2012/07/31

アコード カベルネ・ソーヴィニヨン NV

アコード カベルネ・ソーヴィニヨン NV
ACCORD CABERNET SAUVIGNON NV

日本:輸入ワイン・輸入ぶどう果汁使用
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

セブンイレブンで、500円で購入

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:少し紫がかった、濃いめのルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、明るさがある

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:チェリー、赤い果実、硫黄、ケミカル、くすり箱、青草
香りの印象:閉じている?

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ゆるい
酸味:なめらか、弱め
バランス:軽い、弱い
タンニン分:弱め、サラサラした
アルコール度:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュ)

【評価】
ライトで、カジュアル

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
かなりライトなワイン。
でも全体的なバランスは悪くありません。

今日の晩御飯は、コンビニのチキンカレー。
口をサッパリしてくれる感じで良く合います。

時間が経つと、カラメルやキャンディっぽい感じで開いてきます。

軽くて、後味もスッキリしてるので、ワインだけでも十分飲めます。

タンニンがとても軽くて、飲み口も後味も渋みが残りません。
逆に濃いワインが好きな人にはダメでしょうね。

500mlで、500円なので、750ml換算で750円。
そう考えると、コストパフォーマンスはあまり良くありません。

でも「ワンコイン」という選択肢の中ではこれはありかも。

あまり量はいらない、コンビニの食事に気軽に合わせたい、つまみ無しでも飲みたい、というようなシーンでしょうか。

一人で飲むには750mlは多すぎるので、500mlって選択もありますね。

そういう条件付きでは、ありなのかな、って思います。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2012/07/29

ミニミニワインアンケート:ロンドン五輪 イギリスワイン飲む?

いよいよ、ロンドン五輪始まりましたね~。

日頃見ない競技とかでも、ついつい、見入ってしまいます。

せっかくの機会なので、日ごろ馴染みの少ないイギリス産ワインを飲みながら、応援するってのはどうでしょう?

【質問】

いよいよロンドン五輪、イギリスワイン飲む?

【回答】

絶対飲む 0 (0%)
(無し)

飲んでみたい 2 (40%)
■■

どちらでもいい 2 (40%)
■■

飲まない 1 (20%)



ロンドン五輪で、イギリスワインが盛り上がるかと思っていたら、みなさんあまり興味が無さそう。

以前はワイン不毛の地と言われていましたが、最近は、スパークリングワインなど、品質が向上してるようです。

話のネタに試してみてはいかが?

<関連リンク>

チャペル・ダウン バッカス・リザーブ 2005
チャペル・ダウン ブリュット・ロゼ NV
ブッカーズ ダーク・ハーベスト 2005

プランス・デ・グラヴィエール シラー 2010 (ブラインドテイスティング:外す)

プランス・デ・グラヴィエール シラー 2010
(1)グルナッシュ70%、シラー30%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:10)\1575
(2)ガメイ、ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCコトー・ブルギニョン:11)\1480
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(4)シラー(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:10)\798
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(アルゼンチン:クージョ地方:11)\738

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:紫がかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、やや明るい

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ドライフルーツ、ドライフラワー、なめし革、ストロベリー、グリーン系ハーブ
香りの印象:開いている、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:やや弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:なめらか、しっかり
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:緻密、サラサラした
アルコール度:やや弱め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(チャーミング)

【評価】
ライトながら、深みと豊かさを感じる。

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
やや明るさのある、若々しい外観からは、ブルゴーニュが候補。

香りは、ドライフラワーやなめし革で、ピノ・ノワールの印象。
さらにストロベリーなどのガメイの印象もあり。

味わいは軽めだが、しっかりした、伸びのいい酸と、緻密なタンニンがいかにもブルゴーニュっぽい。

ファイナルアンサーで、ガメイ、ピノ・ノワール
で、ブー

な、なんとシラー??

【総評】
プランス・デ・グラヴィエール シラー 2010
Prince Des Gravieres Syrah 2011

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シラー

リカーランドトップで、798円で購入。

これはすっかりやられました。
南西地方のシラーって濃いイメージがありますが、こんなに、ライトで、上品なものがあるんですね。

ネタバレしてあらためて香りをかぐと、なるほどシラー。
スパイシーさ特徴ですね。

味わいは、ライトなので、シラーの特徴の「甘み」が弱めですが、ほのかにシラーテイストがあります。

こういったライトで繊細なシラーが、二次試験に出ると、そうとう難しそうですね。

軽めのワイン好きな我が家的には、このワイン、ヒットです。
これはいい。

軽めで繊細で、まろやかなアタックから、ジワッと旨みが広がって、後味は余韻を残しつつ、キレイに消えていきます。

夏向きの赤ですね。
少し冷やして、スッキリと飲めるので、夏のスタミナ料理とかにバッチリ合いそう。

とにかく、後味のクリーンさが、素晴らしい。
予想外のヒットです。

今日の晩御飯は豚の角煮。
豚肉と赤ワインって相性がイマイチですが、このワインは軽めで繊細なので、ひょっとしたら合うかも。

実際に合わせてみると、やはり豚肉の脂の甘みと、ワインのタンニンがイマイチフィットしない感じ。

カラシをつけてちょっとスパイシーにしてみると、ごまかされた感じで、何となく馴染む。

昨日の残りのドライカレーがあったので、合わせてみると、これも何かイマイチ?

でもこのワイン、軽めなので、食事の邪魔はしません。
ただ、ワイン視点で合わせようとすると、ちょっと気を使ってあげたくなりますね。

このワインがいいから、食事も合わせてあげたい、って思ってしまいます。

香りが、グリーン系の印象や、ドライフラワーのような華やかさがあるので、やはりハーブ、スパイスの効いたメニューでしょうか。

ハーブを使った鶏のグリルとか、トマトベースの煮込み料理とか。

軽めなのですが、チキンよりは、ビーフとかラムの方が合いそうな印象があります。

あまりに暑いので、少し冷蔵庫で冷やしたのですが、温度が低いとこのワインの良さが引き出せずに、ただ、軽いワインって印象になってしまいますね。

カミさんに感想を聞いたら、まあ悪くないけど、そんなに良くもない、という評価。

後半ちょっと良さが半減してきましたね。
力のないワインなので、しょうがないのかな?

でも、コストパフォーマンスも高いし、個性もあるし、このワインおすすめです。

2012/07/28

ウルフブラス イーグルホーク ロゼ 2011

ウルフブラス イーグルホーク ロゼ 2011
ウルフブラス イーグルホーク ロゼ 2011
WOLF BLASS EAGLEHAWK ROSE 2011

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:シンプルな色調の、鮮やかな、濃いロゼ
濃淡:ロゼとしては濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強い
泡立ち:スティル(グラスの内側に小さな気泡がつく)
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ベリー系、赤い果実、グリーン香、ハーブ、ミネラル、酵母、炭酸?
香りの印象:ミネラル感が強く、閉じている?

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:なめらか、スッキリ
バランス:スマート、しなやかな強さ
タンニン分:マイルド
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(のびやかな)

【評価】
バランスが良く、上品で、深みのある味わい

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
第一印象はとても良い感じです。

すっきりしていて、柔らかく、嫌味がなくて、のびやかな味わいで、とても上品。
素直に美味しいと感じるワインです。

ファーストアタックがとても良いので、一口の量がおおめになっちゃいますね。

ただ、こういう第一印象の良いワインは要注意。
だんだんアラが出てくる事があります。

飲み進むと、やや渋みがたまってきて、後味にエグ味が残る感じになってきました。
でもまだ全然OKで、美味しく飲めます。

ヤバイ、このワイン、どんどん無くなるかも。

ちょっと軽めなボディも、全体のバランスを良くしている要因かもしれません。

キンキンに冷やして、リゾートで楽しむ、って感じでしょうか。
飲んでるとリゾートの映像が浮かぶようです。

しかも、これ、ちょっと南仏っぽいかも。
ニューワールドに良くある「甘み」が少なくて、上品で、ドライなのが、南仏っぽさを感じる要因でしょうか。

今日の晩御飯は、ドライカレーと、タンドリーチキン。
う~ん、さすがに辛いものには合いません。

上品な味わいなので、味わいの強いものはダメみたいですね。
まあ、当たり前かも。

でも、食事が終わってワインだけになっても、上品な味わいで、美味しく飲めます。

カミさんに価格感を聞いたら、880円。
実際の価格よりはちょっと安めの感想ですが、美味しいと好評でした。

口あたりがいいので、飲み過ぎ注意ですね。

美味しいワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

ウルフブラス イーグルホーク ロゼ 750ml/ウルフブラス/オーストラリア(ワイン)/税込\1980以上...

※サイトより引用
「ウルフブラス イーグルホーク ロゼ 750ml」は、さっぱりした酸味が心地よいオーストラリア産のロゼワインです。南国系の甘いフルーツに、ほのかにスパイシーな香りが感じられます。中華や・豚しゃぶ料理に。

■関連リンク

ウルフブラス イーグルホーク ロゼ 2012

wiーnot? 発刊号 ワインはニッポン!(雑誌)

wiーnot? 発刊号 ワインはニッポン! (メディアボーイMOOK)

価格: 980円
ムック: 138ページ
出版社: メディアボーイ
発売日: 2012/7/25
寸法: 30 x 20.6 x 1 cm

新発刊されたワイン雑誌「wiーnot?」。
「ワインと食のエンタテイメントマガジン」「もっと自由にワインを楽しむ」というコンセプトで、ちょっと面白そうだったので、買ってみました。

表紙は謎のオジサン。
しかも、タンブラーにワインを入れて持っていて、確かに従来のワイン雑誌とは違う感じ?

