2008/10/31

ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス ブラン ボリー・マヌー

・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・ソーヴィニヨン・ブラン(アルゼンチン:メンドーサ:07)\850
・品種不明(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス:NV)\840
・コルテーゼ、トレッビアーノ、ガルガーネガ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス ブラン ボリー・マヌー
【外観】
強い輝きのある外観。
色味は少し淡いが、オレンジを少し落としたような色調。
複雑な色調に見えるのは、輝きが強いせいか。
粘性も強く、脚が大量に現れる。

【香り】
控えめな香り。
蜜のような印象。
ちょっとミントっぽいハーブ。
すっきりとした印象。

【味わい】
水っぽく、収斂性があって、ちょっと酸化してるような味わい。
残糖はほとんど感じない。
酸味は、ちょっと酸化してるようなキツイ口当たり。
余韻もほぼなし。

【判定】
輝きが強いので、甘いワインの印象。
香りは、ヴァラエタルアロマがほとんど無いので、やはりモスカートではないかも。
口当たりは水っぽく、キツイ酸味。
ひと昔前のテーブルワインみたい。
口当たりは安いイタリアワインの印象。
香りもそんな感じかも。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ブー

なんと品種不明のヴァン・ド・ペイでした。

【総評】
ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス ブラン ボリー・マヌー
VIN DE PAYS DES VIGNOBLES DE FRANCE Blanc BORIE MANOUX

フランス:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明

リカーランドトップで、840円で購入。


多くの品種がブレンドされているように感じますが、ちょっとバランスが悪いかな~。
品種は分からないのですが、コロンバールのような印象です。
華やかさが無いけど、体力ある、みたいな。
一応、ヴァン・ド・ペイなんですけど、テーブルワインくらいの品質感ですね。

という最初の印象でしたが、飲み進むと案外悪くない。
ポテンシャルは高いのかな。

第一印象が悪いので、あまり人には薦められないワインでしょうか。

【追記】
ブドウ品種は、ソーヴィニヨン・ブラン100%みたいですね。

2008/10/30

コノスル・オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール(チリ:コルチャグア・ヴァレー:07)\1080
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドーAC:06)\990
・テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\790
・バルベーラ、ドルチェット、サンジョヴェーゼ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コノスル・オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール 2007
【外観】
濃い外観。
透明感はほとんどない。
フチは青みの強い紫。
若々しい外観。
粘性は強く、脚がいつまでも残る。

【香り】
茎をイメージさせるようなグリーン香。
濃縮感のある果実香。
焦げ臭もかすかにあるが、フルーティさの強い印象。
香りはそれほど強くない。

【味わい】
フレッシュで、フルーティな飲み口。
厚みのあるミディアムボディながら、飲み口は爽やか。
酸味がしっかりとしていて、若々しさを感じる。
タンニンはしっかりとあるので、あと味に渋みが残る。
余韻はあまり長くない。

【判定】
コルクが浮いている時点で、スクリューキャップが外れる。
なので、ボルドーが外れて実質3択になる。
とても濃い外観なので、イタリア、スペインは違うかも。
香りは、まさにカベルネ・ソーヴィニヨン。
茎っぽいグリーン香があり、焦げ臭や濃縮感のある果実香を相まってチリカベらしい雰囲気。
飲み口は残糖をあまり感じないタイプで、セックながらフレッシュ感がつよく、爽やかな飲み口。

ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

ボルドーが生き残っていたら、間違っていたかもしれませんが、さすがにこれは当たったかな。

【総評】
コノスル・オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール 2007
Cono Sur Cabernet Sauvignon/Carmenere 2007 Organically grown grapes

チリ:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネソーヴィニヨン61%、カルメネール39%

グルメシティで、1080円のところを30%オフの756円で購入。

評判の高い、コノスルですね。
なんとなく、筋がいいというか、センスがいいというか。
チリカベらしさを持ちながら、バランスよくまとまっていますよね。

またいかにもオーガニックらしい、フレッシュさもあります。
手造りっぽい、とでもいいましょうか。

なんか憎めないというか、性格がいいというか、魅力を感じるワインです。
ニコニコしながら、だまって人の話を聞いてる、みたいな???

ジューシーさが、ジュースっぽくならず、ワインとして高度に昇華されてる感じがあるんですよね、ちょっと魔法をかけてるくらいの印象です。

飲めば飲むほど良さがじわじわ沁みてきます。
明日、朝から打ち合わせなのに、大丈夫か~。
平日に飲むと危ないタイプのワインですね、これは。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/sake-king/27/

※サイトより引用
自然のサイクルを基本とした葡萄づくりから産まれるこのワインは、ドイツのオーガニック農産物認定機関『BCSエコ』の認定を受けた有機栽培葡萄を100%使用したワインです。
ラベルに描かれた自転車は、毎日畑へとペダルをこいでいく農夫たちのシンボル。
彼らの献身的な畑仕事とチリの大自然が、土の滋味たっぷりで凝縮感のある個性を産み出しています。
【製法】
ステンレスタンク。
選果後圧搾、果汁の50%を8℃で4日間マセレーション。
その後29℃で7日間発酵。
パンピングオーバーは1日8時間。
マロラクティック発酵も行う。
SO2はごく微量ながら必要最小限な量のみ使用。
セカンドユースのフレンチオーク樽(ミディアムロースト)で6ヶ月。
ステンレスタンクで2ヶ月。

■関連情報(コノスルのワイン)

2008/10/26

アルフォンソ オロロソ ゴンザレス・ビアス(シェリー)

アルフォンソ オロロソ ゴンザレス・ビアス
ALFONSO OLOROSO GONZALEZ BYASS

アルフォンソ オロロソ ゴンザレス・ビアス
※酒精強化ワイン:シェリー:オロロソ
スペイン:アンダルシア地方:ヘレス・デ・ラ・フロンテラ
アルコール度:18%
ブドウ品種:パロミノ

リカーランドトップで、1970円で購入。

【外観】
キレイな輝きのある琥珀色。
オレンジの色味が強く、あまり熟成感は感じない。
まさに瑪瑙のようなイメージ。
粘性は思ったより強くなく、脚は少なく現れ、すっと流れる感じ。

【香り】
紹興酒のようなオリエンタルスパイスをイメージさせる熟成香。
空気に触れてくると少しナッティな印象が出てくる。

【味わい】
ドライながらまろやかさもあり、案外すっきりした飲み口。
シェリーにしては軽やかな印象。
酸味もしっかりしているので、フレッシュ感もある。

【総評】
あまりシェリーは飲まないのでコメントが難しいですが、それほど熟成感の無いフレッシュなオロロソって感じがします。
香りも味わいも紹興酒の印象が強く、まったくブラインドで飲んだら紹興酒って答えてるでしょうね。
それでも、少し空気に触れてくると、ナッティな香りなど出てきて、シェリーらしい飲み口になってきます。(当たり前か)

