2010/02/28
リーデル チロル ヴィオニエ/シャルドネ 届きました
届きました。
リーデルのチロルシリーズ。
さすがにワイングラスなので厳重な梱包です。
二重の箱入りで、その回りをさらにプチプチでくるんで送られてきました。
■チャーミングで、質感の高いデザイン
一目見た感想は、「かわいい!」。
なんともキュートなフォルムです。
写真では分からなかった台(プレート)の部分は、半球体のクリスタル・ガラスの無垢でした。
通常のワイングラスのプレートくらいの厚みで、湾曲して半球体になっているのかと思っていましたが、下面はほぼフラットで分厚いレンズのようです。
気泡とか濁りはない、透明感の高い純粋なクリスタル・ガラスなのでとてもキレイ。
■オリエント急行で採用されている、安定感のあるバランス
台(プレート)がクリスタル・ガラスの塊なので、本体(ボウル)部分の繊細な軽さと比べて、極端に重心が低く、とても安定感があります。
このチロルシリーズはオリエント急行で採用されているそうですが、揺れる車内の中でもビクともしなさそうです。
ただ、その分やや全体的に重い感じも・・・
重さを調べてみると、ヴィノムシリーズのシャルドネが、155グラムに対して、チロルシリーズのヴィオニエ/シャルドネは、165グラム。
わずか10グラムですが、もっと重い感じがありますね。
まず慣れない形状なので、持つ場所に困るのがその要因の一つではないでしょうか。
どうしても本体(ボウル)の部分は持ちたくないので、台(プレート)の部分を持つ事になります。
ところが半球体の形状なので、通常のワイングラスのようにつまんで持つわけにもいかず、ガッチリと持とうと力が入ってしまいます。
持っていて安定しないので、重く感じてしまいますね。
実際に使ってみると、やっぱり本体(ボウル)の部分をがっちり掴んでしまいます。
半球体の台(プレート)部分を持つのは相当慣れが必要そうです。
■小さな子供のいる家庭とか、ガーデンテラスとかで活躍しそう
ちょっと気軽に飲みたいけど、飲み口の分厚いグラスは嫌、って時に良さそうですね。
背が低く、重心が低くて倒れにくいので、小さな子供のいる家庭にはいいのでは無いでしょうか。
子どもがいる食事のシーンで、ワイングラスがあるとハラハラすることって結構ありますよね。
あとは、庭でのバーベキューとか、テラスでランチ、なんてシーンにも良さそうです。
足場が不安定なテーブルでも、重心が低いチロルシリーズだと安心。
リーデルなので、良いワインでも大丈夫。
さらに珍しいシリーズなので、ちょっとテーブルでの話題にもなりますよね。
■シーンによって使い分けるとワイングラスが長持ちする?
ワイングラスってある意味消耗品なので、よく割ってしまう人は試してみる価値があるかも。
優雅に飲みたい時には脚(ステム)のある、スラッとしたワイングラスを使い、ランチでちょっといただく時なんかは、このチロルシリーズがカジュアルな雰囲気でいいかもしれませんね。
一つあると、案外便利なシリーズではないでしょうか。
リーデル(Riedel) チロル ヴィオニエ/シャルドネ
まったく匂いを感じないとワインは・・・
毎年毎年、苦しめられる花粉症。
ひどい時はかなり強い匂いでも感じなくなってしまうのですが、今年もまた嗅覚を失ってしまいました。
匂いを全然感じなくなったのが分かったは、鼻の回りにつける花粉症のクスリをつけたとき。
子供はボンドの匂いがするね、と嫌がるのですが、私は全然平気。
相当かすかな匂いに敏感に反応してるだろうくらいに思っていました。
ところが、気がつくとミカンの匂いもしない、コーヒーの匂いもしない?
やや、これはマズイと思って、香りの強いもの、と、キムチを嗅いでみても、無臭・・
完全に嗅覚を失っていました。
(≧□≦) ひぇ~!
食べ物の味って、口に含んだときの香りにかなり影響されているので、すべての食事が全然変わってきます。
今回ちょっとびっくりしたのが、からし。
辛くないんですね。
ペロペロなめても辛くないくらい。
鼻にツンと抜ける刺激で辛さを感じているんでしょうね。
試してませんが、きっとワサビも大丈夫・・・
香りを感じない時にワインを飲みたく無いのですが、(カミさんが飲みたそうだったので)買い置きしてあったタコネス白を開けてみました。
シュナン・ブランが主要品種のタコネス(白)は、ほんのり甘みのあるフルーティなワインですが、香りを感じないと、フルーティさも甘みも全然感じず、お酢のような酸っぱい飲み物になってしまいます。
まったく美味しくないですね、健康の為にお酢を割って飲んでるような感じ。
ワインの香りがいかに重要か、よく分かります。
ちゃんと耳鼻科に行って鼻炎の薬をもらってこよう。
ひどい時はかなり強い匂いでも感じなくなってしまうのですが、今年もまた嗅覚を失ってしまいました。
匂いを全然感じなくなったのが分かったは、鼻の回りにつける花粉症のクスリをつけたとき。
子供はボンドの匂いがするね、と嫌がるのですが、私は全然平気。
相当かすかな匂いに敏感に反応してるだろうくらいに思っていました。
ところが、気がつくとミカンの匂いもしない、コーヒーの匂いもしない?
やや、これはマズイと思って、香りの強いもの、と、キムチを嗅いでみても、無臭・・
完全に嗅覚を失っていました。
(≧□≦) ひぇ~!
食べ物の味って、口に含んだときの香りにかなり影響されているので、すべての食事が全然変わってきます。
今回ちょっとびっくりしたのが、からし。
辛くないんですね。
ペロペロなめても辛くないくらい。
鼻にツンと抜ける刺激で辛さを感じているんでしょうね。
試してませんが、きっとワサビも大丈夫・・・
香りを感じない時にワインを飲みたく無いのですが、(カミさんが飲みたそうだったので)買い置きしてあったタコネス白を開けてみました。
シュナン・ブランが主要品種のタコネス(白)は、ほんのり甘みのあるフルーティなワインですが、香りを感じないと、フルーティさも甘みも全然感じず、お酢のような酸っぱい飲み物になってしまいます。
まったく美味しくないですね、健康の為にお酢を割って飲んでるような感じ。
ワインの香りがいかに重要か、よく分かります。
ちゃんと耳鼻科に行って鼻炎の薬をもらってこよう。
2010/02/21
ブディーニ マルベック 2008(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)ピノ・ノワール(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(2)シラー、テンプラニーリョ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:07)\1280
(3)マルベック(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\950
(4)グルナッシュ、シラー(フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\926 (6本セット5555円)
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若い色調の、濃く黒いガーネット。
ほとんど透明感は無い、黒く濃い外観。
フチだけ紫がかったピンク。
粘性は強く、脚が複雑に現れ、なかなか消えない。
ディスクはほぼ無し。
【香り】
濃く、濃厚な果実香。
ブルーベリージャム。
焦げ臭に、ちょっと温泉ぽい硫黄の香り?
グラスを回すと赤身の肉のような動物香。
黒胡椒のようなスパイス香。
ボリューム感があり、複雑な香り。
【味わい】
フルーティで濃厚な味わい。
残糖を少し感じるセックで、フルーツ感も強い。
フルボディ。
酸味が強いが、アルコール度が強く、後味はかなり口が乾く。
タンニンは柔らかいが、舌の表面にタンニンが残る。
余韻は少し長めに続く。
【判定】
とても濃い外観からは、ピノ・ノワールは消える。
香りは濃厚フルーティでスパイシー。
シラーか、マルベックだが、コート・デュ・ローヌの印象ではない。
飲み口は濃厚フルーティで、ニューワールドの印象。
最近のスペインもこういったタイプがあるので、外せない。
ただ、香りにはテンプラニーリョの印象は無い。
味わいはシンプルで、単一品種のイメージ。
しかもフルーツ感が強い。
ファイナルアンサーで、マルベック
で、ピンポン
【総評】
ブディーニ マルベック 2008
Budini Malbec 2008
アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州
アルコール度:14%
ブドウ品種:マルベック
リカーランドトップで、950円で購入。
濃厚ながら、フルーティで飲みやすいマルベックです。
後味がちょっと重いかなー、って感じもありますが、フレッシュなフルーツ感がとてもいいですね。
あまり濃いワインは好きじゃないんですが、このワインは素直に美味しい感じ。
カミさんに価格を聞いたら、1280円。
フルーティだけど、しっかりしてるので、1000円を超えるくらい、と思ったそうです。
今日の晩ご飯な自家製煮込みハンバーグ。
これは合いそうと思っていたら、このワインの甘さがちょっと邪魔します。
フルーツ感もちょっと合わないし、やっぱりワインが強い。
フルーツの入った焼肉のたれとかだと合うのかな?
おつまみ系がいいですね。
ビーフジャーキーとかどうなんだろう?
濃厚ながらフレッシュなフルーツ感のある、カジュアルなワイン。
特筆するような特長はありませんが、安定感のあるワインです。
(2)シラー、テンプラニーリョ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:07)\1280
(3)マルベック(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\950
(4)グルナッシュ、シラー(フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\926 (6本セット5555円)
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若い色調の、濃く黒いガーネット。
ほとんど透明感は無い、黒く濃い外観。
フチだけ紫がかったピンク。
粘性は強く、脚が複雑に現れ、なかなか消えない。
ディスクはほぼ無し。
【香り】
濃く、濃厚な果実香。
ブルーベリージャム。
焦げ臭に、ちょっと温泉ぽい硫黄の香り?
グラスを回すと赤身の肉のような動物香。
黒胡椒のようなスパイス香。
ボリューム感があり、複雑な香り。
【味わい】
フルーティで濃厚な味わい。
残糖を少し感じるセックで、フルーツ感も強い。
フルボディ。
酸味が強いが、アルコール度が強く、後味はかなり口が乾く。
タンニンは柔らかいが、舌の表面にタンニンが残る。
余韻は少し長めに続く。
【判定】
とても濃い外観からは、ピノ・ノワールは消える。
香りは濃厚フルーティでスパイシー。
シラーか、マルベックだが、コート・デュ・ローヌの印象ではない。
飲み口は濃厚フルーティで、ニューワールドの印象。
最近のスペインもこういったタイプがあるので、外せない。
ただ、香りにはテンプラニーリョの印象は無い。
味わいはシンプルで、単一品種のイメージ。
しかもフルーツ感が強い。
ファイナルアンサーで、マルベック
で、ピンポン
【総評】
ブディーニ マルベック 2008
Budini Malbec 2008
アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州
アルコール度:14%
ブドウ品種:マルベック
リカーランドトップで、950円で購入。
濃厚ながら、フルーティで飲みやすいマルベックです。
後味がちょっと重いかなー、って感じもありますが、フレッシュなフルーツ感がとてもいいですね。
あまり濃いワインは好きじゃないんですが、このワインは素直に美味しい感じ。
カミさんに価格を聞いたら、1280円。
フルーティだけど、しっかりしてるので、1000円を超えるくらい、と思ったそうです。
今日の晩ご飯な自家製煮込みハンバーグ。
これは合いそうと思っていたら、このワインの甘さがちょっと邪魔します。
フルーツ感もちょっと合わないし、やっぱりワインが強い。
フルーツの入った焼肉のたれとかだと合うのかな?
おつまみ系がいいですね。
ビーフジャーキーとかどうなんだろう?
濃厚ながらフレッシュなフルーツ感のある、カジュアルなワイン。
特筆するような特長はありませんが、安定感のあるワインです。
リーデル チロル ヴィオニエ/シャルドネ
普段飲みのワイングラスは、リーデル・ヴィノムシリーズのシャルドネを使ってます。
リーデル ヴィノム シャブリ(シャルドネ)
大きさもちょうどいい感じで、リーデルでも割とリーズナブル。
安いお店で買うと、2000円くらいで買えます。
これが結構もろくて、倒しただけで割れるんですよね。(当たり前?)
今朝も、子どもが曇った窓ガラスに落書きをしてて、サイドボードから落として割ってしまいました。
またお小遣いが・・・(≧□≦)
もうちょっと丈夫だといいのにな~、と思いながら楽天でワイングラス探していたら、ちょっと変わったリーデルのシリーズを発見!
リーデル(Riedel) チロル ヴィオニエ/シャルドネ
脚(ステム)の無いタイプなのですが、しっかりした台(プレート)がついてます。
倒れにくそうだし、ちょっと倒したくらいだとわれなさそう。
■リーデルのサイトから引用
送料を入れると2850円もしますが、ちょっと面白そうなので一つ注文してみました。
届いたらまたレポートします。
リーデル チロル ヴィオニエ/シャルドネ 届きました
リーデル ヴィノム シャブリ(シャルドネ)
大きさもちょうどいい感じで、リーデルでも割とリーズナブル。
安いお店で買うと、2000円くらいで買えます。
これが結構もろくて、倒しただけで割れるんですよね。(当たり前?)
今朝も、子どもが曇った窓ガラスに落書きをしてて、サイドボードから落として割ってしまいました。
またお小遣いが・・・(≧□≦)
もうちょっと丈夫だといいのにな~、と思いながら楽天でワイングラス探していたら、ちょっと変わったリーデルのシリーズを発見!
