2008/02/29

ネブリナ シャルドネ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(ヴァン・ド・ペイ・ドック)\580
・シャルドネ(チリ)\525
・ユニ・ブラン、シュナン・ブランなど(フランス:ヴァン・ド・ターブル)\525
・カルロ・ロッシ(カリフォルニア)\468

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ネブリナ シャルドネ 2007 ボトル ラベル
【外観】
淡い黄色で、ほんのりグリーンがかっている。
小さな気泡が多く見受けられる。
粘性は中程度

【香り】
ミネラル。
ややシャブリっぽい発酵香(いまだにこの表現が分からない)。
やや重さを感じる、柑橘系のフルーツ香。
少しヴァニラ?

【味わい】
かなりしっかりした酸味。
シャープだが、ややキレの悪い後味。
ボディのふくらみはあまり感じないがややぽっちゃりしてる。
余韻は少し続く、5~7秒くらい?
苦味を感じる。
やや甘い感じはあるが、基本的にセック。

【判定】
外観では淡くややグリーンがかっているのが特徴。
さらに小さな気泡が多く見られる。
最近はシャルドネでも気泡の見られるワインが多いので、ヴァン・ド・ペイのシャルドネなどはかなり怪しい。
香りのイメージは、シャルドネっぽい印象もある。
ただ、ミネラルや発酵由来の香りは品種を特定できないので、シャブリっぽさを感じてもそれは決め手にならない。
味わいはかなり酸味が強い。
シャルドネだとしても、南の印象ではない。
もちろんチリでもない。
そうなると、カルロ・ロッシか、ユニ・ブラン、シュナン・ブランだが、どれも決め手にかける。
ただ、ワイン自体には力を感じるので、シャルドネの線でもう一度香りと味を探ってみる。
やや重いフルーツ香の印象やほんのりスモーキーな印象もシャルドネっぽい。
飲み口は酸味がしっかりとしていて甘さが抑えられているので、フランスのヴァン・ド・ペイのシャルドネがやはり怪しいか。
と、そこで、時間とともにソーヴィニヨン・ブランのようなスモーキーな印象が強くなる。
やはりこれは単一品種のワインじゃないぞ、きっと。
そうなると力強さではカルロ・ロッシでは無いだろう。

ファイナルアンサーで、ユニ・ブラン、シュナン・ブラン
で、ブー

なんと、チリのシャルドネでした。

【総評】
ネブリナ シャルドネ 2007
neblina CHARDONNAY 2007

チリ:セントラルバレー地方
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

テスコエキスプレスで、特売2本1050円、1本525円で購入。

■裏のラベルのコメント
トロピカルフルーツやシトラスのような活き活きとした果実味と、バターのニュアンスが感じられる、フレッシュで柔らかな口当たりのワインです。


■チリワイン ショップ ユヤイさんのコメント
http://www.yuyay.jp/SHOP/CSR-1018.html
薄い黄色。トロピカルフルーツ。切れの良い飲み心地。

ユヤイさんのページによると、「樽熟成をまったくさせない、完全バラエタルシリーズとして、品種の個性を引き出すというコンセプト。」だそうです。
裏ラベルのバターや、私の感じたヴァニラはいったいどこから来てるのでしょうか。
というか、改めて嗅ぐとやっぱりこれは樽由来の香りは無いですねー。

いわゆるシャブリっぽさを感じたのはそういった理由でしょうね。

ちなみにユヤイさんのテイスティングノートでは「切れの良い」となっていますが、ワインエキスパート試験でこのワインが出たら、明らかに「切れの良い」を選ばなくてはならないワインだと思います。
最初にキレが悪い、と感じたのはやはり苦味とスモーキーな印象が強かったからですね。
それからやや温度が上がってくるとやはり切れの悪い、重さを感じるようになります。

しかし面白いもので、シャルドネと分かったとたんにいろいろな要素を感じるようになります。

こういったシャープで切れのいい感じのシャルドネは良く外します。
一昨年、二次試験で落ちたときのシャルドネもそうだったんですよね。
リースリングって答えてしまいました。
なので、菩提樹の花、とかありえない項目を選択してしまいました。

ちなみにこのワイン、我が家的にはいまいちかな~。

2008/02/28

カステル ヴュー パープ 赤 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

・ボバル、シラーズ(スペイン:バレンシア)\768
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ)\525
・カリニャン、グルナッシュなど(フランス:ヴァン・ド・ターブル)\525

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カステル ヴュー パープ 赤 NV ボトル ラベル
【外観】
透明感のある濃い紫。
底が見える程度の透明感。
色味は黒っぽさがあり落ち着いた色調。
粘度は中程度。

【香り】
最初にイースト香。
ややヴェジェタルな印象。
少しなめし革っぽさもある。
ユーカリオイルのような揮発性のある印象。
フルーツは黒系の果実。
ブラックチェリーくらいか。
香りは全体的に弱い。

【味わい】
なめらかで、おだやかなのみ口。
やや甘さが残る。
酸味も穏やか、タンニンも少なめ。
やや、ワインになりきれてないような、少しジュースっぽさを感じる。
余韻は短い。

【判定】
外観はやや透明感が強いので、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは恐らく無い。
香りの印象は逆に、カベルネっぽい、グリーン系やヴェジェタルな印象を受ける。
シラーっぽさは無いので、多分スペインではない。
そうなるとチリのカベルネ・ソーヴィニヨンか、フランスのヴァン・ド・ターブル。
でも外観からは明らかにチリカベでは無いので、残るはフランスか。

ファイナルアンサーで、カリニャン、グルナッシュ
で、ピンポン

消去法で当たりましたが、グルナッシュの特徴は全然つかんでいません。

【総評】
カステル ヴュー パープ NV
Vieux Papes Rouge NV

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:12%
ブドウ品種:カリニャン、グルナッシュなど

テスコエクスプレスで、特売2本1050円で購入、1本525円。

ちょっと甘いかなー。

香りは少しグリーン系のハーブっぽい感じが特徴的でしょうか。
ローズマリーのような感じかな?
香りは弱めですが、複雑で楽しめます。

デイリーワインとしてはとてもバランス良くまとまっていると思いますが、少しワインらしさが無いんですよね。
カクテルとかジュースのような印象を受けてしまいます。

セパージュの割合とかも分からないので、このワインでカリニャンやグルナッシュの特徴を感じようとしてもダメでしょうね。

我が家的にはあまり評価の良くないタイプですねぇ。

2008/02/26

テッラ・ノストラ トレビアーノ・ダブルッツォ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・トレッビアーノ(伊:アブルッツォ)\780
・シャルドネ(ヴァン・ド・ペイ・ドック)\580
・フレンチ・コロンバール(カリフォルニア)\468

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

テッラ・ノストラ トレビアーノ・ダブルッツォ 2006 ボトル ラベル
【外観】
かなり淡い黄色で、ほんのりグリーン。
グレーがかっていて少し暗さを感じる色合い。
艶や輝きがある。
粘性は強く、脚が長い間残る。
小さな気泡あり。

【香り】
モモやアプリコットのようなフルーツ香。
炭酸の印象あり。
シロップ漬けのような甘さを感じる。
香りは全体的に弱く、上品な印象。
二回くしゃみをすると、感じなくなる。

【味わい】
苦味を強く感じる味わい。
酸味も強い。
フレッシュ感はあるが、やや苦味がまさっていてシャープな印象は無い。
ふくらみは無く、平板なボディ。
余韻は短く、苦味が残るのでキレは良くない。

【判定】
外観はかなり淡い色調なので、シャルドネはちょっと違うかも。
香りは弱く、しかも鼻もあまり利かないので、何とも言えないが、シャルドネのようでは無い。
カルロ・ロッシかイタリアになるが、モモやアプリコットの香り、酸味の強さなどはイタリアっぽい。
フレンチ・コロンバールは、独特のアルコール感が感じられるか、というポイントが判断の基準となるが、それっぽさはあまり感じない。
どちらかというとアルコール度低めの、スッキリとしたイタリアのイメージ。

ファイナルアンサーで、トレッビアーノ
で、ピンポン

おおまかにイタリアっぽい、ってのもどうなんだろう?

