2007/04/30

ラ シャス デュ パプ コート・デュ・ローヌ 白 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(サントーバン・プルミエ・クリュ:ジャン・マルク・ボワイヨ)\2980
・セミヨン50%、ソーヴィニョン40%、ミュスカデル10%(グラーブ クロ・フロリデーヌ)\2780
・シャルドネ(アルゼンチン トラピチェ)\1302
・グルナッシュ・ブラン(ローヌ ラ シャス デュ パプ)\1150
・セミヨン/ソーヴィニヨン・ブラン(ボルドー ドゥルト)\880

の5本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
中庸よりやや薄い黄色、ややオレンジと、グレーを感じる
粘度はそこそこあり、12%くらいか
(正解は12.5%)

【香り】
フレッシュなフルーツ香
柑橘系とややトロピカルフルーツのような印象
甘い印象もあり、シロップ漬けのイメージもある
フルーツ香が主体で、ハーブやフローラルな印象はあまり無い

【味わい】
フルーティでフレッシュなアタック
酸味はほどほど
印象的な苦味が残るが、いやな感じではない
余韻は苦味が印象的に長く続く
7~8秒くらい

【判定】
フルーツ香主体で、やや熟したイメージ。
バニラのような印象もやや感じるが、あくまでフルーツが主体の香り。
香りの判定では、ソーヴィニヨン・ブランが消えて、さらにサントーバン・プルミエ・クリュも、香りがシンプルなので消える。
ローヌとトラピチェのシャルドネが候補として残るが、トラピチェは樽を売りにしている、オークカスクというやつなので、樽のニュアンスをほぼ感じないこれには当てはまらないだろう。
しかもシャルドネというよりは、やや酸味の収斂性と苦味がグルナッシュ・ブランらしい。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン(ローヌ)
で、ピンポン

個人的には、グルナッシュ・ブランらしさを感じるワイン

【総評】
時間が経つと、ぐっと甘みが増してきた。

ラ シャス デュ パプ コート・デュ・ローヌ 白 2005
LA CHASSE DU PAPE PRESTIGE BLANC COTES-DU-RHONE ROUGE 2005

http://apl.suntory.co.jp/apl/btc/b/wine/categoryDetail?wineDiCategId=WI013&wineId=GLCW03
※サイトより引用
「王様の小箱」という名前のワインです。葡萄はグルナーシュ・ブラン種主体です。白い花の香り、完熟した葡萄に由来する複雑でまろやかな酸味。コクのある風味をお楽しみいただけます。


白のフレッシュなワインは花の香りを感じないとダメみたい。
花の香りとしては、やや甘みを感じる点ではアカシア、フレッシュでいけば西洋サンザシくらいだろうか。

グルナッシュでよく感じるニュアンスはやはり完熟したブドウが原因のような気がする。
今回のワインのフルーツ香はわりとフレッシュな印象だが、過熟な印象はやはりある。
アルコール度が強いのも一つの要因か。
それと複雑な、と表現されている酸味が特徴的かもしれない。

神経質さが無く、アルコール度が強いので、かなり楽天的なラテン系のイメージがある。
太陽と、お花畑と、色調の強さ、って感じなんですけどね。

2007/04/29

シャトー ピション 2002(ブラインド・テイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(ブラニー プルミエ・クリュ)\2680
・メルロー64%、カベルネフラン19%、カベルネソーヴィニヨン17% (リュサック・サンテミリオン:シャトー・ピション)\2180
・カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ50%(オー・メドック・ド・ジスクール97)\1880

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

シャトー ピション 2002 ボトル ラベル
【外観】
濃い、落ち着いた紫
透明感はほとんどない
粘度はそこそこ13%くらいか

【香り】
強い花の香り、すみれくらいか
いわゆるボルドーっぽい感じ
ややグリーンっぽいスパイス香を感じる
まだ開いてなく、硬い印象をうける香り
硫黄の香りもまだ強い

【味わい】
おちついた滑らかさを感じる味わい
渋みと酸味はしっかりとある
やや熟成感を感じる

【判定】
色合いからはボルドーのどちらか。
香りはすみれのような華やかさを強く感じるが、動物的な印象はほとんど無く、どちらかというとグリーン系の香り。
味わいはセックで滑らか、でもタンニンと酸味はしっかりとあり、メリハリを感じる。
メルローらしさはほとんど感じられず、さらにややグリーンっぽさを感じる。
飲み口もセックでドライな印象。
これはメドックの方かな。

ファイナルアンサーで、メドック
で、ブー

なんとサンテミリオン

【反省点】
時間が立ってくると、動物的な、なめし革のような、ちょっと血の印象のある独特な香りに変わってくる。
こうなったら間違いなくサンテミリオンを選んだのに!(言い訳)
サンテミリオンはボルドーの中のブルゴーニュと言われているみたいですが、確かにブルゴーニュの、ピノ・ノアールのニュアンスを感じる。

Chateau Pichon 2002
シャトー ピション 2002
http://www.nurihiko.co.jp/kudaigura/A_best_10.html
※サイトより引用
【メルロー64% カベルネフラン19% カベルネソーヴィニヨン17% 】
リュック・サンテミリオンはボルドー地方、サンテミリオン地区の北東に位置するコミューンで、葡萄樹は陽当たりのよい斜面に植えられており、サンテミリオンと同様に強くてコクのあるタイプ。
シャトー ピションは、ブルーベリーの濃厚な香りとコーヒーを連想させる香ばしいノートが絡み合って複雑でエレガン。 アフターにはなめし皮のニュアンスが感じられ、柔らかなタンニンとエレガントな味わいが特徴。 果実味と樽熟成による芳醇で深みのある味わいが楽しめるワイン。

時間がたったら香ってくるメルローの印象は最初にどうやって感じればいいのでしょうか。

トリンバック リースリング 2003(ブラインドテイスティング:当てる)

・リースリング(アルザス トリンバック)\2079
・グルナッシュ・ブラン(ローヌ ラ シャス デュ パプ)\1150
・シャルドネ(ヴァン・ド・ペイ コント・ロダニアン)\1190
・セミヨン/ソーヴィニヨン・ブラン(ボルドー ドゥルト)\880

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
中庸な黄色
輝きを感じる
粘度はそこそこ、12.5%くらいか

【香り】
ミネラル香
白い花の香り
フルーツ香は梨くらい
グラスを回すと、ペトロール香
化石化した鉱物香ってやつですね

【味わい】
特徴のある酸味
やや甘さを感じる
フレッシュなあと味
余韻はそれほど長くない5秒くらい

【判定】
最初はフルーツ香主体の香りと、ややグリーンっぽさを感じて、ソーヴィニヨン・ブランかともちょと思うが、フルーツが梨からモモくらいで、やや白い花という全体的にややフレッシュでフルーティな印象で、ローヌに傾く。
でも特徴のある東洋的なスパイスの印象と、極めつけはペトロール香。
ようやく来た、フレッシュな石油の香り?
これは間違いないだろう。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ピンポン

7連敗はまぬがれました。

【総評】
石油香が気になりだすと、ちょっと飲み物としてどうなの?ってくらい感じる。
でも、ワインとしての完成度は高い。

トリンバック リースリング 2003
TRIMBACH RIESLING 2003

http://www.winegrocery.com/shop/A123/JYP2RYXwE/syolist/235
※サイトより引用
リックヴィール村のブドウ栽培農家として、1626年にその歴史の始まりを刻むトリンバック家が、現在のリボヴィレ村に移り、ワイン醸造業者としての名声を博すようになったのは19世紀末。フレデリック・エミール・トリンバックの時代になってからです。彼は 1898年、ブリュッセルで行われた国際品評会にワインを出品し、最高位の賞を受けました。今日なお、フレデリック・エミールのイニシャルが社名に冠されているのは、そのような理由からです。
また、フレデリック・エミールの名前は同社上級レベルのワインにも用いられ、リースリング・キュヴェ・フレデリック・エミールとなっています。F. E. トリンバック社は現在14ヘクタールの自社畑を所有し、近隣の優秀な栽培農家からブドウを購入しつつ、年間8万ケースのワインを造っています。生産量の 80パーセントは海外に輸出され、とくにアメリカ市場において、全アルザス・ワインの3分の1のシェアを占めています。
リースリングは、“アルザス・ワインの王”と呼ばれ、シャルドネと並び、世界で最も関心を集める最も洗練された白ぶどうです。トリンバック社のリースリングは、典型的なアルザス・リースリングの味わいを色濃く出しておりフランス国内の一流レストランをはじめ、世界中で愛飲されているワインです。熟した感じと酸味とミネラルな味わいとバランス良く、長く余韻が残ります。若々しさが美味しいワインですが、5~7年間熟成が楽しめます。マリネしたり、焼いたり、ソースと合わせた魚料理とよく合います。


■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/kobusiya/428768/430213/489195/#438070

※サイトより引用
1626年創業の家族経営の醸造元です。
トリンバック社のワインが一躍有名になったのは1898年です。
当時の当主フレデリック・エミール・トリンバックがブリュッセルの国際見本市にワインを出品し、数数の賞を受賞したのです。
この偉業を讃え、現在でも社名にはフレデリック・エミールのイニシャルが残されています。

■ついでに、クロ・サン・チューヌ
http://www.rakuten.co.jp/kobusiya/428768/430213/489195/#722157

リースリングの最高峰ですね~。
一度は飲んでやるぞ!