リーデル(Riedel) チロル ヴィオニエ/シャルドネ
脚(ステム)の無いタイプなのですが、しっかりした台(プレート)がついてます。
倒れにくそうだし、ちょっと倒したくらいだとわれなさそう。
■リーデルのサイトから引用
チロル
チロル・シリーズは、ご家庭でお使いいただけるカジュアルでエレガントなワイングラスのシリーズです。
安定感のある半球型のベースの上にボウルが乗ったデザインは、驚くような光の反射による変化を見せてくれます。
背の低いグラスは安心して食器洗浄機に入れられるため、毎日お使いいただけます。
チロル・シリーズには10種類のグラスがあり、ボウル部分は人気の高いぶどう品種の持ち味を活かすデザインで、ソフトドリンク用グラスとしてもご利用いただけます。
チロル・シリーズはレッド・クリスタル製で、安定性に優れ、いつまでも輝きを失わないしっかりとしたベースが特徴です。
チロルという名前は、50年前にリーデルが再出発を果たした地、オーストリアのチロル州にちなんで名付けられました。
送料を入れると2850円もしますが、ちょっと面白そうなので一つ注文してみました。
届いたらまたレポートします。
リーデル チロル ヴィオニエ/シャルドネ 届きました
小飼 一至氏による「生涯ソムリエ・ソムリエ体験談」
2012年3月27日 小飼一至さんが逝去されました。
ご冥福をお祈りします。
日本ソムリエ協会 関東支部の2010年第1回例会、日本ソムリエ協会/国際ソムリエ協会 小飼 一至会長による「生涯ソムリエ・ソムリエ体験談」に出席してきました。
場所は品川のグランドプリンスホテル高輪 B1F「プリンスルーム」。
400人くらい入りそうな大ホールです。
なんだかまだ新しく、豪華な内装でした。
時間になって小飼 一至会長が登場。
初めて本人を見たのですが、堂々とした恰幅のいい方で、とても優しそうな印象です。
まず関東支部長から挨拶があり、それから小飼 一至会長の話が始まりました。
40年間、ソムリエ以外の仕事はしていないそうで、それであの本のタイトル「生涯ソムリエ」がついたのですね。
ざっと小飼 一至会長の経歴をまとめました。
1969年 銀座のマキシム・ド・パリで働き始める。
1973年 フランスのマキシム・ド・パリで修行。
1981年 日本ソムリエコンクール優勝。
1982年 プリンスホテルに転職。
1988年 国際ソムリエコンクール3位。
1993年 国際ソムリエ協会の技術委員就任。
2005年 日本ソムリエ協会会長就任。
2007年 国際ソムリエ協会会長就任。
2009年 黄綬褒章受章。
まだまだ多くの受賞をされていますが、割愛ということで。すみません。
今回のセミナー内容を簡単にまとめてみました。
■ソムリエという職業について
ソムリエとして重要な環境は、良いワイン、良いお客様、良い料理、良い経営者に囲まれていること。
そういう意味で、一流店で働くのが一番近道。
とにかくワインは現場で見て覚える。
ワインの本もたくさん買って覚えた。
一番大事なのは利酒。
目と鼻と口がソムリエには一番重要。
ソムリエは、偉大なワインを記憶にとどめておく必要がある。
普段のみのワインは覚えなくて良いが、一定レベルを超えるワインは体で覚えておく。
最低限、嘘をついてはダメ。
飲んだことの無いワインを飲んだように言ってもすぐバレる。
客商売なので第一印象が大事。
笑顔や雰囲気、清潔感も重要。
お酒が飲めないとダメだけど、たくさん飲める必要はない。
国際ソムリエ協会の会長を受けたときは一つの思いがあった。
いままではヨーロッパ圏の為の組織だったが、これからアジアなど世界中にワインの広めないとならないという気持ちで受けた。
■テイスティングについて
ブラインドテイスティングは、知識より、体で覚えたものが重要。
消去法で選ぶのではなく、ズバリ当てる。
コンクールでは、要因を分析して推理していく人よりは、いきなり核心にせまり、ズバリ当てる人の方がインパクトがある。
テイスティングの要素が合っていれば当てる必要はない、という考え方もあるが、小飼 一至会長は当てないと意味がないと思っている。
バイヤーとしての、一日のテイスティングの限界は200種類程度。
選ぶ基準は3つで、造り手の情熱が入っているか、価格と味のバランス、日本に持って帰って売れるのか?
■ワインについて
ロマネ・コンティはフィロキセラの影響で、1946年~51年のビンテージは無い。
その直前のビンテージがすごいという話を聞き、1943年のロマネ・コンティを飲んだ。
いままでで一番インパクトのあるワインだった。
1937年のロマネ・コンティを飲んだときは、8本中7本がダメだったが、1本は完璧だった。
1970年のロマネ・コンティを60本注文した事があった。
抱合せで、12本のDRCのうち1本のみがロマネ・コンティなので、60ケース注文した。
ところが1970年のロマネ・コンティは最悪で、全然売れず、結局仕入れた原価で、「マズイですよ」と言い訳しながら提供した。
2009年の1月に、1858年のシャトー・ラフィットを2本開ける機会があった。
150年前はまだロスチャイルド家は入っていなかったので、シャトー・ラフィットだった。
トリュフのような香りに、まだ果実味もあり、卓越した偉大なワインだった。
まだまだ世界中には掘り出し物のワインが多い。
ブルガリアもその一つだが、フランスでもラングドック地方はまだまだ良いワインが輸入されずにある。
■ワインテイスティング
当日出されたワインは4種類。
すべてコート・デュ・ローヌ南部、ローヌ川左岸のもの。
1.グラン・マレノン 2006
Grand Marrenon 2006 Cellier de Marrenon
AOC:リュベロン
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:シラー70%、グルナッシュ・ノワール30%
上代:1380円
フレンチオークの木樽熟成12ヶ月、新樽比率30%。
色合いはバイオレット。ガーネットのように見えるが、深い透明感がありルビー。
香りは、小さい果実のフルーツ香。黒すぐり、木いちご。
バイオレットのような花と、杉の皮をはいだような香り。
わずかに熟成感が出ていて、なめし革のような動物香や甘草。
複雑性、凝縮感があり、香りのボリュームは大きい。
少し涼しげな印象がある。
味わいは、渋みは少しで、ぶどうの渋みを感じる。
酸はしっかりしていて、いい感じ。
ほのかな甘みが残る。
樽のフレーバーがあり、凝縮感、繊細、力強さ、エレガント。
余韻は、7~8秒続く。
合わせる料理は、リブロースステーキ、ラムのローストにハーブを効かせたもの、ローストビーフ。
中華なら豚の皮をパリパリに焼いたものが焦げの印象とマッチする。
焼き鳥なら塩味で、すっきりしたミネラル感に合わせる。
牛の白カビチーズにも合う。
--------------------------------------------------------
2.オルカ・シス 2007
ORCA VI 2007 Cellier de Marrenon
AOC:ヴァントゥ
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:グルナッシュ・ノワール90%、シラー10%
上代:1600円
生産者が力を入れているワイン。
オルカは、昔ワインを入れていたアンフォーラという素焼きの壺の事。
樹齢60年の木から収穫されるぶどうを使っているので色や香りに凝縮感がある。
濃く深いルビー。温かみのある色合い。
フチはピンク。
フレッシュな果実香。
黒すぐりのジャム。
カシスやブラック・ベリー。
動物性の香りもあり、赤身肉の断面の血液のような、生肉のような印象。
タンニンが溶けていて渋みが柔らかい。
酸味は穏やか。
力があり、フルボディでリッチ。
タンニンはソフトで、しなやかな印象。
ふんわりとした甘み。
果実のリキュールや、ヴァニラ、甘草、白コショウ、タバコ。
うまく熟成している。
残存性もある。
若い感じもあるので、飲むときには温度が上がらないようにケアする必要がある。
合わせる料理は、鴨の胸肉、肩ロースステーキ、ジビエ、シチュー、北京ダック、すき焼き、焼き鳥のタレ。
まぐろのほほ肉をあぶったもの、うなぎの肝なども良い。
りっぱなワイン。
--------------------------------------------------------
3.シャトー・ラトゥール・デキュ 2003
Chateau La Tour d'Aigue 2003
AOC:リュベロン
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー50%、グルナッシュ・ノワール50%
上代:2180円
熟成感を感じる色調。
ややレンガ色のルビー。若い頃はややパープルの色調をしている。
グルナッシュ・ノワールは収穫が早い。
シラーと時期をずらして仕込む。
72時間マセラシオンして果実のうまみを引き出す。
醗酵温度は高めで、32℃まで上げる。
フレンチオークで12ヶ月熟成。
新樽比率は少ない。
黒い果実香。小さな実の果実。
リキュールやジャム、シトラス、きのこ。
動物性もあり、皮と赤身のジビエの印象。
飲み口はソフトで、タンニンは溶けている。
まろやかな酸味が調和している。
果実の印象、カシスや桑の実がある。
グルナッシュ・ノワールはワインに、しなやかさとなめらかさを与える。
シラーをブレンドすることで、一本筋が通る。
グルナッシュ・ノワールは果実味も与える。
余韻は8秒程度で、最後は軽く消える。
十分熟成感がある。
牛のフィレ肉、ズッキーニやプロバンスのナス。
うなぎの蒲焼、たれの焼き鳥。
後味の良いワイン。
--------------------------------------------------------
4.シャトーヌフ・デュ・パプ 2006 ドメーヌ・ル・ポンテュ
Chateauneuf-du-Pape 2006 Domeine Le Pointu
AOC:シャトーヌフ・デュ・パプ
アルコール度:15%
ブドウ品種:グルナッシュ・ノワール80%、サンソー20%
上代:4500円
2種類のブドウだけで作られるシャトーヌフ・デュ・パプは珍しい。
色は透明感のあるクリアなルビー。
透き通っているので、飲み頃は早い。
香りは、アロマというよりはブーケが形成されている。
ロースト香、コーヒー豆、乾いた果実、いちじくのコンフィ、乾いたいちじく。
デリケートな香り。
さくらんぼのリキュール、キリッシュのような印象。
味わいは、タンニンがきれいに溶けていて、控えめで酸と調和している。
酸味はフレッシュ。タンニンもキレイ。リッチな口当たりで残存性も高い。
生産者は2030年くらいまで飲めると言っている。
9秒ほどの余韻がただよう。
合わせる料理は、赤身の肉なら何にでも。
煮込みや、ヒツジの肩ロース、ピジョン、鶏、軽いソースでも重いソースでも。
青カビのチーズにも合う。
スーパーで売っているうなぎの蒲焼に山椒をかけて食べても合うと思う。
シャトーヌフ・デュ・パプの白はもっと高いが抜群に美味しい。
シャンパーニュのような、キリッシュを少し垂らしたような、リッチな味わいがある。
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【感想】
世界最高レベルのソムリエの話は、さすがに参考になる事ばかりでした。
特に考えさせられたのは、ブラインドテイスティングは当てないとダメ、という点。
呼称資格試験もそうですが、テイスティングのテストは、香りや味の特徴を捉える事が重要で、品種や生産地を当てる事が目的ではありません。
また、ブラインドテイスティングで重要なのは「知識」であって、「感覚」ではない、というのも現在の主流の考え方。
以前受けた、石田 博ソムリエのセミナーでも、そのような事を言われていました。
ところが小飼 一至会長は、ソムリエはワインの銘柄をズバリ当てないと意味がない、と今回のセミナーで明言されていました。
ソムリエで一番重要なのは、目と鼻と口、一度飲んだワインは体で覚える、という考え方。
要素を洗い出していって、ワインの銘柄を推理する、というのは誰でも勉強すれば何とかなりますが、飲んだワインを体で覚えておいて、ズバリ当てるというのは、特殊な才能がないと無理ですね。
絶対音感のような、「絶対味覚」が必要なのでしょうか。
なんとなく、小飼 一至会長にはそういったものを持っているオーラを感じますね。
やはり一流の人の話は勉強になります。
どんどん、こういった機会に参加したいですね。
ご冥福をお祈りします。
日本ソムリエ協会 関東支部の2010年第1回例会、日本ソムリエ協会/国際ソムリエ協会 小飼 一至会長による「生涯ソムリエ・ソムリエ体験談」に出席してきました。
場所は品川のグランドプリンスホテル高輪 B1F「プリンスルーム」。
400人くらい入りそうな大ホールです。
なんだかまだ新しく、豪華な内装でした。
時間になって小飼 一至会長が登場。
初めて本人を見たのですが、堂々とした恰幅のいい方で、とても優しそうな印象です。
まず関東支部長から挨拶があり、それから小飼 一至会長の話が始まりました。
40年間、ソムリエ以外の仕事はしていないそうで、それであの本のタイトル「生涯ソムリエ」がついたのですね。
ざっと小飼 一至会長の経歴をまとめました。
1969年 銀座のマキシム・ド・パリで働き始める。
1973年 フランスのマキシム・ド・パリで修行。
1981年 日本ソムリエコンクール優勝。
1982年 プリンスホテルに転職。
1988年 国際ソムリエコンクール3位。
1993年 国際ソムリエ協会の技術委員就任。
2005年 日本ソムリエ協会会長就任。
2007年 国際ソムリエ協会会長就任。
2009年 黄綬褒章受章。
まだまだ多くの受賞をされていますが、割愛ということで。すみません。
今回のセミナー内容を簡単にまとめてみました。
■ソムリエという職業について
ソムリエとして重要な環境は、良いワイン、良いお客様、良い料理、良い経営者に囲まれていること。
そういう意味で、一流店で働くのが一番近道。
とにかくワインは現場で見て覚える。
ワインの本もたくさん買って覚えた。
一番大事なのは利酒。
目と鼻と口がソムリエには一番重要。
ソムリエは、偉大なワインを記憶にとどめておく必要がある。
普段のみのワインは覚えなくて良いが、一定レベルを超えるワインは体で覚えておく。
最低限、嘘をついてはダメ。
飲んだことの無いワインを飲んだように言ってもすぐバレる。
客商売なので第一印象が大事。
笑顔や雰囲気、清潔感も重要。
お酒が飲めないとダメだけど、たくさん飲める必要はない。
国際ソムリエ協会の会長を受けたときは一つの思いがあった。
いままではヨーロッパ圏の為の組織だったが、これからアジアなど世界中にワインの広めないとならないという気持ちで受けた。
■テイスティングについて
ブラインドテイスティングは、知識より、体で覚えたものが重要。
消去法で選ぶのではなく、ズバリ当てる。
コンクールでは、要因を分析して推理していく人よりは、いきなり核心にせまり、ズバリ当てる人の方がインパクトがある。
テイスティングの要素が合っていれば当てる必要はない、という考え方もあるが、小飼 一至会長は当てないと意味がないと思っている。
バイヤーとしての、一日のテイスティングの限界は200種類程度。
選ぶ基準は3つで、造り手の情熱が入っているか、価格と味のバランス、日本に持って帰って売れるのか?
