・リースリング(独:ファルツ地方)\1140
・ソーヴィニヨン・ブラン、ユニ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル)\525
・グルナッシュブラン60%、ユニブラン20%、クレレット10%、ソーヴィニヨン・ブラン10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\525
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
中庸な黄色で、輝きがある。
少しグリーンがかっている。
粘性は中程度で、細い脚がいくつも現れてすぐ消える。
【香り】
モモやプラムの香りに、パイナップルのような強いフルーツ香。
ミックスフルーツジュースみたいな香り。
ややグリーンっぽいハーブ香。
フルーツ香が主体で、他の香りはあまりない。
【味わい】
なめらかな口当たりながら酸味が強くフレッシュなあと味。
ボディは中肉中背って感じで、スレンダーでもなければポッチャリでもない。
とても普通な肉付き。
少し、あと味が喉に残る。
余韻はとても短く、さっぱりしている。
【判定】
外観ではどれも候補になるが、輝きがあるので、ちょっと高いワイン、あるいはアルコール度が高いワインか。
香りの印象はフルーツ主体。
特にパイナップルのような南国系のフルーツの香りが気になる。
リースリングのヴァラエタルアロマである、ペトロール香(石油香)はまったく無いので、リースリングは外す。
ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマも感じないので、少し後退。
フルーツ香が南国系のイメージなので、グルナッシュが候補か。
味わいは、かなりの酸味があり、逆にグルナッシュはやや後退。
最近、ヴァラエタルアロマを感じないタイプのソーヴィニヨン・ブランに良く当たるので、その辺が怪しいかも。
しかし、飲んでみても何とも納得がいかないので、もう少し飲んで検討。
飲み口の印象がややリースリングっぽさを感じるが、ペトロール香がしないワインを選んで外す事が多いので、ここは選ばない。
もう一度、ソーヴィニヨン・ブランとグルナッシュで再考するが、どちらかというとソーヴィニヨン・ブランだよな。
ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ブー
なんと、リースリングでした。
【総評】
ブラックタワー クラシック リースリング 2006
Black Tower Classic Riesling 2006
ドイツ:ファルツ地方:QbA
アルコール度:12%
ブドウ品種:リースリング
リカーランドトップで、1140円で購入。
まろやかですっきりと爽やかな、おいしいリースリングです。
万人受けするタイプですね。
フルーティでほんのり甘い印象が、とても良いバランスでまとまっています。
カジュアルな印象のリースリングは多くありませんが、このワインはとても良くまとまってます。
ドイツワインの特徴の、フレッシュ&フルーティ、がとても良く出ている辛口のクラシックタイプのワインです。
「クラシック」というのはドイツで2000年から導入された、特定の地域の辛口ワインの格付けですが、世界的な辛口ワインブームに置いていかれてる状況に対応するのが目的だったみたいですね。
いままでもいくつかクラシック表示のドイツワインを飲んでみましたが、その中では完成度が一番高い感じです。
ブラックタワーは昔からあるブランドなので、甘口のワインなども良く飲んでいましたが、辛口になっても印象を変えず、とても飲みやすくすっきりと仕上げているところにメーカーの心意気を感じます。
ポテトサラダにはバッチリ合いますね。
今まで飲んできたワインの中で一番ポテトサラダに合うワインかも。
(あまり褒め言葉じゃないか?)
手造りハム屋さんのナチュラルケーゼ(ハーブを混ぜ、グリーンペッパーを散らしたパウンドケーキ風のまろやかなソーセージ)があったので、合わせてみましたが、割といけます。
肉の味よりもハーブの香りが強いせいかもしれませんが、「ドイツつながり」ってのがいいのかもしれません。
ちなみに、今日の晩御飯はオカラの唐揚げ。
オカラの地味な感じが合いません。。。
とてもカジュアルな印象なので、パスタやピザ、サンドイッチなんかには良く合いそうです。
昼間から飲める感じなので、ピクニックに持っていきたいタイプです。
特に生のオニオンと良く合いますね。
ワインがまろやかなので、食べ物はちょっと刺激があるくらいで良さそうです。
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http://item.rakuten.co.jp/drinkshop/003-0272-040/
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