2007/04/08

ドメーヌ・ジャンコレ シャブリ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(シャブリ ドメーヌ ジャン コレ)\2300
・リースリング(アルザス トリンバック)\2079
・アリゴテ(ブルゴーニュ)\1180
・グルナッシュ・ブラン(ローヌ ラ シャス デュ パプ)\1150
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(ボルドー)\850

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
少し強めな黄色、輝きを感じる
粘度ややあり、12.5%くらいか(正解)
ふちの部分がやや薄いイメージあり

【香り】
ミネラル
青リンゴ
全体に香りが弱い
果実味が主体

【味わい】
甘さを感じるアタック
収斂性のある酸味
アルコールの印象がある
全体に苦味が強く、余韻は短いが苦味が残る

【判定】
香りのイメージでは北の方の感じ。
全体に香りが弱いので、アリゴテが候補になる。
しかしながら、色合いがやや濃い黄色。
そうなるとボルドーまで入るか。
飲み口の特徴は甘さと苦味。
甘さという点ではリースリングも候補に顔を出すが、全体的な印象がやや違うか。
時間がたってもあくまで香りの主体はフルーツ香。
ジャムでもコンポートでもない、フレッシュな果実。
そこにほんのりグリーンのハーブ香が混ざっている。
飲んだときにの、ボディにふくらみが無く、樽の収斂性を感じるような印象はボルドーの安いやつに良く似ている。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

答えは何と、シャブリでした
ジャンコレのシャブリってこんなだったっけ・・

【反省点】
ドメーヌ・ジャンコレ シャブリ 2005
Domaine Jean Collet et fils CHABLIS 2005

http://www.kinoshita-intl.co.jp/d_jean_collet/chablis.html
※サイトより引用
▼栽培面積
15.5ha
▼平均年間生産数
6000ケース(750ml12本換算)
▼平均樹齢
15年
▼土壌
ポートランド系石灰質
▼ワイン造り
温度コントロールされたステンレスタンクで発酵・熟成。発酵温度は18℃に保たれ果実の味わいを見事に表現。発酵・熟成後、収穫年の翌年4月にボトリング。
▼テイスティング
シャブリの特徴をストレートに表現。白い花の香り、シトラス系のフルーツ香、爽やかな酸味、一見クリーンでフルーティなイメージだが、ミネラル分がベースとなっていることはアフターティストでずしんと感じられる。若いうちはフルーティさを楽しむことが出来るが、熟成により味わいに複雑さが加わり、ワインの構成が確りしていることが理解できる。
▼料理との相性
シーフード全般。中でも貝類、甲殻類は見事にマッチします。
▼飲用適温
12℃

個人的な感想
以前飲んだときと随分印象が違っている。
シャブリの外れが続いている中で、安心して飲めるドメーヌだったのに、今回のはあきらかに外れ。
甘くキレの悪い印象や、強い苦味、香りも全体的に弱い。
クリーンで酸味がしっかりしていて、雑味が少ないのが前回の印象だったが、今回のものは樽の悪い影響のようなものを感じる。
ステンレス発酵・熟成なので樽は使っていないはずなんだけど・・・
それとも2005年から樽熟成を導入して失敗した?黄色が強いのがますます怪しい。それともブドウが過熟してしまったのか。
※以下サイトより引用
シャブリAC、プルミエクリュ・モンマンはステンレスタンクで発酵・熟成、プルミエクリュ・ヴァイヨンは8000lの大樽、グランクリュ・ヴァルミュール、プルミエクリュ・モンドミリュー、モンドトネールは小樽を使用します。

すべてをステンレスタンクで熟成させているのでは無いようなので、今回シャブリACも樽での熟成をした可能性もあるのかな?
最初の香りの印象の、ミネラル、青リンゴ、北の印象などは合っていて、主体がフルーツ香なのもシャルドネの要素。ソーヴィニヨン・ブランの香りもペトロール香も感じないので、残るはシャブリなんだけど、あまりに前回とのギャップが強く、候補から外してしまった。
飲み口がややボディのボリューム感が少なく、収斂性のある酸味もシャルドネらしくないが、造り方によってはこのくらいの範囲まではシャルドネと判断が必要。

ジャンコレのシャブリは収穫年が違うやつでもう一回トライしてみよう。

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