2007/01/31

ブラインド・テイスティング ソーヴィニヨン・ブラン当てる

・セミヨン(豪 BIN777)\1533 B
・ソーヴィニヨン・ブラン(南アフリカKWV)\1103 C
・シャルドネ(米)\750 C

の3本のうちから、1本を空けてもらいブラインドテイスティング

【外観】
やや淡い、グレーがかっている印象
ややオレンジも感じる
粘度は高く、ジャンプが強い
12.5%くらいかな

【香り】
トロピカルフルーツのような印象
ややミネラル香
スモーキーなグリーン香

【味わい】
酸味がしっかりとしたフレッシュなアタック
ボディは平板でふくらみはない
余韻は短いが、酸がじわっと残る

【判定】
色にグレーとオレンジを感じたので、セミヨンとかかなと勝手に思う。
香りでは最初は判断できず、フルーツ香が優勢だったので、もう少しじっくり嗅ぐ。
ややソーヴィニヨン・ブランの麦わら香を感じる。
セミヨンで言われている麝香の香りは感じず。
味わいでシャルドネかソーヴィニヨン・ブランか決める。
飲み口はフレッシュ酸が強いが、ボディのふくらみは無く、申し訳無さそうに消える平板なボディ。
こうなると、判定は迷わない。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン!

白ワイン6連敗は免れる・・・

【総評】
KWVのソーヴィニヨン・ブラン2005
http://www.aeonshop.com/tpshop-bin/tpshop_top.pl?itemlist_max_count=30&category_lid=2008&category_item_workfile=swww5_20070131015225_25409&page_id=4&category_mid=10&category_sid=55&item_sort_key=0&itemlist_start_index=0&seqno=87280&purchase=1
イオンのサイトより引用
薄く緑がかった透きとおるような黄金色、シトラスのようなフレッシュな香りをほのかに感じます。ソーヴィニヨン・ブラン種の特徴がよく表れ、はつらつとした酸味とフルーティーな口あたりを楽しめます。バランス良くまとまった爽やかな味わいです。
辛口

個人的な印象
かなりお買い得なワイン
最初は酸味が強いが、だんだん飲みくちがまろやかになり、香りの印象も途中で変化して楽しめる。
余韻もクリアーで、全体的に清潔感のあるイメージ。

ソーヴィニヨン・ブランらしい香りがある。
前回、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランで感じたミネラルや醗酵の印象も少し感じる。
やはりそこのポイントだけでシャルドネと思ってはいけないのだろう。

2007/01/28

ブラインド・テイスティング ソーヴィニヨン・ブラン外す

・シャルドネ(シャブリ)\1800
・ミュスカデ(ロワール)\1590
・セミヨン(豪 BIN777)\1533
・ソーヴィニヨン・ブラン(NZ ホークス・ベイ)\1386

の4本のうちから、1本を空けてもらいブラインドテイスティング

【外観】
中庸な黄色、ややグリーンがかっている
粘度は強く(13%くらいか)つや輝きが強い

【香り】
しっかりしたミネラル香
パンのようなチーズのような醗酵香
これはシャブリだろ、って香り
でもこのシャブリっぽい香りで何度も間違っているので他の香りを探す
ミネラルは土壌、醗酵香は醸造での香り
品種を選ぶポイントにはならない
やや北の産地の印象
ソーヴィニヨン・ブランの麦わらのような印象は無い
シュールリーのシャンパンのような酵母の香りも無い
セミヨンの麝香の香りも感じない

【味わい】
しっかりとした酸味、フレッシュなアタック
ボディはややあり、ふくらみを感じる
基本的にセックでドライだが、やや甘さを感じる

【判定】
シャルドネが基本で、他の選択肢を探す
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランが第二候補
セミヨンとミュスカデは候補から外す
香りではシャルドネ、よく嗅いでみるとややグリーンっぽい香りがあるような・・・
フルーツは青リンゴくらい
味わいではボリューム感を感じる
ここは素直に選択するか

ファイナルアンサーでシャブリ
で、ブー!!

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランでした・・
白は5連敗。

【反省点】
時間が立つと、ソーヴィニヨン・ブランらしい香りがたってくる。
色調にグリーンがかっているのもポイントか。
いつも課題だが、ミネラルや醗酵香の影にかくれたソーヴィニヨン・ブランらしい香りを感じないとならない。

Mills Reef Sauvignon Blanc 2004
ミルズ・リーフ・ソーヴィニョン・ブラン 2004

うきうきワインの玉手箱より引用
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452058/696550/

ミルズリーフワイナリーについて
MILLS REEF WINERY

ミルズリーフ社はキウイ・フルーツワインのトップメーカー・プレストン社の経営で高品質のワイン生産者として良く知られています。
造り手は、パディ&ティム・プレストン父子で、30年前からパディさんが趣味で始めたワイン造りが発展し、1989年からリリースしています。
家族ぐるみで文字どおり「手作り」のワイン造りを行っています。
トップクラスの品質を持つ小規模ワイナリーとして、ヒュージョンソン氏から高い評価を受けています。
北島の東岸ホークスベイに自家畑を16ha所有しています。

ミルズリーフ・ソーヴィニョン ブラン[2004]年について
醗酵はステンレスタンクで行ないます。
豪華ささえも感じさせる生き生きした口当たりで、心地よいライムのようなフレーバーがあり、濃縮された果実味が口いっぱいに広がります。

ソーヴィニョンブランがニュージーランドで大成功している理由が解かりそうな逸品と言えます。

余韻に残る力強い味わいが魅力
キウイフルーツワインで有名なプレストン社のワイン。
30年前に趣味で始めたワイン造りが高じて1989年初出荷。変わらぬ手造りの味が高い評価を得ている。
力強さが長い余韻までキープされ、バランスが取れた味わいだ。互いの力強さと甘味を引き立て合う、貝の刺身とのコンビは最高の相性。

2007/01/27

ブラインド・テイスティング シラーズ当てる

・グルナッシュ主体(ヴァケイラス:ローヌ)\2190
・メルロー主体(ボルドー)\1280
・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\1250
・シラーズ(豪ウィンダムエステート)\1533

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
非常に濃い、透明感のない紫色
粘度は強め、13%くらいか

【香り】
カシスくらいのフルーツ香
グリーンっぽい、植物系の香り
スパイス香、ミント系の香り

【味わい】
甘みが強い、濃縮感の強い、やわらかなアタック
収斂性はあまりない

【判定】
香りではカベルネ・ソーヴィニヨン
でも味わいはタンニンが弱く、甘い
良く香りを嗅ぐと、スパイス香、ミント香がある
いわゆる黒胡椒の香りか
飲み口が明らかにカベルネっぽくない
動物系の香りも薄い、となるとシラーズか
全体的な印象もオーストラリアっぽい

ファイナルアンサーで、シラーズ
で、ピンポン!

