2013/04/29
ドメーヌ・デ・パスキエ ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ 2010 (ブラインドテイスティング:当てる)
(1)カルメネール(チリ:コキンボ地区域:エルキ・ヴァレー:10)\1299
(2)グルナッシュ30%、シラー30%、メルロー30%、オーバン10%(仏:プロヴァンス・コルス地方:IGPヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:10)\980
(3)モナストレル75%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%(スペイン:地中海地方:DOイェクラ:10)\880
(4)品種不明(スペイン:ラ・マンチャ州:DOラ・マンチャ:11)\780
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:赤紫色の、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや厚い
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが良い、液面に艶がある
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、ブラックベリー、なめし革、グリーン系スパイス、スモーク、ユーカリオイル、ミント?
香りの印象:第1アロマが強め、ガリーグのようなハーブ香
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:フレッシュ、シャープ
バランス:強さがあるが、細身なボディ
タンニン分:強い(突出した)
アルコール度:強い
余韻:短い
【フレーヴァー】
スパイシー
【評価】
力強さがあるが、ドライで細身、辛さが残る
【供出温度】
15-18度
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【判定】
若々しくて濃い外観からはどれも候補。
香りは、スパイスやハーブの印象が強い。
いわゆる南仏っぽい印象。
飲みくちは、甘みやフルーツ感が弱く、ドライでキツイ。
後味はカラカラに乾く感じ。
おそらくニューワールドではなく、伝統産地で、しかもフランス?
そうなるとやっぱりプロバンスだが、グルナッシュとシラーでこの辛い飲みくちはちょっと違うような。
でも香りは、シラーの印象がある。
何度か口にふくむと、相変わらずドライだけど、チャーミングなフルーツ感がある。
やっぱり、香りは南仏なんですよね。
モナストレルの鉄さび感は無いし、可能性としては品種不明のラ・マンチャだけど、スペインっぽくないし。
ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー、メルロー、オーバン
で、ピンポン
香りは確かに南仏なのですが、とってもドライで男っぽい味わい?
【総評】
ドメーヌ・デ・パスキエ ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ 2010
Domaine des Pasquiers Vin de Pays de Vaucluse 2010
フランス:プロヴァンス・コルス地方:IGPヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ
アルコール度:14%
ブドウ品種:グルナッシュ30%、シラー30%、メルロー30%、オーバン10%
KISSYOで、980円で購入。
グルナッシュとシラーが主体で、こんなにドライなタイプは初めてかも。
メルローが効いているのかな?それとも10%入っている「オーバン」?
外観は、若々しい、マゼンタぽいピンク色とフチをした、濃い外観。
液面に艶があります。
香りは、南仏らしい、ハーブの印象が強めなタイプ。
味わいは、やや軽めに感じる、ちょっとヒンヤリしたアタックから、膨らみはなく、ドライで、タンニンもしっかりあって、辛い後味です。
甘みやフルーツ感は少なめ、すっきりした、ドライで辛い印象が強い、やや男っぽい味わい、というか「酒飲み」向けの味わいですね。
今日の晩御飯は、豚の角煮。
合わせてみると、豚の甘みにやや違和感を感じます。
カラシをつけても同じ。
メンチカツがあったので合わせてみましたが、イマイチ合わない。
豚肉とか、合い挽きだと、ワインの辛さが抑えきれない感じでしょうか?
牛肉系じゃないと、この尖った辛さを抑えられないかも。
食事が終わって、ワインだけになると、最初に感じた渋みはやや抑えられてきて、飲みやすくなってきました。
飲み口もトロ味のある、優しい感じに変化しましたね。
最初とっつきにくさを感じましたが、実は素直でいいやつ、みたいな。
つきあうほど、良さが出てくるみたいなタイプです。
カミさんに価格感を聞いたら、1480円。
980円と伝えると、それはお買い得、という評価でした。
カミさんの好きな、辛くて男っぽい、ドライなタイプなので、評価が高かったみたい。
活かしてやる工夫をすれば、もっと良さを引き出せそうですね。
コストパフォーマンスも高く、オススメです。
■関連リンク(KISSYOのワイン)
2013/04/27
KWV ケープ・ブラン 白 NV (2013年購入)
KWV ケープ・ブラン 白 NV
KWV Cape Blanc NV
南アフリカ:地理的表示無し
アルコール度:12%
ブドウ品種:シュナン・ブラン、ミュスカデル主体
デリドで、598円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、色付きが弱い
【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:ミネラル、クリーム、白い実の果実、洋ナシ、モモ、白い花
香りの印象:第1アロマが強め、やや人工的
【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:シャープ、フレッシュ
バランス:スリムな、溌剌とした
苦味:爽やかさを感じる
アルコール:やや弱め
余韻:短い
【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)
【評価】
シンプルでフルーティ、カジュアルに楽しむ
【供出温度】
8-10度
【グラス】
小ぶり
【総評】
以前にも何度か飲んだことのある、このシリーズ、3年ぶりくらいに選んでみました。
ラベルデザインが変わって、ちょっとオシャレな感じになりましたね。
前回に飲んだ時は、人工的、重くてギスギスしてる、コストパフォーマンスが悪い、という悪めな評価。
でも、今回の第一印象はスッキリ爽やか、心地良いフルーツ感が良い感じです。
外観は淡いですが、粘性は強めで輝きもやや強め。
香りは白い実の果実、洋ナシとかモモのような甘い印象。
そこに木樽の印象もちょっと加わって、ヴァニラやカラメルのような印象もありますね。
悪くありませんが、でもちょっと人工的な印象もある?
味わいは、軽めのアタックから、ほんのり甘みとフルーツ感がジワッと広がって、チャーミングな印象。
やや苦味がありますが、乾かず、フルーティなジューシーさが残るので、爽やかさを感じます。
今日の晩御飯は、コンビニパスタの、キャベツのペペロンチーノ。
フルーツ感がちょっと強めかなと思いましたが、食事の邪魔をしないで、良い感じで良く合いました。
爽やかさを加えてくれる感じが、とにかくいいですね。
ちょっと人工的な印象は、相変わらず気にはなりますが。
食事が終わって、ピスタチオに合わせても、問題なし。
ピスタチオ特有の青っぽい香りに、フルーツ感が加わって、相乗効果で美味しくなります。
いい取り合わせですね。
このワイン、コストパフォーマンスも高く、安心感のある1本だと思います。
■楽天ショップへのリンク
【南アフリカ ワイン】 KWV ケープ・ブラン 白ワイン 750ml
※サイトより引用
1918年、ワイン産業の安定を求めて、ブドウ栽培農家によって共同組合であるKWVが設立されました。
1925年には南アフリカワイン産業において画期的な出来事がありました。KWVの支援のもと、長年研究を行ってきたペロード教授がピノ・ノワールとサンソーの交配に成功し、ピノタージュという南アフリカ独特のブドウ品種を生んだのです。ピノタージュはその後、栽培面積を広げ、南アフリカでは無くてはならない品種となっています。1973年には原産地統制呼称制度が設けられ、産地や生産年度、品種などの規制が始まり、正確なラベル表示が求められ、原産地が明確になりました。KWVは南アフリカのワインやブランデーの最大級の輸出者として業界のスポークスマンであり、生産やマーケティングの先駆者の役割を担っております。さらに政府機関とも緊密な連携を取り、南アフリカ産業のリーディングカンパニーとして大きな役割を果たしています。1997年に民営化し現在は世界35カ国で販売しています。
ブドウ品種はシュナン・ブランとミュスカデルを主体として造られます。優しくフルーティーな口あたり、広がる新鮮な果実の風味が心地よく、アフターテーストにはほのかな甘味を感じます。
2013/04/24
フィンカ・ラ・エスコンディダ マルベック 2012
フィンカ・ラ・エスコンディダ マルベック 2012
FINCA LA ESCONDIDA MALBEC 2012
アルゼンチン:クージョ地方
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:マルベック
セブンイレブンで、500円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:少し落ち着いた色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:落ち着いた、力ない感じ
【香り】
豊かさ:弱め
特徴:ケミカル、なめし革、動物香、フローラル、カラメル、ブルーベリー、スパイス
香りの印象:香り弱め、ややケミカル
【味わい】
アタック:弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:フレッシュ、大人しい
バランス:スマート、流れるような