2007/04/28

ドメーヌ アンリ・ノーダン・フェラン ブルゴーニュ アリゴテ 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(サントーバン・プルミエ・クリュ:ジャン・マルク・ボワイヨ)\2980
・セミヨン50%、ソーヴィニョン40%、ミュスカデル10%(グラーブ クロ・フロリデーヌ)\2780
・リースリング(アルザス トリンバック)\2079
・シャルドネ(アルゼンチン トラピチェ)\1302
・アリゴテ(ブルゴーニュ)\1180
・グルナッシュ・ブラン(ローヌ ラ シャス デュ パプ)\1150

の6本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

ドメーヌ アンリ・ノーダン・フェラン ブルゴーニュ アリゴテ 2003 ボトル ラベル
【外観】
濃い黄色
ややグレーがかっている
粘度はそこそこある、12.5%くらいか

【香り】
熟したトロピカル系のフルーツの香り
やや花の香りかあるいはミント香

【味わい】
しなやかな強さを感じるセックな味わい
やや発泡してるような浮つき感がある
ボディはしっかりしているが、ふくらみは無い
しまったボディって感じ
しなやかな鋼のような芯を感じる

【判定】
香りのトロピカルフルーツの印象は何でも当てはまるので、他に要因を探す。
やや果実香に熟しすぎたような、酸化したような印象がある。
どこかで嗅いだ香り。
シャルドネでもない、セミヨンやソーヴィニヨン・ブランでもない、もう少しマイナーな品種だったような。
リースリングか、とも思うが、何度もリースリングを選んで外しているので、慎重に選ぶ。
候補はトラピチェのシャルドネかローヌ。
高い2本はとりあえず候補から外す。
味わいにも特徴があり、凛とした鋼をイメージさせる強さを感じる。
ひょっとして割といいやつか?という疑問もわくが、クロフロリデーヌはこんな感じじゃなかったし、もちろんブルゴーニュとも印象が違うような。
少しグラスを暖めながらテイスティングするが、すこし腐りかけをイメージさせるような香りはリースリングではないだろうか。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ブー

答えはアリゴテ、でした。
とほほ、6連敗

【反省点】
とてもおいしいアリゴテ。
ヴィレーヌのブーズロンとは傾向が違うが、負けないくらい美味しいぞ。

Domaine Henri NAUDIN-FERRAND BOURGOGNE ALIGOTE 2003
ドメーヌ アンリ・ノーダン・フェラン ブルゴーニュ アリゴテ 2003

http://www.naudin-ferrand.com/vins.asp
※サイトより引用
BOURGOGNE ALIGOTÉ Blanc
Traditionnel
2004
Aromatique, frais, très fruité.
Idéal en apéritif, nature ou en Kir.
Très agréable avec les coquillages, les escargots, les huîtres ou encore le jambon persillé.
Servir très frais : 7-8°C.
A boire dans les 3 ans pour bénéficier pleinement de sa fraîcheur.
Fiches par millésime disponibles sur simple demande.


http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452051/452062/550741/668995/
アンリ・ノーダン・フェランについて
※サイトより引用
ノーダン・フェラン家はコート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの境界であるマニィ・レ・ヴィレールの村に位置するドメーヌ。小さな葡萄栽培兼ワイン醸造業者としてスタートしたドメーヌは5世代を経て、現在は22haの畑所有者。80%がアペラシオンワイン。45年間にわたるワイン造りののち、アンリ・ノーダン氏は彼の名をドメーヌ名に冠し、1995年以降は彼の娘であるクレア・ノーダン女史がワイン造りに携わっている。
リュット・リゾネを実践、新樽の使用も年によってコントロールしながら葡萄のもつポテンシャルを最大限に生かすワイン造りをおこなっている。
“最近の雑誌掲載”
『プチフェッテ』2006年版 1001メイユール・ヴァン(優秀ワイン)
『ギド・アシェット』『クラスマン』『ギド・フレール』 各2006年版
『ギド・アシェット』『クラスマン』掲載常連ドメーヌ。
マスター・オブ・ワインであるセレナ・サトクリフ女史も『ブルゴーニュワイン』で
「オート・コート・ド・ボーヌも非常に良い。実に信頼できる。」
と絶賛しています。
●ドメーヌ アンリ・ノダン・フェラン
ミュイとボーヌの境界であるマニィの村に位置するノーダン・フェラン家はペルナン、マニイに畑を有し、それぞれの特徴を生かしたワイン造りを行なっています。
※セレナサトクリフ女史は「ブルゴーニュワイン」の中で、アンリ・ノダン・フェランのオート・コート・ド・ボーヌについて、
「マニイ レ ヴィレ村のオート・コート・ド・ニュイはお奨め品。それにオート コート ド ボーヌも非常に良い。実に信頼できる。」
と述べています。

最初はトロピカルフルーツのような印象で香りに複雑味が無かったが、時間をおくと、やや柑橘系、青リンゴにちかいフルーツ香に変わってくる。
とにかく飲み口の凛々しさが素晴らしい。
しなやかな強さ、しっかりしたボディ、そして余韻の爽やかさ。
これが、1180円ってのは超お買い得。
町田の蔵家さんのお勧めワインは外れないですね。
時間がたって、シャープさが出たものだったら間違えなかったんだけどなー。
でもこの独特なアリゴテの味わい、忘れないようにしないと。
フレッシュな酸が特徴だけど、グレープフルーツの皮のような心地よいほろ苦さを持ったエキゾチックな味わい、と書いてあるサイトもある。
ナッティでスパイシーという記述もある。
ほろ苦い、エキゾチック、ナッティ、このあたりがポイントかな。
ややスモーキーさが厚みを出しているような気がする。

2007/04/27

メルロー ヴァン・ド・ペイ・ロード(ブラインドテイスティング:外す)

・サンジョベーゼ(エミリア・ロマーニャ)\1590
・シラー(米 デリカート)\880
・メルロー( ヴァン・ド・ペイ・ド・ロード)\588
・メルロー55%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%(リストラック クリュ・ブルジョワ 95)\1980

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
透明感のある紫、やや赤味が強い
底が見える程度の透明感
粘度は弱い、12%くらいか(当たり)
雫にタンニンは残らずよく溶けている印象

【香り】
スモーキーでやや土っぽい、動物的な印象
フルーツはカシスくらい
グラスを回すと香りが飛んでしまい、ほとんど無くなる
全体に香りは弱い

【味わい】
印象的な酸味を感じるアタック
やや甘さがある
余韻は短い

【判定】
透明感では、サンジョベーゼ
メルローまでは残るが、シラーとボルドーは消える
香りは土っぽい、動物っぽい印象はサンジョベーゼもメルローもあり
香りも弱いので判断に迷う
飲み口での印象的な酸はサンジョベーゼか
渋みがほとんど無いのも決定的

ファイナルアンサーで、サンジョベーゼ
で、ブー!!

なんとメルロー
えー、まじっすか

【反省点】
グルメシティの588円のメルロー。
とんだ伏兵でした。


MERLOT VIN DE PAYS DE L'AUDE
メルロー ヴァン・ド・ペイ・ロード
※ラベルのコメント
フランス・オード地方で生産されたメルローを100%使用して造りました。
まろやかなタンニンの口当たりがよいワインをお楽しみください。
・飲み頃温度:15度~18度
・ライトボディ
・輸入者:株式会社ダイエー

ピノ・ノアールが入っていたら、それを選んだかも。
透明感が強く、ライトボディ。
香りは弱いが、嫌味は無い。
スモーキーで少しチョコレートのような香りもある。
やや火が通った、あるいはドライフルーツになったようなプルーンのような果実香。
酸味はあるが、渋みが少ない事もあり、やや腰砕けな印象の飲み口。
最初に酸味のアタックが来て、それからむにゃむにゃと言葉を濁すような余韻。

色の明るさといい、スモーキーで土っぽい香りといい、印象的なやや酸化が進んだような酸味といい、このテイスティングを外したのはしょうがない、と、言いながらも1580円のワインと588円のワインを間違えたというのは問題ありだな。

コストパフォーマンスは高いと思うが、次に買うかどうかは微妙。
もう少し出して、バロンドレスタックの方がずっといい。
イーグルホークよりは美味しいけどね。

2007/04/26

ヴィーニャ・チルカヤ カベルネ・ソーヴィニヨン 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・シラー(米 デリカート)\880
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ ヴィーニャ・チルカヤ)\828
・メルロー( ヴァン・ド・ペイ・ド・ロード)\588
・サンジョベーゼ(エミリア・ロマーニャ)\1590

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
かなり濃い、赤味の強い紫
やや透明感は感じられるが、底はまったく見えない
粘度は強く、13%くらいか

【香り】
最初に、イースト香
やや野性的な動物香
動物っぽくもあるが、茎の印象が強く、どちらかというとグリーン系の香り
黒系のフルーツ
なめし革
黒系のスパイス
全体的に香りは弱い
動物香とスパイス香が立っている