A4サイズの大判で、厚みは1cm、ボリューム感のある雑誌です。

特集は日本のワインで、ワイナリーの取材記事から、ワインツーリズムの紹介、日本の固有品種ワインをフレンチに合わせる企画など、あれこれ盛りだくさんですね。

コンテンツボリュームは十分で、一日じゃ読み切れないくらいはあります。

しかも、これだけ一度に多くの日本のワインを紹介しているのもスゴイですね。

カラーページも豊富で(97ページ)、読み応え十分です。

中国ワインについての対談がありましたね。
急激に品質が上がっている、とのことで、オススメのワインもあって、参考になります。

読者プレゼントも充実してて、頑張ってる感が良く出ています。

海外取材を無くして、コストを抑えてる?
なーんて、ちょっと思いましたが、これだけ取材記事があって980円は安いのではないでしょうか。


取材記事も充実してます。


写真もキレイですね。


ワインリゾート、行ってみてー。


何やら不思議な漫画もありますね。


巻末のモノクロページはワインリストになってます。

ちなみに、表紙の謎のオジサンは、ブルース・ガットラヴさん。
ピンときた人もいると思いますが、ココ・ファーム・ワイナリーの醸造責任者ですね。
今は北海道に移住してワイン造りを初めているそうです。
北海道産のピノ・ノワールに魅せられたとか。
この雑誌でも巻頭で取り上げていましたが、北海道のワイン、注目ですね。

■関連リンク

Wi-not? vol.5~ワイノット?表紙・巻頭は亀梨和也! ! ~



2012/07/27

ベガ・ティエラ 白 NV

ベガ・ティエラ 白 NV
ベガ・ティエラ 白 NV
VEGA TIERRA WHITE NV

スペイン:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:11%
ブドウ品種:アイレン、マカベオ

びっくり酒店の通販で、6本セット2980円、1本あたり497円で購入。
単品価格は、420円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、黄金色に近いイエロー
濃淡:濃い
ディスク:やや薄め
粘性:中庸
泡立ち:スティル
外観の印象:熟成感がある、よく熟した

【香り】
豊かさ:やや弱い
特徴:熟した果実、マンゴー、リンゴ、飴、カラメル、はちみつ、白い花
香りの印象:開いている、熟成感がある

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:酸化した印象、キツめ
バランス:軽めのボディながら、熟成感が厚みを出している、ちょっとチグハグ
苦味:コクを与える
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
スパイシー、アンピルマティック

【評価】
ライトなワインだが、熟成感が厚みを出している。やや酸化傾向。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
かなりの熟成感、と思いきや、管理が悪くて酸化してるだけ?
酸味が尖ってて、収斂性があって、これは外れかも。

まあでも、傷んでるってレベルでもないし、我慢して飲んでると美味しくなってくるかな?

ちょっと冷やしてみることにします。

今日の晩御飯は、鶏南蛮のタルタルソースがけ。
まあ、そこそこ合いますね。
鶏の皮の部分には、とても良く合います。

レトルトソースのパスタも作ってみると、ワインの持っているクセの強さが、アクセントになって、お互いの欠点を補い合うような感じ。

飲み進むと、あれ?
口あたりが良くなってきた?

ちょっとシェリーっぽいテイストで、口あたりもマイルドに。

あまり冷やしすぎても美味しくないですね。
少し温度高めの方が、マイナスポイントが隠れて、口あたりがマイルドになるみたいです。

でもまあ、温度高めだと、ちょっともっさりした感じはぬぐえません。

個人的にはそんなに嫌いじゃ無いけど、さすがにこれは人にはすすめられないタイプかな?

2012/07/26

リオ・スール 白 NV (ブラインドテイスティング:外す)

リオ・スール 白 NV
(1)品種不明、EU構成国のブドウを使用(仏:地理的表示無し:NV)\498
(2)アイレン、マカベオ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\420
(3)品種不明(チリ:地理的表示無し:NV)\398

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
ディスク:やや薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル(小さな気泡がフチにつく)
外観の印象:若い、色付きが弱い

【香り】
豊かさ:最初しっかり、あとから弱くなる
特徴:洋ナシ、モモ、メロン、白い花、ややセメダイン、ナッツ
香りの印象:開いている、果実香が強い

【味わい】
アタック:やや軽め(辛い)
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:フレッシュ、スムーズ
バランス:まろやかな、すこしギクシャクした強さがある
苦味:コクを与える
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ、ミネラル感のある

【評価】
軽めのバランスながら、やや強めの味わいがあり、辛口。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり

【判定】
品種不明が多いので、生産国当てになる。

色は淡めながら、強さを感じる外観。

香りは、メロンとか梨とか、甘みのある白い果肉の果実の印象。
いわゆるグローバル品種っぽくない。

味わいは軽めと思ったら、意外とアルコールが強く、辛い。
中盤でほんのり甘さは出るが、後味はかなりドライ。

どちらかというと、伝統産地?

フランスというよりはスペイン?
でも、アイレン、マカベオって感じでは無いかも。

ファイナルアンサーで、、EU構成国のブドウを使用のフランス
で、ブー

チリでした。

【総評】
リオ・スール 白 NV
Rio Sur White NV

チリ:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:不明

びっくり酒店の通販で、6本セット2980円、1本あたり497円で購入。
単品価格は、398円。

カミさんに価格感を聞いたら、「498円くらい? 気軽に飲めてまあ、いいんじゃないかね。」という評価。

辛口好みのカミさんには、気軽に飲めるタイプ、と感じたみたい。

でも、実際にはこのワイン、辛くて、強いですね。
余韻が強いというか。

最初軽めで入ってきて、中盤アルコールのボリューム感がとげとげしい感じで出てきて、後味は辛くて、乾くような印象。

今日の晩御飯は自家製ぎょうざ。
しっかりタレをつけても、負けずに合います。

辛口なので、食事には合わせやすいのかも。

ワインだけになると、ぶっきらぼうで、つまらない感じになってしまいます。
ただ、ベースはしっかりしてるので、飲み飽きるような事はないかも?

食べ物と合わせた方が美味しく飲めますね。

これが398円だったら、そうとうコストパフォーマンスは高いと思います。

2012/07/25

シエンブラ ソーヴィニヨン・ブラン レゼルヴ 2011

シエンブラ ソーヴィニヨン・ブラン レゼルヴ 2011
シエンブラ ソーヴィニヨン・ブラン レゼルヴ 2011
SIEMBRA SAUVIGNON BLANC RESERVA 2011

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン主体

ローソン100で、498円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚め
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:ミネラル、硫黄、バタークリーム、ミント、柑橘系、ヴァニラ?
香りの印象:第2アロマがつよい、ちょっと人工的

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:フレッシュ、シャープ
バランス:軽めの飲みくちだが、少し厚みがあって、アルコールの強さがある
苦味:控えめ
アルコール:強め、後味に残る
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティから、アルコール感

【評価】
カジュアルだが、アルコールの印象が強め

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
500円でソーヴィニヨン・ブランって、あまりありませんよね。

ラベルもイマイチで、しかもローソン100で買ったので、あまり期待してませんでしたが、そんなに悪くありません。

香りがちょっと人工的で、アルコールが浮いた印象、飲みくちは、やや荒い感じ。
でも、まあ、500円ならOKの範囲ですね。

今日の晩御飯はコンビニのボンゴレパスタ。

ドライで、辛めなので、食事と合わせるとサッパリした感じで、良く合います。
魚介のパスタだと、良い感じですね。

おつまみの、チーズ鱈に合わせると、これはこれで、OK。

油脂分のある食事だと、大体合いそうな感じですね。

サラミも、ミックスナッツも、大体合います。
ビール的な合い方なんでしょうね。

ワインだけだと、ちょっと辛くて、荒っぽい感じだけど、食べ物が入ると、急にイキイキしてきます。

合わせる食事の幅も広そうです。

荒い飲み口とか、気になる部分はありますが、500円だと納得感があるのではないでしょうか。

■関連リンク(ローソンのワイン)

2012/07/23

アコード シャルドネ NV

アコード シャルドネ NV
アコード シャルドネ NV
ACCORD CHARDONNAY NV

日本:輸入ワイン・輸入ぶどう果汁使用
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:不明

セブンイレブンで、500円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
ディスク:やや薄め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:ミネラル、火打石、石灰、硫黄、バタークリーム、アーモンド、柑橘系
香りの印象:やや閉じてる?、第2アロマが強い、木樽のニュアンス

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘さ
酸味:フレッシュ、シャープ
バランス:軽めながら、ややボリューム感があり、シャープにまとまっている
苦味:コクを与える
アルコール:やや弱め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュ)

【評価】
ライトで、フレッシュ、カジュアルに楽しむ

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり

【総評】
軽めながら、嫌味のない感じでまとまってますね。

今日の晩御飯は、コンビニの、トマトとエビのパスタ。
合わせてみると、ちょっと人工的な印象が出てきました。

いわゆる国産ワインっぽい、浮いたアルコール感といいますか。

ただ、ソツなくまとまってる感じで、全体的には悪くありません。
軽いので、アラが見えにくいのかも。

暑かったので、冷蔵庫で冷やしてみましたが、温度低めの方が美味しく飲めます。
冷蔵庫でキンキンに冷やして、グイグイ飲むタイプみたい。

後味はやや重さが残るものの、チャーミングなフルーツ感が良い感じ。

アーモンドチョコレートに合わせると、ただフルーツ感を加えるだけの合い方。
ワインが完全に無くなってしまいますが、意外と悪くありません。

でも飲み進むと飽きてくる?