カミさんは、ティオペペの方が美味しいけど、不味くは無い、とのこと。

ほとんどフィノしか飲んでいないので、ちょっとオロロソに慣れてない感じもあるでしょうね。

それでも、飲むにつれてじわじわと良さが伝わってきます。
これはきっといいシェリーに違いありませんね、きっと。

■オロロソ「Oloroso」とは
フロールが発達しなかったワインにアルコールを強化し、酸化させて強烈な香りとデリケートなこく、深みをもたせたもの。金色、辛口。寒い朝や食事に好適。
※日本ソムリエ協会教本2006年版より引用

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/kagaya/685273/721612/721619/#713717

※サイトより引用
素晴らしい琥珀色が、このワインの力強さを物語ります。香りも快い、刺激を与えてくれるオロロソ・シェリー。長い熟成を得て、ほんのりスパイシーな高級葉巻の味わいが感じられます。他のワインに比べてもアルコール度数が18度と高く、食前酒としても楽しめます。
なるほどこのシェリーの琥珀色はとてもキレイなんですよね。
素晴らしい輝きがあります。
香りの、ほんのりスパイシーな高級葉巻、ってのは私の知らない世界ですね。
シガーでもやるとコメントの幅が広がるのかもしれませんが、キャラ的にそういうタイプじゃないし。。
すぐには飲みきらないので、また後日飲んでからレポートしようかな。

2008/10/25

モナステリオ・デ・サンタ・アナ モナストレル 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・シラー(仏:コート・デュ・ローヌ:07)\1590
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーズ、ルビー・カベルネ(南アフリカ:ウェスタン・ケープ州:04)\1580
・モナストレル(スペイン:フミーリャD.O.:06)\1220
・バルベーラ、ドルチェット、サンジョヴェーゼ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モナステリオ・デ・サンタ・アナ モナストレル 2006
【外観】
黒く、濃い外観。
エッジに赤味を強く感じるがやや落ち着いた印象。
粘性は強めで脚が多く現れる。
雫に色素が残るので、ややタンニンが溶けきれてない印象。

【香り】
なめし革のような動物香。
ケミカルな印象が強い。
フルーツは赤系。
全体に香りは軽く、あまり深みも無い。

【味わい】
ドライで柔らかいタンニンだが、渋みはしっかりと残る。
酸味も柔らかい。
甘さはほとんど感じず、ドライで落ち着いた印象。
深みや華やかさはあまりなく、ややそっけない感じ。
ボディもミディアムくらいで、余韻はそこそこ長い。

【判定】
濃い外観からはイタリアが消える。
香りはなめし革の印象が強く、シラーは違いそう。
味わいは硬派な印象で、カベルネ・ソーヴィニヨンもありそうだけど、香りの印象がちょっと違うので、ここはやはりモナストレルか?
決め手が無いので再度検討。
やや動物香が強いが、スパイスや焦げ臭などが無いので、シラーじゃなそう。
しかも味わいは新世界ワインではない。

ファイナルアンサーで、モナストレル
で、ピンポン

おお、当たったあたった。

【総評】
モナステリオ・デ・サンタ・アナ モナストレル 2006
MONASTERIO DE SANTA ANA MONASTERELL 2006

スペイン:フミーリャD.O.
アルコール度:14%
ブドウ品種:モナストレル(ムールヴェードル)

リカーランドトップで、1220円で購入。

香りの印象はやや地味で渋い感じなんですが、飲み口はフルーティで飲みやすいワインです。
というか何となく魅力を感じるワインですね。

とてもいいワインというわけではありませんが、感じのいいワインです。

飲んでいて印象が変わっていくタイプではないですけど、飽きがくる感じじゃないんですよね。

そういえばこのワイン香りの印象は、鉄錆の印象がありますね。
血のような、というか、鉄棒のようなというか。

なめし革の印象と相まって、錆びたビスが打ってあるサドルのようなイメージ?

ちょっとそっけなさも感じますが、コストパフォーマンスが高いワインだと思います。

私は好きですね、このワイン。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/kbwine/mtx0562/

※サイトより引用
赤果実の濃密なフルーティーさときめ細かなタンニン、柔らかな酸がとても印象的なワインに仕上がっています!!このコストパフォーマンスには毎年のことながら驚愕!!さらに超当たり年ならではの凝縮した果実味と完熟ぶどうの自然な甘み、たっぷりとしたコクと旨みに悶絶してしまいました!!今年も飲まなければ後悔すること確実!!

ヴィラ・マリア プライベート・ビン ソーヴィニョン・ブラン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ:99)\2980
・ソーヴィニヨン・ブラン(NZ:マールボロ:07)\2180
・コルテーゼ、トレッビアーノ、ガルガーネガ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィラ・マリア プライベート・ビン ソーヴィニョン・ブラン 2007
【外観】
やや淡く明るい外観。
少しグリーンがかっていて、グレーっぽさもある。
粘性は強めで、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
強いフルーツ香。
パッションフルーツのようなライチのような。
実が白くてぷるぷるしてる果物のイメージ。
少し石油香のような鉱物のイメージがある。

【味わい】
残糖が少しあるイメージのほんのりとした甘さ。
フルーティで、シャープな酸味。
舌に長く酸味が残る。
余韻は6~8秒くらいあって、後味は酸味が残りジューシー。

【判定】
外観からはシャルドネが消える。
かなりアルコール度も高そうなので、ソーヴィニヨン・ブランが候補。
香りは、いわゆるパッションフルーツのような印象。
とはいってもパッションフルーツの本物の匂いを嗅いだことがないので、あくまで想像。。
ややスモーキーさや青草香もほんのりあるので、やはりソーヴィニヨン・ブランだろう。
味わいもシャープで、フルーティでジューシー。
新世界のソーヴィニヨン・ブランのイメージそのまま。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン。

これはサービス問題ですね。

【総評】
ヴィラ・マリア プライベート・ビン ソーヴィニョン・ブラン 2007
Villa Maria Private Bin Sauvignon Blanc 2007

ニュージーランド:マールボロ地区
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、2180円で購入。

フルーティで、グレープフルーツのような苦みがあって、ほんのり甘くて、万人受けしそうなワインですが、飲み進むとちょっと味がくどくなってきます。

いいワインだと思うのですが、ちょっと重くてフィネスが無い感じでしょうか。

2000円を超える価格を考えると、また買う事は無いかな~、我が家的には。
ホントに悪いワインではないので、あとは好みの問題だと思いますね。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/dwi/441256/441280/443093/#377964

※サイトより引用
『ヴィラ・マリア・エステート』社は、クロアチア出身のジョージ・フィストニッチが、父の経営していたマウンテン・ヴィンヤーズを受け継ぎ、1961年に創立したワイナリー。
1993年にはワインメーカー・オブ・サ・イヤーに選ばれるなど、世界のワインコンテストでは数々の受賞歴(ニュージー国内最多受賞)をもつ、ニュージーランドナンバーワンのワイナリーです。
ハーブの香りと溢れんばかりのトロピカルフルーツの香り、そして充実した味わいと長い余韻が魅力的な白ワインです。

2008/10/24

タコネス 白 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・コルテーゼ、トレッビアーノ、ガルガーネガ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698
・シュナン・ブラン、ユニ・ブラン(アルゼンチン:メンドーサ:07)\398

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

タコネス 白 2007
【外観】
淡い外観。
ほんのりと黄色で、明るく、輝きがある。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
香りは弱い。
マスカットのような種の部分の香りがある。
ややシロップのような印象。
グラスを回すと、マスカットの香りが強くなる。

【味わい】
やや甘口。
残糖が割と多い。
酸味は弱く、ややべたつき感のある飲み口。
余韻はほぼ無い。

【判定】
外観からは候補を絞れないが、香りはまさにマスカット。
飲み口も残糖が多く、モスカートに間違い無い。

ファイナルアンサーで、モスカート
で、ブーーー!!!