【味わい】
酸は弱く、ちょっとしまりのないアタック
濃い果実の甘さを感じて、渋みもそこそこある
余韻は短い、5秒程度
煮詰めた果汁のような印象

【判定】
色から判定すると、サンジョベーゼは消える
香りではグリーンっぽいのだけど、動物的な印象もあるので判断に迷う
全体に濃縮した果実香があるので、ややカベルネ・ソーヴィニヨンは後退
メルローとシラーで考えると、このスパイシーな印象は明らかにシラー
動物的な印象ではメルローも考えられるが、ちょっと違うようだ

ファイナルアンサーでシラー
で、ブー

答えは、カベルネ・ソーヴィニヨンでした
がっかり

【反省点】
いわゆる、チリカベ。
濃くて動物的でスパイシー。
果実味たっぷりってやつですね。

ヴィーニャ・チルカヤ カベルネ・ソーヴィニヨン 2005
VINA CHILCAYA CABERNET SAUVIGNON 2005
※ラベルの表記
チリのコルチャグア・ヴァレーによくある伝統的なワイナリー、ビスケルト・ファミリーヴィンヤード。その地で大切に育まれたぶどうを100%使用したエステートボトルワインで、深みのある調和のとれたワインを造り上げました。*
ヴィーニャ・チルカヤとは「液体の宝石」の意味。その名にふさわしい、すばらしい仕上がりです。
*エステート ボトル:ヴィーニャ・チルカヤはそのぶどうの産地内にて、ぶどうの栽培から醸造、瓶詰めまでを同じ造り手が一連の工程で造ったワインです。
このカベルネ・ソーヴィニヨンは、紫がかったルビー色に、ラズベリーやほのかなハーブの香りが特徴的です。豊かな奥行きのある味わいをお楽しみください。
・ミディアムボディ
・やや辛口
・すき焼き、トマトソースのパスタなど
・適温16~18度
・アルコール度13.5%

カベルネ・ソーヴィニヨンらしい香りが無い!
しかも濃縮感のある甘さが飲み口にあるので、間違いなくカベルネ・ソーヴィニヨンは選ばない!
だけど、これはいかにもチリカベなので、万が一テストにチリカベが出た時の対策は考えておく必要がある。
前回のチリのシラーよりずっと甘い印象。
うーん、良く分からなくなってきたぞ。
前回のシラーも動物的な土っぽいような、野性的な動物香があった。

カベルネ・ソーヴィニヨンは、ソーヴィニヨン・ブランにもつながるやや煙っぽいグリーンっぽさがあるのが通常だけど、これは・・・あっても他のスパイス香などに隠れている。
我が家的にはこのカベルネ・ソーヴィニヨンは無いな~。

2007/04/25

イスラデマイポ シラー レゼルヴァ 2004(ブラインドテイスティング:外す)

・シラー(チリ ISLA DE MAIPO)\1490
・サンジョベーゼ(エミリア・ロマーニャ)\1590
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ ヴィーニャ・チルカヤ)\828

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
濃い、赤味の強い紫
透明度はほとんど無い
粘度やや強い13%くらいか
(ありえない、14.5%って書いてある)

【香り】
フルーツは黒系のフルーツ
やや強いグリーン系のハーブ香
土っぽさ、やや動物的なニュアンスも感じる
スパイス香はグリーン系だけでなく、黒っぽさもある

【味わい】
かなり強い渋み
甘さはほとんど感じなくて、かなりセックな印象
余韻はほどほどに残る7~8秒くらいか

【判定】
色の濃さでは、シラーか、カベルネ・ソーヴィニヨン。
香りはグリーンっぽさがあるので、カベルネかと思ったが、かなり強いスパイス香があるので、シラーに傾く。
飲み口はかなりドライ。
そして渋みが強い。
シラーはまろやか、渋みが柔らかい、という印象があるので、ここでまたカベルネに傾く。

ファイナルアンサーでカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

答えはシラーでした。
とほほ

【反省点】
強いスパイス香。
それも黒系のスパイス。
これがシラーじゃなかったら何なの?って感じでした、反省。
味わいも、時間とともに甘さが出てきました。
ワイン自体はそれほどおいしくは無いけど、シラーっぽいなーって感じ。

Isla de Maipo Reserva Syrah 2004
イスラデマイポ シラー レゼルヴァ 2004
※ラベルのコメント
チリで最も有名なワイン産地イスラデマイポ。1900年代の大地震によりマイポ川の流れが変わり、ワイン造りに適した地形を作り出した。果実味溢れるジューシーな味わい。熟したベリー系アロマと樽由来のチョコレートを思わせる香りの調和が素晴らしいフルボディ。

グリーンっぽさに、動物的な土っぽいようなニュアンスが混ざっていたらシラー?
スパイス的な印象も他の品種よりも強い。
黒胡椒というのも確かにその通りで、ヤニっぽいというか、焦げっぽいというか、独特なスパイシーさがある。
ネタばれするとこれで間違えたのが恥ずかしいくらいシラーだ。

2007/04/22

ソアヴェ・クラシコ・イル・ロッコーロ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・リースリング(アルザス トリンバック)\2079
・ガルガーネガ90%、トレビアーノ10%(ソアヴェ ジラルディ)\1790
・シャルドネ(アルゼンチン トラピチェ)\1302
・アリゴテ(ブルゴーニュ)\1180
・グルナッシュ・ブラン(ローヌ ラ シャス デュ パプ)\1150

の5本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
ややオレンジを感じる、中庸な黄色
粘度はそれほどではない、11.5%くらいか

【香り】
フルーツはモモやアプリコット
バニラのような甘さを感じる
コンポート的なのか
ミネラルやハーブ系、ペトロール香などはほとんどない

【味わい】
甘さを感じるアタック、酸味もしっかりしている
余韻は細くのこって7秒くらいか
苦味や塩味のようなものはほとんど感じない、割とすっきりとしているあと味
でも何度か口にするとやや苦味が残るか

【判定】
果実の印象が、スモモ、アプリコット、くらいなのでアリゴテは外れる。
まだシャルドネの可能性は残っているが、飲み口の甘さがシャルドネっぽくない。
香りの印象ではイタリア的なのだが、味わいで苦味が弱い点でやや迷う。
甘さを感じるので、ローヌとシャルドネはやや候補から外す。
となると、残るはリースリングとソアベ。
リースリングにしてはペトロール香を感じない。
ソアベにしては、独特の苦味のようなものを感じない。
やや収斂性のある酸味を含んだ甘みが独特な印象。
甘口のワインになるものを無理に辛口に仕立てているようなイメージ。
となるとリースリングか。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ブー

答えはソアベでした。

【反省点】
第一印象ではソアベだったんですけどねー。
また考えすぎて、さらに二択での判断に迷って間違えてしまった。
ペトロール香がしなければリースリングを選ばない事にしよう。
というか、イタリアとして大くくりで見すぎているかも。

SOAVE CLASSICO IL ROCCOLO 2005
ソアヴェ・クラシコ・イル・ロッコーロ 2005
生産者 ヴィラ・ジラルディ

http://www.rakuten.co.jp/nishiura-wine/820678/1814181/
※サイトより引用
超辛口で有名なイタリアワインガイド『ヴェロネッリ』において、
星獲得のワインを造るイタリア指折りの生産者『ジラルディ』!
『アマローネ・デラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ・
オペラ・サン・ピエトロ[2001]』で1ツ星を獲得し、
『ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スーペリオーレ・ブレ・アルト・
リパッソ[2003]』では、ななんと2ツ星を獲得している
赤ワインの評価もすばらしいイタリア指折りの生産者

歴史が古いソアヴェ生産地帯にあり『ジラルディ』の
ソアヴェには、【古くからある地区で造られたワイン】と
いう意味の『クラシコ』と刻まれています ! 
ワンランク上のソアヴェです !!

この品質の高さの秘訣は、土壌にあります。
『ジラルディ』のソアヴェは、ガルガーネガ種90%、
トレビアーノ10%で造られているのですが、

このブドウを育てる土壌が、ガルガーネガ種にピッタリである、
小石交じりの石灰質なのです。 石灰土壌は、水はけがよいため
水っぽさを生み出さず、ドライでかつ複雑性を持ち、
しかもやわらかいボディに仕上げることができる、
まさに、ガルガーネガ種に最適の土壌 !!

さらに、古い歴史を持つ石灰質土壌から育つ贅沢ブドウを
そのまま素直にワインに表現するために、木樽ではなく、
あえて、ステンレス樽を使っています !!

ガルガーネガ品種のポテンシャルを、極めて高い純度と
精度で表現できるステンレス樽! ブドウ本来の味わいを
存分にひきだしています! ですので、ただ単に軽いだけではなく、
ミネラル質や、深み、コク、キレ味、さらにビターな後口を見事に実現!!

高品質なブドウにこだわって造られた、贅沢で純粋な味わいが
口いっぱいに広がります !!

ソアヴェは、イタリア語で「心地よい、甘美な」という意味なのですが、
もうまさしく甘美な果実味が、溢れだします !!