タンニン分:控えめ、収斂性が残る
アルコール度:弱め
余韻:短め
【フレーヴァー】
ケミカル、ミネラリー
【評価】
ライトでスマート、ドライ。 後味はタンニンがキツめで乾く。
【供出温度】
11-14度
【グラス】
小ぶり
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
2011年が美味しかったこのワイン、2012年が出たので買ってみました。
2011年は「香りはあまり良くないが、口に含むとフルーツのフレーバーが広がって、ほんのり甘い飲みくちと相まって充実感が広がる。」という評価でしたが、2012年はちょっと違うみたい。
まず、華やかさがないですね。
辛口で、フルーツ感が弱め、後味に渋みが強く残ります。
2011年の印象が良かったので、ちょっと「あれっ?」って感じの味わい。
外観は、どんよりした地味な印象。
2012年なのにこんなに若々しさが無いのはちょっと不思議なくらい。
香りは、ケミカルで硫黄の印象が強め。
ちょっと「粘土」のようなミネラル感もあります。
香りはまったくダメですね。
味わいは、ライトなアタックで、そこで終わり。
舌全体に渋みだけが、じわーっと残る感じです。
何だか、期待して買ったのに、これはちょっと・・・
温度が高めなのかも原因かも、ちょっと冷蔵庫で冷やしてみよう。
カレーに合わせると、地味ながら、一生懸命働く感じ。
カレーの脂分に、ワインのタンニンが美味く馴染みます。
冷蔵庫で少し冷やすと、フルーツ感が出てきて、ワインがイキイキしてきました。
香りが抑えられるのも、ポイントかも。
なるほど、安いワインは温度低めにして、アラを隠す、というのが基本かも。
温度低めだと後味の渋みも気になりません。
ピスタチオにも、温度高めだと渋みが気になるけど、温度低めにしたら、問題なし。
ピーナッツチョコレートに合わせてみても、温度高めだと、地味でうつむいた印象だけど、温度が下がると、急に溌剌とした印象になります。
全然合う感じですね。
2011年のときに感じたほどの良さはありませんが、冷やすと、そこそこいいかも。
ひょっとしたら、ワンコインワインのレベルが、全体的に上がってきている事も要因かもしれません。
香りもボディも弱くて、バランスがイマイチなんですが、フィニッシュはそれほど悪くないですね。
手軽に手に入る、価格が安い、という点ではリピートする確率はとても高いと思います。
■関連リンク(セブンイレブンのワイン)
2013/04/21
トーレス ネローラ レッド 2008 (ブラインドテイスティング:外す)
(1)カルメネール(チリ:コキンボ地区域:エルキ・ヴァレー:10)\1299
(2)シラー、メルロー、テンプラニーリョ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)
(3)モナストレル75%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%(スペイン:地中海地方:DOイェクラ:10)\880
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:濃くて分からない
輝き:強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや厚い
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが良い、液面にツヤがある
【香り】
豊かさ:やや強め
特徴:硫黄、ミネラル、動物香、茎っぽいグリーン香、スパイス、ヴェジェタル、血液
香りの印象:やや閉じている?鼻を突く重さがある
【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:なめらか、フレッシュ、強め
バランス:厚みがあり、心地良い
タンニン分:やや控えめ
アルコール度:かなり強めに感じる
余韻:長く続く
【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮感のある)
【評価】
濃縮し、力強い
【供出温度】
15-18度
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【判定】
外観はかなり濃く、まだ若さを感じる。
この中では2010年くらい。
艶もあり、力強さを感じる外観。
香りは、やや閉じ気味なのか、スモーキーな重い印象。
硫黄のようなケミカルさとちょっと野趣のある動物香が混ざって、鈍調で重い感じ。
やや生臭さも感じる。
グリーン系の印象が強いので、カベルネ・ソーヴィニヨンかカルメネール。
味わいは、かなりアルコール度の高い印象ながら、フルーツ感が強く、タンニンが弱めのニューワールドタイプ。
するっと、ストレスなく入る感じは、いかにもニューワールド。
ファイナルアンサーで、カルメネール
で、ブー
全然違って、シラー、メルロー、テンプラニーリョのスペインでした。
【総評】
トーレス ネローラ レッド 2008
TORRES NEROLA TINTO 2008
スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ
アルコール度:14%
ブドウ品種:シラー、メルロー、テンプラニーリョ
リカーランドトップの特売で、1090円で購入。
これは何もかも間違えてしまいました。
生産年、品種、産地、すべて外れ・・とほほ。
外観はまだまだ若さを感じる、紫がかった色調で、5年も前のワインとは思えません。
とにかく、濃くて、5mm先も見えないって感じ。
表面にテラテラとした艶があって、力強さを感じます。
香りは閉じているのか、硫黄の印象や、生木っぽい重いグリーン香が中心。
これから開いてくると変わってくるかもしれません。
のみくちは濃厚なフルーツ感のあるニューワールドテイストで、アルコール度高めながら、すっきりしてて飲みやすいまとまり。
口に含んだ瞬間はそれほど、ボリューム感を感じませんが、余韻が長く、辛さと乾く印象が、アルコールの強さを感じさせます。
ワインだけで、美味しく飲めるタイプ。
ただ、濃縮感があって、アルコール度が高いので、グイグイは飲めません。
ちょっとづつ楽しむ感じ。
後味は乾く感じがありますが、フルーツの余韻と心地良い苦味が残って、またグラスに手が伸びます。
グラスに残り少なくなると、香りも弱くなりますね。
これから開いてくるのは期待出来ないかも。
今日の晩御飯は、照り焼きチキン。
鶏肉を、甘辛い照り焼きダレで炒めたもの。
問題なく合いますが、ちょっとワインの果実感が気になりますね。
果実感が強めなので、和食にはちょっと合わせにくそうです。
香りは、時間がたっても良くならず、逆に悪くなってきてるみたい。
飲みくちは、重さが気になるものの、1500円くらいまでなら、まあこんなものかな、って感じ。
カミさんに価格感を聞いたら、980円。
確かにそのくらいの感じかもしれませんね。
魅力的な果実感があるのですが、飲みくちの重さがちょっと気になるかも。
■楽天ショップへのリンク
トーレス ネローラ 白 [2009] (ネロラ)
※サイトより引用
スペインの大生産者として、またチリワインのパイオニアとして広く名の知れ渡るミゲル・トーレス。
本拠地はカタルーニャのペネデスにあり、数多くの素晴らしいワインを生産してきました。
また、国際舞台でもその存在感は圧倒的で全世界を代表するワイン生産者の1人となっています。
ネローラは地中海にあるとされた楽園の名前で、不老不死の果実がなるといわれています。
このワインはミゲル・トーレスの娘のミレイアさんが総責任者として指揮をとったワインとなっています。
2013/04/20
シャトー・トゥール・サン・ボネ 2009 (ブラインドテイスティング:当てる)
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロー45%、プティ・ヴェルド5%、マルベック5%(仏:ボルドー地方:AOCメドック クリュ・ブルジョワ:09)\1980
(2)カルメネール(チリ:コキンボ地区域:エルキ・ヴァレー:10)\1299
(3)シラー、メルロー、テンプラニーリョ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)
(4)モナストレル75%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%(スペイン:地中海地方:DOイェクラ:10)\880
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや厚い
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが良い
【香り】
豊かさ:最初はしっかりと感じられる
特徴:すみれ、フローラル、卵白、ブルーベリー、グリーン系のスパイス、ミネラル
香りの印象:華やか、木樽からのニュアンス
【味わい】
アタック:柔らかい
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:やさしく、おだやか
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:緻密、強め
アルコール度:やや強め
余韻:長い
【フレーヴァー】
フローラル、フルーティ
【評価】
華やかさと上質感を持っている
【供出温度】
15-18度
【グラス】
中庸、大ぶり
【デカンタージュ】
必要なし、飲む寸前
【判定】
若々しくて、濃い感じはニューワールドっぽいが、どれも一応候補。
香りは華やか。
いわゆるボルドータイプ。
スミレのような花の印象と、カベルネ・ソーヴィニヨンのグリーン系の香りがある。
この段階では完全にボルドー。
飲みくちは、優しく上質感がある。
しっかりとタンニンもあって、優しいアタックから、心地良い苦味の残るフィニッシュになる。
ボルドーのクリュ・ブルジョワが第1候補だが、スペインの可能性もある。
特に気になるのは特売で買ったトーレスのカタルーニャ。
でも、2008年なので、5年前のワイン。
このワイン、かなりの若さなので、それは違いそう。
でもボルドーも2009年で4年前。
外観と飲みくちの印象は2~3年前くらい。
そうなると、スペインのモナストレル、カベルネ・ソーヴィニヨンも候補?
