2007/11/30

ベリンダ コーリー オデッセイ ビアンコ

ベリンダ コーリー オデッセイ ビアンコ
BELINDA COLI ODYSSEY BIANCO

ベリンダ コーリー オデッセイ ビアンコ ボトル ラベル
イタリア:ヴィノ・ダ・ターヴォラ
アルコール度:11.5%

リンコスで、535円で購入。

【外観】
少し淡めの中庸な黄色。
粘性ややあり、ディスクも厚め。
ちいさな気泡が多く見受けられる。

【香り】
香りは弱めで、果実の香りが主体。
レモンのような柑橘系の印象と、やや熟した梨のような印象がある。
ときどき鉱物的な印象や、クリームっぽさが顔を出す。

【味わい】
酸味がつよく、シャープな口当たり。
余韻は短く、やや苦味がある。
かなりドライだが、アルコール度が強いようで、少し甘さを感じさせる。
ボディのふくらみは少なく、ストレートなイメージだが、やや締りがない?
余韻に向かってややバラけていくような印象をうける。

【総評】
実はこのワイン、もう3回くらい飲んでます。
安いワインなりの味わいですが、素直であまり嫌味の無いワインなので、家庭の料理にもよく合うのではないでしょうか。
ボンゴレとかペペロンチーノなんかのシンプルなパスタには良く合いそうですね。
チーズもあまり高いのではなく、プロセスチーズくらいに合うイメージでしょうか。
ただ、どうしても安いワインによくある人工的というかバランスが悪い部分があるので、ワインだけで飲んでいると、そのあたりがだんだん気になってきます。
何か一緒に食べているとあまり気になりませんけどね。
500円台のワインとしては良い方かな。
コストパフォーマンスは高いと思います。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/hamonika/10000017/

※サイトより引用
上品でみずみずしい花を想わせる香りと、フレッシュでフルーティーな味わいが特長の白ワインです。
(テーブルワインです。)

2007/11/29

カルロ・ロッシ カリフォルニア・レッド

カルロ・ロッシ カリフォルニア・レッド
Carlo Rossi California Red

カルロ・ロッシ カリフォルニア・レッド ボトル ラベル
アメリカ:カリフォルニア
アルコール度:11.5%

グルメシティのセールで、468円で購入。
普段はもう少し高いですね。

【外観】
透明度が高く明るい外観。
炭酸を多く含んでいるようでフチに細かい気泡がたくさん現れる。
色味は落ち着いていて、やや黒さを感じる色調。
粘性は高くなく、ディスクも薄い。

【香り】
フルーツ香はブルーベリーからブラックチェリーくらい。
硫黄の匂いなのか、ミネラル感、鉱物感のある香りが強い。
ややヴェジェタルな印象があり、動物っぽさはほとんど無い。

【味わい】
なめらかでフレッシュで、とてもライトな口あたり。
酸味はわりとしっかりしているが、渋みはほぼ無い。
赤というよりは、ロゼくらいの印象かも。
軽いなりにとてもバランスが良く、嫌味を感じる部分は少ない。
余韻はとても短い。

【総評】
カルロ・ロッシは家庭用の普段飲みワインとしては定番ですね。
安定感があります。

飲み物としての完成度は高いので、宴会にはぴったり。
普段ワインを飲まない人でもすいすい飲めそうな、渋みの少なく軽い口当たりで、どんな食べ物でもそれなりに合いそうです。

ただ、ワインとして考えると、ちょっとワインっぽく無いんですよね。
工業製品っぽいというか、人工的というか。

コストパフォーマンスで考えても、価格なりって印象を受けてしまいます。

いいワインなんですけどねー。
我が家的にはフィットしない感じです。

2007/11/28

ブラン・ド・フランス 白

ブラン・ド・フランス 白
Blanc de France

ブラン・ド・フランス 白 ボトル ラベル
フランス:テーブル・ワイン
アルコール度:11%

輸入業者:国分株式会社
大丸ピーコックで、598円で購入

【外観】
やや薄い黄色。
ディスクは厚めで、粘性もやや感じる。
艶っぽさはあまりない。

【香り】
パッションフルーツ。
柑橘系。
シロップ漬けのフルーツのような印象。

【味わい】
すっきりドライで、酸味がしっかりある。
切れの良い後味で余韻は短い。
雑味はあまりなく、クリーンな印象がある。

【総評】
香りは甘いフルーツの印象が主体ですが、香料っぽさが少しあって気になります。
飲み口はすっきりしていて、柑橘系フルーツの絞り汁のようなストレートな酸味があります。
後味がとても爽やかで、キレイに消えていく印象です。
とてもすっきりとまとまっているのだけど、一直線で広がりがなく、フレッシュジュースを飲んでいるみたい。
酸味が強いのが苦手な人には薦められませんが、私は割と好きなタイプかなぁ。

大丸ピーコックでは、ガストン パリジャンと入れ替わって入っていました。
ガストン パリジャンの後継なのでしょうか。
同時に飲んでいる訳ではないので、二つのワインの比較は難しいですが、パリジャンの方がちょっと良かったかも。

飲み進むと、そっけないストレートさと酸味がだんだん気になってきました。
香りもちょっと人工的なものを感じるし、いまいちかな~。

500円台のワインにそんなに文句言っちゃいけないんですけどね。

コストパフォーマンスは高い方だと思います。

2007/11/25

シャトー・ベレール ベルジュラック 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ)\1680 B
・ソーヴィニヨン・ブラン(シャトー・ベレール ベルジュラック)\1180 C
・ピクプール(ピクプール・ドゥ・ピネ2003)\980 C

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

シャトー・ベレール ベルジュラック 2006 ボトル ワイン
【外観】
やや濃いめの黄色、ほんのり緑を感じる。
粘性は強く、艶のある、てらてらした外観。
わずかに小さな浮遊物が見られる。

【香り】
苦さをイメージさせる柑橘系、グレープフルーツの香り。
グラスを回すと、ミネラルと発酵香。
ややスモーキーな印象で、グリーン系の香りもある。
ちょっとペトロール香を感じさせるような印象もある。

【味わい】
酸味が強く、辛い。
シャープでボディはスレンダーな感じ。
やや強さを感じるアタック。
後味に苦味を残すが、切れの良い印象。
余韻は細く長く続く感じ。

【判定】
やや濃い黄色の外観で、シャブリが後退。
香りは、最初に癖のある果実香。
樽の影響を受けた、ちょっとスエたような果実香かと思ったが、いわゆるグレープフルーツの香り。
スモーキーでグリーン系のニュアンスもあり、ソーヴィニヨン・ブランが上がってくる。
飲み口もスッキリ系のスレンダーボディ。
いわゆるソーヴィニヨン・ブランの飲み口。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

ソーヴィニヨン・ブランらしい味わいです。

【総評】
シャトー・ベレール ベルジュラック 2006
Chateau Bel-Air Bergerac Sec 2006

フランス:南西地方:ベルジュラック地区
※これはボルドーらしい、なんて思ってましたが、そういえばベルジュラックって南西地方でした・・・
アルコール度:13%

大丸ピーコックで、1180円で購入。

すっきり爽やか系のボルドータイプの白です。
ソーヴィニヨン・ブランらしいグレープフルーツの香りと、青草のような爽やかさを感じるワインです。
難を言うと、ややリッチ感が足りないのと、樽の影響が強いのが気になるでしょうか。
全体的なまとまり感とかバランスもあまり良く無いのかな。
そんなに悪くは無いのですが、やや粗雑な印象を受けてしまいます。
我が家的には、いまいちなタイプのワインかな~、浮遊物が目に付くのもやや気になるんですよね。

【カミさんのコメント】
可も無く、不可もなくって感じ。
値段は880円くらいならOK。
後味に樽臭さが残るのが気になる。

メリーニ キアンティ・クラッシコ 2000

メリーニ キアンティ・クラッシコ 2000
Melini Chianti Classico 2000

メリーニ キアンティ・クラッシコ 2000 ボトル ラベル
イタリア:トスカーナ州:キアンティ・クラッシコ
アルコール度:12.5%

リカーランドトップで、1100円で購入(ハーフ)。

※昨日飲んだ思い出しコメントです、すみません。

かなり熟成感があり、オレンジ色が強い色調で、サンジョヴェーゼが熟成したときの独特の動物的な印象が強いワインでした。
ちょっとトリ小屋のような匂いというか。

オリエンタルな雰囲気で、紹興酒のような味わいがあり、醤油のような香りも少しあって、和食や中華など、いろいろな料理と合わせるのが楽しそうなワインです。
とても個性的でまとまっていたので、また買ってもいいかも。