6連敗はまぬがれる。

【総評】
シラーズはやはり植物系の印象。
スパイス香にユーカリオイルやミントのような揮発性のある香り。
この二つが合わさって、黒胡椒なのか。
飲み口は柔らかく、タンニンも強く感じない。
時間がたつとジャムのような濃縮感があるが、メルトとの違いは飲み口が柔らかい点ではないか。
シラーズ=植物系、メルロー=動物系、という印象もある。

ウインダムエステートBIN555シラーズ 2003
WYNDHAM ESTATE BIN555 SHIRAZ 2003

ラベルのコメント
熟したプラムとベリー果実系の風味をもち、胡椒やスパイスなどのシラーズのキャラクターが感じられる。
赤味肉やチーズと合う。

ブラインド・テイスティング ソーヴィニヨン・ブラン外す

・グルナッシュ・ブラン 30% ユニ・ブラン 30% シャルドネ 40%(ラングドック グランザルブル)\520
・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フュメ)\1550
・シャルドネ(ヴァン・ド・ペイ・ド・オック ラブレロア)\620

のハーフボトル3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
わりと濃い黄色、ややオレンジを感じる
粘度はそれほどない、11.5%くらいか

【香り】
トロピカルフルーツのような熟した果実の印象
香りは弱く、時間とともに香りが弱くなる
温度が低いせいか香りで判定が難しい

【味わい】
やや甘さを感じる柔らかいアタック
苦味のような渋みのような印象をうける
ボディはふくらみが無く、余韻もそれほど長くない

【判定】
香りを何度か嗅いでみるか、ソーヴィニヨン・ブランのような印象は無い。
というか香りが極端に弱い。
グランザルブルかシャルドネかに絞ってみる。
双方ともにヴァンドペイドックで、しかも両方ともシャルドネが入っている。
グランザルブルは飲み口がネクターのようなとろみがあったが、これは結構ドライなイメージなので、そうなるとシャルドネか。

ファイナルアンサーでシャルドネ。
で、ブー。

なんとピュイィフュメでした。
ついに5連敗、とほほ。

【反省点】
ロワールのソーヴィニヨン・ブランは難しい。
香りが閉じていたのか、時間とともに複雑な香りがたってきた。
やや痛んだような果実香がまざっている。
くぐもったようなスモーキーのような香りもある。
樽の印象も強いようだ。
やや、木酢液のような印象は樽の影響か。
ソーヴィニヨン・ブランで樽の影響が強いものはこの木酢液のような印象を受けるものが多い。
ここが一つのポイントかもしれない。

プイイ・フメ
Pouilly-Fume 2003
Domaine F. Tinel-Blondelet
ティネル・ブロンドレ

http://www.hitatiya.com/main/france/loire/tinel.blondelet.html
http://www.restaurant-aladdin.com/cachecache/wine/vin20021005.htm
上記サイトより引用
醸造家としてのブロンドレの 名声は、プイィ・フュメで築き上げられたといっても過言ではありません。
このワインのすっきりとした味わいは、ワインをあまり飲み慣れていない方でも美味しく飲んで頂けます。
ティネル=ブロンドレは代々,プイィでブドウを栽培,ワインを造ってきた家族規模のドメーヌ。ボーヌの醸造学校で醸造学を修めたフランソワと、ロワールの女性醸造家として高く評価されているアニーク夫妻がブドウ栽培に適った立地条件を備える13haのヴィニョーブルを両親から受け継ぎ,プイィ・フュメ,サンセール,そして,プイィ・シュール・ロワール呼称のワインを造っています。プイィ・シュール・ロワールはプイィ・フュメに含まれる,凡そ40haのヴィニョーブルで,ティネル=ブロンドレは0.5haのブドウ畑を所有しています。
色調は透明感のある輝く金色のローブ。パッション・フルーツやはちみつ、そして出来立てのバターを思わせる香り豊かな逸品。 スタイルはまろやかで、肉厚な味わい。 長く続くアフター・テイストは、複雑で、熟成感を感じさせます。エレガントで、非常に調和がとれた、長期熟成可能なワインが出来上がります。ぶどう果が完熟した非常に出来のいい年には、特に傑出した芳香性を感じさせます。

ブラインド・テイスティング ピノノアール外す

・シラーズ(豪ウィンダムエステート)\1533 B
・ピノ・ノアール(仏ヴァンドペイ)\1590 B
・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\1250 B
・メルロー(豪 イエローテイル)\850 C

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
透明感を感じるが底までは透けない程度の濃さ
紫の単調な色調
粘度は普通、13%くらいか(正解)

【香り】
香り弱い
グリーンを感じるハーブ香
全体的に、植物系の香り
濃厚なジャムや動物的な香りはない
このあたりではカベルネソーヴィニヨンとシラーズがのこる

【味わい】
収斂性のある、新鮮なアタック
余韻はやや長い
かなりセックな印象
渋みの余韻が強く残る

【判定】
外観でピノノアールは外れる
香りで動物香の強い(と思っている)メルローは外れる
となるとカベルネソーヴィニヨンか、シラーズ
透明感ではカベルネ
飲み口の収斂性でもカベルネか
でもやや雰囲気の違いを感じて踏ん切りがつかない
メルローをもう一度選択のテーブルに戻すが、
やはり濃厚な果実味や動物的な香りが感じられない

ファイナルアンサーでカベルネソーヴィニヨン
で、ブー

なんとピノノアールでした!!