グラスに注ぐと、緑がかった麦わら色が輝き、
咲き乱れるアカシアの花の香りがグラスから湧き上がります !!
さらに次々溢れるフルーツ香のオンパレードには陶酔してしまいます!
ライム、グレープフルーツのような果実の香りが極上 !
さらには、ナッツや、ビネガーを彷彿させる複雑な香りが
押し寄せてくるのがすばらしい !

口に含めると、絹のように 柔らかなタッチの、洋ナシの
ような果実味が感じられ、ライムや、シトラスのような
キリっとした酸味、苦味が混ざり合い、後半には、炒った
アーモンドや、ピスタチオのような香ばしいビターな余韻が、
ずっと残り続けます !!


個人的な感想
上記の引用は「イル・ロッコーロ」では無いのでちょっと違うかもしれませんが、共感できるコメントは以下の通り。
・次々溢れるフルーツ香のオンパレード
・口に含めると、絹のように 柔らかなタッチ
・ビターな後口

逆に「?」なコメントは以下の通り
・緑がかった麦わら色
・ライム、グレープフルーツのような果実の香り
・ナッツや、ビネガーを彷彿させる複雑な香り
・炒ったアーモンドや、ピスタチオのような香ばしいビターな余韻

フルーツに関してはかなり複雑な印象がある。
ややシロップなのかバニラなのか、香りに甘い印象を感じる。
白い花の印象をやや感じるが、アカシアなのか西洋サンザシなのか菩提樹なのか良く分からない。
アカシアが一番甘い香り、華やか系
西洋サンザシはやや有機溶剤的な印象、こってり系?
菩提樹はグリーンっぽさを感じる、さわやか系
でも、やはりどちらかというとアカシアなのかな?(影響されやすい)

ビターな、とあるが、やはり苦味を感じる余韻が印象的。
そこがイタリアっぽい。(相変わらずひとくくり)

2007/04/21

シャトー・ラ・モット・デュ・バリー メルロー 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー55%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%(リストラック クリュ・ブルジョワ 95)\1980
・メルロー(ボルドー)\1790
・シラー(チリ ISLA DE MAIPO)\1490
・サンジョベーゼ(エミリア・ロマーニャ)\1590

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

シャトー・ラ・モット・デュ・バリー メルロー 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃い紫、赤味が強い
フチまでしっかり色があり、透明感はほとんど無い
粘度はそこそこ13%くらいか
雫にタンニンが残る

【香り】
ボルドーっぽい、花の印象は感じられず、どちらかというと果実が主体でややスパイシーな印象が強い。
香りはそれほど強くない

【味わい】
色調の濃さに比べて、甘さはほとんど無い
かなりセックな味わい
渋みも主張していて、ドライでやや荒っぽい印象
余韻はやや長く残る(10秒以上)

【判定】
色調の濃さで行くと、ボルドーではなく、第三国のワインの印象。
香りもボルドーっぽさは無い。
スパイスの印象が強いが、カベルネ・ソーヴィニヨンのイメージは無い。
とにかく、シラーの印象だなこれは。

ファイナルアンサーで、シラー
で、ブー

答えは、メルローでした。

【反省点】
時間がたったらようやくメルローらしい香りがたってきました。
でも、最初に品種独特な香りがしないワインはどうやって判定したらいいの?

シャトー・ラ・モット・デュ・バリー メルロー 2005
Chateau La Mothe du Barry MERLOT 2005

フランス:ボルドー:ボルドー・シューペリュールAC

http://www.rakuten.co.jp/infini-wine/822089/830330/831854/

実は空けてもらったカミさんの一言でメルローかな、とも思ったのだけど、いままでのメルロー感と全然違うので、あえて、シラーを選択。

鼻を突くスパイス香(胡椒のようなイメージ)があり、とてもメルローとは思えず。

でも時間がたつと、ようやくメルローらしさが出てきて、やや生っぽいような動物的な印象と、飲み口にも少し甘さが出てくる。
決して悪いワインではない、やや高いけどね。

ラブレ・ロワ シャルドネ ヴァン・ド・ペイ(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(ヴァン・ド・ペイ・ド・オック ラブレロア:ハーフ)\620
・シャルドネ(リュリーモンバレ98:ハーフ)\980
・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:ウンドラーガ:ハーフ)\550

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
やや濃さのある黄色
粘度は強い、12.5%くらいあるか

【香り】
果実の複雑な香り
ややコンポートのような印象はあるが、基本は柑橘系
梨のコンポートにミントの葉っぱが乗っているような印象

【味わい】
弱く印象に残らないような飲み口
良い方にも取れるし、単純に力がないようなイメージもある
余韻は短い

【判定】
ソーヴィニヨン・ブランの香りは無いので、シャルドネから選択。
複雑なフルーツの香り、特に熟した印象があるので、やや熟成したワインも考えられる。
ただ、深みのようなものは無く、いわゆるバターっぽい印象も無い。
となると残るはヴァン・ド・ペイのシャルドネか?

ファイナルアンサーで、シャルドネ ヴァンドペイ
で、ピンポン

【総評】
ラブレ・ロワ シャルドネ ヴァン・ド・ペイ
Laboure-Roi Chardonnay Vin de Pays

フランス:ヴァン・ド・ペイ

何種類もフルーツを使ったケーキのようなイメージ
やや熟したような印象もあるが、あくまで基本は柑橘系
そこにシロップのような蜜のようなニュアンスが重なる
飲み口はやや微妙で、酸味に収斂性があり、時間とともに酸味が気になってくる。

2007/04/19

ロバートモンダヴィ ウッドブリッジ メルロー 2003(ブラインドテイスティング:当てる)

・シラー(チリ ISLA DE MAIPO)\1490
・サンジョベーゼ(エミリア・ロマーニャ)\1590
・カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア KWV)\1103
・メルロー(ウッドブリッジ モンダヴィ)\850

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
濃い色調だが、深い透明感はある
底がぎりぎり見える程度
フチまで色のついている、やや赤味が強い紫

【香り】
濃縮した果実香
ややスモーキー
土っぽい印象
どちらかというと動物的
アルコールの印象も強い
樽の影響もありそうだが、土っぽさ、スモーキーな印象は品種の香りっぽい

【味わい】
甘さを感じるアタック
やや重く、渋みに収斂性を感じる
余韻は短い(5秒程度)

【判定】
色の印象では、カベルネ・ソーヴィニヨンかメルロー。
濃いサンジョベーゼと透明感のあるシラーという事も考えられる。

香りは、どちらかというと動物的なので、サンジョベーゼかメルロー。
ややスモーキーな印象ではカベルネ・ソーヴィニヨンも残るか。

飲み口では、酸味が柔らかく甘さを感じるあたりはメルローが優勢
サンジョベーゼはちょっと違うかも

全体的な印象ではメルローか。
消去法でいくと、動物的な香りの印象があるので、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーは落ちる。
味の印象で、独特な酸味を感じない点でサンジョベーゼは落ちる。
となるとやはりメルローか。

ファイナルアンサーでメルロー
で、ピンポン

分かる人は飲んだ瞬間に分かるんでしょうけどね。

【総評】
ロバートモンダヴィ ウッドブリッジ メルロー 2003
Robert Mondavi Woodbridge Merlot 2003

http://www.mercian.co.jp/rmw/wines/woodbridge/index.html
※サイトより引用
柔らかく、滑らかなメルロー特有の優しいタンニンが全体をつつみ込み、豊潤なベリーの果実の香りが広がります。完熟したプラムやベリーに加え、柔らかなバニラの香りも漂います。ソフトでシルクのような穏やかな口当たりが、ついもう一口を誘います。

モンダヴィのワインはいつも微妙。
ワインとしてはちゃんと作られていると思うのだけど、好みじゃない。
ちょっと加工食品っていうイメージをもってしまうのかな。

香りは強く、品種の特徴をよく表している。
濃縮した果実香に、やや土っぽい動物的な香り。
スモーキーさがあるのは樽の影響か。
飲み口は甘さを感じて、タンニンもしっかりと感じる。
タンニンを強く感じるかどうかが、サンジョベーゼとの違いではないだろうか。

2007/04/17

ジネステ・ボルドー・ブラン 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・リースリング(アルザス トリンバック)\2079
・アリゴテ(ブルゴーニュ)\1180
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(ボルドー)\850

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

ジネステ・ボルドー・ブラン 2005 ボトル ラベル
【外観】
明るめの黄色、ややグリーン、ややグレー
粘度はそこそこ、11.5%くらいか
(正解は12%)

【香り】
まずフレッシュな柑橘系のフルーツ香
白い花の香り
ミントのようなハーブの香り
そこにスギの香り
ミネラル
スモーキーな印象

【味わい】
フレッシュなアタック
新鮮な酸
やや苦味
余韻は苦味が印象的に残る

【判定】
色合いではソーヴィニヨン・ブラン
香りもソーヴィニヨン・ブラン独特の麦わら香がある
セミヨンが混ざっているので、熟したような果実味も含まれている

ファイナルアンサーでボルドー
で、ピンポン

わりといける、いいワインだ

【総評】
ジネステ・ボルドー・ブラン 2005
GINESTET BORDEAUX BLANC 2005
http://www.asahibeer.co.jp/products/wine/brand/ginestet/H5485.html
※サイトより引用
青草やグレープフルーツ、軽い燻製の香りと後味に感じるかすかな苦味が特徴。甘味と酸味の絶妙なハーモニーが魅力のワインです。

