2015/10/31

レオン・パルディガル レ・コリン 白 NV

レオン・パルディガル レ・コリン 白 NV
レオン・パルディガル レ・コリン 白 NV
Leon Perdigal Les Collines Blanc NV

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:I.G.P.メディテラネ
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ、ヴィオニエ

リカーランドトップで、税抜き799円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ややオレンジがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>青りんご、梨、レモン、アカシア
<香辛料・芳香・化学物質>クリーム、シロップ
香りの印象:第1アロマが強め、若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、優しい
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、まろやかな
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
柑橘系のフルーツ

【評価】
チャーミングな果実感があり、爽やかな味わい

【供出温度】
8-10度 しっかり味わいを持ったワインなのであまり冷やし過ぎない方が良さそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観はやや淡い、少しオレンジがかったイエローで、輝きは強め。

香りは、青りんごや梨、柑橘系のフルーツ、クリームやシロップ、アカシアのようなフローラル、ヴァニラやミネラルの印象もちょっとあるかも。

味わいは、ふんわりしたアタックから、優しいチャーミングな果実感とほんのりした甘みがひろがり、その後じわっと旨みが出てきて、ふっくらしたボディが少し続き、軽くえぐ味の残るジューシーなフィニッシュ。

ちょっと舌に残る感じが気になるものの、おだやかでチャーミング、しっかり旨味もあって、ふんわりした美味しさのある素敵なまとまりです。

人に例えると、しっかり大人なんだけど、可愛らしいチャーミングな女性って感じ?
みんな好きになっちゃうタイプですね。

ただ、ちょっと後味に重さが残るのが気になります。

今日の晩御飯は、イクラとサーモンの海鮮親子丼と味噌汁。
合わせると、まったく文化が違うけど、なんとなく穏やかに微笑みながら見守ってくれるような合い方。

穏やかな味わいなので、和食にも合わせやすそうですが、基本的には洋食でしょうね。

おつまみで、豆スナックのビーノにあわせるとワインが完全に勝って浮く感じ。
ピスタチオは苦味が出てワインが辛くなり、相性は良くないですね。

飲み進むと、だんだん重さが気になってきましたが、ベースはとても良いと思います。
しあわせ感が強いワインで、オススメです。

■関連リンク

レオン・パルディガル レ・コリン 赤 NV

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【決算セール】レオン・パルディガル レ・コリン ブラン [N/V]IGP【あす楽対応_関東】

※サイトより引用
今日のオジェ社の名声と信頼を築く大きな礎となった偉大な初代セラー・マスター『レオン・パルディガル氏』の名を冠し、クロ・ドゥ・ロラトワール=シャトー・ヌフ・デュ・パプの正当な系譜を物語る、重厚なデザインとなっています。
エキゾチック・フルーツやナッツの風味に、なめらかな厚みが味わい深さとなって広がる、辛口の白ワインです。
南仏の太陽が育んだ「太陽のあたたかみを感じる、豊かで完熟した果実味」をお楽しみ下さい。
<ワイナリー情報>
シャトー・ヌフ・デュ・パプを代表する生産者の一つ。
“シャトー・ヌフ・デュ・パプ”の史跡がある丘の麓にワイナリーを構えています。
1859年の創業以来シャトーヌフ・デュ・パプ地区でワイン造りを続け、その品質は国内外の国際的コンクール等で高い評価を受けています。
<レ・コリンについて>
『レ・コリン』はフランス語で「丘」を意味します。
ラベルにも丘に広がるブドウ畑の先にシャトー・ヌフ・ディ・パプの史跡が描かれており、その麓にある、オジェ社のセラーで造られています。
シャトー・ヌフ・デュ・パプで生まれ、このローヌ渓谷から如何にエクセレントなワインを生み出すか、それを知り尽くしたオジェ社だからこそその誇りと威信を注ぎ込み、作られています。

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1000円以下のおすすめワイン

2015/10/30

カルーチェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2014

カルーチェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2014
カルーチェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2014
CALEUCHE CABERNET SAUVIGNON 2014

チリ:D.O.セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ミニストップで、588円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、透明感がある、色付きが良い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ドライフルーツ、土
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、薬箱、なめし革、樹脂
香りの印象:ケミカルでちょっと閉じているような印象

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:はっきりした、シャープな
タンニン分:サラサラしているが、強さを持っている
バランス:スマートだが、アルコールの強さがある
アルコール度:強い
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フレッシュな黒い果実

【評価】
フルーティでカジュアルだが、アルコールが強めで辛い印象

【供出温度】
10-13度、あまり冷やすとタンニンが強めに出そうなので、ほんのり冷えてるくらいが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい色調の紫がかった濃いガーネットで、深い透明感と輝きがあります。

香りは、硫黄やケミカル、薬箱、なめし革、土、ドライフルーツなどで、良くはないけど、そんなに悪くもありません。

味わいは、柔らかでまったりしたアタックから、じわっと果実感と甘みが広がり、細身のボディながらアルコールとタンニンが強めに出てきて、ドライで乾く印象のフィニッシュ。

アルコールが強めでバランスが良くないですが、ワンコインとしてはまあ許容範囲。
辛さもそうですが、何かちょっと余計なものが入ってる感があって、そこが気になりますね。

アルコール添加のようなクリーンじゃない印象があります。
後味がちょっと重いんですよね。

今日の晩御飯はコンビニのロコモコ丼。
合わせるとワインがちょっと飲みやすくなるものの、ちょっと反発する感じで、アルコールが最後にちょっと浮いてしまいます。
とはいえ、食事があった方がワインは進みますね。

おつまみで、ストリングチーズの唐辛子味に合わせると、唐辛子の辛さとワインのアルコールがぶつかり合う感じ。
ピスタチオも苦味がワインの渋みとケンカします。
プチシュークリームはやっぱりワインがちょっと浮く感じ。
クリームサンドのココアクッキーに合わせると、まったく絡みません。
だし塩味の「しゃり蔵」もまったくダメ。

残ったワインを次の日に飲んだら、ウッドチップのような印象が気になりました。

やはりちょっとクリーンさに欠ける感じで、まぜものが多い感じがしますね。

人に例えると、話をおおげさに盛ってしまう、イマイチ信頼できない若造って感じ。

2015/10/29

ポッジオ・アル・ザーレ ソアーヴェ 2014 500ml

ポッジオ・アル・ザーレ ソアーヴェ 2014
ポッジオ・アル・ザーレ ソアーヴェ 2014
POGGIO AL SALE SOAVE 2014

イタリア:ヴェネト州:D.O.C.ソアーヴェ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガルガネーガ90%、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ10%

セブンイレブンで、500mlを718円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少しオレンジがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、少し酸化をイメージさせる色調

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>カリン、アプリコット、柑橘系、キンモクセイ、ややナッティ
<香辛料・芳香・化学物質>ハチミツ、ちょっとシナモン?
香りの印象:第1アロマが強め、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:酸化していてキツメ
苦味:ちょっと変な後味の苦味
バランス:バランスが悪い
アルコール:やや強め
余韻:ちょっと嫌な余韻が残る

【フレーヴァー】
酸化して苦い、あるいみスパイシーな後味

【評価】
酸化していて舌触りとバランスが悪い、舌に嫌な印象が残る

【供出温度】
7度以下 クリーンさが無いので冷やしてごまかすしかない

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、ちょっとオレンジがかったイエローで、酸化をイメージさせる。

香りは、複雑な果実感に、カラメルのような甘い印象、ハチミツやナッツ、トーストのような印象もあり、複雑です。

味わいは、酸化したギスギスしたアタックから、雑味を伴った酸味と苦味が出てきて、舌にワックスのような嫌な印象を残しながら、えぐ味のあるフィニッシュ。

これは失敗したわ~、という第一印象。
ヨーロッパの場末の居酒屋で、管理の悪い状態のワインを我慢して飲んでるって感じで、ある意味少旅行気分が味わえます。

ただ飲み進むと、このギスギスした感じが何となくクセになるというか、ダメな奴らの飲み会のような心地よさもありますね。
飲み進むとだんだんこの味に馴染んできて、美味しくなってきたかも。

でも舌にねっとりと絡みつくような感じがあって、決して良いワインではなさそうです。

今日の晩御飯はコンビニの、クラムチャウダーのパスタ。
合わせると、可愛らしい果実感が出てきて、違うキャラクターになりますね。
ワインだけより美味しくなります。

コンビニパスタのくどい味わいをワインがうまく洗い流してくれて、なかなかのマリアージュになってきました。
最近はコンビニパスタも美味しいですが、ちょっと脂っこかったりしますので、それのフォローという点では良い働きをしますね。

おつまみのピスタチオには、追い抜きざまに挨拶する、みたいな合い方?