■ワインについて
ロマネ・コンティはフィロキセラの影響で、1946年~51年のビンテージは無い。
その直前のビンテージがすごいという話を聞き、1943年のロマネ・コンティを飲んだ。
いままでで一番インパクトのあるワインだった。
1937年のロマネ・コンティを飲んだときは、8本中7本がダメだったが、1本は完璧だった。
1970年のロマネ・コンティを60本注文した事があった。
抱合せで、12本のDRCのうち1本のみがロマネ・コンティなので、60ケース注文した。
ところが1970年のロマネ・コンティは最悪で、全然売れず、結局仕入れた原価で、「マズイですよ」と言い訳しながら提供した。
2009年の1月に、1858年のシャトー・ラフィットを2本開ける機会があった。
150年前はまだロスチャイルド家は入っていなかったので、シャトー・ラフィットだった。
トリュフのような香りに、まだ果実味もあり、卓越した偉大なワインだった。
まだまだ世界中には掘り出し物のワインが多い。
ブルガリアもその一つだが、フランスでもラングドック地方はまだまだ良いワインが輸入されずにある。
■ワインテイスティング
当日出されたワインは4種類。
すべてコート・デュ・ローヌ南部、ローヌ川左岸のもの。
1.グラン・マレノン 2006
Grand Marrenon 2006 Cellier de Marrenon
AOC:リュベロン
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:シラー70%、グルナッシュ・ノワール30%
上代:1380円
フレンチオークの木樽熟成12ヶ月、新樽比率30%。
色合いはバイオレット。ガーネットのように見えるが、深い透明感がありルビー。
香りは、小さい果実のフルーツ香。黒すぐり、木いちご。
バイオレットのような花と、杉の皮をはいだような香り。
わずかに熟成感が出ていて、なめし革のような動物香や甘草。
複雑性、凝縮感があり、香りのボリュームは大きい。
少し涼しげな印象がある。
味わいは、渋みは少しで、ぶどうの渋みを感じる。
酸はしっかりしていて、いい感じ。
ほのかな甘みが残る。
樽のフレーバーがあり、凝縮感、繊細、力強さ、エレガント。
余韻は、7~8秒続く。
合わせる料理は、リブロースステーキ、ラムのローストにハーブを効かせたもの、ローストビーフ。
中華なら豚の皮をパリパリに焼いたものが焦げの印象とマッチする。
焼き鳥なら塩味で、すっきりしたミネラル感に合わせる。
牛の白カビチーズにも合う。
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2.オルカ・シス 2007
ORCA VI 2007 Cellier de Marrenon
AOC:ヴァントゥ
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:グルナッシュ・ノワール90%、シラー10%
上代:1600円
生産者が力を入れているワイン。
オルカは、昔ワインを入れていたアンフォーラという素焼きの壺の事。
樹齢60年の木から収穫されるぶどうを使っているので色や香りに凝縮感がある。
濃く深いルビー。温かみのある色合い。
フチはピンク。
フレッシュな果実香。
黒すぐりのジャム。
カシスやブラック・ベリー。
動物性の香りもあり、赤身肉の断面の血液のような、生肉のような印象。
タンニンが溶けていて渋みが柔らかい。
酸味は穏やか。
力があり、フルボディでリッチ。
タンニンはソフトで、しなやかな印象。
ふんわりとした甘み。
果実のリキュールや、ヴァニラ、甘草、白コショウ、タバコ。
うまく熟成している。
残存性もある。
若い感じもあるので、飲むときには温度が上がらないようにケアする必要がある。
合わせる料理は、鴨の胸肉、肩ロースステーキ、ジビエ、シチュー、北京ダック、すき焼き、焼き鳥のタレ。
まぐろのほほ肉をあぶったもの、うなぎの肝なども良い。
りっぱなワイン。
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3.シャトー・ラトゥール・デキュ 2003
Chateau La Tour d'Aigue 2003
AOC:リュベロン
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー50%、グルナッシュ・ノワール50%
上代:2180円
熟成感を感じる色調。
ややレンガ色のルビー。若い頃はややパープルの色調をしている。
グルナッシュ・ノワールは収穫が早い。
シラーと時期をずらして仕込む。
72時間マセラシオンして果実のうまみを引き出す。
醗酵温度は高めで、32℃まで上げる。
フレンチオークで12ヶ月熟成。
新樽比率は少ない。
黒い果実香。小さな実の果実。
リキュールやジャム、シトラス、きのこ。
動物性もあり、皮と赤身のジビエの印象。
飲み口はソフトで、タンニンは溶けている。
まろやかな酸味が調和している。
果実の印象、カシスや桑の実がある。
グルナッシュ・ノワールはワインに、しなやかさとなめらかさを与える。
シラーをブレンドすることで、一本筋が通る。
グルナッシュ・ノワールは果実味も与える。
余韻は8秒程度で、最後は軽く消える。
十分熟成感がある。
牛のフィレ肉、ズッキーニやプロバンスのナス。
うなぎの蒲焼、たれの焼き鳥。
後味の良いワイン。
--------------------------------------------------------
4.シャトーヌフ・デュ・パプ 2006 ドメーヌ・ル・ポンテュ
Chateauneuf-du-Pape 2006 Domeine Le Pointu
AOC:シャトーヌフ・デュ・パプ
アルコール度:15%
ブドウ品種:グルナッシュ・ノワール80%、サンソー20%
上代:4500円
2種類のブドウだけで作られるシャトーヌフ・デュ・パプは珍しい。
色は透明感のあるクリアなルビー。
透き通っているので、飲み頃は早い。
香りは、アロマというよりはブーケが形成されている。
ロースト香、コーヒー豆、乾いた果実、いちじくのコンフィ、乾いたいちじく。
デリケートな香り。
さくらんぼのリキュール、キリッシュのような印象。
味わいは、タンニンがきれいに溶けていて、控えめで酸と調和している。
酸味はフレッシュ。タンニンもキレイ。リッチな口当たりで残存性も高い。
生産者は2030年くらいまで飲めると言っている。
9秒ほどの余韻がただよう。
合わせる料理は、赤身の肉なら何にでも。
煮込みや、ヒツジの肩ロース、ピジョン、鶏、軽いソースでも重いソースでも。
青カビのチーズにも合う。
スーパーで売っているうなぎの蒲焼に山椒をかけて食べても合うと思う。
シャトーヌフ・デュ・パプの白はもっと高いが抜群に美味しい。
シャンパーニュのような、キリッシュを少し垂らしたような、リッチな味わいがある。
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【感想】
世界最高レベルのソムリエの話は、さすがに参考になる事ばかりでした。
特に考えさせられたのは、ブラインドテイスティングは当てないとダメ、という点。
呼称資格試験もそうですが、テイスティングのテストは、香りや味の特徴を捉える事が重要で、品種や生産地を当てる事が目的ではありません。
また、ブラインドテイスティングで重要なのは「知識」であって、「感覚」ではない、というのも現在の主流の考え方。
以前受けた、石田 博ソムリエのセミナーでも、そのような事を言われていました。
ところが小飼 一至会長は、ソムリエはワインの銘柄をズバリ当てないと意味がない、と今回のセミナーで明言されていました。
ソムリエで一番重要なのは、目と鼻と口、一度飲んだワインは体で覚える、という考え方。
要素を洗い出していって、ワインの銘柄を推理する、というのは誰でも勉強すれば何とかなりますが、飲んだワインを体で覚えておいて、ズバリ当てるというのは、特殊な才能がないと無理ですね。
絶対音感のような、「絶対味覚」が必要なのでしょうか。
なんとなく、小飼 一至会長にはそういったものを持っているオーラを感じますね。
やはり一流の人の話は勉強になります。
どんどん、こういった機会に参加したいですね。
2010/02/20
ル・ロゼ・ド・スータール 2007
ル・ロゼ・ド・スータール 2007
Le Rose de SOUTARD 2007
フランス:ボルドー地方:ボルドー・ロゼAC
アルコール度:
ブドウ品種:メルロー 70% カベルネ・フラン30%
リカーランドトップで、1150円で購入。
【外観】
赤みの強い、やや濃いロゼ。
輝きがあり、若々しい色調。
粘性は中庸。
ディスクは少し厚め。
【香り】
赤い果実香。
スモーク。
ミネラルっぽい爽やかな香り。
グラスを回すと、カラメルの甘い香り。
赤ワインに近い印象ながら、フルーツ感は軽い。
時間が経つと、少しキャンディのような甘い香りが強くなる。
【味わい】
ほんのりと残糖を感じるセック。
爽やかですっきりとした飲み口。
酸味はしっかりしているが、とても上質。
やや苦味があり、爽やかさを感じる。
最初に口に含むとピリっとした感じがあるが、後味はとてもキレイ。
余韻も長く続く。
【総評】
この価格とは思えない、素晴らしいロゼ。
価格付けを間違えたんじゃないのって感じです。
第一印象は、2000円くらいのクラス感ですね。
サンテミリオンのグラン・クリュ・クラッセ、シャトー・スータールのロゼです。
それを考えてもこの価格はないですね。
カミさんに聞いたら、2480円。
ボルドーでロゼなのでちょっと高めに答えたとはいうものの、普通に飲むと2000円くらいの印象を受けます。
とてもライトな印象があるので、それが価格を下げているのかもしれませんね。
でも全体のバランスはとても上質だと思います。
渋みが少しあって、微妙に舌が乾く感じがあります。
カリッと焼いた鶏の皮に合わせてみると、とても良く合います。
中華にはぴったりですね、きっと。
だんだんチャーミングなフルーティさが出てきました。
焼きたてのパンに合わせてみると、軽いフルーツのジャムを合わせたような感じ。
そのままでも十分楽しめますが、いろいろな食材に合わせてみると新しい発見がありそう。
飲みやすくてあっという間に1本無くなってしまう、とても美味しいロゼですね。
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ル・ロゼ・ド・スータール[2007]年 税込1,837円 送料別
珍しいサンテミリオングラン・クリュ・クラッセ特別級のシャトー スータールの元詰の、珍しい辛口ロゼ!パーカー氏をして「サンテミリオンでとっておきの秘密にしておきたいものの1つである。」と激賞させ、ベネルクス3国では非常に人気のあるサンテミリオン特別級!赤は長熟のため、長い年月を経てはじめて飲めるしっかりとした造りで有名ですが、ロゼは外交的でありながら十分な果実味と酸を備えています。ボルドーのロゼでは非常に珍しい辛口ロゼワインのひとつですっ!!
シャトー・ド・ヴィルクール 2008(ブラインドテイスティング:外す)
(1)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(フランス:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\926 (6本セット5555円)
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:09)\926 (6本セット5555円)
(3)シュナン・ブラン、ユニ・ブラン(アルゼンチン:メンドーサ州:08)\428
(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー:NV)\398
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや淡い、グリーンがかったレモンイエロー。
輝きはあるが少し大人しい。
単調な色合い。
粘性はやや強く、脚があとから降りてくる。
ディスクは厚め。
小さな気泡が少し見られる。
【香り】
石油香。
グリーン香。
スモーキーな印象。
グラスを回すと柑橘系のフルーツ香。
カリンっぽい感じもある。
落ち着いてくるとミネラル感や白い花のような印象。
【味わい】
ほとんど残糖を感じないセック。
やや軽い飲み口で、酸味は強い。
苦味が最初から広がり、甘くないグレープフルーツのよう。
かなりドライで、フルーティさは少ない。
やや力の弱いボディ感。
後味が少し頼りない感じ。
余韻は少し残る。
【判定】
やや淡くてグリーンがかっているところは若いワインはほとんど入るが、微妙にソーヴィニヨン・ブランっぽい。
香りは完全にソーヴィニヨン・ブラン。
ほんのりとペトロール香があって、スモーキーさを伴った青草香。
味わいもシャープで酸味が強く、グレープフルーツのような味わいはまさにソーヴィニヨン・ブラン。
他には選択肢がないかも。
ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン チリ
で、ブー
あれ? ボルドー?