えー、以前飲んでいるアルゼンチンのタコネス??

【総評】
タコネス 白 2007
TACONES 2007

アルゼンチン:メンドーサ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シュナン・ブラン、ユニ・ブラン

グルメシティで、398円で購入。

タコネス、味が変わってる?
でも以前も中辛口って記録してるので、変わってないのか?
前回は全然期待しないで飲んだので美味しかったけど、今回は期待しすぎてマズイのかな?
ワインのテイスティングは難しいですね、つくづく。

今日飲んだ感じではまた買おうって感じでは無いですね。

最近辛口のコメントばかり多いですが、これも不況のせいかな?

多分前回飲んだものと変わらないと思うですが、印象は良くないんですよね。

んん?ひょっとして季節の関係もあるかもね。

しかし今回、モスカートとシュナン・ブランを間違えてしまいましたが、やはり香りの強さの違いは気をつけないといけませんね。

おそらく、モスカートは強烈なマスカット香だと思うのですが、このワインは微かに香るマスカット香って感じなので、というか、ネタバレしてみればやはりこれはシュナン・ブランの香りだなー。

若干重みがあって、煙っぽさがありますね。

KWV ピノタージュ 赤 2005

KWV ピノタージュ 赤 2005
KWV PINOTAGE 2005

KWV ピノタージュ 赤 2005
南アフリカ
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:ピノタージュ

グルメシティで、980円の30%オフで、686円で購入。

【外観】
小さな気泡が多く見られる。
濃い外観だが、深い透明感があり、底がうっすらと見えるくらい。
フチのあたりにはやや濁った印象がある。
色味は黒っぽくて、落ち着いた紫。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
すみれの香り。
なめし革。
チェリーくらいの果実香。
グラスを回すとケミカルななめし革の印象が強くなる。
すこし刺激的な印象。

【味わい】
少しピリッと辛いような刺激的なアタック。
セックでミディアムボディ。
アルコール度は高い。
酸味も強く、ほどよくバランスが取れている。
余韻も長く残る。

【総評】
05のワインなので、ほんのり熟成感があるのですが、フレッシュな頃に比べるとそっけない印象が強まっているような気もします。
辛くて、アルコールが強くて、当たりが荒いんですよね。

このワイン割と好きなので良く買うんですけど、なんかいつもそっけない印象をもってしまいます。

そっけないんだけど、でもなんか惹かれるみたいな。

やっぱりこのワイン、アルコール度が高すぎる気がしますね。
もう少し抑えてあると、とっつきやすくなるんじゃないでしょうか。

合わせる料理のイメージはやはりビーフでしょうね。
焼肉は結構合うかもですね。

飲み進んでも腰砕けになりませんが、それはアルコール度の高さのおかげかもしれませんね。

【次の日】
アルコール度が高いおかげか、次の日も美味しく飲めました。
その日に開けたワイン(タコネス白)よりも美味しかったですね。

ピノタージュがいいのか、KWVがいいのか。

■楽天ショップへのリンク

http://tnishino.blogspot.com/2008/10/kwv-2005.html

※サイトより引用
深く、濃いルビー色、果実の香り豊かで、樽熟成によって、複雑な風味が生まれ、コクのる味わいに仕上がってます。
KWV は1918年にワイン産業の安定を求めて、ブドウ栽培農家によって、設立された共同組合です。
そして、1925年にKWVの支援のもと、長年研究をおこなってきた、ペロード教授がピノ・ノワールとサンソーの交配に成功し、ピノタージュという南アフリカ独自の品種を生み出しました。
ピノ・タージュは今では 南アフリカを代表し、世界に誇れる品種として愛されてます。
KWVならではの、品質の高いピノ・タージュとコストパーフォーマンスをお楽しみください!

2008/10/22

メディアノーチェ ソーヴィニヨン・ブラン 2008

メディアノーチェ ソーヴィニヨン・ブラン 2008
MEDIANOCHE SAUVIGNON BLANC 2008

メディアノーチェ ソーヴィニヨン・ブラン 2008
チリ:カチャポアル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リンコスで、648円で購入。

【外観】
淡い黄色。
艶っぽさは少なく、屈折率が低いような透明感。
粘性は中程度。

【香り】
マスカットのようなブドウの種の印象。
柑橘系の香り。
スモーキーな青草香。
石油香のような印象もあり、複雑ながら、ややまとまりのない印象。

【味わい】
残糖は少なめながら、アルコールの甘さがある。
酸味もやや強いが、アルコールの印象に押されている。
後味はとても辛口で、やや乾くような印象。
とにかくアルコールの強さが支配的。

【総評】
この価格で考えると決して悪いワインではありません。
というかコストパフォーマンスは高いくらいでしょうか。

ちょっと気になるのは、アルコールの印象の強さでしょうか。

とてもアルコールの印象が強いのですが、実は12.5%しかありません。
チリの白だとやや強くて13%くらい、13.5%なんてのもあるので、12.5%はそれほど強くないのですが、食事と合わせてもちょっとアルコールの強さが気になります。

ただ、アルコールの強さもあり、時間が経ってもダレてくる印象はありません。

■メディアノーチェのワイン

メディアノーチェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2013

メディアノーチェ シャルドネ 2012

メディアノーチェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2012

メディア ノーチェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2006

メディアノーチェ ソーヴィニヨン・ブラン 2008

2008/10/19

ビアンコ サレント 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン(NZ:マールボロ:07)\2180
・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・トレッビアーノ50%、マルヴァジア40%、シャルドネ10%(伊:プーリア州:サレントIGT:05)\940
・コルテーゼ、トレッビアーノ、ガルガーネガ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698

4本のうち1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ビアンコ サレント 2005
【外観】
やや濃い黄色。
ベージュっぽさを感じる。
粘性は中くらいで、脚があとから少し降りてくる。

【香り】
フルーツ主体の香りで、リンゴのタームを感じる。
少し酸化しているかも。
グラスを回すと、ややシロップっぽい印象が出てくる。

【味わい】
強烈な酸味。
酸化している印象が強い。
甘さはほとんどなく、残糖がとても少ないと思われる。
後味はほぼ酸味。

【判定】
やや熟した外観からは05のトレッビアーノが怪しいかも。
ノンビンテージのイタリアも候補。
香りはややリンゴのタームで酸化している感じ。
飲み口はかなり強烈な酸味で、ボディも薄い感じ。
マールボロではなさそうで、モスカートは甘いので違うだろう。
そうなるとイタリアの2本の選択肢だが、価格的にはかなり低いのでは??
ただ、ノンビンテージがこんなに熟成感があるとも思えないので、ここはやはり05のイタリアにしておくか。