プリムール フレンチ・ヌーヴォー 2007

プリムール フレンチ・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ブラン 2007
French Vin Nouveau Vin de Pays du Gard Blanc 2007

プリムール フレンチ・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ブラン 2007 ボトル ラベル
フランス:ラングドック地方:ガール県:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
アルコール度:13%

町田の蔵家さんで、780円で購入。

※昨日飲んだ思い出しコメントです、すみません。

最初は、アルコールを感じるアタックで、ワインとしてまとまっていない印象だったものの、飲み進むと落ち着いてきて爽やかさを感じるスッキリワインに変化。

ヴァン・ヌーボーとしてはおすすめ。

・グルナッシュ・ブラン40%、ソーヴィニヨン・ブラン30%、シャルドネ30%

http://www.shigematsu.jp/p_wine/detail.cgi?item_code=741002..
※サイトより引用
南国のフルーツやシトラスのようなアロマを持つ。
口に含むとキレがあり、フレッシュではじけるような印象を与える。
酸味と甘みのバランスが良くとれた味わいが特徴。
冷やして魚介類と共にお召し上がり下さい。

2007/11/23

シャトー・デメランジュ ボージョレ ヴィラージュ ヌーボー2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・ガメイ(ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー)\2580
・シラー50%、カベルネ・ソーヴィニョン50%(ヴァン・ヌーボー ヴィニュロン・ド・カルナス)\880

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

シャトー・デメランジュ ボージョレ ヴィラージュ ヌーボー2007 ボトル ラベル
【外観】
明るく透明感のある外観だが、ヌーボーにしては濃い。
色味はマゼンタ系だが、ピンクっぽくは無く、やや青さと黒さを感じる。
少し炭酸を含んでいるようで、グラスを揺らすと泡が現れる。
粘性は弱く、ディスクはとても薄い

【香り】
花、キャンディ、グレープジュースのような印象。
わずかだが、ケミカルな揮発性の印象もある。
ちょっとセメダインみたいな感じ。
いわゆる、とってもボージョレ・ヌーボーっぽい香り。

【味わい】
ライトでスムーズ、ふわっと軽く、上品。
とてもスレンダーでか細い感じだけど、洗練された印象がある。
強さにつながる要因が全然なく、非常にデリケートな感じ。
スパイス香とか、動物香とか、焦げ臭とか、まったく皆無。
余韻は短いがふんわり上品に消える。

【判定】
外観と香りでは、品種の特徴がなかなか判定できませんでしたが、飲み口はまさに、ボージョレって感じです。
ライトで膨らみがほとんどなく、スレンダーなボディで、力強さはほとんどないのですがとても上品で洗練されています。
シラーやカベルネではこんなにか細いワインは作れないだろうって感じの口当たりですね。

ファイナルアンサーで、ボージョレ・ヌーボー
で、ピンポン

ボージョレってやっぱりおいしいですよね。

【総評】
シャトー・デメランジュ ボージョレ ヴィラージュ ヌーボー2007
Chateau d'Emeringes Beaujolais-Villages Primeur 2007

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ACボージョレ ヴィラージュ
アルコール度:12%

町田の蔵家さんで、2580円で購入。

ボージョレ・ヌーボーはおいしいのか?、ってのが良く話題になりますが、私はどちらかと言うと擁護派の方です。
ワインがすべてボージョレのようになってしまうとさすがに辛いですが、たまにはこんなワインもいいですよね。
まあ、1年に一度のイベントなので、楽しんで飲めばいいのではないでしょうか。

他のヌーボーと飲み比べている訳ではありませんが、このワインはとても上品で、ヌーボーにありがちなジュースっぽい印象をあまり感じません。
色味が深くて、ボージョレ・ヌーボーにしては濃い色合いです。
割とアルコール度があるにも関わらず、すいすい飲めるライトな飲み口は品質の良さを感じさせます。
ほんのり甘さを感じますが、基本的には辛口なので飲み進んでも飽きません。
軽い口当たりなのでいつまでたっても酔わないなー、なんて思っていると、気がつくと結構酔っているなんて事があるので要注意。

それにしてもこの軽く繊細な感じは、最近のパワー重視の傾向の中では独特な世界観を保っていますね。
パワーがあればいいってもんじゃないですからね。

2007/11/22

ウルフ・ブラス レッドラベル・シャルドネ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(ウルフ・ブラス レッドラベル)\1380
・ソーヴィニヨン・ブラン(シャトー・ベレール ベルジュラック)\1180
・ピクプール(ピクプール・ドゥ・ピネ2003)\980
・グルナッシュ・ブラン40%、ソーヴィニヨン・ブラン30%、シャルドネ30%(プリムール フレンチ・ヌーヴォー)\780

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

ウルフ・ブラス レッドラベル・シャルドネ 2005 ボトル ワイン
【外観】
輝きのあるこってりとした印象で、中庸な黄色。
ディスクも厚く、粘性も強い。

【香り】
ミネラル、発酵香、シャブリの印象。
フルーツは柑橘系が主体でややくぐもったような感じ。
樽の影響と思われるヴァニラやクリームのような印象もある。
グリーンのハーブ系の香りも少し。

【味わい】
なめらかで、ふくよか、そして切れが良い。
酸もしっかりとしていて、バランスが良い。
飲み口に清涼感もあり、余韻も長く続く。
やや塩味と苦味が強めに残る。
アルコール度が高そうな割にはスッキリとした軽さを感じる口当たりで、とてもよく出来たワインの印象。

【判定】
外観のこってり感はヌーボーや軽いワインでは無さそう。
香りはまさにシャルドネ。
でもよくボルドーの良いワインにもこんな香りがあるので、慎重に検討する。
飲み口はふっくらとしていて、まろやか。
このふっくら感、シャルドネ以外のワインではなかなか出にくい特徴のひとつ。
なんだかシャルドネの典型って感じでまとまってますね。

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン

ウルフブラスレッドラベル、なかなか良いワインです。

【総評】
ウルフ・ブラス レッドラベル・シャルドネ 2005
Wolf Blass Red Label Chardonnay 2005

オーストラリア:南東オーストラリア地域
アルコール度:13.5%

大丸ピーコックで、1380円で購入

http://www.mercian.co.jp/wolfblass/wines/red.html
※メルシャンサイトより引用
トロピカルフルーツのアロマや新鮮なメロンや桃のフレーバーを持ち、オーストラリアの自然の恵みを最大限に引き出したワインです。
明るい麦わら色、トロピカルフルーツのアロマや新鮮なメロンや桃のフレーバーを持ち、オーストラリアの自然の恵みを最大限に引き出したワインです。オーク樽熟成により、心地よい酸味とボディ、充分な余韻を味わうことができます。

カミさんと二人で飲んでたら、あっという間に無くなりました。
アルコール度が強くて苦味があるので、飲み進むと少しキツくなるかなと心配してましたが、ソフトでまろやかな印象で、最後までおいしく飲めました。
樽の影響も良い方向でまとまってます。
なんだか飲み終わるのが早すぎて、ちゃんとテイスティング出来なかったな。
また買ってみよう。

【カミさんのコメント】
最近のフランスのシャルドネよりずっといい。
最後に残る感じがちょっと気になるけど、飽きずに最後まで飲めて、おいしい。

楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452059/680513/#696736


dancyu 2007年12月号「一本1000円台のスグレもの84本 ガブ飲みワイン」に紹介されてましたね。

2007/11/20

プリムール フレンチ・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・ガメイ(ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー)\2580
・グルナッシュ50%、シラー30%、メルロー20%(プリムール フレンチ・ヌーヴォー)\780
・シラー50%、カベルネ・ソーヴィニョン50%(ヴァン・ヌーボー ヴィニュロン・ド・カルナス)\880

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

プリムール フレンチ・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ 2007 ボトル ラベル
【外観】
明るく透明感がある外観。
ピンクっぽい紫色で、ヌーボーだな、って感じ。
粘性は弱く、ディスクも非常に薄い。
雫にタンニンが残る

【香り】
花の香り、キャンディのような香り。
ややケミカルで、セメダインのような揮発性のある香りもある。
いわゆるボージョレ・ヌーボーっぽい香り。

【味わい】
ライトでスッキリしている飲み口。
甘さはほとんどなく、かなり辛口。
余韻は短いがスパッと切れるような印象はなく、じわりと残る。
軽いボディだが、やや骨格はしっかりしているような印象がある。

【判定】
色や香りはまさしくボージョレ・ヌーボーだけど、飲み口はやや辛口でボージョレじゃ無さそう。
ただ、香りからも飲み口からも品種の特定がとっても難しい。
香りはマセラシオン・カルボニック独特の花のような香りが支配的だし、味わいもとてもライトで、品種の個性というものは感じられない。
無理やり判定すると、割りとしっかりとしてる印象なので、ヴィニュロン・ド・カルナスの方かな?