第一印象がかなり悪かったにも関わらず、気が付くと500mlが無くなっていました。

クリーンじゃないダーティな印象があって、世渡りの上手い大人なワインって感じでしょうか。
人には薦められませんが、個人的には「アリ」ですね。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2015/10/27

ガラディーノ ソアーヴェ・クラシコ 2013

ガラディーノ ソアーヴェ・クラシコ 2013
ガラディーノ ソアーヴェ・クラシコ 2013
Galadino Soave Classico 2013

イタリア:ヴェネト州:D.O.C.ソアーヴェ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガルガネーガ主体

セブンイレブンで、1058円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかったレモンイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:弱い
外観の印象:多めの炭酸を含んでいる、若々しい

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、青りんご、菩提樹
<香辛料・芳香・化学物質>ミネラル、火打ち石、貝殻
香りの印象:若々しい、ちょっと控えめ

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:旨みをともなった
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
柑橘系フルーツ

【評価】
シンプル、フレッシュ感を楽しむ

【供出温度】
7度以下 炭酸を多めに含んでいるので温度低めでフレッシュに楽しむのが良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、グリーンがかった淡めのレモンイエローで、輝きは弱め。
炭酸を多めに含んでいて、表面に多く気泡が現れます。

香りは控えめで、柑橘系や青りんご、菩提樹のようなグリーン系のフローラル、ミネラルや硝煙、貝殻のような印象もあります。

味わいは、軽めのアタックから、炭酸の爽やかさとしっかりした酸味、フレッシュなフルーツ感が若々しい印象で広がり、スリムなボディながらじわっと旨みがあって、やや苦さを残して乾く感じでフィニッシュ。

スリムでシンプル、フレッシュながら味わいはドライですね。
人に例えると、スリムでおしゃれな、ヨーロッパ系の爽やかな美男子って感じ。

コストパフォーマンスはそこそこな印象ですが、上質感があって悪くはありません。
ワインだけでも爽やかに飲めて、普通に美味しいですね。

今日の晩御飯は、コンビニのクラムチャウダーパスタ。
このワイン、ドライでシンプルな印象なので、食事にも合わせやすいみたいですね。
爽やかに上品に対応します。

あまり期待しないで買ったのですが、これはなかなかいいかも。

フレッシュで爽やかなんだけど、しっかり旨みがあって品が良く、後味がとても爽やかですね。

伝統産地の品格を感じるまとまりで、ミネラルウォーターのような爽やかさがあります。

坂角のゆかりせんべいにはちょっとワインが戸惑う感じ。
海老の味が強すぎるかも。

良いワインですね。
ツボを抑えてるというか、主張は強くないけど、しっかり存在感を持っていて飲み飽きしません。

このワイン、オススメです。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)

2015/10/25

レ・オート・ポント コロンバール 2014

レ・オート・ポント コロンバール 2014
レ・オート・ポント コロンバール 2014
LES HAUTES PENTES COLOMBARD 2014

フランス:地理的表示無し
アルコール度:9.5%
ブドウ品種:コロンバール

ヤオコーの20%オフセールで、税抜き638円で購入。
元値は、税抜き798円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:ほぼグレーに近い、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:弱い
外観の印象:色付きが弱くほぼ無色、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、レモン、梨の芯の部分や若い青りんごのような酸っぱい印象、グレープフルーツ
<香辛・芳香・化学物質>貝殻のようなミネラル、クリーム
香りの印象:第1アロマが強め、開いている

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや残糖の甘みが強め
酸味:爽やかな、優しい
苦味:控えめ
バランス:スリムな、まろやかな
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
柑橘系のフルーツ

【評価】
ライトでスリム、甘みがあって優しい味わい

【供出温度】
8-10度 穏やかな味わいなので、あまり冷やし過ぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、ほぼ無色に近いレモンイエローで、輝きは強めです。

香りは、柑橘系や梨、青りんご、貝殻のようなミネラル、ちょっとクリームのような印象もあります。

味わいは、ライトなアタックから、優しい甘みと穏やかなフルーツ感がふわっと広がり、スリムなボディが少し続いて、苦味少なめの穏やかなフィニッシュ。

コロンバールってアルマニャックやコニャックのベースになる品種なので、ちょっと強めでキツイ味わいの印象があるのですが、このワインはとても穏やかで優しい味わいですね。
香りも味わいもちょっと地味ですが、ナチュラルで素直な印象は悪くありません。

今日の晩御飯は、鮭のホイル焼き。
ナンプラーのポン酢をかけてみました。

ワインがおだやかでほんのり甘みがあるので、ちょっと日本酒っぽい感じで和食にも合わせやすいですね。
おつまみのミックスナッツにもまったく問題なく合いました。

食事が終わって、ワインだけになっても大丈夫です。

コロンバールはあまり良いイメージがありませんでしたが、このワインはいままでのイメージとは大分違いますね。
シャルドネとかソーヴィニヨン・ブランのような強やさや華やかさはなく、地味でおだやかですが、とても素直で素朴な印象。

人に例えると、にこにこしながら、穏やかに誰とでも公平に話をする年配の女性、って感じで、ちょっと修道女のようなイメージ。

ちょっと個性的ですが、個人的はおすすめです。

■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2015/10/22

ヴェラタ ボバル カベルネ・ソーヴィニヨン NV

ヴェラタ ボバル カベルネ・ソーヴィニヨン NV
ヴェラタ ボバル カベルネ・ソーヴィニヨン NV
VELATA BOBAL CABERNET SAUVIGNON NV

スペイン:地中海地方:D.O.バレンシア
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

まいばすけっとで、499円で購入

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫かがった色調の、少し明るめのルビー
濃淡:やや明るい
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、底がしっかり見えるくらいの透明感

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>赤い実の果実、針葉樹
<香辛・芳香・化学物質>硫黄、樹脂、赤身の肉
香りの印象:かなり弱い

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、爽やかな
タンニン分:サラサラしているが、収斂性がある
バランス:スマートな、痩せた、乾いた
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
ライトでドライ、フルーツ感も弱めでシャープな味わい

【供出温度】
10-13度、あまり冷やし過ぎると渋みを強く感じそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の明るめのルビーで、底がしっかり見えるくらいの透明感と輝きがあります。

香りは弱く、硫黄やケミカルな印象があり、赤い実の果実、赤身の肉、針葉樹や樹脂のようなグリーン香があります。

味わいは、ライトなアタックから、シャープな酸味と抑え気味のフルーツ感が広がり、スマートなボディながらタンニンが強めに出てきて、舌全体が乾くような印象でフィニッシュ。

軽いんだけど、とても主張があるタイプで、凛とした強さを感じます。
知的でクールって感じ。

第一印象は悪くないですね。

今日の晩御飯はコンビニのロコモコ丼。
合わせるとワインがとても素直な印象で、スーッと伸びやかになって、食事を品よくサポートします。

軽いこともあって、コンビニ食とか家庭料理にも合わせやすそうですね。

おつまみで、おせんべいの「濃厚チーズ気分」に合わせると、なんともいいバランスでフィットします。
食事と合わせると品のいい感じでしたが、スナックだとジャンキーなイメージになりますね。

