(1)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390
(2)シラーズ(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:07)\1350
(3)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(4)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1080
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
深い透明感のある濃いルビー色。
濃い外観ながら、そこがうっすら見えるくらいの透明感。
フチは赤みが強いがほぼ黒に近い。
粘性はやや強く、後から脚が降りてくる。
【香り】
ヴェジェタル。
少しケミカル。
少し薬箱。
閉じているのかも。
グラスを回すと、生っぽい動物香。
それほど強い訳ではないが、重厚な重い感じの香り。
【味わい】
ほとんど残糖を感じないセック。
アルコールは強く、重い。
酸味はしっかりとしていて、タンニンは柔らかい。
アルコール度が強いための甘い印象があるが、飲み終わりはかなり辛口。
後味はちょっと舌が乾く感じ。
余韻は少し続く。
【判定】
濃い外観ながら深い透明感がある。
シラーが候補か。
香りはヴェジェタルで、ケミカル。
グラスを回すと出てくる動物香も生っぽくてシラーっぽい。
飲み口はかなりの辛口。
しかも重い。
フルーティさは少なく、男のワインって感じ。
チリかコルビエールだが、どちらかというとチリ。
でもフルーティさとかカジュアル感は少ない。
でも味はシンプルで単一品種のイメージ。
そうなるとやはりチリ?
ファイナルアンサーで、チリのシラーズ
で、ブー
な、、なんと、ピノ・ノワール??
【総評】
キウィ キュヴェ ピノ・ノワール 2006
KIWI CUVEE PINOT NOIR 2006
フランス:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール
成城石井で、1390円で購入。
こんなピノ・ノワールは、初めてです。
ピノ・ノワールといえば、明るい色調で、ドライフラワーやなめし革の香り。
でもこのワインは、しっかりとした濃い色調で、肉厚な動物香。
印象としては、カベルネ・ソーヴィニヨンか、シラー?
チリのワインと間違えましたが、ちょっとニューワールドっぽい印象もあります。
さらにちょっと人工的な感じ。
無理矢理濃くしちゃった、みたいな。
品種の個性を無視したワインって感じもしますね。
ピノ・ノワールをイメージして飲むと、みんな戸惑うのではないでしょうか。
ちょっと野暮ったくてセンスもいまいちかな。(言いたい放題)
何とも捕らえ所がない、不思議な感覚のワインですね。
しっかりとした肉料理と一緒だと良さが出てくるのかもしれません。
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