ファイナルアンサーで、シラー、カベルネ・ソーヴィニョン
で、ブー

グルナッシュ50%のヴァン・ヌーボーでした。

【反省点】
プリムール フレンチ・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ 2007
French Vin Nouveau Vin de Pays du Gard Rouge 2007

フランス:ラングドック地方:ガール県:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
アルコール度:13%

町田の蔵家さんで、780円で購入。

http://www.shigematsu.jp/p_wine/detail.cgi?item_code=74100107
※重松貿易さんのサイトから引用
小さい赤い果実の香りや、フルーツキャンディのような甘い香りを放つ。
口当たりは良くまろやか、フルーティで軽快な味わいが特徴。
ややスパイシーな味わいで、豚肉料理や鶏肉料理に最適です。
少し冷やしてお飲みください。

第一印象は「ヌーボー」って感じで、あーこの季節が来たなー、と思わせる味わいですが、ボージョレよりは、ややしっかりしていて、よりワインらしい印象があります。

華やかさがしっかりありながら、辛口というか、ジュースっぽさが少ないというか。

重松さんのサイトでは「ややスパイシー」とありますが、ボージョレとの違いは、そのスパイシーさかもしれません。
もちろん、一般のワインの「スパイス」とはレベルが違って、通常のテイスティングではおそらく出て来ないレベルのスパイス香ですね。

このスパイス香、最初に感じたセメダインみたいな香りがそうみたいですね。時間と共にスパイシーさに変化してきました。
さらに飲み進むと、ジンジャーが入っているような、スパイシーで辛い飲み口になってきました。
これはちょっと面白いかも。
そういう点では、最後まで飽きずに楽しめます。

ボージョレと一緒に飲んで、その違いを楽しむと面白そうなワインです。
すっきりとした飲み口も最後まで続いて、香りも華やかで、おすすめのヌーボーでしょうか。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/799533/799534/#830779

※サイトより引用
小さい赤い果実の香りや、フルーツキャンディのような甘い香りを放つ。
口当りは良くまろやか、フルーティで軽快な味わいが特徴。
新鮮で果実味豊かな香味。ややスパイシーな味わい。豚肉料理や鶏肉料理に最適です。

【カミさんのコメント】
新酒の中ではおいしい方かも

2007/11/18

ヴァン・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ブラン ヴィニュロン・ド・カルナス 2007(ブラインドテイスティング:外す)

グルナッシュ主体(ヴァン・ヌーボー)\780
ソーヴィニヨン・ブラン(ヴァン・ヌーボー)\880

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

ヴァン・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ブラン ヴィニュロン・ド・カルナス 2007 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色。
小さな気泡が見られる。
ディスクはわりと厚めに見えるが、粘性はそれほど強くない。

【香り】
やや甘さをもった熟したフルーツ香。
わずかにハーブ系のさわやかさがある。

【味わい】
柔らかく、やや甘さを感じるアタック。
ライトボディで、少し苦味を感じる。
余韻は短く、ボディはややふっくらとしている。

【判定】
香りではわずかにソーヴィニヨン・ブランっぽい爽やかな印象も感じたが、香り味ともに総合的にはグルナッシュの方がイメージに近い。
熟した果実香、やや甘くてシロップ漬けの果実のようなイメージ。
まろやかで酸味も穏やか、ややぽっちゃりとしたボディ。
全体にシャープなイメージのあるソーヴィニヨン・ブランとはちょっと違うかな。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ
で、ブー

なんと、ソーヴィニヨン・ブランの方でした。

【総評】
Vin Primeur Vignerons de Carnas 2007
ヴァン・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ブラン ヴィニュロン・ド・カルナス 2007

フランス:ラングドック地方:ガール県:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
アルコール度:12.5%

町田の蔵家さんで、880円で購入。

http://www.convino.jp/shop/html/vdpd-index.php
※サイトより引用
レ ヴィニュロン デ カルナスは55人の造り手が集う協同組合でその畑の面積は503ヘクタールに及びます。
完熟したぶどうのみを収穫し、厳しく選果されます。
自然と顧客の満足を最も尊重する、というのがモットーの信頼できる造り手集団です。

このワイン、あまりフレッシュでジューシーな感じはありません。
香りはフルーツ香主体で少しミントっぽいハーブがちょっと利いていて、ちょっと爽やかさを感じるのですが、飲み口が少しもたついた感じがあり、スッキリ感がありません。
酸味が弱めで、少し甘さも感じるので、そんな印象があるのかもしれませんね。
いわゆるソーヴィニヨン・ブランっぽさはありませんが、穏やかでちょっと甘さを感じさせる味わいが、いわゆる新酒っぽさを感じます。
この季節が来たなー、としみじみ感じる味わいでしょうか。
ワインとしてはいまいちですが、新酒としてはこんなもんかな。

【カミさんのコメント】
いまいち。
清涼感がない。
のどに残る感じがある。

2007/11/16

オックスフォード ランディング ヴィオニエ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ヴィオニエ(オックスフォード ランディング)\1480
・シャルドネ(ウルフ・ブラス レッドラベル)\1380
・ソーヴィニヨン・ブラン(シャトー・ベレール ベルジュラック)\1180
・ピクプール(ピクプール・ドゥ・ピネ2003)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

OXFORD LANDING VIOGNIER 2005 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色で、ちょっぴり緑を感じる。
ディスクは厚く、粘性もとても強い。
艶と輝きは、サラダ油か、ってくらいある。
にもかかわらず、小さな気泡が少しみられた。

【香り】
ミネラルの印象が強く、シャブリのような発酵香。
クリームやバターっぽいニュアンスもある。
フルーツは柑橘系が少しあり、やや熟した印象のフルーツ香がメイン。
でも、第二アロマの影に隠れているような印象を受ける。
とにかく、発酵由来の香りが支配的。

【味わい】
最初の印象は「甘い?」
でもアフターは辛い。
とてもアルコール度が高く、どうもその甘さを感じるみたい。
最初甘くて、後味が辛い、ちょっとちぐはぐな飲み口。
ボディは膨らみは少なく、すーっと消える。
苦味も少しあって、それが爽やかさを少し感じさせる。
酸味もバランスよくある。

【判定】
粘性が強く輝きのある、こってりとした外観。
発酵由来の香りが支配的で、シャブリのようなミネラル感。
というところまではシャルドネかなー、って感じ。
でも飲み口が全然違う。
これだけアルコール度が高そうなのに、ボディの厚みが感じられない。
フルーツ香の熟成感のような点ではヴィオニエが近いかと思うが、今までに飲んだオーストラリアのヴィオニエや、コンドリューなどの印象ともちょっと違う。
柔らかさが無いというかフルーティさが無いというか。
かなりアルコール度が強くて辛口なので、再びシャルドネが候補になるが、トータルでは明らかにシャルドネって印象では無い。
となると、今まで飲んだことの無いやつ?

