまいち。

カレーとかハンバーグには合いそうな気もしますが、ちょっと食べ物とケンカする印象もあるので分かりませんね。

2人で飲むと、すいすいと1本無くってしまうので、コストパフォーマンスは高いと思います。

【カミさんのコメント】
ちょっと水っぽいかな。
悪くないけどね。

2008/05/10

メゾン ガロ グルナッシュ・ノアール 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・グルナッシュ・ノアール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・シラー70%、ピノ・ノアール30%(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1180
・カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

メゾン ガロ グルナッシュ・ノアール 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃いが深い透明感があり、底がギリギリ見えるくらい。
粘性は中程度で、脚が多く現れ、すぐ消える。
色合いは落ち着いたルビー色。
黒っぽさもある。

【香り】
濃縮感のあるフルーツ。
タバコなどの焦げ臭。
重い香りながら、あまり強くは無い。
スパイスの印象もある。

【味わい】
辛口と、ほんのりした甘さが同居している?
先に飲んだモアルーの影響?
酸味は柔らかく、タンニンも優しい。
ボディは中庸で、あと味はかなりの辛口。
果実味と辛口がややチグハグに合わさっているような不思議な感覚。

【判定】
外観からはどれも候補になるが、ボルドーか、シラー&ピノ・ノアールあたりがちょっと怪しい。
香りの印象は、シラー。
でもシラーと思って、メルローというパターンが最近多いので、ボルドーあるいはカルメネールあたりも考える。

でも何となく、複数のブドウが混ざっている印象で、しかもシラーとピノ・ノアールが混ざっているような感じなんですよね。

ファイナルアンサーで、メルロー&ピノ・ノアール
で、ブー

が~ん、グルナッシュ・ノアールでした。

【総評】
メゾン ガロ グルナッシュ・ノアール 2005
Maison Galhaud Grenache 2005

フランス:ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:グルナッシュ・ノアール

リカーランドトップで、1400円で購入。

久しぶりのグルナッシュ単一品種なので、特徴をまとめてみよう。
香りは、シラーっぽい濃縮感のある果実香とムッとする動物のニュアンス、それからスパイシーさ。
ほとんどシラーと同じ印象ですね。

シラーとの違いは飲み口に甘さをあまり感じず、フルーティさが強いのかな?
軽さもあって、ボディもやや平板というか、マッチョな感じではありません。
ブドウ品種としてはやや平凡なのかな、という印象もグルナッシュの特徴でしょうか。

このワインはとても良く出来てますね。
フルーティな辛口で、あと味もキレイです。
ワインだけでも十分美味しく飲める素直なタイプだと思います。

ちなみにこのワイン、ボトルがとても重いです。
ブルゴーニュのグランクリュと同じくらいあります。
手元にある、DRCのロマネ・サン・ヴィヴァンのボトルと遜色ありません。

重さを計ってみると、なんと900グラム!
DRCのボトルよりも重いですね。
ボトルの重さについて

1000円台前半なので、ボトルはもうちょっと軽くてもいいんじゃない?って感じもしますけどね。

フルール ド フォングラーブ ボルドー モワルー 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・ヴィオニエ、ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・セミヨン(仏:ボルドー・モワルー)\1280
・トレッビアーノ(伊:アブルッツオ州)\880 C

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

フルール ド フォングラーブ ボルドー モワルー 2006 ボトル ラベル
【外観】
やや淡い中庸な黄色。
艶っぽさがある。
少しグレーがかっている。
粘性はやや強い。
脚があとから降りてくる。

【香り】
カリンくらいのフルーツ香。
やや甘さを感じる熟した印象のフルーツ香。
少しスモーキーな印象。
フリンティな火打石の香り?