ファイナルアンサーで、05のイタリア
で、ピンポン

ちょーっと酸化してます。

【総評】
ビアンコ サレント 2005
Bianco Salento 2005

イタリア:プーリア州:サレントIGT
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:トレッビアーノ50%、マルヴァジア40%、シャルドネ10%

リカーランドトップで、940円で購入。

シードルのような味わい。
完全に酸化が進んでいるワインです。
3年の熟成に耐えないワインだったのか、管理が悪かったのかはわかりません。

ベースはとても辛口ですっきりしているので、悪いワインでは無いんでしょうね。

酸化してるのが気にならなければ意外とおいしく飲めるかも?
というか、このくらいの酸化は昔のワインでは良くありましたね、そういえば。
酸っぱいのをちょっと我慢しながらチビチビいただく、というワインも多かったような。

何となく悪く無いワインなんですよね、元は良かったみたいな感じがします。

とはいえ、人にはおすすめ出来ないかな、このコンディションでは。

2008/10/18

ウエストエンド・エステート リッチランド シラーズ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・シラー(仏:コート・デュ・ローヌ:07)\1590
・シラーズ(豪:南西オーストラリア:06)\1580
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーズ、ルビー・カベルネ(南アフリカ:ウェスタン・ケープ州:04)\1580
・モナストレル(スペイン:フミーリャD.O.:06)\1220

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ウエストエンド・エステート リッチランド シラーズ 2006
【外観】
濃い外観。
フチは赤味が強い。
底は見えないくらいの濃さ。
粘性はやや強く、脚がゆっくり降りてくる。

【香り】
濃縮した果実香。
スパイス。
焦げ臭。
生っぽい動物香。
香りはとても強い。

【味わい】
甘さを感じるまろやかな味わい。
酸味もしっかりしている。
フルーティさがたっぷりあるタイプ。
余韻も長く残る。

【判定】
濃い外観と香り、味わいはまさにシラー。
なので、オーストラリアかローヌの判定になる。
生産年は1年違いなのでなかなか難しい。
甘さもやや強く、フチの赤味が強いところは新世界ワインか。

ファイナルアンサーで、シラーズ
で、ピンポン

とってもフルーティな赤です。

【総評】
ウエストエンド・エステート リッチランド シラーズ 2006
WESTEND ESTATE RICHLAND SHIRAZ 2006

オーストラリア:ニューサウスウェールズ州
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:シラーズ

ヴィノスやまざきで、1580円で購入。

フルーティで飲みやすいシラーズです。
個人的には、ジュースっぽいところが気になりますね。

塩辛さが強くて、後味に苦味が残る感じがあって、ちょっとバタバタしたまとまりというか、バランスがいまいちな感じがします。

飲み始めからずっと変化がなく、単調なイメージも受けてしまいます。
少し残っているので、明日また飲んでみよう。

【次の日】
ちょっとアルコール度が強くてバランスを崩しているような印象がありますね、やっぱり。
素直においしいって感じじゃないかな~。

クレスマン ボルドー白 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ:99)\2980
・ソーヴィニヨン・ブラン(NZ:マールボロ:07)\2180
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー:05)\1190
・トレッビアーノ50%、マルヴァジア40%、シャルドネ10%(伊:プーリア州:サレントIGT:05)\940

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

クレスマン ボルドー白 2005
【外観】
中庸な黄色。
落ち着いた色味で、ややグレーっぽい。
粘性は中程度。

【香り】
フルーツ香主体。
柑橘系からすももくらい?
ミネラル。
グラスを回すと、チーズのような発酵香。
ややスモーキーさもある。

【味わい】
シャープで切れのある味わい。
とても上品なイメージ。
やわらかい甘さがあり、フルーティな酸味。
余韻は上品に続く。
これはおいしいかも。

【判定】
外観からは99のシャルドネは消える。
やや落ち着いた印象なので、05くらいかな。
香りの印象はやや強めで、フルーツ香主体。
決め手になる香りの要素はない。
味わいはとても上品で洗練されている。
ここで一気にマールボロのソーヴィニヨン・ブランが候補になる。
ボルドーって印象じゃないっすね。
香りもソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマが香ってきた。
味わいの印象も若々しいので07だろう。

ファイナルアンサーで、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン
で、ブー

なんと、ボルドーの方でした。

【総評】
クレスマン ボルドー白 2005
KRESSMANN BORDEAUX BLANC 2005

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン

パスポートで、1190円で購入。

ネタバレしてみると確かにボルドーらしさを感じる。
ブラインドは難しいですね。
上品に感じた味わいは、単なる力不足感だったみたいで、完全に価格当てに失敗したパターンです。
というか、今日はちょっといいワイン飲みたかったので、期待感が空回りしたのかな~。

昨日のボージョレと同じく、水増ししたような印象があります。
ただ、スッキリ感が強いので、ワインの個性と思えば許容できる範囲かな。

悪いワインではないですね、ちょっと頼りない感じってだけかな。

ボルドーとしては価格はこなれているかもしれませんが、純粋に味わいだけだと1000円を切るくらいのイメージでしょうか。

カミさんの価格を聞いたら、880円くらい?って答えてました。

それにしても、グラスに入れて少し時間が経つとぐだぐだになってきますね。
あー、最初いいワインだと思った自分が恥ずかしいですね。

トレッシュ ボジョレー 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・シラーズ(豪:南西オーストラリア:06)\1580
・ガメイ(仏:ボージョレ:06)\699
・テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\790
・バルベーラ、ドルチェット、サンジョヴェーゼ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トレッシュ ボジョレー 2006
【外観】
明るいルビー色。
底までハッキリ見える透明感。
色味はやや黒っぽく落ち着いている。
粘性はやや弱い。

【香り】
赤い果実。
少しなめし革。
薬箱のようなケミカル臭。
香りは弱い。

【味わい】
とてもライトボディ。
水増ししてる?ってくらいの軽さ。
苦味も酸味も頼りない。
余韻もほとんど無い。
セックで、後味にやや苦味が残るかな。
いやな甘さのようなものはなく、クリーンな印象。

【判定】
とても明るい外観なので、シラーは消える。
香りの印象はこれといって特徴がつかめない。
ただ、洗練された上品さというものは無く、やや野暮ったいまとまり。
飲み口はとても軽い。
というか水っぽい。
印象としては完全にテーブルワイン。
そうなると、イタリアかスペインだが、テンプラニーリョだったらもう少し野趣がありそうなので、この軽いまとまりはイタリアかな。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ブー

なんと、ガメイ。。

【総評】
トレッシュ ボジョレー 2006
TRESCH BEAUJOKAIS 2006

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガメイ

パスポートで、特売699円で購入。

なめし革の印象と、錠剤の風邪薬みたいな匂いがするんですよね。
ややケミカル臭が強い印象です。
ときどき、思いもよらない香りがふっと上がってきたりして、良し悪しはともかく、この複雑な印象はやはりフランスなんでしょうね。
特売で699円だったんですけど、素直にその値段って感じのワインです。
水増ししたような水っぽさはありますが、素性は悪く無い感じもします。
なにやら事情がありそうだねぇ、って感じ。