でも、何度飲んでもこれはやっぱりボルドーかな。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン
これはなかなかいいボルドーですね。
【総評】
シャトー・トゥール・サン・ボネ 2009
CHATEAU TOUR SAINT BONNET 2009
フランス:ボルドー地方:AOCメドック クリュ・ブルジョワ
アルコール度:14%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロー45%、プティ・ヴェルド5%、マルベック5%
リカーランドトップで、1980円で購入。
2000円を切る価格だったので、あまり期待していませんでしたが、しっかりボルドーらしい、ボルドーです。
外観は紫がかった、若々しい色調で、しずくに色素が残るタイプ。
もう4年経ってるのですが、相当若くみえます。
しっかりしたワインの証拠かも。
2009年はボルドーの当たり年なので、熟成出来る期間も長そうですしね。
香りは最初にボルドーらしい、フローラルなスミレのような香り。
そこからカベルネ・ソーヴィニヨンらしい、グリーン系のスパイス香。
時間が経つと、カラメルのような香ばしい、アンピルマティックの香りも出て来ました。
多分これから、いろいろと変化してくると思います。
味わいは、フレッシュ感があって、スムーズな味わい。
ボルドーにしては、フルーツ感が強い方でしょうか。
アタックは心地よい感じですが、口に入ってからはほとんど広がらずに、スレンダーな印象で、渋みが強く出てきます。
フレッシュでタニックな感じ。
ボリューム感は少なく、カジュアルに楽しむボルドーですね。
ワインだけだと、渋みがだんだんたまってきて、ちょっと辛い感じになってきました。
今日の晩御飯は、イカの唐揚げと、肉豆腐。
イカの唐揚げはまったく合いませんが、肉豆腐には問題なく合いました。
香りは華やかですが、主張がそれほど強くないので、和食にも合いやすいみたい。
すき焼きなんて、とても良く合いそう。
食事が終わって、ワインだけになると、ちょっと素っ気ないですね。
懐が深くないというか。
香りは、ちょっと生木っぽいグリーン香が強くなってきましたかな。
ワイン自体に力が無い?
カミさんに、ボルドーのクリュ・ブルジョワと伝えて、価格感を聞いたら、1980円でドンピシャ。
クリュ・ブルジョワにしては、やや安い感じ、だそうです。
ちょっと気になる部分はあるものの、2000円弱だったら、十分楽しめるワインだと思います。
■楽天ショップへのリンク
シャトー・トゥール・サンボネ 2009
※サイトより引用
『5級格付けに匹敵する!!』
『非の打ち所のない品質とバリュー!!お値打ちボルドーを探している私の読者たちはみなこのワインに心を奪われることになるだろう!!』
世界屈指の評論家あのパーカーさんが大激賞!!
さっそく試飲してみたのですが・・・
『いかにも大当たり2009年らしく、とにかく濃厚!!。完熟ベリーの甘さ、プラムの甘酸っぱさ、ブラッドオレンジの爽やかな甘苦さ、 その全てが、それぞれが、絶妙に溶け合い、加えてこのシャトー特有の深い葉巻のような独特の落ち着いた苦味が、2009年の超完熟ブドウの濃厚果実味に支えられ、まさに完璧なバランス!!
一口目からモノ凄く美味しく、そして何杯でも飲みたくなるワイン!!パーカーさんが常に絶賛する気持ちが手に取るように分かります!!』
ベーリーA ブラン・ド・ノワール 黒葡萄からつくった白ワイン NV (ブラインドテイスティング:当てる)
(1)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(2)チャレッロ、ガルナッチャ・ブランカ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)
(3)マスカット・ベーリーA100%(日本:山梨県産ぶどう使用:NV)\1080
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ほぼ無色の、グレー
濃淡:淡い
ディスク:やや薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:日本酒くらいの色合い
【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:柑橘系、グレープフルーツ、レモン、シロップ、ややフローラル、酵母
香りの印象:第1アロマが強め、シュール・リーのような印象
【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:フレッシュ、なめらか
バランス:ライトながら、少し厚みをもっている
苦味:弱い
アルコール:やや弱め
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)
【評価】
ライトでカジュアルな果実感を持っている。
【供出温度】
8-10度
【グラス】
小ぶり
【判定】
ほぼ無色の外観からは、日本のワインが候補。
ただ、ブラン・ド・ノワールなので、なんらか色がついてないのも気になる。
香りは柑橘系が中心で、酵母の印象が特徴的。
日本のワインをイメージさせる。
味わいは、残糖を残した、少し甘みのあるタイプ。
とても軽いがジワッと旨味を持っている感じはいかにも日本ワインらしい。
ファイナルアンサーで、マスカット・ベーリーA
で、ピンポン
マスカット・ベーリーAの白ワインは初めてですね。
【総評】
ベーリーA ブラン・ド・ノワール 黒葡萄からつくった白ワイン NV
Muscat Bailey-A Blanc de Noirs NV
日本:山梨県産ぶどう使用
アルコール度:12%
ブドウ品種:マスカット・ベーリーA
リカーランドトップで、1080円で購入。
いかにも日本のワインらしい味わいで、甲州って言われても分からないと思いますね。
ブラインドテイスティングで飲んで、マスカット・ベーリーAって分かる人はいないのではないでしょうか。
外観はほぼ無色。
日本酒よりも、グラッパとかウォッカのような蒸留酒くらいの印象でしょうか?
輝きは意外と強めですね。
香りは、最初柑橘系の印象があって、そのあとはシュール・リーのような酵母の印象が強くなります。
それほど強い香りではなく、上品な印象。
甲州との違いは、ちょっとカラメルっぽい甘い印象があるところ?
味わいは、残糖を残した、ほんのり甘みのあるタイプ。
かなり軽いタイプなので、この「甘み」がボリューム感を出してくれているみたい。
ライトなアタックから、甘みがじわっと広がり、そのあとに旨味が続く感じで、余韻は意外と長め。
おいしいんだけど、ワインだけで飲んでると、ちょっと軽すぎて物足りなくなりそう。
今日の晩御飯は、イカの唐揚げと、肉豆腐。
どちらも和食ですが、問題なく合いました。
さすがに日本ワイン。
ほんのりある甘みが和食に良く合うみたいですね。
カミさんに、マスカット・ベーリーAのブラン・ド・ノワールと伝えて価格感を聞いたら、1680円。
軽くて甘いけど、悪くない、和食に良く合うという評価でした。
食事が終わっても、ワインだけで、まったりと飲めますね。
珍しいというだけで、十分飲む価値のあるワインだと思います。
コストパフォーマンスも高いのでは。
■裏ラベルの記述
日本生まれの赤ワイン用黒ぶどうである山梨県産マスカット・ベーリーA種を100%使用してできたブラン・ド・ノワール(黒ぶどうから生まれた白ワイン)です。ぶどうを破砕後、果汁を果皮からすばやく分離するセニエ方式を採用し、果汁を醗酵させて白ワインと同じように醸造しました。醗酵由来のフルーティな香りが特長で、渋みがなくまろやかな口当たりの白ワインです。
甘み:やや辛口
酸味:ほどよい
飲み頃温度:6-8度
2013/04/19
オサディア メルロー 2012
オサディア メルロー 2012
OSADIA MERLOT 2012
チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー
肉のハナマサで、598円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚い
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが良い
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:なめし革、ケミカル、ブラックベリー、薬箱
香りの印象:閉じてる?ケミカルな印象が強い
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:フレッシュ、シャープ
バランス:やや細身ながら、強さを持っている
タンニン分:強い、後味に強く残る
アルコール度:強め
余韻:短い
【フレーヴァー】
フルーティ(濃厚な)
【評価】
濃縮感があり、強さをもっているが、辛みが強く収斂性がある
【供出温度】
15-18度
【グラス】
小ぶり、中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
外観は若々しくて、濃いけれど、わずかに透明感があります。
単調な色合いで、輝きは弱め、印象はあまり良くありません。
香りは、とにかくケミカル。
鼻を突く感じで、動物香とケミカルが混ざって、なめし革のような印象が、他の要素を完全に覆ってますね。
飲みくちは、フレッシュなアタックから、渋みがグッと強くなり、あまり膨らまずに、フィニッシュは収斂性があり辛い印象。
舌に強くタンニンが残るタイプ。
強い渋みと、クセのある飲み口ですが、全体的な印象はそんなに悪くありません。
今日の晩御飯は、コンビニのミートソースパスタ。
合わせると、ワインがやや勝ち気味。
でも口をさっぱりしてくれる、という点では心地よく合います。
食事が入るとワインが進みますね。
素直な感じになるみたい。
ストリングチーズでは、ワインの渋みを抑えきれなくてダメ。
しっかり脂のある食事じゃないと、ワインが暴れる感じになります。
おつまみで、「堅揚げポテト」に合わせてみたら、意外と問題なし。
やはりポテチは、油が多いんでしょうね。
時間が経つと、香りが落ち着いてきました。
カラメル系の甘い香りが出てきて、グラスに少量残っても香りは落ちません。
キャンディやわたあめのような甘い香りですね。
味わいもちょっと落ち着いてきました。
ひょっとしてこのワイン、最初にデキャンタージュするとおいしいのかも。
さすがにワンコインワインをデキャンタージュする人はいないと思いますが。
でもやっぱり、ワインだけになると渋みが強くて、辛いですね。
肉食だと美味しく飲めるタイプですね。
脂分が重要です。
やや渋みと辛さがあるけど、コストパフォーマンスは高めだと思います。
また、リピートしたいワインですね。
■関連リンク(肉のハナマサのワイン)
2013/04/16
パロン 白 NV
パロン 白 NV
PARRON WHITE NV
チリ:セントラル・ヴァレー:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明
マルエツで、598円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少しオレンジがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:色付きが良い、やや熟成感がある?