【反省点】
ヴァンドペイオックのピノノアールは始めて
これは外してもしょうがない

■判定を誤ったポイント
1.色が濃い
  透明感のあるボルドーくらい
2.なめし革の香りが感じられない
  冬場で温度が低かったからかもしれない
  時間を置くとピノノアールっぽい香りが出てくる

しかし、ピノノアールとカベルネソーヴィニヨンを間違えるってのは
ブルゴーニュとボルドーを間違えるようなもの・・・

ピノノアールは間違えないと思っていたんだけどなー。
ちょっと残念です。

ALBRAN PINOT NOIR 2005
VIN DE PAYS D'OC
アルブラン ピノ・ノアール2005
ヴァンドペイドック
輸入販売 成城石井

あとから、ミントのようなユーカリオイルのような香りがたってきた
新しい軸をもったピノノアールかも

2007/01/24

ブラインド・テイスティング ソーヴィニヨン・ブラン/セミヨン外す

・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(トスカーナ)\1200
・ソーヴィニヨン・ブラン/セミヨン(ボルドー)\1390
・シャルドネ(米)\750

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
淡い、ややグレーがかった、ほとんど透明な印象
粘度はややあり、12.5%くらいか
(これは正解)

【香り】
炭酸、青リンゴ、シードル、蜂蜜
(以上カミさんの意見)
品種の個性をあまり感じない
ただ、やや独特な印象を残す
やや青っぽいスパイスがポイントか

【味わい】
ねっとりとしたアタック
舌の真ん中がぽっかり空くような余韻
キレが悪く、余韻がベタッとしている
あまりいいワインでは無さそう
外れの時の、アントル・ドゥ・メールがこんな感じ

【判定】
香りでは、ソーヴィニヨン・ブランらしさを感じない
特に品種の個性のようなものを感じないのでシャルドネか
甘さがべたっと残るような印象もややアメリカっぽい?

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ブー

答えは、アントル・ドゥ・メールでした、
とほほ、白ワイン3連敗

【反省点】
確か、モンペラはアントル・ドゥ・メールだったかと思うが、うちで飲むときに、アントル・ドゥ・メールは外れが多い。
もちろんモンペラは大変良く出来たワインだったけど。

時間をおくと、ソーヴィニヨン・ブランらしい香りがたってくる。
でも手遅れ。
このソーヴィニヨン・ブランらしさを隠してしまう原因を探り当てなくては。

CHATEAU Moulin de Launay 2005
シャトー・ムーラン・ド・ロネー 2005
サイトで調べるとやはり青リンゴのニュアンスがアピールされている。

青リンゴの青はソーヴィニヨン・ブランの青臭さではないか。
という事は青リンゴの香りがしたらソーヴィニヨン・ブランを想定するのも一つの選択肢かも。

2007/01/21

ブラインド・テイスティング ソーヴィニヨン・ブラン外す

・シャルドネ(シャブリ)\1800
・ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド)\1386
・ソーヴィニヨン・ブラン/セミヨン(ボルドー)\1390
・ミュスカデ(ロワール)\1590

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
やや濃いめの黄色
粘度はそこそこある、12%くらいか
(正解は13%)

【香り】
ミネラル香、小石のような印象
フルーツはやや熟した感じ、梨から桃くらい
醗酵の影響の香りが強く樽の影響も感じる
シャルドネっぽいというかシャブリっぽい

【味わい】
フレッシュなアタック
酸味がしっかりとしていて酸の余韻も長い
シャルドネにしてはボディがやや弱い印象を受けるが、シャブリってこんな感じだったような

【判定】
ほぼシャブリ
他の可能性を考えるとボルドー白か
ミュスカデは論外
ソーヴィニヨン・ブランの印象も無い

ファイナルアンサーで、シャブリ
で、ブー

なんと、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランでした
調子を上げてきたかと思っていた所での連敗は痛い・・・

【反省点】
ネタばれしたとたんに、ソーヴィニヨン・ブランのニュアンスを感じる。
何かに惑わされて、感じなかったって訳ですな。
強いミネラル香か、樽熟成の醗酵香か。
以前、ボルドーの樽の影響が強いやつもシャルドネと間違えた事があった。
ミネラル香はシャルドネがもっている香りじゃなくて土壌の香りなんだよねー。

2007/01/20

ブラインド・テイスティング シャルドネ外す

・グルナッシュ・ブラン 30% ユニ・ブラン 30% シャルドネ 40%(ラングドック グランザルブル)\520
・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フュメ)\1550
・シャルドネ(ブルゴーニュ)\1190

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
濃い黄色
輝きもある

【香り】
フルーツはやや熟している
樽の影響も強い

【味わい】
なめらかなアタック
ネクターのような後味
酸味が弱く、まったりとした印象

【判定】
シャルドネのニュアンスもあるが、南の方の印象が強い
ネクターのような後味もフランスの南ではないか

ファイナルアンサーで、グランザルブル
で、ブー

【反省点】
バターのようなシャルドネ
酸味が弱いのが、最大の間違ったポイントか
シャルドネは大変難しい
品種独自の個性が無いので作り方で随分変わるらしい

http://www.tanakaya3.com/Fwine/F781.htm
ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス
ブルゴーニュ・シャルドネ
Domeine Roux Pere & Fils
2003 Bourgogne Chardonnay

※2004のコメント
淡いがきれいな黄金色。ヘーゼルナッツやはちみつの香り。特別に大きな個性を主張するわけではないが、この醸造所の「お得意」の白です。果実味の中にオークの風味が絶妙に溶け込んだ豊かな味わいはさすがです。

サン・トーバンを拠点にする醸造所で、サン・トーバンの生産者では最大規模のドメーヌ。15年ほど前からネゴシアン業務も始め、ブルゴーニュのなかで13のアペラシオンを造っています。得意とするのは白ワインで、オーナーはマルセル・ルー。
白ワインは長期発酵仕込みで、新樽50%で8ヶ月熟成させる。一方、赤ワインは新樽30%で樽熟成10ヶ月。ワインの醸造・熟成のスタイルは極めて現代的で、新鮮でピチピチした仕上がりをみせ、一般的なブルゴーニュやオート・コートのアペラシオンでは、出荷直後から楽しめます。

ブラインド・テイスティング サンジョベーゼ当てる

・シラーズ(豪ウィンダムエステート)\1533
・メルロー主体(ボルドー)\1280
・ピノ・ノアール(仏ヴァンドペイ)\1590
・サンジョベーゼ(伊エミリア・ロマーニャ)\1590
・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\1250

の5本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
やや明るめ、透明感がある
単一品種らしい単調な色調
紫がかっている
粘度はほどほど、12.5%くらいか

【香り】
フルーティ、ややスミレ、動物的な雰囲気
ピノノアール?
それともボルドー?

【味わい】
なんとも頼りないアタック
酸味もタンニンも余韻も弱い感じ

【判定】
色で行くと、ピノノアール、サンジョベーゼ、ボルドーまで入るか?
香りでは特徴がつかめず、どれも決定的ではない
味わいでは、どちらかというとイタリアか
でも渋みが弱く、まろやかな印象なのでオーストラリアの可能性もある?