今日の晩御飯は冷凍の坦坦麺に、豚肉ともやしの炒め物をのせたもの。

すでにそんなものを合わせようとしてる時点で、ワインの方から怒られそうなんですが、スペシャルにライトなこのワインは坦坦麺の辛さを洗い流すのにぴったり。

イソギンチャクとクマノミというか、カバと口の中を掃除するトリというか、お互いの欠点を補い合うような危ういバランスで成り立ってます。

それにしても中華系の料理と赤ワインって合わせやすいですよね。
香りが強いからでしょうか。

塩分0の手むき素煎りピーナッツに合わせてみると、薄皮の苦味がケンカしてダメ。
薄皮を取って再び合わせてみると、神妙に合う感じ。

ビーフジャーキーは完全にワインの負け。

価格なりのワインですが、超ライトで水増ししたような印象以外、それほど気になる部分は少ないので、この価格帯の選択肢の一つとてしては良いかもしれませんね。

2008/10/17

楽園ワイン NV

楽園ワイン NV
RAKUEN WINE NV

楽園ワイン NV
日本:輸入ぶどう果汁、輸入ワイン使用
アルコール度:12%
ぶどう品種:メーカーサイトによるとカベルネ(ソーヴィニヨン?)
http://www.onikoroshi.co.jp/wine.html

グルメシティで、98円で購入。

■ストローで飲んだ感想

赤玉パンチのような飲み口だが、甘さはほんの少し。
酒精強化ワインのような加工された印象がある。
渋みはしっかりしているが酸味は頼りない。
ストローで飲んだ感じはそんなに違和感を感じない。
わりとアルコール度は強く、しっかりした飲みごたえ。

■グラスに移して普通のテイスティング
リーデルのシャルドネ(350ml)に移すと半分くらい入りたっぷりある印象。

【外観】
濃い外観ながら透明感がありクリアな印象。
(濁っていると思ってました)
小さな気泡が多くみられる。
色味は落ち着いていて、フチにややオレンジを感じる。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
ポートワインのような香り。
煮詰めたワインというか。
グラスを回すと、ごはんのような匂い??

【味わい】
やや甘さを感じる柔らかい飲み口。
アルコールのアタックが少し強い。
ミディアムボディくらいの印象。
酸味が弱く、余韻はまったく無い。

【総評】
ワインライクな飲み物って感じですが、考えようによっては悪くないかも。

なにしろ180mlも入っていて、98円。
1mlあたり、約0.5円。
720mlのフルボトルで考えると約360円ですが、100円しないでワインが飲めるってのがポイントですね。
この商品、ライバルは発泡酒とチューハイだな、きっと。

それにしても、100円玉ひとつでワインが買えるんだからいい時代になりましたね。

ちょっと冷やすと美味しくなるかと思ってラップかけてグラスごと冷やしてみました。

んん~。。

やっぱりこれ(スティル)ワインじゃないみたい。

グラスに移すと香りが気になりますね。
エステルというか、アルコールの印象が強すぎて、昔の日本の酒精強化ワインの印象なんですよね。

180mlしかないのに、なかなか進みません。
妙な甘ったるさと飲み口の抵抗感が気になるんですよね。

安いし、グイグイいかないし、平日向きかな~、ある意味。

2008/10/15

コリーダ・カステリャーナ 白 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー:05)\1190
・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・トレッビアーノ50%、マルヴァジア40%、シャルドネ10%(伊:プーリア州:サレントIGT:05)\940
・アイレン(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\790

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コリーダ・カステリャーナ 白 NV
【外観】
淡い外観。
ほんのりと黄色で、グレーっぽい。
小さな気泡が多く見られる。
粘性はわりと強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
スモーキー。
柑橘系。
ミネラル。
香りは弱く、冷えているせいか広がってこない。

【味わい】
セックでシャープ。
キリっとした飲み口。
残糖は少なく、酸度は高い。
ボディの厚みはあまりなく、スレンダーなイメージ。
後味にほんのりとした甘さを感じる。
カルピスのようなエグミが残る。

【総評】
極端に淡い外観だが、これといって候補は絞れない。
香りはスモーキーさを伴う柑橘系。
ちょっとシャルドネっぽいのかな?
ミネラルと発酵由来の香りもあって、プチシャブリのようなイメージもある。
わりと伝統的な産地のワインのイメージ。
味わいはかなりセックでさばさばしている。
若々しいイメージなので、ボルドーやイタリアは無いだろう。
生産年を考えないとイタリアだったのだけど、そうなるとノンヴィンテージのスペインかな。
アイレンと言われるとそんな気もするな。
ちょっと香りに野暮ったさがあるんですよね。

ファイナルアンサーで、アイレン
で、ピンポン

おお、自信なかったけど、生産年で当たりました。

【総評】
コリーダ・カステリャーナ 白 NV
CORRIDA CASTELLANA DRY WHITE NV

スペイン:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:アイレン

パスポートで、790円で購入。

なんだか微妙なまとまりですね。
モダンなようでいて、やや野暮ったい。

このもったりとした鈍さはアイレンの特徴なのでしょうか?

前回飲んだアイレンはオレンジのような香りが特徴的でしたが、今回はそれほど個性的ではありません。
ちょっと重い、鼻にずんとくる香りのイメージですね。
飲み口にやや水っぽさを感じるのも安いアイレンの特徴かな。

と、飲み進むと微妙にミカンっぽさを感じます。
アイレンって、ミカンっぽい?

でも今回、安いとはいえ、790円。
ちょっと高いんじゃないっすか、って言いたい感じです。

まあ、580円くらいが妥当な価格感かな。

しかし、毎回こう安いワインばかり飲んでいると、コメントもだんだん荒んできますね。
もうちょっといいワインが飲みたいものです・・・(TOT)

2008/10/13

ガトー・ネグロ ソーヴィニヨン・ブラン 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー:05)\1190
・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・トレッビアーノ50%、マルヴァジア40%、シャルドネ10%(伊:プーリア州:サレントIGT:05)\940
・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:05)\798

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ガトー・ネグロ ソーヴィニヨン・ブラン 2005
【外観】
やや淡い中庸な黄色。
すこしベージュがかっている。
ディスクはやや厚く、粘性はやや強い。


【香り】
蜜のような印象。
フルーツのシロップ漬けの印象もある。
カリンのような印象と、柑橘系の香り。
グラスを回すと、熟した果実香。
洋ナシのようなイメージ。

【味わい】
酸味が強く、収斂性があるのみ口。
ややキツく、荒っぽい。
少し酸化しているような印象。
酸っぱさが強く残る後味。
余韻は短く、アルコールのニュアンスが残る。

【判定】
ベージュっぽい外観はやや熟成が進んでいる印象。
粘性も強めでアルコール度は高そう。
香りはフルーツ香主体。
熟した果実の印象に柑橘系も香る。
ソーヴィニヨン・ブランでは無さそう。
そうなるとモスカートか、イタリア。
飲み口はそれほど残糖を感じないので、モスカートでは無いかな。
そうなると消去法でイタリア。
05年なので熟成感も適当かも。