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ミネラル、硫黄、強い果実香、塾した果実、花の蜜、グリーン系ハーブ、南国系の果実
香りの印象:開いている、アロマティック
【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:フレッシュ、シャープ
バランス:スリムでしなやか
苦味:後味にやや強く残る
アルコール:やや強め
余韻:やや続く
【フレーヴァー】
フルーティ(熟した)
【評価】
スリムでドライ、やや強さを持っている
【供出温度】
8-10度
【グラス】
小ぶり
【総評】
このワイン、スーパーで見かけるものの、色付きがちょっと怪しい感じで、酸化してるんじゃないかと、ずっと手が伸びなかったワインです。
でも、飲んでみると悪くありません。
外観はややオレンジっぽくて、やや濃い色調。
ちょっと酸化してるような印象があります。
香りは、硫黄の印象のあとに、アロマティックなフルーツ。
強めの、熟した果実感があります。
そこにフローラルやハーブの印象も加わり、良い感じ。
飲みくちは、軽めでスッキリしたアタックから、少し辛さと強さが広がり、余韻が少し続き、フレッシュな苦味を残してフィニッシュ。
えぐ味が残るタイプですが、グレープフルーツのような爽やかさがあります。
なかなか個性的な香りで、グローバル品種には出せない味わいを持ってますね。
このワイン、使用品種が分からないのですが、きっとシャルドネは入ってますね。
強く、アロマティックな印象は、ゲヴュルツトラミネールでしょうか。
今日の晩御飯は、コンビニのボンゴレパスタ。
香りは強めだけど、パスタくらいには、良く合うみたい。
果実香は強いんだけど、嫌味がないのかな?
食事の邪魔をしませんね。
アサリに合わせても、磯臭さをうまくカバーしてくれる感じ?
いや、カバーはしないけど、相性が良くて、果実感を付加するような合い方をします。
パスタにはバッチリですね。
食事が終わって、塩せんべいに合わせても、意外とOK。
アロマティックな印象がありますが、食事との相性は意外と悪くありません。
ワインだけになっても、美味しく飲めます。
悪くないのですが、コストパフォーマンス的には、そこそこ。
選択肢が無かった時には、また選ぶかも、っていう程度でしょうか。
■関連リンク(マルエツのワイン)
2013/04/14
レ・タン・ペルデュ サン・ブリ 2010 (ブラインドテイスティング:当てる)
(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ブルゴーニュ地方:AOCサン・ブリ:10)\1920
(2)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(3)チャレッロ、ガルナッチャ・ブランカ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)
(4)マスカット・ベーリーA100%(日本:山梨県産ぶどう使用:NV)\1080
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚い
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、輝きがある
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:南国系果実、パイナップル、青リンゴ、クリーム、ハーブ、ミネラル
香りの印象:第1アロマが強め、木樽の印象
【味わい】
アタック:強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:かなり強い、フレッシュ
バランス:力強さがある、シャープ、溌剌とした
苦味:グレープフルーツのような爽やかを感じさせる
アルコール:高め
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)
【評価】
フレッシュで、シャープで、力強い
【供出温度】
8-10度
【グラス】
中庸
【判定】
外観は若々しくて、輝きが強い。
香りは南国系の果実と、ちょっと酸化をイメージさせるリンゴの印象。
ちょっとボルドーっぽい。
この段階では、ソーヴィニヨン・ブラン。
味わいは、強さがあって、強烈な酸味を持っている。
そう、シャブリのような酸味なので、ここでもやはりサン・ブリか。
マスカット・ベーリーAは違う。
トロンテスのライチのようなアロマティックな印象は無い。
スペインは2008年なので、これも違う。
というか、これはいかにも、サン・ブリらしい。
ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン
このサン・ブリはいいですね。
【総評】
レ・タン・ペルデュ サン・ブリ 2010
LES TEMPS PERDUS SAINT-BRIS 2010
フランス:ブルゴーニュ地方:AOCサン・ブリ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
リカーランドトップで、1920円で購入。
外観は、ややグレーがかった色調で、濃さは中庸。
強い輝きを持っています。
香りは、はじめは南国系の果実の印象が強いですが、時間とともに柑橘系の香りに変化してきます。
そこにクリームやミネラル、青っぽいハーブの印象が混ざって、複雑な印象があります。
味わいは、とにかく「酸っぱい」。
これくらい酸っぱいワインは久しぶりですね。
昔のシャブリを思い出します。
酸っぱいんですけど、そこに味わいがあるんですよね。
10年前くらいのブーズロンのアリゴテもこんな感じだった記憶がありますね。
アルコール度は強めでボディもしっかりしているので、ベースは出来てます。
アタックは、まず強い酸を感じて、あまり膨らまず、スレンダーな感じで細く続きます。
後味は、ややえぐ味が残る印象ですが、酸味が残ってジューシーです。
全体的にはカジュアルな印象ですが、ちょっといいワインを飲んだ満足感がありますね。
素性の良さを感じる味わいです。
それにしても、この酸味、まだこういうタイプのワインが残ってたんだ、って少し驚き。
マロラクティック醗酵してないんじゃない、って感じです。
で、ちょっと調べてみると、やはりマロラクティック醗酵はしてなくて、しかも木樽も使ってないみたい。
シュール・リー熟成をしているみたいなので、そこが木樽の印象と間違ったみたいですね。すみません。
なんでしょうね、このワイン。
メッセージを感じるというか、ポリシーを感じますね。
味わいは清々しいのですが、強い意思のようなものがあって、そこにも清々しさを感じます。
マーケティング発想じゃなくて、自分の作りたいワインを作っているって感じ?
しかし、このワイン、異物が入ってますね。
黒い小さな異物が、結構混ざってます。
それで安かったのかな?
今日の晩御飯は、サーモンのムニエル。
付け合せは、マカロニサラダと、大学イモ。
サーモンのムニエルは、合わなくはないけど、ワインの良さが活かしきれない感じ。
酸味の主張が強いので、生の魚介類とかの方が良く合うのかも。
生ガキとか、ちょっと火を通した牡蠣くらいに合いそうです。
シュール・リーの影響か、ワインだけでも、旨味のようなものがあって、シンプルな酸味中心の味わいのようでいて、意外と深みを持っています。
このワイン、個人的にはかなりのヒットですね。
この生産者のワインをもっと飲んでみたくなりました。
■楽天ショップへのリンク
サン・ブリ・“レ・タン・ペルデュ”・ソーヴィニヨン・ブラン[2010]年・ドメーヌ・デ・タン・ペルデュ元詰(オーナー、クロティルド・ダヴェンヌ女史)・AOCサン・ブリ・グラン・オーセロワ・コンクール・金賞受賞酒SAINT-BRIS Sauvignon“Les Temps Perdis ”[2010]
※サイトより引用
ブルゴーニュ辛口白ワインファン!シャブリファン大注目!ソーヴィニヨン・ブラン愛好家大注目!シャブリ地区内の究極ソーヴィニヨンブラン100%!シャブリの名門、ジャン・マルク・ブロカールの元醸造長が造る、究極サン・ブリAOC!ファーストヴィンテージでいきなり「アシェット・ガイド誌」で★★ダブルスター獲得!!現地メディア賞賛の嵐の究極サン・ブリ!シャブリから直線で10km、なんと西に数kmでAOCサンセールという、まさにソーヴィニヨン・ブラン最適の地!口に溢れんばかりの爽快感!ソーヴィニヨン・ブランにはキンメリジャン土壌が一番合うのではないかと思わせるほどの上品な美しさ、透き通るようにピュアな透明感とミネラルのうまみが特徴のソーヴィニヨン・ブラン辛口白ワイン!が、しかも現地のセラー数ヶ月前の蔵出しで極少量入荷!
