・セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン(エール・ド・リューセック)\2180
・シャルドネ(シャブリ)\1980
・リースリング(豪:南オーストラリア:クナワラ)\1848
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
濃い黄色。
輝きあり。
ややオレンジがかっている。
粘性は強く、脚がゆっくりと下りてくる。
【香り】
ミネラル。
ミントのようなハーブ香。
柑橘系のフルーツ。
樽のニュアンスもある。
蜜のような甘い香り。
少し、スモーキーな麦わらのような感じも出てくる。
【味わい】
なめらかでやさしい酸味。
セックで甘さをほとんど感じない。
上品で余韻はとても静かに細く長く続く感じ。
柔らかくて、上品な口あたりだが、
アルコールはしっかりとしていて、おなかにドンとくる。
【判定】
外観では、ややボルドーが優勢。
香りでは、ペトロール香とソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマの麦わらや青草香が判定のポイントとなるが、最初の印象ではどちらもあまり感じられない。
ただ、何となくボルドーっぽさを感じる。
蜂蜜のような感じと樽のニュアンスなのかな?
そのあと、少し煙っぽい麦わらのような香りが出てくる。
飲み口はとても洗練されている感じで、酸味はとても穏やかながらしっかりとバランスをとって全体の印象を引き締めている。
トータルでいわゆるボルドーっぽいんですよね。
ファイナルアンサーで、ボルドー。
で、ピンポン。
飛びぬけて良いわけではないですが、とても安定感を感じます。
【総評】
エール・ド・リューセック・ブラン 2005
"R" de Rieussec Blanc 2005
フランス:ボルドー地方:ソーテルヌ地区:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ジャスコで、2180円で購入。
いわずと知れた、ソーテルヌ地区の1級格付け、シャトー・リューセックで作られる辛口白ワインです。
同じようにソーテルヌの格付けのシャトーが作る辛口としては、イグレック・ド・シャトー・イケムがありますが、比較にならないくらい高いですね。10000円以上はします。
ソーテルヌ第一級のシャトーが作る辛口をこの価格で飲めるという点では貴重なワインではないでしょうか。
まあ何というか、どこに出しても恥ずかしくない育ちの良いワインって感じがします。
洗練されていて、とてもバランス良くまとまっています。
香りには上品な甘さを感じさせて、飲み口はすっきりと清涼感を感じます。
ちょっとソーヴィニヨン・ブランの煙っぽさが強すぎるような印象もありますが、香りに厚みを持たせる要素になっているようです。
おすすめです。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数の多い記事
-
ワインのテイスティングの際に、グラスを回す事をスワリングといいます。 グラスを回す方向も、時計回りと反時計回りでいろいろ薀蓄があるようです。 一般的には自分の方向に回す、反時計回りでスワリングするのが良いとされているようです。 万が一ワインが飛び出しても、対面の人にかからないとい...
-
ルイ・ド・ボーモン シャブリ 2014 Louis de Beaumont Chablis 2014 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.シャブリ アルコール度:12.5% ブドウ品種:シャルドネ OKストアで、税抜き1392円で購入。 【外観】 清澄度:...
-
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2021 Georges Duboeuf Beaujolais nouveau 2021 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.ボージョレ アルコール度:12.5% ブドウ品種:ガメイ 外観は、紫がかった鮮やかな色調で、底がしっか...
-
いままで、ワインは飲みきってしまうことが多く、余ったら料理用にして、ワインの保存はあまり気にしていませんでした。 でも最近、年齢とともにワインが多めに残るようになってきたので、ワイン保存のパイオニア、「バキュバン」を購入。 で、ホントに効果があるのか、早速テストしてみました...
-
初歩からわかる 日本酒入門―きき酒師が本気で選んだ、本当においしい日本酒82種がわかる (主婦の友ベストBOOKS) を参考にして、日本酒用のテイスティングシートを作成しました。 ワインのテイスティングシート は呼称資格認定試験の勉強用ですが、この日本酒テイスティングシート...
0 件のコメント:
コメントを投稿