メルシャン ビストロ(白) NV
Mercian Bistro White NV

日本:輸入ぶどう果汁、輸入ワイン使用
アルコール度:11%
ぶどう品種:不明
グルメシティで、特売298円で購入。
【外観】
ややグリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色調は単調で、小さな気泡が多く見られる。
輝きは弱めだが、艶っぽさはある。
クリーンで健全な外観。
粘性は弱く、さらっとしている。
【香り】
酵母の香り。
醗酵香。
少し日本酒のようなアルコール臭。
ちょっとミネラル感。
グラスを回すとチーズのような醗酵香が強くなる。
果実香は控えめで、スモーキーなグリーン香が少し混ざる。
【味わい】
残糖を多く感じる、中口。
スーパーライトボディで、後味はスッキリしているが、ちょっとエグ味が残る。
少しアルコールが浮いている印象で、ひょこひょこアルコール感が顔を出す。
甘さもわりとあるが、ベタベタした感じはなく、飲みやすい。
アルコール度も低め。
酸味が効果的に効いていて、スッキリ飲みやすいバランスを作っている。
香りではあまり感じなかった果実感もある。
【総評】
伝統的な日本のワインの文化を引き継いでますね。
昔の日本のワインってみんなこんな感じでした。
でも多分、格段に飲みやすく、クリーンになっていると思います。
しかも考えられないくらい安いし。
この価格のワインに文句を言ってはいけませんね。
カミさんにブラインドで飲ませて、生産国と値段を聞いてみたら・・・「えっ、何これ、甘ー。日本のワインで、498円。」
ビストロって大体398円くらいで売っているので、やや高めの評価(?)でしたが、大体合ってます。
何か日本のワインって感じよね~、といいながら、結構がぶがぶ飲んでました。
ビストロってもちろんワインとしては最低ラインにあるんですけど、憎めないキャラクターなんですよね。
この超低価格がすべてを許させてしまう、という効果もあります。
飲み口にフレッシュな果実感がふっと出るのですが、これはきっと果汁を混ぜているんでしょうね。
このあたりは、昔の日本のワインになかったアプローチです。
コストパフォーマンスとして捉えると、かなり高いと思うのですが、最近のデフレで、超低価格ワイン戦線もだいぶ変わってきました。
個人的には超低価格ワインのトップを走るのが、ジャスコの398円ワイン、ドンシモン・セレクション。
ビストロをドンシモン・セレクションと比べるとワイン的には完敗ですね。
でも好き嫌いでいくと、ビストロの方が美味しいと思う人もかなり多いのではないでしょうか。
キャラクターが全然違いますからね。
長い間、安定してこの価格でワインを提供出来るという点では、ビストロにかなうワインはありませんね。
平日に気兼ねなく開けるには最適な一本ではないでしょうか。
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