ジュースっぽいのかな?
ワインだけになると、ちょっとアラが目立ってきました。

何でもいいので、おつまみが欲しくなりますね。

後味に特徴があるなー、と思ってたら、夏みかんとか、はっさくみたいな感じ?
後味の酸味に、若干収斂性があります。

このワインって、ワンコインの500円なんですが、500mlしか入ってません。
750mlだと、750円ですね。

う~ん、そう考えるとコストパフォーマンスはいまいち?

でも500円なら、もうちょっと良いワインがいっぱいあるかも。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2012/07/22

チャリオット ジプシー 2010 (ブラインドテイスティング:当てる)

チャリオット ジプシー 2010
(1)グルナッシュ70%、シラー30%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:10)\1575
(2)ガメイ、ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCコトー・ブルギニョン:11)\1480
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(4)シラー35%、カリニャン25%、サンジョヴェーゼ19%、メルロー17%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%(米:カリフォルニア:10)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ニュートラルな色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:落ち着いた色調、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ブルーベリー、チェリー、赤い果実、グリーン系スパイス、胡椒、燻製肉、硫黄?
香りの印象:やや熟成感がある、閉じてる?

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘さ
酸味:フレッシュ、強め
バランス:ちょっとチグハグ、ジュースが混ざったような印象
タンニン分:弱め、後味に微かに残る
アルコール度:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュ)

【評価】
カジュアルなまとまり、ジューシー

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
わずかに透明感があり、落ち着いた色調。
若さはあるので、2010年くらいが候補か。

香りの印象は、カジュアルな果実感と、ちょっとクセのあるグリーン系のスパイス。
それにカラメルっぽさも入る。
シラーでときどき感じるグリーン系の印象のような感じ。

味わいは、ライトで、半分ジュースみたいなカジュアル系。
一気にアメリカが候補。

フランスでは無さそうだが、ガメイ、ピノ・ノワールは一応検討。

後味のクセがちょっとピノ・ノワールっぽい感じもあるけど・・
ちょっとキャンディっぽい感じもガメイっぽいけど・・・
期待の、コトー・ブルギニョンとしては、ちょっと今ひとつなまとまりなので、悩む。

逆にアメリカの品種は、シラーにカリニャン、サンジョヴェーゼ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンで、なんでもあり。

やっぱりこっちかな。

ファイナルアンサーで、アメリカ
で、ピンポン

ファストフードに合いそうな、アメリカのデイリーワインって感じです。

【総評】
チャリオット ジプシー 2010
CHARIOT GYPSY 2010

アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラー35%、カリニャン25%、サンジョヴェーゼ19%、メルロー17%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%

リカーランドトップで、950円で購入。

柔らかい飲みくちで、タンニンも少なく、ジューシーで、飲みやすいワインです。
でも、あまりにジュースっぽくて、個人的にはアウトかな。
950円も高すぎる印象。

合わせる食事によっては活きるかも。
バーベキューとかに持って行くと、喜ばれそう。

角が取れてて、飲みやすい口あたりなのですが、あまりに削りすぎてワインらしさが無くなった、って感じなんですよね。

ただ、ワインだけでも飲みやすいので、どんどん飲んじゃいますね。
ワイン・カクテルって感じ?
アルコール度は高めなので、どんどん酔っ払います。

今日の晩御飯は、ダッチオーブンで焼いた、チキンのグリル。
味付けは、市販のスパイスで、ちょっと手抜き。

赤ワインに合わせるには、ちょっとさっぱりした味付けなのですが、それにしても、このワインは合いません。
というか、あまりにジュースっぽくて、食事が活きませんね~。

家庭料理なのに、料理の方がもったいない、と思う珍しいパターン。

甘みが特徴なので、照り焼きとかだと合いそうかな。
というか、やっぱり、ハンバーガー?

食事が終わって、ワインだけで飲んでると、ジュースっぽくてお腹にたまる感じ。
あんまり量は飲めないかも。

何とも不思議な甘みがあるので、ドライなワインが好きな人はイマイチかもしれません。

ラベルはなかなか個性的で好きなんですが、リピートする事は無いかも。

■楽天ショップへのリンク

チャリオット・ジプシー カリフォルニア[2010]

※サイトより引用
ジム・ニール・ワイン・カンパニーはカリフォルニアの有名レストラン「スパゴ」、「テラ」等でシェフを務めた経験を持つジム・ニールが設立した走りはプライベートワイナリー。
2008年からサンタ・ヘレナの有名ワイナリー、ジョセフ・フェルプスで10年以上、醸造担当者を務めたジェフ・ハンスエイカーを醸造長に迎え、高い評価を得ることとなりました。
チャリオット・ジプシーは同社の看板商品で、勝利を目指すタロットカードのチャリオットをモチーフにしたワインです。「上質で料理に合わせやすいワインを、親しみやすいプライスで提供すること。」がチャリオット・ジプシーの理念となっています。
また、カリフォルニアの高級スーパー「トレーダー・ジョーズ」の専売品で同チェーンでは年間2万ケースを販売している銘柄。
ナパ・バレー、ソノマ、サン・ホキアン、モントレーなどの広大なぶどう園で栽培された、シラー、カリニャン、サンジョヴェーゼをブレンドしたワイン。
濃いルビー色にスミレ色がかったエッジをもち、深みのある色調で、ストロベリーやラズベリーの爽やかなアロマと共に、焼菓子やホワイトペッパーがほのかに香ります。
瑞々しいフルーツの果実味としっかりとした酸味、そして滑らかなタンニンが感じられ、ボリュームがありながら、決して飲み難さを感じさせないスタイル。柔らかなオークの風味も楽しめます。

2012/07/21

フィトゥー・ルージュ 2009 シャトー・ド・カスカステル (ブラインドテイスティング:当てる)

フィトゥー・ルージュ 2009 シャトー・ド・カスカステル
(1)グルナッシュ70%、シラー30%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:10)\1575
(2)ガメイ、ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCコトー・ブルギニョン:11)\1480
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(4)カリニャン45%、グルナッシュ・ノワール45%、シラー10%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCフィトゥー:09)\1365
(5)シラー35%、カリニャン25%、サンジョヴェーゼ19%、メルロー17%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%(米:カリフォルニア:10)\950

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:ニュートラルなルージュの、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した、濃縮感がある

【香り】
豊かさ:やや弱い
特徴:ブルーベリー、プルーン、加熱した果実、赤い花、黒蜜、樹脂
香りの印象:開いている、熟成感がある

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):控えめ
酸味:しっかり、まろやか
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:サラサラした、収斂性がある
アルコール度:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮感のある)、スパイシー

【評価】
やや熟成感がある、濃縮感のある

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
濃い外観からは、ニューワールドと南仏が候補。

香りの特徴は、熟成感。
2008年、2009年の2本が候補。
でも、カベルネ・ソーヴィニヨンらしさはなく、カリニャンなどのローカル品種っぽい。

味わいは見た目よりは軽く、よく言えば、シャトーヌフ・デュ・パプのような、煮詰めたような果実感がある。
とにかく南仏っぽい。

ファイナルアンサーで、カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラーのフィトゥー
で、ピンポン

ミニ・シャトーヌフ・デュ・パプみたいな感じ?

【総評】
フィトゥー・ルージュ 2009 シャトー・ド・カスカステル
Fitou Rouge 2009 Chateau de Cascastel

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCフィトゥー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カリニャン45%、グルナッシュ・ノワール45%、シラー10%

伊勢丹で、1365円で購入。

濃縮感があるけど、チャーミングな印象の果実感が特徴。
プルーンのような、ちょっとクセのある甘い印象の果実感です。

そこに、スパイスと薬草のような香りが入って、南仏らしい、濃厚な味わいを出していますね。

カミさんに価格感を聞いたら、1380円で、ほぼ正解。
とはいえこのワイン、伊勢丹で買っているので、普通にスーパーに売っていたら、1000円ちょっとかな?
でも味わいは、しっかり、1500円くらいの厚みを感じます。

後味がドライで、収斂性があって、ワインだけだと、だんだん辛くなってくるタイプですね。
食事と合わせた方が活きるタイプでは。

今日の晩御飯は赤ワイン仕立てのビーフシチュー。
自家製で、ダッチオーブンで作った、素朴な味わいのメニューです。

合わせて見ると、ちょっとフルーツ感がやや浮いた感じで、ピッタリはきませんが、でもまあ、問題なし。
食事に合わせても、そのまま飲んでも、あまり印象が変わらないかも?