【味わい】
甘い。。。
中甘口くらいの甘さ。
これぞ、モアルーって感じ。
甘いけど、酸味がしっかりしていて、フレッシュさもある。
余韻は短く、軽い。
アルコール度はしっかりありそう。

【判定】
外観と香りの段階ではシャブリをイメージしていたが、飲み口で明らかにモアルー。
どの程度の甘口か分からず混ぜておいたが、結構甘い。
これは迷う事はないですね。

ファイナルアンサーで、ボルドーモアルー
で、ピンポン

甘いワイン、久しぶりです。

【総評】
フルール ド フォングラーブ ボルドー モワルー 2006
FLEUR DE FONGRAVE BORDEAUX MOELLEUX 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドー・モワルーAC
アルコール度:11%
ブドウ品種:セミヨン

ジャスコで、1280円で購入。

甘いワインは久しぶりです。
日頃あまり飲まないのですが、たまに飲むと結構美味しいですね。
何と言うか、素直に幸せな感じがします。
ワインの原点というか、ほっとする感覚がありますね。

ただ、酒飲みの視点からいくと、量が飲めないんですよね、甘いと。
少し飲んで満足するタイプのワインなので、お酒があまり飲めない人には良さそうです。

それにしても、甘口から辛口まである幅の広さもワインの魅力ですね。
改めて感じました。

このワイン、香りはとてもシャルドネっぽいんですよね。
やや煙っぽいフルーツ香。
ちょっと抵抗感があって重い感じですね。
香りには甘い印象はほとんどありません。

それでいて飲み口はすっきりとした甘口。

確かにソーテルヌのような極甘口ではなく、カジュアルなイメージの甘口です。
なので、半甘口なんでしょうね。

酸味がしっかりとしていてフレッシュ感があるので、甘くてもさっぱりとしています。
とても飲みやすくて美味しい、おすすめの甘口ワインです。

2008/05/09

サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ リゼルヴァ 2002(ブラインドテイスティング:外す)

・グルナッシュ・ノアール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・サンジョヴェーゼ(伊:エミリア・ロマーニャ州)\1040
・カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック\650

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ リゼルヴァ 2002 ボトル ラベル
【外観】
深い透明感をもった、やや濃い色合い。
落ち着いた黒っぽい紫。
粘性はやや強く、脚がいつまでも残る。
フチの色素が薄く、タンニンが溶けきれて無いような印象。

【香り】
強いフローラルな香り。
ボルドーっぽい印象だが、スミレでもバラでもなく、ユリのようなやや臭みのある花の香り。
グラスを回すと、動物香が出てくる。
ちょっとワイルドな印象の動物香。
ややカラメルのような印象と、ハーブの香りが少し。

【味わい】
なめらかな口当たりで、酸味がしっかりとしている。
余韻は短く、渋みはあまり無い。
ミディアムボディで、飲みやすく、バランスも良い。
辛口で、甘い印象やフルーティな印象はほとんど無い。

【判定】
少し透明感があり、粘性が強くしっかりとしている外観から、1000円を超えるサンジョヴェーゼ、ボルドーあたりがまず候補になる。
香りはフローラルな印象が強くボルドーっぽいが、花の香り=ボルドーはよく外れるので、注意する。
また花の香りもちょっと野暮ったさと重さがあり、ボルドーの感じでは無いかも。
飲み口は、すっきりとした辛口で、口に残る渋みの感じもメルローっぽさがある。
ただ、やはりボルドーと決めるには印象がやや違うので、他の選択肢も検討。
ちょっとトリ小屋を思わせる動物香は、サンジョヴェーゼの印象。
ただ独特の収斂性をもった酸味や、紹興酒を感じさせるオリエンタルスパイスの印象などが感じられないので、サンジョヴェーゼもちょっと違うかも。
ここは素直にボルドーでいっておくか。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

悔しい、サンジョヴェーゼでした。

【総評】
サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ リゼルヴァ 2002
Sangiovese di Romagna Riserva 2002

生産者:ボッター・カルロ
イタリア:エミリア・ロマーニャ州
アルコール度:13%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

リカーランドトップで、1040円で購入

このワインはとてもフローラルな印象が強いサンジョヴェーゼです。
しかも、スミレやバラのような繊細な香りではなく、ユリのようなどっしりと重い香りがします。
ちょっと動物的なフローラル、とでも言いましょうか。

