・カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー)\880
・シラー、サンソー、グルナッシュ(仏:ヴァン・ド・ターブル)\840
・カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック\650
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
透明感のある外観。
明るいルビー色。
グラスの底までハッキリ見える程度。
色味は落ち着いていて、やや黒っぽい紫。
粘性は弱くサラッとしているが、脚はしっかりと立つ。
【香り】
強いなめし革の香り。
張りのある感じで、ちょっとケミカルな印象。
ブラックチェリーくらいの果実香。
枯れたバラの印象。
【味わい】
セックで、ライト。
酸味がしっかりとしていて、タンニンは溶けている印象。
甘い印象はほとんど無い。
余韻は印象的に残るが、基本的には短い。
やや塩味を感じる。
【判定】
かなり明るい外観で、普通に考えるとピノ・ノアールやガメイくらい。
でもどちらも無いので、ヴァン・ド・ターブルか、ヴァン・ド・ペイが候補。
香りは印象的ななめし革の香り。
これもピノ・ノアールっぽい。
複雑に香りが重なっているので、いくつか品種が混ざっている印象。
やや枯れたバラのような印象もあり、ますますピノ・ノアールっぽい。
味わいはライトでセック。
甘い印象が無いので、シラーは外す。
そうなると、カリニャンのヴァン・ド・ペイが一番怪しい。
カリニャンの特徴は全然つかんでいないので、価格帯の印象と消去法で決まりだな。
ファイナルアンサーで、カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%
で、ブー!
なんと、ボルドー・・・ とほほ・・・
【総評】
シャトー デ ノージャン ルージュ 2006
Chateaux de Naujan Rouge 2006
フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%
町田の蔵家さんで、980円で購入。
そうそう、大事な事をすっかり忘れてました。
メルローはたまにピノ・ノアールと間違える事がありますね。
このワインは、まさにピノ・ノアールっぽいメルローです。
ちょっと古いタイプの味わいで、いまどきのワインのフルーティさやカジュアルさはありません。
すっきりとしていて飲みやすいのですが、セックで少しゴシックなイメージ?
昔のヨーロッパの映画のような感じとでも言いましょうか。
レンガ造りの建物をイメージさせます。
ちょっとクラシックで、なんだか「男のワイン」ってイメージです。
ワイン自体は良く出来ているので、安心して飲める、落ち着けるワインですね。
軽くて食事が無くても飲めるタイプなので、夜、映画とか見ながら飲むと雰囲気が出そうです。
軽いのでちょっと冷えているくらいの方が美味しいかな。
今日の晩御飯がカレーだったので、無謀にも合わせてみました。
すると、これが意外といける。
ライトボディでワインがあまり主張しないので、破綻が無く、ワインのフルーティさが少し顔をだして、スッキリとまとまります。
口の中を爽やかにしてくれる感じですね。
案外、食事との相性の幅の広いワインかもしれません。
香りも落ち着いているので、家庭料理に合わせやすそうですね。
試しにビーフジャーキーと合わせると、お互いお構いなしって感じで絡みません。
というか、ワインの苦味がやや強調されるかな。
ピスタチオも苦味がケンカします。
マカロニサラダもダメですね。
当たり前か。
冷蔵庫にあったチーズと合わせてみても、いまいちしっくりこない。
このワイン、強いなめし革の香りがありますが、カレーはその香りを隠してしまうので合うんでしょうね。
となると前言撤回で、家庭の食事に合わせるのは難しそうです。
合わせるとしたら、香りの強い肉料理がいいでしょうね。
ともあれ、カミさんと二人であっという間に1本空いてしまいました。
■裏のラベルより引用
14世紀初頭よりノージャン家に受け継がれてきた歴史のあるシャトー、サンテミリオンに程近いアントル・ドゥ・メールはSt.-Vincent de Pertignasに位置します。
45haの畑は大変良く手入れされており、醸造設備は1999年に新設された最新のもの。
ワインは、紫がかったルビー色、木いちごのような赤味果実の香りとピーマン、シナモン、新革やミントの香りが繊細に溶け合っています。
酸とタンニンのバランスは非常に良く、果実味の豊かさが特徴のボルドーワインです。
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