人に例えると、素直で清々しい清潔感のある若者で、純粋で曇りのない感じです。

ワンコインでは抜群に良い方だと思います。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2015/10/20

フィンカ・ラ・エスコンディダ シャルドネ 2015

フィンカ・ラ・エスコンディダ シャルドネ 2015
フィンカ・ラ・エスコンディダ シャルドネ 2015
FINCA LA ESCONDIDA CHARDONNAY 2015

アルゼンチン:クージョ地方
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

セブンイレブンで、税込み500円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カリン、パイナップル、すいかずら
<香辛・芳香・化学物質>硫黄、石灰、バタークリーム
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:しっかりした、爽やか
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、厚みのある
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
ちょっとスパイシーなフルーツ感

【評価】
強めでドライな印象で、ややアルコールが浮き気味

【供出温度】
11-14度 辛くて強めの味わいなので、少し温度高めが良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、若々しいグリーンがかったイエローで、強めの輝きがあります。

香りは、柑橘系や南国系の果実、甘さのあるフローラル、トーストっぽい酵母、ちょっと重いグリーン香などがあります。

味わいは、やや強めのアタックから、フレッシュなフルーツ感と酸味がパッと広がり、しっかりしたボディにアルコールが浮き気味に出てきて、えぐ味の残る辛い印象でのフィニッシュ。

ワンコインの中ではしっかりしている方で、爽やかな飲み口ながら後味はドライ。

ニューワールドっぽくない媚びない印象で、後味がやや荒いものの、スッキリした感じは悪くないですね。
少し飲み進むと、さらに良くなってきました。

今日の晩御飯は、コンビニのクラムチャウダーのスープパスタ。
合わせると爽やかさが前面に出てきて、フレッシュな印象でフィットします。

ボンゴレにも、クリームソースにも、ベーコンにも良く合いますね。

おつまみで合わせてみたハッピーターンも普通にこなします。
チョコチップクッキーには、ワインが完全に消えてしまいますが、それなりに頑張ってる印象。

時間が経つとじわじわとフルーツ感と甘みが出てきて、ワインだけでも飲みやすくなってきました。
人に例えると、さっぱりしててベタベタしない感じの、爽やかさのある若い女子って感じで、剛力彩芽的なイメージでしょうか。

コストパフォーマンスは高いと思います。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2015/10/18

アンティカ・カンティーナ ボルゴトッレ キアンティ 2013

アンティカ・カンティーナ ボルゴトッレ キアンティ 2013
アンティカ・カンティーナ ボルゴトッレ キアンティ 2013
Antica Cantina Chianti 2013

イタリア:トスカーナ州:D.O.C.G.キアンティ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ主体

ヤオコーの20%引きセールで、税抜き704円で購入。
元値は、税抜き880円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しいが、色調は穏やか

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>干しぶどう、プルーン
<花・植物>ドライフラワー
<香辛・芳香>なめし革、オリエンタルスパイス
<化学物質>なし
香りの印象:第1アロマが強め、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:やわらか、はっきりした
タンニン分:キメ細やか、収斂性がある
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
干しぶどうやプルーンのような果実感

【評価】
重く沈んた印象で、内向的な味わい

【供出温度】
10-13度 ちょっと沈んだ印象の味わいなので、温度低めにした方が美味しくなりそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しいけどちょっと地味な色調の濃いルビーで、深い透明感と輝きがあります。

香りは、サンジョベーゼらしい干しぶどうやプルーン、なめし革、オリエンタルスパイス、ちょっと紹興酒っぽい印象もあります。

味わいは、軽めで優しいアタックから、やや地味な果実感と甘みがじんわりと広がり、ボディは細身でタンニンは軽く、後半に向かって収斂性が出てきて、舌全体に渋みが残るようなフィニッシュ。

これはワインの個性なので何とも言えませんが、ちょっと地味ですね。
飲んでてあまり楽しくならないタイプ。

何でしょうね?
干しぶどうとかプルーンみたいな地味な果実感とか、ちょっと重い動物香とか、中世ヨーロッパって感じの暗い雰囲気があるんですよね。

今日の晩御飯は自家製のミートソースパスタ。

合わせると、実にオトナな対応で、落ち着いて話を聞いてくれるような合い方をします。
食事が一緒だと地味でどんよりした感じは消えて、懐の深い落ち着いた印象になって、飲みやすくなりますね。

試しに合わせてみたキットカットにも良く合って、うまくフルーツ感を加えて大人のチョコレートって感じになります。

チョコボールはイマイチフィットしないで、ワインが強めに出てきますね。

食事が終わって、ワインだけになると、何か食べものが欲しくなります。
ちょっと酸っぱさも気になってきたかも。

人に例えると、地味で真面目で物静かなんだけど、包容力があって良い人、みたいな。

悪いワインではないと思いますが、あまりオススメできる感じじゃないかも。
好みの問題もあるかと思いますが、飲んでてあまり楽しくないタイプです。

■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2015/10/17

モメサン メルロー 2014

モメサン メルロー 2014
モメサン メルロー 2014
MOMMESSIN MERLOT 2014

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー

ヤオコーの20%引きセールで、税抜き822円で購入。
元値は、税抜き1028円

【外観】
清澄度:やや濁ったように見える
輝き:強い
色調:若々しい紫色のフチの、黒に近い濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、底光りするような輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>黒いフレッシュな果実
<花・植物>メントール、ドライハーブ
<香辛・芳香>カラメル、チョコレート
<化学物質>すこし還元的でケミカル
香りの印象:ちょっと閉じているのか還元的な印象がある

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:はっきりした、やわらか
タンニン分:柔らかだけど、しっかりしている
バランス:優しい飲み口から、しっかりした後味になる
アルコール度:やや強め
余韻:少し長めに続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
やや軽めで優しい飲みくちながら、しっかりした芯の強いボディと強いタンニンがある

【供出温度】
14-16度 あまり冷やさない方が飲みやすそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫色をフチをした、ほぼ黒に近い濃いガーネットで、底光りするような輝きと液面のツヤがあります。

香りは、まだ閉じているのか還元的でちょっとケミカル、フレッシュな黒い果実や、ドライハーブ、カラメルやチョコレートのような印象もあります。

味わいは、軽めの優しいアタックから、甘みと大人なフルーツ感がじわっと広がり、少し長めに続いたあとにアルコールとタンニンがギュッと締めて、乾く印象のフィニッシュ。

とてもしっかりしたワインですが、まだ若いせいかバランスが悪くてギクシャクしてる印象です。
ケミカルな薬箱のような印象がありましたが、時間が経つと華やかな香りが出てきました。

ひょっとしたらデキャンタージュした方が一気に開くのかもしれません。

実はワイン用の冷蔵庫が壊れてしまい(T△T) 、ワインを床下収納に避難させるという悲劇が・・・

という訳で、ちょっと温度高めの飲み始めだったので、冷蔵庫で冷やしてみることに。
温度が下がるとちょっとバランスが良くなるような気もしますが、あまり冷やし過ぎると渋くて辛いワインになってしまいそうです。

今日の晩御飯は、豚肉のピリから炒めと、白菜とベーコンの温サラダ。
豚肉のピリから炒めは、ワインの辛さと料理の辛さが真っ向からぶつかる感じの合い方で、まったく幸せ感のない組み合わせ。

白菜とベーコンの温サラダの方は少し馴染みました。

カミさんは、「甘くてフルーティでアルコールが強くて、ニューワールドのシラーみたい。」という感想。

確かに時間が経つと、だんだん果実感が強めに出てきましたね。
しかもちょっと重い甘みを伴ってて、たしかにニューワールドっぽいかも。
アルコール度はそんなに高い方ではないのですが、とても高めに感じます。