香りも味わいも雑味が無く、爽やか。
コストパフォーマンスは大変高い。

香りはソーヴィニヨン・ブランらしい香りがあり、ボルドーの白によくある樽の悪い影響は感じられない。
酸味が弱くてぼんやりしてたり、腰砕けだったりする事もない。
酸はしっかりとしていてキレのある印象。
余計な甘さはなく、あくまでセック。
ボディのふくらみ、ボリューム感は無いが、すっきりとシャープで飲みやすい。
香りも複雑で、冷やしてから飲むと、だんだん香りが変化してきて楽しめる。
850円で購入したけど、バロンドレスタックよりもお買い得?
ASAHIがサントリーの牙城を切り崩すか!って感じだけど、いかんせんラベルがやや安っぽい。
味との印象はよくマッチしてるけど。
またボリューム感のあるワインが好きな人はあまり合わないかもしれない。
あと味に渋みの塊のようなものが残る(カルピスみたいな)のが嫌な人もダメかもしれない。

2007/04/15

ラッケ ヴィタエ サンジョベーゼ 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー55%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%(リストラック クリュ・ブルジョワ 95)\1980
・メルロー(ボルドー)\1790
・サンジョベーゼ(プーリア V.d.T.I.G.T.)\1200

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
濃い色調、底が見えない程度
深い透明感はある
熟成はやや進んでいるようなやや落ち着いた紫色

【香り】
ボルドーっぽい香り
花の印象を強く感じる華やかな印象
やや土っぽい、動物的な印象もある

【味わい】
渋みはやや弱い
酸味は印象的に残る
やや甘さを感じる

【判定】
色調、香り共にボルドーっぽい
判断基準はカベルネ・ソーヴィニヨンが入っているかどうかにかかる
ほんのりグリーンっぽさも感じるが、どちらかというと土のような、動物的な印象が強い
飲み口もややシンプルで甘さを感じる

ファイナルアンサーで、メルロー
で、ブー

なんと、サンジョベーゼでした

【反省点】
やはりあった、色調の濃いサンジョベーゼ。
しかもグラスに注ぎたては、ボルドー香がぷんぷん。
昨日のスペインもそうだったけど、本性が出てくるのはある程度空気に触れて落ち着いてきてから。
そこでようやくブドウ品種の特徴がでてくる。
サンジョベーゼもどちらかというと土っぽい、動物的な印象が強い。
それから酸が印象的。
紹興酒のような、やや焼けたような、収斂性のある酸味。
ちょっと酸化した印象?
確かに、30年たったブルネッロ・ディ・モンタルチーノは鳥小屋の匂いがしたので、どちらかというと動物系かもしれない。

ラッケ ヴィタエ サンジョベーゼ 2003
RACKE VITAE SANGIOVESE 2003
http://item.rakuten.co.jp/sakezo/103054/
※サイトより引用
1855年にアダムヨゼフ・ラッケによって、ドイツのビンゲンに設立されたラッケ社は、各地の銘酒を提供し、その傘下には名門、ホッホ社とクッパーベルク社を抱えています。ホッホ社はドイツ各地の栽培農家との提携により、モーゼル、ラインヘッセンなどの有名産地の良質ワインを安定した価格で提供しています。さらにドイツ第2位のスパークリングワイン会社、クッパーベルク社も、高品質のドイツゼクトを製造しています。ラッケ社は、近年、スペイン、イタリア、フランス等ドイツ以外のワインをバルクで購入し、消費者に分かりやすいブランドを冠してボトリングしたワインを発表して大成功しています。これは、繊細なドイツワインを扱って来た鋭い選択眼と、消費者にワインを身近なものにしようとするラッケ社のマーケティングの合体により生まれた新しいワインの形として注目されています。
ワイン名:Vitae
タイプ:750ml 赤・ミディアムボディ
葡萄品種:サンジョヴェーゼ
生産地域:プーリア州
等級:I.G.T.(原産地地理的表示付きテーブルワイン)
説明:「ヴィタエ」はラテン語で「生命」を意味し、トスカーナの恵まれた気候と理想的な土壌で育ったサンジョベーゼを手摘みで収穫した、良く熟成した深みのある味わいとしなやかで切れのあるフィニッシュが特徴。
適飲温度:15-16℃(冷蔵庫で50分、氷水で8分弱)
料理との相性:脂肪分の多いこってりした料理やソースやスパイスのきいた料理[例:サーロインステーキ、ハンバーグ、赤身魚刺身(カツオ、マグロ+わさび)、豚の生姜焼、油の多い中華、カマンベ-ルなど。
備考:果実酒、アルコール分:14%未満 輸入元:サッポロビール(株)


個人的な感想
ネットで調べるとこんなに感想が違っているワインも珍しい。
最初に感じたボルドーらしさ(スミレ香)に言及している人も、のみ進むと強くなるって書いてあるが、私の場合は飲み進むとすっかりすっ飛んでしまった。
軽いという人もあれば、意外としっかりしているという人もいる。
汗臭いって書いている人のコメントにはうなずける。
やや動物的で野暮ったい印象と独特な収斂性のある酸味がサンジョベーゼの特徴ではないだろうか。
それからやっぱりちょっとフルーティな甘さがあるな。
熟成しきれてない果実味を感じるような甘さというか。

2007/04/14

マルケス・ド・リスカル・ティント・レゼルバ 2001(ブラインドテイスティング:外す)

・カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ50%(オー・メドック・ド・ジスクール97)\1880
・テンプラニーリョ90%、グラシアーノ、マズエロ(スペイン マルケス・デ・リスカル)\1580
・メルロー(ボルドー)\1790

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
紫を感じる濃い色調
透明感は少ない
やや雫にタンニンが残り、溶けきれていない印象

【香り】
有色の花の香り、華やかな印象
グリーンっぽさを感じる

【味わい】
酸味が少なく、やや鈍い味わい
まろやかさはあり、口あたりは良い
渋みがやや残る

【判定】
香りはボルドー、って感じ。
ただ色調がまだ若く、またタンニンが溶けきれていない印象がある。
カベルネ・ソーヴィニヨンは97年で10年たっているので、メルローか?
でも香りのイメージはグリーンっぽさを感じる。
テンプラニーヨはやや野暮ったい土臭さのようなものがあるが、これは無い。
香りの印象では断然、カベルネ・ソーヴィニヨン。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

答えは、テンプラニーヨ スペインでした

【反省点】
最初の香りはボルドーっぽい華やかな印象。
でも時間がたつと、テンプラニーヨらしい、動物的な土臭さのようなものが出てくる。
ムスクとも違う、ちょっとキノコっぽいが生っぽさもある香り。
これが最初に香ればテンプラニーヨ、ってすぐ分かったのに。
色の濃い、ピノ・ノアールって感じ。

マルケス・ド・リスカル・ティント・レゼルバ 2001
Marques de Riscal Tinto Reserva 2001

http://www.partywine.com/shop/g/g000010010004400/
※サイトより引用
アメリカのワイン雑誌「ワイン&スピリッツ誌」 2004年冬号にて、世界中から100選ばれたなかのワイナリー・オブ・ザ・イヤーに選出。スペイン王室御用達として知られるマルケス・デ・リスカル社。同社のセラーには、スペイン国王が選んだ国王専用のワインが常に保管されており、国王家が主催する数々の晩餐会では、リスカル社のワインが供されています。ワイナリーのポリシーは、飲み頃に達したもののみを出荷すること。伝統的なスペインワインの実力をお試しください!


http://www.wizumiya.co.jp/product_info.php?products_id=4227
※サイトより引用
イタリア、フランスに次いで世界第三位の生産量を誇るスペインは、太陽の恵みを存分に受け情熱的ともいえる個性あふれるワインを産出しています。
スペインの中でもリオハ地方は、土壌、気候がワインの生産に適した地域として世界的にも有名です。
そのリオハ地方の中で、最古のワイナリーを所有するのが「マルケス・デ・リスカル」です。
リスカル侯爵によって、1860年に設立。フランス産の葡萄木を移植し、伝統的なリオハの製造法をフランスの製造法に改革しました。
●葡萄を徐梗して、実だけで醗酵
●密閉型の木樽を使用し、熟成も木樽で行う
●瓶詰前に卵白で清澄
●市場に出荷する前に充分に瓶熟させる
1868 年にフランス人技術者のジャン・ピノーを招き入れて以来、リスカル社の赤ワインはその品質の高さゆえ、広く市場に知られるようになりました。1876年には、ブリュッセル展示会で金メダル、1929年にはバルセロナ国際展示会でグランプリ賞など数え切れないほどの賞を獲得しています。
マルケス・デ・リスカル社のセラーには、時のスペイン国王が選んだ国王専用のワインが常に保管されており、国王家が主催した数々の晩餐会でリスカル社のワインが供されています。 またリスカル社のワインをこよなく愛した画家、サルバドール・ガリのサイン入りのボトルも残っています。
スペインの白ワインの発展にも貢献。ルエーダ産の白ワインは、ここ数年間、品評会で常に上位を獲得し続けています。
アメリカのワイン雑誌「ワイン&スピリッツ誌」 2004年冬号にて、世界中から100選ばれたなかのワイナリー・オブ・ザ・イヤーにも選出されています。
2001 スペイン/リオハ・赤
生産者:マルケス・デ・リスカル
輸入元:サッポロビール株式会社 樽:あり
葡萄品種:テンプラニーリョ、グラシアーノ、マズエロ
アルコール度数:13.5%
30ヶ月にわたる新樽の樽熟、さらに6ヶ月間の瓶熟により、ヴァニラフレーバーの香りが心地良く、味わいもエレガントで上品です。テンプラニーリョ種主体、グラシアーノ種、マズエロ種を一部使用。適度なタンニンが舌を満足させ、長い後味も魅力的。
ボトルに掛けられているネットは、出荷後に中身のワインを安いワインとすりかえられないようにする為の配慮です。