食事が終わって、ワインだけになっても問題無く飲めます。

ただ、グラスに入れて時間が経つと、力が落ちて、酸っぱくなってきますね。
このワイン、悪くないけど、それほどまあ、抜群に良いわけではないかな。

ミニ・シャトーヌフ・デュ・パプみたいな感じがあるので、その点ではオススメでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

[送料無料]金賞受賞ワイン入 3か国赤ワイン 6本セット [第2弾]

※サイトより引用
マコン・グラン・ヴァン・コンクール 2011 金賞
1986年度 世界最優秀ソムリエ ジャンボン氏が選んだ辛口の赤ワイン
12世紀初頭に建てられたシャトーです。ブドウ園はテラ・ヴィティスの認証を得ています。手摘みされた3種の葡萄は、各々に熟成が行われ、シラー種は樽で3か月間熟成しています。
輝きのある濃いカーマインレッドの素晴らしい色調で、紫色のニュアンスを伴う。際立つ香りは、繊細で複雑みがあり、黒いベリー系の熟れた果実やスパイス、バニラの香りなどが感じられ、ベースにはスモーキーな香りが漂う。ボリューム感のある口当たり。肉付の良い緻密でなめらかなタンニンが、ワインに奥深さを与えるとともに、繊細なワインに仕上げている。アロマの余韻とともに、全体の印象が長く持続する、味わい深く格調高い素晴らしいフィトゥー。(ジャン・クロード・ジャンボン氏によるコメント)

エラ・グリッロ・オーガニック 2010 (ブラインドテイスティング:当てる)

エラ・グリッロ・オーガニック 2010
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)甲州(日本:山梨県産甲州ぶどう100%使用:NV)\1380
(3)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCマコン・ヴィラージュ:10)\1080
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(NZ:マールボロ:11)\990
(5)グリッロ100%(伊:シチリア州:IGTシチリア:10)\982

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:かすかにオレンジがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや厚め
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル(小さな気泡がフチにつく)
外観の印象:わずかに熟成感がある、強め

【香り】
豊かさ:しっかり感じられる
特徴:オレンジ、ラムネ、白桃、シロップ、爽やかめのハーブ、甘い印象が強い
香りの印象:開いている、果実香が強い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽い
酸味:フレッシュ、シャープ
バランス:ドライ、溌剌とした、やや強さがある
苦味:コクを与える
アルコール:やや弱め、後味に残る
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(チャーミング)

【評価】
フルーティで、シンプル、カジュアルに楽しむ

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【判定】
外観はほんのりオレンジっぽさがあって、ローカル品種の印象。
この中では、グリッロ?

香りは甘い果実香で、ラムネのような感じとか、華やかな印象はイタリアっぽい。

味わいは、ライトで、すっきり系、後味に強めの果実の酸が残る。
このあたりのバランスもイタリアっぽい。

他の可能性としては、全体的なボリューム感では甲州。

でも、甲州によくある、酵母感とか、グレープフルーツのイメージは無い。

ファイナルアンサーで、グリッロ
で、ピンポン

イタリアらしい、陽気な味わいのワインです。

【総評】
エラ・グリッロ・オーガニック 2010
ERA Grillo Organic 2011

イタリア:シチリア州:IGTシチリア
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:グリッロ100%

ヴァンヴィーノの通販で、6本セット5900円で購入。1本あたり984円
参考価格は982円。

カジュアルな果実感が、心地良いタイプ。
香りは甘いのですが、飲み口はドライです。

余韻の果実感が良いので、またグラスに手が伸びます。

飲み口はちょっと荒いけど、全体を通すフルーツ感が良いんですね。
食事が無くても、美味しく飲めそう。

今日の晩御飯は赤ワイン仕立てのビーフシチュー。
市販のルーではありません。

シチューに入れたパスタに合わせてみると、果実感が浮いて、イマイチ。

パンにオリーブオイルをかけて食べるとバッチリ合います。
フルーツ感がパンの味わいを広げてくれる合い方。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円で、悪くないね、という評価。

食事が終わって、ワインだけで飲んでも、チャーミングなフルーツ感が続きます。

ただワインだけだと、ちょっと辛いかな。

オーガニックという点で考えると、納得感のある1本ではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

カンティーネ・アウローラ エラ・グリッロ オーガニック [現行品] イタリア/シチリア/

※サイトより引用
1914年の設立以来、3世代にわたって成長を重ね、国内外で高品質ワインの担い手として独自の地位を築いてきたカンティーネ・アウローラ。現在は3代目のカルロ・ヴォルピがワイナリーを率いています。健康で生物がいる、活きた土壌でブドウを育むため、有機栽培の規則を遵守。化学物質や殺虫剤などを一切使用せずに、「クリーンな農業」を実践しています。そうしてできたブドウを、これまでのワイン造りの経験と最新技術を融合させることで、高いワイン品質を複雑に表現し続けています。
蜜を含む甘い果実香にみかんの花のようなフローラル感。口に含むと、穏やかな酸からミネラルと果実が膨らみをみせる。ボリュームがあり、大らかさを感じる白ワイン。

2012/07/18

プエンテ・ネグロ 赤 2011

プエンテ・ネグロ 赤 2011
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(2)シラー35%、カリニャン25%、サンジョヴェーゼ19%、メルロー17%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%(米:カリフォルニア:10)\950
(3)カベルネ・ソーヴィ二ヨン85%、メルロー15%(チリ:セントラル・ヴァレー:11)\500
(4)品種不明(チリ:地理的表示無し:NV)\398

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:紫がかった、濃いルビー
濃淡:やや淡い
ディスク:薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、透明感のある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、黒い果実、針葉樹、茎のようなグリーン香、血液、燻製肉、硫黄
香りの印象:やや閉じた印象、木樽のニュアンス

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:やわらかい、しっかり効いた
バランス:やや肉厚、心地良い、アルコールが浮いた感じ
タンニン分:やさしい、緻密、収斂性がある
アルコール度:やや尖っている
余韻:やや長め

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮した)

【評価】
ほどよい濃縮感で、やわらかい飲みくち、アルコールの辛さが残る

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
若々しくて、やや透明感のある外観からは、安いチリの2本が候補。

香りは意外としっかりしていて、やや青臭さが強い。
カベルネ・ソーヴィニヨンの印象。
香りの強さからは1000円弱くらいのイメージ。

味わいは、まろやかで飲みやすく、フルーティでほんのり甘い、ニューワールドタイプ。
軽めなので、印象では500円程度。

ただ、ちょっとアメリカっぽい(クセが無さすぎてジュースっぽい)感じがある。

香りの印象はカベルネ・ソーヴィニヨンだが、飲みくちがほんのり甘い。
残糖の甘さの印象で、シラーっぽい甘さではないので、アメリカでは無いかな。

そうなると500円のチリカベ?

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィ二ヨン85%、メルロー15%のチリ
で、ピンポン

いわゆるチリカベとは、ちょっと違う傾向です。

【総評】
プエンテ・ネグロ 赤 2011
Puente Negro Cabernet Sauvignon Merlot 2011

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィ二ヨン85%、メルロー15%

びっくり酒店の通販で、6本セット2980円、1本あたり497円で購入。
単品価格は、500円。

カミさんに感想を聞いたら、「このワインは微妙・・880円?」と、意外と高めの評価。
500円と伝えると、それは安い、という感想です。

ライト寄りのミディアムボディで、口あたりはまろやか。
というか、まろやか過ぎてちょっとジュースっぽい印象。
でも香りは、そこそこ主張した感じですね。

今日の晩御飯はひき肉のオムレツ。

ひき肉主体の具だけだと、アルコールの強さが出てきて、イマイチ。
玉子とケチャップがつなぎに入ると、何か騙された感じで、まあ、そこそこ合います。

香りがやや強めなので、家庭料理に合わせるにはちょっと気を使うタイプですね。

も和食系には合わなさそう。

ただ、ミディアムボディで軽めの味わいなので、家庭料理の洋食には、よく合いそうです。

焼き鳥とか、照り焼き系でも合うかな。
カレー風味のものは、よく合いそうな気がします。

食事が終わって、バタビーと合わせてみると、急にひざを崩して、カジュアルになる感じ。
ギリギリ持ってたワインのプライドを投げ捨てるような感じ?でしょうか。

急にフレンドリーになりますね。
やっぱりこのワインも飲み会ワインでしょうか。

ワインだけになっても、スイスイ飲んでしまいます。

アルコール度はそれほど高くないですが、飲み口が軽いので、気が付くと結構酔ってますね。

時間が経つと、青臭さは少なくなって、カラメル香が出てきました。
グラスに少なくなっても、しっかり香ります。

香りはやや荒っぽい感じですが、トータルで、ワンコインワインとしては、納得感のある1本では。

■楽天ショップへのリンク

プエンテ・ネグロ 赤 7804386000929

※サイトより引用
チリ コルチャグア産の上質のぶどうを使用して造られました。
完熟したぶどうのみを見極めて、全て手作業にて収穫した生産者の愛情溢れるワインです。
<テースティングノート>
完熟したカシスやベリーなどの赤い果実の芳醇な香り。口に含むと、角のないまろやかなタンニンと上品な酸がバランス良く調和し口中を豊かに満たします。果実から生まれる味わいのハーモニーは、愛らしいまでに心地良い後口へと続きます。

2012/07/17

ミニミニワインアンケート:夏に美味しいのは?

梅雨開けはまだみたいですが、もうすっかり真夏に突入って感じの今日この頃。

ワインラヴァーのみなさんも、さすがに夏場はちょっと浮気するのでは。

夏でもワインを飲むのかどうか、アンケートとってみました。

【質問】

夏に美味しいのは?