【総評】
シャトー・ド・ヴィルクール 2008
CHATEAU DE VIRECOURT Blanc 2008
フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル
ワインの店ちどり屋の通販で、6本セット5555円、1本あたり926円で購入。
ボルドーという選択肢が、すっかり頭にありませんでした。
完全にソーヴィニヨン・ブランの単一品種かと思ってましたね。
それくらいソーヴィニヨン・ブランの印象が強かったもので・・
チリにしてはドライだなって、思ってたんですよね~。
いやー、残念。
そうそう、このワインのボルドーらしくないポイントは樽の影響をほとんど感じないって点でしょうか。
品種の印象がダイレクトに出てる感じです。
このワインの第一印象は、薄めたボルドー・・・
ちょっと軽すぎるかな、って感じ。
ところが、飲み進むといい感じになってきました。
後味がすっきりしているのもポイントが高いですね。どんどん飲んでしまいます。
辛口なので、いろいろな料理との相性も良さそう。
カミさんに聞いたら、ライムのような柑橘系の爽やかさがあって後味がいいので、軽いけど美味しい、という評価でした。
確かにこのすっきり感はなかなかいいですね。
低価格なボルドーなのですが、軽さをうまく長所にしています。
ボルドーでも、メドックの白ではなくて、アントル・ドゥ・メールの印象。
グラーヴって感じでもありません。
1本飲むと良さが出てくるワインですね。
■楽天ショップへのリンク
シャトー・ド・ヴィルクール[2005] 白 税込 980 円 送料別
※サイトより引用
当店厳選のワイン20本からお好きに6本をお選びください♪送料無料、税込で36%OFF!とてもお買い得です。
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(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー:NV)\398
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや淡い、グリーンがかったレモンイエロー。
輝きはあるが少し大人しい。
単調な色合い。
粘性はやや強く、脚があとから降りてくる。
ディスクは厚め。
小さな気泡が少し見られる。
【香り】
石油香。
グリーン香。
スモーキーな印象。
グラスを回すと柑橘系のフルーツ香。
カリンっぽい感じもある。
落ち着いてくるとミネラル感や白い花のような印象。
【味わい】
ほとんど残糖を感じないセック。
やや軽い飲み口で、酸味は強い。
苦味が最初から広がり、甘くないグレープフルーツのよう。
かなりドライで、フルーティさは少ない。
やや力の弱いボディ感。
後味が少し頼りない感じ。
余韻は少し残る。
【判定】
やや淡くてグリーンがかっているところは若いワインはほとんど入るが、微妙にソーヴィニヨン・ブランっぽい。
香りは完全にソーヴィニヨン・ブラン。
ほんのりとペトロール香があって、スモーキーさを伴った青草香。
味わいもシャープで酸味が強く、グレープフルーツのような味わいはまさにソーヴィニヨン・ブラン。
他には選択肢がないかも。
ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン チリ
で、ブー
あれ? ボルドー?
【総評】
シャトー・ド・ヴィルクール 2008
CHATEAU DE VIRECOURT Blanc 2008
フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル
ワインの店ちどり屋の通販で、6本セット5555円、1本あたり926円で購入。
ボルドーという選択肢が、すっかり頭にありませんでした。
完全にソーヴィニヨン・ブランの単一品種かと思ってましたね。
それくらいソーヴィニヨン・ブランの印象が強かったもので・・
チリにしてはドライだなって、思ってたんですよね~。
いやー、残念。
そうそう、このワインのボルドーらしくないポイントは樽の影響をほとんど感じないって点でしょうか。
品種の印象がダイレクトに出てる感じです。
このワインの第一印象は、薄めたボルドー・・・
ちょっと軽すぎるかな、って感じ。
ところが、飲み進むといい感じになってきました。
後味がすっきりしているのもポイントが高いですね。どんどん飲んでしまいます。
辛口なので、いろいろな料理との相性も良さそう。
カミさんに聞いたら、ライムのような柑橘系の爽やかさがあって後味がいいので、軽いけど美味しい、という評価でした。
確かにこのすっきり感はなかなかいいですね。
低価格なボルドーなのですが、軽さをうまく長所にしています。
ボルドーでも、メドックの白ではなくて、アントル・ドゥ・メールの印象。
グラーヴって感じでもありません。
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シャトー・ド・ヴィルクール[2005] 白 税込 980 円 送料別
※サイトより引用
A.O.C.ボルドー
ブドウ品種 セミヨン 56%/
ソーヴィニヨン・ブラン 29%/ミュスカデル 15%
醸造・熟成 収穫後かもしを24時間行い、アルコール発酵は16~18℃に温度を設定。
熟成はステンレスタンクの中で最低3ヶ月間行う。
味わい やや辛口 飲み頃温度 8℃
コメント ボルドー地方の家族経営のシャトーが高品質かつ値頃に、というのを信念に造っています。フレッシュな口当たりで、飲みやすい1本。現地フランスでも大人気です。
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2010/02/17
タコネス 赤 2008(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)マルベック(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\950
(2)グルナッシュ、シラー(フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\926 (6本セット5555円
(3)シラーズ、マルベック(アルゼンチン:サン・ファン州:バジェ・デル・トゥルン:08)\926 (6本セット5555円
(4)テンプラニーリョ、ボナルダ(アルゼンチン:メンドーサ州:08)\428
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
少し黒っぽさを感じる、透明感のあるルビー。
底が見えるくらいの透明感。
若さを感じる色合い。
輝きは少しある。
粘性はやや弱め。
【香り】
ケミカルな印象がある、なめし革。
赤系の果実。
グラスを回すと少し生っぽい動物香に変わる。
杉のようなグリーン香。
白コショウ?
【味わい】
残糖を多く感じる、やや辛口。
というかかなり甘い?
ボディはライトからミディアム。
渋みは細かいが少し下に残る。
酸味は弱め。
全体に力が弱いが、バランスよくまとまっている。
【判定】
やや透明感のあるルビー色は、ローヌか、テンプラニーリョ。
香りはややケミカル臭のある動物香。
少し鼻にツンとくる香り。
ボリューム感などは無いので、低価格のテンプラニーリョか?
味わいは甘さを強く感じる。
セックというよりは中辛口くらいの甘さ。
しかもとても軽い。
価格帯としては500円くらいのイメージ。
テンプラニーリョ独特の鼻の奥を押すような重い印象がある。
ファイナルアンサーで、テンプラニーリョ、ボナルダ
で、ピンポン
これは価格当てでした。
【総評】
タコネス(赤) 2008
TACONES RED 2008
アルゼンチン:メンドーサ州
アルコール度:13%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、ボナルダ
グルメシティで、428円で購入。
以前飲んだ時とちょっと印象が違うかも。
とは言っても、いままで2回飲んだ時もそれぞれ感想が違ってますね。
甘くて、軽くて、飲みやすくて、ジュースっぽい、という印象でしょうか。
以前飲んだ時にも感じた、ケミカル印象がやや気になりますね。
この価格なので、基本的にはOKなのですが、最近激安ワインが増えてきたので、比較するとライバルに負けてる?
チリカベに日本の安い赤ワインを混ぜたような感じですが、意外と素直で美味しいワインです。
カジュアルに楽しむなら問題ないですね。
今日の晩ご飯はすき焼き風の肉豆腐。
牛肉に合わせると、ワインの甘さがイマイチだったのですが、すき焼き味の煮込まれた白菜にはとても良く合いました。
ちなみに豆腐だと、ワインがちょっと苦くなります。
なんだか飲めば飲むほどこれで十分って気がしてきました。
週末だとやや力不足な印象ですが、平日に気軽に飲むには最適ではないでしょうか。
たとえばピザとかパスタで、今日はビールって気分じゃないな、なんてときには最適ですね。
レトルト、インスタントものには合わせていませんが、力関係では問題なさそうです。
やや日本人好みに合わせた、アルゼンチンワインって感じでしょうか。
(2)グルナッシュ、シラー(フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\926 (6本セット5555円
(3)シラーズ、マルベック(アルゼンチン:サン・ファン州:バジェ・デル・トゥルン:08)\926 (6本セット5555円
(4)テンプラニーリョ、ボナルダ(アルゼンチン:メンドーサ州:08)\428
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
少し黒っぽさを感じる、透明感のあるルビー。
底が見えるくらいの透明感。
若さを感じる色合い。
輝きは少しある。
粘性はやや弱め。
【香り】
ケミカルな印象がある、なめし革。
赤系の果実。
グラスを回すと少し生っぽい動物香に変わる。
杉のようなグリーン香。
白コショウ?
【味わい】
残糖を多く感じる、やや辛口。
というかかなり甘い?
ボディはライトからミディアム。
渋みは細かいが少し下に残る。
酸味は弱め。
全体に力が弱いが、バランスよくまとまっている。
【判定】
やや透明感のあるルビー色は、ローヌか、テンプラニーリョ。
香りはややケミカル臭のある動物香。
少し鼻にツンとくる香り。
ボリューム感などは無いので、低価格のテンプラニーリョか?
味わいは甘さを強く感じる。
セックというよりは中辛口くらいの甘さ。
しかもとても軽い。
価格帯としては500円くらいのイメージ。
テンプラニーリョ独特の鼻の奥を押すような重い印象がある。
ファイナルアンサーで、テンプラニーリョ、ボナルダ
で、ピンポン
これは価格当てでした。
【総評】
タコネス(赤) 2008
TACONES RED 2008
アルゼンチン:メンドーサ州
アルコール度:13%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、ボナルダ
グルメシティで、428円で購入。
以前飲んだ時とちょっと印象が違うかも。
とは言っても、いままで2回飲んだ時もそれぞれ感想が違ってますね。
甘くて、軽くて、飲みやすくて、ジュースっぽい、という印象でしょうか。
以前飲んだ時にも感じた、ケミカル印象がやや気になりますね。
この価格なので、基本的にはOKなのですが、最近激安ワインが増えてきたので、比較するとライバルに負けてる?
チリカベに日本の安い赤ワインを混ぜたような感じですが、意外と素直で美味しいワインです。
カジュアルに楽しむなら問題ないですね。
今日の晩ご飯はすき焼き風の肉豆腐。
牛肉に合わせると、ワインの甘さがイマイチだったのですが、すき焼き味の煮込まれた白菜にはとても良く合いました。
ちなみに豆腐だと、ワインがちょっと苦くなります。
なんだか飲めば飲むほどこれで十分って気がしてきました。
週末だとやや力不足な印象ですが、平日に気軽に飲むには最適ではないでしょうか。
たとえばピザとかパスタで、今日はビールって気分じゃないな、なんてときには最適ですね。
レトルト、インスタントものには合わせていませんが、力関係では問題なさそうです。
やや日本人好みに合わせた、アルゼンチンワインって感じでしょうか。
メルシャン WINE&DAYS フェスティバル(白)NV
メルシャン WINE&DAYS フェスティバル(白)NV
Mercian WINE&DAYS Festival White NV
日本:輸入ぶどう果汁・輸入ワイン使用
アルコール度:11%
ブドウ品種:不明
ファミリーマートで、398円で購入。
【外観】
淡い、グレーがかったイエロー。
色味はおとなしく、グレーがかっている。
輝きは弱く、地味な外観。
小さな気泡が多く見られる。
ディスクは薄く、粘性は弱い。
【香り】
モモや、パイナップルのような果実香。
少しシロップ漬けのフルーツのような印象もあり。
グラスを回すと少し重く、スモーキーな香りに変わる。
あまり回しすぎると香りが飛んで弱くなる。
【味わい】
スーパーライトな口当たり。
酸味はしっかりあり、爽やかさがある。
まろやかな口当たりで、中甘口くらいの糖度。
あとからアルコールの印象が少し浮く。
軽いながらもバランスは良いが、ちょっとアルコールの印象が気になる。
【総評】
メルシャンなんですが、ビストロをの棲み分けが良くわかりません。
コンビニ用のブランドなんでしょうかね?
という訳で調べてみたら、なんとファミリーマートのオリジナルワインでした。
WINE&DAYS(ワイン アンド デイズ)というブランド展開で、サッポロ、メルシャン、サントリー、アサヒという、トップメーカーが顔を揃えています。
という事は、このメルシャンのワインは、中身はビストロ?、って事も十分考えられますね。
で、以前飲んだ記録を見てみると、フムフム、なんだかちょっと違うような・・・
つい最近飲んだビストロは醗酵香主体だったみたいですが、このフェスティバルは果実香主体。
ただロットが違うだけ?
過去の記憶との比較なのであやふやですが、フェスティバルの方がやや果実味が強いような気がします。
軽くてフルーティ、半分ジュース、みたいな味わいですね。
ただ飲みやすく、嫌味が無いので、コンビニのパスタくらいならなかなかいい感じに合います。
今日はうちに帰れず、コンビニの和風のボンゴレスパだったのですが、なかなか絶妙な合い方をしますね。
お互いぐだぐだ、みたいな・・
イタリア人にこの組み合わせて食べてもらい、是非感想を聞いてみたいものです。
それにしても果実感、というかジュースっぽさが強いワインですね。
フェスティバルは、ビストロよりもジュース比率が多いと見た!
と、まったく当てにならない情報を流してすみません・・
果たしてこれは人にオススメできるのか?という点でとても悩ましいのですが、アルコール飲料としてはオススメ、でもワインとしては、ややオススメできない・・・というのが結論でしょうか。
とはいえこのワイン、個人的にはまた買う機会がありそうです。
2010/02/14
ボデガス・イグナシオ・マリン グラン・ステータス 2006(ブラインドテイスティング:外す)
(1)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(2)グルナッシュ、シラー(フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\926 (6本セット5555円
(3)ガルナッチャ・ティンタ、テンプラニーリョ、カリニェナ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナDO:06)\926 (6本セット5555円)
(4)シラーズ、マルベック(アルゼンチン:サン・ファン州:バジェ・デル・トゥルン:08)\926 (6本セット5555円)
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
少し落ち着いた色調の濃いガーネット。
濃い色調で、ほとんど黒に近いが、フチは青みを帯びたマゼンタ。
少し落ち着いている印象。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくりと降りてくる。
ディスクは薄い。
【香り】
温度が低いせいか、香りがとても弱い。
かすかにフローラル系と、グリーン系のスパイスのような印象。
茎のようなグリーン香。
グラスを回してもあまり香りがたってこない。
なめし革のような動物香と、やはりグリーン系の香りが強い。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味は柔らかいが、しっかり効いている。
タンニンも細かいがしっかりしていて、舌の表面が乾くような印象。
ミディアムからフルボディくらい。
後味は酸味が残るもののやや乾く印象。
余韻は少し残る。
【判定】
濃い外観からはどれも候補になる。
香りは弱く、判定が難しいが、フルーツ香よりはグリーン系の香りが強い。
カベルネをイメージさせる。
味わいもドライで、伝統産地をイメージさせる。
スペインよりはフランス。
そうなると、コルビエールか、ローヌ。
なんとも頼りない感じの飲み口が、グルナッシュっぽい。
しかも香りは弱いながらも華やかさを感じる。
良くボルドーに間違えるタイプの香り。
ワイン自体に力がなくて、価格帯も1000円程度のイメージ。
生産年もちょっと熟成した07くらいの印象。
ファイナルアンサーで、コート・デュ・ローヌ
で、ブー
なんとスペインでした。
【総評】
ボデガス・イグナシオ・マリン グラン・ステータス 2006
Bodegas Ignacio Marin S.L. GRAN STATUS 2006
スペイン:アラゴン州:カリニェーナDO
アルコール度:13%
ぶどう品種:ガルナッチャ・ティンタ、テンプラニーリョ、カリニェナ
ワインの店ちどり屋の通販で、6本セット5555円、1本あたり926円で購入。
グルナッシュとガルナッチャ・ティンタだから当たったも同然!