ファイナルアンサーで、ピクプール
で、ブー

ヴィオニエでした。

【反省点】
オックスフォード ランディング ヴィオニエ 2005
OXFORD LANDING VIOGNIER 2005

オーストラリア:南オーストラリア州
アルコール度:14.5%

大丸ピーコックで、1480円で購入。

独特な熟成感のあるフルーツ香はヴィオニエの特徴みたいですね。
ミネラルの印象がとても強いですが、これは品種の印象では無いでしょう。
飲み口は膨らみの無いフラットな印象で、少し感じる苦味とあいまって、独特な味わいがあります。
とてもアルコール度が高いのですが、飲んだ時のボリューム感はあまり感じません。
このワイン、アルコール度が極端に強い事で、ややバランスを崩していると思うのですが、飲み口は意外とさっぱりしてます。
ふんわり消えるような余韻といい、憎めないキャラクターで、決して悪いワインじゃないですね。
ワインだけで完結するタイプでは無いので、何か料理とあわせた方がおいしく飲めるでしょうか。
力強くややクリーミーな印象もあるので、魚介類よりは鶏肉とかパスタの方が合いそうですね。
チキンのホワイトシチューとか、グラタン、カルボナーラとかは良く合いそうです。

2007/11/14

メリーニ エスト!エスト!!エスト!!! ディ・モンテフィアスコーネ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・ヴィオニエ(オックスフォード ランディング)\1480
・ソーヴィニヨン・ブラン(シャトー・ベレール ベルジュラック)\1180
・トレッビアーノ、マルヴァジーア(メリーニ:エスト!エスト!!エスト!!!)\1000
・ピクプール(ピクプール・ドゥ・ピネ2003)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

メリーニ エスト!エスト!!エスト!!! ディ・モンテフィアスコーネ 2006 ボトル ラベル
【外観】
淡い黄色で、ほんのりグレーがかっている。
粘性は割りと強く、艶っぽさも感じる。

【香り】
やや熟した印象のフルーツ香。
ミネラルやハーブのニュアンス。
グラスを回すと、スモーキーな印象が出てくる。
ソーヴィニヨン・ブランか、あるいはペトロール香のような印象。

【味わい】
とてもライトな味わい。
すっきりと入ってふわっとすぐ消えてしまう。
あっけないくらいの飲み口だが、アルコール度が高そうで、消えたあとにアルコールの余韻のようなものが再び顔を出す。
後味に若干の塩味を感じる。

【判定】
外観ではあまり品種が特定できない。
熟した甘さを感じるフルーツ香では、ヴィオニエ、ソーヴィニヨン・ブラン、トレッビアーノ。
やや硬質なミネラルの印象やスモーキーな印象が出てきたところで、ソーヴィニヨン・ブラン。
口に含むととてもあっさりとしたライトな飲み口。
んん?
とても独特なこの飲み口はフランスのものではなさそうだぞ。
とってもイタリアっぽい飲み口。
香りも再度嗅いでみると、ソーヴィニヨン・ブランというよりややペトロール香の印象がある。
そういえばトレッビアーノとかガルガーネガでペトロール香を感じた事があったなー。
後味の塩味もイタリアぽい。

ファイナルアンサーで、エスト!エスト!!エスト!!!
で、ピンポン

今回はきちんと当てたぞー。

【総評】
メリーニ エスト!エスト!!エスト!!! ディ・モンテフィアスコーネ 2006
Melini EST!EST!!EST!!! DI MONTEFIASCONE 2006

イタリア:ラツィオ州
アルコール度:12%

レシピ青葉台店で、1000円で購入。

エスト!エスト!!エスト!!!は今まで随分飲んでますが、このメリーニのものはちょっと硬派でまじめな感じがして、今までの印象と違うような気がします。

軽快でライトボディ、口当たりもすっきりなんですが、フルーティさはあまり無く、ややアルコール度が高めでしっかりとした骨格をしています。
ちょっと辛口の日本酒のようなイメージでしょうか。

樽の影響か、ヴァニラやクリーミーな香りもちょっとありますね。
とても丁寧に作られている印象で、雑味もなく、クリーンです。
欠点をあえて言うと、ちょっとまじめすぎるイメージでしょうか。
でもそれは好みの問題として、ワインとしてはとても良くできてます、すばらしい。

合わせる料理は、オイルサーデンを使ったパスタとか、ハーブを使った魚のグリルなんかいいですね。
スズキとかアジとか、白身でさっぱりしている魚がとても合いそうです。
おいしそー。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/queens-wine/705055/705138/#748372

※サイトより引用
■メリーニ
トスカーナ州シエナ県ポッジボンシ
創業1705年
瓶をワラで巻いた"フィアスコ・ボトル"(こもかぶり瓶)を考案し、キアンティ地方に初めてクリュ(単一畑)の概念を持ち込んだのがメリーニ社。現在は 170ヘクタールの自社畑を持ち、年間700万本の生産力を有する、キアンティのリーディング・ワイナリーです。「高品質ワインを少量造るのはさして難しいことではない。高品質なものを安定供給させることのほうがよほど困難である」という、醸造責任者ヌンツィオ・カプルソ氏の指導のもと、それを実現しているのがこのメリーニ社です。

2007/11/11

ワインエキスパート 認定証とバッジが届きました

心待ちにしていたワインエキスパートの認定証とバッジが届きました。

やった~。

ワインエキスパートの認定証とバッジ

ワインエキスパート バッジ

しかし、このバッジ、着ける機会ってあるのかな・・・
 

2007/11/10

シャトー・モーガルニ ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・A.C.ボルドー(シャトー・モーガルニ・ルージュ)\1108
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:ヴィーノ・デ・アイゼキア)\1080
・グルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン(VDT:オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド)\1000
・グルナッシュ60% メルロー40%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780
・マルベック(サンタ・アナ・マルベック)\698

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

シャトー・モーガルニ ルージュ 2006 ボトル ラベル
【外観】
底がぎりぎり見える程度の深い透明感。
紫色がやや強い濃い色調。
粘性は強く、脚が多く現れる。

【香り】
すみれ、茎の部分のようなグリーンを含んだスパイス香。
カベルネ・ソーヴィニヨンが主体のボルドー的な香り。
フルーツはカシスくらいで、やや濃縮感のあるジャムのような印象もある。
ややケミカルな印象もある。
少し時間が経つと、ピノ・ノアールのようななめし革の香りが出てくる。
生っぽい動物香ではなく、薬品によって処理された革のような印象。

【味わい】
甘さの無い、セックな味わい。
酸味も程よく利いている。
タンニンは少なく、収斂性も少なく、やや滑らかで口当たりが良い。
余韻は短く、わりとすぐ消える。
少し塩味を感じる味わい。

【判定】
色合いではすべてが候補に入る。
香りはまさにカベルネ・ソーヴィニヨンで、しかもボルドーっぽい。
そうなると、チリとボルドーの二つに絞られるが、実はボルドーの方はセパージュが分からない。
確実にカベルネ・ソーヴィニヨンなのはチリの方。
しかも口当たりがやや滑らかで、収斂性が少ない点もやや新世界っぽい印象。
いわゆるチリカベのような果実香がしっかりとあって、濃厚な感じでは無いが、今回蔵家さんのお勧めなので、きっとボルドーっぽいんじゃないかと想定する。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン、チリ
で、ブー

ボルドーでした。

【総評】
CHATEAU MAUGARNIT BORDEAUX ROUGE 2006
シャトー・モーガルニ ルージュ 2006

フランス:ボルドー地方:ACボルドー
アルコール度:12.5%

グルメシティで、1108円で購入。

セパージュを予想すると、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー30%、カベルネ・フラン20%、って感じかな。
キッコーマンに問い合わせ中なので、後日答えが分かる予定です。
(キッコーマンさんよろしくお願いします)

飲み進むと、ややピノ・ノアールのような印象が出てきますね。
ボルドーでピノ・ノアール的というとサンテミリオンのメルロー、カベルネ・フランって感じだけど、そうなるとカベルネ・ソーヴィニヨンじゃないじゃん!って事になってしまいます。
でもね、不思議とピノ・ノアールっぽい。
なんでしょうか?
香りは複雑で変化に富んでますが、飲み口はとてもすっきりとしています。
かといって、軽いとか水っぽい訳では無いので、割と楽しめるワインかな。
ただ、全体的にはやや痩せているというか、あまりリッチな感じでは無く、少しケミカルな香りがあるので、好みは分かれるところかもしれません。
個人的には割と好きなワインです。

【カミさんのコメント】
う~ん、いまいちかな。
値段は980円くらい?