悪いワインではないのですが、全体的にちょっと重さが気になりますね。
おつまみのミックスナッツに合わせても、やっぱりワインが辛くて重い感じです。

このワイン、品質感は良いと思いますが、あとは好みの問題でしょうか。

■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2015/10/16

ジョベナーレ バルベーラ 赤 NV

ジョベナーレ バルベーラ 赤 NV
ジョベナーレ バルベーラ 赤 NV
Giovenale Barbera NV

イタリア:エミーリア・ロマーニャ州:I.G.P.ルビコーネ
アルコール度:11%
ブドウ品種:バルベーラ

肉のハナマサで、537円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい明るい色調の、やや濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、深い透明感がある

【香り】
第一印象:ややしっかり
特徴:
<果実>赤い酸っぱい果実
<花・植物>ドライフラワー、茎っぽいグリーン香
<香辛・芳香>なめし革、血液
<化学物質>ちょっとケミカル
香りの印象:ケミカルでちょっと荒い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:はっきりした、やさしい
タンニン分:軽い
バランス:軽いがバランスは良い
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
チャーミングな果実感

【評価】
かなり軽いタイプだけど、スッキリした味わいでバランスは良い

【供出温度】
7度以下 ライトなので冷やして飲んだほうがいいけど、意外と温度高めでも美味しく飲めそう

【グラス】
小ぶり、タンブラーでもOK

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい明るい色調で、底がしっかり見えるくらいの透明感がある、やや濃いルビー。

香りは、ややケミカルで、酸っぱい赤い果実、なめし革や血液、茎っぽいグリーン香など、いわゆる安いワインの香り。

味わいは、かなり軽いアタックから、スッキリした果実感と穏やかな酸味が広がり、細身のボディながらじわっと旨みがあり、タンニン弱めの優しい印象のフィニッシュ。

相当軽いのですが悪い要素は少なく、すっきりとした味わいで、しっかり旨みがあって、ライトなワンコインの中ではかなり良い方ですね。

今日の晩御飯は、コンビニパスタのミートソース。
このワイン、実に良く合います。

脂っこさを洗い流す感じとか、おだやかな果実感を加える感じとか、バランスが良くてプロフェッショナルな仕事をしますね。

ストリングチーズには、ワインが勝つものの、平和な感じで合います。
薄皮付きピーナッツにも、実によく馴染みますね。

かなり幅広く食事に合わせられそう。

軽くて穏やかな感じは、和食にも良さそうですね。
筑前煮とか、角煮、かぼちゃの煮物にも合いそう。

赤ですが、タンニンが軽めなので、醤油とか味噌にフィットしそうです。

ワンコインの赤では良い方だと思います。
少し残ったワインを次の日に飲んだら、キャンディっぽい香りが強くなって、ちょっと華やかな印象になってました。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)


2015/10/14

サンティアゴ ピノ・ノワール NV

サンティアゴ ピノ・ノワール NV
サンティアゴ ピノ・ノワール NV
SANTIAGO PINOT NOIR NV

チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

グルメシティで、469円で購入

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかった色調の、ちょっと濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、透明感がある

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実>イチゴ、ラズベリー、キャンディ
<花・植物>ドライフラワー、ヴェジェタル
<香辛・芳香>杉板、グリーン系のスパイス
<化学物質>やや硫黄
香りの印象:若々しい、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:フレッシュ、爽やか
タンニン分:サラサラしているが、後味はしっかり渋い
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
ライトでドライな味わいながら、意外としっかりしたまとまり

【供出温度】
10-13度 ライトでフレッシュなので温度低めが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の、やや濃いルビーで、底がしっかり見えるくらいの透明感があります。

香りは、若々しい赤い果実のイチゴやラズベリー、キャンディ、ドライフラワー、グリーン系のスパイスや杉板、血液、ちょっと硫黄の印象もあります。

味わいは、軽めのアタックから、ほんのり甘みとチャーミングな果実感が明るい印象で広がり、フレッシュな酸味とスマートなボディが少し続き、その後にしっかりした渋みが出てきて、えぐ味のある乾く印象のフィニッシュ。

ピノ・ノワールで500円を切るってのは、今までで最安値じゃないでしょうか。

ニューワールドのピノ・ノワールらしいチャーミングな印象ながら、後味にしっかりとした渋みが残る感じがワインらしく、第一印象は結構良いかも。

ピノ・ノワールを期待して飲むようなタイプではなく、かなりジュースっぽいですが、ワンコインということで許せる範囲ですね。

今日の晩御飯は、豚肉と白菜の重ね煮と、かぼちゃの天ぷら。
豚肉と白菜の重ね煮と合わせると、ワインが浮くものの、何となく意気投合します。

かぼちゃの天ぷらは、まったく問題なし。
ただ、同じイメージでフィットするだけで、高め合うって感じではありません。

おつまみのミックスナッツに合わせると、ピーナッツは、ワインが主導する感じで合います。
アーモンドは、ワインとナッツがぶつかる感じでお互い主張が強い感じ。
ジャイアントコーンは塩気と苦味がケンカしてダメ。
ワインが急に意固地になる感じで、主張が強く出ます。

税込みワンコイン以下のワインとしては、上出来じゃないでしょうか。

人に例えると、元気でキャピキャピした若い女子で、話をするとちょっと違和感を感じるけど何となく楽しいみたいな。
ちょっと分かりにくいか・・・

個性的な印象もあって、コストパフォーマンスは高いと思います。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2015/10/12

秋の珍品ワイン会

秋の珍品ワイン会
とても貴重なワイン会に参加できたので、メモ程度ですが記録しておきます。
テーマは「珍しいワイン」。

開催日:2015年10月12日(月)体育の日

<ワインリスト>
1.ドン・ペリニヨン 2004 イリス・ヴァン・ヘルペン
2.ウイリアム・フェーブル サン・ブリ 2011
3.コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ダニエル・ショパン=グロフィエ 1995
4.モラン・ペール・エ・フィス フルーリー 1966 ドメーヌ・デパードン
5.ペンフォールド セント・ヘンリー クラレット1982
6.ゴンザレス・ビアス ソレラ1847 オロロソ ドゥルセ


1)ドン・ペリニヨン 2004 イリス・ヴァン・ヘルペン
Dom Perignon IRIS VAN HERPEN Vintage 2004

誰もが知ってるシャンパーニュ、ドン・ペリ。
イリス ヴァン ヘルペンとのコラボモデルです。

恥ずかしながらドンペリはじめてだったのですが、人気があるのがよく分かりました。

香り高く、飲みやすさとしっかりした旨みがあって、全体のバランスがとても良く、華やかです。
これだったら毎日でも飲みたいですね。(絶対無理ですが・・)

しっかりした味のイベリコベジョータの生ハムに合わせましたが、両方強い主張を持ちながらも相手を高め合うような、素晴らしい組み合わせでした。

【オリジナル箱入り】ドン・ペリニョン・イリス・ヴァン・ヘルペン[2004](泡・白)(ワイン(=750ml)8本と同梱可)[Y][A]


2)ウイリアム・フェーブル サン・ブリ 2011
Saint-Bris Sauvignon 2011 William Fevre

最初にブラインドで出てきたのですが、特徴的なグリーン系のハーブ香がソーヴィニヨン・ブランっぽくなくてローカルな品種かと思ったら、サン・ブリでした。

サン・ブリはブルゴーニュ地域の最も北側で、ロワールのサンセールやプイイ・フュメに近いA.O.C.ですね。
今まで飲んだサンブリはかなり酸味の強いタイプが多かったですが、このワインはなんとも穏やかでややしっとりしたまとまり。
じわっと染みる美味しさがあり、ちょっとロワールのような印象がありました。