【総評】
テッラ・ノストラ トレビアーノ・ダブルッツォ 2006
TERRA NOSTRA TREBBIANO D'ABRUZZO 2006

イタリア:アブルッツォ州:トレビアーノ・ダブルッツォDOC
アルコール度:12%
ブドウ品種:トレッビアーノ

ジャスコで、780円で購入。

香りは弱めながらも、上品な印象を受けますが、飲み口は重くてキレの悪い印象です。
華やかさやフルーティさも弱いので、とても地味な飲み口に感じます。
軽いので飲んでしまいますが、特に特徴や印象が残らないタイプのワインですね。

ちなみにカミさんに価格を聞いたら、780円をずばり当ててしまいました。
良くも悪くも、780円って感じなんでしょうか。

トレッビアーノも何度も飲んでいますが、明確な特徴がつかみきれていません。

飲んだ印象としては何となく分かるような気もしますが、明確な言葉になっていないんですよね。
モモの香り、しっかりした酸味、主張のある苦味。
今回はこんな感じでしょうかね。

2008/02/24

バラホンダ モナステル 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・シラー、マルベック(アルゼンチン)\1974
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1943
・モナステル(スペイン:イエクラ地方)\1050
・サンジョヴェーゼ・メルロー(伊:エミリア・ロマーニャ)\780 C

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

バラホンダ モナステル 2005 ボトル ラベル
【外観】
暗く落ち着いた紫。
深い透明感があり、底がなんとか見える程度。
粘性は中程度。
脚が多く現れるがすぐに消える。

【香り】
花粉症がひどくなり、ほどんと感じない。

【味わい】
やや甘さを感じる。
タンニンは割と強く、収斂性がある。
アルコール度が強く、余韻も長くのこる。

【判定】
花粉症がひどく、香りが全然分からないので、外観と味わいだけで決める。
そんなのありか?
色合いからピノ・ノアールが外れる。
サンジョヴェーゼも違うような気がする。
シラー・マルベックか、飲んだ記憶の無い、モナステル。
アルゼンチンかスペインか、でもある。
この甘さを感じる飲み口はシラーっぽい。
香りを感じないので決め手となるスパイシーさは分からない。
あとは価格で倍違うところをどう判断するか。
香りが分からないと価格の判断も出来ませんが、飲み口や外観の印象ではちょっと高そうな感じがしますね。
と、なるとシラー・マルベック?
でもこの透明感が違うような気がする。
いきなり、方向転換して、メルローの混ざったサンジョヴェーゼって可能性もありそう。
透明感と甘い印象はイタリアって感じもちょっとします。

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ・メルロー
で、ブー

全然検討違いの、モナステルでした。

【総評】
バラホンダ モナステル 2005
BARAHONDA MONASTRELL 2005

スペイン:イエクラ地方:イエクラDO
アルコール度:不明
ブドウ品種:モナストレル

レシピ町田で、1050円で購入。

モナストレルは、フランスではムール・ヴェードル、オーストラリアやアメリカではマタロと呼ばれる品種ですね。

ちょっと香りを感じるようになってきたら、生肉系の動物香がします。
鼻の状態がとても悪いので、判断はなかなか難しいですが、そんなに悪く無いような気がしますね。
でもちょっと、まとまりが荒々しい感じも受けます。

体調が悪くよく分からないので、また飲む機会があったらレポートします。

2008/02/23

サイクルズ グラディエーター シャルドネ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン62%、セミヨン38%(ボルドー)\2310
・甲州(グレイスワイン)\1690
・シャルドネ(アメリカ)\1599

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サイクルズ グラディエーター シャルドネ 2005 ボトル ラベル
【外観】
やや濃い色調。
輝きがあって艶がある。
粘性は強く脚がゆっくりと降りてくる。
やや炭酸を含んでいるようで、小さな気泡が少し見られる。

【香り】
厚みのある強いフルーツ香。
やや熟した果実と柑橘系の香り。
少し重い、抜けていかない、フレッシュではないフルーツ香。
バター。
蜜のような印象。
甘い香り。

【味わい】
なめらかですっきりしている。
アルコール度は高く、ボディはグラマー。
少し甘さを感じるが、アルコール度が高い事による甘さではないか。

【判定】
まず色が濃いところで、甲州は消える。
シャルドネとボルドーの一騎打ちだが、香り、味わいすべてにおいてシャルドネらしさがプンプン。
ちょっと抵抗感のある抜けていかない熟した感じのフルーツ香。
バターの香りはボルドーでもよく感じられる事があるので、そこはやや決定打にはならない。
口当たりの、陽気で、広がりがあって、グラマラスな印象もシャルドネそのもの。

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン

ちょっと甘いかなー、このシャルドネ

【総評】
サイクルズ グラディエーター シャルドネ 2005
Cycles Gladiator CHARDONNAY 2005

アメリカ:カリフォルニア州:セントラルコースト
アルコール度:13.5%

ル ヴァン ヴィヴァンで、1599円で購入。

いいとこも、いまいちなところもありますね。

まろやかで、クリーミーな部分はいいのですが、スッキリ感とかクリーンさが無いところがいまいちかな。

後味もやや苦味と重さがあって、キレの無い印象もいまいち。

ただ、標準のレベルは超えているので、あとは好みの問題でしょうか。

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なんというコストパフォーマンス!
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ギュリヴェール 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・シラー、マルベック(アルゼンチン)\1974
・メルロ40%、カベルネ・ソーヴィニョン30%、カベルネ・フラン30%(ボルドー)\1580
・サンジョヴェーゼ・メルロー(伊:エミリア・ロマーニャ)\780
・ボバル、シラーズ(スペイン:バレンシア)\768

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ギュリヴェール 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃い紫。
やや黒っぽく、フチは赤みが強い。
深い透明感があるが、底は見えないくらいの濃さ。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
イースト香。
やや濃縮感のあるフルーツ香。
なめし革のようなややケミカルな張りのある動物香。
ミネラルっぽくもある。
華やかさはなく、やや重い印象。

【味わい】
セックで硬い飲みくち。
タンニンも強く、酸味も効いている。
甘さをほとんど感じない、ドライな印象。
余韻は割りと長く続く。

【判定】
外観と香りの印象では、ややシラーが優勢。
逆に飲んだ印象だと、ほとんど甘さが無く、シラーでは無さそうだ。
動物香とドライな口当たりではサンジョヴェーゼも候補だが、ワイン自体に力強さがあって、しっくり来ない。
ボルドーは香りの印象が違うのと、飲み口もイメージが違う。
飲めば飲むほど分からなくなる。
価格帯のイメージで決めるか。

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ブー

な、なんとボルドーでした。

【総評】
ギュリヴェール 2005
Gulliver 2005

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロ40%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン30%

リカーランドトップで、1580円で購入。

確かに、このドライで硬派な、媚びていない飲み口はフランスそのものでした。

しかも、この甘さをほとんど感じないという点で、シラーはやはり外すべきでしたね。
ボルドーに対して華やかさを基準に考えている節があるので、そこは反省点です。

カベルネ・フランの比率が高いところも判定を迷わせたポイントだったかもしれません。
ちょっと陰気臭くて、重い、哲学的なイメージがカベルネ・フランにはあります。(あくまで個人的な感想です)

価格的には1000円以下を想定したのですが、あらためて飲むと1000円以下の味わいではありません。
力強く、ポリシーを感じます。
ただ口当たりがそっけなくやや荒々しいので、何か食事と合わせる必要がありそうです。

今日の晩御飯は鶏の味噌焼き。
和風のグリル料理ですが、割とあってました。

押しが強いワインではないので、チキンのグリルくらいがちょうどいい感じかな。

ビーフジャーキーはちょっと喧嘩する感じです。
ワインがとても弱くなります。

ただ、このワイン、食事の許容範囲が広いですね。
食べ物が入ると、フレッシュ感も出てきます。

隠れていたフルーツがふっと顔を出す感じです。

牛肉の料理だと、ワインがフレッシュでフルーティな印象になるでしょうね。

ピスタチオは渋皮の苦さが強調されて合いません。
リダーチーズは、チーズが負るものの、相性はそんなに悪くありません。

このワインは、いろいろな料理を優しく包み込むような懐の深さを感じます。

まあ、欠点を言うと、ちょっとクリーンさが無いところが気になるんですよね。
少し重くてべたっとした感じ。

香りも少し重く、ケミカルな要素もあって、ちょっマイナーな印象を感じてしまいます。

それから、グラスに色素が残りやすいのもちょっと安っぽい感じがしますね。

まあ、あれこれ悪口も書いてしまいましたが、トータルでは美味しい方かな?

