・ガメイ(ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー)\2580
・シラー50%、カベルネ・ソーヴィニョン50%(ヴァン・ヌーボー ヴィニュロン・ド・カルナス)\880
の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング
【外観】
明るく透明感のある外観だが、ヌーボーにしては濃い。
色味はマゼンタ系だが、ピンクっぽくは無く、やや青さと黒さを感じる。
少し炭酸を含んでいるようで、グラスを揺らすと泡が現れる。
粘性は弱く、ディスクはとても薄い
【香り】
花、キャンディ、グレープジュースのような印象。
わずかだが、ケミカルな揮発性の印象もある。
ちょっとセメダインみたいな感じ。
いわゆる、とってもボージョレ・ヌーボーっぽい香り。
【味わい】
ライトでスムーズ、ふわっと軽く、上品。
とてもスレンダーでか細い感じだけど、洗練された印象がある。
強さにつながる要因が全然なく、非常にデリケートな感じ。
スパイス香とか、動物香とか、焦げ臭とか、まったく皆無。
余韻は短いがふんわり上品に消える。
【判定】
外観と香りでは、品種の特徴がなかなか判定できませんでしたが、飲み口はまさに、ボージョレって感じです。
ライトで膨らみがほとんどなく、スレンダーなボディで、力強さはほとんどないのですがとても上品で洗練されています。
シラーやカベルネではこんなにか細いワインは作れないだろうって感じの口当たりですね。
ファイナルアンサーで、ボージョレ・ヌーボー
で、ピンポン
ボージョレってやっぱりおいしいですよね。
【総評】
シャトー・デメランジュ ボージョレ ヴィラージュ ヌーボー2007
Chateau d'Emeringes Beaujolais-Villages Primeur 2007
フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ACボージョレ ヴィラージュ
アルコール度:12%
町田の蔵家さんで、2580円で購入。
ボージョレ・ヌーボーはおいしいのか?、ってのが良く話題になりますが、私はどちらかと言うと擁護派の方です。
ワインがすべてボージョレのようになってしまうとさすがに辛いですが、たまにはこんなワインもいいですよね。
まあ、1年に一度のイベントなので、楽しんで飲めばいいのではないでしょうか。
他のヌーボーと飲み比べている訳ではありませんが、このワインはとても上品で、ヌーボーにありがちなジュースっぽい印象をあまり感じません。
色味が深くて、ボージョレ・ヌーボーにしては濃い色合いです。
割とアルコール度があるにも関わらず、すいすい飲めるライトな飲み口は品質の良さを感じさせます。
ほんのり甘さを感じますが、基本的には辛口なので飲み進んでも飽きません。
軽い口当たりなのでいつまでたっても酔わないなー、なんて思っていると、気がつくと結構酔っているなんて事があるので要注意。
それにしてもこの軽く繊細な感じは、最近のパワー重視の傾向の中では独特な世界観を保っていますね。
パワーがあればいいってもんじゃないですからね。
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