動物香もややワイルドなタイプで、個人的にはサンジョヴェーゼの特徴と思っている、トリ小屋のような印象があります。

香りは強くて華やかながら、やや野暮ったさがあるタイプです。

それに対して、口当たりはまろやかでスッキリとしていて、すいすいと飲めてしまいます。
バランスが良いので、安心感がありますね。

サンジョヴェーゼは、赤ワインの中でも特に酸味が強いタイプですが、このワインもかなり強く、ネタばれしてみるとやはりサンジョヴェーゼらしい味わいです。

合わせる食事は、ソースがあまり強くない肉料理とかが良さそうですね。

ローストビーフとか合うかな。
肉に合わせると、ワインのフルーティさがぐっと出てきそうですね。

個人的には、サンジョヴェーゼって中華に合うイメージがあるのですが、チャーシューとか、チンジャオロースとか合いそうな気がします。

飲み進むと、フルーティさが少し出てきました。
そのままでも十分美味しく飲めるワインです。

2008/05/07

ブラックタワー クラシック リースリング 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・リースリング(独:ファルツ地方)\1140
・ソーヴィニヨン・ブラン、ユニ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル)\525
・グルナッシュブラン60%、ユニブラン20%、クレレット10%、ソーヴィニヨン・ブラン10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\525

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブラックタワー クラシック リースリング 2006 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色で、輝きがある。
少しグリーンがかっている。
粘性は中程度で、細い脚がいくつも現れてすぐ消える。

【香り】
モモやプラムの香りに、パイナップルのような強いフルーツ香。
ミックスフルーツジュースみたいな香り。
ややグリーンっぽいハーブ香。
フルーツ香が主体で、他の香りはあまりない。

【味わい】
なめらかな口当たりながら酸味が強くフレッシュなあと味。
ボディは中肉中背って感じで、スレンダーでもなければポッチャリでもない。
とても普通な肉付き。
少し、あと味が喉に残る。
余韻はとても短く、さっぱりしている。

【判定】
外観ではどれも候補になるが、輝きがあるので、ちょっと高いワイン、あるいはアルコール度が高いワインか。
香りの印象はフルーツ主体。
特にパイナップルのような南国系のフルーツの香りが気になる。
リースリングのヴァラエタルアロマである、ペトロール香(石油香)はまったく無いので、リースリングは外す。
ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマも感じないので、少し後退。
フルーツ香が南国系のイメージなので、グルナッシュが候補か。
味わいは、かなりの酸味があり、逆にグルナッシュはやや後退。
最近、ヴァラエタルアロマを感じないタイプのソーヴィニヨン・ブランに良く当たるので、その辺が怪しいかも。
しかし、飲んでみても何とも納得がいかないので、もう少し飲んで検討。
飲み口の印象がややリースリングっぽさを感じるが、ペトロール香がしないワインを選んで外す事が多いので、ここは選ばない。
もう一度、ソーヴィニヨン・ブランとグルナッシュで再考するが、どちらかというとソーヴィニヨン・ブランだよな。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ブー

なんと、リースリングでした。

【総評】
ブラックタワー クラシック リースリング 2006
Black Tower Classic Riesling 2006

ドイツ:ファルツ地方:QbA
アルコール度:12%
ブドウ品種:リースリング

リカーランドトップで、1140円で購入。

まろやかですっきりと爽やかな、おいしいリースリングです。
万人受けするタイプですね。

フルーティでほんのり甘い印象が、とても良いバランスでまとまっています。

カジュアルな印象のリースリングは多くありませんが、このワインはとても良くまとまってます。
ドイツワインの特徴の、フレッシュ&フルーティ、がとても良く出ている辛口のクラシックタイプのワインです。

「クラシック」というのはドイツで2000年から導入された、特定の地域の辛口ワインの格付けですが、世界的な辛口ワインブームに置いていかれてる状況に対応するのが目的だったみたいですね。

いままでもいくつかクラシック表示のドイツワインを飲んでみましたが、その中では完成度が一番高い感じです。

ブラックタワーは昔からあるブランドなので、甘口のワインなども良く飲んでいましたが、辛口になっても印象を変えず、とても飲みやすくすっきりと仕上げているところにメーカーの心意気を感じます。

ポテトサラダにはバッチリ合いますね。
今まで飲んできたワインの中で一番ポテトサラダに合うワインかも。
(あまり褒め言葉じゃないか?)

