2007/04/28

ドメーヌ アンリ・ノーダン・フェラン ブルゴーニュ アリゴテ 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(サントーバン・プルミエ・クリュ:ジャン・マルク・ボワイヨ)\2980
・セミヨン50%、ソーヴィニョン40%、ミュスカデル10%(グラーブ クロ・フロリデーヌ)\2780
・リースリング(アルザス トリンバック)\2079
・シャルドネ(アルゼンチン トラピチェ)\1302
・アリゴテ(ブルゴーニュ)\1180
・グルナッシュ・ブラン(ローヌ ラ シャス デュ パプ)\1150

の6本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

ドメーヌ アンリ・ノーダン・フェラン ブルゴーニュ アリゴテ 2003 ボトル ラベル
【外観】
濃い黄色
ややグレーがかっている
粘度はそこそこある、12.5%くらいか

【香り】
熟したトロピカル系のフルーツの香り
やや花の香りかあるいはミント香

【味わい】
しなやかな強さを感じるセックな味わい
やや発泡してるような浮つき感がある
ボディはしっかりしているが、ふくらみは無い
しまったボディって感じ
しなやかな鋼のような芯を感じる

【判定】
香りのトロピカルフルーツの印象は何でも当てはまるので、他に要因を探す。
やや果実香に熟しすぎたような、酸化したような印象がある。
どこかで嗅いだ香り。
シャルドネでもない、セミヨンやソーヴィニヨン・ブランでもない、もう少しマイナーな品種だったような。
リースリングか、とも思うが、何度もリースリングを選んで外しているので、慎重に選ぶ。
候補はトラピチェのシャルドネかローヌ。
高い2本はとりあえず候補から外す。
味わいにも特徴があり、凛とした鋼をイメージさせる強さを感じる。
ひょっとして割といいやつか?という疑問もわくが、クロフロリデーヌはこんな感じじゃなかったし、もちろんブルゴーニュとも印象が違うような。
少しグラスを暖めながらテイスティングするが、すこし腐りかけをイメージさせるような香りはリースリングではないだろうか。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ブー

答えはアリゴテ、でした。
とほほ、6連敗

【反省点】
とてもおいしいアリゴテ。
ヴィレーヌのブーズロンとは傾向が違うが、負けないくらい美味しいぞ。

Domaine Henri NAUDIN-FERRAND BOURGOGNE ALIGOTE 2003
ドメーヌ アンリ・ノーダン・フェラン ブルゴーニュ アリゴテ 2003

http://www.naudin-ferrand.com/vins.asp
※サイトより引用
BOURGOGNE ALIGOTÉ Blanc
Traditionnel
2004
Aromatique, frais, très fruité.
Idéal en apéritif, nature ou en Kir.
Très agréable avec les coquillages, les escargots, les huîtres ou encore le jambon persillé.
Servir très frais : 7-8°C.
A boire dans les 3 ans pour bénéficier pleinement de sa fraîcheur.
Fiches par millésime disponibles sur simple demande.


http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452051/452062/550741/668995/
アンリ・ノーダン・フェランについて
※サイトより引用
ノーダン・フェラン家はコート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの境界であるマニィ・レ・ヴィレールの村に位置するドメーヌ。小さな葡萄栽培兼ワイン醸造業者としてスタートしたドメーヌは5世代を経て、現在は22haの畑所有者。80%がアペラシオンワイン。45年間にわたるワイン造りののち、アンリ・ノーダン氏は彼の名をドメーヌ名に冠し、1995年以降は彼の娘であるクレア・ノーダン女史がワイン造りに携わっている。
リュット・リゾネを実践、新樽の使用も年によってコントロールしながら葡萄のもつポテンシャルを最大限に生かすワイン造りをおこなっている。
“最近の雑誌掲載”
『プチフェッテ』2006年版 1001メイユール・ヴァン(優秀ワイン)
『ギド・アシェット』『クラスマン』『ギド・フレール』 各2006年版
『ギド・アシェット』『クラスマン』掲載常連ドメーヌ。
マスター・オブ・ワインであるセレナ・サトクリフ女史も『ブルゴーニュワイン』で
「オート・コート・ド・ボーヌも非常に良い。実に信頼できる。」
と絶賛しています。
●ドメーヌ アンリ・ノダン・フェラン
ミュイとボーヌの境界であるマニィの村に位置するノーダン・フェラン家はペルナン、マニイに畑を有し、それぞれの特徴を生かしたワイン造りを行なっています。
※セレナサトクリフ女史は「ブルゴーニュワイン」の中で、アンリ・ノダン・フェランのオート・コート・ド・ボーヌについて、
「マニイ レ ヴィレ村のオート・コート・ド・ニュイはお奨め品。それにオート コート ド ボーヌも非常に良い。実に信頼できる。」
と述べています。

最初はトロピカルフルーツのような印象で香りに複雑味が無かったが、時間をおくと、やや柑橘系、青リンゴにちかいフルーツ香に変わってくる。
とにかく飲み口の凛々しさが素晴らしい。
しなやかな強さ、しっかりしたボディ、そして余韻の爽やかさ。
これが、1180円ってのは超お買い得。
町田の蔵家さんのお勧めワインは外れないですね。
時間がたって、シャープさが出たものだったら間違えなかったんだけどなー。
でもこの独特なアリゴテの味わい、忘れないようにしないと。
フレッシュな酸が特徴だけど、グレープフルーツの皮のような心地よいほろ苦さを持ったエキゾチックな味わい、と書いてあるサイトもある。
ナッティでスパイシーという記述もある。
ほろ苦い、エキゾチック、ナッティ、このあたりがポイントかな。
ややスモーキーさが厚みを出しているような気がする。

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