【回答】

ビール・発泡酒:3 (23%)
■■■

ハイボール:1 (7%)


スパーリングワイン:1 (7%)


冷えた白ワイン:6 (46%)
■■■■■■

冷えたロゼワイン:2 (15%)
■■

夏でも赤ワイン:0 (0%)
(無し)

氷を入れたワイン:0 (0%)
(無し)


さすがにワインラヴァーのみなさん、夏でもしっかりワインを飲むぞ!という気合を感じますね。

この夏は、ビールよりも冷えた白ワインの方が合うような、バカンスをおくってみたいものです。。

2012/07/16

キュヴェ・アントワンヌ・ジョセフ・パルドン NV (ブラインドテイスティング:当てる)

キュヴェ・アントワンヌ・ジョセフ・パルドン NV
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(2)カリニャン45%、グルナッシュ・ノワール45%、シラー10%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCフィトゥー:09)\1365
(3)シラー35%、カリニャン25%、サンジョヴェーゼ19%、メルロー17%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%(米:カリフォルニア:10)\950
(4)グルナッシュ、シラー、カリニャン(仏:地理的表示無し:NV)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:チェリー、赤い果実、グリーン系ハーブ、フローラル、少し薬っぽさ
香りの印象:やや閉じ気味?木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:しっかりしている、すこしトゲがある
バランス:ミディアムボディで、力強さがあり、ドライ
タンニン分:サラサラした、収斂性がある
アルコール度:強め(に感じる)
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
スパイシー、フローラル

【評価】
ミディアムボディながら、力強さを持っている。

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
濃いながら、わずかに透明感があるので、どちらかというと伝統産地の印象。

香りは、ガリーグのような南仏系の、グリーン系スパイスが特徴的。

味わいは強めでドライ。
このあたりも伝統産地っぽい。

フィトゥーか、フランスのテーブルワイン。

カリニャン、グルナッシュ、シラーという構成は2本とも同じ。
そうなると、これは完全にヤマカン。

ただ、価格が1365円と880円と大分違うが、高い方は伊勢丹で、安い方はスーパーなので、実際にはそれほどの価格差は無いかも。

フィトゥーはとにかく濃い印象があるので、これはテーブルワインの方か?

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー、カリニャンのフランステーブルワイン
で、ピンポン

何となく素性の良さを感じるワインです。

【総評】
キュヴェ・アントワンヌ・ジョセフ・パルドン NV
Cuvee Antoine Joseph Pardon NV

フランス:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー、カリニャン

グルメシティで、880円で購入。

ややトゲトゲしさもあるけど、華やかさと、深みを持っている味わいです。
香りが華やかな分、ちょっと家庭料理には合いにくそう。

今日の晩御飯は、ポテトコロッケ。
カレー粉を混ぜた、カレー味もあります。

このワイン、香りが本格的なので、コロッケは合わないだろうって思っていたら、意外とそうでもありません。
飲みくちが良いので、後味をスーッとキレイにしてくれるような合い方をします。

育ちもよくて美人なのに、フレンドリーで、とっつきやすい女性、って感じ?
庶民の食卓に招いても、ニコニコと社交的に対応してくれる、みたいな合い方です。

でも、このワインを活かすんだったら、もう少し、ハーブのきいた料理が良さそうですね。
身近なところでは、バジルとモッツァレラのピザやパスタなんか合いそうな気がします。

夏場はどうしても温度高めになってしまいますが、このワイン、ちょっと温度低めの方が美味しそうですね。

カミさんに価格感を聞いたら880円で、ドンピシャ。
悪くないけど、ちょっとつまらない、という評価。

確かに、幅がないというか、深みが無いというか。
よく出来ている印象があるだけに、ちょっと期待感が出てしまいます。

とはいえ、週末飲みでも十分対応できる品質なので、880円はお買い得ですね。

2012/07/15

グラント・バージ ベンチマーク ロゼ 2011

グラント・バージ ベンチマーク ロゼ 2011
グラント・バージ ベンチマーク ロゼ 2011
GRANT BURGE BENCHMARK ROSE 2011

オーストラリア:南オーストラリア州
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:グルナッシュ、シラーズ

伊勢丹で、1575円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:赤味の強い、鮮やかな、濃いロゼ
濃淡:ロゼとしては濃い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:キャンディ、カラメル、ミネラル、いちじく?、カンパリのようなハーブ
香りの印象:第2アロマが強い、木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊かな
酸味:まろやか、しっかり
バランス:肉厚、ボリューム感
タンニン分:マイルド、ロゼにしては強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮感のある)

【評価】
ボリューム感のある、強い味わい

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
力強く、濃い味わいのロゼです。
赤ワインに近い味わいですね。

香りは、カラメルや飴のような、焦げ系の印象が強め。

飲み口は強いけど、まろやかで、ほんのり甘みがあって飲みやすいタイプ。
でも後味は、渋みが残り、辛くてドライです。

しっかりした肉料理とかでも合いそうな印象ですね。
アルコール度も強めで、すぐに酔っ払いそう。

ほんのり甘い感じが、ワインだけでも飲みやすいタイプです。
いかにもニューワールドって感じ。

今日の晩御飯は、アジ茶漬け。
まあ、当たり前ですが、さすがにこれには合いません。

つけ合わせは、なぜか中華のピリ辛味のクラゲ。
これは、なんとなく馴染みます。

やっぱり、ロゼには中華でしょうか。
ピリ辛とロゼのスパイシーさが、うまくシンクロしますね。

枝豆もそこそこ問題なし。

カミさんに感想を聞いたら、「これちょっと甘いね、1280円。」という評価。

グレナデン・シロップのような、ザクロのような印象で、香りはストロベリー、甘い感じは嫌ではない、という感想。

そうそう、私はいちじくって思ったのですが、ザクロとかいちじくみたいな、果肉の柔らかい、ほろほろ崩れる果実の感じですね。

カミさんは、食事が終わってもクイクイ飲んでて、飲み過ぎでダウン。
アルコール度が強いけど、口あたりいいので、危ない系のロゼですね。

完成度は高く、一つのスタイルを確立している感じですね。

コストパフォーマンスは高いのではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

グラント バージ ベンチマーク ロゼ[2011] GRANT BURGE BENCHMARK ROSE[2011]【出荷:7〜10日後】

※サイトより引用
バロッサと南オーストラリアのリヴァーランドで収穫されたブドウを使用しています。2007年は乾燥しており、ブドウを育てるには厳しい条件でしたが、ブドウの特徴をよく反映したワインとなりました。ブドウは破砕と徐梗が行われ、10℃まで冷やされました。冷却状態で72時間発酵したあと、果皮とともに36時間発酵されました。その後、果皮が取り除かれ、3週間の発酵が完了しました。テイスティング・コメント:色味はサーモンピンク。フレッシュで軽やかなワインです。シラーズからくる熟したラズベリーやバラのような香りと、グルナッシュからくるキャンディのような香りが楽しめます。まろやかな甘みと芳醇なフルーツの味わいと共に、バランスの取れた酸とソフトなタンニンが余韻に残ります。スモークサーモンや冷製の肉料理、アンティパストによく合います。

ラ・パルマ マカベオ NV (ブラインドテイスティング:外す)

ラ・パルマ マカベオ NV
(1)甲州(日本:山梨県産甲州ぶどう100%使用:NV)\1380
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCマコン・ヴィラージュ:10)\1080
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(NZ:マールボロ:11)\990
(4)グリッロ100%(伊:シチリア州:IGTシチリア:10)\982
(5)マカベオ(スペイン:地理的表示無し:NV)\698

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:わずかにグリーンがかった、グレーっぽいイエロー
濃淡:中庸
ディスク:やや厚め
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、強め

【香り】
豊かさ:しっかり感じられる
特徴:ミネラル、バタークリーム、ヴァニラ、グレープフルーツ、炭酸?
香りの印象:開いている、第2アロマが強い

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽い
酸味:爽やかな、シャープな
バランス:ドライ、スリム、溌剌とした
苦味:コクを与える
アルコール:やや弱め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ、ミネラル感のある

【評価】
軽めながら、しっかりとしたボディ、まとまりも良い

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
外観はグレーっぽいく、やや淡めだが、力強いギラギラ感がある。
ソーヴィニヨンブランやシャルドネあたりの印象。

香りは、ミネラリーで、クリームっぽい、フリンティな印象もあって、これはシャルドネ?
酵母っぽい感じとかは、プティ・シャブリっぽい。

ただ、飲み口はとても軽い。
飲みくちの印象では、600円くらいのイメージ。

でも外観と香りは1500円くらい。

改めて、香りと味を確認。

シャルドネとマカベオに絞って検討するが、品種は力の無いタイプのような感じがある。

そうなると今度はイタリアの固有品種も候補になる。

独特な茎っぽい臭みがあって、いわゆるグローバル品種では無さそう。
そうなると、価格的にはイタリアか?

ファイナルアンサーで、グリッロ
で、ブー

マカベオでした。

【総評】
ラ・パルマ マカベオ NV
La Palma Macabeo NV

スペイン:地理的表示無し
アルコール度:12%
ブドウ品種:マカベオ100%

イトーヨーカドーで、698円で購入。

ペットボトルワインですが、全体的な印象は1000円弱くらいのイメージ?