■楽天ショップへのリンク
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※サイトより引用
「パリの高級レストランでも通用するハウスワイン」としてキュヴリエ家が造らせたACボルドー「ギュリヴェール」。プルミエ・コート・ド・ブライエ 100%の葡萄を格下ACボルドーでリリースする1本。オーナー自らとポワフェレのエノロジストが試飲を重ねて造るネゴススタイル。ラベルもレオヴィル・ポワフェレと同じイエロー、同家の紋章を冠したデザイン。

2008/02/20

エストリーニャ(赤)NV

エストリーニャ(赤)NV
estrelina TINTO NV

エストリーニャ(赤)NV ボトル ラベル
スペイン:ガリシア地方
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガルナッチャ、カイニョ

TESCO Expressで、525円(よりどり2本、1050円)で購入。

【外観】
明るいルビー色。
透明度が高く、底まではっきり見える。
赤みの強い紫で、少し黒っぽい色合い。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
イチゴジャムの香り。
わずかにフローラル。
わずかになめし革っぽい動物香。
ちょっとケミカル。
というかわりとケミカル。
グリーンっぽさを感じるフローラル香のようでもある。
いろいろな要素はあるが、香りは全体的に弱く、やや人工的な印象がある。

【味わい】
酸味がしっかりとしている、さっぱりとした飲み口。
余韻はほぼ無し。
切れはよく、後味はキレイに消える。
タンニンはわずか。
もともとタンニンの少ない品種のように感じる。

【総評】
ちょっと人工的な香りと味わいが気になります。
ややケミカルな印象も強いですね。

そのまま飲んでいるときはそうでもないんですが、食べ物と合わせると急に人工的な印象が強くなります。

スナック菓子と一緒だとそんなに気にならないのかもしれません。

ワインというよりも、ワイン風アルコール飲料のような感じを受けてしまいますね。
我が家的には、いまいちです。

【カミさんのコメント】
可も無く、不可もなく。

2008/02/17

ウインズ クナワラ エステート リースリング 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン62%、セミヨン38%(ボルドー)\2310
・リースリング(豪:南オーストラリア:クナワラ)\1848
・シャルドネ(アメリカ)1599

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ウインズ クナワラ エステート リースリング 2005 ボトル ラベル
【外観】
中庸からやや淡い黄色。
艶あり。
少し粘性は強めで、とろりとした印象。

【香り】
柑橘系のフルーツ。
鉱物質な香り。
ペトロール香。

【味わい】
甘さを感じるのみ口。
中辛口って感じ?
シャープで切れがあり、酸味が強くすっきりとしている。
やや炭酸を含んでいるような印象も受ける。

【判定】
外観ではすべてが候補だが、やや淡い方なので、リースリングが優勢。
香りは明らかなペトロール香。
待ってました、って感じですね。
このリースリングが入っていたので、シャルドネと間違ってしまいましたが、やはりリースリングはペトロール香を最重要ポイントにしなくては。
でも、まだ可能性としてソーヴィニヨン・ブランって事も無いわけではないので、慎重にいく。
味わいは、甘さを感じるやや発泡した飲み口。
ドイツっぽい。
酸味もしっかりと効いている。
これだけ条件が揃えば間違いないだろう。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ピンポン

逆にドイツが混ざっていたら間違ったかも。

【総評】
ウインズ クナワラ エステート リースリング 2005
WYNNS COONAWARRA ESTATE RIESLING 2005

オーストラリア:南オーストラリア州:クナワラ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:リースリング

レシピ町田で、1848円で購入。

香りのペトロール香がとても主張が強いので、ややバランスが崩れるかと思ったが、そうでもなく、きりっとすっきりした飲み口でバランスよくまとまっている。

ただ、2000円近い価格を考えると、やや高いかなー、って感じがしますね。

【カミさんのコメント】
ちょっと飽きてくる。

ジョルジュ デュブッフ ムーラン・ナ・ヴァン 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・ガメイ(ムーラン・ナ・ヴァン)\2100
・シラー、マルベック(アルゼンチン)\1974
・メルロ40%、カベルネ・ソーヴィニョン30%、カベルネ・フラン30%(ボルドー)\1580

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジョルジュ デュブッフ ムーラン・ナ・ヴァン 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調。
深い透明感。
グラスの底がぎりぎり見えないくらい。
色味はやや黒っぽさが強い。
粘性は中庸で、脚が残るタイプ。

【香り】
キャンディのような甘いフルーツ香。
ドライフルーツ。
ほんのりなめし革。

【味わい】
フレッシュで酸味が強い味わい。
タンニンと酸味ががしっかりしている。
ボディは厚みが無いが、深みのある味わい。
余韻は短い。

【判定】
色は濃いので、ガメイ以外か。
香りはキャンディ?
ドライフルーツ?
ガメイ以外ではあまり感じない要素。
味わいはタンニンと酸味が強い、セックで収斂性がある。
シラー、マルベックもちょっと考えたが明らかに違う。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ピンポン

ガメイとしては、とても濃い色合いです。

【総評】
ジョルジュ デュブッフ ムーラン・ナ・ヴァン 2005
GEORGES DUBOEUF MOULIN-A-VENT 2005

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ムーラン・ナ・ヴァンAC
アルコール度:13%

リカーランドトップで、2100円で購入。

香りは、キャンディやイチゴ、ドライフルーツのガメイらしい要素と、ちょっとピノ・ノールっぽい、なめし革のような動物香の印象があります。
ガメイとしてはかなり濃縮感が強い分、デュブッフのワインでよく感じる、クリーンさや透明感、クールな印象がありません。
ただ、完成度は高く、ガメイでしか出ない独特な味わいがありますね。

フローラルな印象もあって、華やかさを感じます。

合う料理は何でしょうね。
繊細な印象があるので、あまり濃い料理は合わなさそうです。
トマトソースとか野菜のグリルみたいなものが合いそうな感じです。

一晩立つと、濃厚なジャムとチョコレートのような香りになっていました。
とても力強いワインですね。

ヴィラソピタ オルヴィエート クラシコ 2004(ブラインドテイスティング:当てる)

・リースリング(豪:南オーストラリア:クナワラ)\1848
・シャルドネ(アメリカ)1599
・トレッビアーノ主体(オルヴィエート・クラッシコ)\788

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

ヴィラソピタ オルヴィエート クラシコ 2004 ボトル ラベル
【外観】
中庸からやや濃い黄色。
少しオレンジがかっている。
粘性は少なく、さらっとしているが、やや脚が残る印象もある。

【香り】
梨、モモくらいのフルーツ香が主体。
ミントのようなハーブ香。
やや樽のニュアンス。
グラスを回すと少し甘い蜜のような印象。

【味わい】
軽くて、薄くて、すぐ消える。
ドライですっきりとしているが、とても頼りない飲み口。
エグミのある酸の印象もある。

【判定】
全体的な印象は低価格のボルドーの白。
しかもやや古いタイプでスッキリ感があまり無いタイプ。
香りの第一印象はイタリア。
よくあるモモの香り。
飲み口は、かなりボディがスレンダーで厚みがほとんどない、タイプ。
シャルドネは外れる。
イタリアとリースリングが候補として残るが、ペトロール香がしない限りリースリングは選ばないと心に決めたので、残るはイタリア。

