(1)メルロー95%、カベルネ・フラン5%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:05)\3580
(2)グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:シャトーヌフ・デュ・パプAC:01)\3080
(3)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ジュリエナAC:06)\2380
(4)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
黒く濃い、透明感を感じないガーネット。
フチの赤みを感じるエリアが少なく、ほとんど黒。
ディスクは薄い。
粘性は強めで、脚がいつまでも残っている。
【香り】
強烈なフローラル。
スミレのような香り。
厚みがあり複雑な香り。
上品なヴァニラ。
フレッシュなブルーベリーのような果実香。
グラスを回すと赤みの肉のような香りとスパイス。
実に魅力的な香り。
【味わい】
ほとんど残糖を感じないセックながら、アルコール度が強く、甘さの印象がある。
しっかりしたタンニンで、舌全体が乾くような印象ながら、後味はすっきりしている。
酸味もしっかりとあり、バランスをとっている。
ボディはフルボディだが、フレッシュ感と爽やかさを感じる。
ただ、タンニンはとても強力。
余韻は割と短い。
【判定】
真っ黒な外観からは、ガメイとピノ・ノワールが消える。
ボルドーか、シャトーヌフ・デュ・パプ。
このボルドーはジャン・リュック・テュヌヴァンなので、多分こっち。
香りはまさにボルドーを感じさせる華やかで複雑なもの。
スミレの香りもまさにボルドー。
味わいは、強烈なタンニンで、これもメルローを感じさせる。
シャトーヌフ・デュ・パプのような伝統的なワインではなく、今時の新しいワインの方向。
ファイナルアンサーで、メルロー、カベルネ・フラン
で、ピンポン
強烈な濃さのボルドーです。
【総評】
バッド・ボーイ ジャン・リュック・テュヌヴァン 2005
Bad Boy Jean-Luc-Thunevin 2005
フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:メルロー95%、カベルネ・フラン5%
町田の蔵家さんで、3580円で購入。
選択肢にチリのカベルネ・ソーヴィニヨンが入っていたら間違っていたかも、と思うくらい濃いボルドー。
でも香りの華やかさ、複雑さは一級品です。
個人的にはあまり濃いワインは好きじゃないんですが、ついついグラスに手が伸びてしまいますね。
美味しいワインです。
カミさんに価格を聞いたら、1680円・・・
ラベルがカジュアルすぎるのと、飲み口がちょっと荒っぽい感じなので、安いと思ったみたいですね。
もうちょっと寝かさないと本領が発揮出来ないのかも。
それにしても力強いワインで、時間が経ってもタンニンの強さは収まらないですね。
今日の晩御飯はチキンのケチャップ煮だったのですが、全然合いません。
チーズとか合わせてみても、なんだかケンカする感じ。
ラム肉とかしっかりした肉料理じゃないとダメみたいですね。
ただ、そのまま飲んでもわりと美味しくいただけます。
渋みが強いのを我慢出来れば、フルーティさもあって飲みやすいかも。
とはいえ、アルコール度が14.5%と相当高いので、グイグイ飲めるようなタイプではありません。
2日くらい置いてても十分飲めそうなワインです。
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