(1)グルナッシュ70%、シラー30%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:10)\1575
(2)ガメイ、ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCコトー・ブルギニョン:11)\1480
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(4)シラー(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:10)\798
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(アルゼンチン:クージョ地方:11)\738
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:紫がかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、やや明るい
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ドライフルーツ、ドライフラワー、なめし革、ストロベリー、グリーン系ハーブ
香りの印象:開いている、第1アロマが強い
【味わい】
アタック:やや弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:なめらか、しっかり
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:緻密、サラサラした
アルコール度:やや弱め
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティ(チャーミング)
【評価】
ライトながら、深みと豊かさを感じる。
【供出温度】
15-18度
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【判定】
やや明るさのある、若々しい外観からは、ブルゴーニュが候補。
香りは、ドライフラワーやなめし革で、ピノ・ノワールの印象。
さらにストロベリーなどのガメイの印象もあり。
味わいは軽めだが、しっかりした、伸びのいい酸と、緻密なタンニンがいかにもブルゴーニュっぽい。
ファイナルアンサーで、ガメイ、ピノ・ノワール
で、ブー
な、なんとシラー??
【総評】
プランス・デ・グラヴィエール シラー 2010
Prince Des Gravieres Syrah 2011
フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シラー
リカーランドトップで、798円で購入。
これはすっかりやられました。
南西地方のシラーって濃いイメージがありますが、こんなに、ライトで、上品なものがあるんですね。
ネタバレしてあらためて香りをかぐと、なるほどシラー。
スパイシーさ特徴ですね。
味わいは、ライトなので、シラーの特徴の「甘み」が弱めですが、ほのかにシラーテイストがあります。
こういったライトで繊細なシラーが、二次試験に出ると、そうとう難しそうですね。
軽めのワイン好きな我が家的には、このワイン、ヒットです。
これはいい。
軽めで繊細で、まろやかなアタックから、ジワッと旨みが広がって、後味は余韻を残しつつ、キレイに消えていきます。
夏向きの赤ですね。
少し冷やして、スッキリと飲めるので、夏のスタミナ料理とかにバッチリ合いそう。
とにかく、後味のクリーンさが、素晴らしい。
予想外のヒットです。
今日の晩御飯は豚の角煮。
豚肉と赤ワインって相性がイマイチですが、このワインは軽めで繊細なので、ひょっとしたら合うかも。
実際に合わせてみると、やはり豚肉の脂の甘みと、ワインのタンニンがイマイチフィットしない感じ。
カラシをつけてちょっとスパイシーにしてみると、ごまかされた感じで、何となく馴染む。
昨日の残りのドライカレーがあったので、合わせてみると、これも何かイマイチ?
でもこのワイン、軽めなので、食事の邪魔はしません。
ただ、ワイン視点で合わせようとすると、ちょっと気を使ってあげたくなりますね。
このワインがいいから、食事も合わせてあげたい、って思ってしまいます。
香りが、グリーン系の印象や、ドライフラワーのような華やかさがあるので、やはりハーブ、スパイスの効いたメニューでしょうか。
ハーブを使った鶏のグリルとか、トマトベースの煮込み料理とか。
軽めなのですが、チキンよりは、ビーフとかラムの方が合いそうな印象があります。
あまりに暑いので、少し冷蔵庫で冷やしたのですが、温度が低いとこのワインの良さが引き出せずに、ただ、軽いワインって印象になってしまいますね。
カミさんに感想を聞いたら、まあ悪くないけど、そんなに良くもない、という評価。
後半ちょっと良さが半減してきましたね。
力のないワインなので、しょうがないのかな?
でも、コストパフォーマンスも高いし、個性もあるし、このワインおすすめです。
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