というのは苦しい言い訳ですが、ネタバレしてみると、テンプラニーリョのちょっと野性的な香りを感じます。
少なくともローヌではありませんね、この香りは・・・
ちょっと鼻の奥を押してくるような重い動物香がありますよね、テンプラニーリョって。
動物香というか、香木のような香りなのかな?
味わいは伝統産地をイメージさせる、アルコール度を抑えた、やや落ち着いた印象。
ちょっと頼りないひ弱さな印象もありますが、バランスが良くて、育ちの良い感じがします。
なんか、昔ながらのスペインって感じを残してますね。
美味しいワインです。
最近は濃厚でフルーティなスペインワインが増えてますが、私はこのワインのような繊細さを持っているタイプの方が好きですね。
少しクールな印象のある飲み口も好印象。
今日の晩ご飯は肉団子だったのですが、違和感無く合いました。
和風の醤油ベースのタレにも合いますね。
それにしても、アルコール度が低いと思いきや、13%もあります。
アルコール度の高さを感じさせないというのもポイント高いですね。
クラス感としては1000円ちょっとくらいなんですが、バランスよく、上品にまとまっている感じがいいですね。
無理してない、自然体な印象で、生産者のセンスを感じさせます。
さらに飲み進むと、フルーツ感が全面に出てきました。
チャーミングなフルーツ感です。
少し濃厚で、モダンな感じだぞ?
あれ?ワインが入れ替わった?
ってくらい変わった気がするのですが・・・
う~ん?酔っ払ったかな~。
でも美味しいことには変わりありません、ひっく。
このワイン、軽い飲み口なのに、アルコール度が高いから、ちょっと危険なタイプですね。
のみすぎ注意な、美味しいワインです。
■楽天ショップへのリンク
イグナシオマリン グラン・ステータス カリニェナDO 税込990 円 送料別
※サイトより引用
ボデガスイグナシオマリン グランステータス赤 税込880 円 送料別
※サイトより引用
(2)グルナッシュ、シラー(フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\926 (6本セット5555円
(3)ガルナッチャ・ティンタ、テンプラニーリョ、カリニェナ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナDO:06)\926 (6本セット5555円)
(4)シラーズ、マルベック(アルゼンチン:サン・ファン州:バジェ・デル・トゥルン:08)\926 (6本セット5555円)
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
少し落ち着いた色調の濃いガーネット。
濃い色調で、ほとんど黒に近いが、フチは青みを帯びたマゼンタ。
少し落ち着いている印象。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくりと降りてくる。
ディスクは薄い。
【香り】
温度が低いせいか、香りがとても弱い。
かすかにフローラル系と、グリーン系のスパイスのような印象。
茎のようなグリーン香。
グラスを回してもあまり香りがたってこない。
なめし革のような動物香と、やはりグリーン系の香りが強い。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味は柔らかいが、しっかり効いている。
タンニンも細かいがしっかりしていて、舌の表面が乾くような印象。
ミディアムからフルボディくらい。
後味は酸味が残るもののやや乾く印象。
余韻は少し残る。
【判定】
濃い外観からはどれも候補になる。
香りは弱く、判定が難しいが、フルーツ香よりはグリーン系の香りが強い。
カベルネをイメージさせる。
味わいもドライで、伝統産地をイメージさせる。
スペインよりはフランス。
そうなると、コルビエールか、ローヌ。
なんとも頼りない感じの飲み口が、グルナッシュっぽい。
しかも香りは弱いながらも華やかさを感じる。
良くボルドーに間違えるタイプの香り。
ワイン自体に力がなくて、価格帯も1000円程度のイメージ。
生産年もちょっと熟成した07くらいの印象。
ファイナルアンサーで、コート・デュ・ローヌ
で、ブー
なんとスペインでした。
【総評】
ボデガス・イグナシオ・マリン グラン・ステータス 2006
Bodegas Ignacio Marin S.L. GRAN STATUS 2006
スペイン:アラゴン州:カリニェーナDO
アルコール度:13%
ぶどう品種:ガルナッチャ・ティンタ、テンプラニーリョ、カリニェナ
ワインの店ちどり屋の通販で、6本セット5555円、1本あたり926円で購入。
グルナッシュとガルナッチャ・ティンタだから当たったも同然!
というのは苦しい言い訳ですが、ネタバレしてみると、テンプラニーリョのちょっと野性的な香りを感じます。
少なくともローヌではありませんね、この香りは・・・
ちょっと鼻の奥を押してくるような重い動物香がありますよね、テンプラニーリョって。
動物香というか、香木のような香りなのかな?
味わいは伝統産地をイメージさせる、アルコール度を抑えた、やや落ち着いた印象。
ちょっと頼りないひ弱さな印象もありますが、バランスが良くて、育ちの良い感じがします。
なんか、昔ながらのスペインって感じを残してますね。
美味しいワインです。
最近は濃厚でフルーティなスペインワインが増えてますが、私はこのワインのような繊細さを持っているタイプの方が好きですね。
少しクールな印象のある飲み口も好印象。
今日の晩ご飯は肉団子だったのですが、違和感無く合いました。
和風の醤油ベースのタレにも合いますね。
それにしても、アルコール度が低いと思いきや、13%もあります。
アルコール度の高さを感じさせないというのもポイント高いですね。
クラス感としては1000円ちょっとくらいなんですが、バランスよく、上品にまとまっている感じがいいですね。
無理してない、自然体な印象で、生産者のセンスを感じさせます。
さらに飲み進むと、フルーツ感が全面に出てきました。
チャーミングなフルーツ感です。
少し濃厚で、モダンな感じだぞ?
あれ?ワインが入れ替わった?
ってくらい変わった気がするのですが・・・
う~ん?酔っ払ったかな~。
でも美味しいことには変わりありません、ひっく。
このワイン、軽い飲み口なのに、アルコール度が高いから、ちょっと危険なタイプですね。
のみすぎ注意な、美味しいワインです。
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イグナシオマリン グラン・ステータス カリニェナDO 税込990 円 送料別
※サイトより引用
このスパイシーは風味は飲んでいると、スペインらしさをとてもよく感じる。これは葡萄の特徴でもあるのだが、白胡椒を更に細かく粉末状にしたときの感じがそれに相当する。渋さはミディアムを少し弱くした感じ。余り料理も選ばなくて良さそうで気軽に飲める赤ワイン。
ボデガスイグナシオマリン グランステータス赤 税込880 円 送料別
※サイトより引用
原産国 スペイン
地 方 エブロ
地 区 カリニェナ
品質分類・原産地呼称 カリニェナD.O.
ブドウ品種 ガルナッチャ・ティンタ 50%/テンプラニーリョ 30%/カリニェナ 20%
醸造・熟成 オーク樽熟成 3ヶ月(新樽比率100%)
容量 750ml
種類 赤ワイン
色 赤
味わい ミディアムボディ
飲み頃温度 14℃
やわらかな口当たり。ブドウ本来の果実味を持ち、飲み心地良い赤ワイン。リオハやシェリーと並びスペインで最も歴史あるカリニェナ産。様々な料理と好相性。
バンクーバーのワイン
バンクーバーオリンピック始まりましたね~。
ヽ(^◇^*)/
いきなりジャンプ、モーグルで盛り上がって、テレビの前から離れられません。
休みにやろうと思っていたことが出来なくて困ります・・
(;´▽`A``
いい機会なので、バンクーバーのワインについて調べてみました。
バンクーバーは、アメリカとの国境に接している太平洋側、ブリティッシュ・コロンビア州の都市ですね。
カナダワインの主要産地は、大西洋側のオンタリオ州。
有名なアイスワインも、主にオンタリオ州で作られています。
オンタリオ州がカナダ最大のワイン産地で、ブリティッシュ・コロンビア州はその次ですが、栽培面積は半分以下。
オンタリオ州:7039ha
ブリティッシュ・コロンビア州:3035ha
両方の州ともにアメリカの産地から影響を受けていて、オンタリオ州は、ニューヨーク、ペンシルバニア州の影響が強い産地。
ブリティッシュ・コロンビア州はアメリカのワシントン州。
バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州から南下すると、ワシントン州→オレゴン州→カリフォルニア州なんですよね。
国は違えど土地はつながっているので、お隣の地域の影響を受けるという話は、フランスやスペインでも良くある話ですね。
さらに細かく見ていくと、バンクーバーのワイン産地は、フレーザー・ヴァレーと、バンクーバー・アイランド。
フレーザー・ヴァレーは、太平洋沿岸の大陸側で、バンクーバー・アイランドは、西側の太平洋に浮かぶ島です。
フレーザー・ヴァレーは、シャルドネ、ピノ・ノワールと、ドイツ系の白ぶどうが主要品種。
バンクーバー・アイランドは、ピノ・ノワール、メルロ、ガメイ、ミューラー・トゥルガウ、シャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・グリなど、多くの品種が栽培されてます。
実際にバンクーバーのワインが手にはいるのか楽天で調べてみると、ブリティッシュ・コロンビア州産のアイスワインってのがありました。
やっぱり、ブリティッシュ・コロンビア州でもアイスワインは作られているんですね。
■楽天ショップへのリンク
バンクーバー冬季オリンピック開催記念 限定商品 100ml入り リースリングアイスワインと特製ミニグラスのセット 4,500円 (税込) 送料別
アイスワインって高いですけど、100mlで、4500円?
750ml換算にすると、33750円!(◎_◎;)
良く調べると、ミニグラスのセットじゃなければ、3500円なので、750ml換算で、26250円。
( ̄ω ̄;)
確かにフルボトルじゃ買えないけど、100mlだったら買えるって考え方もありますね。
手土産で考えると、タイムリーで喜ばれるかも。
ちなみにボッタクってんじゃないの?と思って他のアイスワインを調べると、5000円から10000円くらい。
しかも、フルボトルって無いんですね。
200mlとか、ハーフの375mlでその値段です。
なかなか手が出ませんが、こういう機会に飲んでおくのもいいかも。
サンティアゴ カベルネ・ソーヴィニヨン NV
サンティアゴ カベルネ・ソーヴィニヨン NV
SANTIAGO CABERNET SAUVIGNON NV
チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
グルメシティで、特売398円で購入。
【外観】
若々しい印象の、濃いガーネット。
ディスクはほぼ無い。
粘性はやや強い。
色はほとんど黒で、フチは鮮やかな赤。
雫に色素が残る。
【香り】
赤味の肉。
タバコ。
加熱した果実香。
グラスを回すと動物香が強くなる。
フレッシュな果実香も少し。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
強いアルコールのアタックだが、やや水っぽさもある。
二つのワインがブレンドされようなイメージ。
後味はカラカラに乾く感じ。
ボディはミディアムからフルボディ。
アルコールの印象が強いが、それほど高くなさそう。
微妙な余韻が残る。
【総評】
カベルネ・ソーヴィニヨンで398円って・・
低価格ワインも、ついにここまで来てしまいましたね。
飲み口は、強いチリカベを弱いワインあるいはブドウジュースで薄めたような感じです。
微妙な違和感を感じるバランス。
後味が乾くタイプですが、ちょっと極端で、カラカラに乾くような後味。
次のグラスに手が伸びにくいワインですね。
とはいえ、398円としては品質が高いのではないでしょうか。
善戦してます。
あとは好みの問題でしょうか?
強くて、濃いチリカベが好きな人には納得感があるのでは。
カミさんに意見を聞いたら、アルコールの味が強くて、味も素っ気もないワイン・・・
まあ、相当厳しい意見ですが、否定できない感じ。
でも、なんだか時間がたつと飲みやすくなってきました。
強さが和らぐとでもいいましょうか。
しっかりした肉料理とか、バーベキューに持っていくには最適ではないでしょうか。
398円としては十分な品質だと思います。
この価格で売っていたら、きっとまた買いますね。
2010/02/13
カレ ブランコ シャルドネ 2008(ブラインドテイスティング:外す)
(1)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥー・メールAC:06)\2080
(2)シャルドネ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:08)\1480
(3)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(4)トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス(ポルトガル:ヴィーノ・レジョナル・リバテジャーノ:02)\1180
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや淡い、グリーンがかった、レモンイエロー。
輝きは強め。
小さな気泡が多く見られる。
粘性は強く、脚が長く残る。
ディスクは厚い。
【香り】
酵母のような醗酵香。
その後ろにかすかに柑橘系のフルーツ。
グラスを回すとチーズのような醗酵香が強くなる。
白い花。
スモーク。
硬質なシャブリのような印象。
乾いた石のようなミネラル。
【味わい】
残糖をやや多く感じるセック。
ほんのり甘い、中辛口くらいの印象。
口当たりはまろやかで、ボリューム感がある。
酸味は強めだが、全体のボリューム感に埋もれる感じ。
後味に苦味とカルピスのようなエグ味が残る。
喉にちょっとひっかかるような後味。
フルーツ感の強い、ニューワールドタイプの味わい。
【判定】
グリーンがかった若々しい外観からは、08のシャルドネ2本が候補。
香りはまさにシャルドネ。しかもブルゴーニュをイメージさせる。
でも飲み口はニューワールド。
残糖が多く、キレが悪い甘さ。
ちょっとバタ臭い、って感じ。
ちなみにスペインのシャルドネは、たしかパーカー好みの白。
何となく、ブルゴーニュというよりは、そっち系の感じ?