手造りハム屋さんのナチュラルケーゼ(ハーブを混ぜ、グリーンペッパーを散らしたパウンドケーキ風のまろやかなソーセージ)があったので、合わせてみましたが、割といけます。

肉の味よりもハーブの香りが強いせいかもしれませんが、「ドイツつながり」ってのがいいのかもしれません。

ちなみに、今日の晩御飯はオカラの唐揚げ。
オカラの地味な感じが合いません。。。

とてもカジュアルな印象なので、パスタやピザ、サンドイッチなんかには良く合いそうです。
昼間から飲める感じなので、ピクニックに持っていきたいタイプです。

特に生のオニオンと良く合いますね。
ワインがまろやかなので、食べ物はちょっと刺激があるくらいで良さそうです。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/drinkshop/003-0272-040/

2008/05/05

レ グラニティエール ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・グルナッシュ・ノアール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・サンジョヴェーゼ(伊:エミリア・ロマーニャ州)\1040
・メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%(仏:ボルドーAC)\980
・ガメイ、デュラス(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・タルン)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

レ グラニティエール ルージュ 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観。
深い透明感があり、底がギリギリ見える程度。
かなりの赤み、マゼンタっぽい。
若々しさというか品種の色か。

【香り】
イチゴ。
キャンディのような印象。
というか、ボージョレ・ヌーボーのような香り。

【味わい】
柔らかいがやや力の無い印象。
酸味はやや強く、タンニンの渋みはほとんど無い。
すっきりとしていて軽くて飲みやすい。
というかボージョレ・ヌーボーそのもの?

【判定】
外観の極端な赤みで、まずガメイ。
香りの印象はボージョレ。
飲み口は軽くてすっきりとしていて飲みやすいがまさにボージョレ。

ファイナルアンサーで、ガメイ、デュラス
で、ピンポン

スッキリ感の強いボージョレ、って感じでしょうか。

【総評】
レ グラニティエール ルージュ 2006
Les Granitiers Rouge 2006

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・タルン
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ガメイ、デュラス

リカーランドトップで、980円で購入。

香りも味もまさにボージョレって感じですが、随分とすっきりと飲みやすく、ちょっと雰囲気が違います。
いままでに味わった事のない、新しいワインって感じもありますね。
渋みのほとんど無いすっきりとしたスムーズな赤ワインだからでしょうか。

とにかく赤ワインっぽくないですね。
飲み口はロゼのような印象でしょうか。

ガメイらしい、イチゴやキャンディのような印象がありますが、これも品種香というよりは、ボージョレヌーボーでよく使われる、マセラシオン・カルボニック製法で造られているのかな、って感じをうけます。

それにしてもこのワイン、不思議な美味しさがありますね。
ちょっと癖になる味わいです。

いわゆるワインらしさは無いのですが、かといって他の何かに似ている訳でもありません。
カクテルっぽさもなく、ジュースっぽい感じでは無い。
フレッシュでフルーティでドライな飲み口。
すっきり、残らないあと味。

そうそう、このワイン、極端にあと味がすっきりしているので、赤ワインとしては不思議な印象なのでしょうか。

でもやっぱり、ヌーボーっぽさが強いかなぁ。

デュラスは南西地方、ガイヤックの固有品種のようです。
名前は神殿からきているという事で、由緒正しい古来の品種みたいですね。
品種の特徴は「果実味」とありましたが、それだけではよく分かりません。