3.5ha。平均樹齢20年。ソーヴィニヨン100%。石灰岩質(キンメリッジアンとポルトランディアン)土壌。スクリューキャップです。
口に溢れんばかりの爽快感。ソーヴィニヨンにはキンメリッジアン土壌が一番合うのではないかと思わせるほどの上品な美味しさで、透き通るようにピュアな透明感とミネラルのうまみが特徴です。
2013/04/13
コジカワイン NV
コジカワイン NV
KOJIKA WINE NV
日本:山梨県
アルコール度:10%
ブドウ品種:あじろん100%
KISSYOで、1300円で購入
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:赤味の強いピンク色
濃淡:淡い
ディスク:薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:独特な鮮やかな色調、淡い
【香り】
豊かさ:鼻を突く強さ
特徴:わたあめ、フォクシー、ぶどうジュース、甘い
香りの印象:第1アロマが強め、食用ぶどうの匂い
【味わい】
アタック:弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘さ
酸味:おだやか、弱め
バランス:弱いボディ、頼りない
タンニン分:控えめ
アルコール度:弱い
余韻:短い
【フレーヴァー】
フォクシー
【評価】
ぶどうジュースの印象
【供出温度】
7度以下
【グラス】
小ぶり
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
色調は彩度の高いピンク色で、そこがはっきり見えるくらいの透明感。
外観が、すでにワインっぽくないですね。
グラスに鼻を近づけなくても、わたあめのような甘い香りが、周囲にプンプン香ります。
鼻を近づけると、ちょっと痛いくらいの、ぶどう香。
いわゆる食用ぶどうの香りを指す、フォクシーフレーバーってやつですね。
アタックは弱めで、残糖が多めの甘口。
まさにぶどうジュースを飲んでる感覚。
ボディも弱めで、全体的に頼りない感じ。
ワインとしての完成度は低いですね。
カミさんに感想を聞いたら、「イチゴソーダみたい、680円くらい。」という感想。
これは、カミさんのまったくダメなタイプです。
キャンベル・アーリーなんかと、ほぼ同じ印象でしょうか。
ワインとしてはどうなの?ってタイプの日本ワインです。
今日の晩御飯は、ミートローフ。
パンと、マカロニと、バターライスにサラダ。
このワイン、食事にまったく合いません。
どんな食事にも、たぶん合わないと思います。
ワインだけになっても、おなかにたまるというか、喉が渇くというか、たくさんは飲めないですね。
お酒好きには、まったくダメじゃないでしょうか。
お酒が苦手で、ちょっとだけあればいい、というような人にはちょうどいいのかもしれません。
甘くて、果実感のあるアルコールなので、カクテル感覚で飲むとおいしいですね。
■関連リンク(KISSYOのワイン)
ロベール・カンタン サンセール ロゼ 2011 (ブラインドテイスティング:外す)
(1)ピノ・ノワール100%(仏:ロワール地方:AOCサンセール:11)\2600
(2)グルナッシュ、シラー、サンソー(仏:プロヴァンス・コルス地方:AOCコート・ド・プロヴァンス:11)\1420
の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:オレンジがかった、サーモンピンクのロゼ
濃淡:ロゼとしてはやや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、輝きがある
【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:シロップ漬けの果実、赤い実の果実、プラム、木イチゴ、グリーン系スパイス
香りの印象:第1アロマが強め、スパイシー
【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:爽やか、強め
バランス:強さがあり、厚みもある
タンニン分:ロゼにしては強め
アルコール度:強め
余韻:やや短い
【フレーヴァー】
スパイシー
【評価】
力強さと、フレッシュ感がある、アルコール度も強め
【供出温度】
8-10度
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【判定】
ややオレンジがかった外観からは、南の印象があり、プロヴァンスの方が候補。
香りは、南仏のガリーグをイメージさせる、スパイシーな印象。
味わいは力強さがあり、アルコール度も高め。
やはり南仏の印象。
ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー、サンソーのプロヴァンス
で、ブー
あれー、サンセールでした。
【総評】
ロベール・カンタン サンセール ロゼ 2011
Robert Cantin Sancerre Rose 2011
フランス:ロワール地方:AOCサンセール
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール100%
KISSYOで、2600円で購入。
ネタバレして、あらためて味わってみても、なんだかピノ・ノワールっぽくない。
何というか、シンプルで、深みが無い、とでもいいましょうか。
カミさんに、サンセールのロゼ、と伝えて価格感を聞いたら、1680円。
2600円と伝えると、それは高い、という評価。
外観は、オレンジっぽいサーモンピンクのロゼ。
ピノ・ノワールのロゼって、サーモンピンクの色調が多いですよね。
香りは、カラメルっぽい甘い印象が強めで、そこにグリーン系のスパイス香が加わります。
果実香はイチゴっぽいのですが、グリーン系の香りが混ざった、木イチゴのような、大人な果実香。
時間が経って、どう変わってくるかで、このワインの評価が分かれそう。
味わいは、ほんのり甘みを感じる、アルコール度の高めのアタックから、そのままの印象で、すっと、早めにフィニッシュ。
余韻は短いですね。
全体的な印象は、南仏とか、ニューワールドのような、ちょっと暑苦しいというか、スマートじゃない感じ?
今日の晩御飯はミートローフ。
マカロニと、パンと、バターライス、それにサラダ。
このワイン、ミートローフによく合います。
牛肉6割、豚肉4割の合い挽きですが、豚肉にロゼワインってよく合いますよね。
逆に牛肉比率が高くなると、このワイン合いにくいかも。
このワイン、悪くないんだけど、面白みが無いというか、生真面目で、裏がないというか。
もう少しゆとりとか、遊びが欲しい感じ。
品質的にはまったく問題ないと思いますが、2600円はちょっと高いかも。
あたりが強くて、素っ気ない印象で、柔らかさ、深み、懐の深さがないんですよね。
カミさんに感想を聞いたら「悪くないけど、そんなに良くもない。」
確かにそんな感じかも。
■関連リンク(KISSYOのワイン)
2013/04/12
モンヴヌール ブラン NV
モンヴヌール ブラン NV
MONVENEUR BLANC NV
フランス:スペイン及びフランス産ワイン使用 フランスにて瓶詰め
アルコール度:11%
ブドウ品種:不明
※ペットボトル
リカーランドトップで、490円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが弱い
【香り】
豊かさ:弱い
特徴:ウッドチップ、熟れてやや傷みかけの果実、フローラル、麦わら、青草香
香りの印象:やや人工的
【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:やや酸化の印象、収斂性がある
バランス:痩せている印象
苦味:少し嫌な印象の苦味
アルコール:やや弱め
余韻:やや長いが、ちょっと嫌な印象
【フレーヴァー】
ウッドチップの印象が強い
【評価】
痩せて、酸化した印象
【供出温度】
7度以下
【グラス】
小ぶり
【総評】
ワンコインの、ペットボトルワインです。
このシリーズ、赤白合わせて買ったのですが、赤ワインが美味しくなかったので、白ワインになかなか手が伸びませんでした。
赤の方は、魂が抜けたワインって感じしたが、それに比べると、まだ良い方?
でも、ウッドチップや酸化の印象があって、品質的にあまり良いとは言えないかも。
カミさんに価格感を聞いたら、498円でほぼ正解でしたが、感想は「イマイチ」とのこと。
外観は、意外と輝きがあって、ちょっと期待感があります。
でも香りは何だか、人工的な木のチップのような香りが鼻について、ぶどう品種の香りは、ほぼ感じられません。
飲みくちは、軽めのアタックから、やや酸化した重い味わいになって、最終的に収斂性のある酸味が残ります。
最近のワンコインがどんどん良くなっている中では、品質感はイマイチですね。
特に香りに難があるので、飲む時に息を止めて、香りを嗅がないようにしてしまいます。
今日の晩御飯は親子丼。
合うとは言えないけど、まあ全然合わないわけでもない。
アクセントでかけた、七味とうがらしと、小口ネギがちょっとつなぎになってるみたいです。
食事に合わせると、飲みやすくなりますね。
でも、この香りが完全にダメ。
個人的には、アウト、なワインです。
■楽天ショップへのリンク
モンヴヌール ブラン 750ml 700円
※サイトより引用
グリーンがかった淡い黄色の色合いの、レモンなどの柑橘系果実の香りが感じられるワインです。 白身魚のカルパッチョやレモンドレッシングのサラダなどと良く合います。飲み頃温度は約8度から10度です。 生産国:スペイン・フランス 瓶詰国:フランス
2013/04/09
シエンブラ ソーヴィニヨン・ブラン レゼルヴ 2012
シエンブラ ソーヴィニヨン・ブラン レゼルヴ 2012
SIEMBRA SAUVIGNON BLANC RESERVA 2012
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン主体
ローソン100で、498円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが弱め
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:熟した果実、グレープフルーツ、青草香、お茶?、レモン、炭酸、クリーム
香りの印象:開いている、第1アロマが強め
【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:なめらか、フレッシュ
バランス:ふくよか、溌剌とした
苦味:爽やかさを与える
アルコール:やや強め
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティ(厚みのある)
【評価】
フルーティでカジュアルな印象ながら、強さを持っている。
【供出温度】
8-10度
【グラス】
小ぶり、中庸
【総評】
2011年ヴィンテージを飲んだことがある、シエンブラ 白。
外観は、淡めの色調で、クリーンな艶を持っています。
香りは果実香が中心ですが、熟した果実と、爽やかな柑橘系の香りが混ざっていて、そこに青草系の爽やかさが加わります。
クリームっぽい印象もあって、ワンコインにしては複雑性がありますね。
味わいは、カジュアルなフルーツ感のアタックから、やや苦味が続いて、フィニッシュは爽やか。
アルコール度がやや強めで、ちょっと浮いた感じもありますが、それほど気になりません。
全体的に、とてもよくまとまってて、アフターもフルーティさが良い感じですね。
第一印象は良いワインって感じ。
以前飲んだ2011年は、飲みくちが荒っぽかったようですが、2012年はまったくそんなことはありませんね。
スムーズでフルーティ、後味にはややえぐ味が残りますが、マイルドでスムーズな味わいです。
今日の晩御飯は、コンビニパスタのカルボナーラ。
このワイン、フレッシュなレモンを絞るような、爽やかな合い方をします。
フルーツ感も食事の邪魔をしませんね。
これはなかなか良い感じ。
後味の苦味が、全体をキュッと締めているみたいです。
最近のワンコインワインの進歩は、眼を見張るものがありますが、このワインはかなり良い方じゃないでしょうか。
センスがイイというか。
食事が終わって、ミックスナッツに合わせても、問題ありません。
若干、人工的な、作為的な印象を感じますが、いろいろなシーンで合いそう。
ラベルデザインがイマイチなのが、難点かな。
でもなんだか、どっかで飲んだことがあるような気がするんですよね・・・
ワンコインワイン系で飲んだことがありそうな??