ファイナルアンサーで、サンジョベーゼ
で、ピンポン

【反省点】
サンジョベーゼはこの間テイスティングイベントに行って、あれこれ飲んだけど、これがサンジョベーゼというものはつかんでない。

サンジョベーゼ・ディ・ロマーニャ・イル・ポッジオ
http://www.rakuten.co.jp/nishiura-wine/631985/631549/631834/
※サイトのコメント
良質サンジョベーゼからの甘ささえ感じる、やさしさなめらかなさに加え、ややスパイシーな複雑味、フルーティで豊かな香りのライトボディ。
少し冷やして、若いうちに楽しむワイン。

2007/01/19

ブラインド・テイスティング シラー、グルナッシュ外す

・テンプラニーヨ(スペイン)\850
・カベルネ・ソーヴィニヨン(ボルドー ルーデンヌ)\1440
・ピノノアール(コート ド・ニュイ ヴィラージュ)\1600
・コートデュローヌ(ギガル)\893

のハーフ4本のうちから、1本を空けてもらいブラインドテイスティング

【外観】
やや透明感はあるものの、濃い色調
粘度普通、12.5%くらいか
(外れ、13%)
ここでピノノアールは消える

【香り】
華やかな印象
ややスパイシー
フルーツはブラックチェリーからカシス
樽の影響か花の香りも強い
ボルドーっぽい印象

【味わい】
やわらかいソフトで上品なアタック
ふくらみがあり、余韻も長い
口に含んだ瞬間にふわっと広がる感じがちょっと高そうな印象

【判定】
華やかで上品、さらに余韻が長くしっかりとした印象
コートデュローヌはやや外れか
ボルドーとスペインを最終的に残すが、香りの強さ、飲み口の華やかさでフランスにする

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

残念、コートデュローヌでした。
4連勝ならず・・・

【反省点】
E.ギガル コート・デュ・ローヌ・ルージュ 2003 
品種:シラー50%、グルナッシュ30~40%、ムールヴェドル

※eS!Wineより
http://www.eswine.co.jp/wne/winery/winery_00_02.html
2003年のコート・デュ・ローヌ・ルージュは、過去生産されたこのキュヴェの中でも最高に値するだろう。年々ブレンドが変化していく間で、このワインは、一般的に、ほぼ50%がシラー、30%~40%がグルナッシュ、残りがムールヴェドルという構成になっている。深いルビー及びパープルカラーの 2003年をテイスティングしたところ、果実とボディのバランスは明確だった。リリース時には、しなやかでエキゾチックな効果が引き出されていることであろう。

ブラインド・テイスティング ミュスカデ当てる

・グルナッシュ・ブラン 30% ユニ・ブラン 30% シャルドネ 40%(ラングドック グランザルブル)\520
・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フュメ)\1550
・ミュスカデ(ロワール)\960

のハーフ3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
明るい、やや発泡あり
粘度弱い

【香り】
最初はミネラル
次におからのようなオリを感じさせる香り
シャンパンのような印象
微発泡からくる炭酸の印象か

【味わい】
やや甘さを感じるやわらかい、フレッシュなアタック
余韻は短くきれいに消える

【判定】
これはシュールリーのワイン以外には考えられない
まさにシャンパンにある、パンのようなチーズのようなおからのような醗酵臭

ファイナルアンサーで、ミュスカデ
で、ピンポン

すごい、3連勝!

でもこれは当たるよね

2007/01/18

ブラインド・テイスティング ソーヴィニヨン・ブラン当てる

・ソーヴィニヨン・ブラン&シャルドネ(チリ)ヴィニャマイポ \580
・シャルドネ(米)\750
・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(トスカーナ)\1200

の3本のうち、1本を空けてもらいブラインドテイスティング

【外観】
明るい、淡い、薄い黄色
ややグリーンも感じる
粘度はふつう、11.5%くらい?
(正解は12.5%、全然違う)

【香り】
スモーキーな麦わら香
フルーツは梨から桃くらい
香りはやや弱い
ソーヴィニヨン・ブラン独特の、スモーキーな青い茎のような香りがある

【味わい】
あまりふくらみのない、平板なボディ
余韻は短い
やや苦味のようなものも残る

【判定】
色、香り、味ともにソーヴィニヨン・ブラン
しかも何度も飲んだ事のある味

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

すごい!ソーヴィニヨンつながりで2連勝!

【総評】
低価格、第三世界のソーヴィニヨン・ブランは結構分かる。
ボルドーのソーヴィニヨン・ブランが分からないのが難点なんですけどね。

ビニャ マイポ ソーヴィニヨン・ブラン/シャルドネ 2005
※サントリーのコメント
チリの太陽をいっぱい浴びた果実の、桃や柑橘系のフルーツを思わせるフルーティーな香り、爽やかな酸味が心地よい白ワインです。

今回のチリはソーヴィニヨン・ブランにシャルドネが入っているのですが、最初の印象はまるでソーヴィニヨン・ブラン。
でも、時間がたつとシャルドネが顔を出してくる。
まるで違うワインになったみたい。
急に香りにふくらみが出てくるような印象。
不思議なものですね。

580円としては破格のパフォーマンスとは思うのですが、あまり魅力が無いかなー。
個性が無い、というか、こじんまりとまとまっているというか。
でも、コンチャイトロのサンライズシリーズよりは美味しいかも。

2007/01/16

ブラインド・テイスティング カベルネ・ソーヴィニヨン当てる

・シラーズ(豪ウィンダムエステート)\1533
・カベルネ・ソーヴィニヨン(ヴァンドペイ バロンフィリップ)\1029
・メルロー(豪 イエローテイル)\850

の3本から1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング
バルベーラを混ぜようかと思ったが、基本品種をまずは理解しなくては

【外観】
濃い、紫色
粘度はそこそこ、それほど強くないか
12.5%くらい?(正解は13%)
雫に残るタンニンはそれほど強くない、少し高いワインか?

【香り】
これはボルドー?
茎の香り、グリーンっぽい香り、青系スパイスの香り
濃縮感はあまりなく、フレッシュな印象
チェリーからややカシス?

【味わい】
セック、タンニンややあり、ミディアムボディ
見た目より、ずっとライトな印象
辺にヘビーでない分、好印象
余韻はそれほど長くない、5~7秒くらい?

【判定】
色では、シラーズかメルローかと思ったが、
香りは明らかにボルドーっぽさを感じる。
味わいもフランスらしい軽さを感じるので、これはもう迷う事はない。

ファイナルアンサーで、カベルネソーヴィニヨン。
で、ピンポン!

きっちり当てたのは久しぶりかな。

【総評】
これは、カベルネソーヴィニヨンらしいワインだったかも。

Le Cadet Cabermet Sauvignon Vin de Pay D'oc 2003
ル・カデ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2003
http://www.asahibeer.co.jp/products/wine/brand/bpdr/vin-de-pays-doc/
※サイトより引用
チェリーなどの赤い果実を思わせるスパイシーな香りが魅力です。カベルネ種特有の端正な風味が楽しめます。

微かにインクの香りがする、というコメントもあり

ル・カデというのは弟分、後輩という意味らしい
バロン・フィリップ・ドゥ・ロスシルドのワインの中の、何の弟分なんだろうか?