ファイナルアンサーで、トレッビアーノ
で、ピンポン

消去法での正解なので、トレッビアーノの特徴をつかんでいる訳ではないですね。

【総評】
ヴィラソピタ オルヴィエート クラシコ 2004
VILLA SOPITA ORIVIETO CLASSICO 2004

イタリア:ウンブリア州:オルヴィエートDOC
アルコール度:12%
ブドウ品種:プロカニコ(トレッビアーノ・トスカーノ)主体

リカーランドトップで、788円で購入。

トレッビアーノはイタリア各州によって呼び方が違っていますが、特徴も大分違うみたいです。
フランスでは、ローヌでユニ・ブラン、コニャックでサンテミリオンとも呼ばれてますね。

トレッビアーノはつかみ所がなくて、なかなか難しい品種です。
華やかさが無く、割とそっけない感じのワインが多いのでしょうか。
甘さやフルーティさが少なく、辛口でアルコールの印象が強いというイメージがありますね。

ちなみにこのワインは我が家的なNGポイントである、樽くささ、みたいなものが強くて、ちょっといまいちなんですよね。

2004年って事なのでちょっと時間が経ちすぎているのかもしれません。

【カミさんのコメント】
香料臭い感じがいや。

2008/02/16

サンタ・クリスティーナ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・シラー、マルベック(アルゼンチン)\1974
・サンジョヴェーゼ90%、メルロー10%(伊:トスカーナ)\1344
・ボバル、シラーズ(スペイン:バレンシア)\768

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンタ・クリスティーナ 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観で、深い透明感がある。
グラスの底がぎりぎり見える程度。
粘性はやや強く、脚が長く残る。
色味は黒っぽい紫。

【香り】
ややハリのある動物香。
ちょっと土っぽい感じもあって、野性的な印象。
なめし革のような感じと、少しオリエンタルなスパイス香。
フルーツはチェリーくらい。

【味わい】
タンニンが強くやや荒さを感じる飲み口。
酸味もしっかりとあり、甘い印象がほとんどない。
余韻はあまり無く、収斂性を感じる後味。

【判定】
外観ではどれも候補になるが、割と透明感があるので、アルゼンチンはやや外れる。
香りは、動物香が強く、ちょっと生肉のような印象もある。
ちょっとスパイシーさもあるので、シラーが候補になるか。
少しグラスを回すと、動物香もなめし革から鶏小屋っぽい印象が強くなり、サンジョヴェーゼの雰囲気も感じる。
味わいはかなりセックで甘さをほとんど感じない。
ここでアルゼンチンは完全に外れる。
サンジョヴェーゼは以前飲んだことのあるアンティノリ。
もっと華やかな印象があったが、このワインはとても地味な印象。
価格的にもそれほど高くないワインを想像させる。
野性的な動物香もあるので、やはりスペインか。

ファイナルアンサーで、ボバル、シラーズ
で、ブー

サンジョヴェーゼでした。。

【総評】
サンタ・クリスティーナ 2005
SANTA CRISTINA 2005

イタリア:トスカーナ州:IGT
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ90%、メルロー10%

リカーランドトップで、1344円で購入。

サンジョヴェーゼのサインを多く感じていながら、アンティノリのワインへの期待から外してしまいました。
もっと美味しかったんだよなー、前に飲んだときは。

飲み口は甘さをほとんど感じないので、明らかにシラーではありません。
サバサバした飲み口、独特な酸味(紹興酒っぽい?)、なめし革や鶏小屋のような、ちょっと野暮ったさを感じる動物香、すべてサンジョヴェーゼの特徴(と思っている)ものですね。

全体の印象は、融通がきかず冗談の通じない事務のお姉さんのような、近寄りがたい意固地な感じを受けてしまいます。
しかも、やや人生下り坂みたいな。(問題発言)
前に飲んだときはとても華やかで、パッと明るくなるような印象があったのですが、2005年ビンテージで、3年という微妙な熟成期間がそうさせているのかもしれませんね。

食事と合わせてみると、アラビアータのパスタはちょっと距離感をおいて邪魔しないような感じ。
キムチと合わせると完全に裏側に隠れるけど、思ったより破綻は無い印象。
ビーフジャーキーは、意外と合わず、お互いに受け入れない感じ。
ピスタチオは苦味が喧嘩してダメでした。
ちょっと頑固な感じのするワインですが、どんな料理が合うんでしょうね。

あれこれ文句ばかり言ってきましたが、このワイン、決して悪いワインではありません。
飲み進むにつれて、だんだん美味しく感じてきました。
何かしら食べ物があったほうが、美味しく飲めるワインです。

ジェイコブス・クリーク シャルドネ 2007

ジェイコブス・クリーク シャルドネ 2007
JACOB'S CREEK CHARDONNAY 2007
ジェイコブス・クリーク シャルドネ 2007 ボトル ラベル
オーストラリア:南オーストラリア州:バロッサ・バレー
アルコール度:13%

大丸ピーコックで、620円で購入。

【外観】
中庸からやや濃いくらいの黄色。
少し緑がかっている。
粘性は少し強さを感じる。

【香り】
ミント。
柑橘系。
ヴァニラ。
クリームやバター。
ややグリーンっぽさ。
とても樽の影響を強く感じる。

【味わい】
まろやかな口当たりで、シャープな酸味。
ボディは厚めで、余韻は長い。
少し苦味が残るが、味のアクセントになっている。
アルコール度は高そうな印象。
力強い。

【総評】
定番のジェイコブス・クリークのシャルドネのハーフボトルです。
香りの印象ではとても樽の影響が強くて、味にも出ているのではと思いましたが、飲み口は割りとすっきりとしていて、シャープな味わいです。
シャルドネらしい、厚みとボリューム感があり、香りもバターやヴァニラの印象がとても典型的なシャルドネです。
ただ、ちょっと発泡しているような印象があります。
この間のシャブリもそうだったけど、流行なのかな?
相変わらずジェイコブス・クリークのシャルドネは安定感がありますね。
ハーフで買い置きしておくには、最適な1本ですね。。

2008/02/14

レンツ・モーザー セルヴス 白 (ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(アメリカ)1599
・グリューナー・フェルトリーナ(オーストリー)\960
・トレッビアーノ主体(オルヴィエート・クラッシコ)\788

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

レンツ・モーザー セルヴス(白) NV ボトル ラベル
【外観】
小さな気泡がみられる。
中庸な黄色。
かなり艶を感じる。
粘性は強く、とろりとした印象。
脚は後からゆっくりと下りてくる。

【香り】
柑橘系のフルーツ。
グレープフルーツ?
ミネラル。
ややスモーキーな印象。
炭酸を感じる香り。
何となく、イタリアっぽい香り?
樽の影響も少しあるみたいで、クリーム、ヴァニラのような印象も受ける。

【味わい】
しっかりとした酸味。
シャープな飲み口。
切れの良い後味。
余韻は静かに長く続く。
かなりクリーンで上質な印象を受ける。
炭酸を少し含んでいるので、その影響も強く感じる。
温度が少し上がってくると、ネクターのようなトロっとしたなめらかさが出てくる。

【判定】
見た目、香りの段階ではイタリアっぽい。
ただ飲み口はややまろやかさが強く、イタリアっぽさはあまりない。
とてもよく出来たワインで骨格もしっかりとしているので、シャルドネもちょっと検討してみる。
手のひらで暖めて、少し温度を上げてみると桃のようなスッキリと通るフルーツ香がしてくる。
私の個人的な判断基準ではシャルドネはやや抵抗感のあるフルーツ香が特徴なので、やはり外しておく。
オーストリーのものはお正月に飲んだばかりだが、いまいち憶えていない。
こんなに、とろりとした印象じゃなかったような気がする。
やはりこれはニュータイプのイタリアワインでは。

ファイナルアンサーで、トレッビアーノ
で、ブー

オーストリーでした。
おいしいワインです。

【総評】
レンツ・モーザー セルヴス(白) NV
LENZ MOSER SERVUS WHITE NV

オーストリー:ブルゲンラント州:クヴァリテーツヴァイン トロッケン
アルコール度:11.5%
品種:グリューナー、フェルトリナー、ピノブラン、ウェルシュリースリング