でも香りが何ともブルゴーニュっぽいのが気になる。
ちょっと道を外れたブルゴーニュっていう可能性も捨てがたい。
ちなみに価格感でいくと1280円が近い。
というかもっと安い感じ。
1000円クラスなんだけど、ブルゴーニュだから280円乗せました、みたいな。
そうなると、やっぱブルゴーニュ?
ファイナルアンサーで、ブルゴーニュ
で、ブー
やっぱ、スペインの方でした。
【総評】
カレ ブランコ シャルドネ 2008
CARE CHARDONNAY 2008
スペイン:アラゴン州:カリニェーナ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ
ジャスコで、1480円で購入。
え~、なんだかこのワイン期待ハズレなんですけど・・
カミさんに値段聞いたら、880円。
少なくとも第一印象はそんな感じです。
これから美味しくなってくるといいのですが。
時間が経つと、苦味が強くなってきて、グレープフルーツみたいな感じ。
シャルドネじゃあまり無い、ソーヴィニヨン・ブランっぽい味わいですね。
ん~時間とともに、だんだん良くなってきました。
しっかりしているワインなので、グラスに入れてちょっと時間が経った方が美味しくなるみたい。
最初クドいキャラかと思ったら、意外といい奴じゃん、みたいな。
すっきりした、淡白で上品な味わいに変わってきますね。
なんだか美味しくなってきたぞ、このワイン。
最初の印象もそうなんですが、香りはブルゴーニュのシャルドネって感じなんですよね。
シャブリのような感じというか。
味わいは微妙に甘いんですが、最初に感じた喉につっかえるような感じは無くなって、後味がキレイになってきました。
こうなると、1500円クラスを超えてくる感じ。
良くなってきましたね。酔ってるだけ?
ここでブラインドテイスティングしたら、やっぱりブルゴーニュって答えますね。
しかもちょっと良いブルゴーニュ。
とても素直なシャルドネって感じがしますね。
温度もちょっと高めの方が美味しいみたい。
こういった、飲んでいて変化のあるワインって楽しいですよね。
いいですね、このワインおすすめです。
(2)シャルドネ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:08)\1480
(3)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(4)トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス(ポルトガル:ヴィーノ・レジョナル・リバテジャーノ:02)\1180
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや淡い、グリーンがかった、レモンイエロー。
輝きは強め。
小さな気泡が多く見られる。
粘性は強く、脚が長く残る。
ディスクは厚い。
【香り】
酵母のような醗酵香。
その後ろにかすかに柑橘系のフルーツ。
グラスを回すとチーズのような醗酵香が強くなる。
白い花。
スモーク。
硬質なシャブリのような印象。
乾いた石のようなミネラル。
【味わい】
残糖をやや多く感じるセック。
ほんのり甘い、中辛口くらいの印象。
口当たりはまろやかで、ボリューム感がある。
酸味は強めだが、全体のボリューム感に埋もれる感じ。
後味に苦味とカルピスのようなエグ味が残る。
喉にちょっとひっかかるような後味。
フルーツ感の強い、ニューワールドタイプの味わい。
【判定】
グリーンがかった若々しい外観からは、08のシャルドネ2本が候補。
香りはまさにシャルドネ。しかもブルゴーニュをイメージさせる。
でも飲み口はニューワールド。
残糖が多く、キレが悪い甘さ。
ちょっとバタ臭い、って感じ。
ちなみにスペインのシャルドネは、たしかパーカー好みの白。
何となく、ブルゴーニュというよりは、そっち系の感じ?
でも香りが何ともブルゴーニュっぽいのが気になる。
ちょっと道を外れたブルゴーニュっていう可能性も捨てがたい。
ちなみに価格感でいくと1280円が近い。
というかもっと安い感じ。
1000円クラスなんだけど、ブルゴーニュだから280円乗せました、みたいな。
そうなると、やっぱブルゴーニュ?
ファイナルアンサーで、ブルゴーニュ
で、ブー
やっぱ、スペインの方でした。
【総評】
カレ ブランコ シャルドネ 2008
CARE CHARDONNAY 2008
スペイン:アラゴン州:カリニェーナ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ
ジャスコで、1480円で購入。
え~、なんだかこのワイン期待ハズレなんですけど・・
カミさんに値段聞いたら、880円。
少なくとも第一印象はそんな感じです。
これから美味しくなってくるといいのですが。
時間が経つと、苦味が強くなってきて、グレープフルーツみたいな感じ。
シャルドネじゃあまり無い、ソーヴィニヨン・ブランっぽい味わいですね。
ん~時間とともに、だんだん良くなってきました。
しっかりしているワインなので、グラスに入れてちょっと時間が経った方が美味しくなるみたい。
最初クドいキャラかと思ったら、意外といい奴じゃん、みたいな。
すっきりした、淡白で上品な味わいに変わってきますね。
なんだか美味しくなってきたぞ、このワイン。
最初の印象もそうなんですが、香りはブルゴーニュのシャルドネって感じなんですよね。
シャブリのような感じというか。
味わいは微妙に甘いんですが、最初に感じた喉につっかえるような感じは無くなって、後味がキレイになってきました。
こうなると、1500円クラスを超えてくる感じ。
良くなってきましたね。酔ってるだけ?
ここでブラインドテイスティングしたら、やっぱりブルゴーニュって答えますね。
しかもちょっと良いブルゴーニュ。
とても素直なシャルドネって感じがしますね。
温度もちょっと高めの方が美味しいみたい。
こういった、飲んでいて変化のあるワインって楽しいですよね。
いいですね、このワインおすすめです。
2010/02/11
ポッジョ・レ・ヴォルピ フラスカーティ スーペリオーレ・セッコ 2008(ブラインドテイスティング:外す)
(1)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥー・メールAC:06)\2080
(2)シャルドネ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:08)\1480
(3)トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス(ポルトガル:ヴィーノ・レジョナル・リバテジャーノ:02)\1180
(4)マルヴァジーア トレッビアーノ ソーヴィニヨン(伊:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.:08)\1080
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ほんのりオレンジがかった、やや濃いめのイエロー。
少し熟成感を感じる色合いだが、小さな気泡が多く見られる。
ディスクは薄めで、粘性は中庸。
輝きは強め。
【香り】
パイナップルやマンゴーのような南国系のフルーツ香。
グラスを回すと、やさしい、シロップ漬けのモモのような甘い香りになる。
白い花のような感じもある。
果実香主体でやや強めの香り。
【味わい】
少し残糖を感じるセック。
フルーティで柔らかいが、酸はしっかりしている。
なめらかな口当たりで、優しい味わい。
甘くフルーティな印象が強く、ボディもやや太い。
余韻は少し続く。
【判定】
やや濃く、オレンジがかった外観からは、02のポルトガルと06のボルドーが候補。
香りは南国系のフルーツ香主体。
ソーヴィニヨン・ブランのパッションフルーツやセミヨンのデザートワインのような香りが近いか。
飲み口は甘みが特徴的。
カテゴリとしてはセックだが、かなり甘い印象が強い。
ちょっとニューワールド系?とも思うが、トータルの印象は上質な伝統産地のまとまり。
後味のすっきり感がワンランク上の印象。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー
フラスカーティでした・・全然違う。駄目だこりゃ・・
【総評】
ポッジョ・レ・ヴォルピ フラスカーティ スーペリオーレ・セッコ 2008
POGGIO LE VOLPI Frascati Superiore Secco 2008
イタリア:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.
アルコール度:13%
ブドウ品種:マルヴァジーア70%、トレッビアーノ20%、ソーヴィニヨン10%
リカーランドトップで、1080円で購入。
ネタバレしてみると完全にイタリア。
モモのような優しい果実感とか、少し炭酸のイメージのある苦味とか、まさにイタリアン。
なんでボルドーって感じ・・・
ボリューム感も控えめで、ライトなイメージです。
口当たりはネクターのようなトロっとした印象。
優しいフルーツ感で、とても美味しいですね。
以前飲んだフラスカーティは、炭酸の印象が強くちょっと重い感じで、いまいちな評価でしたが、このワインはすっきりフルーティで、いい感じ。
フレッシュなモモにかぶりついているような感じ、とでも言いましょうか。
今日の晩ご飯はオムレツだったのですが、卵料理に良く合いそうです。
キッシュとか、スパニッシュオムレツとか良さそうな気がします。
それにしても後味がいいですね。
フルーティさが残って、なんとも心地よい余韻です。
良いワインですね、おすすめです。
(2)シャルドネ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:08)\1480
(3)トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス(ポルトガル:ヴィーノ・レジョナル・リバテジャーノ:02)\1180
(4)マルヴァジーア トレッビアーノ ソーヴィニヨン(伊:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.:08)\1080
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ほんのりオレンジがかった、やや濃いめのイエロー。
少し熟成感を感じる色合いだが、小さな気泡が多く見られる。
ディスクは薄めで、粘性は中庸。
輝きは強め。
【香り】
パイナップルやマンゴーのような南国系のフルーツ香。
グラスを回すと、やさしい、シロップ漬けのモモのような甘い香りになる。
白い花のような感じもある。
果実香主体でやや強めの香り。
【味わい】
少し残糖を感じるセック。
フルーティで柔らかいが、酸はしっかりしている。
なめらかな口当たりで、優しい味わい。
甘くフルーティな印象が強く、ボディもやや太い。
余韻は少し続く。
【判定】
やや濃く、オレンジがかった外観からは、02のポルトガルと06のボルドーが候補。
香りは南国系のフルーツ香主体。
ソーヴィニヨン・ブランのパッションフルーツやセミヨンのデザートワインのような香りが近いか。
飲み口は甘みが特徴的。
カテゴリとしてはセックだが、かなり甘い印象が強い。
ちょっとニューワールド系?とも思うが、トータルの印象は上質な伝統産地のまとまり。
後味のすっきり感がワンランク上の印象。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー
フラスカーティでした・・全然違う。駄目だこりゃ・・
【総評】
ポッジョ・レ・ヴォルピ フラスカーティ スーペリオーレ・セッコ 2008
POGGIO LE VOLPI Frascati Superiore Secco 2008
イタリア:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.
アルコール度:13%
ブドウ品種:マルヴァジーア70%、トレッビアーノ20%、ソーヴィニヨン10%
リカーランドトップで、1080円で購入。
ネタバレしてみると完全にイタリア。
モモのような優しい果実感とか、少し炭酸のイメージのある苦味とか、まさにイタリアン。
なんでボルドーって感じ・・・
ボリューム感も控えめで、ライトなイメージです。
口当たりはネクターのようなトロっとした印象。
優しいフルーツ感で、とても美味しいですね。
以前飲んだフラスカーティは、炭酸の印象が強くちょっと重い感じで、いまいちな評価でしたが、このワインはすっきりフルーティで、いい感じ。
フレッシュなモモにかぶりついているような感じ、とでも言いましょうか。
今日の晩ご飯はオムレツだったのですが、卵料理に良く合いそうです。
キッシュとか、スパニッシュオムレツとか良さそうな気がします。
それにしても後味がいいですね。
フルーティさが残って、なんとも心地よい余韻です。
良いワインですね、おすすめです。
ワインの店ちどり屋 「20種類から選べるワイン 6本セット」
ワインの店ちどり屋さんの、「20種類から選べるワイン 6本セット」が届きました。
包装はシンプル。
6本入り専用ダンボールに、余計な包装材で包まず、そのまま入ってました。
ラベルの汚れや破れもほとんどなく、キレイな状態で入ってます。
写真で見る印象と実際に手に取った時の印象ってかなり違いますが、どのワインも期待できそうです。
ちょっと気になったのは注文したものと生産年が違う事でしょうか。
■今回チョイスしたワイン
1.シャトー・ド・ヴィルクール ブラン 2007
→届いたのは2008年でした
2.ポン・ロマン コート・デュ・ローヌ・ルージュ 2007
3.グラン・ステータス 2004
→届いたのは2006年でした
4.カリア・アルタ シラーズ、マルベック 2008
5.カリアアルタ シャルドネ、トロンテス 2008
6.バルディビエソ ソーヴィニヨン・ブラン 2008
→届いたのは2009年でした。
2007、2008年の一年若いワインはともかく、2004年が2006年というのはちょっと文句言いたいですね。
ちょうど熟成の谷間じゃないの??プンプン!