ファイナルアンサー、イタリア
で、ブー

なんとチリのソーヴィニヨン・ブラン

【総評】
ガトー・ネグロ ソーヴィニヨン・ブラン 2005
Gato Negro Sauvignon Blanc 2005

チリ:セントラル・ヴァレー地区
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、798円で購入。

ネタバレしてみると、あー、って感じで、かすかに青草のような印象があります。

アルコール度がちょっと強くてバランスがいまいちなんですよね。
そのあたりもややチリワインのイメージがあります。

でもかすかに香るソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを感じないとダメですね。

強烈な酸味はソーヴィニヨン・ブランをイメージさせたのですが、熟した果実香のイメージはちょっと違ったんですよね。

トロピカルフルーツはソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマですが、少し熟すとこんな感じになるのかな、ちょっと熟した洋ナシみたいな。

少し時間が経ってくると、ソーヴィニヨン・ブランらしさが前面に出てきました。
ちょっとスモーキーさを伴った、青草香。
しっかりした酸味。
余韻はズバっと切れるような印象で、後味に強い苦味が残ります。

我が家的にはいまいちかな~、ちょっと後味が重いんですよね。

2008/10/12

フェウド・モチナ アリアニコ・デル・ヴルトゥレ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・シラーズ(豪:南西オーストラリア:06)\1580
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーズ、ルビー・カベルネ(南アフリカ:ウェスタン・ケープ州:04)\1580
・モナストレル(スペイン:フミーリャD.O.:06)\1220
・アリアニコ(伊:バジリカータ州:アリアニコ・デル・ヴルトゥレDOC:05)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

フェウド・モナチ アリアニコ・デル・ヴルトゥレ 2005
【外観】
やや明るい外観。
色は落ち着いていて、透明感があって底が見えるくらい。
フチに小さな気泡が見られる。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
香りは弱い。
酒精強化ワインのような印象?
赤い果実香。

【味わい】
ライトボディ。
酸味が強く、後味に収斂性を感じる。
タンニンは少なく、さらっとした飲み口。
フルーティさも強い。

【判定】
明るい外観からは、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨンは消える。
モナストレルかイタリアだが、ややイタリアっぽい。
香りは弱く、あまり決定的な要素を感じないが、ちょっと酒精強化ワインのような印象がある。
一度加熱されているような感じ?
味わいはすっきりライトでセック。
フルーティで飲みやすいが後味にやや収斂性を感じる。
やはり何か加工をしたワインのような味わい。
この選択肢の中ではイタリアしかないかな。

ファイナルアンサーで、アリアニコ
で、ピンポン

おおくくりでイタリアっぽいワイン。

【総評】
フェウド・モナチ アリアニコ・デル・ヴルトゥレ 2005
FEUDO MONACI AGLIANICO del Vulture 2005

イタリア:バジリカータ州:アリアニコ・デル・ヴルトゥレDOC
アルコール度:13%
ブドウ品種:アリアニコ

リカーランドトップで、950円で購入。

ちょっと紹興酒のような独特な酸味があります。
いわゆるタンニンの渋さというよりは、渋酸っぱい収斂性を感じるワインです。
香りはちょっとかびたなめし革のようなイメージがあります。
んん?これってブショネ?
ってほどでもないか。
やや口当たりが悪くてギスギスしてる感じはややマイナスポイントですが、何とも言えない独特の味わいがありますね。
収斂性が強いので、そのまま飲んでいるとだんだん口の中が渋酸っぱくなってきます。

イタリアらしく、サンジョヴェーゼに通じるものがあります。
まったくのブラインドで飲んだらサンジョヴェーゼを選んだでしょうね、きっと。

カミさんの感想は、悪くないけど、印象がずっと変わらないのでちょっと飽きる。

その部分はイタリアワインの特徴でしょうか。
しっかり熟成させてから瓶詰めする事が多いので、開けてからも印象が変わらないというイメージがあります。
(違っていたらすみません)

2008/10/11

ローガン・ワインズ ウィマーラ ピノ・ノワール 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノワール(豪:ニューサウス・ウェールズ州:オレンジGI:07)\1600
・シラーズ(豪:南西オーストラリア:06)\1580
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーズ、ルビー・カベルネ(南アフリカ:ウェスタン・ケープ州:04)\1580
・モナストレル(スペイン:フミーリャD.O.:06)\1220

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ローガン・ワインズ ウィマーラ ピノ・ノワール 2007
【外観】
明るいルビー色。
色味は落ち着いている。
粘性はやや強くで、脚が多く現れる。

【香り】
赤い果実。
ジンジャーのような、ハーブの香り。
ほんのりなめし革。

【味わい】
やや刺激のあるスパイシーな飲み口。
渋みは少なく、酸味は強い。
やや甘さを感じる。
舌にピリッとくる刺激はちょっと炭酸を含んでいるような印象。
でも小さな気泡は見られないので違うのかな?

【判定】
明るい外観はいかにもピノ・ノワール。
香りの印象は、やや個性的。
ジンジャーのような特徴的な印象がある。
モナストレルもちょっと候補に入れておこう。
味わいもかなり刺激的。
ただ、独特な収斂性はやはりピノ・ノワールっぽい。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

かなり個性的なピノ・ノアールです。

【総評】
ローガン・ワインズ ウィマーラ ピノ・ノワール 2007
Logan Wines Weemala Pinot Noir 2007

オーストラリア:ニューサウス・ウェールズ州:オレンジGI
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1600円で購入。

スパイシーで刺激的なピノ・ノワール。
明るい外観が個人的にはとても好印象です。

外観は明るいのですが、粘性が強くアルコール度が高そうです。

最初の印象はとても個性的だったので期待して飲んでましたが、飲み進むとやや単調で面白みのない感じになってきました。

まずくは無いんですけど、なんというか、ちょっとつまらないというか。

ジュースっぽい印象になってしまうんですよね。

後味の苦味もちょっと気になってくるし、そのまま飲んでいると飽きるタイプですね。

食事に合わせるとしたら、なんだろうな。
ミディアムボディといいながら、時間とともに軽やかになってくるので、チキンのグリルなんていいかもしれません。
カラアゲくらいだとどうかな?
シンプルなモッツァレラとトマトのピザなんて良く合いそうですね。

なんとなく魅力はあるので、また今度違う種類を飲んでみたいと思います。

ラベルはとても素敵なんですよね、これ。

2008/10/10

王様の涙 TINTO

王様の涙 TINTO
王様の涙 TINTO
LAGRIMA REAL VINO TINTO NV

スペイン:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガルナッチャ・ティンタ、タモナストレル、テンプラニーリョ

グルメシティで、498円で購入。

【外観】
やや透明感のある、ルビー色。
底まで良く見える。
全体に黒っぽい色調だが、フチにはマゼンタのようなピンクっぽさもある。
ちいさな気泡が見られる。
粘性は中程度で脚が少なめに現れる。

【香り】
赤い果実香。
グリーンっぽいハーブ香。
ややケミカルな動物香。
グラスを回すとケミカルさと動物香がたってくる。
少し鼻の奥にツンとくるような刺激がある。

【味わい】
ほんのりとした甘さを感じる味わい。
酸味はやや強く、少し収斂性がある。
甘さと酸味のバランスがいいのか、スッキリ感のある飲み口。
ライトボディで、余韻も短い。

【総評】
ちょっと甘いんですが、しっかりした酸味がうまくバランスをとってます。
人工的な感じとか、チグハグしてる部分は無くて、ライトボディながらキチンとワインになってます。

今日はフツーのルーのカレーだったのですが、合わせるととてもジュースっぽい味わいになります。
料理とは全然絡まない、って印象でしょうか。
邪魔もしないので特に問題なしですが、ややワインが美味しくない感じ。

イタリアンドレッシングのサラダは、ゆで卵が乗っていてアウト。
ワインとゆで卵って伝統的に合わないですよね。
とたんに、渋いお酢みたいな口当たりになりますね。

ブルーチーズ入りのキューブチーズに合わせてみると、なんか頼りない感じ。
どちらも美味しくないですね、なんでだろう?

