2008/05/24

ヴィーニュ・デ・ポール ヴァルモン ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー)\880 C
・シラー、サンソー、グルナッシュ(仏:ヴァン・ド・ターブル)\840
・カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\650

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィーニュ・デ・ポール ヴァルモン ルージュ 2006 ボトル ラベル
【外観】
深い透明感のある、濃い外観。
色は黒っぽい紫で、やや落ち着いている。
粘性はわりとあり、脚が多く現れる。

【香り】
濃縮感のあるジャムのような果実香。
やや野性的な動物香。
官能的で生っぽい印象。

【味わい】
ミディアムボディで、セックな味わい。
甘い印象はほとんど無い。
酸味は柔らかいが苦味がやや強い。
余韻は5~6秒くらい。

【判定】
外観ではどれも候補になる。
香りはやや野性的な、荒削りな動物香が主体。
洗練された感じはなく、動物的な印象を感じる。
味わいは、かなりのセック。
甘い印象が無いので、シラーが外れる。
チリもやや怪しい。
ボルドーの印象は無いので、カリニャンか。
ただ、カリニャンと言われても良く分からないので、もう少し検討。
ちょっと野性的な動物香がフランスっぽくなく、でも味わいはフランスぽい。
カルメネールかカリニャンかの二つに絞るが、香りの印象と味わいの印象どちらをとるか。

ファイナルアンサーで、カルメネール
で、ブー

カリニャンでした。

【総評】
ヴィーニュ・デ・ポール ヴァルモン ルージュ 2006
VIGNES DE PAUL VALMONT ROUGE 2006

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%

テスコエクスプレスで、650円で購入。

カルメネールはスパイシーなメルロー、って感じなので、確かに違いますね。
さらにこのセックで、やや荒っぽい辛口はチリではないですねー。

カリニャンの特徴はコクがあり、タンニンが強く、渋い、らしいです。
この独特な強い渋みがカリニャンなのかもしれません。

やや地味な印象で、ちょっと真面目過ぎるイメージがありますが、バランスは良く、とてもコストパフォーマンスが高いと思います。

ブラインドテイスティングを間違えた原因のひとつは、1000円前後の力強さを感じた事ですね。

辛口で食事に良く合うので、デイリーワインとしては上出来でしょうか。

※カミさんのコメント
やや地味な感じがするけど、バランスはいいね。
1200円くらい?
え?650円は安い。お買い得。
ちょっと甘いのが気になるけどね。


えー、私は甘い印象がほとんど無いと思っていたのですが、辛口好きなカミさんはちょっと甘いと感じていたようです。

ホントに味の感じ方は人によって全然違いますね。
難しいものです。

飲み進むと、フルーティでジューシーなイメージが出てきます。

いろいろと表情が変わるので、安いワインですが、楽しめるワインだと思います。

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