あらためてサイトを見に行ったら、原因が何となくわかりました。
生産年が記載されているのは、各ワインの説明部分ですが、画像で出来ていて更新されてないんですね。
ワインを注文する箇所にはビンテージは入ってなかったので、生産年までは約束してないようです。
まあビンテージが違うくらいでお店に文句言ったら、クレーマーかと思われちゃいますね。
2006年でも美味しいかもしれないし、届いたワインをいただく事にします。
で、改めて、今回のワインリストです。
■ワインリスト
(1)シャトー・ド・ヴィルクール ブラン 2008
フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
ブドウ品種:セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル
(2)ポン・ロマン コート・デュ・ローヌ・ルージュ 2007
フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー
(3)グラン・ステータス 2006
スペイン:アラゴン州:カリニェーナDO
ブドウ品種:ガルナッチャ・ティンタ、テンプラニーリョ、カリニェナ
(4)カリア・アルタ シラーズ、マルベック 2008
アルゼンチン:サン・ファン州:バジェ・デル・トゥルン
ブドウ品種:シラーズ、マルベック
(5)カリアアルタ シャルドネ、トロンテス 2008
アルゼンチン:サン・ファン州:バジェ・デル・トゥルン
ブドウ品種:シャルドネ、トロンテス
(6)バルディビエソ ソーヴィニヨン・ブラン 2009
チリ:セントラル・ヴァレー
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
また飲んだらレポートします。
楽しみですね。o(^▽^)o
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★【送料無料】36%OFF★ 20種類から選べるワイン 6本セット!選べてコミコミとってもおトク♪
2010/02/10
メルシャン ビストロ(白) NV
メルシャン ビストロ(白) NV
Mercian Bistro White NV
日本:輸入ぶどう果汁、輸入ワイン使用
アルコール度:11%
ぶどう品種:不明
グルメシティで、特売298円で購入。
【外観】
ややグリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色調は単調で、小さな気泡が多く見られる。
輝きは弱めだが、艶っぽさはある。
クリーンで健全な外観。
粘性は弱く、さらっとしている。
【香り】
酵母の香り。
醗酵香。
少し日本酒のようなアルコール臭。
ちょっとミネラル感。
グラスを回すとチーズのような醗酵香が強くなる。
果実香は控えめで、スモーキーなグリーン香が少し混ざる。
【味わい】
残糖を多く感じる、中口。
スーパーライトボディで、後味はスッキリしているが、ちょっとエグ味が残る。
少しアルコールが浮いている印象で、ひょこひょこアルコール感が顔を出す。
甘さもわりとあるが、ベタベタした感じはなく、飲みやすい。
アルコール度も低め。
酸味が効果的に効いていて、スッキリ飲みやすいバランスを作っている。
香りではあまり感じなかった果実感もある。
【総評】
伝統的な日本のワインの文化を引き継いでますね。
昔の日本のワインってみんなこんな感じでした。
でも多分、格段に飲みやすく、クリーンになっていると思います。
しかも考えられないくらい安いし。
この価格のワインに文句を言ってはいけませんね。
カミさんにブラインドで飲ませて、生産国と値段を聞いてみたら・・・「えっ、何これ、甘ー。日本のワインで、498円。」
ビストロって大体398円くらいで売っているので、やや高めの評価(?)でしたが、大体合ってます。
何か日本のワインって感じよね~、といいながら、結構がぶがぶ飲んでました。
ビストロってもちろんワインとしては最低ラインにあるんですけど、憎めないキャラクターなんですよね。
この超低価格がすべてを許させてしまう、という効果もあります。
飲み口にフレッシュな果実感がふっと出るのですが、これはきっと果汁を混ぜているんでしょうね。
このあたりは、昔の日本のワインになかったアプローチです。
コストパフォーマンスとして捉えると、かなり高いと思うのですが、最近のデフレで、超低価格ワイン戦線もだいぶ変わってきました。
個人的には超低価格ワインのトップを走るのが、ジャスコの398円ワイン、ドンシモン・セレクション。
ビストロをドンシモン・セレクションと比べるとワイン的には完敗ですね。
でも好き嫌いでいくと、ビストロの方が美味しいと思う人もかなり多いのではないでしょうか。
キャラクターが全然違いますからね。
長い間、安定してこの価格でワインを提供出来るという点では、ビストロにかなうワインはありませんね。
平日に気兼ねなく開けるには最適な一本ではないでしょうか。
2010/02/07
シャトー・デュ・シャロン 2008(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(2)ピノ・ノワール(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(3)シラー、テンプラニーリョ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:07)\1280
(4)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\990
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
鮮やかなピンクのフチの濃いガーネット。
深い透明感があるが、底はギリギリ見えないくらい。
ほとんど黒だが、フチはピンクで若々しさがある。
ディスクは薄く、粘性は中庸。
【香り】
濃縮感のあるジャムのような果実香。
タバコやチョコレートのような焦げ臭。
グラスを回すと赤味の肉のような動物香。
フレッシュな果実香も出てくる。
ヴァニラのようなキャンディのような甘い印象もあり。
香りはそれほど強くないが、ボリューム感を感じる。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
思いのほか辛口。
ただフルーティさは強い。
酸味もしっかりと強く、後味まで残る。
アルコール度も強めで、喉が少し熱くなる。
余韻は少し続く。
【判定】
濃い外観からはシラーの2本。
香りもシラーっぽい。
でも味わいが思いのほか辛口。
ドライでフルーティ。
ほぼコルビエールかスペインで絞られるが、ちょっとボルドーが気になる。
そう、飲み口がシラーっぽくない。
どちらかというとボルドー?
飲めば飲むほどシラーじゃない。
香りも最初のシラーっぽさが消えて、茎のようなグリーン香が出てきた。
やっぱりボルドー?
香りの要素の中に、カリニャンとかテンプラニーリョの、ローカル品種の独特な香りが混ざってない。
高貴品種だけでまとめた香りの印象。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン
最近多いんですよね、シラーっぽさを感じるメルロー。
【総評】
シャトー・デュ・シャロン 2008
Chateau Du Charron 2008
フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
リカーランドトップで、990円で購入。
軽くてすっきりしている、カジュアルなボルドーです。
ボリューム感や、複雑な味わいではありませんが、シンプルに飲みやすくまとまってます。
価格も手頃だし、なかなかいいのでは。
ボルドーらしさを微妙に残しつつ、ニューワールドのフルーティで飲みやすい感じを持ってます。
伝統と流行がうまく融合している、モダンなタイプのボルドーですね。
今日の晩ご飯はヒレカツだったのですが、さすがにこれは合わない。
トンカツに合うのはやっぱりロゼ?
このワインは食事が無くても美味しく飲めるタイプですね。
すっきりとしていて重さが無いので、スイスイ飲めてしまいます。
若干水っぽい感じはありますが、後味がキレイなのでそれほど気になりません。
軽いので家庭の肉料理にも良く合いそうです。
いわゆるボルドーテイストを期待するとちょっと違いますが、ワインとしては良くまとまっていると思います。
(2)ピノ・ノワール(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(3)シラー、テンプラニーリョ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:07)\1280
(4)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\990
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
鮮やかなピンクのフチの濃いガーネット。
深い透明感があるが、底はギリギリ見えないくらい。
ほとんど黒だが、フチはピンクで若々しさがある。
ディスクは薄く、粘性は中庸。
【香り】
濃縮感のあるジャムのような果実香。
タバコやチョコレートのような焦げ臭。
グラスを回すと赤味の肉のような動物香。
フレッシュな果実香も出てくる。
ヴァニラのようなキャンディのような甘い印象もあり。
香りはそれほど強くないが、ボリューム感を感じる。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
思いのほか辛口。
ただフルーティさは強い。
酸味もしっかりと強く、後味まで残る。
アルコール度も強めで、喉が少し熱くなる。
余韻は少し続く。
【判定】
濃い外観からはシラーの2本。
香りもシラーっぽい。
でも味わいが思いのほか辛口。
ドライでフルーティ。
ほぼコルビエールかスペインで絞られるが、ちょっとボルドーが気になる。
そう、飲み口がシラーっぽくない。
どちらかというとボルドー?
飲めば飲むほどシラーじゃない。
香りも最初のシラーっぽさが消えて、茎のようなグリーン香が出てきた。
やっぱりボルドー?
香りの要素の中に、カリニャンとかテンプラニーリョの、ローカル品種の独特な香りが混ざってない。
高貴品種だけでまとめた香りの印象。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン
最近多いんですよね、シラーっぽさを感じるメルロー。
【総評】
シャトー・デュ・シャロン 2008
Chateau Du Charron 2008
フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
リカーランドトップで、990円で購入。
軽くてすっきりしている、カジュアルなボルドーです。
ボリューム感や、複雑な味わいではありませんが、シンプルに飲みやすくまとまってます。
価格も手頃だし、なかなかいいのでは。
ボルドーらしさを微妙に残しつつ、ニューワールドのフルーティで飲みやすい感じを持ってます。
伝統と流行がうまく融合している、モダンなタイプのボルドーですね。
今日の晩ご飯はヒレカツだったのですが、さすがにこれは合わない。
トンカツに合うのはやっぱりロゼ?
このワインは食事が無くても美味しく飲めるタイプですね。
すっきりとしていて重さが無いので、スイスイ飲めてしまいます。
若干水っぽい感じはありますが、後味がキレイなのでそれほど気になりません。
軽いので家庭の肉料理にも良く合いそうです。
いわゆるボルドーテイストを期待するとちょっと違いますが、ワインとしては良くまとまっていると思います。
不況に負けるな!激安ワインセットを選んでみました(その5)。
久しぶりにワインセットを選んでみました。
今回は、ワインの店 ちどり屋の20種類から選べるワインセット。
12本、6本、4本のセットがあります。
4本セットは、4444円で、1本あたり1111円。
6本セットは、5555円で、1本あたり926円。
12本セットは、9999円で、1本あたり833円。
今回は6本セットにします。
12本セットだとかなり安くなるけど、10000円ちかいと・・ちょっと・・
<ラインアップ>------------------
1.【赤】
シャトー・ド・ヴィルクール ルージュ 2005
これは一度飲んだことがあるで、パス。
ライトで飲みやすい、万人受けするボルドーって印象でした。
×飲んだことがある
2.【白】
シャトー・ド・ヴィルクール ブラン 2007
ボルドーブランで、この価格ならいいですね。
◎決定
3.【赤】
タレン カベルネ・ソーヴィニヨン 2007
ヴァン・ド・ペイクラスのフランスワインですね。
当たり外れがありそうなので、ちょっと保留。
4.【白】
タレン シャルドネ 2007
ヴァン・ド・ペイクラスのフランスワインですね。
当たり外れがありそうなので、ちょっと保留。
△保留
5.【赤】
ポン・ロマン コート・デュ・ローヌ・ルージュ 2007
コート・デュ・ローヌがこの価格ならお買い得感あり。
◎決定
6.【赤】
アバイ メルロー 2006
何となく、ニューワールドチックなスペインじゃないかという不安あり。
△保留
7.【赤】
アバイ ガルナッチャ 2006
何となく、ニューワールドチックなスペインじゃないかという不安あり。
△保留。
8.【赤】
パゴス・デ・エグーレン 2007
テンプラニーリョの安いワインって微妙なものが多いので、ちょっと保留。
△保留
9.【赤】
ロッソ・ディ・トスカーナ 2007
サンジョヴェーゼも当たり外れがあるので、ちょっと保留。
△保留
10.【赤】
グラン・ステータス 2004
スペインの熟成した安ワインはたまに当たりがあるんですよね、期待できるかも。
○候補
11.【白】
オッペンハイマー クレーテンブルンネン カビネット 2007
カミさんが甘口ワイン嫌いなのでパス。
×選外
12.【赤】
フォルトレ カベルネ ロッソ 2006
イタリアのカベルネ・ソーヴィニヨンは、ニューワールドっぽいのが多いのでパス。
×選外
13.【赤 】
カリア・アルタ シラーズ、マルベック 2008
この価格帯のアルゼンチンはコストパフォーマンスが期待できるかも。
○候補
14.【白】
カリアアルタ シャルドネ、トロンテス 2008
この価格帯のアルゼンチンはコストパフォーマンスが期待できるかも。
トロンテスも結構好き。
○候補
15.【赤】
パソ エル・ポルティーリョ レッド 2007
カリア・アルタ(13)と比べると、こちらはグローバル品種のメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン。
どちらかというとシラーズ、マルベックの方かな。
△保留
16.【白】
パソ エル・ポルティーリョ ホワイト 2008
カリア・アルタ(14)と比べると、こちらはグローバル品種のソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ。
どちらかというとシャルドネ、トロンテスの方かな。
△保留
17.【赤】
バルディビエソ カベルネ・ソーヴィニヨン 2006
チリカベなんですよね。
ネットで調べても900円切る価格みたいなので、候補落ち。
×選外
18.【白】
バルディビエソ ソーヴィニヨン・ブラン 2008
チリのカベルネ・ソーヴィニヨンはイマイチ感があるけど、ソーヴィニヨン・ブランはちょっと候補。
○候補
19.【赤】
パヌール カルメネール 2007
このブランドは、700円くらいのラインアップの印象があるのでパス。
×選外
20.【白】
フェアヴァレー シュナン・ブラン 2008
これ一度飲んだことあるんですけど、美味しかった印象が強いですね。
でも飲んだことがあるので選外。
×選外
---------------------------------
で、選んだワインは次の通り。
2.【白】
シャトー・ド・ヴィルクール ブラン 2007
5.【赤】
ポン・ロマン コート・デュ・ローヌ・ルージュ 2007
10.【赤】
グラン・ステータス 2004
13.【赤 】
カリア・アルタ シラーズ、マルベック 2008
14.【白】
カリアアルタ シャルドネ、トロンテス 2008
18.【白】
バルディビエソ ソーヴィニヨン・ブラン 2008
うまいこと赤と白3本づつになりました。
産地も、ボルドー、コート・デュ・ローヌ、スペイン、アルゼンチン、チリ。
なかなかバラエティに富んだセットになったのでは(自己満足)。
では早速これで申し込んでみます。
楽しみ、楽しみ。(* ̄∇ ̄*)
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メゾン・ルロワ ブルゴーニュ・ルージュ 2001
メゾン・ルロワ ブルゴーニュ・ルージュ 2001
LEROY BOURGOGNE ROUGE 2001
フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール
町田の蔵家さんで4780円で購入。
少しオリがあるので、半分だけデキャンタージュして、残りはオリと一緒にいただく。
コルクにはビッシリとカビが生えていた。
【外観】
落ち着いた色調の透明感のあるルビー色。
底がはっきり見える位の透明感。
色合いは、フチにちょっとオレンジを感じる。
粘性は強めで、脚が長く残る。
輝きもあり、キレイなルビー。
【香り】
ドライフルーツ。
カラメル香。
少しなめし革。
温度が低いせいか、まだ閉じている印象。
グラスを回すと香りが開いてくるが、腐敗臭を微妙に感じる。
カビというか、雑巾というか。
気のせい?