フォアグラにキュール・ダム―ルのジャムをのせたものに、しっかり合いました。

サン・ブリ[2013]年・(ソーヴィニヨン・ブラン100%)・ウイリアム・フェーブル社・AOCサン・ブリSaint-Bris Sauvignon [2013] William Fevre

※サイトより引用
サン・ブリ2013年
辛口白ワインの代名詞シャブリの南西に広がるサン・ブリAOCは、栽培面積が103ヘクタールと、シャブリ特級畑とほぼ同じ広さの非常に小さなアペラシオンで、2003年にAOCになったばかり。そしてブルゴーニュで唯一のソーヴィニヨン・ブランの生産地。
シャブリでトップクラスの評価を不動のものとしている「ウイリアム・フェーブル」が1998年にアンリオ社の傘下に入った当時、このワインの生産を止める予定でした。しかし、シャブリは異なるユニークな特徴、ハーブのようなアロマティックな特徴を備え、またフランス国内のレストランに根強いファンがいたこともあり、生産の継続が決定したという経緯を持つワイン。醸造責任者のディディエ・セギエ氏も、同じキンメリジャンとポートランディアンの土壌で造られる「非常に興味深いワイン」として評価しています。
発酵前に12時間のマセラシオン。1から2時間軽く真空プレス。その後自然にアルコール発酵とマロラクティック発酵。ワインのフレッシュな味わいを保つため、小さなステンレスタンクで8~10ヶ月熟成。
フレッシュでハーブのような凝縮感のある香り。生き生きとした滑らかな口当たり。軽やかで爽やかな味わいは夏にピッタリ。
魚のグリル、カキのシーフード、ハムやソーセージなどとも良く合います。よく8-10度に冷やして、お楽しみください。

3)コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ダニエル・ショパン=グロフィエ 1995
Cote de Nuits-Villages 1995 Daniel Chopin-Groffier

20年前の貴重なブルゴーニュ。
ダニエル・ショパン=グロフィエという造り手は知らなかったのですが、数年前に一気に人気が出て市場から消えてしまい、その後なかなか出てこなくなったそうです。

明るい色調のおだやかで優しいフルーツ感のある味わいで、とても懐の深さを感じました。
20年経っているとは思えない若々しさがあって、カジュアルでフレンドリーな印象。
ブルゴーニュの若いワインはちょっとつっけんどんな人を突き放すようなタイプがありますが、熟成したブルゴーニュはホントに優しくなって美味しくなりますね。
以前飲んだ、ベルナール・デュガ・ピィとか、シャトー・オーゾンヌの古酒も同じでしたが、とても優しい味わいで誰にでも美味しいと思わせるような、素晴らしいまとまりでした。


4)モラン・ペール・エ・フィス フルーリー 1966 ドメーヌ・デパードン
Morin Pere & Fils Fleurie 1955 Domaine Depardon

クリュ・ボージョレ、フルーリーの49年前のワイン。
ネゴシアンがモラン・ペール・エ・フィスで、生産者がドメーヌ・デパードンのようです。

かなり熟成していて、ボートワインのような甘い印象になっていましたが、まったく傷んだ感じはなく、とても良く熟成していました。
酒精強化ワインじゃない?ってくらいの強さがあって、ガメイだけとはとても思えない、何とも不思議な印象。
フランスAOCワイン事典で、調べてみると、フルーリーのAOC制定は1936年なので、おそらくガメイ100%で造られてると思います。
ピノ・ノワールの熟成感とはまた違う、個性的な熟成感で、ガメイのポテンシャルを感じさせるワインでした。


5)ペンフォールド セント・ヘンリー クラレット1982
Penfolds St. HENRI Claret 1982

ニューワールドの熟成ワインって初めてですね。
オーストラリアの33年前のワインで、ブドウ品種はシラーズとカベルネ・ソーヴィニヨン。

熟成したブルゴーニュやボルドーは果実感が穏やかで優しい印象になりますが、このワインはチャーミングでフレッシュな果実感を持ったまま熟成していてます。
なるほど、ニューワールドワインが熟成するとこうなるんだ~、と納得の味わい。
ニューワールドの熟成したワインってあまり市場に無いので、それが味わえる機会は貴重ですね。

トリュフマスタードをのせたチキンソテーに合わせましたが、フルーツ感をのせるようなしっかりしたフィット感で、とても良い組み合わせでした。


6)ゴンザレス・ビアス ソレラ1847 オロロソ ドゥルセ
Gonzalez Byass Solera 1847 Oloroso Dulce

168年前のシェリーということで「これはスゴイ!まだまだ若々しい。」と、みなさんで飲んでいたのですが、シェリーってソレラシステムなので、基本的にビンテージ表示って無いんですよね。

「SOLERA 1847」というのはシリーズ名で、1847年にこのシェリー専用のソレラが設置されたことに由来するようです。
勉強不足でした、すみません。。。

とはいえ、かなり古いシェリーで、甘みと深みがとてもバランス良く熟成していました。
極甘口のペドロ・ヒメネスは、ちょっと甘すぎるのであまり量は飲めませんが、このシェリーは程よい甘さと熟成感で実に美味しかったです。

甘さ控えめの栗のデザートに合わせましたが、フルーティな黒蜜をかけるような合い方で、深い味わいのある大人のデザートになりました。
シェリーは奥深いですね。


いやはや、素晴らしいワイン会でした。
また機会があることを祈ってます。

2015/10/11

タニス グラン・レゼルバ 2007

タニス グラン・レゼルバ 2007
タニス グラン・レゼルバ 2007
TANIS GRAN RESERVA 2007

スペイン:内陸部地方:D.O.バルデペーニャス
アルコール度:13%
ブドウ品種:テンプラニーリョ

リカーランドトップで、税抜き799円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:少し落ち着いた色調ながらまだ若々しい印象の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:まだ若さがあり、輝きとツヤがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>黒い果実
<花・植物>すみれ、メントール、ちょっとヴェジェタル
<香辛・芳香>胡椒のようなスパイス
<化学物質>還元的で閉じた印象
香りの印象:まだ閉じた印象、熟成感がある

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、はっきりした
タンニン分:キメ細やかながら、強め
バランス:心地よい、流れるような、芯の強さがある
アルコール度:やや強め
余韻:少し長めに続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
8年熟成にしてはまだまだ若々しい印象で、軽めでスッキリした飲み口ながら後半強めのタンニンとえぐ味、ちょっと酸化した印象が残る。

【供出温度】
14-16度 熟成されているワインながら軽めでスッキリした味わいなので、あまり温度高くない方がいいかも。

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
デカンタージュすると香りが開くかもしれないが、一気に酸化する危険性も感じる

【総評】
外観は、落ち着いた色調ながらまだ若さのある濃いルビーで、強い輝きと深い透明感があります。

香りは、還元的でまだ閉じている印象ながら、ボルドーっぽいスミレのようなフローラルやスパイスがあり、華やかで、時間が経つと木樽からの影響もじわじわ出てきました。

味わいは、軽めでスッキリしたアタックから、心地良い果実感としっかりした酸味がゆったり広がり、スレンダーなボディながら長めに続き、しっかりしたタンニンとえぐ味が出てきて、やや乾く印象でのフィニッシュ。

まだまだ若さのあるフレッシュな味わいですが、これから開いてくると8年熟成らしさが出てくるかもしれません。

香りは閉じた印象でしたが、ちょっとづつ開いてきました。

今日の晩御飯は、チキン南蛮。
タルタルがすでに赤ワインに合わないですが、ワインが華やかなので、さらに香りが浮いてしまって相性が良くありません。

普通の家庭料理に合わせにくいタイプみたいですね。

肉だとラム、カレーだとバターチキンカレーくらい?
合わせてないから分かりませんが。

パテ・ド・カンパーニュに合わせてみると、全体的なバランスはいいけど、レバーの血の味というか生くさい感じが抑えきれず最終的にはもの別れします。

とても良いワインだと思うので、合わせる料理を考えてあげたいですね。

■楽天ショップへのリンク

【金賞ワイン】【よりどり6本以上で送料無料!】タニス グランレゼルヴァ ’07 2007 750ml(赤ワイン) 【クール便がオススメ】【ワインセット】【厳選】【ワイン セット】【お年賀 御年賀】【05P05Dec15】