リカーランドトップで、960円で購入。

すっきり爽やか、クリーンで、切れの良い後味。
飲んだときに跳ねるような軽快な印象があって、とても明るい印象のワインです。

飲み進んで時間が経つと、やや力の無さが出てしまい、シャープさが消えて、アルコールの印象が強くなってしまいますが、冷やして一気に飲むにはとても美味しいと思います。

料理との相性ですが、ポテトサラダにはレモンを絞ったような爽やかさでよく合いました。
白菜の味噌汁も意外と問題なし。
鯖の味噌煮はさすがに合わないだろうと思ったら、そうでもない。
このワイン、すっと裏方に回るというか、料理の邪魔をせず、悪い部分を強調するような事がありません。
そのままで飲んでも美味しいし、料理の幅も広そうです。
ポテト系の料理は良く合いそうです。
チーズフォンデュとかもばっちりですね。

時間がたつと一気に力が無くなる感じが気になりますが、コストパフォーマンスは高く、お買い得ワインではないでしょうか。

2008/02/13

ビニャ マイポ カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ 2007

ビニャ マイポ カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ 2007
VINA MAIPO CABERNET SAUVIGNON/MERLOT 2007
ビニャ マイポ カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ 2007 ボトル ラベル
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%

グルメシティで、698円で購入。

【外観】
濃い色合い。
赤みの強い紫。
透明感はほとんどない。
粘性は弱くさらっとしている。
雫にタンニンが強く残る。

【香り】
濃縮感のある果実香。
カシスや、たばこ、ややムスクっぽい印象。
スパイシーさも強い。

【味わい】
すっきりとしていて、やわらかい飲み口。
ミディアムボディ。
酸味がしっかりとしていて、タンニンはやや柔らかい。
とてもフルーティでジューシーな印象。

【総評】
色合いや雫に残るタンニンは、やや安っぽい印象を受けます。
香りはフルーツ香が主体ながらも、焦げ臭やたばこ、ムスクのような印象があって、厚みを感じさせます。
飲み口はシンプルなフルーツの印象で、クリアですっきりとしていて、バランスもいいでね。
第一印象はとても良い、おいしいワインです。

今日のおかずの、ジンギスカン風のお肉と合わせると、そつなくこなします。
このワイン、焼肉には良く合いそうですね。
ちなみに、味噌ラーメンと合わせても、何気なく合ってしまいます。

ただ合い方は、コーラとかビールみたいに、脂っこいものを中和させて合わせるみたいな合い方をしますね。
ビールは苦味で中和しますが、このワインは酸味で脂っこさを中和するようです。
いわゆる口の中がさっぱりする、という合い方でしょうか。

飲み進むと、だんだん口当たりの甘さが気になってきました。
第一印象のすっきり感が無くなり、甘さがやや重く感じてきます。
だんだんペースが落ちてきました。

ただ、このあたりは好みなので何とも言えませんね。

低価格で、カジュアルで、フルーティなワインを探している人には最適じゃないでしょうか。
コストパフォーマンスは高いと思います。

2008/02/10

ジャン・フィリップ・マルシャン ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・シラー、マルベック(アルゼンチン)\1974
・メルロ40%、カベルネ・ソーヴィニョン30%、カベルネ・フラン30%(ボルドー)\1580
・ピノ・ノワール(ブルゴーニュ)\1580

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジャン・フィリップ・マルシャン ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2005 ボトル ラベル
【外観】
深みのある中庸な濃さ、底がようやく見えるくらいの透明感。
黒っぽい深いルビー色。
粘性は弱い。

【香り】
なめし革。
しおれたバラ。
ドライフルーツ。

【味わい】
酸味がしっかりとしていて、タンニンも程よくある。
ライト~ミディアムなボディ。
やや鉄っぽい、収斂性を感じる。
余韻はあまり長くなく、5~7秒くらい?

【判定】
ちょっと色が濃いが、トータルの印象ではピノ・ノワール。
ガメイが入っていたら、ガメイを選んだかも。
ちょっとカベルネ・フランっぽくもある???

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

ちょっと深遠で哲学的なタイプのピノ・ノワールです。

【総評】
ジャン・フィリップ・マルシャン ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2005
MAISON Jean-Philippe MARCHAND BOURGOGNE PINOT NOIR 2005

フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%

町田の蔵家さんで、1580円で購入。

ちょっと鶏小屋系の動物香がします。
サンジョヴェーゼのようなニュアンスでしょうか。
2005年なのでそんなに寝かせている訳ではありませんが、ちょっと熟成している印象がありますね。

ケミカルな動物香、タバコの葉、枯れた花、干した果実。
やや悪臭系の印象も混ざってます。
ちょっと退廃的で、ゴシックをイメージさせる感じでしょうか。
明るさや華やかさはありませんが、深みを感じる魅力があります。

このワインに合うゴシックな料理を想像しましたが、いまいちピンと来ず、カミさんに「どんな料理が合いそう?」って聞いてみると、「メンチカツ、ビーフカツ、カツサンド。」だそうです。
渋みが割とあって、酸味がしっかりしているので、少し脂っぽくて、レモンを絞るとおいしいフライものが合いそう、だそうです。

意外なところでは、カレーパンとかピロシキとかミートパイとか合うかな、って言ってましたが、確かに、ピロシキとか合いそう。
料理のバリエーションがたくさん出てくるのはさすが主婦ですね。
しかも、みんな家庭的(笑)。

サンタ・アナ・トロンテス 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・リースリング(豪:南オーストラリア:クナワラ)\1848
・シャルドネ(アメリカ)1599
・トロンテス(アルゼンチン)\698 (特売)

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンタ・アナ・トロンテス 2006 ボトル ラベル
【外観】
淡い黄色、ややグレーがかっている。
少し艶があり、粘性は強めで、脚がゆっくりと下りてくる。

【香り】
ライチのようなパッションフルーツのような強いフルーツ香。
ゲヴュルツトラミネールみたいな香り。
ちょっと鼻が痺れるくらいの香り。
グラスを回すと少しミントの香り。

【味わい】
やや甘さを感じる、酸味の強い味わい。
少し苦味がある。
ややエグミが残って、切れのよい感じではない。

【判定】
全体的にドイツワインっぽい。
昨日ペトロール香がしなくてリースリングを選んで外してしまったが、このなかではリースリングかな??
とはいえ、これは明らかにリースリングじゃないよな。
シャルドネでも、リースリングでも無い、という事で、飲んだとことの無いトロンテスにしよう。

ファイナルアンサーで、トロンテス
で、ピンポン

ちょっとびっくりするくらいのヴァラエタルアロマです。

【総評】
サンタ・アナ・トロンテス 2006
SANTA ANA TORRONTES 2006

アルゼンチン:中央西部地方:メンドーサ、サン・ファン州
アルコール度:13.5%

グルメシティの特売で、698円で購入。

トロンテス:アルゼンチンの白の代表的な品種。
スペインから渡来したとされていて、品質面で注目されている。

http://www.asahibeer.co.jp/area/01/santaana/index.html
※アサヒビールのサイトより引用
(トロンテス Torrontes)
アルゼンチンを代表する白ワイン用ぶどう品種。原産地はスペイン。赤ワイン用ぶどう品種マルベック種同様、世界中から再評価を受けている品種のひとつです。そのワインの大きな特長は、独特の華やかなブーケ。フレッシュなマスカット、ジャスミン、ライチ、やシトラスのような豊かな香りが広が印象的です。生のブドウを食べるような爽やかなニュアンスと適度のコクをもった、美しいスタイルの味わいに仕上がります。


確かにフルーツはライチとマスカットですね。
ゲヴュルツトラミネールとの違いは、マスカットっぽいフレッシュな感じがある点でしょうか。

ヴァラエタルアロマが強すぎて、普通の料理には合いませんね。
私のボキャブラリーの中では、合う料理を思いつきません。
味の強いスナック菓子とか、よく愛想です。
タコスのスナックとか良く合いそうかな。