香りはしっかりしているのですが、飲み口は軽め。
でもアルコール度はそこそこ強いですね。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
まあ、ほぼ正解で、軽いけど悪くない、という評価。

今日の晩御飯は、アジ茶漬け。

アジの骨で取った出汁で、漬けにしたアジを茶漬けにしたものです。

漬けのアジとそのまま合わせると、さすがに生臭さが出ますが、しょうがを合わせると、ワインにもそれなりに合いました。

まったく合わないと思っていたので、意外と悪くない印象。

刺身はワインに合わないもの、と思っていましたが、しょうがをつなぎにすると、ワインに合わせやすいかも。

食事が終わって、ワインだけで飲んでも、まあ、そこそこ問題なし。

でも、ワインにボリューム感とか、バランスの良さが無いので、ちょっと物足りない感じはあります。

軽めで、家庭の食事にも合わせやすいので、食事に合わせるタイプでしょうかね。

トータルの印象では、そんなに悪くは無いのですが、これといって決め手も無いかな。

2012/07/14

農民ロッソ 2010

農民ロッソ 2010
農民ロッソ 2010
Noumin Rosso 2010

日本:国産ぶどう100%使用(山形・上山、栃木・大平町、栃木・足利、長野・高山村、山梨・勝沼、埼玉・熊谷、群馬・赤城)
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン54%、メルロー26%、タナ7%、マスカット・ベーリーA4%、甲州4%、ノートン3%、その他2%

ワイン商人ドゥアッシュの通販で、1715円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若さがあるが、落ち着いた色調

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、ブルーベリー、卵白、フローラル、スパイス、血液、カラメル
香りの印象:開いている、複雑性があり、華やか

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:円みのある、しっかり
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:サラサラした、緻密
アルコール度:やや強め
余韻:長い

【フレーヴァー】
スパイシー、フローラル

【評価】
上品で、華やか

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
華やかで、複雑性のある香りに、しっとり優しい飲みくち。
余韻も心地よい感じ。

後味に若干収斂性があり、酸っぱさが残ります。

体に染みる柔らかさを持っていますね。
気持ちが落ち着くような味わいです。

ちょっと酸味が立つような、収斂性とエグ味が残る後味なので、ワインだけよりも、食事と合わせると活きるタイプだと思います。

合わせる食事も、オーガニックで野菜中心の優しい味わいの料理が良さそう。
有機野菜のグリルとかね。

でも残念ながら、今夜の我が家の晩御飯は、カレーです。
フツーのルーの家庭のカレー。

合わせると、軽い事もあって、ワインが大人な対応をしてくれます。
ワインがあまり主張しないで、食事をたてる感じ?

いろいろと合わせてみたくなるタイプですね。

食事が終わって、ワインだけになっても、美味しく飲めます。

時間が経つと、口あたりが良くなって、後味も良くなってきました。
このワイン、なかなかいいですね~。

カミさんに、銘柄を教えずに感想を聞いたら、「食事があったほうが美味しいタイプ、ニューワールドの980円くらいのワイン?」という返答。

う~ん、確かに、日本のワインってどうしても軽めで、安めの印象がありますよね。

このワインも第一印象は、軽めで安い印象がありますが、飲み進むとじわじわ良さが出てきます。
1800円は、まあ、納得感のある価格では無いでしょうか。

世界レベルで考えると、パワーはもの足りないですが、日本のワインならではの、繊細さがあると思います。

多分、和食に合う、赤ワインなんですよね。

飲み進んでも、後味のエグ味は残りますが、チーズのようなコクと、旨味成分みたいなものが出てきました。

日本ワインの奥深さを感じさせる、存在価値のあるワインではないでしょうか。

■ココファームのワイン

・農民ドライ 2010
・足利呱呱和飲 2011

■楽天ショップへのリンク

農民ロッソ [2010] ココ・ファーム・ワイナリー【取り寄せ:7月中旬入荷予定】

※サイトより引用
ボルドーは王様です。人々はボルドーのようなワインをつくりたいがために、カベルネ・ソーヴィニョンやメルロといったボルドー品種を、国境を越え、遠く離れた自分の畑に移植し始めました。日本はその点では新入りなので、よい葡萄だと聞いて実際畑に行ってみると、いつも不満が残り、長い時間と経験の必要性を強く感じていました。しかし日本の優秀な栽培農家の方たちに出会った時、チャンスを逃がしていたことに気づきました。私たちが好む日本のワインを生み出せる畑がそこにはあったのです。結果は・・・? ぜひ、飲んでみてください。カベルネソーヴィニョンやメルロの果実味やストラクチャー、ノートンの引き締まるような酸、樽熟の甘い香り・・・このワインはボルドーでもイタリア(ロッソとはイタリア語で赤のことですが)でもありません。果実味と希望に溢れた日本の赤ワインです。
相性の良い料理:
程よくコクのある料理:子羊の香草焼、鴨のグリル、ローストポーク、 焼鳥(たれ)、ミートソースのパスタ、トマトと茄子のチーズ・グラタンなど。

2012/07/13

カルメン 赤 NV (2012年リニューアル)

カルメン 赤 NV
カルメン 赤 NV
PALACIO DEL CARMEN TINTO NV

スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:12%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、カベルネ・ソーヴィニヨン

肉のハナマサで、398円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:ニュートラルなルージュ色の、明るめのルビー
濃淡:淡い
ディスク:やや薄い
粘性:弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、明るい外観

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:硫黄、なめし革、鉄サビ、赤い果実、キャンディ、茎っぽいハーブ香
香りの印象:やや還元状態? 

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:やや強めでフレッシュ
バランス:ライト、スムーズ
タンニン分:弱い、サラサラした
アルコール度:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ(ライト)

【評価】
軽くて、フレッシュ、カジュアルに楽しむ

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
そうとう軽いタイプです。

濃いワインが好きな人は、水っぽくてダメかもですね。

とはいえ、軽くてもバランスがいいので、軽めのワインが好きな人はOKだと思います。

私、個人的には、全然ありですね。

今日の晩御飯は、カップ麺の赤ちゃんぽんと、冷凍の唐揚げ。

唐揚げにはバッチリで、ビールみたいな合い方をします。

カップ麺の赤ちゃんぽんにもそれなりに合う感じ。
インスタント臭さを洗い流してくれますね。

このワイン、コンビニ弁当、インスタントモノに良く合うワインかも。

シンプルで、ライトで、ドライなので、ニュートラルで、幅広く料理に合いそうです。

「うま辛ラー油のラーメンスナック」に合わせると、スナックの香りが強すぎて、ワインが完全に負けます。
これはさすがにもったいないな。

軽くて繊細なワインなので、あまり味の強いスナックには合わせない方が良さそうですね、ロゼに近い感じというか。

食事が終わって、ワインだけになると、やや渋みがたまる感じで、ちょっと食べ物が欲しくなります。

このワイン、スーパーライトワインの見本みたいですね。

個人的には、398円ワインとしては十分ありだと思います。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2012/07/11

カルメン 白 NV (2012年リニューアル)

カルメン 白 NV
PALACIO DEL CARMEN BLANCO NV

スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:12%
ブドウ品種:マカベオ、アイレン

肉のハナマサで、398円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、しっかりした印象

【香り】
豊かさ:しっかり感じられる
特徴:ミネラル、グレープフルーツ、クリーム、白い花、ハーブ
香りの印象:開いている、やや木樽?

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽い
酸味:柔らかい、弱め
バランス:ライトボディ、おだやか
苦味:コクを加える
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュ)

【評価】
ライトでシンプル、カジュアルに楽しむ

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり

【総評】
ライトで、ドライ、辛めの味わいですね。
後味の苦味が強く、エグ味が残ります。

軽いながらバランスは良く、マイナス要素は少ないでしょうか。

今日の晩御飯は、前回、赤ワインに合わせて撃沈した、辛ラーメン。

合わせてみると、辛みをカバーしてはくれないけど、赤ワインよりは問題ありません。

でも、やっぱり、白ワインに合わせるものではないかも。
辛ラーメンを食べてる間は、ワインにまったく手が伸びませんね。(; ̄ー ̄A

おつまみで買った、ローソン100のミミガーは、問題なし。
ほんのりレモン風味ですが、それが白ワインとフィットします。

ポテチに合わせると、苦味がやや強くなるけど、でもまあ、問題なし。

このワイン、食べ物が入った方が美味しいですね。
飲み会用としてはバッチリです。

肉のハナマサの看板ワイン、398円のカルメンシリーズがバージョンアップしたわけですが、変わったのは、ブドウ品種と、原産地。

「より美味しく、使用品種をグレードアップ」ということで、「カヴァでおなじみの、マカベオ種&アイレン種」に変更。
原産地は、カスティーリャ・ラ・マンチャ州の地酒ランクに昇格です。

以前飲んだときは、樽香が気になりましたが、今回はクリーンな印象ですね。

特別良くなった、って感じではありませんが、少なくとも悪くはなってません。
この価格なので、悪くならなかっただけでも十分かも。

軽いので、スイスイ飲めてしまいますが、ワインだけだと、ちょっと辛くて、飽きてくるかな。
フルーツ感が弱いのが飽きる原因でしょうか。

でもまあ、398円ワインとしては、安定感があると思います。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2012/07/10

ベガ・ティエラ 赤 NV (ブラインドテイスティング:当てる)

ベガ・ティエラ 赤 NV
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(2)カベルネ・ソーヴィ二ヨン85%、メルロー15%(チリ:セントラル・ヴァレー:11)\500
(3)テンプラニーリョ、グルナッシュ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\420
(4)品種不明(チリ:地理的表示無し:NV)\398

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:落ち着いた色調の、黒っぽい濃いルビー
濃淡:やや淡い
ディスク:薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若さはあるが、やや力の無い外観

【香り】
豊かさ:鼻をつく感じ
特徴:プルーン、加熱された果実、黒蜜、ペドロヒメネスのシェリーのような印象
香りの印象:熟成感が現れている

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):かすか
酸味:しっかりしている
バランス:ライト、穏やか
タンニン分:軽い、サラッとした
アルコール度:弱め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(熟成した)

【評価】
ライトで熟成感がある、個性的な味わい

【供出温度】
15-18度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
明るめで、力の無さそうな外観からは、500円前後のワインが候補。

香りは、ペドロヒメネスのシェリー。
そうなるとスペイン。
少なくとも、カベルネ・ソーヴィニヨンではない。

チリは品種が不明だが、おそらくグローバル品種なので、これも違う。

味わいは思いのほかドライだが、軽くて、熟成感のある味わいで、伝統産地のテーブルワインの印象。
ここでもやはりスペイン。

ファイナルアンサーで、テンプラニーリョ、グルナッシュ スペイン
で、ピンポン

これは、やや痛み気味?