【キッコーマン株式会社・お客様相談センターからの返事】
土曜日に問い合わせフォームから品種を問い合わせたら、月曜日には回答をいただきました。
どうもありがとうございます。
お問い合わせの「シャトー・モーガルニ ルージュ」のぶどうの品種はカベルネ・ソーヴィニヨン 60% メルロー40%になります。
詳細はボルドー南西部、アントル・ドゥ・メール地区(スーリニャック村)
辛口/渋味ほどよい/ミディアムボディ
特徴は繊細で果実味豊かな味わい。
よくとけたまろやかなタンニンが心地よいワインです。

セパージュ予想ですが、カベルネ・ソーヴィニヨン主体という点では合ってましたが、カベルネ・フランが入っている、という点で大はずれでした。
何となく、哲学的な深みと、ピノ・ノアールっぽさが、カベルネ・フランかな~と思ったんですけど、全然違いましたね。

シャトー・ピエルセル 白 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・セミヨン50%、ソーヴィニヨン・ブラン30%、ミュスカデル20%(シャトー・ピエルセル 白)\1080
・トレッビアーノ、マルヴァジーア(メリーニ:エスト!エスト!!エスト!!!)\1000
・ピクプール(ピクプール・ドゥ・ピネ2003)\980

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

シャトー・ピエルセル(白)2005 ボトル ラベル
【外観】
ややオレンジ色を帯びたやや薄い黄色。
粘性は並からやや強くくらい。

【香り】
まず甘いフルーツ香。
シロップ漬けのイメージや南国系のイメージもある。
そのあとにミネラルの印象やチーズのような発酵香、柑橘系のフルーツと白い花、ハーブのような香り。
フルーツ香はスムーズに抜ける印象で、抵抗感のようなものはなく、樽の影響もほとんど感じない。
ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを探すが、見つからず。

【味わい】
酸味が弱く、ややおとなしい印象の飲みくち。
やや陰気な感じ、というか。
すこし熟した酸のニュアンスもあり、それがやや重さを出している。
香りの印象とは大分違う。
北の印象というよりはやや暖かい地域の印象。
余韻はかなり細く長くあとを引いて、全体的にはしっかりしている印象。

【判定】
ややオレンジを帯びた外観や、複雑性のある香りから、フランスの2種に絞る。
ピクプールのワインがどんなものかイメージが沸かないが、ひょっとしたらグルナッシュのような印象かなと思う。
もう一本のボルドーは、アントル・ドゥ・メールのワインなので、もう少しフレッシュ感がありそうな気がする。
やや熟した果実香で南の雰囲気で、しかもソーヴィニヨン・ブランを感じないとなると、やはりここはピクプールか。

ファイナルアンサーで、ピクプール
で、ブー

なんとボルドーでした。

【総評】
CHATEAU PIERROUSSELLE BLANC ENTRE-DEUX-MARS 2005
シャトー・ピエルセル(白)2005

フランス:ボルドー地方:アントル・ドゥ・メールAC
アルコール度:12%

町田の蔵家さんで、1080円で購入。

トロピカルフルーツのような香りが強く、少し時間が経つとソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマも出てきました。
セミヨンが一番多いせいか、少し熟した感じやシロップ漬けのような、濃縮感のあるフルーツの印象がこのワインのベースになっていますね。
飲み進むと樽の影響も少し感じられて、深みや厚みを出すのに一役かっているようです。
でも、全体的にやや力が足りない感じがあって、それをフォローする香りや酸味などの要因が不足しているように感じます。
個性や主張もあまりなくて、次にまた買おうとはちょっと思わないかな。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/daiken/476047/476135/787053/#824820

※サイトより引用
ミディアムクラスのボディ。マコン・アワードで銅賞を受賞しましたワインです!
非常に香りが豊かで、爽やかな飲み口。貝類や白身の魚などと相性が良いです。


【カミさんのコメント】
880円くらい?
1000円超えるとちょっと高い感じ。

2007/11/09

ル・シャン・デ・オリヴィエール ヴァン・ドゥ・ペイ・ド・レロー:蔵家さんオリジナル(ブラインドテイスティング:当てる)

・セミヨン50%、ソーヴィニヨン・ブラン30%、ミュスカデル20%(シャトー・ピエルセル 白)\1080
・トレッビアーノ、マルヴァジーア(メリーニ:エスト!エスト!!エスト!!!)\1000
・ピクプール(ピクプール・ドゥ・ピネ2003)\980
・ソーヴィニョンブラン50% グルナッシュブラン50%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

ル・シャン・デ・オリヴィエール ヴァン・ドゥ・ペイ・ド・レロー ボトル ラベル
【外観】
ややオレンジを強く感じる中庸な黄色。
粘性はとても強く、ディスクも厚い。
艶もあり、とてもアルコール度が強そうに見える。

【香り】
やや熟した感じの果実香を最初に感じる。
それからミネラルの印象とチーズのような熟成香。
ミントのような爽やかさも少しあるが、全体的には重く厚い香り。
グラスを回すと、やや煙っぽさと干草のような印象が出てくる。
いまどきのフレッシュフルーティな感じではなく、伝統的な重いワインのイメージ。

【味わい】
酸味は弱くシャープさが無い、どちらかというとやや重い口当たり。
余韻は細く印象的に続き、後味の切れは良い。
ボディはあまり厚みが無く、全体にやんわりとしている。
味わいは基本的にセックだけど、独特なうまみ成分のようなものを感じるので、それほど辛いという印象は無い。

【判定】
色合い、粘性、重い香りで、エスト!エスト!!エスト!!!は消える。
フランスの3つが残るが、ピクプールだけはどんな印象か分からないうえに、ソーヴィニヨン・ブランの香りの印象があるので、ボルドーか蔵家さんオリジナルの2つに絞る。
ソーヴィニヨン・ブラン以外では、ボルドーはセミヨン50%、蔵家さんオリジナルはグルナッシュブラン50%。
この熟した果実の感じややや重い印象はグルナッシュブランな気がする。
しかもこの伝統的な重い感じの味わいは、蔵家さんのご主人のテイストにピッタリ。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニョンブラン50% グルナッシュブラン50%
で、ピンポン

蔵家さんらしい、しっかりした硬派なワインです。

【総評】
LE CHAMP DES OLIVIERS VIN DE PAYS DE L'HERAULT
ル・シャン・デ・オリヴィエール ヴァン・ドゥ・ペイ・ド・レロー
※町田の蔵家さんのオリジナルワイン

フランス:ラングドックルーション(エロー県):ヴァン・ドゥ・ペイ・ド・レロー
アルコール度:12%

蔵家さんで、780円で購入。

蔵家さんのご主人はもう30年以上も前からワインを扱っていて、ワインブームが沈んでいる時も地道に商売をされていた、まさにワインの伝道師です。
第一回のコンセイエ試験に受かった50人の一人で、田崎真也さんとも交流があり、世界一ソムリエになる前に田崎さんのワインセミナーを何度が開催した事があります。
私も二度ほど参加しましたね、随分前のことですけど。
ブルゴーニュ地方にとてもパイプが太く、確か、ブルゴーニュ利き酒騎士団にも選ばれた事もあったと思います。
昔からのワインを知っているご主人は、いわゆるグローバルで飲みやすいワインはあまり好きでは無く、少し個性的でも産地の特性が出ている、しっかりしたワインを勧めてくれます。

最初の印象は重く堅いイメージでしたが、時間とともにソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかさが顔を出したり、グルナッシュらしい穏やかさを見せたり、いろいろな表情を楽しめます。
やや伝統的な古めかしい印象ですが、しっかりとした、飽きのこないワインです。
特にコストパフォーマンスは最高ですね。

リカー・ポート「蔵家」Webサイト(東京都町田市)
http://www.kura-ya.com/

【カミさんのコメント】
しっかりしている、でも飲みやすい。
1200円くらいかと思ったけど、蔵家さん価格だと980円くらい?
(値段を聞いて)780円は超お買い得。

