2009/12/29

ピックプール・ド・ピネ ボーヴィニャック 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(仏;ブルゴーニュ地方:シャブリAC:08)\1580
(2)シャルドネ(チリ:カサブランカ・ヴァレー:08)\1350
(3)ピックプール・ブラン(フランス:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドックAC:08)\1300
(4)ヴァイスブルグンダー(ドイツ:ラインヘッセン地域:クヴァリテーツヴァイン トロッケン:08)\990

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ピックプール・ド・ピネ ボーヴィニャック 2008
【外観】
やや濃い、わずかにオレンジがかった黄色。
輝きがあり、若々しさを感じる。
オレンジっぽくもあり、グリーンっぽくもある複雑な色調。
濃度にムラがある感じ。
粘性はやや強く、脚があとから降りてくる。

【香り】
強めのフルーツ香。
柑橘系や洋なし。
カリンのようでもある。
グラスを回すと白い花やハーブ。
全体に爽やかな印象。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じるセック。
酸味が支配的で、最初から最後まで酸味が強い。
ボディは細身。
マロラクティック発酵をしていないような酸味。
ちょっと舌に粘るような苦味が残る。
余韻は少し残る。

【総評】
やや複雑な外観からは複数品種が想像されるが、残念ながらすべて単一品種。
でもシャルドネじゃなさそう。
香りはフルーツ主体で爽やか。
特に品種を特定できるような特徴は無い。
飲み口は酸味が特徴的。
ドライながら、すっきり飲みやすく、甘い印象もある。
シャルドネの可能性も否定は出来ないが、らしくない。
ドイツっぽいかというとそうでもない。
という、消去法で、残るはピックプール・ブラン。
以前飲んだときは酸っぱくなっていて、あまりいい印象が残ってないが、ちょっと舌に粘りつくような後味は何となく記憶にある味に近い。

ファイナルアンサーで、ピックプール・ブラン
で、ピンポン

そうそう、この舌に張り付くような酸味が特徴的なんですよね。

【総評】
ピックプール・ド・ピネ ボーヴィニャック 2008
Picpoul de Pinet Beauvignac 2008

フランス:ラングドック地方:ラングドック・ピックプール・ド・ピネAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピックプール・ブラン

リカーランドトップで、1300円で購入。

すっきり爽やかで美味しいワインです。

カミさんの評価では、980円。
軽くて爽やかなので、それくらいの印象を受けるかもしれません。

アルコール度の印象は11%くらいで、すいすい飲んでしまいますが、実は12.5%もあります。

いままでピックプールってあまり良い印象はありませんでしたが、このワインは上出来ですね。

ただ1300円って価格は、あまり割安感は無く、価格相応って感じでしょうか。

とはいえ、シャルドネでもソーヴィニヨン・ブランでも無い、個性のある味わいは存在感がありますね。

いつもと違う白ワインを探している人にはおすすめです。

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