最初はあまりにヴァラエタルアロマが強すぎて戸惑いましたが、トータルなバランスは良く、すっきりと飲みやすいワインです。

フルーツ香が強いので、人によって好き嫌いがありそうなワインですが、コストパフォーマンスがとても高いですね。

2008/02/09

アラン・ジョフロワ ドメーヌ ル・ヴァルジェ シャブリ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(シャブリ)\1980
・リースリング(豪:南オーストラリア:クナワラ)\1848
・シャルドネ(アメリカ)1599

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アラン・ジョフロワ ドメーヌ ル・ヴァルジェ シャブリ 2006 ボトル ラベル
【外観】
淡い黄色、やや緑がかっている。
艶があり、粘性は中程度。
明らかに炭酸を含んでいて、フチに多くの小さな気泡が見られる。

【香り】
トロピカルフルーツのような明るいフルーツ香。
やや、蜜っぽい香り。
ヴァニラの香りもある。
ほんのりスモーキーな感じがあるが、ペトロール香は感じない。
グラスを回してみるが、あまり印象が変わらず。
イチジクのような印象や、メロンやパイナップルなど厚みのあるフルーツ香。

【味わい】
軽くて、スリムで、ふくらみの無い、スレンダーな飲み口。
余韻はとても短く、切れの良い後味。
かなりすっきりとした、クリーンな飲み口。
酸味も穏やかで、少しまろやかさを感じる。

【判定】
小さな気泡が多く見られるところでは、恐らくリースリング。
シャルドネではあまり見られない。
香りはこれといった決定的な要素は感じられない。
フルーツ香もすっきりとしていて、ややトロピカルフルーツっぽさを感じる。
シャルドネっぽいフルーツ香では無いのでリースリングを疑うが、決定的なペトロール香は感じられない。
味わいはスレンダーでふくらみがなく、酸味もそれほど強くない。
シャルドネらしいボリューム感を感じないので、恐らくリースリング。
ただ、ペトロール香を捉えられないところがやや不安要素。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ブー

久々にシャルドネとリースリング間違えました。

【総評】
アラン・ジョフロワ ドメーヌ ル・ヴァルジェ シャブリ 2006
Alain GEOFFROY DOMAIN "LE VARGER" Chablis 2006

フランス:ブルゴーニュ地方:シャブリAC
アルコール度:12.5%

リカーランドトップで、1980円で購入。

試験で出たら間違えそうなシャルドネのタイプです。
ペトロール香がしない限りリースリングを選んではダメなんですよねー。
いままでの教訓が活かされていません。
シャルドネは相変わらず、多彩な味わいがあって幅が広いので、要注意。
シャルドネの品種の特徴が自分の中で定着してきていたと思っていたのに、ちょっとショック。。。

このワイン、「シャブリ」というイメージでは全然ありません。
いわゆる、凛とした芯の強さ、打てば響くような硬さはありません。
力のない品種のワインようなイメージさせて、シャルドネらしいふくよかさや広がりはありません。
2000円近いワインの印象でも無いんですよね。
カミさんは980円くらい?って言ってました。

クリーンで、飲みやすくて悪いワインでは無いんですが、シャブリっぽく無いというか、なんだか物足りないっていうか。
新興産地のシャルドネみたいに、スタイルを模索しているワインのような、不安定な印象を受けてしまいます。

我が家的にはいまいちなワインかな。

ちなみに、アラン・ジョフロワって、シャブリで、150年もやっている生産者で、賞もたくさんもらっているみたいです。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452051/452062/545040/767707/#793665

うちの好みの傾向がやや偏っているのかな。
また今度同じ生産者を見つけたら試してみようかなと思います。

ラングロワ・シャトー ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(シャブリ)\1980
・リースリング(豪:南オーストラリア:クナワラ)\1848
・ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュル リーAC)\1522

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラングロワ・シャトー ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー 2005 ボトル ラベル
【外観】
明るく淡い色合い。
少しグレーっぽくて、緑色を少し帯びている。
粘性は中庸で、小さな気泡が見られる。

【香り】
スモーキーで、ややコクのある香り。
グルタミン酸のようなうまみ成分を感じる香り。
いわゆるシュール・リーの香りかな。
フルーツは柑橘系。
ややペトロール香のようなミネラル感もある。

【味わい】
すっきりした軽い飲み口。
ふくらみはなく、ボディは軽い。
余韻は短く、切れの良い後味。
やや炭酸を含んでる。

【判定】
色合いでは、すべてが候補になるが、リースリングとミュスカデがやや優勢。
香りの印象では、まずシュール・リーの印象が強い。
ただ、ペトロール香のような印象があるので、慎重に判断する。
味わいは炭酸をやや含んでいて、ますますミュスカデが候補。
軽いのだがうまみ成分のような厚みのある味わい。

ファイナルアンサーで、ミュスカデ
で、ピンポン

このミュスカデはとても美味しいです。

【総評】
ラングロワ・シャトー ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー 2005
LANGLOIS CHATEAU MUSCADET SEVRE ET MAINE SUR LIE 2005

フランス:ロワール地方:ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リーAC
アルコール度:12%

レシピ町田で、1522円で購入。

ミュスカデらしい軽さと切れのよさがありながら、凛とした芯があり、香りと味わいに厚みがあります。
とてもクリーンで、すっきりとしたおいしいワインです。

ミュスカデはシュール・リー製法が多いので、滓と触れ合って出てくるシャンパンのようなうまみ成分を感じるような香りと、独特な炭酸飲料のような飲み口が特徴ですね。
この個性を捉えたら、まず外す事は無いと思います。

気をつける点としては、シュール・リーの香りは最初だけ強く感じますが、時間がたつと消えてしまう事でしょうか。
最初にシュール・リーと思ったら、初志貫徹で行くのがいいですね。

そうそう、もう一点気をつける点としては、甲州もシュール・リーで作っている事が多いので、注意が必要です。

今回、甲州が入っていたらかなり迷っていると思います。

少し温度が上がってくると、クリーミーな感じも出てきました。
樽の影響なのか分かりませんが、とても控えめでバランスが良く、造り手のセンスを感じます。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wine-takamura/411877/411933/941714/

※サイトより引用
【ラングロワ・シャトー社】

ローヌ地方の北西に源を発するロワール河は、総延長1000キロに及び、大西洋に注ぐ。

河口付近のナント市は辛口白ワイン『ミュスカデ』で有名だが、そこから100キロほど上流にあるアンジュー&ソミュール地区がこのラングロワ・シャトーの本拠地。

同社は初心者向きの甘口ロゼワインの『ロゼ・ダンジュー』があまりにも有名だが、『クレマン』の生産者としても大変高い評価を国内外から受ける名醸蔵である。

現在かの『シャンパーニュ』のグランメゾン、ボランジェの傘下にあり、2007年の本年には地下数メートルに、この地方でテュホーと呼ばれる石灰岩をくりぬいたカーヴも新たに完成。

その品質へのこだわりは、敬服に値する。

2008/02/08

カンティーナ・クリテルニア・オスコ・ロッソ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・ボバル、シラーズ(スペイン:バレンシア)\768
・ガルナッチャ、カイニョ(スペイン:ガリシア地方)\525(元値609円)
・モンテプルチアーノ70%、サンジョヴェーゼ30%(イタリア:モリーゼIGT)\525(元値609円)

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カンティーナ・クリテルニア・オスコ・ロッソ 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観ながら、深い透明感を感じる。
底がぎりぎり見えるくらい。
色合いは黒っぽい紫。
粘性は弱く、ほとんど脚がたたない。

【香り】
ちょっとケミカルな印象が強いなめし革。
フルーツは、イチゴ、ややキャンディっぽい。
少し鉱物っぽい印象、というか硫黄の匂い?
やや、ちぐはぐなバランス。
グラスを回すと、なめし革の香りが強くなってくる。
ちょっと東洋系のスパイスの印象もある。
ただ、香りは全体に弱く、また複雑性もあまりない。