コートデュローヌ ブラン 2003 ギガル(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(ヴァン・ド・ペイ・ド・オック ラブレロア:ハーフ)\620
・シャルドネ(リュリーモンバレ98:ハーフ)\980
・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:ウンドラーガ:ハーフ)\550
・ルーサンヌ33%、クレーレット25%、ヴィオニエ25%、ブール・ブラン15%、グルナッシュ・ブラン2%(ローヌ:ギガル:ハーフ)\880

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
濃い黄色
ふちは透明
粘度高い、13%くらいか

【香り】
熟したフルーツの香り
主体はフルーツ香
やや熟成が進んだイメージがある

【味わい】
なめらかなアタック
やや苦味
余韻は短い

【判定】
外観の濃い黄色がブドウが熟したものか、ビンテージの古いものか、そこの判定がカギになるか。
熟した果実香があるが、飲み口含め、やや重い印象。
ふっと、麦わら香のような印象もあったが、ソーヴィニヨン・ブランでは無いだろう。
ローヌがギガルなので、やや印象が違い外す。
シャルドネでこの熟成感を考えると、リュリーモンバレ98の可能性を感じるが、全体に香りも弱く、飲み口も洗練されてない。
となると、もう一点のシャルドネか?

ファイナルアンサーで、シャルドネ ラブレロア
で、ブー

答えはローヌ、ギガルでした。
こんなだっけ?

【反省点】
香りの段階ではローヌという判断も充分ありえたのに、残念。
甘い果実香にややスパイス香。
ちょっとなんだか水っぽい香りがするんだよね。

コートデュローヌ ブラン 2003 ギガル
Cote du Rhone Blanc 2003 E.GUIGAL

http://a-wine.jp/france/fr-cotes031015.html
※ワインより引用
* ぶどう品種:ルーサンヌ33%、クレーレット25%、ヴィオニエ25%、ブールブラン15%、グルナッシュ・ブラン2%
* ワイン生産者:Eギガル (URL:E.GUIGAL)
NIKKEIプラス1の「ちょっと奮発して飲むワイン」ランキングで1位を獲得した造り手です。
* ワイン生産地区:フランス:コートデュローヌ
* 通常価格:2,000円+税
* ワインタイプ :ワイン・タイプ(白ワイン)
* ワインPR:
o ブドウはルーサンヌ種33%、クレーレットとヴィオニエ種25%ずつ、ブールブラン種15%、それにグルナッシュ・ブラン種2%、という割合です。
o 上記のブドウはヘクタール当たり33ヘクトリットルという、ブルゴーニュコート・ドール並の低収量で収穫され、ステンレスタンクで発酵されます。
o 数品種のブドウを用いているため、味わいも単なるフレッシュな白にとどまらず、心地よい飲み口の中に厚みと複雑さが感じられます。
o 2001はワインアドヴォケイト誌87ポイント獲得★ワイン王国4つ★獲得

あれ、ヴィオニエじゃないじゃん・・・

2007/04/13

ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ シャルドネ 2002(ブラインドテイスティング当てる)

・グルナッシュ・ブラン(ローヌ ラ シャス デュ パプ)\1150
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(ボルドー)\850
・シャルドネ(ウッドブリッジ モンダヴィ)\850

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
濃い黄色
粘度は高い、13%くらいありそうな感じ
(正解は13.5%)
グリーンっぽさよりもオレンジ味の方が強い

【香り】
熟しきった果実香が最初にくる
やや痛んでカビっぽいくらいのイメージ
それからムスクっぽい香り
痛んでいかどうかの、ぎりぎりの線、という香りがする

【味わい】
酸味が乏しく、しまりのない、緩んだ印象
気持ち悪い甘さがある
余韻も短い

【判定】
香りのところまでは南の印象でローヌだったのだが、
ワインの出来の悪さからこれはアメリカのシャルドネが俄然候補になる

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン

【反省点】
たまにある、まずいからこっちという判定ですが、
今回もまずさ極まれり、といった感じ。
ほんとに痛んでいるかもしれない。

ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ シャルドネ 2002
ROBERT MONDAVI WOODBRIDGE CHARDONNAY 2002

※メルシャンサイトより引用
洋梨、リンゴ、柑橘類やトロピカルフルーツのアロマと味わいは、カリ フォルニアでもそれぞれ特徴的な数ヶ所の産地からぶどうを選んだ結果もたらされるものです。 フルーティなアロマと味わいをもち、余韻はなめらかに長く続きます。フォーマルにもカジュアルにも良い、優れたバランスのワインです。


個人的な感想
シャルドネとは思えない、過熟したフルーツにムスクっぽい香り、色も黄色味が強く印象としてはセミヨンっぽい。
セミヨンは麝香の香りがするっていうけど・・
あ、そういえば、熟成が進んだシャルドネも麝香の香りがするって、例のアロマパレットの本に書いてあったような。
でも、これは明らかに外れワイン。
といいながら、マズイといいながら結構空いてきてる。
紙一重なのかな?
酸味は完全に弱いが、クリームっぽい、バターっぽい飲み口は悪いワインでは無さそうな気もする。
保存状態が悪かったのか、それとも5年の熟成に耐えられないワインだったのか。
もう少し若くて、酸味がしっかりしていたら、バランスは良かったのかもしれない。

少し時間がたつと、乳製品のような印象が強くなり、これは明らかにシャルドネって感じになってきました。
クリーミーでとろとろなシャルドネ、って感じですね。
意外と好きな人は好きなのかな?
マズイけど、痛んでは無いですね。
冷えてない方がおいしく飲めるワインです。

2007/04/10

カリテラ・レセルヴァ・ソーヴィニヨン・ブラン 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・グルナッシュ・ブラン(ローヌ ラ シャス デュ パプ)\1150
・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ カリテラ)\893
・シャルドネ(ウッドブリッジ モンダヴィ)\850

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

カリテラ・レセルヴァ・ソーヴィニオン・ブラン 2006 ボトル ラベル
【外観】
無色にちかいグレー
ほんのりと黄色味
粘度ややあり、12.5%くらいか
(正解は13%)

【香り】
スモーキーなグリーン香
カシスの芽?
フルーツはグレープフルーツ?
※以上二つはソーヴィニヨン・ブランを意識したコメント
ミネラル香もあり

【味わい】
フレッシュな酸味を強く感じるアタック
余韻は短め
セックな印象
余計な甘さは無く、シャープな印象
酸味は強いが嫌な酸っぱさは無い
ややカルピスのようなあと味が残る

【判定】
明らかにソーヴィニヨン・プラン
これで違ったら困る、って感じ

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

典型的なソーヴィニヨン・ブランでした

【反省点】
最近は品種当てゲームになっているが、試験の為には、きちんと香りを分析しなくてはならない。

カリテラ・レセルヴァ・ソーヴィニヨン・ブラン 2006
CALITERRA RESERVA SAUVIGNON BLANC 2006

チリ:クリコ・ヴァレー

http://www.asahibeer.co.jp/products/wine/brand/caliterra/GD586.html
※サイトより引用
クリコ・ヴァレーの厳選されたぶどうを使用。繊細な酸味とライムのような味わいがエレガントに広がります。


個人的な感想
カリテラは今まで外しまくっていたが、今回のソーヴィニヨン・ブランは結構いける。
いわゆる安いソーヴィニヨン・ブランの香りの典型のような印象があるが、酸味がしっかりしていて、余計な雑味は少なく、クリアな印象。
厚みや深みには欠けるので、そのあたりを好む人には向いていないかもしれない。
絞ったレモン汁のような印象なので、暑いときに冷やして飲むとおいしいかも。
コストパフォーマンスは高い。
柑橘系のフルーツにハーブが混ざって、確かにライムのような印象がある。
あとはやや硬質なミネラルの印象か。
クリーム系の料理よりは、魚介類、フライなどは良く合いそう。
家庭料理にも問題なく合いそうな印象。
白身のフリッターなんかはいいかな。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/esakiwine/1023418/1031211/#861897