※サイトより引用
バルデペーニャスの伝統的な特色を生かした赤ワインです。カラーはダークチェリー色。香りは濃厚ですが、エレガントな味わいが口に残ります。フルーツの柔らか目のスパイス系アクセントと、オークの香ばしいアクセントが調和しています。

2015/10/10

カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネ 2014

カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネ 2014
カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネ 2014
Casillero del Diablo Chardonnay 2014

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

ヤオコーで、20%オフの1128円(税抜き)で購入。元値は1410円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きとツヤがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カリン、パイナップル、南国系の果実
<花・植物>すいかずら、ハチミツ
<香辛・芳香>バタークリーム、シロップ、ナッツ
<化学物質>なし
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:コク(深み)を与える
バランス:ややスマートながら、芯の強さがある
アルコール:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フレッシュなフルーツ

【評価】
口当たりもフルーツ感も強めながら、ややスマートな印象で後味は辛い

【供出温度】
11-14度 温度低めでもそれなりに美味しいけど、温度上げて楽しみたい

【グラス】
中庸

【総評】
外観はやや淡く、グリーンがかったレモンイエローで、輝きと液面のツヤがあります。

香りは、果実感が豊かで、ハチミツやシロップ、バタークリーム、ナッツのような要素があって、リッチタイプ。

味わいは、強めのアタックから厚みのある果実感と甘みが広がり、ややスッキリしたボディながら強めのアルコールと苦味が出てくて、やや重さのあるフィニッシュ。

ニューワールドのシャルドネらしい味わいですが、甘みとアルコールの強さが後味の重さになっていて、ちょっとバランスが良くない感じです。

今日の晩御飯はカルボナーラのパスタ。
ワインが勝ち気味でちょっと浮く感じになります。

もうちょっと香りの強い食事がいいですね。
スパイスを効かせたチキンとか。

パテ・ド・カンパーニュに合わせると、しぶしぶ付き合うけど、和解しあえない感じ。

初めて食べたパテ・ド・カンパーニュですが、もうちょっとしっかりした白かアロマティックな白、あるいは強めのロゼか軽い赤ワインの方が合いそうですね。

おつまみで合わせた、ミックスナッツのアーモンドが一番合ったかな。

以前飲んだ2008年
はフレッシュな果実感が好印象でしたが、今回はちょっとアルコールの印象が強くてバランスがあまり良くない感じ。
一口目も、やや荒っぽい印象でした。

管理の問題もちょっとあるのかも。
ちょっと酸化してるような気もします。

また機会があったら飲んでみたいですね。

■楽天ショップへのリンク

カッシェロ・デル・ディアブロ・シャルドネ[2015]年コンチャ・イ・トロ(限定品)Casillero del Diablo Chardonnay [2015]

※サイトより引用
南米でその名を轟かせた「悪魔の蔵」のワイン!! オーク樽からの由来のパイナップルやトロピカルフルーツの人気辛口白ワイン!!ワイン王国38号で超特選ベストバイ5つ星★★★★★に輝きました!
ワイン王国38号において見事超特選ベストバイ 5つ星★★★★★に輝きました!!
以下 ワイン王国38号の記事より
酸とミネラルのバランスは最高
料理との合わせやすさは抜群
ややグリーンがかった淡イエローの色調。アタックから感じられる強い樽香に加え、熟したリンゴ、ロースト、カシスの芽、ハチミツ、ナッツ、ミネラルなどの香りが溶け合い心地よい。さらに、やさしい酸味も加わりバランスのよさはピカイチ!豊かな酸味とミネラルが中心にあり、果実味がこれらを後押しするような、広がりのある味わいを持つ。スパイスを利かせた若鶏のソテーやホルモン焼きなど、ボリュームのある料理と合わせても負けないほど、仕上がりもしっかりしている。
Best Marriage 鶏肉のグリル焼き、ウナギの白焼き、魚介のパスタ
■関連情報(カッシェロ・デル・ディアブロ シリーズ)



■関連リンク(ヤオコーのワイン)

2015/10/09

ジョベナーレ ピノ・ビアンコ NV

ジョベナーレ ピノ・ビアンコ NV
ジョベナーレ ピノ・ビアンコ NV
GIOVNALE PINOT BIANCO NV

イタリア::エミーリア・ロマーニャ州:I.G.T.ルビコーネ
アルコール度:10.5%
ブドウ品種:ピノ・ビアンコ

肉のハナマサで、483円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実>柑橘系、パイナップル
<花・植物>キンモクセイ、ハチミツ
<香辛・芳香>ミネラル
<化学物質>硫黄、ちょっと麝香っぽい
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:酸化した印象
苦味:旨みをともなった
バランス:痩せてる印象でバランスが悪い
アルコール:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
酸化した酸っぱいシードル

【評価】
とにかく酸っぱい

【供出温度】
7度以下 酸化が進んでるので冷やさないと飲めない

【グラス】
小ぶり、ワイングラスじゃなくてもOK

【総評】
外観は中庸な濃さの、グリーンがかったイエローで、輝きはわりと強め。

香りは、キンモクセイのような甘いフローラルの印象があって、柑橘系や熟した果実、硫黄、ミネラル、ちょっと麝香っぽい印象もあり、ちょっと面白い感じ。

味わいは、ライトなアタックから酸化したような酸っぱさが一気に広がって、そこにえぐ味と収斂性が加わって、ギスギスした味わいのまま舌にワックスのように苦味を残してフィニッシュ。

第一印象は、酸化したワインを叩き売ってるって感じですね。
少し温度高めだったことも影響しているのかもしれませんが、これはちょっと・・

ただ、傷んでるってほどではないので、個性として受け入れられれば美味しくなってくるかもしれません。

今日の晩御飯は、コンビニパスタの、あさりとキノコの和風スパ。
ファミマのパスタって・・美味しくないですよね~、ちょっとチョイスを失敗しました。

でも合わせてみると、ワインのダメな感じとパスタの出来の悪い感じが、何となくシンクロして意気投合してるような印象でまとまります。

このワイン、柚子胡椒に合いますね。
ダメ男の背中をピンと矯正してくれるような感じでフィットします。
柚子胡椒ってフルーツだから、ワインに合うのかも。

食事が終わって、だし塩味のおせんべい「しゃり蔵」に合わせると、これもなんだか悪く無い感じで合います。

飲み進んでもやっぱり酸化した印象なんですが、結構飲んじゃってますね。
ダメな自分が目を覚ますって感じ?