ビーフジャーキーに合わせるととたんに甘さが気になってきます。
赤ワインでこれだけケンカするは珍しいな。

結局、手元にあるものは全部合いませんでした。

やっぱり甘さが邪魔してる感じがしますね。
だんだんペースが落ちてくるのもこの甘さが原因でしょう。

最初の印象は悪くなかったのですが、飲み進むにつれて気になる部分が出てきましたね。

我が家的にはいまいちかな~。

■関連リンク

王様の涙 白(BLANCO)

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※サイトより引用
スペイン輸入ワインナンバー1の実績
非常に手頃な価格ながら、安定した品質と味わいを持つ「王様の涙」は、愛飲者として多くのリピーターを獲得しています。 それはここ数年来、日本におけるスペインワインの販売量ナンバー1*の地位となって証明されています。(*国内酒類雑誌「WANDS」調べ。)
厳しい品質管理システム
「王様の涙」は、若飲みタイプの優しい果実味が特徴のワインで、主にカタルーニャ、ラ・マンチャで栽培されたブドウが使用されています。
ブドウの供給元は一つに限定せず、常に複数の供給元と連絡を取り合い、安定した品質を保つため「最良である」供給元を選んでいます。
「低価格ではあってもきちんとした美味しいワインを造りたい」と願う造り手の実直さをストレートに感じさせる良心的なテーブルワインです。

2008/10/08

ビニャ マイポ カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ 2007

ビニャ マイポ カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ 2007
VINA MAIPO Cabernet Sauvignon/Merlot 2007

ビニャ マイポ カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ 2007
チリ:マイポ・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

グルメシティで、588円で購入。

【外観】
濃い外観。
深い透明感があり、底がうっすらと見える程度。
色は濃く黒いが、フチの赤味は強い。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
煮詰めたジャムのような果実香。
タバコの葉のような印象。
生っぽさを感じる動物香。
グラスを回すとムスクのような強い動物香。
体臭のような印象。

【味わい】
フレッシュでフルーティで、酸味が強くさっぱりとした飲み口。
バランスがよく、飲みやすい。
渋みも程よく効いている。
余韻はフルーティな印象が長く残る。

【総評】
500円台の価格の中では、安心感を持って買えるブランドですよね。
コストパフォーマンスはとても高いと思います。

香りは強く厚みがあって、飲み口はとてもフルーティ。
いわゆるチリカベのようなベタベタした甘さは無く、すっきりとした味わいです。

うまくバランスがとれたミディアムボディなので、気軽にぐいぐいと飲めてしまいます。

ビーフジャーキーに合わせてみると、フルーティさが強調されてさらにぐいっと飲めてしまいます。
負けるが勝ち、みたいな合いかたですね。

ただ、なんか最終的に苦味がケンカしてるのが気になります。

今日の晩御飯は鶏とじゃがいもの煮物。
肉じゃがのトリ版みたいなやつです。

トリに合わせてみると、ワインが拒絶しないので、全体に気持ち悪い合いかたになります。
甘くて、苦くて、フルーティで、トリのダシが香る食べ物。

じゃがいもはトリのダシが香らないだけ、まだましって感じ。

きゅうりの酢の物にもチャレンジ!

酢の物を口に含んで、ワインがなかなか流し込めなかったんですが、思い切って飲んでみると酸味が融合して、意外と反発しないんですよね。

フルーティな酢の物、って感じになります。

今までに無い、不思議な体験。
みなさんにも、きゅうりの酢の物に赤ワインの取り合わせをおすすめ?します。

だんだん飲み進むと、やはり変化が無くて単調でジュースっぽい部分が気にはなるのですが、ギリギリセーフって感じでしょうかね。

後味が微妙に、赤玉パンチみたい。

2008/10/04

パスカル・ジョリヴェ サンセール2002(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ:99)\2980
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール:02)\2200
・トレッビアーノ50%、マルヴァジア40%、シャルドネ10%(伊:プーリア州:サレントIGT:05)\940

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

パスカル・ジョリヴェ サンセール2002
【外観】
やや濃い黄色。
フチの透明感は高く、ディスクは厚め。
粘性も高い。
色味はややベージュっぽさもあり、グリーンっぽさもある。

【香り】
濃縮感のある果実香。
やや熟成感を感じる。
ややスモーキーな印象。
柑橘系の皮のようなイメージもある。
ミネラル。

【味わい】
しっかりした酸味。
思ったより軽い口当たり。
キレイに無くなるような後味。
でもアルコール度は強そう。
いわゆる出来の良い白ワインの印象。
ボディはとてもスレンダーで厚みはあまり感じない。
少し苦味を伴っている。
酸度はとても高く、残糖は少ない。

【判定】
熟成感のある外観からは、イタリアが外れる。
シャルドネは99、サンセールは02、この二つのどちらかだろう。
香りは、熟成感を感じる果実香でややシャルドネの煙っぽさがある。
ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマはほぼ感じない。
飲み口はとてもシャープな酸味。
シャルドネらしい厚みを感じないが、最近このシャープなシャルドネってやつで外しているので要注意。
熟成感がありながらすっきり消える後味はとても素性が良い感じがある。
んん~、でもサンセールも捨てがたいんですよね、迷います。
相変わらず、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランで迷う事が多いな~。

でもここは最初の印象を大事にしようかな。

ファイナルアンサーで、シャルドネ。
で、ブー!

ああ、やっぱりサンセールでした。

【総評】
パスカル・ジョリヴェ サンセール2002
Pascal Jolivet Sancerre 2002

フランス:ロワール地方:サントル・ニヴェルネ地区:サンセールAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、2200円で購入。

これだけシャープだと普通はサンセールを選びますよね。
ここのところ4連続で外してます、とほほ。

シャープなシャルドネが続いていたので、すっかり警戒してしまいました。
ネタバレしてみるとソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを少し感じます。
本当は、ほんの少しだけ香る、この要素を感じないとダメなんでしょうね。

そうそう、何となくボルドーっぽさもあったんですよね。
ちょっと収斂性があるっていうか。

しかしこのワイン、選択肢にボルドーがあったらそっちにいってますね。
ややボルドーっぽいサンセールなのかな。

時間が経つと、ソーヴィニヨン・ブランらしい、煙っぽいグリーン香がプンプンしてきました。
シャルドネもちょっとスモーキーな印象がありますが、猫のおしっこというか、エグミのある茎のようなというか、独特なソーヴィニヨン・ブランの香りです。