2007/11/07

ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア(白)2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・トレッビアーノ、マルヴァジーア(メリーニ:エスト!エスト!!エスト!!!)\1000
・ヴィウラ、ソーヴィニヨン・ブラン(ガンディア マルケス・デ・トゥーリア 白)\720

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア(白)2006 ボトル ラベル
【外観】
どちらかというと淡い色合いで、ややオレンジっぽさとグレーっぽさを感じる。
粘性はわりと強く、雫がゆっくりと降りてくる。

【香り】
最初にやや甘いフルーツ香がある。
カリンとか桃くらい。
ミネラルの印象と、白い花の印象もあり、この段階ではイタリアっぽくもスペインっぽくもある。
ところが少し時間が経つと、独特な熟成香が出てくる。
樽の影響を強く受けた酸化臭のような感じかと思ったが、ちょっと違う。
シェリーのような滓と長い時間触れて出てくる熟成香のような印象。
この間の「ラスゴン・デ・マリア ブランコ」の時にも強く感じた香り。
こりゃほとんどスペインで決まりだな。
PS.時間がかなり経つと、アーモンドのようなナッツ香が出てきました。

【味わい】
やや頼りないボディで、酸味も弱い。
余韻もとても短く、力の抜けた感じのワイン。
でも、不思議なバランスがあり、それなりにまとまっている。
独特なシェリーっぽさが味わいにもあり、ややうまみ成分のようなものを感じる。

【判定】
これだけシェリーっぽかったら迷う事はないね。

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ピンポン

スペインらしい味わいです。

【総評】
ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア(白)2006
GANDIA MARQUES DEL TURIA VIURA-SAUVIGNON 2006

スペイン:バレンシアD.O.
アルコール度:11.5%

リカーランドトップで、720円で購入。

ライトボディでやや力の無い感じですが、独特なシェリーっぽい香りが、軽さや水っぽさをフォローしていて、全体のバランスは良くまとまっています。
それほど良いワインではないけれど、個性的でオリジナル感があり憎めない感じです。
余計な樽香や香料臭い印象は皆無で、ワインの造りはとても素直な印象があります。
すっきりフルーティなワインが好きな人には向きませんが、ワインの個性を受け入れて楽しめる人にはおすすめでしょうか。
値段も安いし、試してみて損は無いでしょう。

ちなみに食事との相性ですが、意外と和食に合うみたい。
アジのひらきと合わせても思ったほど生臭さが強調されないし、しょうゆとの相性がいいみたいです。
豚汁とも不思議に合い、ゆずを絞った焼酎と合わせてるような感じになって、少し爽やかさが出ます。
さすがにきゅうりのぬかづけとは合わないですが、意外と里芋の煮っ転がしに良く合いますね。
甘い味付けと、独特の土っぽい香りが良いのでしょうか。
このワインの独特のシェリーっぽい熟成香は、やや無国籍な印象があります。
ちょっと紹興酒っぽい雰囲気も感じますね。
酸味がそれほど強くない点も、和食に合うポイントかもしれません。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/masuya/408318/409086/809357/1775918/#1338617

※サイトより引用
ワイン生産料世界第三位のスペインを代表するバレンシア地方産のワイン。
この地方特有のメルセゲラ種に由来する花のようなアロマが魅力です。
ソフトでフルーティーな味わいのワインです。
サラダ、シーフード、白身肉の料理などによく合います。
飲み頃温度 7~10℃


【カミさんのコメント】
外観は1200円くらい、飲んだら700円くらい。

2007/11/06

ポールボキューズ ル ヴァン デュ シェフ(白)

ポールボキューズ ル ヴァン デュ シェフ(白)
Poul Bocuse Le Vin du Chef Vin de Table Francais Blanc

ポールボキューズ ル ヴァン デュ シェフ(白) ボトル ラベル
フランス:ヴァン ド ターブル
アルコール度:12%

大丸ピーコックで、840円で購入。

【外観】
注いだ直後に、小さな気泡が多く見られる。
色合いは中庸な黄色で、艶っぽさは無い。
粘性は並って感じで、脚はしっかりと現れる。

【香り】
ミネラルの印象。
柑橘系のフルーツ。
いつも表現できないのだけど、プチ・シャブリっぽい香り。
強さや厚みは無いが、爽やかさがあり、ナチュラルで嫌味のない感じ。
ややミントっぽい印象もあるかな。

【味わい】
微発泡している、やや口で膨らむ印象。
酸のアタックを強く感じるが、あっという間に消える。
余韻も短く、飲んだ瞬間にふわっと膨らみ、すぐ消える。
切れがいい、というのか。
味わいでも嫌味がなく、とてもナチュラル。
軽めの味わいだけど、フレッシュではなく、穏やかって感じかな。
バランスが良く、いろいろな料理とも相性が良さそう。

【総評】
間違うことを恐れずに品種を予想すると、
・シャルドネ
・グルナッシュ
・コロンバール
って感じ?

セミヨンは入ってないな、ソーヴィニヨン・ブランもないだろう、きっと。
(全然あてにならないので信用しないように)

ネットで調べても分からないんですよね、使用品種。

しかし、このワインはいいですね。

おさえどころがいい、というか、軽やかにまとまっている、というか。
こういったワインがハウスワインのお店だと、とても安心しますね。
とにかく、安いワインにありがちな香料っぽい強い香りとか、余計な樽香とか全然ありません。

飲み口も、余計な強さも安っぽい軽さも無い、とても良いバランスでまとまってます。
すとん、と落ちてきます。

いいワインです。

【その後】
香りに蜜を感じる甘さが出てきました。
セミヨンは無い、は撤回かな・・・

2007/11/05

ブラインドテイスティング カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 当てる

・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バロン・ド・レスタック)\1098
・グルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン(VDT:オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド)\1000

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

バロン・ド・レスタック ボルドー ルージュ 2004 ボトル ラベル
【外観】
深みのある、底がぎりぎり見える程度の透明感。
粘性は並で、脚は多く立つが、すっと落ちる感じ。
タンニンはきれいに溶けていて、色も少し落ち着いている。

【香り】
すみれにミネラルにスパイス香。
華やかなボルドータイプ。
茎をイメージさせる青っぽいグリーン香が爽やかさを出している。
動物的な印象は無く、とてもクリーンなイメージ。
肉体派ではなく、知性派って感じかな。

【味わい】
ミディアムなボディ。
セックで爽やかなアタック。
タンニンや酸味のバランスがとても良い。
余韻は短いが、きれいな印象。
全体にとても良くまとまっている。

【判定】
外見では判断がつかないが、香りはまさにカベルネ・ソーヴィニヨン。
茎っぽいグリーン香でスパイスが少し効いている。
そこにほんのりと煙っぽさがある。
朝、消えた暖炉から感じる香りがカベルネ・ソーヴィニヨン、と何かの本に書いてあったが、まさに冬の寒い朝に暖炉のある部屋に行った感じ。
(暖炉なんて無いけど・・)
香りにも味にもクリーンさがあり、とても好印象。
これは何度も飲んでいる味ですね、間違いない。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー
で、ピンポン

これはサービス問題でした。

【総評】

バロン・ド・レスタック ボルドー ルージュ 2004

Baron De Lestac Bordeaux Rouge 2004

バロン・ド・レスタックの赤は我が家では定番ワイン。
普段飲みだったら、ホントにこれで十分です。

それにしても、同じワインなのに、
以前のテイスティング
とコメントが随分違ってます。
動物香という点では、生っぽい動物香は無いけど、なめし革のような印象はありますね。

■楽天ショップへのリンク
【6本ご購入で送料・代引無料】バロン・ド・レスタック(オーク樽熟成)赤[2005]年 AOCボルドー

2007/11/03

メルロー・デ・ペノティエ ヴァン・ド・ペイ・ドック 2004(ブラインドテイスティング:外す)

・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バロン・ド・レスタック)\1098 C
・メルロー(ヴァン・ド・ペイ・ドック:マルキ・ド・ペノティエ)\1180 C
・グルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン(VDT:オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド)\1000 C