飲んだ印象としては、ガメイがややまろやかになっているように感じますが、デュラスの影響なのか、造り方なのかはわかりません。

新酒の軽いフルーティなテイストが好きな人にはおすすめです。

シャトー デ ノージャン ブラン 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・ヴィオニエ、ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・リースリング(独:ファルツ地方)\1140
・ソーヴィニヨン・ブラン60%、セミヨン40%(仏:ボルドーAC)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー デ ノージャン ブラン 2006 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色、ややくすんでいてオレンジっぽさを感じる。
粘性は強く、脚が複雑に現れる。
少し輝きがあるが、どちらかというとマットなイメージ。

【香り】
フルーティさが強い。
熟した果実と南国系の印象。
シロップ漬けのようなイメージあり。
甘くて糖度が高いイメージにミントの香り。

【味わい】
まろやか、で穏やか。
酸味がおとなしく、すっきりとしている。
余韻も短い。

【判定】
色合いでは、ヴィオニエ?
ちょっとグレーがかっていて、オレンジっぽい。
香りの印象は南のフルーツややや熟したイメージ。
香りの印象でいうと、シャルドネもボルドーも入る。
飲み口はほんのりボディのふくらみを感じる、ややまろやかな印象。
酸味がとても柔らかいので、シャブリはちょっと違うかな?
ボルドーもソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを感じられないので、違う?
そうなるとやはり最初の印象のヴィオニエか?
でもちょっと軽くてすっきりとした印象がヴィオニエっぽく無い気もするんですよね。
悩んで考え直すと、シャルドネが候補だが、価格帯のイメージが違いすぎる。
厚みが無くて軽い味わいなので、1000円弱がいいところ。
これで1680円したら悲しい。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ
で、ブー

なんとお店でテイスティングしたボルドーでした。
記憶と全然違う。

【総評】
シャトー デ ノージャン ブラン 2006
Chateaux de Naujan 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン60%、セミヨン40%

町田の蔵家さんで、980円で購入。

最近、ボルドーを他の品種と間違える事が良くあります。

ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを感じられない時が多いですね。
最近はヴァラエタルアロマを抑えて、パッションフルーツなどの果実香を引き出すのが流行みたいなので、そいう点では判定基準を複数持つ必要がありそうです。

カシスの芽や、猫のおしっこと言われている、ソーヴィニヨン・ブラン独特のヴァラエタルアロマが感じられない場合は、パッションフルーツやグレープフルーツ、といったフルーツ香が判定基準になりそうです。

特にパッションフルーツはソーヴィニヨン・ブランに顕著に見られるフルーツ香のようです。

また、単品ではない、セミヨンとのブレンドは難しいんですよね。
飲み口にボリューム感が出るのが間違える原因です。
香りもソーヴィニヨン・ブラン単体のものに比べると重みというか複雑性が出てくる感じで、よくシャルドネと間違えるんですよね。

このワインはとてもすっきりとしたフルーツ香があり、飲み口もスムーズで軽やかです。
ベタベタした甘さやジュースっぽさは無く、しっかりとしたワインらしさがあります。

軽いので、食事に合わせてというよりはそのまま美味しいってタイプでしょうか。

【カミさんのコメント】

1300円くらい?
980円だとお買い得だね。

2008/05/04

モランデ ピオネロ ソーヴィニヨン・ブラン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・ヴィオニエ、ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・リースリング(独:ファルツ地方)\1140
・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:クリコ・ヴァレー)\1140
・ソーヴィニヨン・ブラン60%、セミヨン40%(仏:ボルドーAC)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モランデ ピオネロ ソーヴィニヨン・ブラン 2007 ボトル ラベル
【外観】
かなり淡い黄色。
グレーっぽさとグリーンっぽさがある。
粘性はやや強く、脚があとから降りてくる。

【香り】
柑橘系、グレープフルーツ。
スモーキーさを伴ったグリーン香。
茎あるいは種をつぶしたような印象。
ミネラル。

【味わい】
フレッシュでフルーティ。
酸味が強く、甘さもややある。
かなりの酸味であと味に残る。
やや炭酸を含んでいるような印象。

【判定】
淡くてグリーンっぽい外観からは、ソーヴィニヨン・ブランか、リースリングが候補となる。
香りの印象はグレープフルーツとグリーン香が、いかにもソーヴィニヨン・ブランっぽい。

