(1)グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:シャトーヌフ・デュ・パプAC:01)\3080
(2)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ジュリエナAC:06)\2380
(3)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
落ち着きのある色調の明るめのルビー色。
透明感があり、底がうっすら見えるくらい。
色味は落ち着いていて、ややオレンジがかっている。
輝きは大人しい。
粘性は中庸。
【香り】
ドライフルーツ。
オリエンタルスパイス。
ちょっと醤油のような印象。
グラスを回すと赤身の肉のような香り。
熟成感が強い。
なめし革のような少しケミカルな印象もある。
【味わい】
しっかりしたボディと、高いアルコール度。
ほんのりと残糖を感じるセック。
熟成した味わいながら、フルーツ感も強い。
酒精強化したワインのような、シェリーのような強さがある。
酸味はしっかりとあり、タンニンは柔らかい。
アルコール度が高いので、後味は乾く印象。
余韻は、それほど長くない。
【判定】
透明感のある外観からは、ピノ・ノワールかガメイ。
香りはかなり熟成感のある印象。
ドライフルーツや、煮詰めたワインのような感じもある。
そうなると2001年のシャトーヌフ・デュ・パプが有力。
シャトーヌフ・デュ・パプって飲んだ記憶が無いけど、こんなに明るい?
味わいは、強烈なアルコールの強さが特徴。
これはガメイでもピノ・ノワールでも無さそう。
熟成感がありながらも、甘い印象やフルーツ感もシラーやグルナッシュの印象。
ファイナルアンサーで、シャトーヌフ・デュ・パプ
で、ピンポン
強烈にアルコール度の強くてシェリーのオロロソみたい。
【総評】
レ・シェ・ド・サン・ティエール・ドジャン シャトーヌフ・デュ・パプ 2001
LES CHAIS DE ST-HILAIRE D'OZILHAN CHATEAUNEUF-DE-PAPE 2001
フランス:コート・デュ・ローヌ地方:シャトーヌフ・デュ・パプAC
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー
町田の蔵屋さんで、3080円で購入。
シェリーのように強いアルコールで、熟成感あふれる味わいながら、フルーティさがあって飲みやすさがあります。
それにしても、14.5%はワインとしては最高レベルのアルコール度ですね。
今日は牛のたたきがあったので、合わせてみましたが、タレがしっかりついていると合いますね。
牛のたたきだけだと少しあっさりしているので、玉ねぎとトマトを炒めてトッピングしたらまたばっちり。
ウォッシュチーズにも良く合いました。
ラムレーズの入っているデザートチーズはワインがちょっと強すぎて合いません。
時間とともにワインが穏やかになってきて、ますます美味しくなってきました。
フルーティさを残したドライフルーツみたいな味わいですね。
とても美味しいです。
むやみに濃すぎないのもいいですね。
結構オリがあったんですが、それも良い方向で効いているみたい。
熟成した中にある、このチャーミングなフルーティさは、良いワインの共通要素ですね。
濃厚過ぎない、上品なフルーツ感とでもいいましょうか。
だんだん良くなってきて、最後の一口が最高でした。
素晴らしいワインだと思います。
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