2008/02/08

カンティーナ・クリテルニア・オスコ・ロッソ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・ボバル、シラーズ(スペイン:バレンシア)\768
・ガルナッチャ、カイニョ(スペイン:ガリシア地方)\525(元値609円)
・モンテプルチアーノ70%、サンジョヴェーゼ30%(イタリア:モリーゼIGT)\525(元値609円)

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カンティーナ・クリテルニア・オスコ・ロッソ 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観ながら、深い透明感を感じる。
底がぎりぎり見えるくらい。
色合いは黒っぽい紫。
粘性は弱く、ほとんど脚がたたない。

【香り】
ちょっとケミカルな印象が強いなめし革。
フルーツは、イチゴ、ややキャンディっぽい。
少し鉱物っぽい印象、というか硫黄の匂い?
やや、ちぐはぐなバランス。
グラスを回すと、なめし革の香りが強くなってくる。
ちょっと東洋系のスパイスの印象もある。
ただ、香りは全体に弱く、また複雑性もあまりない。

【味わい】
軽くて、さばさばした飲み口。
酸味は弱く、タンニンも弱い。
余韻もあまりないので、とてもシンプル。
ただ、少し甘い印象があったり、ややバランスが良くないので、すっきり感は弱い。

【判定】
最初は3択だったが、コルクが浮いていたので、スペイン:バレンシアが消えて、2択になる。
外観はやや濃いのでスペインか?
香りの印象では、なんとも判定がつかない。
なめし革の印象がとても強く、ケミカルな印象もある。
飲み口はあっさり、さっぱり系。
なんとなくイタリアっぽい。
どこが、どうイタリアっぽいかを言えないところが未熟なところだが、イタリアの安い赤って、こんな感じだったような。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ピンポン

2択ですからねー。

【総評】
カンティーナ・クリテルニア・オスコ・ロッソ 2006
CANTINA CLITERNIA OSCO ROSSO 2006

イタリア:モリーゼ州:IGT
アルコール度:12%

TESCO Expressで、525円(よりどり2本、1050円)で購入。

ネタばれしてみると、確かにサンジョヴェーゼっぽさを感じますね。
東洋系のスパイスと鶏小屋っぽい動物香。
紹興酒っぽいイメージがあります。
ちょっとひねくれた独特の酸味とドライな切れ味もそうかな。
サンジョヴェーゼってやや内側に向かうような、収斂性をともなった酸味があると、勝手に思っています。

飲み進むと、硬くて、セックという印象が強くなってきます。
イタリアワインは塩味を感じるワインが多いですが、このワインも割としっかり塩味を持っていますね。

全体的に、ちょっとバランスが悪い感じを受けるものの、コストを考えると十分な品質ではないでしょうか。
ジュースのような飲んでいて飽きてしまうタイプでも無いので、食事にも合わせやすいと思います。

ちなみに今日の晩御飯はカツ丼だったので合わせていませんが、おつまみのビーフジャーキーは良く合ってました。

このワイン、セックな感じが強いのですが、ちょっぴりある甘い要素とのバランスがいいみたいですね。
決して上質なワインではありませんが、カジュアルなワインとしてのバランスはとても良いではないでしょうか。

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