ちょっと人工的かな、という感じはあるものの、コストパフォーマンスは高いと思います。
■関連リンク(ローソンのワイン)
2013/04/07
シャトー・ミルグラン フュ・ドゥ・シェヌ 2011 (ブラインドテイスティング:当てる)
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロー45%、プティ・ヴェルド5%、マルベック5%(仏:ボルドー地方:AOCメドック クリュ・ブルジョワ:09)\1980
(2)カルメネール(チリ:コキンボ地区域:エルキ・ヴァレー:10)\1299
(3)シラー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCミネルヴォワ:11)\1190
(4)シラー、メルロー、テンプラニーリョ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)
(5)モナストレル75%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%(スペイン:地中海地方:DOイェクラ:10)\880
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや厚い
粘性:強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが良い、ツヤがある
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ユーカリオイル、ガリーグのような香木、グリーン系のハーブ、ブルーベリー、フローラル
香りの印象:開いている、揮発性のある
【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:フレッシュ、強め
バランス:強さをもっているが、流れるような心地よさがある
タンニン分:アタックは控えめだが、後味に強めに残る
アルコール度:強い
余韻:少し続く
【フレーヴァー】
スパイシー、フルーティ(濃縮感のある)
【評価】
濃縮感があり、力強さがあるが、すっきりと飲みやすい
【供出温度】
15-18度
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【判定】
かなり濃い外観で、そこはまったく見えない。
フチは紫がかったマゼンタ。
ニューワールドっぽい印象。
香りは、ガリーグのような、というか揮発性のある香りが特徴的。
南フランスで良くあるタイプ。
この中では、ミネルヴォワ。
スパイシーさが強めなので、シラーの印象もある。
飲みくちは、すっきりとフルーティで、爽やかな印象。
ただ、アルコール度はしっかりと強い。
ニューワールドの残糖の甘さではなく、品種のもつ甘みがあって、これもシラーっぽい。
シラーは、南フランス2011年と、スペイン2008年。
外観の飲み口も、フレッシュで若々しく、2011年くらいの印象。
他の候補をあえて選ぶと、スペインのモナストレル。
濃いモナストレルは、よくシラーと間違えるが、青臭さと鉄さびの香り、というのが個人的な判定基準。
青臭いというか、茎っぽい、生木のようなグリーン香はあるが、鉄さびの印象は無い。
やはりガリーグの南仏の印象が強め。
ファイナルアンサーで、シラー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードルのミネルヴォワ
で、ピンポン
「ガリーグ」の香りを強く感じることができるワインですね。
【総評】
シャトー・ミルグラン フュ・ドゥ・シェヌ 2011
Chateau Millegrand Fut De Chene 2011
フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCミネルヴォワ
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル
リカーランドトップで、1190円で購入。
「ガリーグ」は、地中海沿岸特有の、やせた石灰質の土壌の荒れ地の事で、ローズマリーやタイム、ラベンダーなどのハーブが多く自生しています。
厳しい環境で育ったハーブは通常よりも強い香りを持っていて、それらの香りを総称して、ガリーグの香りと呼んでいます。
ただ、これらのハーブが、そこに生育するぶどうに、どう影響しているかは、謎のようですね。
このワインは、揮発性のあるハーブの印象が強く、いわゆる「ガリーグ」の香りを強く感じることが出来ます。
外観はとにかく濃くて、テラテラと輝きのある液面が、力強さを感じます。
香りは、ハーブの香りが強く、他の香りが弱め。
全体的は、あまり複雑性はなくて、わりとシンプルな構成でしょうか。
グラスに少なくなると香りも落ちてきます。
味わいは、すっきりした、フレッシュなアタックから、強さがじわじわ広がって、後味はタンニンの収斂性が残る感じ。
ハーブの香りと、濃厚でフレッシュな感じが、ちょっとクセになりそうなタイプですね。
第一印象はとても良いと思います。
このワイン、ボトルが厚くてしっかりしてて、手に持った感じは3000円超えてくるくらいの存在感。
ボトルの底のへこみ「パント」も深めです。
ワインだけで、美味しく飲めるタイプですね。
飲み進むと、フルーツ感が心地良く感じてきます。
今日の晩御飯は、ビーフカレー。
普通のルータイプです。
このワイン、カレーにも負けないので、パワーバランスは良いのですが、何かイマイチ馴染みません。
カレーがちょっと酸っぱいからかな?
もう少し肉の印象が強ければ合いそうな気がします。
カミさんに、「今日のカレー、ちょっと酸っぱくない?」って聞いたら、肉を炒める時に、赤ワインと白ワインを間違えて入れた、ということが判明。
なるほど、なんだか合わないわけですね。
食事が終わってワインだけになったら、香りが弱くなって、ちょっと酸っぱい感じになってきました。
香りも、ハーブ香が、生木のような感じに。
このワイン、意外と力がないのかな?
カミさんに価格感を聞いたら、980円。
まあ、1000円前後の印象、という感想です。
時間が経つと、やや飽きるというか、印象が変わらないというか、力が落ちる感じというか、深みが無い感じになってきました。
でも、悪いワインでは無いと思います。
濃くてフルーティなワインが好きな人にはいいですね、
あとは南仏らしい、ガリーグの香りを感じるには、良いワインだと思います。
我が家的にリピートするかというと、これはちょっと微妙かも。
あくまで、それは好みの問題ですが。
朝日新聞 be report スペインワイン、なぜモテる?
2013年4月6日(土)の朝日新聞別冊「be」にスペインワインの特集があったので、まとめてみました。
■スペインワイン、なぜモテる?