個人的な感想
・まずは茎のようなグリーンの香り
・鉄やインクのような鉱物的な香りも重要
・フルーティさはあまり強くない、大体チェリーくらいか
・フランスのものは飲み口がかなりセックな印象
・熟した果実やジャムのような印象は無い
・枝や葉っぱとフルーツをあわせたポプリのような印象
・基本的にタンニンは強いはず、滑らかなアタックはよほどの高級品?

・時間をおくとイースト香のような香りもしてきた
 飲み口がチェリージャムを塗ったパンのような

2007/01/14

ブラインド・テイスティング リースリング外す

・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(トスカーナ)\1200
・シャルドネ(シャブリ)\1800
・ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド)\1386
・リースリング(豪ジェイコブスクリーク)\1050

の4本から空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
濃い黄色
粘性はそれほどない
やや発泡を感じる?

【香り】
それほど強くない、上品な香り
フルーツはやや熟した感じ
やや樽の影響もある
少しスパイシーな花のニュアンス

【味わい】
スマートなアタック
上品なボディ
余韻は短く、苦味がやや残る
酸味もおとなしい

【判定】
色では、ヴェルナッチャ?
リースリングとシャブリはほぼ無いか
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランも薄い色調のはず
でも樽熟成してあれば黄色になるのであまりあてにならない

香りでは良く分からない
でもあまり強く無い事を考慮すると、リースリングとソーヴィニヨン・ブラン?

でもペトロール香も麦わらの香りも無いような・・

味わいでは酸味の点で、リースリング、シャブリ、ソーヴィニヨン・ブランは無いのでは
やや酸味が柔らかいイタリアか

最終的には酸味の判定で、決める

ファイナルアンサーで、ヴェルナッチャ
で、ブー

答えはリースリングでした

【反省点】
ドイツやアルザスのリースリングは何となく傾向がつかめるが、オーストラリアのリースリングは始めて。
飲み進むと確かにリースリングなのだけど、しっかり樽で熟成させているせいか、あるいは産地が違うせいか、今までのリースリングとは印象が随分違う。
いわゆるペトロール香を感じないのは、テロワールのせいか。

ジェイコブス・クリーク リースリング 2003
http://www.jacobscreek.jp/our_wines/tasting_note/core/pdf/core-riesling03.pdf
このテイスティングノートで見ると、色は淡い麦わら色とあるが、今回飲んだワインの黄色は熟成で出てきた色かもしれない。
香りはレモン、ライムとあるが、やや熟した果実香を感じた、これも熟成のせいか。

馴染みやすいリースリングという点で優秀なワインかと思う。

オーストラリアらしいおおらかさもある。

次は2005年ものを買ってみよう。

2007/01/13

ブラインド・テイスティング シャルドネ外す

・シャルドネ(ヴァンドペイドック ラブレロワ)\620
・グルナッシュ・ブラン 30% ユニ・ブラン 30% シャルドネ 40%(ラングドック グランザルブル)\520
・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フュメ)\1550
・ミュスカデ(ロワール)\960

のハーフ4本から1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
濃い目の黄色
粘性やや弱い
ややグリーンっぽさも感じる

【香り】
やや熟した果実香に、ミントやライムのような香り
フルーツは梨からマンゴーくらい

【味わい】
フレッシュなアタック
フレッシュな酸味
のどを降りていかず、ふっと消えて上に上がってくるような不思議な飲み口
舌の奥でふっと消えるような感じ
独特なミント香も含め、いままで飲んだことの無いような印象

【判定】
飲みなれている、グランザルブルとシャルドネは外す
ピュイ・フッセは高いので、もっとボディがあるだろうと判断し、外す
消去法で、ミュスカデ?

ファイナルアンサーで、ミュスカデ
で、ブー。

答えはシャルドネでした。

【反省点】
そうそう!
ヴァンドペイのシャルドネって、この独特なミント香があるものが多かったですね。
すっかり忘れてました。
やや熟したフルーツにミント香
これは南フランスのシャルドネの特徴か!
それにしてもシャルドネの正解率の低い事。
今年も試験にシャルドネが出たらアウトだな、こりゃ。

ラブレ・ロワ
シャルドネ・ヴァン・ド・ペイ・ド・オック
http://www.sapporobeer.jp/CGI/wine/search.cgi/463?key=detail

ブラインド・テイスティング ピノノアール当てる

・グルナッシュ主体(ヴァケイラス:ローヌ)\2190
・ピノノアール(豪ウィンダムエステート)\1533
・シラーズ(豪ウィンダムエステート)\1533
・バルベーラ(バルベーラ ダルバ)\1397
・メルロー主体(ボルドー)\1280
・カベルネ・ソーヴィニヨン(ヴァンドペイ バロンフィリップ)\1029

の6本のうち1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
明らかに明るい
すでにピノノアール?
粘性はそれほど強くない
色はきれいなルビー

【香り】
ピノノアール独特のなめし革のような香りがある
それにチェリーくらいのフルーツ香
スパイシーなニュアンスもあり、複雑な印象
でも上品にまとまっている
これは、ピノノアールだろ

【味わい】
なめらかなアタック
ほどよい酸味
ボディの厚み、ふくらみも感じる
見た目がライトでも、味わいはふくよか、これがピノノアールの特徴か

【判定】
明らかにピノノアールだが、他の可能性も考える
ローヌ、シラーズ、カベルネソービニヨンは無いか
メルローもちょっと違う
バルベーラだけは記憶に無いので、何とも言えないが、味わいはイタリアっぽくは無い

ファイナルアンサーで、「ピノノアール」
で、ピンポン

ピノノアールはサービス問題ですね。

【反省点】

■ワイン館 NISHIMURAより
http://www.rakuten.co.jp/nishiura-wine/631985/820841/891079/
芳醇なチェリーとラズベリーの味わいが感じられる、
エレガントミディアムボディのワインです。
余韻は長くソフトです。
パスタや鶏肉料理などと合わせてお楽しみ下さい。

■うきうきワインの玉手箱より
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452059/606713/#602473
紫がかった中程度の濃さの深紅色
チェリー・キャンディーやラズベリーの果実の香りに樽からもたらされるほのかなオークの香りやスパイスの香りが見事に調和しています。
熟したチェリーの味わいにさわやかなラズベリーや、香り高いスパイスの香りがほのかに調和したミディアムボディのワインです。
まろやかでしなやかなタンニンと、果実の繊細な味わいの融合が長くバランスよく余韻へと続きます。

