Noumin Rosso 2010
日本:国産ぶどう100%使用(山形・上山、栃木・大平町、栃木・足利、長野・高山村、山梨・勝沼、埼玉・熊谷、群馬・赤城)
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン54%、メルロー26%、タナ7%、マスカット・ベーリーA4%、甲州4%、ノートン3%、その他2%
ワイン商人ドゥアッシュの通販で、1715円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若さがあるが、落ち着いた色調
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、ブルーベリー、卵白、フローラル、スパイス、血液、カラメル
香りの印象:開いている、複雑性があり、華やか
【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:円みのある、しっかり
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:サラサラした、緻密
アルコール度:やや強め
余韻:長い
【フレーヴァー】
スパイシー、フローラル
【評価】
上品で、華やか
【供出温度】
15-18度
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
華やかで、複雑性のある香りに、しっとり優しい飲みくち。
余韻も心地よい感じ。
後味に若干収斂性があり、酸っぱさが残ります。
体に染みる柔らかさを持っていますね。
気持ちが落ち着くような味わいです。
ちょっと酸味が立つような、収斂性とエグ味が残る後味なので、ワインだけよりも、食事と合わせると活きるタイプだと思います。
合わせる食事も、オーガニックで野菜中心の優しい味わいの料理が良さそう。
有機野菜のグリルとかね。
でも残念ながら、今夜の我が家の晩御飯は、カレーです。
フツーのルーの家庭のカレー。
合わせると、軽い事もあって、ワインが大人な対応をしてくれます。
ワインがあまり主張しないで、食事をたてる感じ?
いろいろと合わせてみたくなるタイプですね。
食事が終わって、ワインだけになっても、美味しく飲めます。
時間が経つと、口あたりが良くなって、後味も良くなってきました。
このワイン、なかなかいいですね~。
カミさんに、銘柄を教えずに感想を聞いたら、「食事があったほうが美味しいタイプ、ニューワールドの980円くらいのワイン?」という返答。
う~ん、確かに、日本のワインってどうしても軽めで、安めの印象がありますよね。
このワインも第一印象は、軽めで安い印象がありますが、飲み進むとじわじわ良さが出てきます。
1800円は、まあ、納得感のある価格では無いでしょうか。
世界レベルで考えると、パワーはもの足りないですが、日本のワインならではの、繊細さがあると思います。
多分、和食に合う、赤ワインなんですよね。
飲み進んでも、後味のエグ味は残りますが、チーズのようなコクと、旨味成分みたいなものが出てきました。
日本ワインの奥深さを感じさせる、存在価値のあるワインではないでしょうか。
■ココファームのワイン
・農民ドライ 2010
・足利呱呱和飲 2011
■楽天ショップへのリンク
農民ロッソ [2010] ココ・ファーム・ワイナリー【取り寄せ:7月中旬入荷予定】
※サイトより引用
ボルドーは王様です。人々はボルドーのようなワインをつくりたいがために、カベルネ・ソーヴィニョンやメルロといったボルドー品種を、国境を越え、遠く離れた自分の畑に移植し始めました。日本はその点では新入りなので、よい葡萄だと聞いて実際畑に行ってみると、いつも不満が残り、長い時間と経験の必要性を強く感じていました。しかし日本の優秀な栽培農家の方たちに出会った時、チャンスを逃がしていたことに気づきました。私たちが好む日本のワインを生み出せる畑がそこにはあったのです。結果は・・・? ぜひ、飲んでみてください。カベルネソーヴィニョンやメルロの果実味やストラクチャー、ノートンの引き締まるような酸、樽熟の甘い香り・・・このワインはボルドーでもイタリア(ロッソとはイタリア語で赤のことですが)でもありません。果実味と希望に溢れた日本の赤ワインです。
相性の良い料理:
程よくコクのある料理:子羊の香草焼、鴨のグリル、ローストポーク、 焼鳥(たれ)、ミートソースのパスタ、トマトと茄子のチーズ・グラタンなど。
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