【総評】
ベガ・ティエラ 赤 NV
VEGA TIERRA TINTO NV

スペイン:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:11%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、グルナッシュ

びっくり酒店の通販で、6本セット2980円、1本あたり497円で購入。
単品価格は、420円。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
ちょっと酸っぱくなってる?という感想。

価格より高めの感想だったのは、ベースがしっかりした、伝統産地のワインって印象だったからでしょうね。
たしかに、ひょっとしたら、わりと良いワインかも、みたいな期待感は少し感じます。

今日の晩御飯は、麻婆豆腐。
赤ワインだとどうかな、って思っていたら、このワイン、バッチリです。

ちょっと紹興酒っぽいテイストで、さらに軽いので、うまく馴染んで、料理に深みを出してくれます。
これはなかなかのヒットですね。

お酒も料理も美味しくなります。

最初、このワインを飲んだときは、こりゃ外れと思いましたが、料理と合わせると突然良さが出てきました。
このワイン、意外といいですね。

確かに酸っぱい、という致命的な欠点を持っていますが、ベースはそんなに悪くないかも。

玉こんにゃくの煮物があったので、つまみながら飲んでみると、ワインらしからぬ合い方をします。
中国酒とか、日本のワインっぽいのかな?

ほどよく傷みかけた熟成感が、なんとも枯れた味わいをかもしだします。

これほど、家庭の和食に合う、赤ワインは記憶に無いかも。

このワイン本来のコンディションとはちょっと違う気がするのですが、久しぶりに変態ワインラバーのハートをくすぐるワインでした。

でもあまり人には勧められないかも。。

2012/07/08

シャトー・ル・ロック 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

シャトー・ル・ロック 2010
(1)甲州(日本:山梨県産甲州ぶどう100%使用:NV)\1380
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCマコン・ヴィラージュ:10)\1080
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(NZ:マールボロ:11)\990
(4)グリッロ100%(伊:シチリア州:IGTシチリア:10)\982
(5)ソーヴィニヨン・ブラン主体(仏:ボルドー地方:AOCアントル・ドゥ・メール:10)\880

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、ベージュっぽいイエロー
濃淡:中庸
ディスク:やや薄め
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:やや熟成感がある。

【香り】
豊かさ:しっかり感じられる
特徴:リンゴ、白い果肉の果実、クリーム、ミネラル、少しビネガーっぽさがある、シードル
香りの印象:第1アロマが強い、やや熟成感がある、木樽の印象?

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:強め、シャープな
バランス:ミディアムボディで、ライトなボリューム感がある
苦味:爽やか
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ、ミネラリー

【評価】
軽めながら、まとまりは本格的。 食事に合わせるタイプ。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
ベージュっぽい外観は、グローバル品種というよりはローカル品種?
甲州っぽさはない。

香りは、最初果実香で、後からミネラル、最終的にはシードルっぽさがあり、ボルドーブランのイメージ。
木樽の印象もある。

飲み口は、ミディアムのボリューム感で、このへんもボルドーブランっぽい。
他に可能性があるとしたら、グリッロ?

時間とともに、ヴァニラや木樽のニュアンスが強くなってきたので、ひょっとしたら、マコン・ヴィラージュって可能性も検討するも、やはり全体的な印象は、ボルドーブラン。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン ボルドー
で、ピンポン

ボルドーブランらしい味わいです。

【総評】
シャトー・ル・ロック 2010
Chateau Le Roc 2010

フランス:ボルドー地方:AOCアントル・ドゥ・メール
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン主体(と思われる)

リカーランドトップで、880円で購入。

アントル・ドゥ・メールなんですが、伝統的なボルドー・ブランの印象があります。

伝統的なボルドー・ブランって、ちょっと酸化した印象とか、クリーンじゃない印象とか、私はあまり良い意味で使わないのですが、このワインは伝統的な印象がマイナスになってませんね。

逆にそれが厚みになってる感じでしょうか。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
880円と伝えると、それは安い、という評価。

今日の晩御飯は、豚肉のピリ辛炒めのレタス添え。

このワイン、軽めでも本格的な味わいなので、ビールっぽい合い方はしませんね。

肉と野菜に、マヨネーズをちょっと足すと、よく合いました。

軽めなので、そんなに気を使う必要はありませんが、ちょっとクリーム系の料理の方が合うみたいです。

香りも、じわじわと開いてきて、バタークリームのような要素に加えて、フレッシュな青みを感じるスパイス香が出てきます。
強さはありませんが、この価格とは思えない、複雑性と、上質感を感じる香りですね。

グラスに置いて時間が経つと、やや生っぽい香りも出てきますが、飲み口は意外と安定しています。

なんだかんだで美味しいですね。
ワインだけでも、グラスに手が伸びます。

1000円弱のボルドー・ブランとしては、かなり良い方ですね。
コストパフォーマンスは高いと思います。

株式会社 徳岡 主催 ボルドープリムール2011 試飲会

株式会社 徳岡 主催のボルドープリムール2011 試飲会に行ってきました。

今年で、3回目の参加です。
だんだん恒例行事になってきました。(=v=)

主催:株式会社 徳岡
場所:ヒルトン東京
日時:2012年7月5日(木)13:00~16:30
会費:2000円

いままでの2回は、セミナーに参加しましたが、今回は都合が合わず、試飲会だけ。

会場に着いたのが、15:00過ぎだったので、もう人も少なめで、ゆっくり試飲出来ました。

まだ目玉のヴァランドローやスミス・オー・ラフィットなども残っていて、ちょっと遅めに来たほうがいいかも。
でも、スミス・オー・ラフィットの白が飲めなかったですね~、これは残念。

供出されていたものは、赤、白合わせて、32銘柄。
試飲したものは、23銘柄。

のこり9銘柄、飲めなくて残念です。

■プリムールって何?

ボルドーの銘醸ワインは、12ヶ月から24ヶ月樽で熟成し、さらに瓶で2~4ヶ月寝かされてから出荷されます。
2011年産のワインの出荷は、2013年の冬から2014年の春以降にかけて行われます。

その出荷前のワインを「熟成」前の状態で試飲して、市場に出すものがプリムールワインです。
いわゆる先物買いですね。

プリムール試飲会をフランス国外で開催すのは、通常考えられない事だそうです。

プリムールって、セラーにあるまだ熟成中のワインを何樽か持ってきて試飲させる、みたいなイメージがありますが、実はそんなに簡単な事ではありません。

まだ、セパージュ(品種)ごとに醗酵作業が進んでいるものをブレンドして瓶詰めして、空輸で持ってきているそうです。
コストも手間もかかるので、やりたがらないシャトーも多いみたい。

品質は不安定で長持ちはしないので、プリムールのワインは、1週間で廃棄するという約束で輸入してるそうです。

■ワインテイスティングの個人的な感想 

プリムールワインの試飲のポイントは、「成長」を読み解くことです。

が、もちろん!私にはそんなことはできません。
なので、飲んだ感想をそのまま書いておきます。

【注意】
ラベル画像は楽天市場から引用していますので、画像からのリンク先は2011年のプリムール販売のページではありません。

プリムール購入希望の方は以下のページからどうぞ。
http://www.bon-repas.jp/primeur/

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Chateau Lynch-Moussas
シャトー・ランシュ・ムーサス
AOCポイヤック 5級格付け
プリムール価格:3,130円



香りに、茎のような青草香と、やや生っぽさがある。
飲み口は苦味が強く、イマイチな印象。

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Chateau Hart-Batailley
シャトー・オー・バタイエ
AOCポイヤック 5級格付け
プリムール価格:3,460円



香りが弱めで、味わいも弱め。
まだ飲めない感じ。

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Chateau Ferriere
シャトー・フェリエール
AOCマルゴー 3級格付け
プリムール価格:3,080円



果実香、カラメル、青みが少し。
マイルドな口あたりに優しい果実感。
後味に青みが強く残って、マイナスポイントで、イマイチな印象。

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Chateau Chasse Spleen
シャトー・シャス・スプリーン
AOCメドック クリュ・ブルジョワ・エクセブショネル
プリムール価格:2,810円