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

メルロー・デ・ペノティエ ヴァン・ド・ペイ・ドック 2004 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調で、紫色が強い。
深い透明感があり、ぎりぎり底が見えないくらい。
粘性は強く、複雑に脚が現れる。
タンニンはキレイに溶けている感じだけど、ほんの少し雫に色味が残る。

【香り】
硫黄の匂いを最初に感じる。
少しケミカルなやや薬箱的な印象。
ちょっと時間が経つと、ミント系のややフレッシュなスパイス香とスミレの印象になり、土っぽい動物香を感じる。

【味わい】
セックで収斂性を感じるアタック。
酸味のバランスが良いが、やや硬質で堅い飲み口。
余韻は短く、苦味の印象が強く残る感じ。

【判定】
外観では、3つとも候補になる。
香りの印象になると、動物香が強く、カベルネ・ソーヴィニヨンが外れる。
メルローと、グルナッシュ、シラーのローヌ品種の二択になるが、これといって決定的な要因が見つからない。
とにかく、硫黄の印象が強くて品種を特定しにくい。
飲み口で、収斂性が強ければメルロー、甘さの印象が強く穏やかだったらローヌ品種と決めて、口に含んでみるが、収斂性が強く、ほんのり甘さを感じる味わいで、ますます分からなくなる。
迷いながらも、グラスを回しているとだんだんスパイス香が。
このスパイス香はローヌ品種かな・・・

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー
で、ブー

ああ、やっぱりメルローだった。

【反省点】
なんと!今回また外して、6連敗。
ワインエキスパート試験受かっても、ワインの修行はまだまだ続きますな。

メルロー・デ・ペノティエ ヴァン・ド・ペイ・ドック 2004
MERLOT DE PENNAUTIER VIN DE PAYS D'OC 2004

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%

ヴィノスやまざきで、1180円で購入。

堅く閉じているのかな?
打ち解けず、硫黄のバリアが他の香りを閉ざしている印象。
スパイス、動物香、スミレの香りなど複雑な要素をもっているが、それもすべてバリアされているように感じる。
味わいはフレッシュで、清涼感もあって悪くないのだけど、やや荒々しく、まとまり感がない。
基本的にはしっかりとしているので、良いワインなのかな、と思うんですけどね。
とはいえ、普通に飲んでちょっと飲みにくいワインである事はたしか。
あまり一般受けするようなイメージでもないし、人におすすめしにくいかな。

【カミさんのコメント】
あまり好きじゃない。
880円くらい? 1180円はちょっと高い。

ダックス・フラット シャルドネ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・トレッビアーノ、マルヴァジーア(メリーニ:エスト!エスト!!エスト!!!)\1000
・ヴィウラ、ソーヴィニヨン・ブラン(ガンディア マルケス・デ・トゥーリア 白)\720
・シャルドネ(豪:ダックス フラット)\698

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

ダックス・フラット シャルドネ 2006 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色でほんの少し、オレンジがかっている印象。
粘性は強く脚がゆっくりと降りてくる。
フチは色が薄く、透明感がある。

【香り】
最初にモモやカリンくらいのフルーツ香。
バニラやバターのニュアンスもあり、樽の影響を感じる。
全体的に香りは弱めで、少し硬質なミネラルのような印象もある。
時間とともに香りはだんだん弱くなっていく。

【味わい】
甘さを感じるアタック。
やや穏やかで口当たりのよい、とろりとした飲み口。
少し塩味を感じる。
余韻はほとんど残らないが、切れのいい感じでもない。

【判定】
すこし、色合いにオレンジを感じるので、樽の影響、あるいは少し熟成が進んだものかもしれない。
アルコール度はやや強いくらい印象。
香りはフルーツが主体で、樽の影響による要因も含まれている。
そこまでの印象としてはシャルドネが第一候補。
ところが、飲み口はやや独特の飲み口を感じさせる。
いわゆるグローバルワインではなく、地元独特の要素をもったワインの印象。
そうなるとワールドワイン品種のシャルドネではなく、イタリアやスペインの地元の品種の方が有力?
イタリアは最近グローバルワインのような印象のものが増えてきたので、どちらかというとスペインかな?
そういえば何となく、この独特の印象は何となくシェリーをイメージさせるのもがある?
かも。

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ブー

なんとシャルドネでした。

【反省点】
DUCK'S FLAT CHARDONNAY 2006
ダックス・フラット シャルドネ 2006

オーストラリア:南オーストラリア州:バロッサバレー
アルコール度:12.5%

リカーランドトップで、698円で購入。

http://www.fujitrading.co.jp/ihq/brand/00000129.html
※サイトより引用
マックギガン社は50年以上の歴史を持つ4代続く全豪第二位のワインメーカーです。ISO9001、HACCP、BRCの認証を取得しており、衛生面、品質面ともに申し分ありません。『ダックス フラット』は、オーストラリアで最も有名なワイン産地“バロッサバレー”で造られ、フルーティーで親しみやすい味わいが特徴です。

個々の要素を取ると決して悪くは無いのだけど、全体のバランスがいまいち。
飲み口の妙な甘さや、べたつき感、切れの悪い感じ、などが特に気になる。
ガーリックトーストなどを合わせると気になる部分が少し軽減されるが、ワインだけではとても飲みきれない。
価格がかなりリーズナブルなところを考慮しても、ちょっと次は無い感じでしょうか。
不出来なワインでも、方向性が我が家好みだとまだ飲めるのですが、これは樽の影響たっぷりでしかも甘さが強く、我が家的には苦手なタイプでした。
第一カミさんに大不評。

【カミさんのコメント】
うわっ・・
う~ん・・・
おしくない・・・・

2007/11/02

アラン ブリュモン ヴァン・ド・ペイ・ド・コート・ド・ガスコーニュ ブラン 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・グロ・マンサン50%、ソーヴィニヨン・ブラン50%(アラン ブリュモン:ヴァン・ド・ペイ・ド・コート・ド・ガスコーニュ)\1200
・トレッビアーノ、マルヴァジーア(メリーニ:エスト!エスト!!エスト!!!)\1000
・ヴィウラ、ソーヴィニヨン・ブラン(ガンディア マルケス・デ・トゥーリア 白)\720
・シャルドネ(豪:ダックス フラット)\698

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

アラン ブリュモン ヴァン・ド・ペイ・ド・コート・ド・ガスコーニュ ブラン 2006 ボトル ラベル
【外観】
少し淡い黄色でほんのりグレーっぽい感じ。
粘性はつよくてディスクも厚く、脚も多く現れる。
色は薄いが艶っぽさもある。
しっかりとしたワインを感じさせながら、小さな気泡があるのがちょっと気になる。

【香り】
柑橘系主体のフルーツ香に、ミネラルのちょっと硬質な香り。
あとからどんどん沸いてくるのが、煙っぽい麦わらのような香り。
いわゆるソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマ。
やや硬質なので、ペトロール香に通じるもののある。
香り全体はそれほど強くないが、堅くて重いイメージ。

【味わい】
あれ? 香りの感じとイメージが違う。
フレッシュで、ほんのりした甘さがあり、酸味がしっかりと効いている。
もうちょっとガッシリした印象かと思ったけど、とてもライトな感じ。
軽やかですっきりしていて、ちょっと発泡の影響を感じる。
見た目や香りの印象と大分違うみたい。
いままでにあまり出会ったことのないバランスのワイン。

【判定】
見た目と香りでは完全にソーヴィニヨン・ブラン。
でも味わいが決定的に違う。
なんだかイタリアっぽいんだけど、香りの印象では全然イタリアっぽくない。
香りはしっかりしているが、味わいはライトで、悪く言うと浮ついているようなイメージ。
なんとも不思議なバランスで判断が難しい。
この間のオルヴィエートもソーヴィニヨンブランと間違ったし、最近のイタリアはこんな香りなんじゃないかな?とも思う。
でもこの不思議なバランスはあまり飲み慣れないスペインのものかとも思う。
とにかく、イタリアかスペインで絞って最終判断をする。

ファイナルアンサーで、エスト!エスト!!エスト!!!
で、ブー

ぎゃー、ソーヴィニヨン・ブランでした・・

【反省点】
アラン ブリュモン ヴァン・ド・ペイ・ド・コート・ド・ガスコーニュ ブラン 2006
BRUMONT VIN DE PAYS DES COTES DE GASCOGNE BLANC 2006

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・コート・ド・ガスコーニュ
アルコール度:12.5%

ブドウ品種:グロマンサン50%、ソーヴィニョン・ブラン50%

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/shonan/479299/532230/

※サイトより引用
絶妙に交わる、スッキリ感と、コクです!!グレープフルーツ、蜜、フラワリーなアロマ、ソーヴィニヨン・ブラン特有のハーブさもあり、ミネラルもあり、イイ感じです。口に含むと、程よい果実の甘味と同時に、モワッとさせないキレのある酸味、そこそこの厚みがあって、その上、柑橘フルーツの心地よい苦味の混じった余韻が程よく続き、満足感を高めます!一貫してスムースな舌触りも完璧!!!!!!本当に、文句の付けどころの無いとは、こういうワインの事!!!