今年は日本とスペインの交流400年にあたる。
ここのところ日本ではスペインワインの輸入が急増しているので、その背景を探る。
■輸入量は10年で4倍
北東部カタルーニャ地方のプリオラート。
ひなびた農村だったが、この15年くらいで激変。
醸造家たちが高品質のワインを生産するようになり、世界中からワイン好きが集まる観光地になった。
その発展は「プリオラートの奇跡」と呼ばれている。
2リットル未満のスティルワインの輸入量は、2006年まで上位5ヶ国に入っていなかったが、ここ6年、フランス、イタリア、チリに続く、4位に浮上。
10年前の約4倍に増えている。
スパークリングワイン(2リットル未満)はイタリアを抜いて、2位になった。
スペイン料理が注目をされて、それに伴って、スペインワインの輸入も増えたのも要因。
きっかけの一つは、世界一予約が取れないレストランとして「エル・ブリ」が話題になったこと。
立ち飲みでタパスをつつき、安く楽しめるバルが、デフレ時代に合ったということもある。
■価格と品質で割安感
スペインワインの歴史や伝統は、フランスやスペインと引けを取らない。
ぶどうの作付面積は世界1位、生産量は3位のワイン大国。
いままで存在感が無かったのは、ブランディングやプロモーションがうまくなかったから。
スペインワインはおいしくて安い、「うま安」。
ブランド価格が反映していないので、価格が安く、味覚と品質のコストパフォーマンスが優れている。
1500円から3000円くらいの価格帯なら、まず外れが無い。(ボデガ・スペインクラブ銀座 永野店長)
同じく輸入が増加している3位のチリは、マーケティングに力を注ぎ、人気のあるグローバル品種中心で、大規模経営のワイナリーが多い。
それに対して、スペインはマーケティングは二の次、規模が小さい家族経営のワイナリーが主流。
ぶどう品種も、テンプラニーリョやアルバリーニョなどのローカル品種が中心で、古木も多い。
80年代以降、若手醸造家たちが栽培や醸造の改良に乗り出し、2000年代に入ると世界市場でも注目される存在になった。
日本では、酒の消費量が減っているがワインは増加傾向。
スペインワインブームは、「ブランドにこだわらず、おいしいワインを飲みたい」「いろいろなワインを飲んでみたい」といった、成熟してきた日本の消費者のの需要に応えている。
2015年までに日本のワイン市場は2%ずつ成長すると予想。
「品質、価格、供給の面からスペインワインはチリワインとともに、今後もワイン市場のリード役になる」。(メルシャン)
■一度は飲みたいスペインワイン(ボデガ・スペインクラブ銀座 永野店長おすすめ)
マンテル・ブランコ・ヴェルデホ
Mantel Blanco Verdejo
2310円(産地ルエダ)
ハーブ、芝草の香りがする酸味が豊かな白ワイン。
参考リンク:スペインクラブオンラインショップ
ロべル・ブリュット・レセルバ
Rovel’s Brut Reserva
2100円(産地カタルーニャ州)
スペインを代表する辛口のスパークリングワイン。
ビンテージ・カバでこのお値段はお買い得。
参考リンク:スペインクラブオンラインショップ
バルバスール・ティント
Barbazul Tinto
2625円(産地カディス)
アンダルシア地方では珍しい赤ワイン。
ここ10年評価が高まっている。
細やかなタンニンの味わいが楽しめる。
参考リンク:スペインクラブオンラインショップ
トレシーリョ・アモンティリャード
2940円(産地ヘレス)
スペインといえばシェリー酒。熟成をかけた辛口。炒ったナッツと干しぶどうのような香りがある。
参考リンク信濃屋オンラインショップ
オチョア・クリアンサ
Ochoa Crianza
2310円(産地ナバラ州)
スペインの「ザ・赤ワイン」。
渋み、酸味、果実味のバランスが良い。
スペインワイン入門の1本。
参考リンク:スペインクラブオンラインショップ
ワインの国別輸入数量 上位5カ国構成比 2012年 |
今年は日本とスペインの交流400年にあたる。
ここのところ日本ではスペインワインの輸入が急増しているので、その背景を探る。
■輸入量は10年で4倍
北東部カタルーニャ地方のプリオラート。
ひなびた農村だったが、この15年くらいで激変。
醸造家たちが高品質のワインを生産するようになり、世界中からワイン好きが集まる観光地になった。
その発展は「プリオラートの奇跡」と呼ばれている。
2リットル未満のスティルワインの輸入量は、2006年まで上位5ヶ国に入っていなかったが、ここ6年、フランス、イタリア、チリに続く、4位に浮上。
10年前の約4倍に増えている。
スパークリングワイン(2リットル未満)はイタリアを抜いて、2位になった。
スペイン料理が注目をされて、それに伴って、スペインワインの輸入も増えたのも要因。
きっかけの一つは、世界一予約が取れないレストランとして「エル・ブリ」が話題になったこと。
立ち飲みでタパスをつつき、安く楽しめるバルが、デフレ時代に合ったということもある。
■価格と品質で割安感
スペインワインの歴史や伝統は、フランスやスペインと引けを取らない。
ぶどうの作付面積は世界1位、生産量は3位のワイン大国。
いままで存在感が無かったのは、ブランディングやプロモーションがうまくなかったから。
スペインワインはおいしくて安い、「うま安」。
ブランド価格が反映していないので、価格が安く、味覚と品質のコストパフォーマンスが優れている。
1500円から3000円くらいの価格帯なら、まず外れが無い。(ボデガ・スペインクラブ銀座 永野店長)
同じく輸入が増加している3位のチリは、マーケティングに力を注ぎ、人気のあるグローバル品種中心で、大規模経営のワイナリーが多い。
それに対して、スペインはマーケティングは二の次、規模が小さい家族経営のワイナリーが主流。
ぶどう品種も、テンプラニーリョやアルバリーニョなどのローカル品種が中心で、古木も多い。
80年代以降、若手醸造家たちが栽培や醸造の改良に乗り出し、2000年代に入ると世界市場でも注目される存在になった。
日本では、酒の消費量が減っているがワインは増加傾向。
スペインワインブームは、「ブランドにこだわらず、おいしいワインを飲みたい」「いろいろなワインを飲んでみたい」といった、成熟してきた日本の消費者のの需要に応えている。
2015年までに日本のワイン市場は2%ずつ成長すると予想。
「品質、価格、供給の面からスペインワインはチリワインとともに、今後もワイン市場のリード役になる」。(メルシャン)
■一度は飲みたいスペインワイン(ボデガ・スペインクラブ銀座 永野店長おすすめ)
マンテル・ブランコ・ヴェルデホ
Mantel Blanco Verdejo
2310円(産地ルエダ)
ハーブ、芝草の香りがする酸味が豊かな白ワイン。
参考リンク:スペインクラブオンラインショップ
ロべル・ブリュット・レセルバ
Rovel’s Brut Reserva
2100円(産地カタルーニャ州)
スペインを代表する辛口のスパークリングワイン。
ビンテージ・カバでこのお値段はお買い得。
参考リンク:スペインクラブオンラインショップ
バルバスール・ティント
Barbazul Tinto
2625円(産地カディス)
アンダルシア地方では珍しい赤ワイン。
ここ10年評価が高まっている。
細やかなタンニンの味わいが楽しめる。
参考リンク:スペインクラブオンラインショップ
トレシーリョ・アモンティリャード
2940円(産地ヘレス)
スペインといえばシェリー酒。熟成をかけた辛口。炒ったナッツと干しぶどうのような香りがある。
参考リンク信濃屋オンラインショップ
オチョア・クリアンサ
Ochoa Crianza
2310円(産地ナバラ州)
スペインの「ザ・赤ワイン」。
渋み、酸味、果実味のバランスが良い。
スペインワイン入門の1本。
参考リンク:スペインクラブオンラインショップ
2013/04/06
フレシネ ミーア 白 2011 (ブラインドテイスティング:外す)
(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ブルゴーニュ地方:AOCサン・ブリ:10)\1920
(2)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(3)チャレッロ、ガルナッチャ・ブランカ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)
(4)マスカット・ベーリーA100%(日本:山梨県産ぶどう使用:NV)\1080
(5)マカベオ、パレリャーダ、モスカテル、チャレッロ(スペイン:地理的表示無し:11)\980
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
ディスク:やや薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル(フチに小さな気泡がつく)
外観の印象:若々しい、輝きがある
【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:白い花、シロップ漬けのモモ、グリーン系のハーブ、ラムネっぽい甘い香り、パイナップル、ミネラル
香りの印象:開いている、第1アロマが強め
【味わい】
アタック:弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘さ
酸味:おだやか、なめらか
バランス:まろやかで、ややふっくら
苦味:おだやか
アルコール:弱め
余韻:短い
【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)
【評価】
ライトで、残糖多めのやや甘口、おだやかな味わい
【供出温度】
8-10度
【グラス】
小ぶり
【判定】
色付きが弱めで、ほぼグレー。
輝きはある。
香りは、果実香が中心で、ラムネのような甘い印象がある。
イタリアワインっぽい感じ。
炭酸の印象とミネラル感もある。
やや個性的。
口あたりはライトで優しい。
残糖多めのやや甘口くらい。
この感じは国産の白ワイン。
これくらい甘いと他の選択肢が無くなる。
ファイナルアンサーで、マスカット・ベーリーAのブラン・ド・ノワール
で、ブー
なんと、マカベオ、パレリャーダ、モスカテル、チャレッロのスペインでした。
【総評】
フレシネ ミーア 白 2011
Freixenet Mia Blanco 2011
スペイン:地理的表示無し
アルコール度:11%
ブドウ品種:マカベオ、パレリャーダ、モスカテル、チャレッロ
リカーランドトップで、980円で購入。
このワイン、なんでこんなに国産ワインっぽい味なんだるう?
国産ワイン方式で造った、スペインワイン?