飲み口はやや甘さがあり、新世界ワインの印象もある。
酸味がかなり強い事と、やや甘い口当たり、炭酸を含んでいる印象は、リースリングもちょっと怪しい。
でもペトロール香を感じないので、やはりリースリングはやはり外そう。

ソーヴィニヨン・ブランはチリと、ボルドーがあるが、飲み口はフルーティでジューシィ。
とても新世界っぽさを感じる。

ファイナルアンサーで、チリのソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

とても野性的なソーヴィニヨン・ブランです。

【総評】
モランデ ピオネロ ソーヴィニヨン・ブラン 2007
MORANDE Pionero Sauvignon Blanc 2007

チリ:クリコ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、1140円で購入。

フレッシュで、若々しさを感じるソーヴィニヨン・ブランですが、ちょっと粗野な印象をうけます。
でもそれが特徴になっていて、良いポイントにもなっています。

ソリッドでシンプル、サバサバした印象なので、厚みがあってまろやかな白が好きな人はダメでしょうね。

絞ったレモンのような味わいなので、魚介のフライなんかは良く合いそう。
さっぱりした苦味がグレープフルーツジュースっぽくもあるので、サラダにも合うかもしれません。

クリーンで、良く出来てるワインだと思いますが、このワイン、人によって好き嫌いはありそうですね。

2008/05/03

シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール2003

シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール2003
Chateau Malartic-Lagraviere 2003

シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール2003 ボトル ラベル
フランス:ボルドー地方:グラーブ地区:ペサック・レオニャンAC 特級
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%、カベルネ・フラン10%

町田の蔵家さんで、6080円で購入。

【外観】
深い透明感。
濃いピノ・ノアールくらい。
色味は落ち着いた紫。
粘性は高く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
強いすみれの香り。
とても華やかで深い香り。
フルーツはフレッシュなカシス。
グラスを回すと動物香。
なめし革よりちょっと生っぽい感じ?
とても上品な印象の動物香。

【味わい】
割と酸味が強く、フレッシュ感がある。
口当たりはなめらか。
タンニンはきれいに溶けている。
余韻は長く続く。
それほどボリューム感を感じるタイプでは無いが、深く響く感じ。

【総評】
久しぶりのグランクリュ。
滓はそれほどありませんでしたが、デキャンタージュして飲みました。

グランクリュのクラス感はしっかりありますね。
スミレのような、フローラルで華やかな印象があり、ワインが無くなってもグラスには香りが強く残ります。

ワインとしての力を持っていながら、飲み口はあくまで上品ですっきりまろやか。
それから、あと味にメレンゲのようなまろやかさがあるんですよね。
ボルドーのグランクリュで良く感じるのですが、卵白で清澄してる事が関係あるのでしょうか?

カベルネ・ソーヴィニヨンよりもメルローの比率が高い事もあり、フルーティさを強く感じるタイプです。         
動物香やスパイス、焦げ臭などの複雑な香りもあり、香りに厚みを出しています。

時間とともに飲み口はまろやかになってきますが、あまりにまろやか過ぎて、それはそれではちょっと気になりますね。
フレッシュな印象とまろやかさが、ちょっとアンバランスというか。

とはいえ、とても上品にまとまっている、カジュアルでフルーティなグランクリュです。

ちなみに、今日の晩御飯は焼肉。

塩コショウのみのステーキ肉は良く合いましたが、焼肉のタレをつけたお肉と合わせると、ややワインとケンカします。

このクラスのワインになると、合わせる家庭料理はなかなか難しいですね。

ワインだけで飲んでいると、カジュアルな印象なのですが、料理と合わせると急に存在感を発揮するというか。

かなりスパイシーなビーフジャーキーと合わせても、決して負けないのですが、かみ合いません。

家庭で合わせるなら、やはりチーズでしょうか。
まったくの憶測ですが、ナッティな風味の青カビチーズ、スティルトンなんて合いそうな気がします。

ちょっとビターなチョコレートと合わせてみると、取り込まれてしまって、フルーティさだけが残ります。

組み合わせとしては悪くは無いのですが、もったいないので、お勧め出来ない組み合わせですね。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452051/452061/458264/815591/

