2009/12/03

ドメーヌ・ド・クーティネル ガメイ プリムール2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09ヌーヴォー)\2680
(2)ガメイ(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン・ヌーヴォー:09)\890
(3)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390
(4)メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%(フランス:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\996(5本セット4980円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ド・クーティネル ガメイ プリムール2009
【外観】
深い透明感のある、鮮やかなルビー。
わりと濃いが、そこがうっすら見えるくらいの透明感がある。
色味は若々しく、ピンク色が強い。
フチに小さな気泡が多く見られる。
ディスクは薄いがフチぎりぎりは無色に近い。
タンニンが溶けきれてないような印象。
粘性は弱くさらっとしている。
雫に色素が残る。

【香り】
生っぽい発酵香。
フローラル。
炭酸のニュアンス。
ブルーベリーくらいの果実香。
フレッシュな印象。
グラスを回すと揮発性の強いケミカルな印象が出てくる。

【味わい】
ブドウの味の残った味わい。
残糖をほとんど感じないセック。
酸味はしっかりあり、生の果実のような印象。
セックながらフルーティさが強いので、甘い印象を感じる。
後味はブドウの皮のような収斂性というかエグミが残る。
タンニンは本当にブドウの皮の印象。
余韻はほとんどない。

【判定】
若々しい外観からは新酒。
香りのイメージは、生のブドウ。
ボージョレはさすがにこれはない。
そうなると、ヴァン・ド・ペイのガメイ。
味わいもブドウジュース。
これで2,000円超えるボージョレ・ヌーボーだったらクレームもの。

ファイナルアンサーで、ヴァン・ド・ペイのガメイ
で、ピンポン

なかなか微妙な感じの・・・ヌーボーです。

【総評】
ドメーヌ・ド・クーティネル ガメイ プリムール2009
Domaine de Coutinel GAMAY Primeur 2009

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン ヌーヴォー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガメイ

町田の蔵家さんで、890円で購入。

ある意味、リアルな感じの、出来立てのワインって感じがします。
なので、ワインとしてはとても未完成な印象。
でも、なんでしょうか、魅力ありますね。

第一印象は相当悪かったですが、何かグラスに手が伸びる。
何ともやんちゃな魅力があります。

今日の晩御飯はフツーの豚肉カレー。

合わせると、ジュースを飲んでいるようです。

ブドウの生ジュースみたいで、それはそれでありかも。

ベルキューブチーズのハム味に合わせてみると、ちょうどいい感じでした。
さらにパンに乗せると最高、と思いきや。

パンとチーズで完成してしまって、ワインが邪魔になってしまいます。
なかなか難しいですね。

このワイン、誤解を受けそうな第一印象ながら、とても魅力を持っているヌーボーです。

なんでしょうか、フランスの現地で飲んでいるような、リアルな農産物の印象です。

工業製品じゃなくて、農産物。
最近は、工場で作られている印象が強いワインが多いですが、こういった手造り感のあるワインは貴重かもしれません。

グラスを空けると残り香が樽香ですね。

ボージョレ・ヌーボーとはまた違う味わいのヌーボー。
ちょっと癖のある味わいですが、個性的なワインが好きな人にはおすすめです。

【追記】
私、ボージョレ・ヌーボーを飲むと次の日お腹をこわすんですが、このワインもテキメンにお腹にきました。
絞りたてのブドウ果汁を飲むとお腹こわすという話がありますが、それに近いのかも。

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