エスト!エスト!!エスト!!!の訳ないよなー。(反省)

不思議なバランスで、なんとも良し悪しの判断がつきにくい。
おそらく、グロ・マンサンという品種がこの不思議な雰囲気を出しているのだろう。

ほんのりとある飲み口の甘さが、料理にもちょっと合わせにくい印象がある。

ボンゴレのパスタだと、ワインの甘さが気になる。
和食に合うかと思い、さばの味噌煮にあわせてみるが、しっくり来ない。
アーモンドだと、香りで負ける。
カシューナッツは脂肪分でまける。
ナッツ系は全然ダメみたい。
当たり前だけど、ぬかづけは塩気がワインを寄せ付けない。
自家製揚げパンがあったので、これが一番合うかなと思ったら、今度は油の味を強調してしまう。
(いい油で揚げていたら問題なかったかも)
ストリングチーズだとお互いお構いなし、って感じ。

パーティで、スナックとか、オードヴルなんてシーンに合うのかもしれませんね。

好みによって意見が分かれるワインかと思いますが、造りはしっかりしているのではないでしょうか。

【カミさんのコメント】
このワイン、わりといい。
ちょっと喉に残る後味がきになるけど。
値段は1200円くらいかな。

2007/11/01

ドミニオ デ エグレン エストラテゴ レアル ティント(ブラインドテイスティング:外す)

・テンプラニーリョ(エストラテゴ レアル ティント ドミニオ デ エグレン)\1239
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バロン・ド・レスタック)\1098
・メルロー(ヴァン・ド・ペイ・ドック:マルキ・ド・ペノティエ)\1180
・グルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン(VDT:オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド)\1000

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

ドミニオ デ エグレン エストラテゴ レアル ティント ボトル ラベル
【外観】
かなり紫色が強く、マゼンタピンクを感じさせる色調。
濃く、深い透明度がある。
底がぎりぎり見えるくらいの透明感。
粘性は割りとあって、複雑な脚が多く現れる。
タンニンが良く溶けているようにもみえるが、雫には色素が結構残り、ちょっと安っぽく感じる。

【香り】
最初に、スパイスと有色の花の香り。
割と華やかで、フランスっぽさを感じる。
果実香は濃縮感があり、プルーンみたいな印象。
少し時間が経つと、むせ返るような動物香。
土っぽいというか情熱的というか、野趣あふれる感じというか。
テンプラニーリョの可能性もあるが、全体的には洗練されているイメージなので、フランスのローヌ品種を使ったものとメルローが怪しい。
だんだんタバコの葉っぱの香り、焦げ臭、カラメル臭などが出てきた。

【味わい】
タンニンをしっかりと感じる、収斂性のあるアタック。
セックで、ミディアムボディくらい。
酸味もほど良くまとまっていて、とても爽やかな印象がある。
余韻も細く糸を引くように続く。
最初のアタックではタンニンを強く感じるが、飲み終わりにはおとなしく、柔らかくなってくる。

【判定】
ほとんど今回安いワインなので、色味での判断は難しい。
透明感からいくと、バロン・ド・レスタック、メルロー、ローヌ品種のフランス勢が候補になるが、中でも特に、メルローとローヌ品種が怪しい。
香りのスパイシーさや動物的な印象でもこの二つに候補が絞られる。
若干、野性的なむせ返るようなアニマルな印象ではスペインがちょっと顔を出すが、決定的な要因にはならない。
あとは味わいでの判断。
柔らかく甘さを感じたらローヌ品種で、タンニンを強く感じる収斂性の強い飲み口だったらメルローじゃないか?
で、実際に飲んでみると、セックで渋みの強い印象。

ファイナルアンサーで、メルロー
で、ブーー

スペインでした・・
確かにちょっとテンプラニーリョっぽかったんだよな(言い訳)

【総評】
ドミニオ デ エグレン エストラテゴ レアル ティント(ノンヴィンテージ)
Dominio de Eguren Estratego Real Tinto (NV)

スペイン:リオハ地区
アルコール度:13%

リカーランドトップで、1239円で購入。

香りも複雑で厚みがあり、さらに飲み口はすっきり飲みやすい。
余計な甘さの無い切れ味のいい辛口で、ワインとしてとてもしっかり出来ている印象。
難点を言うと、色味がピンクっぽく、雫にタンニンが残って見た目が安っぽくいのが残念かな。
コストパフォーマンスはとても良く、1000円台前半ではお買い得感あり。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/drinkshop/003-0478-010/

※サイトより引用
濃い色合いのこのワインはドライプルーンやイチジク・ジャム、カシスやブルーベリーといった甘い香りがグラスを満たします。
果実味豊かで、イチジクやドライフルーツの様な甘味や甘いタンニンはビターチョコレートのような風味があり酸味と一緒に余韻に続いていきます。

「ロバート・パーカー大絶賛」や、朝日新聞土曜版で「スペインワイン第一位」など大変評判のいいワインですね。

【カミさんのコメント】
フツーの赤ワイン。
980円くらい? え? 1239円はちょっと高い。
バロン・ド・レスタックの方がまだいい。

カミさんは文句を言いながらも、結構飲んでました。
二人で飲むとボトル1本すぐ無くなるワインです。

KWV ケープ・ブラン 白

KWV ケープ・ブラン 白
KWV Cape Vin Blanc
KWV ケープ・ブラン 白 ボトル ラベル
南アフリカ
モンマートたかだやで、790円で購入。

【外観】
中庸な黄色。
小さな気泡が確認できるが、ほんとに少しだけ。
粘性は弱く、さらっとしている。
艶、輝きは弱い。
アルコール度は弱そうだな、11%くらいかな。
が~ん、13%・・・

【香り】
甘いフルーツ香、スモモやモモくらい。
シロップ漬けの印象もあって、ちょうど桃の缶詰のような香り。
種の部分のやや苦味を感じるハーブ香が、香りに奥行きを出している。

【味わい】
甘さを感じる、フレッシュなアタック。
ライトなボディだが、アルコール度が強い影響なのか、フィニッシュでアルコールが少し残る感じがある。
酸味は穏やかで、全体的に平和な印象。
余韻もすぐ消えず、しみじみと残る感じ。
ちょっと舌の真ん中の味わいが抜けるような印象がある。
飲み口印象は甘さの影響がとても強い。

【総評】
シュナン・ブランとミュスカデルが主体のワイン。
香りも味わいも、甘い印象がとても強いので、辛口好みの人には不向きですね。
シュナン・ブランといえば、ヴーヴレ。
もちろんこれは甘口のワインではありませんが、香りの印象は何となくヴーヴレぽくもあります。
(一度しか飲んだ事ないですが・・)
ただ、全体的なバランスがいまいち。
香りもちょっと浮いていて、少し香料っぽさもあり、飲み口はアルコールの影響が強くて、スッキリ感や清涼感が消されているような印象。
飲み進むと、ジュースをたくさん飲んだ時のような、おなかにたまる感じがする。
料理に合わせるのも難しそう。
なかなかワインが減らないところが正直な評価なのかな。

■楽天ショップへのリンクhttp://www.rakuten.co.jp/oosima/414392/416125/#869684

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