※サイトより引用
レオニャンの町のちょうど南東に位置していて、砂利質の土壌が続く高台にある、立地条件のとてもいい葡萄畑。
マラルティックは、1850年以来、同一家族に属していたが(ドメーヌ・シュヴァリエに出てくるリカール家、その後婚姻を通じてマーレイ家に移った)、1990年にシャンパンのメーカーであるローラン=ペリエ家に売られた。
赤にはグラーヴの特徴が顕著に出ていて、重さや肉付きはあまりないが、すっきりした新鮮な風味と、見事な果実味を備えている。60年代のワインの一部にはやせているという難点があったが、それも何年かの間に克服されたようだ。 バックボーンがしっかりしていて見事に熟成する。

2008/05/02

ムルビエドロ(赤)2006(ブラインドテイスティング:外す)

・グルナッシュ・ノアール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・テンプラニーリョ、モナストレル、メルロー(スペイン:バレンシア地方)\880

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ムルビエドロ(赤)2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観。
深い透明感があり、底がぎりぎり見えるくらい。
色味は黒っぽく、赤みも強い。
粘性はやや強く、脚が多く現れる。

【香り】
濃縮感のあるフルーツ香。
カシスあるいはブルーベリー。
スパイス香。
動物的な印象。

【味わい】
軽い口当たりで、フレッシュな飲み口。
酸味がしっかりしていて、タンニンは弱い。
甘さをほとんど感じないセックな味わい。
余韻は短い。

【判定】
外観からはすべてが候補となる。
香りの印象では、フルーティさが強く、グルナッシュが候補か。
テンプラニーリョの、動物的な印象が無いので、メルローかグルナッシュに絞る。
香りの印象は複雑な要素で構成されているので、単一品種では無いイメージ。
飲み口は軽いが、しっかりとした印象がある。
辛口で、タンニンは少ない。
いまだにグルナッシュの印象が固まっていないので、メルローかどうか、という点で検討。
最近のメルローの判定ポイントは、上品な動物香と独特の渋み。
ただ、タンニンがキレイに溶けているなめらかなメルローもあるので、注意する。
フルーティさがあるのもメルローの特徴。
そうなると、やはりこれはメルローかな。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

違いました。テンプラニーリョでした。。。

【総評】
ムルビエドロ(赤)2006
MURVIEDRO VINO TINTO 2006

スペイン:バレンシア地方
アルコール度:13.5%

ボルドーとスペインは近いから、外してもしかたないか、あはははは。

と、ちょっとヤケな感じですが、価格帯の印象としては1000円弱くらいかなって感じでした。
確かに、ボルドーの1390円だとちょっと高い感じでしょうか。

ネタばれしてみて、あらためて飲みなおしてみると、やや全体に造りが軽く、ちょっと新世界ワインのような印象があります。
いわゆるグローバルワインって感じでしょうか。
フルーティさが強く、辛口なのですが、ややジュースっぽさもありますね。

テンプラニーリョの特徴として感じられるのは、深い透明感のある外観と、ややワイルドさのある動物香、それとセックな飲み口でしょうか。

全体に軽いので、上品な動物香と捕らえてしまいましたが、香りの質としてはやはりワイルドさを感じる野性的な動物香です。

あとは何というか、ちょっと薬品っぽいというか、漢方っぽいというか、ちょっと内側にこもるような独特な香りと飲み口。
大分飲み進んでみると、スペインっぽいローカルさが出てきました。
やっぱりちょっと素朴な、野暮ったいような感じがあるんですよね。
古いなめし革のような香りというか。

ちなみにこのワイン、最初の印象はカジュアルで現代的ですが、飲み進むと、やや素朴な印象になってきます。

悪くはないけど、それほどおすすめ、って感じでもないかな。
我が家的にはリピートしないワインでしょうか。

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