・シャルドネ(チリ)\525
・ユニ・ブラン、シュナン・ブランなど(フランス:ヴァン・ド・ターブル)\525
・カルロ・ロッシ(カリフォルニア)\468
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
淡い黄色で、ほんのりグリーンがかっている。
小さな気泡が多く見受けられる。
粘性は中程度
【香り】
ミネラル。
ややシャブリっぽい発酵香(いまだにこの表現が分からない)。
やや重さを感じる、柑橘系のフルーツ香。
少しヴァニラ?
【味わい】
かなりしっかりした酸味。
シャープだが、ややキレの悪い後味。
ボディのふくらみはあまり感じないがややぽっちゃりしてる。
余韻は少し続く、5~7秒くらい?
苦味を感じる。
やや甘い感じはあるが、基本的にセック。
【判定】
外観では淡くややグリーンがかっているのが特徴。
さらに小さな気泡が多く見られる。
最近はシャルドネでも気泡の見られるワインが多いので、ヴァン・ド・ペイのシャルドネなどはかなり怪しい。
香りのイメージは、シャルドネっぽい印象もある。
ただ、ミネラルや発酵由来の香りは品種を特定できないので、シャブリっぽさを感じてもそれは決め手にならない。
味わいはかなり酸味が強い。
シャルドネだとしても、南の印象ではない。
もちろんチリでもない。
そうなると、カルロ・ロッシか、ユニ・ブラン、シュナン・ブランだが、どれも決め手にかける。
ただ、ワイン自体には力を感じるので、シャルドネの線でもう一度香りと味を探ってみる。
やや重いフルーツ香の印象やほんのりスモーキーな印象もシャルドネっぽい。
飲み口は酸味がしっかりとしていて甘さが抑えられているので、フランスのヴァン・ド・ペイのシャルドネがやはり怪しいか。
と、そこで、時間とともにソーヴィニヨン・ブランのようなスモーキーな印象が強くなる。
やはりこれは単一品種のワインじゃないぞ、きっと。
そうなると力強さではカルロ・ロッシでは無いだろう。
ファイナルアンサーで、ユニ・ブラン、シュナン・ブラン
で、ブー
なんと、チリのシャルドネでした。
【総評】
ネブリナ シャルドネ 2007
neblina CHARDONNAY 2007
チリ:セントラルバレー地方
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ
テスコエキスプレスで、特売2本1050円、1本525円で購入。
■裏のラベルのコメント
トロピカルフルーツやシトラスのような活き活きとした果実味と、バターのニュアンスが感じられる、フレッシュで柔らかな口当たりのワインです。
■チリワイン ショップ ユヤイさんのコメント
http://www.yuyay.jp/SHOP/CSR-1018.html
薄い黄色。トロピカルフルーツ。切れの良い飲み心地。
ユヤイさんのページによると、「樽熟成をまったくさせない、完全バラエタルシリーズとして、品種の個性を引き出すというコンセプト。」だそうです。
裏ラベルのバターや、私の感じたヴァニラはいったいどこから来てるのでしょうか。
というか、改めて嗅ぐとやっぱりこれは樽由来の香りは無いですねー。
いわゆるシャブリっぽさを感じたのはそういった理由でしょうね。
ちなみにユヤイさんのテイスティングノートでは「切れの良い」となっていますが、ワインエキスパート試験でこのワインが出たら、明らかに「切れの良い」を選ばなくてはならないワインだと思います。
最初にキレが悪い、と感じたのはやはり苦味とスモーキーな印象が強かったからですね。
それからやや温度が上がってくるとやはり切れの悪い、重さを感じるようになります。
しかし面白いもので、シャルドネと分かったとたんにいろいろな要素を感じるようになります。
こういったシャープで切れのいい感じのシャルドネは良く外します。
一昨年、二次試験で落ちたときのシャルドネもそうだったんですよね。
リースリングって答えてしまいました。
なので、菩提樹の花、とかありえない項目を選択してしまいました。
ちなみにこのワイン、我が家的にはいまいちかな~。