2008/05/05

レ グラニティエール ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・グルナッシュ・ノアール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・サンジョヴェーゼ(伊:エミリア・ロマーニャ州)\1040
・メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%(仏:ボルドーAC)\980
・ガメイ、デュラス(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・タルン)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

レ グラニティエール ルージュ 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観。
深い透明感があり、底がギリギリ見える程度。
かなりの赤み、マゼンタっぽい。
若々しさというか品種の色か。

【香り】
イチゴ。
キャンディのような印象。
というか、ボージョレ・ヌーボーのような香り。

【味わい】
柔らかいがやや力の無い印象。
酸味はやや強く、タンニンの渋みはほとんど無い。
すっきりとしていて軽くて飲みやすい。
というかボージョレ・ヌーボーそのもの?

【判定】
外観の極端な赤みで、まずガメイ。
香りの印象はボージョレ。
飲み口は軽くてすっきりとしていて飲みやすいがまさにボージョレ。

ファイナルアンサーで、ガメイ、デュラス
で、ピンポン

スッキリ感の強いボージョレ、って感じでしょうか。

【総評】
レ グラニティエール ルージュ 2006
Les Granitiers Rouge 2006

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・タルン
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ガメイ、デュラス

リカーランドトップで、980円で購入。

香りも味もまさにボージョレって感じですが、随分とすっきりと飲みやすく、ちょっと雰囲気が違います。
いままでに味わった事のない、新しいワインって感じもありますね。
渋みのほとんど無いすっきりとしたスムーズな赤ワインだからでしょうか。

とにかく赤ワインっぽくないですね。
飲み口はロゼのような印象でしょうか。

ガメイらしい、イチゴやキャンディのような印象がありますが、これも品種香というよりは、ボージョレヌーボーでよく使われる、マセラシオン・カルボニック製法で造られているのかな、って感じをうけます。

それにしてもこのワイン、不思議な美味しさがありますね。
ちょっと癖になる味わいです。

いわゆるワインらしさは無いのですが、かといって他の何かに似ている訳でもありません。
カクテルっぽさもなく、ジュースっぽい感じでは無い。
フレッシュでフルーティでドライな飲み口。
すっきり、残らないあと味。

そうそう、このワイン、極端にあと味がすっきりしているので、赤ワインとしては不思議な印象なのでしょうか。

でもやっぱり、ヌーボーっぽさが強いかなぁ。

デュラスは南西地方、ガイヤックの固有品種のようです。
名前は神殿からきているという事で、由緒正しい古来の品種みたいですね。
品種の特徴は「果実味」とありましたが、それだけではよく分かりません。

飲んだ印象としては、ガメイがややまろやかになっているように感じますが、デュラスの影響なのか、造り方なのかはわかりません。

新酒の軽いフルーティなテイストが好きな人にはおすすめです。

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