人に例えると、ときどきイラッとくるけど、なんか愛嬌があって許しちゃう、愛すべきダメ男った感じでしょうか。

個人的にはちょっと悪く無いかなって思い始めましたが、でもまあリピートはしないかな。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)


2015/10/08

サンタ バイ サンタ・カロリーナ カベルネ・ソーヴィニヨン シラー 2014

サンタ バイ サンタ・カロリーナ カベルネ・ソーヴィニヨン シラー 2014
サンタ バイ サンタ・カロリーナ カベルネ・ソーヴィニヨン シラー 2014
SANTA BY SANTA CAROLINA CABERNET SAUVIGNON SYRAH 2014

チリ:D.O.セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー

リカーランドトップで、税抜き458円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫色のフチの、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きが良い、輝きがある

【香り】
第一印象:ちょっと鼻を突く印象
特徴:
<果実>干しぶどう、プルーン
<花・植物>茎っぽい重いグリーン香
<香辛・芳香>肉、血液、カラメル
<化学物質>ややケミカル
香りの印象:ケミカルで重い印象

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:サラサラしてるが、やや強め
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ちょっと水っぽいフルーツ感

【評価】
ライトでスッキリした味わいながら、しっかりしたタンニンがある

【供出温度】
10-13度 ライトでフレッシュな味わいなので温度低めでカジュアルに飲むのが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しいピンクがかった紫色のフチの濃いガーネットで、輝きとツヤがあります。

香りは、ケミカルで鼻を突く印象、茎っぽい重いグリーン香、血液や赤身の肉、カラメル、干しぶどうやプルーンなどがあり、あまり良くありません。

味わいは、スッキリしたライトなアタックから、ほんのり甘みとカジュアルなフルーティさが広がり、強めの酸とタンニンが締めて、やや乾く印象ながらジューシーさが残るフィニッシュ。

ライトでフルーティなんだけど、しっかりした渋みがあって、ワンコインとしては良くまとまっている印象です。
渋みはあるけど、すっきりしたフルーティさがあって、ワインだけでも飲めるタイプ。

今日の晩御飯は肉だんご酢豚。
合わせると、意外と悪くありません。

酢豚ってパイナップルが入るくらいだから、フルーツ感が強めに入っても違和感が無いんですね。

付け合せのポテトサラダにも何となくフィットします。
とても社交的で、いろいろ受け入れますね。

ジャイアントコーンは、苦味が強く出て、ちょっと油の臭みが出る感じ。
ジャイアントコーンって、時々すごく匂いが気になるものがありますよね、特に100円ショップのやつ。

クルミは苦味が重なるので赤ワインにはイマイチ。
コーティングしたピーナッツにはカジュアルな印象で良く合います。

人に例えると、若くてまだ粗雑だけど、明るくて周囲を巻き込む、社交的で前向きな若者みたいな。

ジュースっぽさをギリギリ抑えてる感じで、ワンコインとしては良い方だと思います。

■楽天ショップへのリンク

【500均】サンタ・カロリーナ“サンタ”(サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ)・赤[2014]年・カベルネ・ソーヴィニヨン&シラー・D.Oセントラル・ヴァレー・(サンタ・カロリーナSANTA CAROLINA “SANTA” Cabernet Sauvignon & Syrah [2014]

※サイトより引用
サンタ バイ サンタ カロリーナのこだわり
味わいのこだわり
日本の食事に合う味わいを実現!!
<赤>
カベルネ・ソーヴィニヨン/シラー
程よいコクもありながら、果実感のある味わいを実現。肉料理を中心に色々な日本の食事に合います。また、シラー由来の軽やかなスパイシーさが後味を良くして、飲み飽きません。
ネーミングとラベルのこだわり
わかりやすい名前とアイコン!
サンタ・カロリーナのサンタを使った商品名。「サンタ バイ サンタ カロリーナ」。わかりやすく、おぼえやすいネーミングです。
また、チリでチリアンライオンとして親しまれているプーマをアイコンとして用いた、店頭でも見つけやすいラベルです。
つくり手のこだわり
名門サンタ・カロリーナのつくるワイン!!1875年創業のチリで先駆的な存在のサンタ・カロリーナ、その名前は創業者の愛する妻カロリーナ夫人にちなんで名づけられました。
ヴァラエタル、レセルヴァ、グラン・レセルヴァ他、上位クラスのワインも充実。世界的にも高い評価を得ており、多数の受賞ワインを擁しています。
またサンタ・カロリーナは今年創業140周年、その記念すべき年に、ワイナリー名を冠して送り出す自信作がこのワインです。
1000円以下のおすすめワイン

2015/10/06

ヴェラタ メルセゲラ ソーヴィニヨン・ブラン 2014

ヴェラタ メルセゲラ ソーヴィニヨン・ブラン 2014
ヴェラタ メルセゲラ ソーヴィニヨン・ブラン 2014
VELATA MERSEGUERA SAUVIGNON BLANC 2014

スペイン:地中海地方:D.O.バレンシア
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

まいばすけっとで、499円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少しオレンジがかった、ベージュっぽいイエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:ちょっとオレンジがかっているのが気になる、輝きがある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実>白い実の果実、ちょっと傷んだ印象?
<花・植物>杉の板、木酢液のような饐えた感じ
<香辛・芳香>石灰のようなミネラル
<化学物質>硫黄
香りの印象:硫黄と、やや酸化した印象

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:酸化して饐えた感じ
苦味:収斂性がある
バランス:酸化した、バランスが悪い
アルコール:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
酸化したシードルのような印象

【評価】
場末の酒場で出てくる、酸化したワインって印象

【供出温度】
7度以下 状態が悪いので冷やしてごまかした方が良さそう

【グラス】
ワイングラスじゃない方がいいかも

【総評】
外観は、ややオレンジがかったベージュっぽいイエローで、輝きが少しあります。

香りは、硫黄のような鼻をつく印象があって、白い実の果実や、木の板、木酢液のような饐えた感じ、硫黄由来のミネラル感など、良くありません。

味わいは、やや軽めの口当たりから、いきなり酸化した酸っぱさがあり、果実感は爽やかながら最後まで酸化した印象が続いて、えぐ味のある酸っぱいフィニッシュ。

昔はこういったテーブルワインがあったよな~って感じの、クリーンさのない安酒って感じ。
でもこれはこれで何とも言えない風情があって、ダメな自分と向き合う感じの何とも場末な印象があります。(おいおい)

あー不味いって言いながら、でもこれしかないから飲んじゃう、みたいな。
酒とはなんぞや、という哲学的なテーマも投げかけてくるようです。(おいおい)

人間がだんだんダメになってくると、ダメなお酒に妙に親近感を覚えるんですよね。(おいおい)

意外とこういったダメワインが食事に合うこともあるので、食事にちょっと期待してみます。

今日の晩御飯は、コンビニのトマトソースバジルパスタ、ニンニク不使用です。

合わせてみると、このワインはすごく的確にフルーツ感のアクセントを加えるような合い方をします。
ダメダメだったオヤジが、仕事になると急に動きが良くなる、みたいな印象?
ワインがとたんに美味しく感じますが・・・でも後味はやっぱりちょっと場末な印象かな~。

まあ、コンビニパスタにはとてもいい仕事をしますね。
料理がこってりしてないから、このワインにも合うのかも。

食事が終わって、黒豆せんべいに合わせてみると、まったくすれ違う感じだけど、最終的にはまあ悪く無いって感じ。
ブロックアーモンドチョコレートに合わせると、ワインが完全に負けてすーっと後ろに引くものの、最終的にうまくフルーツ感を加えて、これまたいい仕事をします。

人に例えると、ちょっと臭くてウザいと思われているけど、実は仕事が出来るオヤジみたいな??
人には薦められないタイプですが、個人的には嫌いじゃないかも。。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2015/10/04

アギーラ テンプラニーリョ&ガルナッチャ 2012

アギーラ テンプラニーリョ&ガルナッチャ 2012
アギーラ テンプラニーリョ&ガルナッチャ 2012
AGUILA TEMPRANILLO & GARNACHA 2012

スペイン:アラゴン州:D.O.カリニェーナ
アルコール度:13%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、ガルナッチャ

町田の蔵家さんで、税抜き570円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが良い、深い透明感と輝きがある

【香り】
第一印象:ちょっと鼻を突く感じ
特徴:
<果実>フレッシュな黒い果実
<花・植物>グリーン系のスパイス、ヴェジェタル、メントール
<香辛・芳香>なめし革
<化学物質>ちょっと硫黄
香りの印象:ややケミカル、ちょっと荒い

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱め(ドライ)
酸味:爽やかだが、やや弱めで大人しい
タンニン分:軽くてサラサラした
バランス:軽くて、ちょっと水っぽい
アルコール度:軽め
余韻:短い

