(1)シャルドネ(仏;ブルゴーニュ地方:シャブリAC:08)\1580
(2)シャルドネ(チリ:カサブランカ・ヴァレー:08)\1350
(3)ピックプール・ブラン(フランス:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドックAC:08)\1300
(4)ヴァイスブルグンダー(ドイツ:ラインヘッセン地域:クヴァリテーツヴァイン トロッケン:08)\990
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや濃い、わずかにオレンジがかった黄色。
輝きがあり、若々しさを感じる。
オレンジっぽくもあり、グリーンっぽくもある複雑な色調。
濃度にムラがある感じ。
粘性はやや強く、脚があとから降りてくる。
【香り】
強めのフルーツ香。
柑橘系や洋なし。
カリンのようでもある。
グラスを回すと白い花やハーブ。
全体に爽やかな印象。
【味わい】
ほんのりと残糖を感じるセック。
酸味が支配的で、最初から最後まで酸味が強い。
ボディは細身。
マロラクティック発酵をしていないような酸味。
ちょっと舌に粘るような苦味が残る。
余韻は少し残る。
【総評】
やや複雑な外観からは複数品種が想像されるが、残念ながらすべて単一品種。
でもシャルドネじゃなさそう。
香りはフルーツ主体で爽やか。
特に品種を特定できるような特徴は無い。
飲み口は酸味が特徴的。
ドライながら、すっきり飲みやすく、甘い印象もある。
シャルドネの可能性も否定は出来ないが、らしくない。
ドイツっぽいかというとそうでもない。
という、消去法で、残るはピックプール・ブラン。
以前飲んだときは酸っぱくなっていて、あまりいい印象が残ってないが、ちょっと舌に粘りつくような後味は何となく記憶にある味に近い。
ファイナルアンサーで、ピックプール・ブラン
で、ピンポン
そうそう、この舌に張り付くような酸味が特徴的なんですよね。
【総評】
ピックプール・ド・ピネ ボーヴィニャック 2008
Picpoul de Pinet Beauvignac 2008
フランス:ラングドック地方:ラングドック・ピックプール・ド・ピネAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピックプール・ブラン
リカーランドトップで、1300円で購入。
すっきり爽やかで美味しいワインです。
カミさんの評価では、980円。
軽くて爽やかなので、それくらいの印象を受けるかもしれません。
アルコール度の印象は11%くらいで、すいすい飲んでしまいますが、実は12.5%もあります。
いままでピックプールってあまり良い印象はありませんでしたが、このワインは上出来ですね。
ただ1300円って価格は、あまり割安感は無く、価格相応って感じでしょうか。
とはいえ、シャルドネでもソーヴィニヨン・ブランでも無い、個性のある味わいは存在感がありますね。
いつもと違う白ワインを探している人にはおすすめです。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数の多い記事
-
ワインのテイスティングの際に、グラスを回す事をスワリングといいます。 グラスを回す方向も、時計回りと反時計回りでいろいろ薀蓄があるようです。 一般的には自分の方向に回す、反時計回りでスワリングするのが良いとされているようです。 万が一ワインが飛び出しても、対面の人にかからないとい...
-
ルイ・ド・ボーモン シャブリ 2014 Louis de Beaumont Chablis 2014 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.シャブリ アルコール度:12.5% ブドウ品種:シャルドネ OKストアで、税抜き1392円で購入。 【外観】 清澄度:...
-
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2021 Georges Duboeuf Beaujolais nouveau 2021 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.ボージョレ アルコール度:12.5% ブドウ品種:ガメイ 外観は、紫がかった鮮やかな色調で、底がしっか...
-
いままで、ワインは飲みきってしまうことが多く、余ったら料理用にして、ワインの保存はあまり気にしていませんでした。 でも最近、年齢とともにワインが多めに残るようになってきたので、ワイン保存のパイオニア、「バキュバン」を購入。 で、ホントに効果があるのか、早速テストしてみました...
-
初歩からわかる 日本酒入門―きき酒師が本気で選んだ、本当においしい日本酒82種がわかる (主婦の友ベストBOOKS) を参考にして、日本酒用のテイスティングシートを作成しました。 ワインのテイスティングシート は呼称資格認定試験の勉強用ですが、この日本酒テイスティングシート...
0 件のコメント:
コメントを投稿