2012/07/08

シャトー・ル・ロック 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

シャトー・ル・ロック 2010
(1)甲州(日本:山梨県産甲州ぶどう100%使用:NV)\1380
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCマコン・ヴィラージュ:10)\1080
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(NZ:マールボロ:11)\990
(4)グリッロ100%(伊:シチリア州:IGTシチリア:10)\982
(5)ソーヴィニヨン・ブラン主体(仏:ボルドー地方:AOCアントル・ドゥ・メール:10)\880

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、ベージュっぽいイエロー
濃淡:中庸
ディスク:やや薄め
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:やや熟成感がある。

【香り】
豊かさ:しっかり感じられる
特徴:リンゴ、白い果肉の果実、クリーム、ミネラル、少しビネガーっぽさがある、シードル
香りの印象:第1アロマが強い、やや熟成感がある、木樽の印象?

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:強め、シャープな
バランス:ミディアムボディで、ライトなボリューム感がある
苦味:爽やか
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ、ミネラリー

【評価】
軽めながら、まとまりは本格的。 食事に合わせるタイプ。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
ベージュっぽい外観は、グローバル品種というよりはローカル品種?
甲州っぽさはない。

香りは、最初果実香で、後からミネラル、最終的にはシードルっぽさがあり、ボルドーブランのイメージ。
木樽の印象もある。

飲み口は、ミディアムのボリューム感で、このへんもボルドーブランっぽい。
他に可能性があるとしたら、グリッロ?

時間とともに、ヴァニラや木樽のニュアンスが強くなってきたので、ひょっとしたら、マコン・ヴィラージュって可能性も検討するも、やはり全体的な印象は、ボルドーブラン。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン ボルドー
で、ピンポン

ボルドーブランらしい味わいです。

【総評】
シャトー・ル・ロック 2010
Chateau Le Roc 2010

フランス:ボルドー地方:AOCアントル・ドゥ・メール
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン主体(と思われる)

リカーランドトップで、880円で購入。

アントル・ドゥ・メールなんですが、伝統的なボルドー・ブランの印象があります。

伝統的なボルドー・ブランって、ちょっと酸化した印象とか、クリーンじゃない印象とか、私はあまり良い意味で使わないのですが、このワインは伝統的な印象がマイナスになってませんね。

逆にそれが厚みになってる感じでしょうか。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
880円と伝えると、それは安い、という評価。

今日の晩御飯は、豚肉のピリ辛炒めのレタス添え。

このワイン、軽めでも本格的な味わいなので、ビールっぽい合い方はしませんね。

肉と野菜に、マヨネーズをちょっと足すと、よく合いました。

軽めなので、そんなに気を使う必要はありませんが、ちょっとクリーム系の料理の方が合うみたいです。

香りも、じわじわと開いてきて、バタークリームのような要素に加えて、フレッシュな青みを感じるスパイス香が出てきます。
強さはありませんが、この価格とは思えない、複雑性と、上質感を感じる香りですね。

グラスに置いて時間が経つと、やや生っぽい香りも出てきますが、飲み口は意外と安定しています。

なんだかんだで美味しいですね。
ワインだけでも、グラスに手が伸びます。

1000円弱のボルドー・ブランとしては、かなり良い方ですね。
コストパフォーマンスは高いと思います。

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