※ウィンダム・エステートは、オーストラリアの有名なワイン生産地域「ハンター・ヴァレー」のハンター・リヴァーの川岸に1828年に設立されました。

■個人的な印象
・外観は非常にきれいなルビー色
・香りの特徴としては、なめし革、スモーキー、枯れた花、チェリーからカシス(ラズベリー?)上品で複雑味がある
・上品なミディアムボディ
・単体でまとまっている
・余韻は短い

ピノノアールは外さないでしょう、やはり

2007/01/12

ブラインド・テイスティング サンジョベーゼ当てる

・シラーズ(豪ウィンダムエステート)\1533
・カベルネ・ソーヴィニヨン(ヴァンドペイ バロンフィリップ)\1029
・サンジョベーゼ(トスカーナ)\880

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
明るい、透明度の高い、紫の強い外観
粘度はさほど強くない

【香り】
イースト香
パンのような香り
ミネラル、硫黄の香り
全体的に香りは弱め
フルーツはチェリーからブラックチェリーくらいか

【味わい】
フレッシュなアタック
爽やかな酸味
やや渋みが残る
ボディはライトからミディアム

【判定】
色が完全に明るい
ピノノアールのレベル
これはすでにサンジョベーゼが候補の筆頭となる
香りではボルドーっぽい香りは無く、さらに黒胡椒やスパイスの香りも無い
味わいはライトからミディアム、完全にサンジョベーゼ

ファイナルアンサーでサンジョベーゼ
で、ピンポン

今年初めてちゃんと当たった・・・

【反省点】
カベルネ、シラー、サンジョベーゼで間違える方がヤバイかも。
少し時間をおくと、樽のニュアンスが強くなってきた。

透明度は高く、明らかにカベルネの明るさとはワンランク違う。
ピノノアールとの大きな違いは、なめし革の香りか。

※キリンのサイトより
ベリンダ コーリー
http://www.kirin.co.jp/brands/sw/belindacoli/product.html
トスカーナ州を代表するサンジョべーゼ種からつくられる、鮮やかなガーネットの色調の赤ワイン。ストロベリーを想わせるフルーティで新鮮な香りと豊かな果実味が特長です。
●相性の良い料理
トマトソースのパスタ、ピザ等に良く合います。

う~ん、これはすでにストロベリーなのか。
そう言われるとそんな気がする。

明るく、ストロベリー、動物的な香りは無し
これがサンジョベーゼかな?

2007/01/07

ぶどうの品種(セパージュ) メルローMerlot

内池直人さんのサイトより
http://www003.upp.so-net.ne.jp/wine/chapter4/cepage.htm

発芽が早く、霜害に敏感で、開花期の雨にも弱い。粘土質の土地に適合するために、世界に広く分布している。柔らかな飲み口で、カベルネよりも熟成期間が短くて飲めるタイプのワインである。カシスやフランボワーズ等のフルーティーな香りがよく出る。ボルドー地方サンテミリオン地区やポムロール地区など 。カベルネにくらべて酸が少ない、といわれることもあるが、酸のキャラクターが違うので酸味としては逆にフィニッシュに多く感じられることもある。カリフォルニアで完熟したメルローは、とても濃くグラマーなボディーを持ち、インクやタイヤのゴムのような強い香りを持つ。

サイトより
http://www.tanakaya3.com/knowage/cepage.htm
派手さはないが、濃厚なタイプとなると記載。

グランバトー(ボルドー)
・樽のちょっと嫌なニュアンスがある
・シェリーやポートのような香りも感じる
・スパイス香が強い、ややグリーンぽい
・動物的な香りを感じる
・飲み口は柔らかく、甘さを感じる
・色調はフルボディだが、飲み口はミディアムボディ

モメサンメルロー
・透明感があり、オレンジを感じる色
・なめし革、動物の香り、黒っぽいスパイス
・苦味が残り、余韻が短い

ポールボキューズ
・濃い色調、紫が強い
・濃縮されたジャムのような香り
・香りは弱く、特徴のある香りは感じない

ブラインド・テイスティング メルロー外す

・グルナッシュ主体(ヴァケイラス:ローヌ)\2190
・メルロ主体(ボルドー Merlot 80%、Cabernet Sauvignon、Cabernet Franc)\1580
・シラーズ(豪ウィンダムエステート)\1533
・カベルネ・ソーヴィニヨン(ヴァンドペイ バロンフィリップ)\1029
・サンジョベーゼ(トスカーナ)\880

の5本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
濃い、ややオレンジがかっている
濁っている印象
色調は複雑
ここでの判断としては、グルナッシュかシラーズ

【香り】
強いハーブ香
ややグリーンのスパイスのような香り
華やかさは少なく、やや動物的なニュアンスがあり、シラーズの印象
少なくともボルドーではないだろう
このまま飲み口が渋くてタンニンが強ければシラーズか

【味わい】
やわらかいアタック
それほどタンニンは強くない
見た目よりもソフトな印象は、これはフランスものか
となると、グルナッシュが候補になる

【判定】
色調が濃く、スパイシーで動物的な香り、飲み口は柔らかく、余韻も柔らかい
全体的には弱くないので、そこそこ力のある品種
これはやはり、ローヌのグルナッシュではなかろうか

ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ローヌ。
で、ブー。

答えはメルロー(ボルドー)でした。

【反省点】
とことん、濃いこの色調でボルドーってのはちょっと反則?
でも最近はこういった濃い色が流行みたいなので、色調での判断もやや難しいかもしれない。
香りは、シラーかメルローか、という感じだが、スパイス香が強く、いままでのメルローの印象では無い。

■グラン バトー ボルドー ルージュ
※サントリーワインスクエアより
ボルドーで最も美しい城として知られる<シャトー ベイシュヴェル>の系譜を引く、優れた品質のボルドーワインとして知られているのがこの<グラン バトー>です。
明るめの美しいルビー色、繊細でエレガントな口当たりが楽しめる本格的な赤ワインです。青草を思わせるような香りが漂い、ローストビーフとクレソンを一緒にいただくと、絶妙にマッチします。

■個人的な感想
・樽のちょっと嫌なニュアンスがある
・シェリーやポートのような香りも感じる
・スパイス香が強い、ややグリーンぽい
・動物的な香りを感じる
・飲み口は柔らかく、甘さを感じる
・色調はフルボディだが、飲み口はミディアムボディ