香り弱い、重い茎のような青草香。
飲み口はシンプルでカジュアル、後味のフルーツ感が良い。
少し薬っぽいフレーバーが気になる。

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Chateau Camensac
シャトー・カマンサック
AOCオー・メドック 5級格付け
プリムール価格:2,600円



香り弱め、スパイスや青草香、カラメル。
飲み口はシンプルなフルーツ感で、後味に青臭さが残る。

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Chateau Lafon-Rochet
シャトー・ラフォン・ロッシェ
AOCサン・テステーフ 4級格付け
プリムール価格:3,760円



青み、カラメル、キャラメル。
タンニンがキツめで、後味が苦い。
ドライで辛みが強いが、何となく魅力もある。

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Chateau Calon-Segur
シャトー・カロン・セギュール
AOCサン・テステーフ 3級格付け
プリムール価格:5,870円



お菓子のようなカラメル香、集めの果実感。
重さや厚みがある。
マイルドな口あたりで、リッチで、本格的な印象。
ソツなくまとまっていて、期待感を感じる。

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Chateau Beychevelle
シャトー・ベイシュヴェル
AOCサンジュリアン 4級格付け
プリムール価格:6,620円



加熱された果実、ジャム、ややキャンディ。
飲み口はフルーティで、タンニンは強めながら、スッキリしている。
悪くない感じ。

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Chateau Rauzan-Segla
シャトー・ローザン・セグラ
AOCマルゴー 2級格付け
プリムール価格:8,250円



香り弱めで、茎っぽい青み。
ワインになりかけのジュースの印象で、イマイチ判定できない。

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Chateau Sociando-Mallet
シャトー・ソシアンド・マレ
AOCオー・メドック 格付け無し
プリムール価格:3,150円



ハーブ、スパイス、ベリー、フローラルな印象からカラメル。
口あたりが良く、フルーツ感が心地いい。
テイスティングでも、口に含むと出したくない感じ。
余韻の香りも華やかで、とても良い。

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Chateau Belgrave
シャトー・ベルグラーヴ
AOCオー・メドック 5級格付け
プリムール価格:2,670円



トーストのような香ばしい香り。
柔らかい飲みくちで後味のフルーツ感が良い。
好印象。

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Chateau La Garde rouge
シャトー・ラ・ガルド
AOCペサック・レオニャン 格付け無し
プリムール価格:1,990円



トーストや、焦げたパン。
飲みくちが優しく、卵白の印象がある。
もう飲めそうな感じ。
余韻は短め。

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Chateau Cantelys rouge
シャトー・カントリス
AOCペサック・レオニャン 格付け無し
プリムール価格:1,990円



生っぽい青み。
軽めで、果実感があって、美味しい。
余韻はやや短いが、後味の果実感がとても良い。

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Chateau Smith Haut Lafitte rouge
シャトー・スミス・オー・ラフィット
AOCペサック・レオニャン グラーブ特級格付け
プリムール価格:6,620円



やや青みと酵母の印象のある香り。
優しい、飲みやすい、丸い果実感で角が取れている印象。
余韻はチャーミングで長い。
とても好印象。

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Bad Boy
バッド・ボーイ
AOCボルドー 格付け無し
プリムール価格:1,450円



ちょー、苦い。

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Chateau Bel Air Ouy
シャトー・ベレール・ウイ
AOCサンテミリオン・グラン・クリュ 格付け無し
プリムール価格:2,060円



薬草のような、複雑性のある、深みのある香り。
飲み口はフルーティで、軽やかさがあって、可愛らしい。
すでに美味しい。

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Clos Badon Thunevin
クロ・バドン テュヌヴァン
AOCサンテミリオン・グラン・クリュ 格付け無し
プリムール価格:2,670円



フローラルで、ボルドーらしい香り。
ドライで、ライトな飲みくち、タンニンは強め。
好印象。

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Virginie de Valandraud
ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー
AOCサンテミリオン・グラン・クリュ 格付け無し
プリムール価格:3,760円



グリーン香が強く、重い香り。
飲みくちはシルキーだが、辛くて重い印象。
現在の状態では、まだ美味しく無い。

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Chateau de Valandraud
シャトー・ド・ヴァランドロー
AOCサンテミリオン・グラン・クリュ 格付け無し
プリムール価格:17,360円



香りがまだあまり立たない。
香草、薬、酵母、卵白の印象。
飲みくちは、フルーツ感が心地よく、スーッと体に入る印象で、テイスティングでも出したくない感じ。
タンニンが強く、後味は収斂性がある。
特別良い感じでも無いが、こういうワインが熟成すると美味しくなるんだろうな、と感じる。

――*+ +*――*+ +*――*+ +*――*+ +*――*+ +*――*+ +*――

Chateau La Garde blanc
シャトー・ラ・ガルド・ブラン
AOCペサック・レオニャン
プリムール価格:2,260円



香り弱め、グレープフルーツ、飲み口軽め、美味しい。

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Chateau Cantelys blanc
シャトー・カントリス・ブラン
AOCペサック・レオニャン
プリムール価格:2,130円



カジュアルな印象。

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Virginie de Valandraud Blanc
ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー・ブラン
AOCボルドー
プリムール価格:2,130円

Good

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Valandraud Blanc
ヴァランドロー・ブラン
AOCボルドー
プリムール価格:3,760円

いまいち深みがないが、フルーツ感はとても良い。

――*+ +*――*+ +*――*+ +*――*+ +*――*+ +*――*+ +*――

■まとめ

試飲会は、13:00~16:30までやっているのですが、早めに行くとすごい人で、人気のあるワインをもらうのは、ちょっと大変。
今回はちょっと遅れしまい、15時過ぎに行ったのですが、人も少なめでしっかり回る事が出来ました。

でもすでに人気のワインは無くなりかけてたので、早めに入って、じっくり時間をかけて回る、が正解でしょうか。

プリムールのワインは、まだこれから瓶熟成などを経て、市場に出るワインになるので、本来の美味しさを味わえるわけではありません。
でも、このワインが将来どう変わっていくんだろう、などと想像しながら飲むのは楽しいと思います。
プリムールとはいえ、ボルドーのグラン・クリュクラスのワインを、一気に30種類も飲める機会ってそうそうありませんからね~。

それから、白についてはすでに美味しいものがたくさんあります。
普段飲めないような価格帯のワインもたくさんあるので、これはお得ですね。

2011年のボルドープリムールに興味のある方は、徳岡さんのホームページまで。

ボンルパ
http://www.bon-repas.jp/primeur/

<参考:主要銘柄のプリムール価格>

Chateau Cos d' Estournel
シャトー・コス・デストゥールネル
プリムール価格:14,640円

Chateau Lafite-Rothschlid
シャトー・ラフィット・ロートシルト
プリムール価格:63,180円

Chateau Latoul
シャトー・ラトゥール
プリムール価格:65,380円

Chateau Mouton-Rothschilt
シャトー・ムートン・ロートシルト
プリムール価格:50,690円

Chateau Margaux
シャトー・マルゴー
プリムール価格:53,410円

Chateau Haut Brion rouge
シャトー・オー・ブリオン
プリムール価格:49,330円

Chateau Ausone
シャトー・オーゾンヌ
プリムール価格:73,810円

Chateau Cheval Blanc
シャトー・シュヴァル・ブラン
プリムール価格:60,800円

※正確な価格は、徳岡さんのホームページをご覧ください

■関連リンク
・ボルドーの等級格付け メドックの格付け(1855年) 1級-2級
・ボルドープリムール2010 試飲会/セミナー
・2009年 ボルドー・プリムールワイン試飲会 レポート

2012/07/07

シャトー・ガリノー ロゼ 2010

シャトー・ガリノー ロゼ 2010
シャトー・ガリノー ロゼ 2010
CHATEAU GARINEAU ROSE 2010

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・ロゼ
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・フラン

リカーランドトップで、880円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:ニュートラルな色調のピンク色のロゼ
濃淡:普通
ディスク:やや厚め
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:赤い果実、張りのあるミネラル、ハーブ、キャンディ、カラメル、ヴァニラ?
香りの印象:第1アロマが強い、木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):優しい
酸味:弱め、フレッシュ
バランス:ライトな、心地良い、柔らかい
タンニン分:弱い、後味に微かに残る
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュ)

【評価】
ライトで柔らかいまとまり、カジュアルに楽しむ

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
繊細さな香りに、フレッシュでライトな飲みくち。
軽すぎる感じもあるけど、バランスは良いですね。

後味に残るエグ味がちょっと気になりますが、グイグイ飲めるタイプです。
キンキンに冷やしても美味しそうです。

今日の晩御飯は、メンチカツ。

何となく馴染む合い方ですが、お互いに高め合うような感じではありません。

食事が終わって、おつまみのジャッキーカルパスに合わせてみると、途中わりと馴染むけど、後味でサラミに完全に負けますね。

ミックスナッツのアーモンドは、バッチリ合いました。

ライトでフルーティなんだけど、カベルネ・フラン独特の主張みたいなものが、個性になってる感じです。

カミさんに価格感を聞いたら、980円でほぼ正解。
軽くて飲みやすい、という評価。

時間とともに、グリーン系のスパイス香が強くなってきました。

このワイン、最後まで飲みやすいですね。
1000円以下だったら、お買い得ではないでしょうか。

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