【味わい】
ミディアムボディで、やや痩せた印象の飲み口。
酸味が強めで、ふくよかさは無く、神経質な印象。
タンニンは繊細ながら、ちょっと舌に残る。
全体的に神経質で、そっけない味わいだが、後味がキレイなので、グラスにまた手がのびる。
ヒンヤリしたクールな感覚の飲み口で、繊細な味わい。
【総評】
ちょっとブショネ疑惑のあるワインです。
もう少し様子を見てみます。
温度が低いせいか、香りはそれほど立ってきませんが、味わいはクールで繊細。
最初の印象は神経質で飲みにくい感じ。
でも飲めば飲むほど美味しさが沁みてきます。
味わいがキレイといか、センスがいいというか。
ソリッドで、無駄な要素は無く、研ぎ澄まされた、張り詰めたような気品を感じるワインです。
これぞブルゴーニュって感じの、実に美味しいワインですね。
今日はチキンのトマト煮込み。
ソテーしたチキンをトマトソースで軽く煮込んだものです。
料理とワインの力関係はバッチリ。
ただ、もう少し脂がある方がこのワインには合いそうですね。
サバサバしてるワインなので、もうちょっとこってりしてる料理の方が美味しいかも。
ただ時間とともに、ちょっと飛んできましたね。
A.O.C.ブルゴーニュなので、それほど力はありません。
力は無いけど素性はいい、ルロワを期待させる入門編ってところでしょうか。
ブラインドで飲んだら、多分もう少し安いと思うでしょうね。
でもルロワってだけでイベントみたいなものなので、トータルでは十分満足度があります。
最初に感じたブショネ疑惑はまだ残ってるものの、十分美味しく飲めました。
■楽天ショップへのリンク
ブルゴーニュ・ルージュ[1999]メゾン・ルロワ 税込3,980 円 送料別
※サイトより引用
ブルゴーニュ屈指の品質と抜群の安定感は高く評価されている為、価格は決して安いものではありませんが「並みの生産者の畑名ワインを凌駕する品質」という比喩もおおげさではありません。私も年に数回、ルロワのワインを口にしますが、このクラスのワインが持つ品質としては特別な領域に達している、数少ない存在だと思っています。
ビオナチュラ シャルドネ ビオワイン 2007(ブラインドテイスティング:外す)
(1)シャルドネ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:08)\1480
(2)・トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス(ポルトガル:ヴィーノ・レジョナル・リバテジャーノ:02)\1180
(3)マルヴァジーア トレッビアーノ ソーヴィニヨン(伊:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.:08)\1080
(4)シャルドネ(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\940
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ややオレンジ色を帯びた、少し濃い目のイエロー。
わずかにベージュがかった色合い。
フチに向かって透明度は高くなる、複雑な色調。
やや濃い黄色で、輝きも強め。
粘性はやや高く脚が後から降りてくる。
【香り】
熟した果実香。
バナナなどの南国系の果実。
わずかにスパイシーなハーブ香。
グラスを回すとシロップ系の甘い印象と、少し樽のニュアンス。
香りはそれほど強くないが、豊かなイメージ。
【味わい】
酸味が強い、やや荒っぽい飲み口。
わずかに残糖を感じるセック。
酸味は強烈でやや暴れる感じ。
後味も酸味が支配的。
少し酸化しているような印象を感じる。
余韻は長く続く。
【判定】
少し熟成を感じる外観。
香りはフルーツ中心で、南国系のフルーツの印象が強い。
味わいはとにかく酸味中心。
しかもやや過熟して酸化しているような印象。
これは少なくとも07や08のワインではない。
しかも複数の品種がブレンドされている印象。
ファイナルアンサーで、トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス
で、ブー
なんとビオのシャルドネ・・・
【総評】
ビオナチュラ シャルドネ ビオワイン 2007
BIONATURA CHARDONNAY BIO 2007
フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ
リカーランドトップで、940円で購入。
ネタバレしてみると、確かにこれは熟成感ではありませんね。
しかも単一品種だし・・・
複雑な色調=複数品種、って良く間違えるんですが、あてになりません。
というか、よく見るとそんなに複雑な色調じゃないし。
それにしても、ビオワインって評価が難しいですよね。
ただこのワインは第一印象は悪かったのですが、だんだん良くなってきました。
味わいが落ち着いてきたというか、まとまってきたというか。
フルーツ感の強い、ちょっと濃厚な味わいのワインですね。
(2)・トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス(ポルトガル:ヴィーノ・レジョナル・リバテジャーノ:02)\1180
(3)マルヴァジーア トレッビアーノ ソーヴィニヨン(伊:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.:08)\1080
(4)シャルドネ(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\940
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ややオレンジ色を帯びた、少し濃い目のイエロー。
わずかにベージュがかった色合い。
フチに向かって透明度は高くなる、複雑な色調。
やや濃い黄色で、輝きも強め。
粘性はやや高く脚が後から降りてくる。
【香り】
熟した果実香。
バナナなどの南国系の果実。
わずかにスパイシーなハーブ香。
グラスを回すとシロップ系の甘い印象と、少し樽のニュアンス。
香りはそれほど強くないが、豊かなイメージ。
【味わい】
酸味が強い、やや荒っぽい飲み口。
わずかに残糖を感じるセック。
酸味は強烈でやや暴れる感じ。
後味も酸味が支配的。
少し酸化しているような印象を感じる。
余韻は長く続く。
【判定】
少し熟成を感じる外観。
香りはフルーツ中心で、南国系のフルーツの印象が強い。
味わいはとにかく酸味中心。
しかもやや過熟して酸化しているような印象。
これは少なくとも07や08のワインではない。
しかも複数の品種がブレンドされている印象。
ファイナルアンサーで、トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス
で、ブー
なんとビオのシャルドネ・・・
【総評】
ビオナチュラ シャルドネ ビオワイン 2007
BIONATURA CHARDONNAY BIO 2007
フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ
リカーランドトップで、940円で購入。
ネタバレしてみると、確かにこれは熟成感ではありませんね。
しかも単一品種だし・・・
複雑な色調=複数品種、って良く間違えるんですが、あてになりません。
というか、よく見るとそんなに複雑な色調じゃないし。
それにしても、ビオワインって評価が難しいですよね。
ただこのワインは第一印象は悪かったのですが、だんだん良くなってきました。
味わいが落ち着いてきたというか、まとまってきたというか。
フルーツ感の強い、ちょっと濃厚な味わいのワインですね。
2010/02/06
ガヴィ サン・クリストフォロ ステファノ マッソーネ 2008
ガヴィ サン・クリストフォロ ステファノ マッソーネ 2008
GAVI SAN CRISTOFORO STEFANO MASSONE 2008
イタリア:ピエモンテ州:ガーヴィDOCG
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:コルテーゼ
リカーランドトップで、1750円で購入。
【外観】
わずかにグリーンがかった、中庸なレモンイエロー。
極小さな気泡が多くグラスの内側につく。
グリーンっぽさにオレンジの色合いも少し感じる。
少しムラのある複雑な色調。
艶っぽい輝きがある。
粘性はやや強めで脚があとからゆっくりと降りてくる。
【香り】
白い小石のようなミネラル香。
カリンや柑橘系のフルーツ香。
グラスを回すとシロップ漬けのモモのような甘い印象。
香りはそれほど強く無いが、爽やかで上品な印象。
【飲み口】
少し残糖を感じるセック。
柔らかく上品で、まろやかな口当たり。
後味にヒンヤリした印象が残る。
酸味は柔らかく上品。
果物の皮のような爽やかな苦味がある。
余韻は短い。
【総評】
フルーティなんですが、カジュアルな感じではなく、繊細で上品な印象。
ニューワールドでも、フランスでもない、イタリアならではの美味しさを感じます。
とてもバランスよくまとまているのに、個性を感じます。
しかもスイスイ飲める。
ネクターっぽい、まろやかでトロっとした飲み口なんですが、全体的には爽やかな印象。
食事に合わせると、また良さが引き立ちます。
アルコール度も控えめで、主張も強く無いので、合わせる食事の幅が広そうです。
晩ご飯の一品、ソーセージと野菜の炒め物と合わせみると、素朴な家庭料理がイタリアンに変身する感じ。
もう一つのおかず、すき焼き風の肉団子は甘辛い醤油ベースの味付け。
さすがにこれはワインが負けてしまってダメ。
でもあくまで裏方に回って、さっぱりとさせてくれる役目をします。
レトルトのペペロンチーノに合わせると、ワインがもったいない感じになります。
美味しいワインはちゃんとした料理に合わせましょう・・って事ですね。
それにしても、この組み合わせ、肉団子よりも合いません。
レトルトっぽい味が全然ダメみたい。
上品で繊細なまとまりのワインなので、痛んだ油のような匂いがするレトルトソースには合わないんですね。
まだ、バターやオリーブオイルと混ぜただけのパスタの方が合いそうです。
それにしてもこのワイン、フランスの真似でも、グローバルワインのテイストでもない、イタリアワインのしっかりした個性を持ってますね。
あえて文句を言うと、ずっと印象が変わらないってところですが、それでもグラスに手がのびます。
飲み口といい、香りといい、とても幸せを感じるワインです。
■楽天ショップへのリンク
ステファノ・マッソーネ ガヴィ “サン・クリストフォロ” [2008] 税込 1,880 円 送料別
※サイトより引用
約10haの畑でコルテーゼ種のみを栽培している小さな生産者です。
マッソーネでは、カヴィの特性を最大限に表現する為にその収穫に細心の注意を払い、最終的に瓶詰めされるのは全収穫量の半分にも満たない量となります。
雑誌「一個人」12月号 特集“2,000円以下の極旨ワイン大賞”にてイタリア白ワイン部門で第5位になりました!
サン・クリストフォロの畑は南向きの粘土質土壌の斜面で、1977年に植えられたコルテーゼから造られる、ミネラル豊かな深い味わいが特徴です。
2010/02/02
ヴィノシティ NV
ヴィノシティ NV
VINOSITY NV
チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明
リカーランドトップで、398円で購入。
【外観】
深い透明感のある、濃いガーネット。
色調は青みが強い感じで、フチはマゼンタ。
小さな気泡も多く見られる。
粘性は弱く、サラッとしている。
【香り】
フレッシュなぶどうジュース香。
カラメルのような焦げ臭。
茎のようなグリーン系のハーブ香。
グラスを回すとイチゴの印象。
ヌーボーっぽい、マセラシオンカルボニックをイメージさせる香り。
【味わい】
スーパーライトな飲み口。
残糖をわずかに感じるセック。
酸味は控えめだけど、しっかり締めている。
タンニンはほとんど感じない。
後味はキレイに消えるが、わずかに舌が乾くイメージ。
水っぽい感じはあるが、後味は悪く無い。
軽くて水ぽいワインではあるが、嫌な要素はあまり無い。
余韻はほとんど無い。
【総評】
香りを掻いだときは、ぶどうジュースのような飲み口を想像してましたが、意外とドライな飲み口で、ちゃんとワインになってます。
ものすごくライトで、何かで水増ししたような印象はあるものの、水っぽさはそれほど感じません。
嫌味な要素がほとんど無いので、批判のしようがない、みたいな感じ。
まさに食事の時に、水がわりに飲むようなワインですね。
これはこれで、結構いけるんじゃない、って思い始めました。
カミさんに意見を聞いたら、「生っぽいね、ヌーボーみたい。後味は水っぽい。498円?」ですと。
398円なので、わずかにコストパフォーマンスが高いですが、まあズバリ言うとそんな感じ。
確かに、時期はずれのヌーボーを飲んでるみたい。
ちなみにリカーランドトップのホームページから引用すると・・
超低価格チリワインが入荷!フレッシュでフルーティー、しっかりした果実味もあります。
このワイン、意外と真面目な印象があるので、ただフルーティって感じではないですね。
ワインとしての筋が通ってるというか。
単調で、カジュアルな飲み口ですが、意外と飽きません。
ついついグラスに手がのびる。
今日の晩ご飯はハヤシライス。
完全に負けますが、後味をサッパリしてくれる、という点では良く合います。
ライトで辛口のワインなので、食事には合わせやすいかも。
タンニンも意外としっかりしてるので、脂との相性もいいですね。
軽いのでマカロニサラダも、ソツなくこなします。
野菜のスープもちょっとスパイスを効かせれば良く合います。
このワイン、二人で飲んでるとあっという間に無くなりますね。
ホントにアルコール度12%もあるの?って感じ。
平日に飲むにはいいかもしれません。
今のところ、激安ワイン(400円前後)のトップは、ジャスコのドンシモン・セレクションで、ダイエーオリジナルのタコネスも追随していますが、このワインもかなりいい線いってますね。
好みの問題で、ドンシモン、タコネスよりもヴィノシティの方が美味しいって人もいると思います。
ただ、ひとつ気になるのが、ラベルデザインの悪さ・・・
カミさんも「何これ、紹興酒?、中国のワインみたい」って言ってましたが、ラベルデザインがイマイチなんですよね。
特に女性には受けないんじゃないでしょうか。
あと、スクリューキャップも開栓時に破損しました。
課題はいろいろありますが、庶民の味方のワインであることには間違いありません。
激安ワインのトップクラスにあるワインだと思います。
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