※サイトより引用
フルーティでフローラルな香りと味わいに優れ、繊細で切れ味のよい後味を持つバランスのとれたワインです。 鶏の水炊き、焼き鳥(塩) などによく合います。

2007/04/08

ドメーヌ・ジャンコレ シャブリ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(シャブリ ドメーヌ ジャン コレ)\2300
・リースリング(アルザス トリンバック)\2079
・アリゴテ(ブルゴーニュ)\1180
・グルナッシュ・ブラン(ローヌ ラ シャス デュ パプ)\1150
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(ボルドー)\850

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
少し強めな黄色、輝きを感じる
粘度ややあり、12.5%くらいか(正解)
ふちの部分がやや薄いイメージあり

【香り】
ミネラル
青リンゴ
全体に香りが弱い
果実味が主体

【味わい】
甘さを感じるアタック
収斂性のある酸味
アルコールの印象がある
全体に苦味が強く、余韻は短いが苦味が残る

【判定】
香りのイメージでは北の方の感じ。
全体に香りが弱いので、アリゴテが候補になる。
しかしながら、色合いがやや濃い黄色。
そうなるとボルドーまで入るか。
飲み口の特徴は甘さと苦味。
甘さという点ではリースリングも候補に顔を出すが、全体的な印象がやや違うか。
時間がたってもあくまで香りの主体はフルーツ香。
ジャムでもコンポートでもない、フレッシュな果実。
そこにほんのりグリーンのハーブ香が混ざっている。
飲んだときにの、ボディにふくらみが無く、樽の収斂性を感じるような印象はボルドーの安いやつに良く似ている。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

答えは何と、シャブリでした
ジャンコレのシャブリってこんなだったっけ・・

【反省点】
ドメーヌ・ジャンコレ シャブリ 2005
Domaine Jean Collet et fils CHABLIS 2005

http://www.kinoshita-intl.co.jp/d_jean_collet/chablis.html
※サイトより引用
▼栽培面積
15.5ha
▼平均年間生産数
6000ケース(750ml12本換算)
▼平均樹齢
15年
▼土壌
ポートランド系石灰質
▼ワイン造り
温度コントロールされたステンレスタンクで発酵・熟成。発酵温度は18℃に保たれ果実の味わいを見事に表現。発酵・熟成後、収穫年の翌年4月にボトリング。
▼テイスティング
シャブリの特徴をストレートに表現。白い花の香り、シトラス系のフルーツ香、爽やかな酸味、一見クリーンでフルーティなイメージだが、ミネラル分がベースとなっていることはアフターティストでずしんと感じられる。若いうちはフルーティさを楽しむことが出来るが、熟成により味わいに複雑さが加わり、ワインの構成が確りしていることが理解できる。
▼料理との相性
シーフード全般。中でも貝類、甲殻類は見事にマッチします。
▼飲用適温
12℃

個人的な感想
以前飲んだときと随分印象が違っている。
シャブリの外れが続いている中で、安心して飲めるドメーヌだったのに、今回のはあきらかに外れ。
甘くキレの悪い印象や、強い苦味、香りも全体的に弱い。
クリーンで酸味がしっかりしていて、雑味が少ないのが前回の印象だったが、今回のものは樽の悪い影響のようなものを感じる。
ステンレス発酵・熟成なので樽は使っていないはずなんだけど・・・
それとも2005年から樽熟成を導入して失敗した?黄色が強いのがますます怪しい。それともブドウが過熟してしまったのか。
※以下サイトより引用
シャブリAC、プルミエクリュ・モンマンはステンレスタンクで発酵・熟成、プルミエクリュ・ヴァイヨンは8000lの大樽、グランクリュ・ヴァルミュール、プルミエクリュ・モンドミリュー、モンドトネールは小樽を使用します。

すべてをステンレスタンクで熟成させているのでは無いようなので、今回シャブリACも樽での熟成をした可能性もあるのかな?
最初の香りの印象の、ミネラル、青リンゴ、北の印象などは合っていて、主体がフルーツ香なのもシャルドネの要素。ソーヴィニヨン・ブランの香りもペトロール香も感じないので、残るはシャブリなんだけど、あまりに前回とのギャップが強く、候補から外してしまった。
飲み口がややボディのボリューム感が少なく、収斂性のある酸味もシャルドネらしくないが、造り方によってはこのくらいの範囲まではシャルドネと判断が必要。

ジャンコレのシャブリは収穫年が違うやつでもう一回トライしてみよう。

2007/04/07

マリー・ルイ・パリゾ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・サンジョベーゼ(プーリア V.d.T.I.G.T.)\1200
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1358
・カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア KWV)\1103
・メルロー(ウッドブリッジ モンダヴィ)\850

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
明らかに明るい
落ち着いた紫色をしたルビー色
粘度弱い、12%くらいか
(12.5%が正解)

【香り】
動物香、なめし革、やや麝香
土っぽさ、きのこのような
ドライフルーツ

【味わい】
フルーティなアタック
ややとがった酸味
余韻はぷつりと切れて、酸味が残る
ライトからミディアムボディ
ふくらみはなく、やや痩せた印象

【判定】
明るさからは、ピノ・ノアールかサンジョベーゼ
しかしながら香りは明らかにピノ・ノアール
飲み口のタンニンがやや大人しいのが気になるが、これだけ香りでピノ・ノアールらしさを出されると、他に選びようがない

ファイナルアンサーで、ピノ・ノアール
で、ピンポン

ピノ・ノアールはサービス問題なんだよなー

【総評】
マリー・ルイ・パリゾ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2005
Marie Louise Parisot Bourgogne Pinot Noir 2005

http://www.kokubu.co.jp/CGI/search.cgi?ct_1=1&ct_2=11&ct_3=34
※サイトより引用
ブルゴーニュAC。近年では世界各地で栽培されるようになった葡萄品種ピノ・ノワールですが、真に偉大なる赤ワインを生むのはブルゴーニュ地方が筆頭と言えます。手頃な価格で品種や土地の個性を楽しめるワインで、豊潤な果実の香りとフルーティーで滑らかな味わいです。

※ラベルの記述
深い色合いと豊かな芳香を持ち、新鮮な果実味とやさしくなめらかな口あたりのワインです。ミディアムボディ。

個人的な感想
やや還元臭がするような気がする。
少しゴム臭のようなイメージがある。
でもとにかく香りの複雑味と深みがブルゴーニュのピノ・ノアールの面子を保っているのか。
とはいえ、ちょっと焦げたような印象が強すぎる。
グラスが空になるとドライイチジクの香りが残るのだが、アロマパレットの本によると、ドライイチジクは過熟のブドウからするらしい。
確かにブドウがやや過熟して疲れているという印象も受ける。
フルーティさをあまり感じないのもそのせいかもしれない。
全体的にはちょっと失敗しちゃったな、という印象のワインか。

シャトー・フォール・ド・ロケタイヤード・ブラン 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(シャブリ ドメーヌ ジャン コレ)\2300
・リースリング(アルザス トリンバック)\2079
・ソーヴィニヨン・ブラン50%、セミヨン50%(グラーブ)\1950

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
明るめで、ややグリーンを感じる
輝きがあり、粘度はそこそこある
13%くらいはあるか
(正解は12.5%)

【香り】
トロピカルフルーツ
蜂蜜
ややスモーキーなグリーン香
ペトロール香も少し感じる

【味わい】
フルーティでフレッシュなアタック
やや甘さを感じる
樽の影響と思われる酸味の収斂性がある
余韻はややグレープフルーツ的な苦味を残して静かに続く感じ

【判定】
香りは明らかにソーヴィニヨン・ブランのスモーキーな麦わら香を感じる。
でも飲み口に感じる甘さと、ほんのり感じる化石化した鉱物香。
これがリースリングでは無いかと迷わせる。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ブー!