【味わい】
軽くて、さばさばした飲み口。
酸味は弱く、タンニンも弱い。
余韻もあまりないので、とてもシンプル。
ただ、少し甘い印象があったり、ややバランスが良くないので、すっきり感は弱い。

【判定】
最初は3択だったが、コルクが浮いていたので、スペイン:バレンシアが消えて、2択になる。
外観はやや濃いのでスペインか?
香りの印象では、なんとも判定がつかない。
なめし革の印象がとても強く、ケミカルな印象もある。
飲み口はあっさり、さっぱり系。
なんとなくイタリアっぽい。
どこが、どうイタリアっぽいかを言えないところが未熟なところだが、イタリアの安い赤って、こんな感じだったような。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ピンポン

2択ですからねー。

【総評】
カンティーナ・クリテルニア・オスコ・ロッソ 2006
CANTINA CLITERNIA OSCO ROSSO 2006

イタリア:モリーゼ州:IGT
アルコール度:12%

TESCO Expressで、525円(よりどり2本、1050円)で購入。

ネタばれしてみると、確かにサンジョヴェーゼっぽさを感じますね。
東洋系のスパイスと鶏小屋っぽい動物香。
紹興酒っぽいイメージがあります。
ちょっとひねくれた独特の酸味とドライな切れ味もそうかな。
サンジョヴェーゼってやや内側に向かうような、収斂性をともなった酸味があると、勝手に思っています。

飲み進むと、硬くて、セックという印象が強くなってきます。
イタリアワインは塩味を感じるワインが多いですが、このワインも割としっかり塩味を持っていますね。

全体的に、ちょっとバランスが悪い感じを受けるものの、コストを考えると十分な品質ではないでしょうか。
ジュースのような飲んでいて飽きてしまうタイプでも無いので、食事にも合わせやすいと思います。

ちなみに今日の晩御飯はカツ丼だったので合わせていませんが、おつまみのビーフジャーキーは良く合ってました。

このワイン、セックな感じが強いのですが、ちょっぴりある甘い要素とのバランスがいいみたいですね。
決して上質なワインではありませんが、カジュアルなワインとしてのバランスはとても良いではないでしょうか。

2008/02/06

イエローテイル・カベルネ・ソーヴィニヨン 2007

イエローテイル・カベルネ・ソーヴィニヨン 2007
yellow tail Cabernet Sauvignon 2007

イエローテイル・カベルネ・ソーヴィニヨン 2007 ボトル ラベル
オーストラリア:ニューサウスウェールズ
アルコール度:13.5%

グルメシティの特売で、890円で購入。

【外観】
濃い外観。
透明感はほとんどない。
フチはとても赤みの強いマゼンタっぽい紫。
タンニンが溶けきれてなく、雫に色素が残る印象。
粘性は少し強めで脚が多く現れ、ゆっくりと下りてくる。

【香り】
濃縮した果実。
カシス、ベリー系のジャム。
たばこ。
シナモン?ややスパイシーな印象。
ヴァニラの香りもある。
グラスを回すと生っぽい動物香。

【味わい】
なめらかなアタック。
外観や香りの印象と違い、とてもすっきりとしている。
酸味は穏やか、タンニンはやさしい。
余韻は短く、きれいな後味。
ほんのりとした甘さがある。
クリーンさがあり、テロワールの冷たさ?を感じる。

【総評】
イエローテイルは以前飲んだときの印象がとても悪かったので、ずっと避けていたのですが、結構おいしいですね。

ワインだけで美味しいタイプで、とてもカジュアルなワインです。
フルーティさが強く、すっきりしていて、フレッシュなジュースのようですが、悪い意味でのジュースっぽさではありません。

それにしても、最近やたらフレッシュでジューシーなワインが増えているような気がしますが、何か技術的な革新があったのでしょうか。
それとも単なる流行なのでしょうか。

今日の晩御飯は鶏のからあげ。
合わせてみたら、お互い何も絡まないって感じです。
からあげにジュースを合わせているような感覚。

ウォッシュチーズのリダーに合わせてみたら、きれいにチーズが消えてしまって、もったいない感じ。

ビーフジャーキーに合わせてみたら、ひどく合わなくて、びっくり。
ワインは渋くなる、肉は味気なくなる、なんで?って感じです。
苦味が増すのが原因でしょうか。

赤ワインとビーフジャーキーの取り合わせで、初めての感覚ですね。

しかし、このワイン、
飲んでいても、ほとんど印象が変わらず、だんだん飽きてきました。
最初は好印象なんですが、飲み進むとつまらなくなってきますね。

やっぱり、我が家的にはイエローテイルは合わないようです。

2008/02/04

ペッパーウッド・グローヴ・オールドヴァイン・ジンファンデル 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ジンファンデル(アメリカ)\1575
・ガルナッチャ、カイニョ(スペイン:ガリシア地方)\525(元値609円)
・モンテプルチアーノ70%、サンジョヴェーゼ30%(イタリア:モリーゼIGT)\525(元値609円)

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ペッパーウッド・グローヴ・オールドヴァイン・ジンファンデル 2005 ボトル ラベル
【外観】
やや明るめで、透明感を感じるルビー色。
グラスの底がぎりぎり見えるくらい。
色味は紫色が強くかなりピンクがかっている。
粘性は大変高く、複雑な形でいつまでも脚が残る。
たまった雫には色素が残る。

【香り】
ジャムのような濃縮感。
カシス、ブラックベリー。
なめし革。
やや土っぽい動物香。
香りは強い。

【味わい】
軽く、酸味が強く、やや収斂性を感じる。
ボリューム感がなく、痩せた印象。
低価格なワインの印象がある。
余韻はあまり長くない。

【判定】
外観では低価格な、イタリアとスペインが候補。
香りはやや土っぽい動物香でスペインの方が優勢。
味わいは決定的に安いワインの印象があるので、イタリアとスペインに絞り込む。
軽く、ボリューム感が無い飲み口だが、軽快さや切れの良さはなく、やや重い印象があり、

どちらかというとスペインっぽい感じがする。

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ブー

な、なんとジンファンデルでした・・

【総評】
ペッパーウッド・グローヴ・オールドヴァイン・ジンファンデル 2005
PEPPERWOOD GROVE OLD VINE ZINFANDEL 2005

アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:13.5%

レシピ町田で、1575円で購入

粘性の強さ、香りの強さ、動物っぽいニュアンスでちょっとジンファンデルを疑ったのですが、飲み口が印象と全然違いました。

そうそう、マスカットベリーAのようなフォクシー感がありますね。
マスカットベリーAに、厚みと強さをプラスしたらこんな感じでしょうか。

最初は安っぽい印象でしたが、ある一定のコンセプト、フルーティさでまとまっている印象を受けます。

この間飲んだ、オーストラリアのシラーズもフルーティさの強いワインでしたが、コンセプトは同じような気がします。
完成度はやや、オムラの方が上かな。

今日の晩御飯は、白菜とひき肉の中華風味噌いため。
豆板醤も入っていてかなり強い味ですが、このワイン、合わせても負けません。

フルーティな方向にもっていこうとするので、あまり合うとは言えませんが。

ワインだけで飲んでいると軽く感じますが、アルコール度も割りと強いので、体力があって、いろいろな料理と合わせられそうです。

ビーフジャーキーに合わせると、フルーティなお肉という、とってもアメリカンな合いかたをします。
パイナップルが入ったハンバーガーと同じジャンルですね。
フルーツソースの牛肉料理って感じでしょうか。

チーズのリダーと合わせると、チーズの方が負けてしまいます。
このワイン、食べ物と合わせると途端に強さを発揮するようです。

フルーティというコンセプトでまとまっているようですが、やや重苦しさや口当たりの悪さを感じます。

ちょっとバランスが悪くて、チグハグな印象があるでしょうか。

我が家的にはちょっといまいちかなー。

ボンテッラのジンファンデルはとっても美味しかったのですが、同じ品種でも全然違います。

ただ、フォクシーっぽさ、土っぽい動物香とやや甘さを感じる飲み口って点はジンファンデルっぽさかも。

2008/02/02

オムラ シラーズ 2004(ブラインドテイスティング:当てる)