以前の感想(モメサンメルロー)
・透明感があり、オレンジを感じる色
・なめし革、動物の香り、黒っぽいスパイス
・苦味が残り、余韻が短い

以前の感想(ポールボキューズ)
・濃い色調、紫が強い
・濃縮されたジャムのような香り
・香りは弱く、特徴のある香りは感じない

2007/01/06

ブラインド・テイスティング シラーズ外す

・グルナッシュ主体(ヴァケイラス:ローヌ)\2190
・シラーズ(オーストラリア)\1134
・メルロ主体(ボルドー Merlot 80%、Cabernet Sauvignon、Cabernet Franc)\1580
・サンジョベーゼ(トスカーナ)\880

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
濃い、紫色、色調は単調
粘度はそこそこある、13%くらいか
気になる点として、やや濁っているようだ
濁っているような濃さ、という点ではシラーズか
少なくとも、ボルドー、サンジョベーゼは無しか

【香り】
スパイシーで、やや動物的
これはやはりシラーズか、香りだけではメルローもやや候補かも
サンジョベーゼも外せない?
第一印象ではシラーズだが、ちょっと迷う

【味わい】
やや甘みを感じる
タンニンが強く、渋みが強い
オーストラリアの印象とちょっと違うか
渋みとボディの感じではイタリアか
ほぼシラーズに傾いていたが、ここでゆらぐ、
そうなると、ボルドーも、ローヌもあるような気がするから困ったものだ

【判定】
第一印象から外し、口あたりでイタリアを選ぶ

ファイナルアンサーで「サンジョベーゼ トスカーナ」
で、ブー。

答えは、やはりシラーズ、オーストラリア

【反省点】
昨日とまったく逆
最初の印象を大事にして昨日は外したが、今日は第一印象から変えて外す
なんだか連敗だが、ぎりぎりの線で外すという運の悪さも手伝っているようだ

CAPEL・VALE SHIRAZ 2001
ケイペル・ヴェール シラーズ 2001
http://www.kinoshita-intl.co.jp/capel_vale/cv_shiraz.html
http://www.jizake.com/html/wine/WineAu061_750.html
アルコール度 14%

■ラベルのコメント
濃厚な果実香と黒胡椒を思わせるスパイシーな香りに、甘いバニラ香が絡み合います。
肉料理(特にペッパーステーキ)やチーズ等とお試しください

しかし、シラーズとサンジョベーゼってまったく違うのに、困ったもんだす。

でも、このワインはシラーズらしいような気がする

■個人的な印象
・色は濃い、紫を強く感じる
・濁りを感じるくらいの濃さ
・あとから、あとから降りてくる強いジャンプ
・やや濃厚なフルーツ香、甘さをもっている
・ミントやユーカリのようなハーブ香
・黒胡椒がいまいち良く分からず、よりどころに出来ないか
・微かに革のような動物のような印象がある
・すみれや、バラのような華やかな香りは無い
・くちあたりは渋く、タンニンが強い
・ボディはミディアムよりやや上くらい、あまり膨らみを感じない
・サンジョセフのときも、アタックは荒々しいとあり、渋みも強かった

ブラインド・テイスティング ソアベ外す

・ガルガーネガ(ソアベ バスクア) \788
・ソーヴィニヨン・ブラン(ボルドー)\980
・シャルドネ(米)\750

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
中庸な黄色
粘性ややあり
グリーンをそれほど感じない

【香り】
柑橘系フルーツ
ヴァニラ
クリーム
樽、スモーキー
ミネラル
スモーキーさで、ややソーヴィニヨン・ブランも候補に入るが、ちょっとバターを感じるクリーミーさとミネラル香で、シャルドネに決まり

【味わい】
フレッシュな口あたり
酸味強し
コンパクトな印象

ややシャルドネと違っている
口あたりはイタリアか

【判定】
香りはシャルドネ、口あたりはイタリア
迷うところだが、ここは最初の判断を優先する

ファイナルアンサーで、シャルドネ(米)
で、ブー

答えはソアベでした、しくしく。

【反省点】
いつもは後から変えて後悔するので、今回は最初の印象を大事にして、裏目に。
樽香で判断するのは大変危険ですね。
ソアベの基準も未だ固まらず・・・

パスクア ソアーヴェって、以前は二度と買わないリストに入っていたのに、今回は大変おいしかったです。

二人で1本、すぐに開いてしまった。

確か前回は樽香が強すぎて、樽ジュースみたいになっていたような気がします。

2007/01/03

ブラインド・テイスティング シラー当てる、メドック外す

・テンプラニーヨ(スペイン)
・メドック
・ピノノアール(コート ド・ニュイ ヴィラージュ)
・コートデュローヌ(ギガル)

のうちから1本、プラス、
・サンジョセフ<タルデューローラン>00 赤(ローヌ)
を空けてもらい、2本でブラインドテイスティング
2本のうち1本はサンジョセフ

ワインA
【外観】
濃く、紫色を帯びているがやや熟成を感じさせる色
粘性は中程度

【香り】
香りは強く、濃縮感のあるフルーツ香と、動物的な香り
グリーンを感じるスパイス香

【味わい】
フレッシュな酸味、やや荒いアタック
粗いタンニンと収斂性
ボディは弱く、キレのいい後味

ワインB
【外観】
濃く、紫を帯びている、まだ若い印象
粘性は中程度

【香り】
豊かで、濃縮感のあるフルーツ香、やや甘い香りがする
ジャムのような濃縮感がある
ややバラのような香りが混ざり、ボルドー的なニュアンス

【味わい】
若々しいアタック
収斂性を感じる
口あたりはやや粗い印象

【判定】
ワインA
ボディが弱い印象だったので、スペインか何かかと思ったが、Bのワインが明らかに安そうなので、こちらをサンジョセフにする。

ワインB
ワインAをサンジョセフにすることで、こちらのワインの選択に悩む。
ボルドーっぽい印象をうけるが、雫に色素が残る事もあり、やや安いワインの印象。
また口あたりも渋く、荒々しいので、ここはスペインか。

ファイナルアンサーで、
Aがサンジョセフ(シラー)
Bがスペイン
で、Aはピンポン、Bはブー
Bはメドックでした。

【反省点】
まだまだ、シラーの特徴や、ボルドーの特徴を把握しきれていない。
とはいえ、Aのサンジョセフはあまり飲まないクラスのローヌなので、
ここでしっかりと特徴をつかんでおく必要あり。

・サンジョセフ<タルデューローラン>00 赤(ローヌ)
http://item.rakuten.co.jp/morisawa/679471/
http://www.rakuten.co.jp/umemura/432883/452545/449591/