やはり、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンでした

【反省点】
こんなにソーヴィニヨン・ブランの香りがするボルドーも珍しいのでは、というくらい、ソーヴィニヨン・ブランらしい香りがしたのに、残念。

シャトー・フォール・ド・ロケタイヤード・ブラン 2005
CHATEAU FORT DE ROQUETAILLADE GRAVES 2005

フランス:ボルドー:グラーヴAC

http://www.winegrocery.com/shop/A123/JYP2RYXwE/syolist/180
※サイトより引用
アーモンドやヘーゼルナッツのすばらしい香りが特徴です。 口に含んだ時のハーモニーにすぐれ、デリケートな花の香りとのバランスも素晴らしいです。


※ラベルより
色は淡い緑色で、ソーヴィニヨンの特徴の花の香りをもっています。またクロスグリ、緑のアーモンドの香りも感じます。爽やかなフレッシュなワインです。

個人的な感想
ソーヴィニヨン・ブランのスモーキーさとミネラル香が混ざるとペトロール香と勘違いする事があるので要注意。
ソーヴィニヨン・ブランの特徴的な香りは独特なので、それを感じたら素直にそれに決定した法が無難。
もう一点、ソーヴィニヨン・ブランはグレープフルーツの印象があったらもう決定。
セミヨンが影響しているのは、トロピカルフルーツのような印象や蜂蜜、それと飲み口の甘い印象ではないだろうか。

2007/04/06

ブリッコ・ルーヤ・ランゲ・ネッビオーロ 2004(ブラインドテイスティング:外す)

・カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア KWV)\1103 C
・メルロー(ウッドブリッジ モンダヴィ)\850 C
・ネッビオーロ(ランゲ ピエモンテ)\1890 B

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
赤味が強く、黒さを感じる色だが、透明感がある
グラスの底が見える程度
黒さが特徴的
粘度ややあり、13%くらいか

【香り】
イースト香
フローラル
華やかさがある
ボルドー的な印象もあり
価格的な高さをイメージさせる
フルーツは黒いイメージ

【味わい】
フレッシュさを感じるアタック
舌を上滑りするような浮ついた印象
ちょっと発泡してるような
フレッシュな酸味
酸味が特徴的に残るが、余韻は短い

【判定】
香りと色ではダントツにネッビオーロ。
透明感があって、香りが強く華やかなので。
でもネッビオーロの品種による香りは分からないので、もう少し要因を探す。
カベルネ・ソーヴィニヨンらしい、グリーンっぽさもある。
メルローらしい、ややジャムっぽさやほんのり動物香もある。
ただ、決定的に飲み口が安っぽい。
深みが無く、酸が浮ついていて、ちょっとジュースっぽい。
となると、俄然、南アのカベルネとアメリカのメルローも候補になる。
透明感や全体的なこなれてないバランスなどは南アフリカか。
でもカベルネ・ソーヴィニヨンかメルローかと言われると、どちらかというとメルロー。

ファイナルアンサーで、メルロー
で、ブー

なんとネッビオーロでした。

【反省点】
ブリッコ・ルーヤ・ランゲ・ネッビオーロ 2004
BRICCO RUJA LANGHE NEBBIOLO 2004

http://www.rakuten.co.jp/nishiura-wine/820678/851658/853395/
※サイトより引用
外観は強いガーネット色。
熟成香が主体でラズベリーのリキュールやきのこ、
紅茶のニュアンス。フローラルでやさしい香りが印象的。
アタックもやさしく滑らか。フローラルな中に
スパイシーさのある風味と甘みのある味わいが余韻まで続き心地よい。

よく熟したラズベリー、スギのようなニュアンス。
ミネラル香も多い。タンニンはひかえめで好バランス。
バローロと同じぶどう品種「ネッビオーロ」を使用。
若飲みスタイルのワイン。

個人的な感想
なるほど!!さすがプロのコメントは違いますね。
(ワイン館NISHIURAさん素敵)
ラズベリーのリキュールってのは、うんうん!って感じです。
確かにタンニンは控えめ。
売るためなので良いことしか言わないんでしょうが、なんだか飲み口はヌーボーを彷彿とさせます。
カベルネ・ソーヴィニヨンっぽく感じたグリーンっぽさはスギなんでしょうか。
メルローっぽいと思ったのはキノコかな?
紅茶ってのが新しいけど、確かにコーヒーよりは紅茶ですね。
スパイスのニュアンスがグリーンぽいのと、ややフレッシュなフルーツのイメージが合わさってそうなるのかな?良く分からないけど。
フルーツ・ティーみたい。
スパイシーさも確かに強い感じです。

いまだに感じた香りがすぐに言葉になりませんね。
あー、ボルドーっぽい、とか総合的な印象でしか語れない。
もう才能が無いのはしょうがないので、まだまだ修行ですな。

2007/04/04

ルバイヤート ルージュ 2004(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー、マスカットべリーA(ルバイヤート)\1590
・サンジョベーゼ(プーリア V.d.T.I.G.T.)\1200
・カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア KWV)\1103
・メルロー(ウッドブリッジ モンダヴィ)\850

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

ルバイヤート ルージュ 2004 ボトル、ラベル
【外観】
明るい、ぎりぎり底が見えるくらい
ただ色がちょっと不思議な雰囲気
黒っぽい透明感というか、紫が弱く、ややオレンジ傾向にある感じ
輝きがあり、粘度も高そう、13%くらいか
(正解は12%、大外れ)

【香り】
最初にふっと香るキャンディーのような甘さを感じるフルーツ香
それからはスモーキーなややグリーンのイメージの香りが立ってくる
煙たいような埃っぽいような
でも動物的な印象ではない

【味わい】
スマートな印象のアタック
酸味が特徴的に舌の両脇に残る
余韻はそれほど長くない
タンニンは強くない

【判定】
外観では、ルバイヤートかサンジョベーゼ。
香りのイメージではカベルネ・ソーヴィニヨン。
煙たい感じ、グリーンっぽい感じ。
南アフリカだし、透明感が強いカベルネ・ソーヴィニヨンもあるし、
決まりかなー、と思ったところで、飲み口が何となくそれっぽくない。
タンニンがとてもおとなしいせいかもしれない。
ちょっと頼りないくらいの印象のタンニン。
そうなるとまた最初に戻って、ルバイヤートかサンジョベーゼだが、メルローが入っているルバイヤートは違うかなー、っていう印象。
だってメルローっぽさを感じないもの。
しかもなんだか先日テイスティングイベントでサンジョベーゼをたくさん飲んだけど、この飲み口は何となくサンジョベーゼっぽく感じてくる。

ファイナルアンサーでサンジョベーゼ。
で、ブー。

なんと、ルバイヤートでした。

【反省点】
色に特徴がある。
透明感があるのだけど、黒さを感じる。
香りも時間が立つと、メルローらしい香りもしてくる。
というか、この煙っぽい、埃っぽいような感じはマスカットベリーAの持っている、例の、フォクシーフレーバーってやつかも。
このワインは、その香りをうまく役立てているように感じる。

しかし特徴的なのは、ジュースのようなキャンディのような甘い果実香。
この香りは他のワインでは明らかに感じないテイストなので、間違ってはいけないポイントかも。

ルバイヤート ルージュ 2004
http://www.netyokocho.jp/wine-nagasawa/goods/22/
※サイトより引用
完熟したメルロー種を中心にマスカットベリーA種をブレンド。
タンニンの効いたミディアムボディーのワイン。
比較的油っこい料理や、又大トロ、中トロにも合い、早くから飲める赤ワインです。

時間がたってくると、カラメルのような香りも出てくる。
しかし、時間とともに香りもいろいろな表情を見せて、楽しめるワイン。
品質は大変良いのではないだろうか。
和食にも良く合いそう。

グラスに少量残ると、日本の赤ワインって感じになる。
ベッコウアメのような甘ったるい感じ。
そこに、スモーキーなニュアンスが残っているのがまだ救い。
しかし、グラスが空になっても香りが残るのは、やはり日本のワインとしては画期的かも。

2007/04/01

グエリエリ・リッツァルディ ソアーヴェ・クラッシコ 2004(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(シャブリ ドメーヌ ジャン コレ)\2300
・リースリング(アルザス トリンバック)\2079
・ソーヴィニヨン・ブラン50%、セミヨン50%(グラーブ)\1950
・ガルガーネガ(ソアヴェ・クラシコ グエリエリ・リツァルディ)\1449

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング
これは外せないテイスティング

【外観】
中庸な黄色、ややオレンジがかっている
フチの透明感が強い
粘度弱い、11.5%くらいか

【香り】
やや甘いフルーツの香り、白い花のような香り
全体に香りは弱め、ちょっとビネガーっぽさがある

【味わい】
特長のある酸味、苦味を帯びたような酸味
フルーツビネガーのようなイメージもある
やや甘さも感じる
余韻は短い
酸味が残る

【判定】
やや濃さを感じる黄色、樽の影響か、ビンでの熟成が進んでいるのか、南の方で取れた葡萄か。
ボルドーとソアベが頭ひとつリード。
香りはやや甘さを感じるフルーツ香が特徴的。
そこにちょっとお酢のような熟成感。
香りが弱く広がりが無いので、シャブリとボルドーはやや後退。
飲み口の独特の酸味はリースリングとソアベで判断が分かれる。
白い花のような香りに、甘さを持った口あたり、主張する酸味、リースリングの可能性もある。
しかしながら、ペトロール香がほとんど無い。
独特な収斂性のある酸味は、ソアベの可能性も高い。
甘く、明るいフルーツ香もイタリアらしい。

ファイナルアンサーで、ソアベ
で、正解

よかった、正解して

【総評】
時間と共に木酢液のような印象。
これは下手なボルドー白に通じる。
今回ボルドーがやや高かったので外したが、ひょっとして安いボルドーなら候補になったかも。

グエリエリ・リッツァルディ ソアーヴェ・クラッシコ 2004
GUERRIERI-RIZZARDI SOAVE CLASSICO 2004

イタリア:ヴェネト:ソアーヴェ・クラッシコ DOC

明るい、楽しさを感じるフルーツ香。
花のような印象と、ミント系の香りも混ざっているのかも。
ただ、このワインはあまり良くなくて、樽の影響なのか、ちょっと嫌な酸味を感じる。
これがソアヴェの特性とは思えないが、やや留意する必要があるか。
白い花とミントが全体に高揚感を出しているが、これはイタリアっぽいかも。

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