とてもしっかりとしたワインですが、収斂性とややひっかかるような飲み口が気になりますね。
強い酸味と収斂性と、ひっかかるようなエグミがややマニアックで、ワインを飲みなれていない人にはちょっと受けが悪そうかな。
飲み口もちょっと荒々しいですね。

とはいえ、魅力の方が勝っていると思います。
ややクラシックな印象で、とても美味しいワインですね。

飲み進むに連れていろいろ表情も変わってきて楽しめます。
とても良いポテンシャルを持っているワインだと思います。

芳醇な香りと豊かなコクのカベルネ・ソーヴィニヨン NV

芳醇な香りと豊かなコクのカベルネ・ソーヴィニヨン NV
CUVEE SELECT CABERNET SAUVIGNON NV

芳醇な香りと豊かなコクのカベルネ・ソーヴィニヨン NV
日本:輸入ワイン・輸入ぶどう果汁使用
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ローソンで、500円で購入。

【外観】
透明感のあるルビー色。
底までハッキリ見える。
色は均一でフチまで赤い。
タンニンは溶けきれてなく、雫に色素が強く残る。
粘性は中程度。

【香り】
赤いフルーツ香。
チェリーくらい?
なめし革のような、ちょっとケミカルさの強い動物香。
グリーンっぽいスパイス。

【味わい】
ライトボディでなめらか。
酸味は割りとしっかりしているが、タンニンは優しい。
残糖はほとんどなく、セック。
余韻は短いが心地よく残る。
後味にちょっと収斂性がある。
軽いがバランス良くまとまっている印象。

【総評】
このワインの良さは、コンビニ弁当にぴたっと合う感じですね。
今日はハンバーグドリアなんですけど、なんともジャンキーな合いかたがとてもグッド。
コンビニ弁当の脂っこさをさらっと軽くしてくれます。

とても脂っこいスナックサラミにも合わせてみましたが、さすがに合わないかな。
やっぱりサラミはビールですね。

しかし、脂っこい弁当と一緒ならいいんですが、ワインだけで飲むとやや単調でジュースっぽい印象が出てきます。

しかも、ちょっとマッタリ感が出てきました。
飲むペースも落ちてきましたね。

お弁当があるときは、脂っこさを洗い流す役目をしてくれてましたが、食事が無くなると途端にワインがだるくなってきます。

最初の印象は良かったのですが、飲み進むといまいち感が強くなってきましたね。

2008/10/02

サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ)メルロー 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:07)\980
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(チリ:セントラル・ヴァレー:07)\588
・ガルナッチャ・ティン、タモナストレル、テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\498
・テンプラニーリョ、ボナルダ(アルゼンチン:メンドーサ:07)\398

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ)メルロー 2007
【外観】
濃い外観。
透明感はほとんど感じない。
フチの赤味が強く、ピンクっぽい色合い。
粘性は強く、脚が長く残る。
雫に色素が残る印象。

【香り】
柔らかい動物香。
濃縮感のあるフルーツ。
プルーンのようなイメージ。
タバコの葉。
焦げ臭がある。
香りは厚みがあり、強い。

【味わい】
しっかりしたタンニンでフルボディ。
酸味もしっかりとしている。
やや甘さを感じるのみ口だが、残糖なのかアルコールの影響なのかいまいち分からず。
フルーティさがあり、余韻はほどよくある。

【判定】
フチの赤味がピンクっぽくて、ニューワールドのカベルネをイメージさせる。
色もとても濃いので、チリの二つに絞られるか。
香りは肉感的で、濃縮感、焦げ臭のある重いタイプ。
カベルネ・ソーヴィニヨンが入っているかどうかがポイントになるが、やや茎のようなグリーンの印象があり、カベルネ・ソーヴィニヨンをイメージさせる。
飲み口はしっかり渋くて、やや甘い。
このやや甘さが、いかにもチリカベって印象。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー
で、ブー

なんとメルローの方でした。

【総評】
サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ)メルロー 2007
Santa Rita 120 Merlot 2007

チリ:セントラル・ヴァレー地方:ラペル・ヴァレー地区
アルコール度:14%
ブドウ品種:メルロー

リカーランドトップで、980円で購入。

焦げ臭やタバコの葉、グリーン系のスパイスをイメージさせるやや荒っぽい香りの印象があるので、カベルネ・ソーヴィニヨンと思い込んでしまいました。
確かにシラーと間違えるようなメルローもあるので、このくらいの厚みボリューム感があって当たり前なのかも。

印象としては、ちょっと飲み口の甘さが気になるんですよね。
すっきり感が無いというか。
悪い意味で使う「チリカベ」って感じがちょっとありますね。

濃縮感にこだわりすぎて、フィネスを失っているというか。

ジュージュー焼けるステーキとか、ラム肉に合いそうな印象です。
ワインだけで飲んでいるとちょっと辛い感じ。

うちにあったビーフジャーキーに合わせてみると、お肉にフルーツソースをかけたような合いかたをします。
煮詰めたフルーツソースのような印象というか。

やっぱり肉に合わせると、グイっといっちゃいますね。
フルーティさが前面に出て飲みやすくなります。

アルコール度が14%もあるので、平日にやると危険ですね。
次の日が大変な事になりそうです。

このワイン、タンニンが溶けきれていないのか、グラスの汚れ方がちょっと激しいですね。
ちょっと気になります。

アルコール度も高すぎて、バランスを崩しているような気がするし。
濃縮感も強すぎるんですよね、我が家的には。

とまあ、あれこれ文句を言いましたが、1000円を切るような価格帯なのでコストパフォーマンスはいいのかな。

あとは、好みの問題でしょうね。

サイトにテクニカルデータが出ていました。
http://www.santarita.com/

PH: 3.75
酸度: 5.0g/l(酒石酸)
アルコール度: 14.5%vol
残糖: 2.87g/l

なるほど甘いと思ったら、2.87g/lもあったのか。
しかし、その数字が赤ワインとして多いかどうか分かりません。
セックだとどのくらいが標準なんでしょうね?

フロンテラ シャルドネ NV

フロンテラ シャルドネ NV
FRONTERA CHARDONNNEY NV

フロンテラ シャルドネ NV
チリ:産地不明
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

セブンイレブンで、698円で購入。

【外観】
中庸な黄色。
ちょっと淡い感じ。
艶っぽくて、粘性はやや強い。

【香り】
フレッシュなフルーツ香。
カリンや柑橘系。
少しシロップのような印象。
ややバター。

【味わい】
残糖は少なくセックでシャープな酸味。
アルコール度が高かめなので、甘い印象がある。
フルーティさもあり、すっきりと飲みやすい。
とてもバランスが良い。
ほんのりと残る苦味が心地よい。

【総評】
これは予想とまったく違いました。
全然期待してなかったのに、うまい。

明日朝から打ち合わせなのに、飲みすぎてしまいそうです。

スムーズですっきりまとまっているのに、メリハリのあるボディ。
清楚でスレンダーなのに、セクシーな女性みたい??

最初の飲み口がとてもスムーズなんですね。
後味はシャルドネらしい、苦味やエグみを感じます。

この間飲んだ、兄貴分のサンライズのシャルドネよりも、個人的にはこちらの方が好みですね。

コストパフォーマンスも高いワインではないでしょうか。

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