ネットで調べた、サンジョセフのコメント
>2001年のサンジョセフはすばらしい出来で、ブラックカラント、チェリー、ストロベリーやミネラルの香りを持ち、強さがありながら柔らかいタンニンで、滑らかで繊細な味わいのワインです。
>1999サン・ジョセフ・レ・ロッシュ・ヴィエイユ・ヴィーニュは、シャトーブールの村
の近くにある丘の斜面の畑で生まれた、センセーショナルな、私が試飲した
なかでも最上といえる、クローズ・エルミタージュ・キュヴェ・コトーに肩を並べ
られそうな労作で、スモ-キーな甘草が溶け込んだ、ブラックベリーや、カシスの
果実味からは液化したミネラルの特徴が感じられるほか、秀逸な舌触りや、フル
ボディ、きらびやかな純粋さや全体的な均整感もあって、途方もない、神々しさ
感じさせるほどのサン・ジョセフとなっている。向こう15年で楽しみたい。

>シラー100%
良作の99年よりも更に熟したぶどうが収穫できた2000年は酸も強くフレッシュなタンニンがあります。ミネラルでジューシーなダークフルーツの風味があります
[パーカー評価]90~92点

>ユリの花やブラックペッパーの香り
>重量感のあるタンニン、きりりとした酸

しかし、このスパイス香をブラックペッパーだけでは表しきれない
時間を置くと酸味がやや強く感じるようになる
香りは時間を置いても弱くならない
メルロー的な香り?
時間が立つと飲み口も柔らかくなってくる

2007/01/02

ブラインド・テイスティング コンドリュー当てる、シャルドネ外す

・シャルドネ(豪 ジェイコブスクリーク)
・グルナッシュ・ブラン 30% ユニ・ブラン 30% シャルドネ 40%(ラングドック グランザルブル)
・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フュメ)
・シャルドネ(ブルゴーニュ フェブレイ)

のうちから1本、プラス、
・コンドリュー99 白(ローヌ)
を空けてもらい、2本でブラインドテイスティング
2本のうち1本はコンドリュー

ワインA
【外観】
・中庸な黄色、薄くもなく濃くもない
・粘性はややあり

【香り】
・爽やか、華やか
・青リンゴから洋ナシくらいのフルーツ
・木樽のニュアンスとややミントのような香り
・複雑な印象はあるが、やや香りは弱め

【味わい】
・新鮮なアタック
・しなやかで、シャープな酸味
・セック
・やや軽く、中庸なボディ
・ミネラル
・キレの良い後味
・余韻は7~8秒

【判定】
香りはやや弱めだが、複雑な印象
シャルドネと思われるが、やや低価格か

ファイナルアンサーで、シャルドネ(豪)
で、ブー。

答えは、フェブレイのシャルドネ

ワインB
【外観】
・明らかに濃い黄色
・輝きを感じる黄金色
・粘性は強い
・ワインのフチは透明感が強く、複雑な印象

【香り】
・香りは強い、豊かな香り
・フルーツはマンゴやかりん
・木樽やバニラの印象もあり
・ややハチミツのような雰囲気もある

【味わい】
・なめらかなアタック
・豊かな酸味
・セック
・わずかに苦味
・複雑性のある
・エキス分に富んだ?
・ミネラル
・熟成した味わい
・余韻は長く、10秒以上

【判定】
色味からいって、明らかにこっちの方が高そう
香りのボリューム感や、アルコール度からも高いほうのワイン
イコール、コンドリューと思われる

ファイナルアンサーで「コンドリュー」
で、ピンポン

比較なので、これは当たるだろう

【反省点】
今年初めてのブラインドテイスティングは、因縁のシャルドネ
シャルドネだろう、というところまでは絞ったのだが、
最後の判定で間違える
でも、何となくシャルドネだろうっていう部分だけでも当たっていたので、少しは救われるか

コンドリューは噂どおりのこってり系
香りと飲み口は非常にこってりして、余韻も長いが、最後の印象はすっきりとしている

ワインA
Faiveley Blanc
ブルゴーニュ・ブラン'03 ハーフボトル
http://www.rakuten.co.jp/higuchiwine/504758/511392/509237/

ワインB
Jean-Luc COLOMBO
ジャン・リュック・コロンボ
Amour de dieu Condieu
アムール・ド・デュー コンドリュー
http://www.melma.com/backnumber_35733_746637/

コート・デュ・ローヌの革命主義者"ジャン・リュック・コロンボ"。100を超える生産者の醸造コンサルタントをしながら、自らもコルナスに畑を所有し、最高のワインを手掛けています。ローヌの保守的なワイン造りにメスを入れ、革新的な手法を取り入れ、彼の手掛けるワインはロバート・パーカーや多くの世界のワイン専門家から高い評価を受けています。

2007/01/01

テイスティング HOSPICES DE NUITS NUITS-SAINT-GEORGES 1erCRU 2003 オスピスドニュイ 2003

HOSPICES DE NUITS NUITS-SAINT-GEORGES 1erCRU 2003
LES TERRES BLANCHES
Cuvee Pierre de Peme
オスピスドニュイ ニュイサンジョルジョ プルミエクリュ 2003
レ・テール・ブランシュ
キュヴェ ピエール ド ペム

※イーエックスワインのコラムより
http://www.exwine.com/sate_paris/10.html

【外観】
やや熟成を感じる黄金色
ふちの部分は透明感がある。
粘度はやや高めで、とろりとした印象
色に深みを感じる

【香り】
最初はミネラルの印象と、青リンゴから梨くらいのフルーツ香
おとなしく上品な香り
だんだんと、コンポートのような熟した印象に変わる
やや青っぽいハーブの香りやクリームのような印象が複雑さを出している

【味わい】
やさしいアタック
酸味が弱く、やや頼りないイメージ
ボディはしっかりとしているが、消えるような後味が繊細な感じ
時間がたつととろりとしたクリーミーさが目だってくる
あまり合う料理は無さそう
クリームをつかった魚介類の繊細な料理?

【総評】
第一印象はやや頼りない
でも繊細さを感じる
なんとも上品に仕上がっている感じ
消えるような後味は良いワインの証拠だと思う
飲み進むとよりクリーミーさが際立つ
香りも常に上品、飲み口も上質
良く出来たヴィオニエのような感じだが、時間がたっても腰砕けにならないしなやかな強さを持っている
良いお酒は、水に近づくと聞いた事があるが、そういった事を彷彿とさせるほど、クリアで透明感がある
最後の1杯で、バランスの良さがはっきりと分かった
どんどん世界観に引き込まれる
食事にあわせず、この世界観をじっくり楽しむワインなのかも

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