確か、海外でつくった国産ワインタイプがあったような記憶があるけど、それはニューワールドだったと思います。
外観は、かなり淡く、ちいさな気泡がフチに現れます。
グレーっぽい色調で、輝きがあります。
香りは弱めで、果実香が中心の、甘い印象。
炭酸とか、ラムネとか、木のチップとか、いろいろ混ざってる感じです。
あまり良い香り、って印象はありません。
飲みくちはライトで、残糖が多めのやや甘口。
スペインのワインでこんなに軽いのは初めて?ってくらい軽いですね。
しかも、なんというか、深みが無くて薄っぺらいというか。
後味もあまり良くありません。
強く、えぐ味が残る感じ。
食べ物が入ると、ちょっと変わってくるかもです。
今日の晩御飯は、旬の筍を使った、たけのこごはん。
この季節のたけのこ、美味しいですよね。
それと、水菜の天ぷら、たけのこの煮もの、お祭りで買ってきた焼き鳥です。
オール和食ですが、このワイン、まったく問題ありません。
国産ワインみたいな味が合うポイントみたい。
軽めで、ほんのり甘い感じが、和食にとてもよく合うんですね。
狙いはこれか~、なるほど分かった!ってくらい、和食フレンドリーなスペインワインですね。
カミさんに感想を聞いたら、「水菜の天ぷらに良く合う。780円くらい?」という感想。
ワインとしてはイマイチかな~って感じですが、家庭で飲むには、食事にも合わせやすいので、好かれるタイプじゃないでしょうか。
カミさんもよく飲んでました。
何か食べ物があったほうが美味しく飲めますね。
■楽天ショップへのリンク
フレシネ ミーア 白 750ml
※サイトより引用
フレシネは「良いワインは良いブドウから」という理念のもと、25キロに容量制限したプラスチックの小箱を収穫時に約1,200件の全契約農家に提供、運搬中にブドウ自身の重みで破砕し酸化しないよう配慮しています。ブドウの搾汁にも非常にこだわりを持ち、特に高品質な「フラワーマスト」と呼ばれる一番搾りの初めの50%しか使用しないという贅沢な手法を用いて製造しています。
Mia(ミーア)は、スペイン語で「わたしのもの」という意味。女性醸造家グロリア・コレル女史が、もっと多くの人に「自分のお気に入りワイン(定番)」として親しまれるようなワインを造りたいという情熱のもとつくられるワインです。
カヴァ主要ぶどう3品種:マカベオ、チャレロ、パレリャーダに、モスカテル(マスカット)をブレンドした独特の甘やかさが魅力。レモン、柑橘系の香り。爽やかな酸、なめらかな口当たりが心地よい白ワインです。
2013/04/05
モンテマール ソーヴィニヨン・ブラン 2012
モンテマール ソーヴィニヨン・ブラン 2012
MONTEMAR SAUVIGNON BLANC 2012
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
ミニストップで、500円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや薄い
ディスク:やや薄い
粘性:やや弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが弱め
【香り】
豊かさ:わりとしっかりしている
特徴:ミネラル、硫黄、熟れた果実、パイナップル、スモーク、バタークリーム
香りの印象:第1アロマが強い、硫黄の印象が強め
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:シャープでフレッシュ
バランス:シンプルだが、力強さがある
苦味:控えめ
アルコール:やや強め
余韻:やや短い
【フレーヴァー】
フルーティ(厚みのある)
【評価】
フレッシュでフルーティだが、厚みと強さを持っている。
【供出温度】
8-10度
【グラス】
小ぶり、中庸
【総評】
このワイン2回目です。
見た目は、やや薄めで弱い印象。
香りは硫黄の印象が気になるものの、果実感中心で悪くありません。
バタークリームのような木樽の印象があります。
というか、木のチップみたい?
口あたりはやや重さがあるものの、フレッシュ感とフルーツ感がいい感じ。
ちょっとアルコールが浮いたような印象がありますが、全体的には価格以上の印象があります。
今年の1月に飲んだ時の記録では、「香りは、ちょっと硫黄の影響を感じるが、口に入ったあとのチャーミングなフルーツ感が良い感じ。後味はややエグみが残り、スッキリ感よりはフルーツ感が強く残る。若干、人工的な香料っぽさもありますが、まあこの価格帯だったらしょうがない。」という感想でした。
まあ、今回もそんな感じですね。
でも、そのときよりも、若干口あたりの重さ(悪い意味で)が増しているような気もします。
今日の晩御飯は、コンビニのカルボナーラ。
バランス的にはちょうどいい感じ。
レモンを絞ったような合い方をします。
というか、コンビニのパスタの欠点をカバーしてくれます。
食事が終わって、スナック菓子の、アボカドクリームチーズのトルティーヤに合わせても、よく合いました。
スナック菓子とか、コンビニ食に良く合うみたい。
素性のいい、リーズナブルなワインだと思います。
■イオンショップへのリンク
モンテマール 白
※サイトより引用
熟したグースベリー、メロン、ライチの香りのクラシックなソーヴィニヨンブランです。口に含むとシトラスがすっきり香ります。
アペリティフとして、夏のサラダ、魚やシーフード料理、山羊のチーズ
■関連リンク(トップバリュー/イオンのワイン)
2013/04/03
バルデルバ 2010 ボデガス・セニョリオ・デ・アイレス(ブラインドテイスティング:外す)
(1)カルメネール(チリ:コキンボ地区域:エルキ・ヴァレー:10)\1299
(2)シラー、メルロー、テンプラニーリョ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)
(3)テンプラニーリョ50%、メルロー50%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:10)\1001
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや薄め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが良い
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、ブルーベリー、なめし革、グリーン系スパイス、かすかにヴァニラ?
香りの印象:開いている、木樽からのニュアンス
【味わい】
アタック:ソフト
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:なめらか、フレッシュ
バランス:肉厚で、心地良い
タンニン分:強めだが、優しい
アルコール度:やや強い
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮感のある)
【評価】
濃縮感があり、フルーティで力強い
【供出温度】
15-18度
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【判定】
底がまったく見えない、とても濃い外観。
フチは紫で、まだ若い印象。
ニューワールドっぽい外観。
香りは、フルーツ系に茎っぽいグリーン香が入る。
カベルネ・ソーヴィニヨンっぽいが、この中にはない。
いままでも、カルメネールをカベルネ・ソーヴィニヨンと間違える事が結構あったので、ここはカルメネール?
飲みくちはとにかくマイルド。
ボリューム感があるが、優しいフルーツ感。
しかもポートワインのような熟成感と甘みがある。
これはちょっと不思議な感じ。
酒精強化ワインみたい。
時間とともに、お醤油のような香りが出てきた。
濃厚だけど、やさしくスッキリとしたフルーツ感はカルメネールっぽい。
ファイナルアンサーで、カルメネール
で、ブー
なんと、テンプラニーリョ、メルローのスペイン。
【総評】
バルデルバ 2010 ボデガス・セニョリオ・デ・アイレス
VALDERBA 2010
スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ50%、メルロー50%
DSKワインの通販で、6本セット3980円、1本あたり663円で購入。
参考価格は、1001円。
カミさんに感想を聞いたら、「濃いねこのワイン、880円くらい。」というこたえ。
あまり濃いワインが好きじゃないカミさんですが、このワインは悪くないみたいです。
とにかく濃い外観で、透明度はほぼゼロ。
5mm先も見えないって感じです。
香りは、ポートワインのような熟成感が特徴。
いや、ポートワインじゃなくて、シェリーですね。
ペドロ・ヒメネスの甘いシェリーの、黒蜜ぽい感じ。
いわゆるドライなワインの分類に入るのですが、ソフトな口あたりと濃厚なフルーツ感、残糖もややあって、総合的に「甘~い」印象を受けます。
これは好きな人はハマりそうな味わいですね。
ちょっと、シェリーみたいだし。
ワインだけで、クイクイ飲めます。
今日の晩御飯は、肉団子の酢豚。
普通だと赤ワインには合わせにくいですが、このワイン、なんだかとっても馴染む感じ。
食事をフワーッと包み込みます。
中華風のドレッシングをかけたサラダにも、問題なく合いました。
甘くて熟成したフルーツ感が、ワイン自体を柔らかくしているので、食事との相性も広くなってるみたい。
このペドロ・ヒメネスのシェリーのような熟成香が、中華料理にも良く合いそうです。
食事が終わって、おつまみで「ベビースター ラーメンおつまみ 海苔わさび味 ピーナッツ入り」に合わせると、ピーナッツは問題なし。
海苔わさび味のベビースターには、「・・・」な感じ。
合わないんだけど、何か、新しい世界をみたような・・・なんとも表現出来ません。
おつまみ無しでも、ワインだけでも美味しく飲めますね。
好き嫌いはあるかしれませんが、コストパフォーマンスは高いと思います。
個性的で、面白いワインですね。
■楽天ショップへのリンク
【送料無料】お買い得なDSKワイン厳選12本セット
※サイトより引用
“バルデルバ”
[生産者:ボデガス・セニョリオ・デ・アイレス]
[産地:スペイン、アラゴン州]
[タイプ:赤、ミディアムボディ]
雄大な大自然の中の畑から生み出されるコスト・パフォーマンスに優れた赤ワイン。幅広く愛される味わいです。ステンレスタンクで仕上げられるフレッシュな果実のアロマを持つバランスの良い味わい。
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