【フレーヴァー】
やや水っぽい果実感

【評価】
フルーツ感や酸味、タンニンが全体的に弱くやや水っぽいが、全体のまとまりは悪く無い

【供出温度】
10-13度 とても軽いので冷やして飲んだほうが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いルビーで、深い透明感と輝き、液面のツヤがあります。

香りは、ケミカルで硫黄の印象があり、茎っぽいグリーン香や、悪いタイプのなめし革など、全体的にあまり良くありません。

味わいは、軽めの水っぽい口当たりから、爽やかなフルーツ感と酸味がちょっと弱めに出てきて、貧弱なボディでそのままストンと終わる感じ。

このシリーズ、白のマカベオがとても良かったので、赤も期待して開けたのですが、第一印象はイマイチ。
全体的にまとまりが良くてクリーンな印象はあるのですが、ちょっと軽すぎるかも。

でもまあ素性は悪くないみたいなので、飲み進むとちょっと印象が変わってくるかもしれません。

今日の晩御飯は、ポークチャップ。
マスタードをちょっとつけるとバッチリ合いました。

付け合せのポテトもマスタードを付けるとワインによく合いました。

食事と合わせた方が活きるタイプですね。

ピスタチオや和栗のチョコパイにもよく合いました。

ワインだけになると、やはりそっけなくて物足りない感じは変わりません。
でも素直で真面目な印象はありますね。

人に例えると、真面目で素直だけど、面白みのない若い男子、みたいな。
コストパフォーマンスは悪く無いと思います。

■関連リンク

アギーラ マカベオ 2012

1000円以下のおすすめワイン

2015/10/03

ル・カルドン シャルドネ 2013

ル・カルドン シャルドネ 2013
ル・カルドン シャルドネ 2013
LE CARREDON CHARDONNAY 2013

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

ヤオコーで、税抜き780円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、ネットリした印象

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カリン、パイナップル、南国系の果実、柑橘系、ナッツ
<花・植物>すいかずら、ハチミツ、グリーン系のハーブ
<香辛・芳香>バタークリーム
<化学物質>なし
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:おだやか、しっかりしている
苦味:コク(深み)を与える
バランス:ふくよか、厚みのある
アルコール:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
熟した果実感でちょっとスパイシー

【評価】
たっぷりとした果実感の厚みのある味わい。

【供出温度】
11-14度 冷やしても美味しいかもしれないけど、やや温度高めでねっとりした感じを楽しむのが良さそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、グリーンがかった中庸のイエローで、液面のツヤがあります。

香りは、豊かな果実香が中心で、カリンやパイナップルのような南国系の果実と柑橘系、スイカズラ、ハチミツ、グリーン系のハーブ、などリッチな印象。

味わいは、やや強めながら柔らかいトロ味のある口当たりで、豊かな果実感がやさしい酸味とともにゆったりと広がり、ふっくらしたボディが少し続き、その後強めの苦味が全体を収めて、しあわせ感のあるフィニッシュ。

ワンコインよりちょっと高いくらいの価格帯なので、あまり期待していませんでしたが、全体のボリューム感はワンランク上の印象ですね。

このワイン、温度高めの方がアラが目立たない感じです。
冷えていると、えぐ味を強く感じて雑な印象があるのですが、グラスに入れてちょっと時間が経って暖まってくると、ゆったりした大人な感じになってクラス感がアップします。

今日の晩御飯は、イクラとサーモンの海鮮親子丼。
リッチタイプのシャルドネなので、生魚にはちょっと合いにくいですね。

クリームソース系とか、チキンとか、カルボナーラとか、には合いそうです。

食事が終わって、殻付きの落花生に合わせると、これは良く合いました。
ナッツの油脂分にワインがすっと馴染みます。

脂分があった方が美味しくなりますが、食べ物が無くても飲めるタイプです。
後味のえぐ味と苦味がちょっと強めですが、コストパフォーマンスは高いと思います。

人に例えると、パーティ好きで陽気だけど、ちょっと垢抜けないところもあるOLさんみたいな?

■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2015/10/01

サンタ バイ サンタ・カロリーナ ソーヴィニヨン・ブラン シャルドネ 2015

サンタ バイ サンタ・カロリーナ ソーヴィニヨン・ブラン シャルドネ 2015
サンタ バイ サンタ・カロリーナ ソーヴィニヨン・ブラン シャルドネ 2015
SANTA BY SANTA CAROLINA SAUVIGNON BLANC CHARDONNAY 2015

チリ:D.O.セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ

リカーランドトップで、税抜き458円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>柑橘系、グレープフルーツ
<花・植物>青草香、針葉樹
<香辛・芳香>石灰、クリーム
<化学物質>なし
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:爽やかさを与える
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
グレープフルーツ

【評価】
スリムで溌剌とした味わい、爽やかだけど後味がやや重い

【供出温度】
7度以下 冷やしてスッキリ爽やかに飲むタイプ

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、少し輝きがあります。

香りはソーヴィニヨン・ブランの影響が強く、柑橘系や青草香、ハーブのような印象が主体で、クリームっぽさやミネラルも少し感じます。

味わいは、軽めのアタックから、ちょっと重い甘みがあって、さわやかな柑橘系のフルーツとしっかりした酸味が広がり、ややふっくらした印象で少し続いて、えぐ味のあるやや重いフィニッシュ。

ライトでほんのり甘く、爽やかな香りもあって飲みやすいのですが、後味がちょっと重い感じですね。

スッキリ抜け切れないというか、ややブレーキをかけるようなイメージ。
ちょっと人工的なのかも。

ただ、基本的にはフレンドリーで飲みやすく、悪い印象はありません。

サンタ・カロリーナなので、ワンコインワインでも過度な期待をしてるって事もありますね。
この価格なら十分な味わいだと思います。

今日の晩御飯はサバの竜田揚げ。
青魚とワインの相性はもともと最悪ですが、醤油をたくさんかけてごまかそうとしても最後は生臭さが強調されてしまいますね。
付け合せの白菜のおひたしには爽やか系な合い方をしました。

食事が終わって、ベビースター ラーメンおつまみ(ピリ辛チキン味&ピーナッツ)に合わせると、チューハイ的な合い方。
フランクであまりプライドが高くなく、付き合いがいいので家庭料理にも合わせやすいかも。

爽やか系の味わいなので、白身魚のフライ、カルボナーラ、ペペロンチーノ、トマトとモッツァレラのピザとか合いそうです。

ワインだけだとちょっとそっけなくて、何か食べ物が欲しくなりますね。

人に例えると、一見爽やかそうだけど、話すとちょっとどんよりしてる若い男子、みたいな?

コストパフォーマンスは高いと思います。

■楽天ショップへのリンク

【500均】サンタ・カロリーナ“サンタ”(サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ)・白[2015]年・ソーヴィニヨン・ブラン&シャルドネ・サンタ・カロリーナ社・D.Oセントラル・ヴァレー・(ピューマラベル)SANTA CAROLINA “SANTA”

※サイトより引用
サンタカロリーナ社は1875年、ドン・ルイス・ペレイラ・コタポス氏によってチリ・サンティアゴに創設されました。
国際的な高評価を目指して、フランスの高名な醸造学者ジェルマン・バシュレ氏、また理想的な醸造所を建築する為、設計士エミリオ・ドワイエール氏らを招き入れ、その指導の下フランスを代表する様々な葡萄を植樹・醸造面でも当時のフランスの最高技術が導入されました。
その結果、サンタカロリーナを今日のチリワイン・ワイナリーの最高峰に躍進させ、現在年間150万ケース、世界80カ国以上に輸出し様々な高評価を受けています。
ロバート・パーカー3つ星生産者、パーカーポイント90点を獲得するなど過去に数々の高評価を受けたワイナリーです。

サンタ・カロリーナ“サンタ”白2015年
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