・メルロ40%、カベルネ・ソーヴィニョン30%、カベルネ・フラン30%(ボルドー)\1580
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・ジンファンデル(アメリカ)\1575
・シラーズ(豪:西オーストラリア)\1575

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

オムラ シラーズ 2004 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観、透明度はほとんど感じられない。
落ち着いた紫。
粘性は高く、雫に少しタンニンが残る。


【香り】
肉っぽい動物香。
煮詰めたジャム。
タバコ。
コーヒー。
ちょっとシナモンのようなスパイス香。

【味わい】
甘さを感じるアタック。
なめらかで、濃い果実味。
タンニンは柔らかく、酸味も程よいバランス。
果実の印象がとても強い。
余韻は中程度の長さ。

【判定】
色合いでは、ピノ・ノアールは消える。
ボルドーも恐らく違うので、ジンファンデルかシラーズに絞られる。
香りは、生っぽい動物香。
野性的な印象だとジンファンデル、スパイシーだとシラーズだけど、どちらも決め手が無い。
飲み口は、やや甘さを感じるフルーティな印象。
濃く、濃縮されたフルーツの印象。
トータルな印象ではシラーズか?

ファイナルアンサーで、シラーズ
で、ピンポン

フルーティさいっぱいです。

【総評】
オムラ シラーズ 2004
OMRAH SHIRAZ 2004

オーストラリア:西オーストラリア州
アルコール度:14.5%

レシピ町田で、1575円で購入。

とてもフルーティなシラーズです。
かといってジュースのような印象は無く、ワインとしての完成度は高い感じがします。
最近、「フルーツ爆弾」って言葉を耳にしますが、まさにそんな感じなのかな?
合わせる料理は難しそうですが、ワインだけで十分おいしく飲めるタイプですね。
フルーティさと、フィネスが共存してる、って感じなのかな?
我が家的な好みのタイプとちょっと違いますが、ワインとしてはとても良く出来ているのではないでしょうか。
多くの人がおいしいと思うワインだと思います。
おすすめです。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/kbwine/450522/564513/586033/

※サイトより引用
[オムラ・シラーズ 2003]はアメリカの権威あるワイン評価誌「スペクテイター」で、『他に類のないジューシーなワイン!!溌剌としたレッドベリーの香りに、ダイオウ(漢方薬として用いられる多年草)や黒胡椒の香味がキメの細かい滑らかな触感とともに口の中に長く残り、バランスのとれたフィニッシュへと導かれる。上品で優雅な味わいを持ち、熟成も期待できる!!』

エール・ド・リューセック・ブラン 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン(エール・ド・リューセック)\2180
・シャルドネ(シャブリ)\1980
・リースリング(豪:南オーストラリア:クナワラ)\1848

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

エール・ド・リューセック・ブラン 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃い黄色。
輝きあり。
ややオレンジがかっている。
粘性は強く、脚がゆっくりと下りてくる。

【香り】
ミネラル。
ミントのようなハーブ香。
柑橘系のフルーツ。
樽のニュアンスもある。
蜜のような甘い香り。
少し、スモーキーな麦わらのような感じも出てくる。

【味わい】
なめらかでやさしい酸味。
セックで甘さをほとんど感じない。
上品で余韻はとても静かに細く長く続く感じ。
柔らかくて、上品な口あたりだが、
アルコールはしっかりとしていて、おなかにドンとくる。

【判定】
外観では、ややボルドーが優勢。
香りでは、ペトロール香とソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマの麦わらや青草香が判定のポイントとなるが、最初の印象ではどちらもあまり感じられない。
ただ、何となくボルドーっぽさを感じる。
蜂蜜のような感じと樽のニュアンスなのかな?
そのあと、少し煙っぽい麦わらのような香りが出てくる。
飲み口はとても洗練されている感じで、酸味はとても穏やかながらしっかりとバランスをとって全体の印象を引き締めている。
トータルでいわゆるボルドーっぽいんですよね。

ファイナルアンサーで、ボルドー。
で、ピンポン。

飛びぬけて良いわけではないですが、とても安定感を感じます。

【総評】
エール・ド・リューセック・ブラン 2005
"R" de Rieussec Blanc 2005

フランス:ボルドー地方:ソーテルヌ地区:ボルドーAC
アルコール度:12.5%

ジャスコで、2180円で購入。

いわずと知れた、ソーテルヌ地区の1級格付け、シャトー・リューセックで作られる辛口白ワインです。
同じようにソーテルヌの格付けのシャトーが作る辛口としては、イグレック・ド・シャトー・イケムがありますが、比較にならないくらい高いですね。10000円以上はします。
ソーテルヌ第一級のシャトーが作る辛口をこの価格で飲めるという点では貴重なワインではないでしょうか。

まあ何というか、どこに出しても恥ずかしくない育ちの良いワインって感じがします。
洗練されていて、とてもバランス良くまとまっています。

香りには上品な甘さを感じさせて、飲み口はすっきりと清涼感を感じます。

ちょっとソーヴィニヨン・ブランの煙っぽさが強すぎるような印象もありますが、香りに厚みを持たせる要素になっているようです。

おすすめです。

2008/02/01

アレクシス・リシーヌ ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ヴィオニエ 2002(ブラインドテイスティング:当てる)

・リースリング(豪:南オーストラリア:クナワラ)\1848
・ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュル リーAC)\1522
・ヴィオニエ(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\1197

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アレクシス・リシーヌ ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ヴィオニエ 2002 ボトル ラベル
【外観】
濃い黄色。
ややオレンジがかっている。
フチに向けて極端に色が薄くなる。
やや複雑な色合い。
輝きがあり、粘性は強い。
脚がゆっくりと後から下りてくる。

【香り】
過熟したフルーツ香。
樽の影響も強い印象。
少し痛んで酸化してるような、渋酸っぱいような感じ。
濃縮感のある蜜のようなニュアンスもある。
香りは強い方だが、刺激的な印象。

【飲み口】
意外と穏やかな飲み口。
酸味もほどよく効いている。
酸化したような印象はなく、すっきりとしている。
後味もキレイに消えて、余韻も静かに続く。

【判定】
外観からは、ヴィオニエが優勢。
リースリングは作り方によってこれくらいの濃さはあるかもしれないが、ミュスカデは明ら

かに違う。
香りは、ボルドーのあまり良くない白にある感じ。
木酢液のような渋すっぱいようなイメージ。
ボルドーが入っていたら間違いなく選んだかも。
ただ、飲み口はすっきりとしていて、香りの印象とは大分違う。
ややまろやかで穏やかな飲み口と、複雑でボリューム感のあるフルーツ香。
これはまさにヴィオニエって感じです。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ。
で、ピンポン

この3本だったら当たるでしょうね。
ボルドーとシャルドネが入っていたら外したかも。

【総評】
アレクシス・リシーヌ ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ヴィオニエ 2002
ALEXIS LICHINE Vin de Pays du Gard Viognier 2002

フランス:ガール県:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
アルコール度:13%

リカーランドトップで、1197円で購入。

※裏ラベルの記述
フランスのガールは、ローマ軍の侵攻により始まったフランスワインの歴史の中で、最初にブドウ栽培の行われた場所として、非常に重要な土地です。アレクシス・リシーヌ・ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガールはニームとアヴィニヨンの間の、コート・デュ・ローヌ地方の南部地区に当たる、地中海から50キロ離れた場所で生産されています。100%ヴィオニエ種を使用したこのワインは、緑がかった黄金色の色合いを持ち、柑橘系果実の香りが感じられます。魚介類や鶏肉料理に良く合います。


2002年のワインなので6年経ってますが、ビン熟成がちょっと長すぎたって感じです。
もう少し若いうちに飲んでいたら、印象は全然違うでしょう。

今の状態だととても人におすすめできる様なレベルではありませんが、もう少し状態が良ければ、きっとおいしいワインだと思います。

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